アテネオリンピックの女子バレーボール予選リーグで
日本は韓国と対戦した。
前回の韓国との試合で余裕を持って勝利しているだけに
この試合に勝って決勝リーグへの道を掴んで欲しいものである。
しかしながら、試合が始まってみると明らかに日本が弱い。
韓国が強いのではなく、日本が弱いのである。
前回の試合の様な切れもパワーもなく
韓国に点を取られていく。
結局、なんとストレートで負けてしまった。
先発で、私が押していた杉山が出たのだが
あの目の覚めるようなスピードのブロード攻撃は影を潜め全く通用しない。
これなら大友の方が良いかもしれない。
どうも世間の評価は大友が良いとされているが
個人的にはスピード感溢れる杉山のプレーの方が好きである。
そして、大山である。
こちらは安定して強い。
唯一ガンガン決まる選手であった。
メグカナと呼ばれているが、今大会では栗原は不調気味で安定しない。
大山もそこまで安定感溢れる選手では無かったが
アテネ予選やワールドグランプリを見ていると安定して来ている様に思える。
なぜ、大山でなく栗原を中心にチームを組むのか。
柳本監督のみが知る事であるが、少々疑問である。
栗原が悪いのではなく、メグカナの両方で攻めればもっと良い結果が
得られそうな気が、素人考えながらあるのだが。
試合には負けたが、これで大山の強さが再認識された試合だと思われる。
これでメダルが消えたわけではなく、最後のケニアとの試合に勝てば
決勝リーグに進出することが出来る。
ここまで来たからにはケニアに勝って決勝に進出して欲しい。
この日本代表の元気のなさも、苦しい予選リーグを打ち勝って勢いが付けば
決勝リーグであの最強の日本代表が甦るかも知れない。
今まで強い代表チームを示してきただけに、勝ち負けではなく
不完全燃焼で終わってしまうのは非常に忍びない。
是非とも頑張って欲しいモノである。