プロフィール
ディスコグラフィー(参加CDなど)
ライブスケジュール
使用機材
試聴室
コラム
コラム(Blog)
音楽検定
ギャラリー
ダウンロード
掲示板
リンク
メッセージはこちらから
Topページへ ダウンロード ギャラリー メッセージはこちらから リンク 掲示板 音楽検定 レポート コラム(Blog) 試聴室 使用機材 ライブスケジュール ディスコグラフィー(参加CDなど) Topページへ プロフィール Topページへ Topページへ プロフィール Topページへ プロフィール プロフィール ディスコグラフィー(参加CDなど) プロフィール ディスコグラフィー(参加CDなど) プロフィール ディスコグラフィー(参加CDなど) ライブスケジュール ディスコグラフィー(参加CDなど) ライブスケジュール ディスコグラフィー(参加CDなど) ライブスケジュール 試聴室 ライブスケジュール 使用機材 ライブスケジュール 使用機材 試聴室 使用機材 試聴室 使用機材 試聴室 試聴室 コラム(Blog) 試聴室 コラム(Blog) 音楽検定 レポート コラム(Blog) レポート コラム(Blog) レポート 音楽検定 レポート 音楽検定 ダウンロード 音楽検定 ギャラリー 音楽検定 ギャラリー ダウンロード ギャラリー ダウンロード ギャラリー ダウンロード ダウンロード ダウンロード 掲示板 掲示板 リンク 掲示板 リンク 掲示板 リンク メッセージはこちらから リンク メッセージはこちらから リンク メッセージはこちらから メッセージはこちらから メッセージはこちらから

メイン

Sports アーカイブ

2004年07月21日

日本対韓国

アテネ五輪のサッカーの壮行試合が行われた。
前回のワールドカップで底力を見せつけた
ライバル国が相手なだけに、壮行試合と言えども
全く気の抜けない面白いカードである。
先日のワールドカップ親善試合の日本対オマーンの
試合では勝ちはしたモノの、ディフェンスの問題点が
非常に目立っていただけに、こちらの日本代表が気になるところである。
結果は引き分け。
韓国相手に負けなかっただけ良しとするのか?
本来なら勝てた試合だったのではないだろうか。
アテネの日本代表は、ディフェンスの弱さが目立った
ワールドカップの日本代表とは全く逆の結果だったと思われる。
ディフェンスは闘莉王などが良く守り、チュニジア戦でチョンボをした
GKの曽ケ端も素晴らしいセーブをするなど、良く防いでいた。
しかしながら、オフェンス陣の連携が良くない。
決定的なチャンスがありながら決めることが出来ない。
高原不在の中で、連携が乱れているのであろうか。
やはりこの様な時にベテランの力は大きいと考えられる。
是非とも調整して、次の試合に臨んでもらいたいものである。

2004年07月22日

日本対ブラジル

韓国で行われている女子バレーボールのワールドグランプリ予選で
日本はアテネの初戦で当たるブラジルと決戦した。
アテネでの前哨戦と考えられるこの試合は非常に大事な試合である。
結果から言えば、負けてしまった。
しかしながら、前回から比べて日本代表の攻撃パターンが
大幅に増えていることに注目したい。
これまでは勢いに乗れば勝てたが、やはりアタッカーへの負担が大きく
試合がもつれて長時間になったり、主要アタッカーの体調により
チームの力が大きく揺れるという弱点があったが
攻撃パターンが増えたことにより、その弱点を克服しつつあるようである。
ただ、またこの進化は実験段階と言わざるを得ないだろう。
攻撃パターンが増えたとは言え、新たな攻撃に切れがない。
有効な攻撃は幾つもあり、将来性を見いだすことが出来たが
まだ世界に通用するモノではない。
おそらく今後、精度をあげてその攻撃のバリエーションを工夫すれば
日本はまだまだ進化しそうである。
特に大山のストレート攻撃は非常に豪快であり
相手に与える精神的影響も大きいだろう。
今後の試合で進化する日本代表が見られることを期待したい。

2004年07月23日

日本対キューバ

日本女子バレーのワールドグランプリ予選で
日本は世界ランク6位のキューバと対戦した。
世界に通用するかを試す意味でも興味深い試合である。
しかし、世界の壁は厚かった。
残念ながらストレート負けを喫してしまった。
ただ、今回の負けは個人的にはチームで負けていた気がしてならない。
というのも、小さなミスや連携ミスなどの
チームとしての力が落ちていた気がする。
つまり、本来の日本の本来の実力が出ていないのである。
ただでさえ身体能力の高いキューバとの対戦なだけに
チーム力が落ち着かない状態では勝てるはずもない。
キューバというプレッシャーから気持ちの面でも
少々気後れがあった様にも見える。
しかしながら、収穫もあったのではないだろうか。
特に栗原が未だ不調のなかで、今日のベテラン吉原の
相手を見透かした巧みなフェイントや
杉山のブロード、木村のアタックなど、有効な攻撃のバリエーションに
ますます磨きがかかっている気がする。
これで一次予選敗退が決定してしまったが
この負けは次につながる良い試合であったと考えて良いかも知れない。
是非とも次の韓国戦に期待したい。

2004年07月24日

日本代表のダブルヘッダー

女子バレーワールドグランプリ予選最終戦の日本対韓国。
そしてアジア最強国を決定する男子サッカー
ASIAN Cupの予選日本対タイの試合が行われた。
一日に2試合も日本代表の試合を観戦できるとは
非常に嬉しい限りである。
まずはバレーだが、昨日のキューバ戦を見てしまったからか
ライバル国であるはずの韓国が非常に弱く見える。
日本は大山を温存しての布陣だっただが
あの攻撃で入ってしまうのか?という場面が幾度もあった。
キューバ相手なら絶対に止められてしまいそうな攻撃が
易々と決まってしまう。
また、その逆も同じく相手の攻撃も遅く感じてしまい
その程度なのか?と思ってしまった。
キューバがあまりに強かったのだろうか。
それとも韓国が手の内を見せまいと力を落としているのか。
何とも言えない試合だったが、結果は勿論日本の勝利である。
ワールドグランプリでは散々な成績の日本だったが
アテネ五輪と非常に近い戦いなだけに
自分たちの手の内は見せられない。
そのためこの様な成績に終わったと考えて良いだろう。
だとすると、それは他国も同じなわけで
キューバのような作戦よりも身体能力の高さに
モノを言わせるチームではない日本や韓国などのチームからしてみれば
今回のワールドグランプリは非常に辛い戦いとなった。
しかし、逆に良い調整が出来たとも考えられる。
アテネでの日本代表の本当の実力に期待したい。

さて、一方のサッカーであるがワールドカップで勝つには
少なくともアジアではどの国にも負けは許されない。
アジアで頂点を取れなければヨーロッパのサッカー王国には
勝てるはずもないからである。
日本の前に試合をしたイランとオマーンが引き分けたため
この試合に勝てば決勝リーグ進出という大事な試合となった。
いつもと違い前半から非常に飛ばし
オフサイドで幻のゴールとなったが、前半の早い時間から
得点チャンスをモノにしかけた日本だったが
その後でタイに先制され、一時はどうなるかと肝を冷やした。
すぐに中村の芸術的フリーキックで同点にするも
前半は同点で折り返した。
後半になり、体制を立て直した日本は次々に得点し
終わってみれば4対1という大差で勝利を収めた。
しかしながら、この試合は決して簡単な勝利ではない。
現地は35度という異常な暑さ。
この気候は圧倒的にタイに有利である。
そして戦争の傷跡が生んだ中国サポーターの日本ブーイング。
選手は本当にやり辛い状況だっただろう。
この重慶という場所は戦時に日本が無差別爆撃をしたことで
中国側からしてみれば日本が活躍するのは気分が良くない。
幸い、試合中のトラブルなどはなく問題はなかったが
この様な理由が原因のブーイングは心が痛い。
政治に干渉する気は無いが、両国の良い関係を期待したい。
悲しい話はさておき。
これで日本は決勝リーグ進出を決め
同時にアジアでのベスト8入りも決定したわけである。
この勢いで是非ともアジアナンバーワンの座を獲得してもらいたい。
明日のアテネ五輪のサッカー日本代表の試合も楽しみである。

2004年07月25日

日本対オーストラリア

アテネ五輪に向けての親善試合が行われた。
今回の相手はオーストラリア。
この日本代表の世代は今回のオーストラリアの
メンバー相手に二度も苦い思いをさせられているだけに
この試合に勝って気持ちよくアテネに行きたいところである。
試合が始まってみると、やはりオーストラリアの選手は
ガッチリとした体をしており、あたりが強い。
何度も日本の選手が弾き飛ばされてしまっていた。
前半はお互いに得点無しで折り返し、勝負の後半である。
後半もお互いに一歩も譲らない展開だが
日本がボールキープをしている時間が長く
日本有利に見えた。
しかしながら、隙をついたオーストラリア勢に
見事に得点されてしまった。
その後も日本は最後まで攻めるも、結局負けてしまった。
個人的には今回の日本の攻め方は予想外であった。
非常にゴールに対してハングリーな姿勢で
絶えず優位に立っていたように見える。
今までのような様子を見てからと言った
立ち上がりの遅いチームではなかった。
パスカットなども非常に良く決まり、良い展開だった。
しかしながら、負けてしまった。
これは明らかに得点力不足である。
私としては平山を使う選手がいない事が
問題なのでは無いかと思う。
平山は背が高く、身体能力もあり
オーストラリア勢にも全く負けない体をしているのだが
どうも大久保や田中の様なファンタジスタ的な要素が
未だ欠けているように思われる。
その為、彼を自分の手足のように使う選手が必要だと思うのである。
大久保も、田中も結局はFWとしての選手であり
中田、中村の様なゲームメイクをするMFではない。
となると、この穴をどうすればいいのか?
私としては8月の合宿からチームに合流する
オーバーエイジ枠の小野に期待したい。
彼ならば身体能力の高い平山を使って
高さで勝負することが出来るかも知れない。
今回は試合に負けたとはいえ、非常に興味深い内容だっただけに
アテネでは期待が出来そうである。

2004年07月28日

日本対イラン

ASIAN CUPの予選最終戦が行われた。
既に決勝リーグ行きを決めた日本だが
相手はASIAN CUPを三度も制したイランである。
しかも、ワールドカップなどではいつも大きな壁として
立ちはだかる相手なので、是非とも勝って
決勝リーグに一位通過したいものである。
日本は前回の覇者なだけあって、やはり声援は
完全にイラン側に傾いている。
日本のサポーターが少しでも応援しようものなら
中国や、イランのサポーターから思い切り睨まれるという
サポーターまでやりづらい雰囲気であった。
試合結果は得点無しの引き分けであるが、今回の試合は妙である。
といのも、前半と後半の途中までは両国とも
非常に素晴らしい試合展開で見応えがあった。
特に川口のセーブはやはり神懸かり的で
日本の守護神というのに相応しいプレイであり
宮本を始め、DFも非常に良い動きであった。
出来ればFW陣、特に玉井あたりの得点が欲しかったが
再三良い所まで行ったものの、得点ならず致し方ない。
さて、何が妙なのかというと後半の終盤である。
イランとしては引き分けでも決勝リーグに行ける。
しかしながら、負ければ決勝リーグに行けない。
となると、攻めた隙をつかれて負けるより
守りに守って引き分けに持ち込んだ方が得策と考えたのだろう。
日本が自陣でボールを回していても
全くボールを奪いに来る気配がない。
何とも妙な風景であった。
幾つもサッカーの試合を見てきて、いわゆる自陣ゴールでの
パスワークによる時間稼ぎは見てきたが
それに反応しない相手というのは初めてである。
しかし、日本が自陣でパスを回す時のサポーターのブーイングは
物凄いモノがあった。
もし、相手がボールを奪いに来ているのに
パスを回しているのならまだしも、相手がボールを
全く取りに来ないのだから、これは仕方ない。
また、自分が応援しているチームがこの時間稼ぎをされると
非常に腹が立つモノだが、自分の応援しているチームが
この時間稼ぎをしている時の優越感は面白いモノである。
とにかく、これで予選リーグ一位通過を成し遂げ
移動なしで、このまま重慶に滞在しながらの決勝リーグなので
日本としては非常に好条件である。
是非とも前大会に引き続きアジアの覇者となってもらいたい。

2004年07月29日

日本の底力

ジェフユナイテッド市原対レアルマドリードの試合が行われた。
レアルはスペインリーグがもうすぐ始まるため
いわゆる調整もかねて日本にやってきている。
ベッカムが言うには、この高温多湿の気候が
調整には持ってこいなのだそうだ。
さて、試合であるが、なんとジェフが先制したのである。
FKでのゴールだが、見事であった。
しかしながら、その後同点に追いつかれ
後半にはラウルに見事にやられ、ロスタイムにも決められて
結局1-3で負けてしまった。
ただ、この試合で気づいたことが一つ。
Jリーグのチームはあくまで代表予備軍であり
日本代表の試合と比べると見劣りするものだと
個人的に思っていたのだが、そうでもない。
この所Jリーグの人気が落ちてきて
日本サッカー界を危ぶむ声もあるが、レベルは益々向上している。
今回のジェフが良い例だろう。
ジェフは代表級の選手が沢山いるとはお世辞にも言えない。
しかしながら、レアルはほとんどが各国の代表選手である。
いわゆるスタープレーヤーばかり。
ラウルやベッカム、非常に多くの代表選手が当たり前の様に在籍している。
そのチームを相手に、後半はやられたモノの
そのやられ方は見事なものだった。
というのも、2-1になった所でジェフは攻めに転じたのである。
思い切り点を取りに行って薄くなった所をやられたのだが
非常に気持ちの良い試合だったように思われる。
また、ディフェンス陣もレアル相手に失点は沢山あるものの
本来ならもっと取られても変ではなかった。
つまり、日本のクラブチームのレベルそのものが上がってきている。
普段はJリーグをテレビであまり放映しないため
見る機会が少ないが、これはプロ野球などよりも
格段に期待が出来るスポーツになりつつある。
おそらく、いわゆる野球世代の中年以上の世代が終われば
サッカーに日本が傾く日が来てもおかしくない。
次は東京ヴェルディとレアルの試合だが非常に楽しみである。

2004年07月30日

日本大勝利

サッカーの五輪日本代表で男女両チームとも壮行試合が
聖地国立競技場で行われた。
女子日本代表は世界ランク4位のカナダと対戦した。
実は私は女子サッカーを見るのは初めてであり
どのようなモノなのか知るよしもなかったのだが
今回の試合をみて非常に驚いた。
面白いのである。
しかも世界ランク4位のカナダ相手に3-0で完勝したのである。
私としては大谷と安藤が非常に良い。
得点に絡んだという事もあるが、男子に負けない
素晴らしいプレーの連続であった。
また、各選手の技術も良く、特にパスワークは素晴らしいモノがあった。
これはメダル圏内に十分いるという実感が沸く試合である。

さて、男子の方であるが、こちらも大勝した。
しかも相手はベネズエラのA代表。
つまり、年齢制限がない。
五輪の日本代表はいわゆるU-23なので
23歳以上の選手はオーバーエイジ枠という特殊な形で
限られた人数しか出場できない。
が、そんな事も忘れさせてくれるような試合で
圧倒的な強さで4-0で完勝である。
今回は前回の試合とは全く違う日本代表であった。
というのも、まずゴールに対してのハングリー精神がある。
特にFW陣のハングリーさが目立ったのではないだろうか。
MF陣のミドルシュートなどが功を奏し大久保や平山などが
楽にプレーしていた様に思える。
また、格段に変わった点として平山の使い方が上手い。
これまで高さはあるが頼りなかった平山だが
クロスの上げ方に向上が見られ、平山もプレーしやすくなったようである。
そして、そんな平山に刺激されるように大久保が芸術的なゴールをあげ
それに引き続き平山が得意のヘッドで、高松はダイビングヘッド。
極めつけに田中の素晴らしいミドルシュートである。
五輪最後の試合としては本当に素晴らしい試合であった。
これに小野が入ってゲームメイクをするのだから
日本はまた強くなる。
特に若い平山を使う周りの選手のセンスに期待が持てる。
平山はそれに応えるように確実なプレーをすれば良いのである。
これこそチーム一丸となった強さである。
スター選手が多ければ強いという事ではなく
チームでの強さを是非とも見せてもらいたい。

2004年07月31日

日本対ヨルダン&Live!

羽田Lunaticにて恒例エビバスLiveを行った。
今回は初の土曜日なのでメンバー一同気合いを入れて
新曲を多数引っさげてのLiveである。
観客のウケも良く、Happy Birthdayのハプニングもあり
良いLiveだったと思われる。

さて、サッカーのASIAN Cup準々決勝である。
日本対ヨルダン。
前回の試合から移動無しの日本は良いコンディションで
試合をすることが出来るので非常に期待していた。
ヨルダンという国の印象は、そこまで強い国ではないという
個人的印象なので、何だかんだで勝ってくれると信じていた。
しかしながら試合が始まってみると意外にも強いのである。
とにかくチームワークが良く、ボールキープが巧い。
これは気を引き締めていないと。。。と思っていたら
前半始まって10分過ぎくらいに左サイドから
あっと言う間にゴールを決められてしまったのである。
ただでさえ中国サポーターのブーイングで大変なのに
その上先制されてしまった。
これは日本としては痛いと思っていたら
その数分後に中村のFKを相手GKがはじいたボールを
今度は鈴木が詰めて同点である。
相手に先制された直後のゴールなだけに
これで日本はリズムに乗ることが出来た。
しかしながら、この後試合は動かず、延長戦にもつれ込んだ。
是非ともここで決めて欲しいと、ギャーギャー騒ぎながら
観戦していたのだが、とうとうそのままPKである。
PKという場面は選手の精神状態がそのまま現れるものである。
つまりは、この大ブーイングの中でのPKは
日本にとって今まで最大の苦難と言うわけである。
PKで不利なのは解っていただけに悔やまれるが仕方がない。
こちらには守護神川口能活がいるだけに心強い。
さて、PKが始まって一人目は中村である。
ここは安心だと思っていたら、、、外した。
まるでEuro2004のベッカムそっくりの軌道である。
足場を踏み固めたにもかかわらず中村の軸足の芝生が
浮いて滑ってしまったのである 。
確実な選手なだけにもったいない。
ヨルダンが決めて次は三都主である。
是非ともここは豪快に決めてリズムを戻して欲しいところである。
中村と同じ左利きなので今度はしっかりと足場を踏み固めて
プレーに臨んでいたのだが、、、、外した。
既にPKのキックマークの右側の芝生が完全に浮いてしまっている。
ここで宮本が審判に抗議しにいった。
少々もめた後で、ゴールサイドを変更し
それまでの経過は継続しての続行となった。
最初にゴールサイドを決めたのは日本。
つまり本当は最初のゴールサイドの方が日本としてはやりやすかった。
と言うのも、最初のゴールサイドの方が中国サポーターの数が
正面において少なかったのである。
2人目のヨルダンの選手も決めて、3人目は両チームとも決めた。
これで日本は敗色濃厚となり、私も半泣き状態である。
4人目は日本は中田が決めて、ここで止めなければ負けである。
今大会にかかわらず、川口は神懸かり的なセーブがあるだけに
もう本当の神頼みである。
と、、、、止めた。
素晴らしいセービングである。
川口さん。あんた神だよ。
この大ブーイングの中でのこのプレイは本当に素晴らしい。
最後の日本のPKは鈴木がしっかりと決めて、もう一度正念場である。
このPKも止めなければ日本は負けである。
は、、、、外れた。
いや、もし枠に入っていても川口が飛んだ方向が全く同じで
しかもタイミングもドンピシャだったので止めただろう。
本当に神懸かりなPK戦はいよいよサドンデスに入った。
さて大事な一本目は中澤である。
ゴールの枠には行っていたのだが、、、止められた。
これでまたピンチにたった日本である。
奇跡はそう何度も起こるモノではない。
しかしながら最後の希望を持って見ていると
と、、、、、と、、、、、、止めた。
川口が横っ飛びで素晴らしいセーブである。
もう一生付いていきます。。。。
そして7人目はキャプテン宮本。
ここは安心していたら、やはり決めてくれた。
やはりDFでキャプテン。冷静である。
そしてヨルダンの番であるが、、、、、外した。
この時点で日本の準決勝進出が決まったのである。
ここだけの話、本当に泣きました。
こんな素晴らしい試合は一生に何度も見られる試合ではない。
ドーハの悲劇とは逆の本当に素晴らしい白熱した試合である。
両国に賛美の言葉を贈りたいところだが、言葉にならない。
この試合を見逃した人は本当に損をした。
それほどの凄い試合であった。
本当にサッカーの全てがこの一試合に
凝縮されていると言っても全く過言ではないだろう。
この勢いで是非とも次の準決勝を勝って欲しいモノである。

2004年08月01日

Los Mascaras Live & 驚愕のレアル

DolphyのマスターであるSayrockさん率いる
Los MascarasのLiveを見に行った。
結成11年目という非常に息の長いBANDなだけに
メンバーの息がばっちりとあった良いLiveであった。
Sax、Guitar、Bass、Drumsという4ピースで
Funk,Soul系の曲をガンガンに演奏している。
私はというと一応楽器を持参するように言われたので
Altoを一本提げて見に行った。
おそらくアンコールか何かで吹くのかと思っていたら
一部の3曲目からいきなりのお誘いである。
Soul Danceという曲に参加させて頂いた。
バックの息がぴったりなので非常に心地よい。
次はアンコールでの出演となったが、そちらではSayrockさんと
バトルで大いに盛り上がり、観客の皆様にも
ご好評頂き、嬉しい限りである。
場所は横浜の山下町の日本大通りにあるSALAというお店だったのだが
ここのマスターは以前Dolphy Sessionで私を見て
既に知っていたらしく、こちらも嬉しいモノであった。

さて、サッカーであるがレアル銀河軍団の
日本ツアー最終戦で東京ヴェルディと対戦した。
前回のジェフ市原の試合で、日本のクラブチームが
非常にレベルが上がって来ている事は述べたが
・・・すいませんでした・・・・。
レアルが本気を出しました。。。
強すぎます・・・・。
特にジダン。
あれは反則。
前半開始してすぐに、必殺のマルセイユターンで
DFを抜き去り、GKにまで丁寧にきっちりフェイントをかけての
鮮やかすぎるスーパーゴール。
そしてそれを見たロナウドもスーパーゴール。
前半で既に強さを見せつけて2-0である。
前回の試合は何だったのだろう?
確かに前回の試合はジダンもロナウドも出ていなかったが
特にジダンが出てきただけでここまでチームが変わるとは・・・。
後半にはフィーゴとオリエンテスまでゴールを決めて
もう攻撃陣は文句なし。
後半のオリエンテスのゴールなどは、ハーフウェイラインを越えてから
GKどころか、DFまで誰も反応出来ずにゴールされる始末。
というのもフィールドを一杯に使ったパスワークで
DFがボールに狙いを定める前に右に左にパスを回し
まるで日本の選手はただの練習のコーンと化していた。
そして、ゴールこそ無かったが、ベッカムとロベカルの二人。
あのピンポイントのパスは素晴らしい。
ジダンやロナウドなどの最強の点取り屋達の
滅茶苦茶狭いピンポイントの場所にぴったり落としてくる。
またこれは全選手に言えることだが、ボールの飛距離が違う。
完全にボールに対してジャストミートしているのである。
ロナウドなどハーフウェイラインより10メートル以上前の
自陣から日本のゴールを狙ってきた。
GKがあと数歩出てきていたら入っていた。
そう、自陣から既にGKの位置を見据えて、しかもその距離から
シュートするだけの技術をもっているのである。
もう凄すぎます。
何がこうまで違うのか?
それはもうトラップの一言に尽きる。
普通ならトラップした後は少々プレーが乱れるので
そこを付け狙ってボールを奪われたり
そのすぐ後のドリブルで奪われたりするのだが
レアルの選手は皆、ワンタッチで完全にボールの勢いを
殺して次のプレーに既に入っているのである。
つまりゴール前でボールが渡ったらワンタッチで
既に前を向いてシュート体勢に入れるのである。
やっている事はキャプテン翼そのもの。
他にも自分のスペースが狭い事が挙げられる。
本当に足が振れるスペースがあれば十分にプレーしている。
日本のプレーヤーなら皆パスを出して逃げてしまうところを
シュートなり、ドリブルなりで前を向いて攻めてくる。
これらの事が重なり、相手の予想とは全く逆の動きが可能となる。
つまり、相手が「ここはパスしてくるだろう」という予測の元で
パスコースをカットしに行った時にはドリブルやシュートと言った
相手の予測に反する動きが生まれ、そこから大量のゴール。
やはり日本サッカーが発展するまでの道のりは遠いかもしれない。
ただ、これらの選手に混じって中田や小野、川口などの
素晴らしい海外組のプレーヤーも生まれている事は確かなので
今後は期待の目でJ-リーグを応援しても良いのではないだろうか。

2004年08月03日

日本対バーレーン & Lantern Session

Lantern恒例のSessionに参加した。
今回はVocalとSaxが異常に多く
特にSaxは何と5人である。
もう面白いので2回ほど5人全員での
大演奏となり、大いに盛り上がった。
その他では、実は人数が少なく
後半は本当に少人数でのSessionとなった。
しかしながら、非常に良い演奏が数多くあり
中身の濃い、良いSessionだったと思われる。

さて、ASIAN Cup準決勝。
日本対バーレーンの試合である。
今回もSessionで出かけなければならないので
残念ながら録画での観戦となった。
とにかく気を遣うのがサッカーに関する話題である。
もしリアルタイムの話を聞いてしまったら元も子もない。
何とか情報をシャットアウトして即観戦となった。
相手は今大会で非常に得点、失点共に多く
また、休みも日本より一日多いため
気をつけて試合に望まなければならない。
試合が始まって、何とか今回こそ先取点を取りたかったが
要注意人物であるフバイルに先制されてしまった。
ケアしていた人物に点を決められただけに痛い所である。
その後で信じられない事が続発した。
審判が完全に観客の勢いに飲まれて
最低の判決をし始めたのである。
前半終了間際で遠藤とバーレーン選手の接触の時に
遠藤が相手を振りほどいた事がファウルと見なされ
何と一発レッドで退場を食らってしまったのである。
VTRを見れば一目瞭然である。
遠藤の手や肘などは相手の顔には触れておらず
完全に演技である。
誤魔化されたとしても、ただのファウルであり
明らかなミスジャッジである。
この悪い雰囲気のまま、前半は終了。
そして後半が始まったのだが、ここで日本が立ち直った。
後半開始直後、中村のコーナーキックから中田が
ヘディングで見事に同点のゴール。
その後すぐに今度は玉田が非常に難しい角度から
強引に一気にシュートに持って行き
これが本当に芸術的なゴールとなった。
これで攻めつつ集中して守って行きたい場面だが
後半の中盤でまたもやフバイルに決められた。
その後、後半終了近くで日本のDFが左右に振られ
穴が空いたところを、またもや決められついに逆転。
さすがの私もガックリ来てしまったが
何とか持ち直し観戦を続ける。
と思っていた矢先、後半終了間際で
三都主からのクロスを中澤がボンバーヘッドゴール。
本当にたたき落とす迫力あるシュートであった。
さすがボンバーヘッド。
これで試合は振り出しに戻り、延長戦へと突入する。
延長戦に入ると、両チーム共に確実に疲れが見えて
本当に辛そうな戦いである。
そんな中で延長前半開始3分の所で
この試合走り回って疲れているはずの玉田が
カウンターからDF数人を振り切り、GKと1対1となり
落ち着いてゴールを決めて、ついに勝ち越しとなる。
その後、焦ったバーレーンがファウルを連発し
ついにバーレーン選手にも退場者が出てしまい
これで両チームともハンデ無しの戦いとなった。
結局、延長戦は前後半共に得点はなく
日本が先日の激戦にも勝るとも劣らない
激戦を制しての決勝進出となった。
しかしながら、最初の遠藤の不可解なミスジャッジの他にも
今回の審判は酷すぎる。
鈴木などは何度もファウルを受けながら
逆に鈴木のファウルを取られたり
その他の選手にも確実にPKという場面や
選手が倒れている場面でも笛を吹かない。
審判と言っても人間であるが、今回の試合は酷い。
観客のほとんどは中国人である。
もし、これが日本対中国の試合ならば
そのサポーターの勢いに多少飲まれる事があっても仕方ない。
しかしながら、今回の相手はバーレーンであり
観客のほとんどは日本が負けさえすれば
どうでも良いという考えのサポーターがほとんどである。
これをサポーターというかも微妙である。
彼の審判生命は決して良いモノにはならないだろう。
日本はこの様なただでさえアウェイの中で
審判にまで見放されていた状況で
本当に、本当に素晴らしい勝利を手に入れた。
こんな素晴らしい試合を連続で見ることが出来るのは
もう一生で今回限りかも知れない。
この試合で日本代表は確実に大きな一歩を学んだだろう。
これで大きく日本サッカーが前進した事は確実である。
後は、泣いても笑っても決勝戦のみ。
決勝の相手は・・・・何と中国。
サッカーの試合中はもちろんのことだが
サポーターの暴動など、非常に心配される部分が多い。
特に優勝した時は怖い。
とにかく無事で、そして勝って日本へ戻って来て欲しい。
頑張れニッポン。

2004年08月06日

本当に過激?

明日いよいよASIAN Cupの決勝戦が行われる。
ご存じの通り、開催国である中国と日本との対戦である。
異常な反日感情を持つサポーターが数多い中国だが
日本は今までも大ブーイングの中で、不利な試合を
勝ち抜いてきた。
しかしながら、決勝戦は勝手が違う。
なぜなら、今までは相手チームは中国ではないからである。
今回はその大ブーイングを起こしてきた中国との対戦。
となれば、今までで一番のブーイングの中で
試合を行うことになるのは容易に予想できる。
国歌斉唱中にブーイングを起こすなど
マナー違反が目立つ中国サポーターであるが
反日感情があるとはいえ、本当に過激な存在なのか?
個人的にはその可能性は否定できないが
周りが言うほどの存在ではない気がする。
国歌の邪魔をするなど、日本という国家に対しては
サッカーのマナーとしては異常な違反をしているが
試合を妨害したり、モノを投げるといった
イギリスやイタリアのリーグに良くある様な事で
大きな事件は今のところ無い。
確かにこの試合で世界ランク51位の中国に
世界ランク20位でアジアトップの成績の日本が
勝利する可能性は高いが、もし勝っても
暴動などの騒ぎにはならない気がしてならない。
おそらく、日本が優勝しても何ら歓声が上がらないなどの
その手の状態にはなるだろうが、大事には至らない気がする。
私としては、この暴動をおそれるよりも
イランと対戦しなければならない事を考えた方が
よほど驚異である。
イランは過去3度も優勝しており、日本が負けないとも言い切れない。
明日の決勝戦は是非とも頑張ってもらいたい。

2004年08月07日

決戦!!!日本対中国

ASIAN Cup決勝戦、日本対中国の試合が
北京でついに行われた。
相変わらずの国歌斉唱中のブーイングなど
中国サポーターのサッカー観戦のマナーは酷い。
そんな事を涼しげに日本代表はやりすごし
ついに決勝戦の火蓋が切って落とされた。
先制は前半20分で中村のFKを鈴木が折り返し
そのボールを福西が頭で押し込みゴール。
何とも美しいゴールであった。
その10分後に、左サイドから攻め込まれ
中央に折り返しての中国のゴール。
これで試合は振り出しに戻ってしまった。
このまま前半は終了する。
試合を見ている限りでは、日本が優勢に見えたが
中国のカウンターは非常に危険であり
今まで負け無しの相手とはいえ、全く気を抜けない。
しかしながら、中国サポーターに飲まれて
審判のジャッジも前の試合に引き続き酷いモノである。
中でもスローインからのオフサイドはルール上あり得ない。
つまり、スローインからはオフサイドは取られないルールなのに
ルールを曲げられ、スローインからのオフサイドを取られた。
他にも、決定的なファウルを流され、不公平なジャッジである。
さて後半であるが、またもや20分くらいの所で
中村のコーナーキックから中田が体で押し込みゴール。
このゴールだが、中国側は中田のハンドを主張した。
ビデオで見ていると、ちょうど肘のあたりに当たっている様にも見える。
しかしながら、左腹部にも当たっている様にも見える。
個人的にはもし目の前に審判がいたらハンドを取られていたと思う。
しかし、これだけ酷いジャッジやアウェイの中で試合をして
かつ、これまでの中国とは関係の無い試合の時にまで
酷い扱いを受けて来たのだから、これくらいは良いだろう。
その後も再三中国が日本ゴールを脅かすが
守護神川口のスーパーセーブにより得点を許さない。
そして後半のロスタイムに玉田がディフェンスとGKを
素晴らしいスピードとフェイントで抜き去りゴール。
これで、先程のゴールが幻だったとしても文句は言えない。
完全に日本が中国を突き放した。
そして試合終了のホイッスル。
ついに栄光のASIAN Cup2連覇を成し遂げたのである。
これで日本は3度ASIAN Cupを優勝したことになる。
最後の方ではさすがの中国サポーターもモノを
フィールドに投げ込むなどの行為があったが
大事には至らず、無事に事なきを得た。
今大会では本当に素晴らしい選手が沢山いた。
GKの川口は勿論、DFの宮本、ボンバーヘッド中澤
MFやFWも中村、玉田と素晴らしい活躍を見せた。
特に今大会私のお気に入りは川口、中澤、玉田である。
あなた達は神様です。
そして、このメンバーに平山や大久保、そして中田英寿も
ワールドカップには参加する可能性がある。
この布陣は非常に強力である。
是非とも今後の日本サッカーに期待したい。
本当に素晴らしい大会であった。
有り難うニッポン。

2004年08月11日

日本対スウェーデン

アテネオリンピックの開幕より前に
女子サッカーの予選が始まった。
男女ともにサッカーは開幕よりも前に試合が開始される。
日本の女子日本代表はFIFAのランキングで13位。
対するスウェーデンは4位とランクの上では少々差がある。
しかしながら、日本は親善試合で同じく世界のトップレベルの
カナダを下しており、非常に期待の出来る試合である。
試合が始まってみると、案の定日本が強い。
非常に安定したプレーと高い集中力で一気に責め立てる。
立ち上がりはスウェーデンのあたりの強さに戸惑ったものの
すぐに立て直し、前半24分に日テレの荒川が見事に決めて
先制のゴールをあげた。
そのまま試合は動かず後半へ。
後半も安藤を投入し攻めに転じるが、スウェーデンの猛攻にあい
危なくなったところで、安藤を下げて守りを固める。
そしてそのまま、念願の初勝利である。
これで日本は決勝リーグ行きをほぼ確実なモノとした。
このまま一気にメダルを取って欲しいものである。

2004年08月12日

日本対パラグアイ

なでしこジャパンに引き続き、いよいよ男子サッカーの
予選が開幕式よりも先に始まった。
日本の初戦の相手はパラグアイ。
実はパラグアイはFIFAランキングでは
日本の20位に対して22位と格下なのである。
しかしながら、このパラグアイは地域予選で
何とブラジルを破っての出場であり、非常に要注意である。
おそらく単にランキングだけで図れる相手ではないのは
容易に想像が出来るだろう。
試合が始まってみると、日本の動きが鈍い。
先制点を取っておきたい日本だが、何とも立ち上がりが悪い。
と思っている所で、あっと言う間にサイドからスルスルと
抜けられて先制点をもぎ取られてしまった。
守りの堅いパラグアイなだけに痛い失点である。
しかし前半20分を過ぎたところでPKをもらい
それを小野がしっかりと決めて同点。
これで喜んだのもつかの間、今度は同じ様な形で
ペナルティーエリアのギリギリの所で相手にFKを
与えてしまい、それを決められ、またも1点差となってしまった。
そしてその後も、サイドからまたも抜けられて追加点を許し
前半は1-3と酷い内容であった。
特に日本が1点を取った後、また点を取られたあたりから
圧倒的に動きが悪い。
後半に期待したいところである。
さて、後半が始まって10分前後の所で、またもやPKを得た日本。
前半と同じく小野がしっかりと決めて1点差。
この早い時間に得点出来たのは非常に大きい。
相手も少々リズムを崩していた。
しかしながら、またもやディフェンスの隙を突かれて得点を許す。
これでまたもや2点差。
ただ、前半と違い、日本はペースを乱すどころか
ますますペースをあげていった。
その甲斐あって、後半35分くらいの所で
やっと流れの中から大久保のゴール。
素晴らしい。
頼れるFWである。
これで1点差とし、その後も再三素晴らしいチャンスに恵まれるが
それを生かすことが出来ず、アテネ男子サッカーは敗戦からの
スタートを切ることになってしまった。
しかしながら、私の見解としては日本は強い。
パラグアイのディフェンスから3点をもぎ取った実績は評価出来る。
3点の内2点はPKであるが、流れの中でも非常に決定的な部分が
多々あり、これは今後の試合に期待できる。
そして、幸いなことに同グループのイタリア対ガーナは引き分けと
これで日本にも十分可能性が残されている。
是非とも今後の男子サッカーに期待したい。

2004年08月14日

金メダル

開会式が終わり、アテネオリンピックが始まった。
初日から既に柔道の谷、野村両氏が金メダルを獲得している。
谷は2大会連続、そして野村は3大会連続と前人未踏の
素晴らしい成績である。
両者共に決勝戦は残念ながら一本勝ちではなかったが
内容は面白く、楽しめるモノであった。
さて、他にも女子サッカーだが、残念ながらナイジェリアに
惜敗してしまった。
身体能力では完全に上のナイジェリア相手に先制を許してしまい
0-1とされてしまい、非常に苦しい試合であった。
得点チャンスは圧倒的に日本が多く何度もナイジェリアの
ゴールを脅かしていたが、残念ながら得点ならず
そのまま1点差で負けてしまった。
しかし、日本は勝ち点3を獲得しているため決勝リーグに
進出できる可能性は高いと言える。
今度のナイジェリア対スウェーデンの試合で
ナイジェリアが勝てば文句なしで決勝リーグ進出。
スウェーデンが勝った場合は他のグループの下位の国の
成績次第で決勝リーグ進出が決まる。
運次第だが、ここは仕方がないだろう。
他にも水泳では松田が男子水泳で久々の決勝リーグに残るなど
日本勢が序盤から健闘している。
今後の日本選手に期待したい。

2004年08月15日

日本対イタリア

アテネオリンピック、男子サッカー予選第2戦。
ついに日本対イタリアの試合である。
この試合に勝たなければ日本は敗退となり
決勝リーグへの道は完全に閉ざされてしまう。
前回のDFを考え、この試合では那須がスタメン落ちだった。
試合が始まってすぐ、これからと言う時に
いきなりイタリアのクロスから敵ながら素晴らしく華麗な
オーバーヘッドキックで先制されてしまった。
前半3分にも満たない時間の失点である。
そして前半8分でまたもや鮮やかに抜かれて失点を許し
これで0-2と、完全に相手の個人技に翻弄されている。
しかし、日本も負けじと攻めている所で前半20分に
相手ゴール付近からのFKで阿部がこちらも鮮やかなゴール。
イタリアのGKは一歩も動けず、本当に素晴らしいゴールであった。
そのまましばらく試合は良いテンポで進んでいったのだが
前半残り10分を切ったところで、クロスからのヘディングで
また失点を許してしまう。
これで1-3となり、その後再三大久保がゴールを狙うが
前半はこのまま折り返した。
ただ、前半終了時点では日本が押している様に見え
良いチャンスも多数ある為、後半に期待したいところである。
後半は最初から田中を投入し、完全に3Topの形で勝負に出る。
余談だが、個人的には山本監督の采配は非常に好きである。
いつも素晴らしい采配で楽しませてくれる。
決して逃げずに戦う姿勢が良い。
後半は試合が動かず、日本が攻めるもイタリアのカテナチオを
破ることがかなわず、時間だけが無情に過ぎる。
そしてロスタイムに入った所で、最後の反撃で阿部のFKから
高松がヘッドで決めて何とか2-3としたが、このまま試合終了。
残念ながらアテネオリンピック予選敗退である。
こうなれば、最後のガーナとの試合で鬱憤を晴らして帰ってきて欲しい。
ここまで入り込んで見てしまうと、もう悔しくて仕方がない。
これだけエンターテインメント性の高いスポーツなだけに
日本でも、もっともっと盛り上がっていって欲しいモノである。
揉めに揉めているプロ野球よりもJリーグへ注目して頂きたい。
残念であった。

2004年08月16日

屈辱の2試合

アテネオリンピック女子ソフトボール並びに
女子バレーの予選リーグの試合が行われた。
まずはソフトボールだが、宿敵アメリカとの試合である。
あまり野球をフルセット観戦することはあまり無いのだが
このソフトボールという競技は野球と違い、スピーディーで
試合展開が速く、延長などはノーアウトランナー2塁からの
得点しやすいチャンスからのルールがあり
非常に見ていて面白い。
試合は最終回の7回まで全く動かず
アメリカは被安打1本、日本は被安打0本と
素晴らしい試合展開でゲームは進んだ。
しかし、延長に入った8回の表のアメリカの攻撃で
10球以上粘られたりと苦労させられ、最後には
ライトのファンブルで得点を許し、3点を奪われてしまった。
その回の裏で日本はランナーを3塁に進めながら得点ならず
ついに宿敵アメリカを下すことが出来なかった。
前回のオリンピックの決勝戦で負けた相手だけに悔しい限りである。
しかしながらまだ予選の段階で、これで決勝リーグに
進出できない理由ではないので次に期待したい。

そしてバレーボールであるが、ブラジル戦で完敗しただけに
このイタリアに対しては勝利を収めておきたい所である。
イタリアは前回の試合で勝っているとは言え、ランク的には
日本より上の相手、油断は許されない。
しかしながら、試合が始まってみると
またもや圧倒的なイタリアペース。
綺麗にストレート負けを喫してしまった。
これまでのワールドグランプリや、オリンピック予選などを考えると
考えられない負け方である。
はっきり言って前回の試合と言い、オリンピックのアウェーの環境に
完全に気持ち負けしている様に見える。
選手には覇気が無く、力強さや迫力が無い。
吉原や、佐々木といった精神的に強い選手が健闘するが
何か物足りない雰囲気である。
ただ、この中で木村や杉山といった安定して強い選手もいて
今後の試合での立て直しは期待できると言えるだろう。
この後の試合は全て日本よりもランクは下のチームのみ。
残り試合を3連勝してオリンピックのメダルへの
大きな足がかりとして欲しいモノである。

2004年08月17日

夢の大金星

アテネオリンピック男子野球予選リーグで
日本対キューバの試合が行われた。
オリンピックで未だキューバには日本は勝ったことは無い。
それだけに長嶋ジャパンの健闘を期待したいところである。
相手は世界最強の野球王国。
非常に苦しい戦いが予想されたが、日本が何とホームランで
2点を先制し、その2回後で今度は3番・4番のアベックホームラン。
これで4点をリードした。
そしてその後も2点を追加して6-0。
キューバ相手に素晴らしい経過だった。
ピッチャーの松坂は、途中右腕にピッチャーライナーの強打を浴びて
痛みを感じながらも、150キロ以上の剛速球で8回までを0点に抑える。
このまま終わるかと思いきや、やはりキューバ。
9回で松坂の疲れが出てきた所で、見方のエラーも重なり
3失点を許してしまう。
ここで完投・完封の夢は費え、そしてピッチャー交代。
そしてリリーフの石井がカッチリと三振を取って試合終了。
ついに長嶋監督の悲願、キューバとの戦いに勝利することが出来た。
しかしながら、これはまだ予選リーグ。
決勝リーグでまたキューバとの戦いが無いとは言い切れない。
むしろ、決勝戦や準決勝で当たる可能性は高い。
是非ともこのまま頑張って欲しいモノである。

2004年08月18日

初勝利

アテネオリンピック女子バレーボール並びに
男子サッカーの予選リーグで日本代表が
それぞれ初勝利を納めた。
女子バレーの方はホームのギリシャ相手に
ようやく調子を取り戻しつつあり、3-1で
ギリシャを下した。
吉原を中心に攻め、栗原なども元気が出てきたように見える。
やはりベテランのメリットなのか吉原の攻撃は非常に落ち着いており
安心して任せることが出来る。
ただ、気になるのは大山と杉山をあまり起用していない事である。
ワールドグランプリやオリンピック予選などを見ていると
彼女等の力は非常に大きく、大山のパワー溢れるスパイクや
杉山の世界トップクラスのスピードのブロードなど
十分に有効な攻撃方法だと思っていたのだが
ほとんど起用されない。
もしかしたら韓国戦に向けて温存しているのだろうか。
だとしてもブラジル、イタリア戦に出ていないのは変である。
柳本監督の采配次第と言ったところであろうか。
この後全勝すれば十分に決勝リーグ進出の可能性は残されており
また、この後のチームは全て格下なので良いゲームが期待できる。
サッカーの方はこれまでの2試合を全て早い時間に先制され
勢いに飲まれたまま、力を出し切れずに負けていた試合だったが
今回の試合は大久保の素晴らしい技ありヘディングで先制し
そのままガンガンに攻めながらガーナに勝利し、予選敗退ながらも
ガーナの決勝リーグへの道を断ち、最後に一矢報いた。
また、ガーナはオリンピックでは非常に強いアフリカのチームであり
前回、前々回とカメルーン、ナイジェリアのアフリカのチームが
サッカーで金メダルを獲得している事から、非常に強いチームであった。
それだけに、予選敗退とはいえガーナに勝利した日本代表の功績は大きい。
これでフル代表、つまりワールドカップへの日本サッカーの強化に
より一層大きな進歩が見られたと言えるだろう。
有り難う&お疲れ様、U-23日本代表。

2004年08月20日

日本対韓国

アテネオリンピックの女子バレーボール予選リーグで
日本は韓国と対戦した。
前回の韓国との試合で余裕を持って勝利しているだけに
この試合に勝って決勝リーグへの道を掴んで欲しいものである。
しかしながら、試合が始まってみると明らかに日本が弱い。
韓国が強いのではなく、日本が弱いのである。
前回の試合の様な切れもパワーもなく
韓国に点を取られていく。
結局、なんとストレートで負けてしまった。
先発で、私が押していた杉山が出たのだが
あの目の覚めるようなスピードのブロード攻撃は影を潜め全く通用しない。
これなら大友の方が良いかもしれない。
どうも世間の評価は大友が良いとされているが
個人的にはスピード感溢れる杉山のプレーの方が好きである。
そして、大山である。
こちらは安定して強い。
唯一ガンガン決まる選手であった。
メグカナと呼ばれているが、今大会では栗原は不調気味で安定しない。
大山もそこまで安定感溢れる選手では無かったが
アテネ予選やワールドグランプリを見ていると安定して来ている様に思える。
なぜ、大山でなく栗原を中心にチームを組むのか。
柳本監督のみが知る事であるが、少々疑問である。
栗原が悪いのではなく、メグカナの両方で攻めればもっと良い結果が
得られそうな気が、素人考えながらあるのだが。
試合には負けたが、これで大山の強さが再認識された試合だと思われる。
これでメダルが消えたわけではなく、最後のケニアとの試合に勝てば
決勝リーグに進出することが出来る。
ここまで来たからにはケニアに勝って決勝に進出して欲しい。
この日本代表の元気のなさも、苦しい予選リーグを打ち勝って勢いが付けば
決勝リーグであの最強の日本代表が甦るかも知れない。
今まで強い代表チームを示してきただけに、勝ち負けではなく
不完全燃焼で終わってしまうのは非常に忍びない。
是非とも頑張って欲しいモノである。

2004年08月21日

メダルラッシュ

素晴らしいの一言に尽きる今回のオリンピック。
まだ半分くらいしか終わっていないが、既に金メダルの数では
参加国中で何と第3位である。
本当に今大会は日本選手の活躍が目立つ。
このまま行けば東京オリンピック以来のメダルラッシュになる。
金メダルの数だけでなく、メダル獲得数でも
今まで一番の獲得数になるかもしれない。
この後も女子レスリングや男子野球、女子ソフトボールなど
期待できる競技がまだまだ沢山あるだけに
見逃せない大会になりそうである。
そして、寝不足・・・。

2004年08月22日

バレー、マラソン、レスリング & Live!

羽田LunaticにてTrioのLiveを行った。
今回も前回同様5部構成でお送りした。
新曲も含め、非常にウケが良く、拍手も多かった様である。
オリンピック、そしてお盆明けと言うことで客足が心配されたが
そんなこともなく、絶えずお店で食事と音楽を楽しんでいた。
そして、次回は羽田Lunaticが閉店となり
すぐ近くのお台場に新たに引っ越すため2回TrioでLiveを行う。
エビバスの日程にもよるが、もしかしたら面白い予定になるかも知れない。
それは今週末までお待ち頂きたい。

さて、オリンピックの方は日本の女子選手にとって
素晴らしい一日だったようである。
まず、マラソンでは野口の金メダル。そして他の2選手含め
日本のオリンピック史上初の2大会連続金メダル&日本選手全員入賞という
偉大な功績を残してくれた。
そしてレスリングの方は皆そろって決勝に進出し、明日の試合で
またもメダルラッシュが容易に予想できる。
そして、そして私が贔屓にしている女子バレーボールであるが
やっと日本らしい攻撃が多少見え始め、大山・杉山・吉原・高橋を中心に
3Dバレーをケニアに見せつけ、余裕の勝利を収めた。
これで決勝リーグ進出を決め、何とかメダルへの道をつないだ。
今までが苦しい戦いだっただけに、この決勝リーグ進出で勢いに乗り
あの最強の東洋の魔女の再来を見せて欲しいモノである。
色々と周囲からの批判の声もあるようだが、やっと調子が出てき始めているので
暖かく見守って行きたいものである。
頑張れニッポン。

2004年08月23日

Dolphy Session & レスリング

Dolphyの第4週Pro Sessionに参加した。
今回も大入りで、素晴らしいプレーヤーが数多く参加し
非常に刺激を受けた。
また、井上淑彦氏にSession終了後に数多くのアドバイスや
日頃の練習の悩みに相談に乗って頂く事が出来て
この上ないSessionであった。

さて、女子レスリングであるが残念ながら金メダル4つという
快挙は成し遂げられなかった。
しかし全階級メダルを取得し、金2つ、銀1つ、銅1つと
素晴らしい戦績である。
1つ悔やまれるのは浜口の準決勝である。
テレビならまだしも、会場の選手も目にする得点表示が
試合中間違っており、それを多少なりとも頼りにして
試合を進めている選手にとっては、大きな痛手である。
その為とは限らないにせよ、浜口がその事で影響を受けたのは
試合を見ている限り明らかなようである。
圧倒的な試合をしていれば、それも関係ないのだが
接戦だっただけに非常に悔やまれる。
しかし、その気持ちをすぐに立て直し銅メダルを獲得した
彼女の精神力と、力には本当に頭が下がる。
女子レスリングで素晴らしい試合を見ることが出来た。
今後も頑張って欲しいものである。

2004年08月24日

惜敗。

アテネオリンピック男子野球と女子バレーボールだが
まず女子バレーボール。
世界ランク1位の中国との1戦である。
予選1位通過のチームなので全く油断を許すことは出来ない。
試合が始まると、何と日本ペースなのである。
試合を見ていたほとんどの人が「もしかしたら」と思っただろう。
しかしながら終わってみればストレート負け。
大山も決まっていたのは最初だけで後はほとんどブロックされた。
終始決まっていたのはキャプテンの吉原である。
もう芸術の域のBクイック。
素晴らしいの一言に尽きる。
とにかく今大会は終始日本らしくない戦いが非常に多かった。
そんな中でこの中国との戦いが1番日本らしい戦いだった様に思う。
確かに攻撃は決まっていないが、チームが1つになっている感覚がある。
ただ、もう少しの所で詰めが甘かったのだろう。
是非とも次の北京に期待したい。

そして男子の野球であるが、オーストラリアに完全になめられていた。
というのも、予選の最終戦でオーストラリアはキューバと
決勝リーグの第1戦で当たるのを避けるために主力選手を
2人も外し、わざと大敗したのである。
つまり、キューバより日本の方が楽に勝てると思ったのだろう。
その思惑は点差を見れば解るが、日本は崩したと思われる。
終わってみれば0-1でわずか1点差である。
松坂の力ある好投でほぼ完璧に押さえていた。
しかし6回に一瞬、ほんの一瞬だけ浮いた球を打たれて
1点の失点を許してまった。
ただ日本の得点は0点。
つまり松坂の好投に関係なく、打撃陣が全く打てていない。
チャンスもモノに出来ていないようだった。
得点がなければ、投手がどんなに頑張っても勝てるはずもなく
今大会も日本のドリームチームの金メダルの夢が費えた。
しかし、まだ3位決定戦がある。
次の試合に勝てば銅メダルなのである。
ここは女子レスリングの浜口の様にきっちりとメダルを取って欲しい。
まさに「惜敗」という言葉がぴったりの2試合であった。

2004年08月25日

侮れない終盤

オリンピックもいよいよ終盤に入り
目玉競技も無くなってきた様に思える。
しかしながら、今回のオリンピックはメダル数が
日本史上最多を記録し、今後もまだまだ伸びる可能性がある。
明日も男子レスリング決勝があり、メダルの期待が大いにある。
また、女子のカヌーも予選2位で通過し、初の決勝への進出を果たし
こちらも十分にメダルの可能性がある。
そして男子野球は大勝しての銅メダル。
中畑コーチの男泣きは良いものだった。
女子のペアのシンクロも銀メダルを獲得し活躍を見せている。
まだ始まっていない競技ではテコンドーもメダル圏内にいると考えられる。
日本からはただ一人の出場なだけに頑張ってもらいたい。
これを機会に是非普段見ない競技に目を向けてみてはどうだろうか。

2004年08月26日

Live & 男子レスリング

二子玉川のCafe Fouquet'sにてTrioのLiveを行った。
さすがにオリンピックとお盆明けの影響で
前回よりは少々少なめの観客数であった。
しかしながら、盛り上がりは前回以上で
拍手も大きく演奏終了後に話しかけられたりと
なかなか満足のいくLiveであった。

さて、男子レスリングのグレコローマンスタイルであるが
残念ながらメダル獲得はならなかった。
準々決勝での試合は私が見ても非常に疑問の残る判定である。
にもかかわらず、笹本のあのコメントと態度は素晴らしい。
本当に格好良かった。
そして5位6位決定戦ではきっちりと勝ち、見事5位での入賞を果たした。
まさにスポーツマンである。
試合以上に素晴らしいモノを見せてもらった。
今後も頑張って欲しいものである。

2004年08月27日

期待。

アテネオリンピックでいよいよ金メダル史上最多の夢が
現実的になってきた。
一番近いところでは男子レスリングフリースタイルの田南部である。
既に準決勝にコマを進めており、金メダルは目前に迫っている。
また、男子ハンマー投げの室伏の繰り上げ金メダルが
いよいよ現実味を帯びてきた。
というのも、1位のアヌシュにドーピング疑惑がかけられているのである。
しかも、アヌシュはドーピングの再検査を拒否し
既に決められた期日に検査に現れなかったという情報があり
室伏の夢にまで見た金メダルが近づいている。
この2つの金メダルを獲得すれば、日本は東京オリンピックの
金メダル数を超えて、オリンピック史上最多金メダルとなる。
既に総合獲得メダル数は史上最多となっており
女子団体シンクロでも銀メダルを新たに獲得し
今後も更新されていく可能性が十分にある。
この後のオリンピックはメダル数に注目が集まりそうである。

2004年08月29日

Live & 終幕

羽田LunaticにてエビバスのLiveを行った。
朝からの雨で客足が心配されたが
さほど影響もなく、誕生日の方など多くの方が来店した。
Liveの方も新曲のウケが良く、マスターにも気に入って頂けたようである。
特にGeorgia on my mindがお気に入りの様であった。
次回は来月の18日である。

さて、オリンピックもいよいよ閉幕の時を迎えた。
男子レスリングの井上が銅メダルを獲得した他は
新しい競技でのメダルはない。
しかし、しかしである。
室伏の金メダルが確定した!!!
アヌシュの査問会議で、あろう事か病気を理由にアヌシュは会議に欠席。
代理人を立てたが、信用されるはずもなく
ドーピングによる金メダル剥奪が確定。
そして室伏の銀メダルが繰り上がり金メダルとなった。
日本で繰り上がりによる金メダルは史上初であった。
アヌシュの言い訳は酷いモノで、勧告された検査に行かなかった理由は
検査の場所が警察署だったから・・・。
全く訳がわからない。
小さな子供でも、もっとましな言い訳を考える。
この行動からドーピングは確実であり、情けない限りである。
念願のオリンピック金メダル。
室伏さんおめでとう。
おそらくコーチである父親も大きな喜びを感じているだろう。
喜ばしい限りである。
これで日本の金メダルは東京オリンピックの最多金メダル数と並んだ。
そして総獲得メダル数はロサンゼルス大会を超える史上最多となった。
本当にメダルラッシュのオリンピックであった。
次回の北京にも期待したい。

2004年08月30日

終わってみれば。

アテネオリンピックが終わってしまった。
考えてみると長そうだが、実際には短い。
怒涛のような期間であった。
何とも寂しい気分である。
しかし、次はワールドカップの予選である。
既に私の頭の中は9月8日に照準がセットされている。
今度はU-23のメンバーも加わる事が出来るので
益々期待できる。
まずは初戦を大差で快勝して欲しいものである。

2004年09月01日

踏んだり蹴ったり。

アテネの野球日本代表で活躍した福留孝介氏が
対阪神戦で死球を左小指に受けて骨折した。
これで今シーズンは絶望的となり、日本シリーズに
中日が進んだとしても出場は難しい。
アテネでは不調の時もあり、また残念ながら
銅メダルに終わった事もあって
踏んだり蹴ったりの1年になってしまっている。
あまり日本のプロ野球には関心を持っていないが
アテネの後なだけに少々目がいってしまう。
来年こそは頑張って欲しいものである。

2004年09月04日

次世代の戦い。

静岡で既に次の世代の戦いが始まっている。
サッカーU-17のアジア選手権である。
現在A代表で活躍する選手らもこの大会で大きくなったと言っても
過言ではないほどの大会である。
比較的注目度は低いモノの、サッカー界の中では非常に重要である。
さて、日本は初戦の北朝鮮との戦いに引き分けた。
レベルからしてみれば勝って欲しかったが
どうにも選手の動きが良くない気がする。
A代表やオリンピック代表を見た後だからという事もあるが
やはりチーム全体に穴が多い。
再三危ない場面もあり、先が思いやられてしまう。
このグループにはオマーンや韓国などの強豪国も含まれており
今回のアジア選手権を勝ち抜いて行けば名実共にアジア制覇である。
それだけに、何とかチームを立て直して次のワールドカップや
オリンピックに絡んでこれるような選手が生まれてくる事を望んでしまう。
是非とも頑張ってもらいたい。

2004年09月08日

日本対インド

サッカーのワールドカップ予選で日本はインドと対戦した。
前半からインドが思い切り引き気味で守っていた為
例のごとく日本の立ち上がりは悪く、インドとの格付けの差に
助けられた前半となった。
しかし、そうと言っても気づくのがインドの動きが良い。
もちろんホームという事もあるが、レベルそのものが上がっている。
これは前回の様に大量得点とは行かないかも知れない。
前半終了間際に鈴木がごっつぁんゴールで一点をもぎ取った。
そして前半終了し、後半へ。
と思ったら何と大変珍しくスタジアムが停電となり
一時試合が出来ないという事態に陥った。
そのまま試合は中断し、試合は20分以上も遅延した。
選手は休憩が長く取れると言うよりも、体が固まってしまう心配があり
後半の立ち上がりが心配された。
そして後半が始まったのだが、思いの外選手の動きは良く
後半は日本のゴールラッシュとなった。
小野のフリーキック、福西のヘッド、そしてDFの宮本のゴール。
終わってみれば何と頼もしい事か。
これに中田英寿や中村俊輔が加わると思うと頼もしい。
個人的には大久保や田中達也、そしてASIAN Cupで負傷した玉田が加われば
もう素晴らしいチームになることは間違いない。
単純にスタメンに強い選手がいれば良いという理由ではなく
ベンチ層が厚く、信頼の置ける安定したチームが作れるだろう。
そうなれば、スタメンを選ぶことによって立ち上がりの改善や
ここぞという時の詰めの向上が見られるだろう。
とにかくこの一戦に勝った事でオマーンとの試合へ向けて
良いリズムを掴んだことは間違いない。
是非ともこのまま突き進んでもらいたいモノである。

2004年09月09日

欧州組集結

ワールドカップの予選も残り2試合となった。
次はいよいよ天王山とも言うべきオマーンとの直接対決である。
日付は10月13日である。
この日はついに欧州組が集結する予定である。
中田、中村、柳沢と素晴らしいメンバーが集まりそうである。
これで最強の日本代表が出来上がる事だろう。
このオマーン戦に勝てば、完全ではないが
ワールドカップ本線への出場がほぼ確定となるだけに
今回の試合は何としても勝っておきたい。
良い試合を期待するばかりである。

2004年09月21日

揺れるプロ野球

私がLiveで大変な間に、プロ野球はストを決行し大いに揺れているようである。
1度目のストライキが終わって考えてみると
個人的にこのストライキは大当たりだと思う。
選手会側の予想の範疇にあったかは定かではないが
このストライキによってプロ野球選手とファンとの関係が
以前よりも密接になり、結果としてプロ野球界が活性化している事は間違いない。
また、選手側もこの波に乗じて非常に良い試合を展開しているようである。
これで選手会側の要望が通る形になれば、日本の野球は変わるかもしれない。
サッカーに比べるとスピード感などの面でエンターテインメント性に欠けているが
それでも観戦して楽しむスポーツとしては、成立している。
これにソフトボールの様なルールが加わればもっと面白くなるだろう。
これを機会に是非とも大きな改革をして欲しいものである。
頑張れ古田選手会長。

2004年09月23日

自己最高記録

ハンマー投げの室伏氏がスーパー陸上で
自己最高記録をたたき出しての優勝を飾った。
これで繰り上げ金メダルだと心ない事を言う輩も口を紡ぐだろう。
また、この大会が終わった後で金メダルの授与式が盛大に行われた。
日本人が少ないアテネでの授与式よりもホームで行われた事で
歓声も本当に大きなモノだったようである。
ひたむきに努力した者だけが本当の栄光を手にする姿は美しいモノである。
まさに、「おめでとう」の言葉が似合う瞬間であった。

2004年09月25日

アジアユース選手権

サッカーのU-20日本代表が出場するアジアユース選手権で
日本は初戦でネパールと対戦した。
予想通り格の違いを見せつける試合となった。
結果は3-0で日本の快勝である。
平山を中心に良い攻撃を展開していた。
しかし、見ていてディフェンスに多少の甘さがあると思われる。
ネパール相手にちょくちょくディフェンスの穴を突かれて
あわや得点される場面が何度があった。
相手がネパールでなく、強豪チームだったとしたら
3-0どころか負けていたかもしれない。
オフェンス陣が良い活躍を見せているからには
ディフェンス陣も頑張って欲しいところである。
実は日本はこのアジアユース選手権で一度もアジアトップの
栄冠に輝いたことがない。
今回は平山、カレン、森山と素晴らしい選手が揃っているだけに
期待は高まるばかりである。
また、上位4チームに与えられる来年の世界ユース選手権の
出場権も獲得して、世界に日本サッカーを見せつけたいところである。
今後のユース日本代表に期待しよう。

2004年09月29日

苦渋の決断

ワールドカップ予選の大事な大一番である次の試合で
ジーコは中田英寿の召集を見送った。
次の試合はアジア予選で最も注意が必要なオマーンである。
アウェーで何とか勝利を収めたが、負けてもおかしくない試合だった。
それだけに全く気の抜けない相手である。
また、この試合に勝つか、引き分ければ1次予選突破が決定する。
この大事な試合に中田がいないのはファンとして非常に不安でもあるが
それでも今の日本には中村や小野、高原といった強力なメンバーに加え
一番後ろには守護神川口が控えている。
あのASIAN Cupの川口がいれば、ゴールはそう簡単には割られないだろう。
既にこの強力な中盤において、「中田がいなければどうにもならない」という
チーム状態ではない気もする。
それだけに今回のこの事態が危機的状況に見えないともいえる。
私もこの状況をどう判断したら良いのか戸惑うばかりである。
しかし、とにかく試合に勝って、また中田が復帰してくれれば
日本はもっと強くなることは間違いない。
中田の怪我の早期回復と日本の勝利を祈ってやまない。

2004年09月30日

ライブドアVS楽天

プロ野球の新規球団をかけて仙台争奪戦を
繰り広げているライブドアと楽天だが
未だどちらに転ぶか全く解らない状況が続いている。
個人的には楽天に勝利して欲しいところである。
働く側から見れば野球の事を全く解っていないライブドアは
お話にもならないのである。
選手もたまったモノではない。
それに引き替え楽天ならJ-リーグでのチーム経営経験もあり
あの経営の苦しいJ-リーグのチームを継続して経営している事から
多少の経営不振でも根強く頑張ってくれそうである。
それに引き替え、インターネットの会社としても2流のライブドアは
明らかな売名行為にも見えてしまうほど胡散臭い。
この申し出をするから、生まれて初めて野球を見に行った様な人間に
球団経営など任せられるわけがない。
これと言って大きなバックアップがあるわけでもなく
ただ、球団経営をしたいと言っても信頼性がない。
日本の野球界の発展の為にも楽天には頑張って欲しいモノである。

2004年10月01日

イチロー王手

シアトルマリナーズのイチローが年間安打数で
ついに後1本という所までやってきた。
よくよく考えてみればメジャーリーグで日本人が
記録に残すこと自体、非常に難しい事である。
それを、あろうことか今までの歴代記録を塗り替えて
1位になるとは、何とも大きな快挙である。
しかも、歴代の記録は近年のモノではなく
既に記録が作られてから何十年も経っているモノである。
つまりここ何十年も破られていなかった記録を
しかも日本人が破るというのは本当に凄い。
そして、今現在歴代2位となっており
後1本でトップの記録とタイとなる。
もし、2本打って単独トップとなれば喜びは計り知れない。
是非とも明日の試合は打ってもらいたいものである。

2004年10月02日

イチロー快挙

イチローがついにメジャーリーグでの年間最多安打数で
歴代の記録に追いつき、そして打ち破った。
これでイチローが単独トップの形となったわけである。
昨日の試合であと1本まで迫り、本日の試合で3安打となり
今現在2打差をつけて単独トップとなったのである。
今までの記録は一番最近のモノでも1930年の記録である。
つまり、70年以上メジャーで誰も近づけなかった記録を
メジャー4年目のイチローが塗り替えてしまったのである。
これはもう日本だけの問題ではなく、世界的に素晴らしい記録である。
メジャーの話題となると、日本人選手がちょっと活躍すれば
日本国内では大きく取り上げるが、今回は違う。
本当に素晴らしい記録を作ってくれた。
そして、まだ試合は残っているので
この記録は十分に更新され続ける可能性を持っているといえる。
今後のイチローにまだまだ期待できそうである。

2004年10月03日

6連続出場&記録更新

素晴らしいスポーツ日和である。
まずイチローの記録更新だが、また1打加えて
これで歴代の記録から3本差をつけたことになる。
まだ試合は続くので今後も目が離せないだろう。

そして、AFCに出場しているU-20の日本代表は
ベスト4をかけてカタールとの対戦である。
この試合に勝てば来年行われるワールドユースへの
アジアからの出場権が獲得できる。
カタールはそこまでの強豪とは言えないのだが
今大会ではイランを破っての出場で波に乗っている。
また、過去にはワールドユースで決勝にまで残った記録もある。
そのため、格下とは言え全く気が抜けない。
試合が始まってみるとやはり非常に強いチームである。
しかし、日本もここまで無失点という堅い守りがあるので
両者一歩も譲らず、試合は動かないまま延長戦に入った。
延長戦で何度か得点になりそうなシーンはあったのだが
いずれもゴールまでには至らず、試合はPKにもつれ込んだ。
まるでフル代表のASIAN Cupの再現VTRを見ているようである。
しかし相手のキーパーはあまり良いキーパーとは言えず
キック力だけの選手だったのが幸いして
4本目で日本が止めて5本目を日本が決めて試合終了。
結局PKでは日本が止められたり、外すことは一度もなかった。
この時点で日本の6連続ワールドユース進出が決まったのである。
ただ、この後で準決勝、決勝と試合は残っている。
また日本はこのAFCで一度も優勝したことが無いので
是非ともワンランク上の目標に向かって突き進んで欲しい所である。

2004年10月04日

英雄

メジャーリーグでシアトルマリナーズの最終戦が行われた。
イチローはまたも記録を更新し、最終的に今季は262安打という
素晴らしい記録でシーズンを終えた。
年間最多安打記録樹立もそうだが、他にもシーズン中3度も
月間50本安打を記録し、4年連続200本安打など
さまざまなメジャー新記録が生まれている。
本当に日本の英雄と言うべき人物である。
マスコミへの態度など、色々と問題になった時期もあるが
これだけの集中力を考えると、今になればマスコミの態度が
悪かったのではないかと考えられる。
近年のマスコミは非常に劣悪な質問で、プライバシーを侵害し
もしタレントや選手などが嫌そうな反応をすると
「感じの悪い奴」として報道してしまう。
これでは取材される側はどうにもならない。
有名人のデメリットといった所であろうか。
しかしそれにも負けず、遠い異国の地で
本場の相手に向かって頑張っていたイチローは本当に素晴らしい。
また野球というスポーツをより活性化させた功績もあるだろう。
スポーツ界が発展すれば人々の心には感情の変化から余裕も生まれ
景気など、様々な面で影響が出るだろう。
スポーツに限らず、エンターテインメントとして人の心を動かすというのは
そう言った面でも本当に大事なのではないだろうか。
それも含めて、ジャンルは違っても色々学ぶべき所があり
おめでとうの言葉と共に感謝の気持ちさえ生まれる。
イチロー、おめでとう&ありがとう。

2004年10月09日

3位決定戦

サッカーのアジアユース選手権で日本代表は
シリアとの3位決定戦に望んだ。
結果としては勝利し、3位で選手権を終えた。
とりあえず来年のワールドユースへの出場権は
6連続で獲得したが、この試合は散々であった。
確かに良い選手が揃ってはいるが緻密さに欠ける。
試合が始まり、先制点を挙げるまでは良かったのだが
その7分後には隙をつかれて焦り、何とオウンゴール。
それもキャプテンのヘディングミスによるモノである。
その後も再三危ない場面があった。
そして同点のまま試合はPKに持ち込まれ
何とか勝ちを拾った形となった。
日本代表で特に目立つ短所としてはトラップである。
トラップミスからペースを乱し、ボールを奪われて
相手に大きなチャンスを与えることが非常に多い。
また、攻撃の時もトラップがもっと良ければ
もっとスピードに乗った攻撃が可能となる。
勿論パスの正確さなどにも問題はあるが
私としてはトラップの不正確さが目立つ試合となった。
この短所を修正して来年のワールドユースでの活躍を期待したい。

2004年10月11日

満身創痍

ジーコJapanがピンチである。
司令塔の中村が市原ユースとの練習試合で負傷。
また田中や中澤の両選手も負傷中である。
そして極めつけは台風による大移動。
当初予定していた移動ルートが確保できずに
なんと22時間に及ぶ大移動を選手は強いられてしまった。
この満身創痍の状態でただ1つの希望は小野である。
中村が負傷中の今、もう日本が頼るべき人材は彼しかいない。
もう明後日に迫ったオマーンとの試合で大いに力は発揮して欲しい。
ここまで来れば、もう何も言えない。
とにかく勝ってワールドカップへの道を切り開いてもらいたい。

2004年10月13日

日本対オマーン

ワールドカップ一次予選で日本は予選突破を賭けて
宿敵オマーンとの対戦に臨んだ。
現在、予選リーグで日本が1位、オマーンは2位と
僅差で競っていて、この試合に勝つか引き分けるかすれば
日本のワールドカップ一次予選突破が決定する。
しかしながら、負ければ非常に不利な立場に立たされ
最悪の場合は予選突破すら危うい。
それだけに現在1位と言っても、それは形だけのもので
全く気の抜けない対戦となった。
また、台風の影響による選手の疲労や
中田の不在、選手の怪我など、不安要素は数限りない。
試合が始まると、案の定ガンガンにオマーンが仕掛けてくる。
前半だけを見ていると、もしかしたら危ういかも知れないという
考えが容易に頭を駆けめぐってしまう。
しかし日本はその危ない前半を我慢で切り抜け
そして前半終了近くになると疲れの見えるオマーンに
逆に反撃を仕掛けるなど、良い場面が続く。
そして後半に待ちに待ったゴールである。
中村のセンタリングを相手のDFの裏から飛び出した鈴木が
豪快なヘッドで叩きつけてのゴール。
私としてはゴールした鈴木よりも中村のプレーに感動した。
と言うのも、あの状況で、よく鈴木の動きを予測し
かつ、鈴木をあの場所へと導いた事が素晴らしい。
まさにファンタジスタの称号に相応しいパスであった。
また、その後も日本は守りながらも攻め続ける。
得点にはならなかったモノの、小野と中村の2人での攻めは
ファンタジスタ同士の素晴らしいモノだった。
ファンタジスタ同士、相手の考えが読めるのだろうか。
物凄い意志の疎通であった。
後半も終盤に近づいた頃にジーコ監督と、その通訳が注意を受け
通訳は退場を命じられてしまった。
本来ならジーコも退場なのかも知れないが、言葉の壁が功を奏した。
しかし後半の終盤とはいえ、監督からの意思疎通がままならない状況で
日本代表の選手一同は本当に心強い。
全く動じずにプレイを続けたのである。
やはりASIAN Cupでの優勝への激戦がチームに大きなまとまりをもたらしたのだろう。
外から見ていても選手同士の絆が感じられ
チームとしてのまとまりがメディアを通しても理解できる。
日本は大きく成長していた。
結局1-0で守りきり、日本は3大会連続で一次予選突破を決めた。
次の二次予選は上位4チームが本戦に進めるため
一次予選よりも突破は容易である。
是非とも3大会連続の本戦出場と行きたい所である。
頑張れニッポン。

2004年10月14日

カズ、ゴン!?

ワールドカップ一次予選で予選突破を決めた日本だが
ジーコ監督は残りの埼玉でのシンガポール戦に
歴代の日本代表選手を復帰させる意向を示した。
その中にはカズやゴンといった名前もあり、興味が注がれる。
少々手荒い人事だとは思うが、今の日本代表には
怪我に苦しんでいるメンバーが多いのも事実であり
残りのシンガポール戦は消化試合と言っても過言ではない。
その試合で試す事と言っても、満身創痍の今の日本代表では
あまり良い結果は得られない。
と言う事から、以前より監督自身が公言している数世代前の
日本代表選手の重要さを示すためという考えもあるようだ。
ジーコ監督の考えでは今の日本代表があるのは
彼らの活躍があったからだと言うのである。
また、彼らはベテランと言って片付けてしまうのを
ジーコ監督は非常に嫌う。
個人的にその考えは大賛成である。
私としては代表に復帰という観点では何とも中立の立場だが
このベテランという言葉はあまり好きではない。
音楽の世界でもベテランというのは「過去の人」という感じがして
個人的には好きではない。
サッカーや、音楽に限らず物事に終わりはない。
一生涯現役であり、勉強し続ける。
マスコミや一般的なベテランという響きは
既に勉強し終わって、やり尽くした人という感じが否めない。
そういう意味では今回の日本代表の招集は
日本人に取っては良い教訓になるのかもしれない。

2004年10月21日

激戦。

日本シリーズで西武対中日の激戦が繰り広げられている。
珍しく台風の影響で試合が延長されるなど
今季は非常に希なケースが多い。
この第4戦も中日で先発予想が大きく崩れた。
誰もが川上を予想していた中で、落合監督が切ったカードは山井であった。
中日ファンでさえ、この予想をしていた人は少ないだろう。
それが功を奏したのか、試合は圧倒的に中日ペース。
最終的には2-8と、西武は大きく差をつけられて負けてしまった。
個人的には中日が勝っても何のトクもなく
元々日本のプロ野球が好きだった時は西武を応援していたので
西武に勝って欲しいところであるが、これで2対2となり
日本シリーズは振り出しに戻ってしまった。
西武の今後に期待したい。

2004年10月29日

日本代表招集

どうやらジーコ監督の元日本代表を現日本代表の試合に招集するという
大胆な案が問題となっているようである。
個人的に、いわゆる日本サッカーを切り開いた先輩達と
表現するに相応しいカズやゴンを見る目が、過去の人というのは
あまり好ましくないと考えているのだが
次のワールドカップ予選で消化試合だからといって
ほとんどの選手を元日本代表で固めるとなると少々やりすぎという気もする。
今現在の将来へと成長するような選手も入れるべきだろう。
最初は元日本代表も招集するという意味だと思っていたら
どうやらほとんどの選手が元日本代表になるようで
私もこれだと問題視されても無理はないと思ってしまう。
ワールドカップは一次予選を突破しただけで
本戦までにはまだもう一つ予選が残っている。
そしてワールドカップの本戦で良い成績を収める為には
より多くの成長が不可欠である。
となると現在のチームの健康状態が悪いならば
その穴を埋めうる選手も招集してしかるべきだろう。
どうやら代替案として元日本代表を集めて、現役の日本代表と
試合をするという特別マッチの話が出ている様である。
私もこういう試合は非常に興味があり、有意義だと思う。
どうか柔軟な考えで、日本を良い方向へ導いて欲しいモノである。

2004年11月03日

楽天勝利!!!

少々遅くなったが、プロ野球の新球団争奪戦は
私の応援する楽天が獲得する事になった。
そもそも、ライブドアに球団運営が出来るわけもなく
おおよそ楽天が獲得するだろうとは踏んでいたが
やはりその通りとなった。
楽天に勤めている私の友人の話では
随分と前から、社内で勝利は確実と見られていた様である。
新球団名は楽天ゴールデンイーグルスとなり
ネーミングもなかなかである。
というのも、私が好きなBANDであるイーグルスの名前が
入っていると言うのが大きな要因でもある。
基本的に新球団というのは設立して数年は
非常に苦戦を強いられるモノだが、是非とも頑張ってもらいたいものである。

2004年11月05日

バスケットブームか?

田臥が素晴らしい活躍で話題を呼んでいる。
監督に田臥なしでは考えられないと言わせた程である。
堅くなりがちな開幕戦から得点をあげ
大いに人気を呼び、既にツアーなども組まれ始めている。
またバスケットシューズなども田臥モデルなど
人気が急上昇中である。
日本ではバスケットというスポーツはメジャーではない。
テレビで放送される事もないし、試合を見に行く人などは
ほとんど皆無に等しいだろう。
しかし、田臥がNBAで活躍すれば日本バスケットも
発展していく事は間違いない。
この人気が一時のモノで無い事を祈るばかりである。

2004年11月15日

追い風か?

NBAで田臥に追い風が吹きそうである。
と言うのもサンズが連敗中なのである。
田臥が故障者リスト入りした後の連敗なだけに
彼に今一度注目が集まり始めている。
もしこれでもう一度スタメン入りし
その上活躍して勝利を収めるような事があれば
田臥のNBAでの評価は非常に高まる事になる。
サンズにとっては悪い事態だが、この際もっと悪くなって
田臥が活躍してくれる事を密かに祈ってしまう。

2004年11月17日

最高のリハーサル&日本対シンガポール

11月28日に行われるタカノハシアキラ企画J-Popの夕べの
最初のリハーサルが行われた。
ほぼ前回と同じBANDメンバーで
仙台ツアーで交流が深まったという事もあり
非常にリラックスした雰囲気で良い感じである。
始めにミーティングをしてから音出しに入ったのだが
素晴らしい!
プレイが素晴らしいだけでなく、姿勢が凄い。
メンバー全員が一丸となった一体感があり
このLiveに向けての意気込みがマジマジと伝わってくる。
私も非常に楽しみにしていたイベントなだけに
本当にやっていて楽しく、嬉しい限りである。
リハは問題なく終了し、その後でタカノハシ氏と角辻氏と
軽くお茶をしてから解散となった。
リハも良い経験になると共に
この様なメンバーとのちょっとした話も本当に良い経験になる。
こういったBANDに出会えるのも非常に貴重な事ではないだろうか。
是非ともこのLiveは成功させたいところである。

さて、帰宅してからは録画しておいたワールドカップである。
既に一次予選を突破しているだけにレベルの高い試合が要求される。
海外組が全くいない中でどこまで良い試合が出きるかが見所である。
また、大久保の代表復帰や、玉田の怪我からの復帰なども必見である。
試合が始まり完全に日本ペースである。
前半13分には、私がひいきにしている玉田が素晴らしい飛び出しから
あっという間に角度のない所から1点をもぎ取った。
本山からのパスだったのだが、本当に素晴らしいスピードである。
しかし、そのまま得点のない時間帯が続き、攻めるのだが決まらない。
また、明らかにPKの場面でFKになるなど、リズムが乱れる。
オフェンス面だけでなく、ディフェンス面も非常に悪い。
攻められている時にボールに行っている選手以外の足が止まっている。
ジーコに良い部分を見せようと、オフェンスに意識が行ってしまっているのか
少々一体感に欠ける部分がる。
そのまま前半は終了し後半に入る。
後半に入っても立ち上がりが非常に悪く、攻め入られる事が多い。
ここまでディフェンスが悪いのは珍しいのだが
個人的な考えとしては、守護神の不在ではないかと考えられた。
どうもゴール前の指示が川口のようにスムーズでなく
統率が取れていないという印象を受ける。
このような見えないところでも守護神川口の実力は影響していたのだろう。
シンガポールが非常に若いチームで前半の失点を1点に抑えた事で
ノリに乗って来ているだけに、こちらも始末が悪い。
そんなヤキモキした状態の中でついに大久保の投入である。
大久保の投入で流れは多少なりとも良い方向に行くのだが
やはりディフェンス面での悪さが目立つ。
そして玉田に代わり鈴木の投入だが
個人的にあまり鈴木は好きではない。
というのも無駄なところで喧嘩をしてイエローをもらうところが多い。
そしてやはりイエローをもらってしまった。
この試合のイエローは最終予選にも持ち越されるだけに
このような消化試合でのイエローは全く持って無駄である。
それだけに私の印象はますます悪くなってしまった。
身体的には非常に力強い選手なだけに
メンタルがクールならば、非常に信頼できる選手だと思うのだが
もったいないところである。
そしてその後すぐに遠藤に代わりサントスが入る。
これで少しでもディフェンス面が解消すれば良いのだが
一度リズムを崩してしまうとその試合の中で回復するのは
非常に難しく、困難である。
後半のラストに大久保が決定的な飛び出しから
ゴールを奪ったと思ったのだが、オフサイドの判定。
スローで見た限りではオフサイドではない。
この試合の審判は少々判定がおかしいとも思われた。
最後の最後にはシンガポールの決定的な場面が訪れるも
土肥のファインセーブに助けられて、試合は終了した。
何とも煮え切らない試合で、少々物足りない気はしたが
とにかく勝てたという事は良かった。
序盤が非常に良い展開だっただけに
もっと素晴らしい試合を期待したかった。
是非とも次の最終予選で海外組が合流した
最強の日本代表に期待したいところである。

2004年11月23日

トルシエ就任

J1のヴィッセル神戸の監督に、元全日本代表の監督の
フィリップ・トルシエ氏が就任する事が決まった。
大活躍してくれた監督なだけに、非常に期待が高まる。
ヴィッセル神戸のレベルアップだけでなく
有能な監督が多くJリーグにいるという事は
Jリーグ自体のレベルアップ、そして日本サッカーのレベルアップにも
十分つながりうる事である。
今後のトルシエ氏の動向には随分と期待が出来そうである。

2004年11月26日

トルシエ断念・・・。

J1のヴィッセル神戸の監督に就任予定だった元日本代表監督の
フィリップ・トルシエ氏だが、残念な事に
フランスの1部リーグのマルセイユの監督に就任する事が
ほぼ確定してしまった。
確かに、トルシエ氏からしてみれば神戸よりも
マルセイユの方が圧倒的に有意義であり
自身のレベルアップにつながる。
ヴィッセル神戸のメリットと言えば今までで最高額と言われる給料くらい。
これでは致し方ないだろう。
ほとんど確定していただけに残念である。
是非とも日本でまた指揮をとって欲しかった。
マルセイユに行ったからには、良い戦績を残して欲しいところである。

2004年12月04日

K-1

K-1GPが行われ、日本初のチャンピオンに期待されている
武蔵の試合が放映された。
サッカーほどの興味は無いものの、やはり気になる。
初戦から全ての試合で延長戦までもつれ込んでいる武蔵だが
何とか決勝までコマを進める事が出来た。
相手はホーストを倒して勝ち上がってきた昨年の
チャンピオンであるボヤンスキーである。
両者共に延長戦までもつれ込む試合がほとんどで
試合条件はほぼ同じと言って良いだろう。
最初のラウンドで不覚にもダウンを奪われるも
そのダメージを全く感じさせない試合運びで武蔵は健闘したが
再延長戦までもつれ込んだ上での判定負け。
まるでサッカーのASIAN Cupの日本代表を見ている様であった。
残念ながら日本代表の様に勝利とまではいかなかったが
日本の強さを知らしめる事は出来たのではないだろうか。
是非とも次回に期待したいものである。

2004年12月05日

Jリーグ サントリーチャンピオンシップ第1戦

Jリーグの日本一を決めるサントリーチャンピオンシップの
第1戦が行われた。
浦和レッドダイヤモンズ対横浜Fマリノスというカードである。
さすがに日本中とまではいかないまでも
注目に値するイベントだと思われる。
やはり日本代表に入っている選手の活躍が大きく
見ていて非常に興味深い。
中澤のディフェンスなどは本当に素晴らしいし
田中達也や闘莉王、三都主など素晴らしいプレイの応酬である。
選手だけを見れば浦和レッズの方が少々分がある様に見えるが
実際に勝利したのはマリノスであった。
試合を見ていると、明らかに中澤のディフェンスの効果が大きい。
既に世界レベルのディフェンスといっても良いのではないだろうか。
結局試合はマリノスが一点を守りきった形になった。
第2戦もマリノスが勝利すればマリノスがチャンピオンとなる。
どちらを応援するというわけではないが
素晴らしいプレーでファンを魅了して欲しいものである。

2004年12月06日

J-リーグが熱い

この所Jリーグが熱く燃え上がっているようである。
昨日の日本一決定戦もさることながら、何と神様・川口能活が
Jリーグに帰ってくるかも知れない。
J1のジュビロ磐田が仮契約したとの事である。
もし決定すれば来年からJリーグで守護神を見る事が出来る。
日本代表で大きな活躍する選手の戦いを見られるとなれば
これはJリーグも盛り上がる可能性が高い。
また、来期より新規2チームの参入も決定しますます面白い。
やっと日本のJリーグもチームが増えて、ヨーロッパの様な
地域密着型のクラブチームが存在するようになってきた。
このまま大いに盛り上がってもらいたい。

2004年12月09日

最終予選決定

サッカーのワールドカップの最終予選の枠組みが決まった。
日本はイラン、バーレーン、北朝鮮の3国と同じ組である。
幸い韓国とは当たる心配がなかった。
イランはくせ者が揃っているし、バーレーンは日本にとって
あまり得意な相手とはいえない。
あえて気を抜いて観戦出来るのは北朝鮮くらいである。
初戦は日本で北朝鮮と戦う事になっているが
北朝鮮相手ならアウェイもホームもしっかりと白星をもぎ取って欲しい。
後は海外組との合流のタイミングで全てが決まるだろう。
今年のASIAN Cupで優勝した日本からしてみれば
本来アジアに敵はいないはず。
となれば、万全の状態で戦い、そして勝利してワールドカップの本戦へ
コマを進めてもらいたいものである。
来年の2月9日から始まる最終予選は見逃せない試合になりそうである。

2004年12月10日

田臥復帰

このところスポーツの面白いニュースが続いている。
NBAのサンズにいる田臥勇太が故障者リストから外れ
ベンチ入りしたのである。
この故障者リストに入ったのは田臥が原因ではなく
他のメンバーとの兼ね合いでやむなくリストに入っていた。
しかし、この度16試合ぶりにベンチ入りとなった。
未だ実力の全てを見せていない田臥にとっては
願ってもないチャンスが到来した事になる。
是非田臥のプレーに期待したいところである。

2004年12月11日

決着!!!Jリーグ

Jリーグの2004サントリーチャンピオンシップ第二戦が行われた。
この試合で日本一が決まる大きな試合である。
前半から試合は動かず、両者譲らずの良い試合であった。
しかし後半30分くらいの所で中西がエメルソンを倒し一発レッド。
そのFKを三都主が見事に決めてゴール。
そのまま試合はレッズの勝利に終わった。
これで1対1のタイとなり、雌雄を決するために延長戦に入るが
延長戦終了間際に今度はそのエメルソンが退場となった。
しかし試合自体は動かずついにPKにもつれ込んだ。
レッズはエメルソンの退場でリズムを崩したのか
最初の闘莉王がはずし、そのまま4人目の長谷川まではずし
結局横浜Fマリノスが日本一に輝いた。
来期からはルールが変更となりPKは無くなるようである。
PKという決め方も賛否両論あるのだろう。
私としても賛成とも反対とも言い難い。
とにかく、良い試合を見せてくれた選手達には感謝である。

2004年12月12日

危険な北朝鮮戦

ワールドカップ最終予選で戦う事になる北朝鮮だが
どうやらその雲行きが怪しくなってきた。
と言うのも、ホームならば問題ないが第5戦の
北朝鮮でのアウェーの試合が問題である。
ただでさえ、その前のバーレーン戦から中4日での
ハードスケジュールな上に、何と人工芝のグラウンド。
既にサッカーのフィールドのほとんどは天然芝が当たり前。
なぜなら人工芝では選手が怪我をし易く、疲労も溜まる。
予算的な問題なのか、策略なのかは相手が相手なだけに
何とも微妙なラインである。
他にも、試合だけでなく、移動の際の食料や宿舎の問題がある。
例えば、食料の持ち込みが不可能となれば
日本代表選手は非常にバランスや品質の面で劣悪なモノを
食事に取り入れなければならない。
また、宿舎が悪ければ十分に疲れを癒したりする事も不可能となる。
相手の強さよりも、個人的には策略じみた劣悪な状況が
非常に心配だと予想している。
是非ともこの逆境に見事勝ち抜き、ぐうの音も出ない勝利を収めて欲しい。

2004年12月16日

日本対ドイツ

キリンチャレンジカップで、日本代表はドイツと対戦した。
ドイツはワールドカップのホスト国という事もあり予選が免除されている。
その為、この様な代表戦は非常に大事にしなければならない。
ドイツはほぼフルメンバーをそろえているのに対して
日本は中田や小野、中村といった海外組を欠いた布陣となった。
しかも、スタメンでは川口ではなく、楢崎であった。
試合が始まると、やはりドイツは強い。
身体能力の高さもさることながら、本当にパワフルでスピーディーである。
日本は完全に翻弄されながらも、前半の最後の方で少々の意地を見せた。
しかし、後半になるとドイツが爆発した。
キャプテンのバラックに良いように翻弄される。
やはりベッケンバウアーの再来と言われるだけある。
常に中盤を支配し、前衛が詰まったと見るや、いきなり後ろから
強烈なロングシュートが飛んでくる。
楢崎も川口並に良く防いでいたが、結果3点もゴールを許してしまう。
また、残念な事に決定的な3点目は大久保の中盤での
ボールコントロールミスからの失点である。
明日からスペインに旅立つ大久保にとっては悪い試合であった。
見ていると、采配も良くない。
試合としての采配ではなく、選手をドイツという強豪に触れさせる為の
采配の様に見えてしまう。
また、前を向いてボールが取れず、パスに対して自陣のゴールに
向いてのトラップがほとんどである。
何とも先が思いやられるが、日本もこれがベストメンバーでない。
是非とも最終予選の初戦のホームでの北朝鮮戦で
素晴らしい勝利を飾って欲しいところである。

2004年12月19日

田臥解雇

何とも悲しい。
NBAのサンズにいる田臥勇太が解雇されてしまった。
しかし、実力ではなくチームの今のシステムに合わないのが
大きな理由になっているようである。
今回の解雇で田臥はオファーがあれば他のNBAチームへ移籍し
もし無ければマイナーへの移籍となると考えられる。
また、最悪の場合は日本に戻ってくるかもしれないが
その可能性は少ないだろう。
是非、次のチームで大いに活躍してファンを魅了して欲しいものである。

2004年12月25日

日本サッカーのクリスマス

横浜マリノスのディフェンスの大黒柱の
中澤が海外の6つのチームから移籍のオファーを
受けている事がこの度明らかになった。
これが実現すれば日本人では初のDFの海外組となる。
しかしながら、横浜マリノスも何とか手放さない様に
策を練っているようであるが、こればかりは本人の意志で
どちらにも転びそうである。
中澤は驚異的なヘッドで攻守共に活躍する素晴らしい選手。
今後とも日本でも海外でも大いに活躍して欲しいものである。

2005年01月03日

田臥復活の兆し

12月31日にアメリカの独立リーグのABAのジャムに
9ヶ月ぶりに復帰し、ヒートウェーブ戦で大いに活躍した。
得意としているパスだけでNBAには生き残れないと
積極的にシュートを打っていくと公言し
途中出場で10得点、7リバウンド、7アシスト、5スチールの
素晴らしい功績でチームを勝利に導いた。
明日から始まるNBAの10日間契約でこの活躍は
大いに期待の出来る成果である。
ナゲッツを始め、数チームが田臥に興味を示しているだけに
是非良い方向に動いて欲しいものである。

2005年01月09日

スペインリーグ

スペインリーグのマジョルカに移籍した大久保だが
日本時間の明日の試合でベンチ入りする事が確定し
先発出場の可能性が非常に高くなってきた。
チームの関係者の複数の人間が大久保が
先発出場する可能性が高い事を口にしている。
一部リーグでの2005年の初戦に先発出場とは
何とも縁起の良い事だろうか。
マジョルカは現在20チーム中19位と
二部降格の危機に立たされており
大久保の活躍が非常に期待されている。
是非とも大いに活躍してもらいたいモノである。

2005年01月10日

いつのまにか

サッカー日本代表の監督であるジーコ監督が
世界の監督ランキングで7位にランクインした。
色々と賛否両論あるが、興味深い。
様々な話題性のある事件の数々も大いに影響しているのだろう。
しかしながらやはり選ばれるだけの実績は
残していると言わざるを得ない。
最初はどうなる事かと思っていたが
今やトルシエを抜いて世界の監督ランキングに
堂々と名を連ねている。
今後とも是非日本代表を世界一に導いて欲しいものである。

2005年01月17日

満身創痍の全日本

サッカー日本代表が中心選手の不調により
悩みを多く抱えているようである。
この所、全日本を大いに支えていた中村が
インテル戦で再三左足にファールを受け、故障中となり
オランダの小野も右足首を手術した。
そして中田もこの間の試合で大いに活躍したが
未だ足の付け根の痛みは消えておらず
それどころか背中の痛みを訴えているという。
日本の三大ファンタジスタがこの状態では
何とも心許ない状態である。
ジーコ監督は2月2日の親善試合の対シリア戦で
中田を招集し、その状態を確かめる気構えの様である。
ワールドカップ予選もいよいよ近づいてきた所で
この様な状態で、どこまで戦えるのか。
何とかしてワールドカップ本戦にコマを進めて欲しいものである。

2005年01月22日

苦悩の中田

2月2日の国際親善試合のシリア戦に向けて
中田が出場出来ないという事態に陥った。
攻撃陣の薄いフィオレンティナはFIFAの規定に
厳密に従う意向を示し、中田が日本に帰国出来るのは
2月6日となりそうである。
しかしながら、ジーコ監督が11ヶ月ぶりに
代表復帰となる中田を北朝鮮戦でいきなり使う事は
あまりに急すぎるため、中田が北朝鮮戦に出場する可能性は
非常に薄れて来てしまった。
代表に復帰出来ない上に、フィオレンティナの試合で
良い結果を残せなければ中田としては非常に辛い事になる。
何とも頑張って欲しいものである。

2005年01月27日

エース不使用。

ワールドカップ予選で中田を使用しない方向で
話が進んでいる事が明らかになった。
やはり故障したままでは中田が戦力になる事は難しい。
中田抜きで昨年のASIAN Cupを優勝した実績もあり
チームの士気がエース不在により影響される事もないだろう。
日本サッカーファンとしては少々物足りない気もするが
それでも補って余りあるほどの良い選手が
今の日本には沢山いる。
確かに中田のプレーを見たいという気持ちもあるが
それよりも今はしっかりと休養して彼の完全復帰を待ちたい所である。
股関節の故障には福田やゴンなどの有名選手も苦しんでおり
復帰に一年かかったという。
今から養生しておけば彼のワールドカップ本戦での活躍も
十分に期待出来るものとなるだろう。
とにかく今は2月の北朝鮮戦に向けて大いに頑張って欲しいものである。

2005年01月29日

完全勝利

ワールドカップ最終予選に向けて
日本対カザフスタンの親善試合が行われた。
日本代表は海外組なしでの布陣。
今度日本に戻ってくる守護神の川口を除いて
ほとんどJリーグ出身の選手である。
一方カザフスタンは若手中心の布陣である。
カザフスタンは調整の雰囲気もあり若手中心と言う事で
力不足な部分が多くあった。
結果は日本が4-0で完全勝利である。
この勝利はただ勝っただけでなく、非常に内容が良い。
前半5分という異例のスピードで先取点を取り
その後前半10分にも得点。
前半が終わってみれば3-0の大量得点である。
この前半の早い時間に得点したと言うのが素晴らしい。
日本はいつも早い時間に得点される事はあっても
得点する事は非常に少なく、いつもペースを
相手サイドに奪われ、立ち上がりが悪かった。
そして点の取り方も申し分ない。
センタリングから飛び出してのシュートや
早いパス回しなどはもちろんの事だが
特筆すべきは、選手全員が常に前を向いてプレーしている。
いつもはパスをもらう時は後ろ向きで受ける事が多く
その間にマークに入られ、前を向く事が出来なかった。
前を向けなければシュートまで持って行く事も出来ない。
しかしこの試合の日本は素晴らしかった。
海外組を欠いての試合でここまで出来れば
完全な状態の日本代表は素晴らしいモノになるだろう。
次の試合も是非快勝して欲しいものである。

2005年01月31日

ワールドカップへの期待。

ジーコJapanは実は良いチームなのかも知れない。
就任当時から色々と賛否両論の声の高いジーコJapanだが
ここへ来て、もしかしたら良いチームなのかも、、、という
感覚が湧いてきた。
と言うのも、ジーコ監督の方針ではいわゆる「特別扱い」はない。
中田を始め、海外組がかならず参加出来るわけではなく
あくまで目の前で確実に良いプレーをしている選手を
起用するというものである。
前回のカザフスタン戦で大事を取って休んだDFの宮本も
レギュラーの確約はない。
カザフスタン戦で活躍した代わりのDF陣の可能性もあるのである。
おそらく宮本だとは思うが、この緊張感が選手の士気を
大いに高めているのではないだろうか。
明後日のシリア戦は是非とも期待して見たいモノである。

2005年02月02日

日本対シリア

ワールドカップ最終予選の初戦に向けて
日本代表が最後の親善試合を行った。
今回の相手はシリアである。
FIFAランキングでは圧倒的に日本の方が上だが
シリアは二次予選で日本の宿敵バーレーンと
同グループであり、しかもホームでは勝っている。
また、今回はその時の代表メンバーがほとんどで
戦力も申し分ない。
となれば日本の調整相手としてはうってつけである。
結果としては攻撃面では非常に良い結果が得られた。
鈴木、宮本、小笠原、つまりFW・MF・DFと
バランスの良い点の取り方で3-0と快勝である。
攻撃面では前回同様素晴らしい結果を得たのだが
前回の試合から改善されると思っていたDF面が危うい。
DFの面でいくら守護神川口能活がいるとはいえ
日本の陣地でのミスが多く、そこから再三危ない場面があった。
ワールドカップ本戦に残ってくる様なチームなら
まず得点されているだろう。
それがフランスやイタリア、ブラジルなどの強豪国なら尚更である。
逆に、攻撃面も今は相手が自分と同等か格下の相手だが
この攻撃が強豪国相手にどれだけ通じるかは未知数である。
もし攻撃面で通じるのなら点の取り合いとなり
日本にも可能性は十分に残されているが
個人的見解としてはDF面でしっかりしない事にはおそらく無理だろう。
是非とも今後の課題として修正して欲しいものである。

2005年02月06日

先発決定!!!

ワールドカップ最終予選第一戦の北朝鮮戦での
日本代表の先発メンバーがほぼ決定した。
ジーコ監督によると、中村や高原を先発では起用せず
シリア戦での先発メンバーをそのまま起用するとの事。
海外組を先発起用しなくても国内でも十分に
力のある選手が台頭してきている証拠だろう。
何とも心強い事である。
是非とも勢いに乗って北朝鮮を撃破して欲しいものである。

2005年02月09日

日本対北朝鮮

サッカーワールドカップ最終予選で
日本は北朝鮮と初戦を戦った。
初戦で、しかも格下となれば
この試合は絶対に勝ちたいところである。
試合開始早々に私お気に入りの玉田の突破から
早くもフリーキックを得た。
そして何と前半4分という素晴らしい時間帯に
小笠原がフリーキックを直接たたき込み先制。
もう素晴らしい出だしである。
そして危ない時間帯もありつつも前半は終了。
後半に入ると、北朝鮮も本領を発揮し
日本に取っては攻めつつも苦しい状況が続く。
そんな中、予想もしていなかった北朝鮮の
見事なパスワークからついに再三ゴールを
スーパーセーブで守ってきた川口から綺麗に点を取られ
ついに同点となってしまった。
ホームでの同点は負けも同じ。
日本に引き分けが濃厚となってきたところで
後半の最後に投入されたFWの大黒である。
後半のロスタイムの最後の最後で決まらなかったシュートを
相手GKがクリアしたボールを福西が前に押しだし
それを大黒が電光石火の一蹴。
本当に見事な早技で値千金のゴールを奪い、そのまま試合終了。
サッカーは最後まで何が起こるか解らないという
格言通りの試合となった。
試合自体は本当にヒートアップ良い試合であった。
遠藤や三都主などがイエローをもらい
累積で次戦に出場出来ないなど
今後の負担も大きいがこの勢いなら何とかしてくれるだろう。
とにかく目標だった勝ち点3を奪い取ったのは
非常に大きい一歩である。
来月のイラン戦にも大いに期待したい。

2005年02月16日

世界選抜対ヨーロッパ選抜

もう文句のつけようのない試合であった。
スマトラ島沖地震の被災者への支援のため
FIFAが開催した世界選抜対ヨーロッパ選抜の試合だが
本当に素晴らしい試合であった。
日本からは中田英寿が選ばれていたが
今回は私の中での主役は彼ではない。
確かに中田も素晴らしいプレーヤーだが
今回はロナウジーニョである。
世界ベストプレーヤーに選ばれた栄誉に相応しい
素晴らしいプレーの連続である。
ヒールでのパス、相手をおちょくったようなドリブル
裏をかくループ、そしてオーバーヘッド。
ただひたすら感動であった。
彼のテクニックの前ではジダンも薄れてしまうほどである。
私は「天才」という言葉は大嫌いだが
あえて、その言葉を使うとすれば
本物の「努力の天才」なのだろう。
これからも是非その華麗なテクニックでサッカーという競技を
大いに盛り上げて欲しいものである。

2005年02月22日

神が・・・。

サッカー日本代表の守護神である川口能活が
何と右手の人差し指を骨折してしまった。
ジュビロ磐田でコーチとの練習中のアクシデントだという。
神・川口のワールドカップ予選での次戦とその次の試合への
出場が相当微妙になってきた。
完治するまでには一ヶ月くらいの期間が必要との事で
次のアウェイでのイラン戦とホームでのバーレーン戦は
川口なしで戦わなければならないかもしれない。
この2戦は特に大事な試合であり、落とすわけにはいかない。
楢崎や他の控えのGKも十分に実力ある選手だが
やはり昨年のASIAN Cupでの奇跡を見てしまった以上は
神・川口能活にはピッチにいて欲しい。
とにかく頑張って勝ってもらいたいものである。

2005年02月26日

あれ?勝っちゃいましたけど・・・。

楽天イーグルスのオープン戦初戦が行われた。
前評判から、俄然最悪の評価だった楽天だが
初戦の相手、巨人に対して4-3で勝ってしまった。
先発はもちろん一場である。
制球がばらついたモノの、力のあるピッチングであった。
そして山下の2ランと大いに活躍していた。
巨人の方は高橋の本塁打と後のない清原の2塁打などで
本来活躍すべき選手が活躍していた様である。
もしかしたら楽天の出現で日本のプロ野球が
もう一度盛り返すかも知れない。
スポーツ界が盛り上がれば、私もそれだけ楽しみが増えるわけで
今後も面白くなりそうである。

2005年03月12日

中田招集。

サッカーワールドカップ日本代表でジーコ監督は
ドイツでの合宿へ中田英寿を招集する事を決めた。
この所、所属クラブでもあまり重い起用もなく
怪我の状態も推し量りかねる状態だが
コンディション次第では彼のレベルならば
日本代表への起用は十分考えられるとの判断である。
中田自身、最近はあまり良いニュースがないだけに
大いに頑張って欲しい。
イラン戦で是非とも彼の勇姿を拝みたいものである。

2005年03月19日

フィギュアスケート

期待されていたフィギュアスケートの日本勢は
残念ながらメダル無しという結果に終わってしまった。
女子で唯一日本の安藤美姫だけが出来る
大技4回転サルコウを決めれば、4位の安藤は
十分にメダル圏内だったのだが
怪我の具合と体調不良からくる不調で
大技を出す事を断念し、結果としてランクを下げた。
元々ジャンプの華麗さが売り物の選手なだけに
ジャンプがないと自然と順位も下がってしまう。
しかしながら総合的にレベルは上がっている様で
トリノ五輪など、次回の大きな大会では
大いに期待が出来そうである。

2005年03月21日

小野復活

サッカーワールドカップ日本代表のドイツ合宿に
フェイエノールトの小野が合流した。
当初、フェイエとの交渉では小野はイラン戦の
直前48時間前でないと渡せないとの事だったが
粘り強い交渉の結果、この合宿合流が実現した。
怪我の心配もされていたが、合流初日から
いきなりフルメニューをこなし、大いに期待が出来そうである。
またもう一方、怪我で心配されていた中澤だが
こちらも問題なさそうで、ジーコ監督はスタメンを視野に
オーダーを組みそうな気配である。
恐らくイランのダエイを封じるのは中澤だろう。
それだけに彼の復帰も心強い。
今回のグループはイラン、バーレーン、日本の三つ巴の
戦いになるだけに、アウェーでイランに勝利する事は
今後の戦いに大きな意味を持つ事になる。
是非とも一気に勝利をもぎ取りたい所である。

2005年03月24日

いよいよ明日決戦。

ワールドカップ最終予選第2戦を明日に控え
不気味な報道がなされている。
先発の中村へのラフプレーである。
イランの新聞では中村がボールを持った時に
スペースをつぶして、多少のラフプレーで削れば
中村の効力は失われるというのである。
ただでさえ不正なラフプレーが多いイランなだけに
これは中村の怪我の再発などが心配される。
イエロー覚悟で、あわよくばレッドを取られたとしても
中村と、イランの1選手とでは重みが違う。
全く持って不公平な試合になってしまう。
何とかフェアな試合になって欲しいものである。
守護神川口も結局間に合わず、試合の行方は解らない。
FIFAランキングでも日本はドイツと並んで18位であり
対するイランは20位とその差はほとんどない。
こうなれば帰ってきたエース中田英寿に期待がかかる。
とにかく明日は気の抜けない試合になりそうである。

2005年03月25日

Live & 日本対イラン

下北沢RevolverにてLiveを行った。
お店が来月頭で閉店となるため
Revolverでは最後のLiveとなる。
今回は最後という事で豪勢にGuitarを3人。
そしてCelloを迎え、面白い布陣でのLiveとなった。
来月からは二子玉のCafe Fouquet'sでの
Liveが復活となる。
暖かくなって来たので、下北に来られなかった方々は
そちらにいらしてはいかがだろうか。

さて、サッカーワールドカップ最終予選で
日本はイランとの対戦である。
もう気分的には絶対に勝利して欲しいところである。
試合が始まってみると思ったよりイランが弱い。
以前見た強さが感じられないのである。
案の定、日本が優勢に見えた。
しかし、前半25分についにイランに先制点を許してしまう。
しかもマークしていたダエイではない選手2である。
そのまま前半は折り返し後半に入った。
日本の布陣は高原、玉田を先頭に、中盤は中田、中村、小野
そしてDFには宮本と中澤、サイドには加地と
非常に強力な布陣となっており、確実に勝てる勢いだった。
後半では私としてはあまり興味が薄い福西が素晴らしいボレーで
見事に詰めてついに同点となったが
その後でまた1点目と同じハシェミアンにやられて
結局1-2でイランに敗れてしまった。
注目していたダエイは途中で引っ込んだにもかかわらず
この失点は非常に痛いところである。
楢崎も素晴らしいセーブを数多く見せてくれたが
やはり神・川口だったら・・・という気持ちもある。
しかし、個人的には嬉しい部分もあった。
中田英寿の復帰で、彼の怪我の状態など
どうなることかと思っていたが、やはり中田は世界の中田だった。
確かに中田がいた頃の4バックシステムは
今回は当たらず、見直す必要があるかもしれないが
中田の活躍は素晴らしいモノであった。
鋭いタックルで相手からボールを奪い
芸術的なパスを周りに送っていた。
小野や中村といった欧州で中盤を任されている選手もいるが
やはり世界選抜に選ばれるだけの実力が中田にはある。
あの動きに周りが完全にフィットした時には
本当に世界に通用するサッカーが出来ると思われる。
それだけに、今回の負けは非常に悔しいところである。
とにかく、今度のホームでのバーレーン戦で
大いにその実力を出し、快勝して欲しいものである。
頑張れニッポン。

2005年03月26日

結構面白い!?

各地で開幕した日本のプロ野球だが
問題となっている3球団が揃って開幕白星を飾った。
勝ったのは西武、楽天、ソフトバンクの3球団である。
西武は来年にも売却の話があり、楽天は新球団であり
ソフトバンクは新球団問題の裏で密かにダイエーから
球団を購入したチームである。
特に楽天は新チームながら岩隈の好投で
綺麗に勝利を得ている。
新チームというのは、数年は良い成績を納める事は
不可能とされている中で、この楽天は今後も
非常に期待を持って注目する価値があるかもしれない。
今年のプロ野球は実は結構面白いのだろうか。

2005年03月27日

やっぱり

楽天が0-26で大敗した。
昨日の勢いはどこへ行ったのか。
しかも相手は千葉ロッテ。
やはり岩隈の存在で持っている様なモノなのだろうか。
この大差は2リーグ制になってから
歴代3位の大記録となった。
この岩隈のいるいないで大きく変わる状況で
どこまでやっていけるのか楽しみである。

一方、ワールドカップ最終予選で日本代表は
やはり3バックにシステムを修正する方針を固めた。
中村がトップ下で中田がボランチのポジションに入る。
練習ではやはり馴染みのあるシステムなので
一日の長があり、選手も納得の行く出来のようだ。
この修正した新生日本代表でバーレーンを
見事打ち崩して欲しいものである。

2005年03月30日

日本対バーレーン

サッカーワールドカップ最終予選で日本代表は
ホームでのバーレーン戦に臨んだ
FIFAランキングでは圧倒的に日本の方が上なだけに
この試合は絶対に落とせない。
北朝鮮は既に3敗を喫しており、もはやワールドカップへの
出場はかけらも見えない。
やはり当初の予想通り、日本・イラン・バーレーンの
三つ巴の形となりそうである。
となれば、日本としてはランキングの近いイランより
バーレーンを突き放す形にした方が
本戦に進む切符を掴みやすい。
逆にこの試合を落とせば本戦出場までも危うくなってしまう。
試合は予定通り日本は3バックのシステムに戻し
三都主と田中も帰ってきた。
残念なのは小野が累積イエローで出場停止な事だろう。
前半は最初膠着状態が続き、一度バーレーンに流れが行ったのだが
中村俊輔のロングシュートにより、一気に流れは日本に。
そしてコーナーやフリーキックなどが10回くらい続き
日本が猛攻するモノの、中村のキックはバーレーンの
高い壁に阻まれそのまま前半は終了となる。
後半も膠着状態のまま両者一歩も譲らなかったが
三都主の突破からのセンタリングなどの
有効な攻撃で糸口が見えてきた頃に中村のFKから
ゴール前で大混戦となり、そしてついに相手の司令塔の
サルミーンが痛恨のオウンゴール。
これで1-0とし、そのまま日本は逃げ切った。
しかし残念ながら終了間際に三都主のどうしようもなく無駄な
反則からイエローをもらい、攻撃的なプレイが売りの三都主としては
今後の戦いが制限される形となった。
試合には勝ったが、個人的には三都主と鈴木の
意味無くすぐに熱くなるプレーが許せない。
鈴木は審判への態度が悪く、相手の反則を取ってもらえない事が多く
三都主は相手が多少理不尽な事をすると
審判の目も気にせずにやり返す。
ここぞという大一番なだけにくだらない小競り合いや
非紳士的な態度から来る損失は大きい。
プレーとは直接関係ないだけに是非とも修正して欲しいものである。
次はアウェイでのバーレーン戦となり6月まで間が空く。
バーレーンの主力のDFが一人累積イエローで
次戦の日本戦には出場出来ない事もあり
ここで一気にバーレーンを叩き、本戦への出場権をもぎ取りたい。
大いに期待して次の試合を待つ事にする。

2005年03月31日

無観客試合!?

サッカーワールドカップ最終予選のアウェイでの北朝鮮戦で
観客を全く排除する可能性が出てきた。
前回のイラン対北朝鮮の試合で主審に対し
北朝鮮の観客が暴動を起こした事が原因となっている。
この騒動は北朝鮮の観客どころか選手まで
主審を小突くなどして退場処分になっており
安全を考えて今後は無観客試合となるか
最悪の場合は北朝鮮でのホームの試合を取り消し
他の中立国で試合をする可能性もあるという。
日本にとっては何とも心強い話である。
アウェイがアウェイでなくなるのだから
非常にやりやすい試合となるだろう。
北朝鮮は元々中東のチームの様にラフプレイは少ない。
それだけに観客がいなければ怪我のない
フェアな試合が可能となるかも知れない。
国と国とのぶつかり合いなだけに、ワールドカップでは
選手の怪我が非常に多い。
是非ともクリーンな試合でファンを沸かせて欲しいモノである。

2005年04月01日

高校野球

ついついサッカーに熱が入り見落としていたが
私の母校である慶應義塾高等学校が
甲子園でベスト8にまで残っていた。
残念ながら準々決勝戦で1-15と大敗し
甲子園の幕は閉じられた。
しかしながら、これは実は凄い事なのである。
私は高校時代は吹奏楽部であり
野球部の応援へ行き、指揮やSax
ついには応援団の大太鼓まで叩き
神奈川テレビにまで映っていた事もある。
それはどうでも良いのだが、当時でも県大会の3回戦か
精々4回戦止まりであり、甲子園など考えられなかった。
それが、初の甲子園出場どころか
並み居る強豪を退けてベスト8にまで行くとは驚きである。
試合を見る限り、まだ攻守共に波があり
安定したプレイが出来ていない。
それでもこの大会で大きな経験を得た事だろう。
是非とも来年に期待したいモノである。

2005年04月02日

どうなる北朝鮮戦。

サッカーワールドカップ最終予選の
北朝鮮の暴動の処遇に関して少しずつだが
明らかになりつつあるようだ。
今回決定したのは対日本戦で北朝鮮以外での
中立国開催はあり得ないという事である。
日本にとっては残念だが、まだ可能性のある処遇としては
無観客試合か罰金という処遇があるようである。
前者だった場合はアウェイながらも
日本にとっては楽な試合となるだろう。
既に3敗し、ワールドカップへの道が閉ざされたとはいえ
北朝鮮の必死の猛攻が怖いだけに
この処遇に関しては注目したい所である。

2005年04月10日

随分と負けてます。

楽天のお陰で少しだがプロ野球の
結果を見るようになった。
楽天の結果も面白いのだが
何を隠そう今年の巨人が凄い。
負けっ放しである。
あれだけお金をかけたのは良いが
打撃陣だけが強化されて
投手陣は全く持ってダメダメである。
先日何とか連敗がストップしたかと思えば
今度はサヨナラ負けである。
さすがに気の長い巨人ファンも
今年の巨人にはご立腹だろう。
逆に他球団のアンチ巨人の方々は
大いに喜んでいる事だろう。
早めに手を打たないと
本当にこのまま負け続けそうである。
しかしたまには巨人最下位というシーズンも
あって良いのかも知れない。

2005年04月24日

2000本安打

ヤクルトの古田敦也捕手が
ついに2000本安打を達成した。
昨年色々と大変だった事もあり
非常に喜ばしい出来事である。
また、清原も記録に大手をかけているだけに
最近のプロ野球は面白い。
残念ながら楽天の勢いが失速しているのが少々悲しいところだが
是非とも最下位ではなく、5位以上でシーズンを終えて欲しいところである。
話は戻るが2000本安打の陰には
ピッチャーの種類によってバッティングフォームを変更するモノや
非常に高度な戦略が数多く含まれており
やはりセンスや天性の才能といってくだらない言葉では
片付けられないような努力があった。
今後も大いに頑張ってもらいたい。

2005年04月30日

最終予選開催地。

サッカーワールドカップ最終予選の
アウェイでの北朝鮮戦だが6月8日の
試合でFIFAは北朝鮮に対し
北朝鮮での試合をやめて中立国での
無観客試合を決定し、そのうえ罰金を課した。
これは非常に重い罰則であり、日本にも大きく影響する。
サッカーの試合での観客の果たす役割は非常に大きく
サポーターは12人目のプレーヤーと言われるだけある。
それが全くなくなるのだから難しい。
この罰則が北朝鮮にだけ影響するのならまだしも
何と日本も無観客での試合を余儀なくされるのである。
しかしながら、まだ北朝鮮がこの判決に対して
上訴する可能性もあり、決定とは行かないが
今後も非常に揉めそうな勢いである。
下手をすれば6月8日の試合がずれ込む事もある様で
今後の動向が気になるところである。

2005年05月01日

史上初150点

プロ野球の次はサッカーでの新記録である。
Jリーグでジュビロ磐田の中山ゴン選手が
Jリーグ史上初の通算150得点を記録した。
彼はワールドカップ本戦で日本で始めての
得点をあげた選手でもあり
今回も素晴らしい記録を達成した。
また以前にも4試合連続ハットトリックで
ギネスブックにも載っている。
これからも大いに活躍し日本サッカー界を
盛り上げて欲しいモノである。

2005年05月03日

阪神の次は・・・

いま千葉ロッテマリーンズが強い。
何と11連勝で首位をひた走っているのである。
これは誰もがあの阪神の優勝とダブらせて見ている事だろう。
私も阪神が優勝した時はこのコラムで「次はロッテか?」などと
少々冷やかしを込めて書いていたが、どうやらこれは
もしかするともしかするかもしれない。
この11連勝は45年ぶりという快挙であり
セ・リーグの巨人とは全くの対照的存在となっている。
これは面白い事になるかもしれない。
大いに盛り上げて頂きたいモノである。

2005年05月07日

タイで開催か

サッカーワールドカップ最終予選の
日本対北朝鮮戦の開催地が
タイになる可能性が出てきた。
北朝鮮へのFIFAの制裁処置により
第三国での無観客試合と仮決定しているが
この処置が決定に至った場合に
タイで開催可能かどうかをFIFAはタイに
打診しているという事である。
まだ北朝鮮が正式な抗議文をFIFAに
提出していない事もあり、この先どうなるかは
未だ不明であるが、どちらにせよ
日本にとって不利な展開とはならないが
有利とも言えないようである。
果たして、この一件どうなることか。

2005年05月08日

凶悪マスコット!!!

お気に入りのマスコットを発見した。
その名も「Mr.カラスコ」である。
楽天イーグルスのサブのマスコットで非常に興味深い。
これまでのマスコットと言えば観客に愛想を振りまき
その場にいる人々を魅了したり、癒したりする存在であった。
しかしこのキャラクターは全くの正反対である。
相手の選手の練習中にちょっかいは出すわ
球場にバイクで乱入し、新しい人工芝を削る勢いでウィリーするわ
果てには相手球団のマスコットに愛想良く近づき
油断させておいて跳び後ろ回し蹴りで後頭部を蹴り倒すわ
試合中に見方観客席にドライアイス満タンのタンクを背負って
白いスモークをガンガンに浴びせ、試合にまければ相手チームの観客にまで
スモークを浴びせまくるわ
自分の見方キャラクターのクラッチにタックルをかまし、もう一人の女性キャラの
クラッチーナを押し倒すわ
初回の登場時には相手の西武ライオンズの観客席で応援するなど
もうやりたい放題である。
たまに相手球団の選手や外野席の小学生に囲まれて
ボコボコにリンチを食らうあたりもお茶目で良い。
個人的に大分このキャラクターにはまっており
もう楽天のファンになろうかという勢いである。
一応このキャラクターはカラスなのだが
自分ではイーグル(鷲)だと思っているという設定らしい。
いやはや、このキャラクターだけでも楽天は十分に
素晴らしいファンサービスをしていると言えよう。
今後ともこの「Mr.カラスコ」を大いに応援して行きたい。

2005年05月09日

前哨戦

今月末に行われるキリンカップで日本は
ワールドカップ最終予選で次の試合に当たる
バーレーンとの前哨戦とも言うべきUAEと
対戦する事になった。
残念ながら、中田・中村などのイタリア勢は
招集する事がかなわず、今回は高原・稲本・小野の
3人の海外組が参加となる。
しかし、彼らの本格的な合流はキリンカップの
第一戦のペルーとの試合の後であり
注目はバーレーンと同じスタイルでランクも近い
UAEとの試合になるだろう。
ペルー戦は22日、UAE戦は27日である。
イタリア勢がいない中で、どこまで行けるのか大いに期待したい。

2005年05月12日

ベースボールワールドカップ

非常に興味深い祭典が設立されようとしている。
サッカーにワールドカップがあるように
野球にもワールドカップをという事で
ワールドベースボールクラシックが設立されようとしている。
これが設立されれば日本のプロ野球もより活発になり
スポーツ好きな方々には1つ楽しみが増えるというモノである。
ただ、この設立にはまだ問題点が数点残されており
日本も参加する事を正式決定出来ないでいるようだ。
主催する機関が設立される事が希望されているが
現在はアメリカの大リーグ機構とその選手会が主催しており
このままだと収益などが不公平になる可能性があるのだという。
非常に有望な企画なだけに是非とも成功してもらいたいものである。

2005年05月15日

多国籍バスケット

先月から復活した多国籍バスケットに参加した。
今回は前回とは違い、人数が非常に多かった。
日本はもちろんのこと、韓国・中国・サウジアラビア・フランスなど
中には日本語がままならない方も多く
それでもスポーツを通じての意思疎通があり
何とも面白い環境であった。
また、今回のバスケは非常にハードな試合であり
久々に良い運動になった。
今後是非参加していきたいものである。

2005年05月17日

合宿

サッカー日本代表の欧州組以外のメンバーが
本日新潟で合宿入りした。
どうやら加地が捻挫で筋力トレーニングのみの
メニューだったようだが、捻挫ならばおそらく
キリンカップのペルー戦には間に合うだろう。
キリンカップでの欧州組の合流は
第2戦のUAE戦からとなるので
ペルー戦はこのメンバーが主力となる。
今後のバーレーンや北朝鮮との戦いに向けて
良いスタートを切って欲しいものである。

2005年05月20日

守護神復活!!!

サッカーワールドカップ最終予選で
次のバーレーン戦に日本の守護神が復活しそうである。
ただいま合宿中の日本代表だが
神・川口能活の正確なキックがバーレーン戦の鍵となる。
攻撃重視のバーレーンのボールを
川口がセーブした後、低い弾道で正確に飛ぶ彼のキックは
まさに絶好のカウンターのチャンスとなる。
しかもバーレーンでの暑さも考慮済みで
神の頭の中には「いつ仕掛けるか?」というイメージも
出来上がりつつあり、非常に心強い。
是非ともバーレーンを倒し、そしてバンコクで北朝鮮に
余裕で勝利して、本戦への切符をもぎ取ってもらいたい。

2005年05月22日

日本対ペルー

キリンカップの第1戦で日本はペルーと対戦した。
今回は欧州組が不在の中でどれだけ
実力を発揮出来るかを見てみたいところだったが
結果は散々であった。
まずは決定力不足である。
後半から稲本が入り、どうにかチャンスを作り出すのだが
やはり点を取るには至らなかった。
結局、中村や中田のような攻撃の機転となる選手が
今の日本の国内組にはいないという事になる。
点を取れずに後半のロスタイムまで経過し
そしてDFの要であり、セットプレイでの攻撃の中心とも言うべき
中澤の怪我による不在もあり、最後の最後に点を許してしまう。
何とも不甲斐ない試合内容であった。
しかし次戦には小野や高原などが合流する事もあり
この次のUAE戦では対バーレーンに向けての
日本代表の真価が問われる事になるだろう。
是非とも弾みをつけて最終予選突破と行きたいところである。

2005年05月26日

恐い存在。

楽天が何と15点を取って中日に勝利した。
このところ楽天は調子が良く3連勝である。
しかもこの点の取り方が面白く一気に取っている。
こういった調子づくと止まらないチームが
実は一番強かったりする。
特に楽天は今一丸となって頑張っているだけに
チームの団結力も他球団より上である。
現在上位に食い込んでいるチームが一番恐れるのは
この楽天のような存在なのではないだろうか。
今後の楽天に期待したい。

2005年05月27日

Live & 日本対UAE

二子玉川のCafe Fouquet'sにて
私のAcoustic BANDのLiveを行った。
今回はBassに松本央、Guitarに松本慶一の
W松本でのLiveとなった。
GuestでLantern Sessionでお世話になっている関氏にも
ご参加頂き、非常に盛り上がるLiveとなった。
最後にはアンコールまで頂き、嬉しい限りである。
来月も最後の金曜にLiveを行う予定なので
是非一度遊びに来て頂きたい。

さて、Live終了後は帰宅後に即サッカー観戦となった。
バーレーンとの前哨戦とも言うべきUAEとの試合である。
Live中の試合なので例のごとく録画して帰宅後の観戦となる。
試合が始まってみれば、前回のペルー戦とは違い
大分ディフェンスに改善が見られた。
しかしながらUAEの守りも堅く、その中から時折飛び出すカウンターは
まさにバーレーンそのものであり、大いに驚異である。
ディフェンスは改善が見られるモノの、問題はオフェンスである。
小野を中心に大黒使って攻めていたが、何とも決定力がない。
唯一積極的にチャンスを作るのが小野であり
その他の選手ではあまりに力がなかった。
やはり司令塔が不在という事もあるだろう。
小野は確かに素晴らしい選手だが、自分も攻めに転じる事で
味方のリズムを良くする選手である。
前回の試合に比べてリズムは良くなったのだが
やはりくさびとなる選手がいない。
中村や中田のように前線へのキラーパスを送るような
選手のコマが決定的に足りなかった。
小野も非常に素晴らしいパスを出していたのだが
それを他の選手がことごとく外し、まさに孤軍奮闘と言ったところである。
本来なら小野が中村や中田と組んで
様々なバリエーションの中で高原や玉田にボールを送る事で
相手にスキが生じて、大きなチャンスが生まれるのである。
そして両チームとも動きがなかったのだが
後半についにUAEのカウンターからDFの坪井のマークが甘く
綺麗に点を許してしまう。
さすがの神・川口もあの状況では致し方ない。
やはりDFの要であるボンバーヘッド中澤の不在が痛いところである。
バーレーン戦には中澤や高原などの怪我で休んでいる選手も
出場し、そして欧州組も帰ってくる。
今回のUAE戦での経験を大いに活かして
ワールドカップへの切符をもぎ取って欲しいものである。
頑張れニッポン。

2005年05月30日

高原欠場。

サッカーワールドカップ最終予選でキーとなる次戦の
バーレーン戦にFWの高原が怪我の為、欠場となってしまった。
世界の高さを知り、厳しさを知っている彼が
不在の試合となり、頼りは玉田という事になるが
やはり少々不安が残る。
これまでも点を取るという事に関して、非常に素晴らしいプレイを
幾つも見せてくれていただけに痛い欠場である。
こうなると後は、セットプレイやオーバーラップからの
ボンバーヘッド中澤が完全復帰で得点してくれる事を
期待するばかりである。
彼の高さと、玉田や大黒のスピード、そして中田・中村・小野といった
中盤のスター選手の的確なパス、最後には神・川口の
素晴らしいキック力を利用したカウンター返しで
どうにかバーレーンに勝ち、そして高原が復帰した形で
北朝鮮に圧勝してワールドカップへの切符を掴み取るというのが
非常に理想的だろう。
今後の日本代表には大いに注目したところである。

2005年06月02日

なぜ!!!

何とも不運なニュースである。
サッカーワールドカップ最終予選でバーレーン戦を
明日に控えた全日本代表だが、その中盤の要の
1人である小野が右足親指の付け根を骨折した。
接触によるモノではなく、いわゆる疲労骨折で
紅白戦の最中で、急に骨折したとの事である。
明日のバーレーン戦で中田、中村、小野という
素晴らしいラインが見られると思っていたのだが
本当に残念である。
小野はこれまでも大舞台を怪我で棒に振る事が多く
不運な選手だとしか言いようがない。
代役は小笠原が務める様だが、個人的見解としては
これまた心許ない気がしてならない。
明日勝てば、大きく本戦へ向けて前進するだけに
どうにかして勝利を収めてもらいたいモノである。

2005年06月03日

日本対バーレーン

サッカーワールドカップ最終予選で日本は
ついにバーレーンとのアウェイ直接対決に臨んだ。
この試合に勝てば次の北朝鮮戦で引き分け以上で
ワールドカップ本戦への切符を手に入れる事になる。
前日の小野の骨折や、高原の欠場など
何とも悲しいアクシデントに見舞われる中で
どこまで行けるかが試される。
試合が始まる前にイラン対北朝鮮の試合が行われており
そちらの方はイランが1-0で北朝鮮を下していた。
しかし、相変わらず北朝鮮の方は非紳士的であり
北朝鮮監督がヒートアップして退場処分になるなど
問題の多い試合であった。
さて、試合が始まってみると、日本は良いテンポで試合を運んでいた。
そして前半で日本が段々と乗ってきたところで
個人的には意外な人物が綺麗に点を決めた。
小笠原である。
私は小笠原に対しては中盤の選手、つまりゲームメイクという面で
あまり良い印象はなく、この試合も小野の代用と言った気持ちで見ていた。
しかしそれはあくまでゲームメイクの面でのみの話であり
この試合では中田が守備的MF、中村が中盤のいわゆるMF
そして小笠原が攻撃的MFという3つの役割を分担して
試合を運んでいたのである。
高原不在の為、1トップで奮戦していた柳沢の後ろから
飛び出す形で2列目の小笠原が飛び出すという形で試合を進め
バーレーンの守備の一瞬の隙をついて小笠原の強烈なシュートが
ゴールネットを揺らしたのである。
私としても非常に衝撃的な得点であった。
そしてそのままゲームは動かずに、試合は終了した。
バーレーンには1-0で勝利し、日本は勝ち点を9として
非常に有利な立場に立ったのである。
しかしこの試合ではジーコ監督の采配が
なかなか光った試合になった様に思われる。
後半の交代の仕方に関しては疑問点がある部分や
時期的にもう少し早めの交代が望ましい部分もあったが
スタメンや、システムに関しては良い采配だったのではないだろうか。
ただ、この試合の結果で安心することは出来ない。
と言うのも三都主、中田英寿、中村俊輔の3名が
累積イエローで次の北朝鮮戦に出場出来ないのである。
こうなったら小笠原、中田浩、稲本の3名で中盤をかため
高原の復帰を期待するしかないだろう。
高原の穴は玉田や大黒、柳沢といった選手がいるが
中盤で中田、中村、小野の3選手がいないのは大きな痛手である。
とは言え、相手はグループ最弱の北朝鮮。
どうにか勝って綺麗に本戦出場を決めてもらいたい。

2005年06月05日

キーマンは誰?

サッカーワールドカップ最終予選で日本代表は
既にバンコクにて準備中である。
中田・中村・小野・三都主の4人の欠場で
非常に苦しい状態ではあるが、相手は最下位の北朝鮮。
この戦いで引き分け以上でワールドカップ本戦出場が決まる。
やはりこの試合のキーマンは稲本と中田浩二だろう。
この2人がしっかりと守りと中盤を固めて
柳沢などのFWが最前列、そして小笠原の2列目。
これらの布陣で北朝鮮を撃破してもらいたいモノである。
どうやら柳沢と鈴木が先発の予感であるが
個人的には高原と玉田の2トップが良いと思われる。
とにかく主力選手欠場の中で彼らサブのメンバーが
主力以上の力を出して戦ってくれる事だろう。
是非とも応援したいモノである。

2005年06月08日

日本対北朝鮮

ついにこの日がやってきた。
サッカーワールドカップ最終予選で
日本は北朝鮮と対戦した。
この試合で日本は引き分け以上で本戦出場決定。
また、北朝鮮はこの試合で負ければ本戦出場不可能となる。
それだけに両チームとも非常に気合の入っている試合である。
ご存知のとおり、北朝鮮の悪質なマナー違反により
本来ならば北朝鮮で行われるこの試合だが
タイのバンコクにて無観客の試合となった。
前のバーレーン戦で日本は中田・中村・三都主が出場停止。
そして小野・高原は怪我により出場不可能となっており
なんとも厳しい試合となる事が予想される。
最下位の北朝鮮が相手とは言っても、やはりこれらのメンバーが
そろって欠場となれば、苦しい試合になることは予想出来る。
試合が始まるとやはり大幅なシステム変更を余儀なくされ
非常にディフェンス面での失敗が目立つ。
特に縦方向に綺麗にパスを通されることが多く
心労の耐えない試合運びとなった。
しかしながら守護神・川口の好セーブなどに救われ
前半は何とか0-0で折り返すことが出来た。
そして迎えた後半戦だが、日本が立て直し始めたのである。
まだ本当のシステムには及ばないながらも
北朝鮮相手には十分通用するレベルになっていたのである。
後半から鈴木に変わって大黒が入り
日本は大いに攻め始めていた。
やはり私の予想通り、鈴木は今回の日本代表には
あまりフィットしない選手のようである。
柳澤と大黒で相手の裏に入るようなプレーの連続で
再三ゴールを脅かすが、それでもなかなかゴールが奪えない。
そんなじれったい空気の中で、ついに日本がゴールを奪った。
大黒がゴール前で競ってこぼれたボールを
柳澤が驚異的なスピードで、芸術的なスライディングシュートを
北朝鮮ゴールに叩き込んだのである。
テレビで観戦していた私も、まさかあそこに飛び込んでくるとは
大いに驚きである。
やはり海外でプレーするだけの実力が伺えた。
このゴールに影響されるように、北朝鮮は攻め急ぎ
また日本はグラウンドの悪さや息苦しい暑さの中で
選手が息を吹き返し、まるで前半戦のような動きに戻っていった。
そんな中で北朝鮮のミスが目立ち、攻め急いだ北朝鮮の選手から
ディフェンスの田中が相手から奪ったボールが
審判の再三のオフサイドに悩まされていた大黒へ
綺麗に通り、独走状態でキーパーまでフェイントで抜き去り
またもや相手ゴールへボールを叩き込んだ。
これで試合が決まったと思っていた矢先に
ついに北朝鮮の悪行が日本に及んでしまった。
この試合を通してそうなのだが、北朝鮮の日本選手への
反則が多く、非常に危険なプレーが多かった。
そして日本のゴール前で日本選手がクリアしようとしたボールを
北朝鮮選手が、事もあろうか両足の足の裏を向けて
両足での小学生以下のタックルを仕掛けたのである。
下手をすれば骨折モノの汚い反則である。
そして倒された日本選手が起きようとした足が
偶然にも反則をした北朝鮮選手に当たり
その反則に失敗した北朝鮮選手が今度は
倒れている日本選手に対して暴行を加えようとしたのである。
それを止めに入った中澤をはじめとする日本選手に
今度はその矛先が向き、急所へ蹴りを加えたのである。
北朝鮮のこれまでの悪質なマナー違反には
どちらかと言うとサポーターの違反もあり
少々多めに見ようと思う気持ちが私は持っていたのだが
さすがにこの行動は酷すぎる。
しかも無観客試合で選手を煽るようなムードもない状態で
この行動はもう言い訳の余地はない。
ただ、それでもやはり政治的な背景から
負ければ生命にかかわる様な環境となれば
北朝鮮選手の行動にも少々同情の余地があるのかもしれない。
さておき、このような事件がありはしたが
試合は無事に怪我もなく日本が2-0で北朝鮮に勝利した。
これで文句なしで2006年のドイツで行われるワールドカップの
本戦への出場権を獲得した事になる。
今大会の本戦への出場を決めた時点で日本は3大会連続で
本戦への出場を決めた。
終わってみればFWの2人がしっかりと仕事をした試合であった。
次はワールドカップの前にコンフェデレーションズカップがあり
このコンフェデを機会にまた世界の最高峰のサッカーへと
チャレンジを重ねてワールドカップでは良い成績を収めて欲しい。
日本代表、お疲れさま。

2005年06月12日

ドイツ入り。

ワールドカップ本戦出場を果たした日本代表が
コンフェデレーションズカップに出場するため
ドイツ入りし、練習を開始した。
初戦の相手は16日のメキシコである。
このコンフェデ杯でワールドカップ本戦への
弾みをつけて欲しいだけに、大いに注目したい。
出来ればベストメンバーと行きたいところだが
小野は骨折、中沢は怪我の治療に専念すると言う事で
それぞれ代わりの選手が出場する。
特に中沢の代わりに招集された茂庭には
中沢の代わりと言われない素晴らしいプレイを期待したい。

2005年06月15日

サッカー三昧

まさにサッカー三昧という言葉が
そのまま当てはまる夜であった。
というのも0時から6時まで、3試合連続で
日本対ベナン、FCバルセロナ対浦和レッズ
そしてコンフェデ杯の開幕戦であるドイツ対オーストラリアである。
3試合とも違った楽しみ方の出来る試合であった。
ワールドユース選手権の日本対ベナンは
第1戦でホスト国のオランダに負けているだけに
これ以上の負けは許されない。
アテネ五輪代表の平山や闘莉王などを中心に
再三押していたのだが、結局1-1の同点で試合を終えた。
個人的には闘莉王のシュートが外れたながらも
今後期待できるような気がする。
そしてバルサとレッズの1戦だが
結果としては3-0でバルサが圧勝したとは言え
レッズも田中達也などを中心に良く攻めており
三都主などの主力選手を欠く状態とは思えぬ
気迫溢れるプレイで大いに楽しませてくれた。
残念ながらバルサもロナウジーニョやエトーが
出場しておらず、世界トップのプレイを見る事は出来なかった。
そしてコンフェデ杯のドイツ対オーストラリアであるが
これが序盤から飛ばしに飛ばしたシーソーゲーム。
両チーム共に点の取り合いで、しかもその取り方が芸術的。
前半を2-2で折り返した。
その流れのまま後半も両チーム攻守共に素晴らしかったが
やはりドイツが調子を上げて、ドイツが押し始めた。
そして後半15分でゴール前でPKを取り3-2とした。
守りはやはり守護神のオリバー・カーンがこれ以上の
得点はさせないと、しっかり守備を固めた。
しかしPKの後からドイツは攻めの内容が悪く
ホスト国ながら、観客からのブーイングがあるなど
サッカー大国ならではの、サポーターの目の厳しさも伺えた。
そこはドイツ、意地を見せて終了間際に
スピード感溢れる素晴らしいゴールを決めて4-2。
しかし、その後すぐにこの試合でのドイツの不調をつき
オーストラリアがロスタイムに綺麗に得点。
その際にオリバー・カーンが流血。
何とも波乱に満ちた試合となった。
結局試合は4-3でドイツの勝利となった。
しかしながらドイツとしては非常に悪い試合内容だった。
明日の日本対メキシコを前に大いにエキサイトした試合で
大いに明日の応援にも力が入りそうである。

2005年06月16日

日本対メキシコ

ワールドカップを前に日本代表は
ドイツでコンフェデレーションズカップに出場している。
日本の初戦は世界ランキング6位のメキシコである。
今回のコンフェデ杯はいつもとは違った意味を持っている。
日本は昨年のAsian Cupで優勝し
アジア最強の称号を持っての参戦となる。
このコンフェデ杯は、前回のワールドカップ優勝国
ホスト国、各地域ごとのトップの国
合計8国の間で争われる。
ワールドカップの前哨戦とも言うべきこの試合は
いつもならただの前哨戦なのだが
今回、アジアにとっては意味が違う。
ワールドカップの出場枠は地域ごとに決まっており
アジアの枠を減らそうという話があるのである。
それがここまで減らされずに済んでいるのは
前回のワールドカップで日本がベスト16
韓国がベスト4と善戦しているからなのである。
しかしながら、前回のワールドカップでは
日本・韓国共に開催国であり、ある程度楽をして
本戦に出場しているのも確かである。
そこで、今回のコンフェデ杯が重要になってくる。
つまりこのコンフェデ杯で日本が
全く他国のサッカーに通用しない様な試合を
続けた場合は、ワールドカップでアジア出場枠を
削減されてしまう可能性が高い。
そんなプレッシャーの中で日本対メキシコ戦が始まった。
試合が始まってみると案の定、圧倒的に
メキシコがパスをまわし、日本はそれについていけていない。
しかしながら、日本も中沢不在の中で
しっかりと守って防いでいる。
それでも心配しながら見ていた前半12分に衝撃が走った。
最終ラインからのパスを小笠原を経由して加地へ
そして綺麗にサイドを抜けてセンタリングしたところへ
前回と同様に柳沢が飛び込み得点したのである。
いつも立ち上がりの良くない日本だが
今回はいつもとは少々違った雰囲気を醸し出している。
ジーコ監督のワントップという采配が成功しているのだろうか。
この得点から守備をしっかりと固めつつ
日本は安定したプレイでメキシコを攻め立てる。
逆にメキシコは少々攻めあぐねている感があった。
メキシコにもチャンスはあったが神・川口の好セーブで
何とか持ちこたえ、そのまま少し試合は落ち着いていた。
しかし前半の39分にメキシコのシーニャのドライブシュートで
ついに同点に追いつかれてしまう。
やはりこのレベルの相手となると一筋縄では行かない。
ほんの一瞬時間を与えれば、このシュートが飛んでくる。
ハイレベルな試合が展開されたが前半はそのまま終了。
前半終了近くになると、少々日本のバランスが崩れだしただけに
後半までに修正しておきたいところである。
そして後半が始まったが、日本も何とか立て直したが
メキシコの猛攻は続き、何度か危な場面を迎えつつも
試合は進んでいった。
途中13分ごろに、精彩を欠いていた中村と稲本をチェンジ。
守備を固めつつしっかり攻める形をとった。
しかしながら後半19分にフォンセカに
綺麗にヘッドで決められてしまった。
ここで大黒の投入で、一気に攻撃態勢を強化する。
既に1-2と負けているだけに強気で攻めたいところである。
それでも試合は動かず、今度は玉田も投入。
これで柳沢・大黒・玉田と超攻撃的な布陣となる。
このまま日本は再三メキシコゴールを脅かすが
ゴールを割ることは出来ず、1-2で負けてしまった。
しかしながら、決して世界レベルに対して
大きく引き離されているとも言えない事が解かった。
これで次のギリシャとの試合で今回の教訓を糧に
是非勝ちに行って欲しいものである。

2005年06月17日

中村の反乱。

サッカー日本代表の中村俊輔がジーコ監督と
中田英寿に対して批判の声を漏らしている事が解った。
昨日のメキシコ戦で後半に稲本と交代させられた事と
現在のシステムに関して、不満を持っているようだ。
中村は前のトルシエ監督の時もベンチの雰囲気を
悪くするという理由で日本代表から外された。
さすがに2世代連続で監督かみつくとなると
あながちウソとも思えなくなってくる。
ジーコ監督はともかく、中田は現在の日本代表を
誰よりも冷静に、厳しく見ている1人であり
そのレベルの高さも群を抜いている。
世界選抜に選ばれるだけあり、彼を批判する前に
他にやるべき事があるようにも思えてしまう。
どこの世界にもチームを崩す人間はいるのかも知れないが
やはりこの時期に批判してどうこうと言うのは褒められたモノではない。
どちらが悪いと言うのではなく、是非とも日本代表が
今現在出来る最善に向けて協力して欲しいものである。
次戦のギリシャ戦は日本が所属するグループの中でも
日本の次にランキングの低いチームであり
日本が一番勝てる見込みのあるカードである。
それだけここ一番の団結力を見せて欲しい。
さて、次戦の日本対ギリシャ、どうなることか。

2005年06月18日

日本対オーストラリア

オランダで行われているワールドユースで
日本U-20代表は決勝トーナメント進出をかけて
オーストラリアと対戦した。
今のところオランダに負け、ベナンには引き分けている日本だが
この試合に勝てば文句なしの決勝トーナメント進出。
引き分けた場合は同時刻に行われているオランダ対ベナンの
試合結果により、決勝トーナメント進出が決定する。
前回のベナン戦で活躍した水野は負傷のため
ベンチスタートとなっていた。
試合が始まり、相変わらずのスロースターターの日本は
あまり良いところがない。
逆に危ない場面も幾つかあり、何とかGK西川好セーブに助けられ
何とか前半を折り返した。
そして迎えた後半だが、前田を投入し攻撃的布陣にしながらも
なかなかチャンスが掴めない。
個人的には平山のボールコントロールに難があるように見える。
それでも試合は動かず、ついに水野を投入。
この水野の投入で流れは一気に日本に来ていた。
しかし、後半30分に今まで好セーブを見せてきたGK西川が
相手のフリーキックからゴール前につながれたボールを
痛恨のキャッチミスをしてしまった。
あまり難しいボールではなく、オーストラリアの選手も
特に競っていたわけではなかった。
そのファンブルしたボールを詰めてきたオーストラリアの選手に
決められてしまい、ついに先制点を許してしまう。
そこで今度は森本を投入し、超攻撃的布陣を敷いた。
そのまま試合は続き、攻撃的な布陣なため
守りが非常に薄くなり、何度も危ない場面が続いた。
しかしこれを防いだのがFWのカレン・ロバートである。
実は私はこのユース代表になる前から
カレンに関しては注目しており、本当に素晴らしい選手である。
彼の運動量やスピードにはオフェンス・ディフェンスにかかわらず
再三日本は助けられている。
そしてもうダメかと思い始めながらも、流れの来ている日本に
大きく声援を送っていた後半終了間際に
梶山のセンタリングを前田がシュート。
相手GKの手を弾き飛ばしつつゴール。
これで1-1と同点に追いついた。
同時刻に行われているオランダ対ベナンの試合は
オランダが1点リードしたまま硬直状態が続いている。
このまま試合が動かなければ日本が決勝トーナメントに進出決定である。
最後にも危ない場面があったが、何とか守り抜き
どうにか決勝トーナメント進出を決めた。
感想としてはとにかくまだ若いチームだと言う事である。
ここぞという場面でのミスはGK西川だけでなく、FWの平山もそうである。
しかしながら、今回の決勝トーナメント進出で
日本は非常に大きな経験値を得る事になる。
このユースチームが今後の日本サッカーを背負っていくだけに
今大会で得られる経験値は非常に今後を左右する。
それだけに出来るだけ長くワールドユースを戦い抜いて欲しいものである。
おめでとう日本代表。

2005年06月19日

多国籍バスケット&日本対ギリシャ

毎月恒例の多国籍バスケットに参加した。
今回も前回に引き続き非常に大人数である。
このところ体の調子も良い事もあり
今回は非常に調子が良い。
中学・高校の時の感覚に近い感じでプレイする事が出来た。
何より久しぶりに狙った3ポイントが入ったのは爽快である。
また、今回は本場のストリートバスケ出身者が2人参加し
本当にハイレベルで運動量の多い試合となった。

さて、待ちに待ったコンフェデ杯、日本対ギリシャである。
日本はFWに柳沢と玉田を起用して
システムを攻撃的な布陣に変更している。
試合が始まり日本は良いリズムで攻めている。
こういう時に気をつけなければならないのは
深入りしすぎてのカウンターを喰らう事であるが
そこもしっかり守っている。
ただ少々日本の当たりが強く、中村がイエローをもらうなど
選手の反則が気になるところである。
次戦の相手はブラジルなだけに、欠員は出したくない。
とは言え、ギリシャと日本には高さのハンデが大きく
日本のゴール前にセンタリングされる前に止めるためには
多少の強い当たりも仕方がないのかも知れない。
前半の日本はとにかく強く、ボール支配率も良く
玉田のスピードを巧みに使った裏へのパスでシュートを量産する。
この試合の見所は高さのギリシャに対して
スピードの日本という競り合いである。
高いギリシャはスピードが無く、日本は180cm以上の選手は
福西1人という差が面白い。
前半は完全に日本ペースで終了した。
決定的なチャンスが非常に多くあったのだが
なかなかゴールを割る事が出来ない。
ギリシャの足は完全に止まり
日本は非常に早いスピードでのゲームを展開する。
ここまでが素晴らしい仕上がりなだけに是非とも勝ってほしい。
日本選手のスタミナも心配されるが
ギリシャは前半カードを1枚きっているのに対して
日本はまだ誰も交代していないので十分に勝機はある。
後半開始にギリシャは建て直しのために
また1人FWの選手を変えてきた。
後半になってギリシャは高い位置でのプレスで
日本の攻撃に対して対応して来たが
それでも日本の攻撃はとまらない。
相手GKがペナルティーエリアを飛び出す場面もあり
日本に良いテンポで試合は進む。
ただ、後半のギリシャの対応により
日本が攻められる場面も増えている事も確かである。
後半13分にギリシャは3枚目のカードをきり
ついに交代枠を使い切った。
それに対して日本はまだ1枚もきっていないので
心配されたスタミナの問題も十分に対応できる。
試合は日本優勢ながらも動かない。
後はフィニッシュだけの日本と
攻撃をしつつも、日本の冷静な守りと
神・川口の好セーブに攻めきれないギリシャ。
そんな後半の19分に前半から飛ばしていた玉田に変えて
ジーコ監督は大黒を投入する。
ドリブルやスピードの玉田に対してゴールへの感覚の大黒。
この交代でギリシャのゴールを割る作戦である。
その流れで日本の攻撃は増えたものの
まだ試合は動かない。
そこで後半28分に疲労している小笠原に変えて
ジーコ監督は遠藤を投入した。
そして遠藤投入の直後に福西の突破から中村のスルーパスを
大黒が値千金のゴール。
ジーコ監督の采配が的中したと言えるだろう。
前半に大いに玉田で敵を掻き回した所で
リズムの違うストライカーで得点を奪ったのである。
これで1-0となり、ここからが日本には正念場となる。
幸いギリシャには疲れが見えているが
日本も守備でミスが見えるところもあり
気の抜けない試合展開が続く。
三都主の遅延行為でのイエローや
神・川口の好セーブに頼った場面などの
日本の穴はますます多くなる。
しかしギリシャの縦パス一本という戦い方に
助けられる場面が多い。
もし相手が王者ブラジルならば大変危険である。
そして後半43分に疲労した中村に変えて
中田浩二を投入し、守りをしっかりと固める。
そんな中でとにかく素晴らしい動きをしているのが
中田英寿である。
完全に相手の攻撃を高い位置でカットし
相手のチャンスを潰して行く。
本当に疲れを知らないスーパーヒーローである。
そしてロスタイムの2分を守りきり
ついにコンフェデレーションズカップで初勝利を得た。
この試合での日本代表の動きは
今までとは大違いで、ワンタッチでのボール回しや
運動量、システムの機能など、本当に素晴らしい。
これならば次戦のブラジル戦でも
大いに期待が出来るだろう。
一度オリンピックの舞台でブラジルをやぶった
前例もあり、非常に期待してしまう。
とにかくこの勝利は日本にとって
コンフェデ杯の中だけでなく、経験として
本当に大きな意味がある。
是非とも次のブラジル戦で大いに暴れてほしい。
頑張れニッポン!!!

2005年06月20日

真剣勝負

昨日の日本対ギリシャの試合の後で
ブラジル対メキシコ戦が行われた。
両社ともに勝てば決勝トーナメント進出である。
前評判ではやはりブラジルが圧倒的に有利なはずだったが
結果は大どんでん返しで、メキシコの勝利。
0-1でブラジルは負けてしまった。
この試合結果は次の日本対ブラジル戦に大きく影響を及ぼす。
と言うのも、もしブラジルが勝って決勝トーナメント進出を決めていれば
今度の対日本戦ではそこまで本気を出さなくても良い。
と言うより、その試合で調整を行う事が出来るのである。
もし負けてしまっても、既に決勝トーナメント進出を決めているので
全く問題は無いのである。
しかし、そのブラジルが負けてしまったのだから自体は一転した。
この日本対ブラジル戦の勝者が決勝トーナメントへ進出となる。
となればこの王者ブラジルが猛然と牙をむいて向かってくる。
あのロナウジーニョの本気、つまりは世界トップレベルの中でも
本当にトップのチームが本気で向かってくるのである。
何とも恐ろしい事か。
前回のギリシャ戦の様な調子で日本が戦ったとしても
ブラジルの優勢は変わらないだろう。
とにかく日本は得失点差でもブラジルには負けているので
ブラジルに勝つしか決勝トーナメント進出はない。
引き分けや負けでは敗退という事になる。
このカード、全く持って目が離せないモノとなってしまった。

2005年06月21日

日本対モロッコ

オランダで行われているワールドユース選手権で
日本は決勝トーナメント初戦、モロッコと対決した。
今回は水野がスターティングメンバーで出場し
今までキャプテンだった兵藤を怪我もあり
控えに下げてのスタートとなった。
前半が始まった直後はモロッコの強力な攻撃に
日本は完全に浮き足立っていたが
前半10分を過ぎると落ち着きを取り戻し
ボール支配率が上がってきた。
また、私が注目しているカレン・ロバートが
素晴らしいシュートで再三相手ゴールを脅かす。
しかし枠には行っているものの、得点には至らない。
そのまま前半は終了した。
この試合でやはり目立つのはカレン。
何と言っても異常な運動量で中盤は勿論の事
DFの位置まで戻り、相手の攻撃をカットする。
今のところ得点はないが、彼は重要なキープレイヤーである。
さて、後半が始まり日本は落ち着きつつ
ボールをしっかり支配して攻め立てる。
しかし前半同様なかなかゴールを割ることが出来ない。
個人的には平山のテクニックの無さが得点から
日本を遠ざけているように思えてならない。
とにかくトラップがあまり良くない上に
相手のディフェンスラインの裏を取るというプレイがない。
彼の長所といえば長身を生かしたヘディングだけだろう。
パスも日本ユース代表の平均レベルよりは下で
ポストプレイが出来ない。
運動量もカレンや水野・家長・梶山らと比べると
決定的に劣っている。
この硬直状態を打破するために大熊監督は
家永の代わりにスーパーサブの前田を投入する。
前の試合で途中出場で得点しているだけに
大いに期待できるプレーヤーである。
しかしそれに反して少しずつモロッコに流れが向き始める。
それを良く防いでいるのが前回大きな失敗で
痛恨の失点を喫してしまったGKの西川である。
良い判断で日本の守護神となり頑張っている。
そんな苦しい時間帯に疲弊してきた水野に変わり
兵藤を投入し、流れを変える作戦に出た。
このモロッコの流れをこの試合通して
良く防いでいるのが水本である。
1対1の場面で非常に強い能力を発揮し
モロッコの流れを食い止める。
このあたりはA代表の中沢に似た雰囲気である。
ただ、それでもモロッコのペースを崩すことは出来ない。
後半終了に近づくにつれて、ガンガンに攻め立てられる。
この決勝トーナメントからは引き分けの場合は
30分の延長戦、それでも決まらない場合はPKとなる。
相手の身体能力を考えると体の小さな日本は
時間が長引けば不利になる可能性もあるだけに
どうにか得点して勝利を収めたいところであった。
そんな中、ついにロスタイムに試合が動いた。
両チーム共に疲れから粗いプレーが続いていたが
日本の粗雑な守備からボールを奪われ
モロッコに得点を許してしまう。
そのままファンが乱入するアクシデントもあったが
ついに試合終了。
日本はこの大会で一度も勝利する事はなかった。
予選では0勝1敗2引き分けで
決勝トーナメント第1戦で敗退。
なんとも奇妙な結果でのワールドユースだったが
それでも日本選手には大きな経験が残ったことだろう。
彼らが次世代の日本のA代表を引っ張ってくれるだけに
今後も大いに活躍して欲しいものである。
お疲れ様日本代表。

2005年06月22日

日本対ブラジル

サッカーのコンフェデレーションズカップで
日本代表は決勝トーナメント進出をかけて
王者ブラジルとの試合を行った。
この試合の勝者が決勝トーナメントへの切符を手にする。
前回の試合で非常に高いレベルでの試合を見せた日本。
逆にメキシコ相手にまさかの敗北を喫してしまったブラジル。
この試合は勝敗は勿論の事、王者との試合という
非常に大きな経験値をもたらしてくれることだろう。
スターティングメンバーは両チーム共にベストメンバー。
日本は玉田と柳沢の2トップでギリシャ戦と同じ布陣。
ブラジルも秀才・ロナウジーニョを始めカカなど
現在考えられる世界最強の布陣である。
是非とも日本の底力を見せて欲しいものである。
ブラジルボールでのキックオフ。
日本は慌てず、まずはしっかりと守りを固めている。
力関係から考えれば日本の1つのミスは
即1失点につながると考えられるだけに気をつけたい。
開始直後からゴール前まで攻め込まれるが何とかクリア。
そしてその流れで加地が敵の裏をかいてゴール。。。
と思いきや、オフサイドの判定。
写真や映像を見る限り、オフサイドには見えない。
前半10分も立たない時間帯で幻のゴールとなってしまった。
しかしながらブラジル相手に得点出来る形を作った事で
日本代表には大きな自信につながったことだろう。
その後はブラジルの猛攻が続く。
その猛攻もマイアミでの奇跡的なブラジルからの
勝利の立役者である神・川口の好セーブに防がれる。
しかし日本の攻撃の途中で中村がロナウジーニョに奪われ
ロナウジーニョの独走から決定的なロビーニョへの
パスで見事に得点されてしまう。
これで0-1と早速1点のビハインド。
やはり1つのミスは即1失点となってしまった。
この試合で目立つ日本のミスは中村と小笠原である。
とにかく中盤のでパスを回す際に甘いコースを読まれて
カットされるか、パスを出す前につぶされる。
唯一安心して見ていられるのは中田一人である。
そんな雰囲気の中、ブラジルの猛攻は益々激しさを増す。
日本も良い様にやられるばかりで
ポストや、相手のシュートが枠を外れるなどの
自分たちの実力とは関係ないところで救われるばかりである。
日本はFKで中村が直接ゴールを狙うも
ゴールバーにはじかれて得点ならず。
これで決定的な場面を2つ逃した事になる。
しかし、この後で奇跡が起こる。
色々あったが中村が本場ブラジルも顔負けのドライブシュートで
福西からのパスをセンターサークルと
相手ペナルティーエリアの中間くらいからの
超ロングシュートで何と得点。
これで1-1とブラジル相手に同点とする。
ただ、この直後に三都主がくだらないファウルで
今大会2枚目のイエローをもらい
次の試合出場停止となり、場の雰囲気を引かせてしまう。
素晴らしい選手なのだが、クレバーなプレイが出来ないのが
非常に悔やまれるばかりである。
同点にされた事で、またもやブラジルが本気で牙をむく。
そしてついに秀才・ロナウジーニョのシュートが
神・川口のゴールマウスを割る。
川口は反応し、触っているのだが得点されてしまった。
これでまた1-2で1点のビハインドとなってしまった。
また試合中に審判にボールが当たる事が良くある。
それほどブラジルと日本のパス回しや
そのカットなど、ボールの動きが早い証拠である。
そんなスピーディーな試合展開から一転して
前半の終盤はブラジルが攻めずにパスを回し出す。
これが数分間続き、会場からはブーイングの嵐。
日本もこのボールを取る事が出来ない。
無理に取りに行き、深追いすれば
一気に攻められるからである。
そしてそのまま前半は終了となる。
チャンスを生かすことが出来ていれば
もしくはこの点差で3-2とし、日本リードで
折り返す事が出来たかも知れないだけに
悔やまれるばかりである。
後半までに立て直し、どうにか勝利に向かって欲しい。
日本は後半から玉田を下げ、大黒を
また小笠原を下げて、中田浩二を投入し
何とか流れを引き寄せようと試みる。
その成果か、後半開始直後に決定的な場面を作るなど
日本は攻めの姿勢から後半に入る。
そしてその大黒の突破からのグラウンダーのセンタリングで
中村への決定的なパスが通ったのだが
GKを抜くも、カバーに入ったDFに阻まれる。
その直後に加地がこの大会2枚目のイエローで
次の試合に出場停止となった。
とは言え、この試合に勝つことが第一条件なので
今はそれどころではない。
ブラジルの猛攻はなおも続くもやはり神・川口の
スーパーセーブや顔面ブロックなど
とにかく素晴らしいセービングで日本ゴールを守ってくれる。
彼が年齢を重ねてしまう事は日本の損失とも言えるだろう。
いつまでも日本代表のゴールを守ってほしいがそうも行かない。
そして後半16分にブラジルもFWを下げてMFを入れ
またカカも下げて控えの選手を投入してきた。
ただブラジルの場合は選手層があまりに厚いため
控えでもスターティングでもレベルは変わりなく
どちらかと言えばプレイスタイルが違うくらいである。
なんと怖いチームだろうか。
しかし日本も負けずに対抗する。
福西と中田英寿で中盤を、そして大黒が
ブラジル陣営を掻き回す。
やはり中田英寿のパスは世界レベルである。
と言うのも彼のパスは非常に難しいコースを突いてくるが
これが通れば明らかに得点というようなパスばかり。
日本選手がこのパスに付いて来られる様になれば
これほど心強い事はないだろう。
後半28分にジーコ監督は柳沢を下げて
ようやく髪型がさっぱりした鈴木を投入する。
果たしてこの采配がどう影響するだろうか。
この交代とは関係ないが、この時間帯から
日本にも何度かチャンスが回ってくる。
単にブラジルが攻めの手を休めているという感もあるが
日本にとってはチャンスである。
そんな中でブラジルのサポーターらしき人物が乱入し
試合が一時中断。
どうやらロナウジーニョと握手をしたいようで
ロナウジーニョもそれに応えていた。
さすがロナウジーニョ、ファンサービスも一流である。
試合が再開し、流れが変わらないか心配だったが
そのままの流れでブラジルの猛攻は影を潜める。
ブラジルもここでエドゥを投入したが
そこまでのシステムの変更はないようである。
これで両チーム共に交代枠を使い果たした。
この時間帯に目立つのは大黒。
とにかく相手のDFの嫌な部分をつき
大黒に付いている相手DFも露骨に嫌な顔をしている。
彼はこの大会で大分レベルが上がったようである。
そして鈴木の方は全く攻撃に絡む事が出来ない。
私としても彼はこの日本代表のシステムには
フィットしない気がしてならない。
大黒のポジショニングの良さを考えると
ただ動き回っているようにも見えてしまう。
三都主と同様、もう少しクレバーなプレイが必要なのかもしれない。
そしてついに後半43分に中田英寿が絶好の位置でFKを取る。
そのFKを中村が蹴り、ゴールポストに嫌われるも
そこに大黒が詰めてゴール。
あの場所にに詰めているという所が大黒の素晴らしい長所。
このゴール感覚には感服する。
大黒よりも先に詰めていた福西が反応出来なかったボールを
難なく詰めてゴールを決めている。
さて、これで2-2の同点とした。
残念ながら同点では決勝トーナメントには進めない日本は
もう1点追加する必要がある。
そして日本はリスクを犯しつつも攻めに転じ
大黒がまたもやヘディングで素晴らしいシュートをするも
外れてしまい、ホイッスルが鳴る。
そんな時間が少ない中で笛を聞いていない鈴木が
ブラジルのレオと揉めるという情けない部分を露出する。
そしてついに試合は終了。
王者ブラジルに対して2-2と日本は引き分けた。
決勝トーナメントには進めなかったが非常に大きな成長があった。
個人的には試合終了後に中田英寿とロナウジーニョが
お互いのユニフォームを笑顔で交換をするシーンに感動してしまった。
決勝トーナメントに進むめなくても非常にスカッとした
素晴らしい試合だったと思う。
これで日本代表は世界との差を良い意味で再認識した事だろう。
私としてはもう日本がサッカー後進国だとは思えない。
世界に通用するレベルに達していると思われる。
後は世界レベルの中でどれだけ上り詰めるかだけである。
是非今後も素晴らしいプレイで魅了して欲しい。
有り難う日本代表。
そしてお疲れ様。

2005年06月23日

日本代表の旅立ちか?

惜しくも敗退してしまったが
今回のコンフェデ杯で日本はまた世界に
大きくアピールする事が出来た。
まず中田はパルマ時代に確執のあった
ブランデッリ監督がフィオレンティーナで
新たに就任する事になっており
移籍を考えていたが、今回の大活躍で
だいぶその移籍先の選択肢が広がっただろう。
中村や柳沢もそれぞれのチームでの地位が高まったはずだ。
そして今回は福西と大黒である。
この二人の目覚ましい成長と活躍には
世界のクラブチームも相当興味津々なようで
もしかしたら今回の日本代表の国内組が
次のドイツワールドカップでは海外組になっている可能性も高い。
今後ともワールドカップ優勝に向けて大いに活躍して欲しい。

2005年06月24日

Live! & 日本対ポーランド

二子玉川の玉川高島屋にあるCafe Fouquet'sで
私のAcoustic BandのLiveを行った。
来月からGtが入れ替わりのため
今回は今までのGt松本慶一氏と来月からのGt瀧澤幸仁氏の
両氏を迎えてのLiveとなった。
今回も多くの方々にお越し頂き、非常に嬉しい限りである。
子供から大人まで良い反応を得られたので
次回にも是非ともつなげたいものである。
既に8月までLiveが決定しているのでお楽しみにして頂きたい。

さて、サッカーが一段落したところで今度はバレーボールである。
バレーボールワールドグランプリで女子日本代表は
名将柳本監督の下、アテネ五輪を経験した選手を中心に
良いチームに仕上がっている。
前回はメグ・カナの両名を主軸としたが
今回は大友・高橋の強打で一気に責め立てる。
第1セット、第2セットと一気に連取し第3セットである。
この第3セットで少々気が抜けたのか、ポーランドに対して
苦戦し、シーソーゲーム状態が続くが
私が注目している杉山の完璧なブロックが良いように決まり
それまで乗っていたポーランドの流れを
完膚無きまでに叩き潰す。
このまま日本は波に乗り、見事初戦を白星で飾った。
また、バレーでも王者のブラジルは綺麗に韓国を破っており
バレーでの日本対ブラジルというカードも期待出来る。
是非ともこのまま頑張って欲しいものである。

2005年06月25日

Live! & 日本対韓国

Club24Westにて、最近出合った興味深い
ミュージシャンの方々を集めてのLiveを行った。
というのもOriginal Bandのメンバーの都合上
今回は日程が合わず、出演不可能なため
一緒に何かやりたいと思いつつも機会が無かった方を
集めて何かやらかそうという試みなのである。
Vocalには御馴染みFunkyでPowerfulなRIKO氏と
大学サークルでの私の後輩であるKelpie氏。
Guitarには何度か御一緒している上松瀬友太氏と
こちらも大学サークルの後輩でありAcoustic Bandの
レギュラーとして大活躍中の瀧澤幸仁氏。
BassにはAcoustic Bandで一度お手伝い頂いた川端将司氏。
そしてDrumsには宮下智氏プロデュースのBandで
御一緒した白川玄大氏を向かえた豪華な面々である。
曲はメンバーの共通点であるSoulとFunkに的を絞り
非常に満足の行くLiveとなった。
観客の方々からも非常に高い評価を頂き、嬉しい限りである。
このBandをシリーズ化しようという話も出ているので
今後を楽しみにして頂きたい。

さて、昨日に引き続きバレーボールワールドグランプリで
女子日本代表は宿敵韓国と激突した。
柳本監督になってから前回のアテネ五輪まで韓国には
負けることなど無かったのだが
アテネではまさかのストレート負けを喫してしまい
何とも悔しい思いを強いられた。
その屈辱を晴らすべく、日本はベストコンディションで試合に臨む。
昨日のポーランド戦でストレートで勝利を収めた日本は
波に乗って韓国を攻め立てる。
この試合で非常に特筆すべきは杉山・宝来・菅山の3名である。
杉山はここぞと言う時に韓国の流れを
全てそのスピード溢れるプレイで断ち切り
宝来はブロックで韓国の攻撃を防ぎ
菅山は素早いカットインからいつの間にかアタックを打ってくる。
この3人の大活躍のおかげで韓国は本来マークするべき相手を
見失い、そのリズムを大きく崩す。
昨日のブラジル戦では、明らかに調子の悪い韓国だったが
この試合ではしっかりとその調子を取り戻し戦っていた。
しかし、それ以上に日本は強く一気に2セットを先取する。
この3人の特長は上記の限りでなく
杉山や菅山もしっかりと大事な場面でブロックを決め
宝来もその高さを十分に生かしたアタックを打ち
相手のブロックの上から豪快に決める。
高橋はマークされながらも決めるところでは
その強打でしっかりと決めており
大友は昨日とは一変して不調ながらも昨日の流れを
逆手にとり、強打でなくフェイントなどで決めつつ
大事な場面でのブロードなど
とにかく日本が強い。
決して大きくリードされる事がなく、安定した試合運びである。
そしてついに第3セットだがこちらも終わってみれば
中盤以降は完全に日本ペースで大差で韓国を下し
見事にアテネ五輪での雪辱を晴らした。
今回のチームは前回のように不安定要素がない。
前回はメグ・カナの調子によって強さが大きく左右されたが
今回は大友がダメなら高橋、それでもダメなら杉山
そしてその後ろにも宝来、菅山などの強力な選手が揃っている。
これでついに明日王者ブラジルとの決戦である。
サッカーでは引き分けに終わったが
バレーでは是非とも勝利を収めて欲しいものである。
頑張れニッポン。

2005年06月26日

Live! & 日本対ブラジル

横浜みなとみらいランドマークタワーの
ロイヤルパークホテルにて里村美和氏の
BANDのLiveを行った。
嬉しいことに今回のLiveは私がサウンド関連の統括を
任されており、是非とも成功させたいLiveでもあった。
テーマはLatin。
Bossaを基本としながらも、Salsaなどのフレーバーを取り込み
非常にバラエティーに富んだ雰囲気に持っていった。
里村氏はやはり百戦錬磨の大御所の貫禄があり
私が予想したサウンドよりも数段上のGrooveを打ち出し
BANDのGrooveをまとめて頂いた。
また第3ステージでは私が急遽Vocalも担当し
第4ステージでは今日ダンサーとして参加していた
RIKO氏、藤谷美里氏、にしやん氏の3名が
Vocal・Saxで参戦し、本当に楽しいLiveとなった。
藤谷氏とにしやん氏とは久々の共演であり
私としても嬉しい限りであった。
2人とも素晴らしい人格で控え室・ステージ共に
里村氏やRIKO氏と共に良いムードを作り出している。
そしてGtの瀧澤氏とBassの川端氏は
このところ良く御一緒させて頂いているており
本当に良い雰囲気の中でのLiveで
私も良いプレーをする事が出来たと思われる。
勉強になると共に、リフレッシュも出来た良い一日であった。

さて、いよいよバレーボールワールドグランプリで
女子日本代表は王者ブラジルとの対戦である。
日本はここまでストレート勝ちで来ているだけに
これは期待の出来る試合だと思われる。
まずは第1セットで日本は宝来のブロックや
杉山のブロード、菅山・大友・高橋の強打を武器に
相手をスピードで掻き回し、なんとブラジル相手に
ブロックポイントを1つも与えずに25-17で
第1セットを先取した。
続く第2セットでブラジルは浮き足立っており
序盤からミスを連発し、完全な日本ペース。
とにかく素晴らしい出来なのが菅山である。
パワーだけでなく、脅威のテクニックも披露し
守りでも難しいボールをレシーブし
そして場面によってはセッターのように素晴らしいトス。
攻守共に大活躍で第2セットもブラジルを圧倒し
途中連続ポイントを許す場面もあったが
ついに王者ブラジル相手に25-17で第2セットも連取。
このまま波に乗って一気に決めたい所である。
しかしブラジルもここで意地を見せ第3セットは
17-25でブラジルに奪われてしまう。
このあたりは王者の風格もあり、自らの悪い部分を
しっかりと修正してくるのが怖いところである。
そして迎えた第4セットだが、ブラジルは第3セットに引き続き
なおも修正を施しており、なおも日本を攻め立てる。
序盤からリードを許し、点差を詰められないまま試合が進む。
中盤になり点差を縮めつつも大事な場所で
ブラジルに押さえられていたが、ついに14-14まで追いつき
なんと竹下のブロックでついにリードを奪う。
しかしブラジルもそこで引かず、またリードを奪い返し
また少しずつ離されてしまう。
そしてそのまま21-25でこのセットもブラジルに奪われる。
これで2-2のタイとなり、ついに最終セットまでもつれ込む。
さすがに楽には勝てる相手ではないようである。
最終セットは最初のポイントは日本が取ったが
リードを奪いつつも引き離せずにシーソーゲームが続く。
最終セットは15点先取なので集中力を
一瞬でも切らしたらそこで負けてしまう。
それだけに是非とも集中した場所である。
しかしブラジルもジャンプサーブやアタックで波に乗っており
非常に難しい試合展開である。
2点差を埋められないままコートチェンジ
そしてついに3点差まで引き離される。
しかし大友の強打、菅山のレシーブ、高橋のフェイントなどで
何とか食いつき、ついに1点差まで追撃する。
王者ブラジルもここでたまらずタイムアウト。
しかし日本の流れは止まらずついに日本は12-11と
リードを奪い、ここでブラジルがまたもタイムアウト。
ブラジルもここで気持ちを引き締め、同点に追いつかれる。
それでも大友の上手いプレーでリードを奪い返し
そしてここで宝来のブロックでついに2点差のリードを奪う。
ついに日本のマッチポイントである。
しかし、ブラジルの選手の入れ替えで時間を稼がれ
流れを切られてブラジルに追いつかれ、14-14。
これで2点差を奪った方の勝ちとなる。
ここで菅山の流れを引き寄せるパワフルなアタックで
またもマッチポイント。
しかしまたもブラジルに追いつかれてしまう。
そして今度はブラジルのマッチポイントとなる。
そこでそのブラジルの流れを断ち切るのが、またも菅山。
しかしまたもブラジルがマッチポイントとしシーソーゲームが続く。
そして最後の最後まで喰らいついた日本だが
最後で18-20でブラジルに最終セットを取られて
ついに初めての負けを喫してしまう。
しかしこの試合でサッカー同様に日本のバレーを
世界に知らしめる形となり、日本も大いに自信を持って
今後の予選ラウンドを戦っていけるのではないだろうか。
是非とも仙台で行われる最終ラウンドに残り
北京への第一歩として欲しいものである。

2005年06月27日

東洋の魔女

昨日までの女子バレーボールワールドグランプリでの
日本代表の大活躍で、バレーボールの視聴率が
格段に良くなっているようだ。
昨日のブラジル戦においては視聴率21.8%と
東洋の魔女復活を見ようと多くの人々が
チャンネルを合わせたようである。
これでバレーボール人気が上がり、今後の日本バレー界も
大いに発展の方向に向かう事を願うばかりである。
バレーやサッカーは非常に動きが多く
TV中継にも向いている事から今後も注目されるスポーツになるだろう。
両スポーツの日本代表には今後も頑張って頂きたい。

2005年06月29日

レッドカードの枚数

この所盛り上がっているサッカーであるが
気になるのがカードである。
中東のチームの試合では非常に多くのカードが飛び交う。
1つの試合で何枚ものイエローカード
時にはレッドカードまで飛び出す始末である。
さて、このカードだが何枚まで出せるのだろうか。
イエローカードは特に定められていないが
レッドカードは実は5枚までなのである。
この5枚は1チームにつきである。
つまり合計10枚までレッドカードを出す事が出来る。
それ以上になった場合は6枚目のレッドカードが出たチームが
無条件で負けというルールになっている。
意外と知られていないルールの裏側であった。

2005年06月30日

やっぱり日本は強い!?

ドイツで行われていたサッカーコンフェデ杯は
ブラジルがアルゼンチンを大差で下して優勝した。
そのブラジルに唯一引き分けたのが日本である。
メキシコはブラジルに勝ってはいるが
ドーピングで2人の選手が失格となっている。
個人的に疑問なのが、彼らが日本との試合の時にも
ドーピングをしていた事実があるのに
決勝トーナメント進出を果たしている事である。
普通に考えればそんな反則をしていれば
出場資格剥奪で繰り上げで日本が決勝トーナメントに
進出しても良いようなモノである。
例え、日本が決勝トーナメントに進出しなくても
失格にしてしかるべきである。
結局そのメキシコは準決勝で最後の最後でPKで負け
そして3位決定戦でもドイツに負けている。
ドーピングの選手がDFの選手だっただけに
ディフェンス面でのパワーダウンがあったのだろう。
もし日本の試合の時にその選手がいなければ
もしくは日本が勝っていたかも知れないだけに悔やまれる。
この屈辱はワールドカップで晴らして欲しいものである。

2005年07月01日

日本対ドミニカ

女子バレーボルのワールドグランプリで
日本は韓国での2ndラウンド初戦、ドミニカと対戦した。
このドミニカはアテネから出てきたチームでありながら
キューバやブラジルなどの強豪チームを
その圧倒的な身体能力で捻じ伏せた戦績がある。
日本もワールドグランプリ直前の試合で1勝1敗と
楽に勝たせてくれるチームではない。
彼女らのチームはほとんどの選手が180cmを余裕で超えており
中には最高到達点が3m15cmを超える選手も数名いる。
女子バレーでは有り得ない高さである。
しかしながら日本も王者ブラジルとギリギリまで競った事もあり
非常に見所満載の試合である。
第1セットは一進一退の攻防で試合が展開される。
やはりこの試合でも杉山・菅山・宝来の3名のプレーが
要所要所で非常に素晴らしい輝きを放っている。
中盤になるとドミニカの身体能力を中心としたプレーで
徐々に日本は差を広げられてしまう。
しかし竹下のブロックなど、日本は何とか1点差まで追撃する。
そしてついに21-21と同点に追いつく。
そこから菅山の強打、杉山のブロードなどで24-24となり
宝来の1枚ブロックでセットポイントを迎える。
最後はきっちりとブロックし、まずは1セットを先取した。
苦しい立ち上がりだっただけに
これで波に乗って行きたい所である。
しかし宝来のような選手しかいないドミニカは本当に脅威である。
さて第2セットだが、こちらも一進一退の攻防で幕を開けた。
このセットで目立つのは審判の誤審である。
一度決めた判定を覆したり、明らかに間違ったジャッジで
日本もドミニカもリズムを崩される場面が多い。
少しのリードを保ちつつ試合は進む。
中盤になり、日本のブロックが決まり始め
リードは4点に広がる。
そのリードを詰められるも逆転を許さず試合は終盤へ。
菅山の絶妙なボディバランスからのアタックなどで
ついに日本はセットポイントを向かえ
最後は高橋が決めて日本は第2セットも連取する。
しかしドミニカのサーブミスなどのくだらないミスに
大きく助けられている事も確かであり
今後のドミニカの成長を考えると末恐ろしいものがある。
キューバやブラジルのようなチームがもう一つ増えてしまう。
そして迎えた第3セットであるが序盤から良い立ち上がりで
リードを保ちつつ試合を進める。
また子のセットから入った相手のバウティスタを
何とか封じ込める。
ワールドグランプリ前の試合でこの選手に良い様に
決められただけに借りを返しておきたい。
その勢いで波に乗った日本は第3セットも取り
ドミニカ相手にストレートで試合を決める。
明日は日本ラウンドで完全に封じた韓国との対戦である。
ここで韓国を封じて東洋の魔女復活と行きたい所である。

2005年07月02日

日本対韓国

女子バレーワールドグランプリで日本は
韓国ラウンド第2戦、アウェーでの韓国戦を迎えた。
第1セットは最初から竹下のサービスエースから始まり
良いテンポで試合が展開していく。
日本ラウンドではホームだから勝てたなどとは言われないよう
確実に叩き潰しておきたいところである。
序盤からリードを保ちつつ進み5ポイントをリードして
余裕で1回目のタイムアウトを迎える。
韓国はここで流れを変えたいが、変わるはずも無く
日本ペースで試合はガンガン進んでいた。
しかし、後半に入り一気に予想外の韓国ペース。
日本はリズムを完全に崩され、菅山・杉山などのアタックが
上手く機能しなくなってきた。
しかしながら大量にリードを奪っていたため
大きくリードされることはなく20対20となりここからが勝負である。
一進一退かと思いきや、宝来の活躍で抜け出し
最後も宝来がきっちりと決めて第1セットを先取した。
やはりまだ余裕で勝てるほど甘い相手ではないようである。
しかしながら強敵かと言えば、昔ほどの脅威はなく
しっかりと日本のバレーを展開すれば確実に勝てる相手である。
第2セットは大友の強烈なスパイクで日本がリードして始まる。
日本はしっかりと立て直して第2セットも連取したいところ。
しかし韓国も第1セットを落としたとは言え、リズムを掴み
しっかりとついて来ている。
日本はリードを奪いながら試合を進めるが
大きく引き離すことは出来ない。
しかし後半に入りようやくリードを拡げ連続ポイントもあり
ついにセットポイントを迎える。
最後は最速杉山のブロードで25-18で第2セットも連取した。
このまま一気にストレートで韓国を下したいところである。
第3セットは韓国のホールディングでこのセットも
日本の先取点から始まる。
昨日の試合のように後半集中力を切らさぬように
きっちり試合を決めておきたい。
第2セットと同じような展開だが中盤から
日本がリードを取り、一気に日本が波に乗る。
途中韓国の流れになりそうな部分は
次の瞬間にはしっかりと完膚なきまでのアタックで叩き潰す。
ついには10点の大量リードを奪い試合は終盤へ。
杉山のブロード、宝来の高い位置からのアタック
高橋の強打、菅山の絶妙なボディーバランスからのアタック
竹下の巧妙なトスワーク、櫻井の根性のレシーブ
そして柳本監督の戦略、控えの選手や観客の声援
全てが揃い余裕で韓国をストレートで下した。
これで日本は韓国ラウンドも2連勝で勝ち越しを決めた。
また韓国にはアテネでの借りをきっちりと倍返しと
何とも気分の良い試合である。
明日のアメリカ戦は格上の相手なだけに気を引き締めて行きたい。
頑張れニッポン。

2005年07月03日

日本対アメリカ

女子バレーワールドグランプリ韓国ラウンドで
日本はアメリカと激突した。
韓国ラウンド最後の試合なだけに
ここは絶対に決めておきたい。
特に日本ラウンドでは最後のブラジル戦で
悔しい負けを喫しているため
その二の舞は避けたいところである。
しかしながら第1、第2セットと連取され日本は大苦戦。
決して通用しない相手ではないのだが
相手選手の身体能力やコンビネーションに圧倒されたのか
日本独特のスピーディーなリズムでの試合展開にならない。
この当たりが精神的に弱いところなのだろうか。
第3セットでは何とか一矢報いたが
続く第4セットを27-29とデュースまで持ち込みながらも
落としてしまい1-3でアメリカに負けてしまった。
不思議なのがなぜアメリカに韓国が勝てたのかという部分である。
明らかにアメリカが調子を崩していたとしか思えない。
韓国対アメリカの試合は放映されないので判断しかねるが
どちらにせよ、日本のバレーの弱い部分が露呈してしまった。
ただ、その部分の修正は精神的な部分である気がしてならない。
それだけに次のタイラウンドでもう一度当たるアメリカに
借りを返して欲しいものである。

2005年07月08日

日本対ポーランド

女子バレーワールドグランプリで日本は
タイラウンドの初戦、ポーランドと激突した。
日本ラウンドでの最初の試合で日本は
このポーランドを余裕のストレート勝ちで撃破した。
日本はここまで4勝2敗と非常に良いリズムで
勝ち進んでいるだけにこの第3ラウンドで良い成績を残し
日本の仙台で行われる決勝ラウンドにコマを進めたいところである。
サッカー日本代表もこのタイのバンコクでワールドカップ本戦への
出場権を獲得しただけに、バレーでも大いに期待がかかる。
第1セットが始まり、ポーランドの先取点で始まったが
日本ラウンドとは明らかにポーランドの動きが違う。
日本の試合を研究してきたという情報は本当らしい。
そのポーランドのよいリズムに3連続ポイントを許してしまうが
その後日本は一気に4連続ポイントで逆転する。
そしてしばらく一進一退の攻防が続くが
徐々に日本が引き離しにかかる。
しかしポーランドがしぶとく追いつき、点差が動かない。
今度はポーランドが逆襲し、17-20と点差が離れる。
日本はその後2点差まで詰め寄ったのだが22-25で
第1セットは落としてしまった。
今回のポーランドはやはり気を引き締めないと
あっさり負けてしまうかもしれない強敵である。
第2セットで日本は菅山を下げて吉澤を入れる。
第2セットもポーランドの先取点で始まるが
日本は調子を取り戻しつつあり、序盤からリードを奪う。
サーブカットで狙われていた菅山を一度休ませ
吉澤を入れた柳本采配が良い結果を生んでいる。
やはりこの大会、菅山の活躍でどのチームも
菅山潰しを狙ってきているので
その菅山がリズムを崩す前に休ませて
日本のリズムを回復させ、相手のリズムを崩すという
作戦を早めに使ったのが正解だったのだろう。
しかし圧倒的な高さを誇るポーランドに対して
日本の強打はことごとくブロックされ徐々に引き離される。
相手に連続ポイントを許し、相手のミスで点を取る形が続く。
それでも何とか食いつく日本は中盤から連続ポイントで
ついに同点に追いつく。
しかしまたもや日本は引き離され3点のリードを奪われる。
日本はそれでも食い下がり、23-24まで追いつくが
最後は日本痛恨のタッチネットで第2セットも連続で落としてしまう。
これ以上は落とせない第3セットで日本は杉山のスピーディーな攻撃で
先取点を奪い、リズム良くスタートする。
途中追いつかれそうな場面もあったが4連続ポイントなどで
日本はリードを奪ったまま試合は終盤へ。
ここでついに日本は菅山をコートへ戻す。
しかしここでまさ7連続ポイントでポーランドに逆転されまたもピンチへ。
そしてついに20-24でポーランドのマッチポイント。
22-24まで詰め寄るも、結局そのまま22-25で第3セットを取られ
終わってみれば開幕戦とは逆のストレート負け。
今回は全く良いところの無かった日本。
そして審判も少々背の低い日本に対して厳しい判定であり
それらが重なり完全に精神面で崩された感が否めない。
明日は雪辱のアメリカ戦だが、ここで息を吹き返し
どうにか残り2戦を勝利で終わってほしい。
明日の日本代表に期待したい。

2005年07月09日

日本対アメリカ

女子バレーワールドグランプリのタイラウンドで
日本は第2戦、アメリカと激突した。
韓国ラウンドで一度負けており
昨日のポーランドの鬱憤もあるので
ここは是非とも勝っておきたいところである。
第1セット序盤は日本リードで始まった。
昨日と同じく疲れの見える菅山を下げ吉澤を
入れての布陣である。
点差は離れないが、昨日と違って日本のシステムが
ある程度機能しており、良い試合展開である。
この試合で目立つのは今まで全く良いところのなかった
大友と、昨日から活躍中の吉澤である。
この2人の伏兵が相手のリズムを崩していると言えるだろう。
しかしアメリカも引かず、点差は開かないまま終盤に進む。
終盤に入り22-24とアメリカのセットポイントまで持ち込まれるが
日本は食い下がり24-24に持ち込む。
食い下がった日本だが26-28で第1セットは落としてしまう。
第2セットで日本は第1セットで気落ちせずに
しっかりしたプレイで試合を展開し終始リードしたままで
終盤まで試合を持ち込む。
この終盤にきて日本は23-20とリードを広げる。
そしてついに24-21で日本のセットポイント。
この後、吉澤がきっちり決めて25-22で第2セットは日本が取った。
迎えた第3セットだが、まずは大友の得点で始まる。
序盤は日本の4連続ポイントで日本リードの中で試合が進む。
そのままリードを広げ11-5と点差が広がる。
この流れに乗った日本は一気に攻めながら終盤へ。
点差はついに20-10と、10点差まで広がった。
そして24-15とセットポイントに持ち込み
最後は高橋の強打で第2セットに続き第3セットも連取した。
このまま一気に試合を決めたい日本。
第4セットはアメリカも立て直して来ており、第3セットのように
すぐに点差が開くということもなく、一進一退で試合が進む。
しかし終盤に入り日本の連続ポイントで19-15と点差が広がる。
そしてついに20-15となり、ここからが勝負の日本。
世界ランキング3位のアメリカに対して雪辱を果たす時が近づく。
そして24-17で迎えた日本のマッチポイント。
アメリカに1ポイント返されるも最後はこの試合で大活躍の大友が
強打で相手のブロックを吹き飛ばして取り
韓国ラウンドでの雪辱を見事に果たした。
この波に乗ったまま、明日の最終戦できっちりと勝ち
決勝ラウンドの仙台へ進んでほしいものである。
またブラジルは決勝ラウンド進出が既に決定しており
開催国の日本は進出が決まっているため
こちらでもきっちり借りを返してほしいところである。
頑張れ全日本。

2005年07月10日

多国籍バスケット & 日本対タイ

毎月恒例の多国籍バスケットに参加した。
このところ非常に参加者が多かったのだが
今回は落ち着いたようで、多くも少なくもなく
やりやすい人数での開催となった。
しかし、前回に増して物凄い運動量で
その上、190cmのアメリカ人も参戦し
もうとんでもない状態であった。
ほぼ経験者で固められた面子で
特に190cmの選手には全く歯が立たない。
2試合のフルコートの試合で2度ほど抜き
1度だけ止めたのだが、それ以外のプレイでは
全て弾き飛ばされるか、遥か上空で手が出せない。
バレーの全日本代表の中でも一番の身長を誇る
宝来よりも高いことを考えると、なんとも強力である。
毎回ヒートアップしているこのバスケだが
次回、これ以上ヒートアップすることを考えると恐ろしい。

さて、女子バレーワールドグランプリで予選ラウンドの
最終戦、日本はタイとの試合を行った。
タイはそこまで強力なチームではないのだが
相手のホームという事もあり、気の抜けない試合になりそうである。
第1セットは高橋の先制点から始まったが
タイの予想外の強力な攻撃に序盤から日本は大きく崩される。
一時は一気に点差が開いたが、なんとか追いつき
7-8とリードを奪われて一回目のタイムアウトを迎える。
タイムアウトで日本は多少立て直し何とか食い下がる。
しかし自分達の流れを掴めずにズルズルと引き離される。
そんな中、終盤に入りついに日本がタイを捉える。
20-20と第1セットから気の抜けない試合となった。
ところがその後が続かず第1セットは23-25で取られてしまった。
昨日に引き続き、非常に立ち上がりの悪く気になるところである。
第2セットはタイの先取点で始まり、日本は未だ本調子が出ない。
しかしそんな不調を吹き飛ばすような大友の強打と
高橋の高速サーブなどで4連続ポイントでリードを奪う。
この試合でも日本は菅山を下げて吉澤をスタメンに据えているが
怪我でもしたのではないかと、少々心配になってしまう。
リードを奪ったまま試合は中盤へ突入し
日本は3点リードで二回目のタイムアウトを迎える。
自分達のバレーを取り戻す意味でも、このセットは取っておきたい。
しかし後半に入り日本は20-20とタイに追いつかれてしまう。
それでも日本は先にセットポイントを迎え、最後は杉山が
きっちりと決めて第2セットは日本が取得した。
ここで一気に決めたい第3セットはまたも杉山の先取点で始まる。
ここまで一度もブロックポイントのない日本はここで
ブロックを決めて相手の攻撃を切っておきたい。
ブロックポイントとは行かないモノの宝来、大友などの強打で
日本は5-1と序盤からタイを引き離しにかかる。
この第3セットに入り、ようやくエンジンのかかってきた日本は
流れに乗ったまま終盤までリードを保ったまま試合を運ぶ。
本来ならもっと引き離している感があるが、タイも必死に食い下がる。
そして杉山の価値あるブロックポイントでセットポイントを迎え
そのまま第3セットも日本が連取した。
ようやく波に乗った日本はこのまま一気に試合を決めておきたい。
そんな第4セットは先取点をタイに取られてしまうが
日本の良い流れは失っていはいない。
昨日の試合に引き続き、この試合でも吉澤の活躍が目立つ。
杉山も要所でしっかりと決めており、このあたりの選手は頼りになる。
特にこのセットでは杉山が最速ブロードやサービスエース、ブロックなど
とにかく大活躍で日本のピンチを救っている。
タイが異常なまでにボールを拾ってくるのを
杉山が切って捨てることで、タイを崩すのに重要な役割を担っている。
中盤に入り、杉山に影響され日本のブロックや攻撃が決まりだし
日本はタイを引き離しにかかる。
波に乗っている日本は20-14とタイを大きく引き離して
終盤まで安定した試合運びを展開する。
しかしここでタイの強力な反撃が始まり、23-21と追いつかれ
日本はタイムアウトを取る。
タイムアウトの後、立て直した日本は大友の強打で
ついにマッチポイントを迎える。
そして最後はもう一度大友の強打で第4セットを取り勝利を収めた。
これで日本は開催国ながら、上位5チームに入り
もし開催国でなくても決勝ラウンドに進める成績で
予選ラウンドを文句なしで突破した。
13日から始まる決勝ラウンドでは大いに大暴れして
世界の強豪チームを驚愕させてほしいものである。

2005年07月13日

日本対イタリア

女子バレーワールドグランプリの決勝ラウンドで
日本はイタリアと対戦した。
予選ラウンドでは日本とイタリアは同じ6勝3敗で
同率4位だが、一度も対戦はしていない。
しかし世界ランクではイタリアの方が上であり
全くもってこの決勝ラウンドは気が抜けない。
日本はこの試合も菅山を控えに下げて吉澤を使っている。
第1セットは高い壁に阻まれブロックアウトでイタリアに
先取点を取られ、そのまま2連続ポイントを許してしまう。
その後すぐに切り返すが、どうも動きが固い。
サッカーも含めて日本はスロースタートの国なのだろうか。
結局最初のタイムアウトは3-8の5点差で迎えることになる。
タイムアウトの後で立て直した日本は3連続ポイントで
一気に点差を埋めにかかる。
ところがそこから全く日本の得点が止まり
逆にイタリアに一気に引き離されてしまう。
そんな中アナウンスで解ったのだが、菅山は右太腿を
怪我しており、その為控えに回っているようだ。
しかしその菅山もこの試合では出さざるを得ない状況に
日本は追い込まれるかもしれない。
結局第1セットは12-25でイタリアにやられてしまった。
イタリアが強いというより、日本が全く調子が出ていない。
次のセットまでにどうにか立て直して欲しいものである。
第2セットはついに菅山を投入しての日本だが
先取点はイタリアのいきなりのフェイントで取られてしまう。
やはり菅山が入ると日本の勢いが違う。
アテネからの出場で杉山の動きが読まれてしまっている以上
菅山の攻守にわたる素晴らしいボディーバランスから生まれる
プレイはイタリアに取っても脅威だろう。
そしてその菅山の強打で2連続ポイントを奪い
点差は無いが良い流れを作り出している。
この菅山、宝来あたりが決まってくると杉山のマークが緩み
ブロードやクイックが活きてくるというものである。
試合は大きく引き離されずに終盤へ。
しかし及ばず21-25で第2セットも連取されてしまう。
第3セットも菅山が怪我を押して続けて出場する。
このセットもやはりイタリアの先取点から始まり
いきなりの4連続ポイントでリードを奪われる。
しかし第2セットの途中あたりから日本の攻撃も
決まるところでは決まっている。
ただ圧倒的なイタリアの勢いに後退りしている為
日本は本来の力が出せていない。
試合は終盤に入り、完全にイタリアペース。
ついにイタリアのマッチポイントとなる。
終わってみれば14-25、ストレートでの完敗である。
実力よりも気持ちで完全に負けており
どうにか明日のオランダ戦までに気持ちを立て直し
全日本のバレーを見せて欲しい。

2005年07月14日

日本対オランダ

女子バレーワールドグランプリ決勝ラウンド第2戦で
日本はオランダと対戦した。
昨日の屈辱的な敗戦を乗り越え
確実に勝ちに行って欲しい。
オランダは予選リーグでは日本より下で
この決勝ラウンドに残ったチームの中では
一番成績の悪いチームなので、オランダを足がかりに
調子を取り戻して欲しいところである。
しかし予選ラウンドではイタリアをストレートで倒した実績もあり
楽観視するわけにも行かない。
その為か日本はこの試合で調子を取り戻す意味もあり
当初休ませる予定だった様だが菅山をスタメンに加えている。
この最強メンバーで臨んだ第1セット最初の得点は
いきなり杉山のブロードで、昨日封じられていた攻撃から
見事に先取点を取った。
そして2点目は同じく昨日封じられた大友の強打。
非常に強気な竹下のリードが面白い。
3点目は副キャプテンの高橋と、素晴らしいリズムで試合を進める。
リベロの桜井はしっかりと拾い、相手の要注意選手は
しっかりとブロックして返すという攻守において良い雰囲気である。
しかしながらオランダも非常に高く、日本はリードを奪われる。
さすがに激戦の予選ラウンドを勝ち抜いただけあり
数字だけでは言い表せない強さがある。
この試合で光っているのは大友。
地元と言うこともあり、昨日の苦戦は嘘のようなプレイである。
気になるのは菅山が奮闘しているのだが力が無い。
やはり怪我による影響が大きいのかと思っていたら
吉澤と菅山が交代し、大事を取ったようだ。
ベンチリポートでも菅山の飛び方に違和感があるとの事であった。
代わって入った吉澤はファーストタッチでいきなり決めて
菅山の穴をどうにか埋めようと良いリズムを作る。
終盤必死に追い上げるがついに21-24でオランダのセットポイント。
日本はやり返すが22-25で第1セットは落としてしまう。
しかし昨日とは違い、勢いがあるので第2セットに期待したい。
第2セットはオランダに先取点を奪われるが
その後3連続ポイントなどでリードを奪う。
ただ点差は無いに等しく、最初のタイムアウトは7-8で
オランダリードで迎える事になる。
しかし宝来の大活躍があり、中盤で15-14と日本がリードを奪う。
その直後には高橋のサービスエースで16-14。
2回目のタイムアウトは日本リードで迎える。
このリードから日本は止まらず一気にオランダを突き放す。
完全な日本ペースで24-18と、セットポイントに持ち込む。
最後のとどめは大友の強打で25-20で第2セットは日本が取る。
第3セットは高橋のフェイントから先取点は日本。
第2セットの勢いのまま、日本は序盤からリードを奪い
オランダを崩していく。
しかしオランダも譲らず3連続ポイントなどで最初のタイムアウトは
オランダのリードで迎えることになる。
やはりこの試合は今までのように勢いだけで楽に勝てそうにない。
日本は第2セットで調子の良かった宝来を中心に攻めて
どうにか逆転しようと奮闘し14-14と同点とし
そして直後に逆転に成功、その後で大友の駄目押しで16-14と
リードを奪い、2回目のタイムアウトを迎える。
しかしオランダの強烈な逆襲で19-19と同点にされる。
その直後今度は日本の猛攻で再びリードを奪い
ここで杉山に変えて菅山を投入する。
そのまま24-22で日本のセットポイントとなる。
しかしオランダも引き下がらず、24-24とされてしまう。
26-26となり、菅山を下げ杉山を再度投入。
どうやら菅山を後衛に置くことで守備の強化を図ったようだ。
そして吉澤のアタックで日本のセットポイントとし
最後はその吉澤のサービスエースで28-26と
第3セットを連取し、第4セットを迎える。
第4セットは日本の先取点で始まり
竹下のサービスエースでいきなりの2連続ポイント。
その後も大友のブロック、高橋の強打で4-1とリードを奪う。
たまらずタイムアウトを取ったオランダだが
タイムアウトの後で宝来がいきなりブロック。
いよいよ日本が勢いに乗ってきた。
オランダの高さを生かした攻撃に気が抜けない状態だが
日本は10-8とリードを奪ったまま試合が進んでいく。
そして試合が進み杉山のブロードで16-14と
日本リードで2回目のタイムアウトを迎える。
その後も高橋、杉山、大友の攻撃で19-15とリードを広げる。
しかしオランダもここで黙っているはずもなく20-18と
徐々に点差を縮めてくる。
それでも日本はその猛攻を防ぎつつ
ついに24-21と日本のマッチポイントを迎える。
最後はあっけなくオランダのサーブミスで終わってみれば
セットカウント3-1で日本が勝利した。
序盤は昨日の気後れを引きずっていた部分もあったが
試合が終わる頃にはすっかりと吹っ切れてオランダに快勝した。
明日の休息日で調子を整え、明後日のブラジル戦で
予選ラウンドの雪辱を果たして欲しいものである。

2005年07月16日

Live! & 日本対ブラジル

横浜の関内Club24Westにて
私のオリジナルBANDのLiveを行った。
今回はGuitarの遠藤愛知氏と
Drumsのタカノハシアキラ氏がお休みの為
Acoustic BandのGuitar瀧澤幸仁氏と
前回の私の企画Liveで御一緒した白川玄大氏を
迎えてのLiveとなった。
今回も非常に多くの方々にお越し頂き
盛り上がった良いステージを送ることが出来た。
是非とも次回も楽しみにして頂きたい。
次回は愛知氏とタカノハシ氏も参加予定である。

さて、女子バレーワールドグランプリ決勝ラウンド
待ちに待ったブラジル戦である。
予選の日本ラウンドでの雪辱を晴らすべく
この試合だけは落としたくない一戦である。
日本はこのブラジル戦を皮切りに明日と明後日の試合で
キューバ、中国と世界最強の3ヶ国との3連戦であり
世界との距離を測り、そして縮めるための大事な時期であるだけに
大いに期待したいところである。
ブラジルは予選で日本を苦しめたレナタとジャケリネを
スタメンにすえて、いつもと布陣を変えて
日本が嫌がる布陣をあからさまに最初から用意している。
一方日本はやはり怪我の状態が良くないのか
菅山を下げて吉澤をスタメンに起用している。
まず第1セットはブラジルのブロックで先制されてしまう。
しかし直後に日本は高橋が早速やり返し
序盤から見応えのある試合が展開される。
やはりブラジルはジャケリネとレナタを中心に攻めており
日本はこの二人を封じる事が勝利への鍵となりそうである。
最初のタイムアウトは5-8でブラジルリードで迎える。
しかし中盤で日本の逆襲が始まり、宝来がブロックを2本決め
リズムが良くなり、12-12と同点に追いつく。
日本が3連続ポイントで同点に追いつくと
今度はブラジルが4連続ポイントで日本を突き放す。
全くもって気が抜けない。
杉山のブロードも止められ、ブラジルは日本の攻撃を
大分研究してきているようである。
19-21となったところで菅山を投入。
どうやらこの試合では守備的な意味で起用するようである。
元々菅山はリベロで桜井と同じポジションなので
この起用方法は非常に有効かもしれない。
またこの試合で光るのは高橋である。
予選のブラジル戦では菅山や杉山、宝来といった選手の
プレイが目立った為、この高橋を使用した攻撃は
今のブラジルには有効かもしれない。
日本は奮戦したが第1セットはブラジルに20-25で先取される。
しかし試合内容は次のセットに期待できるものであった。
この試合で菅山が使えれば控え選手を使用したコンビネーションを
含めて多くの攻めのバリエーションを使用し
もっと有利に試合を進められたかも知れないだけに悔やまれる。
第2セットは今日調子の良い高橋の先取点で幕を開ける。
その後すぐに高橋はサービスエースを決めて3-1と
序盤から日本がリードを奪う。
ただこのセットでブラジルは少々調子が悪い。
どうやらブラジルのレナタという選手はその巨漢の為か
長時間試合に出場するスタミナがないのかもしれない。
レナタは普段ブラジルのスーパーサブであり
試合の途中で流れを切り替える選手で
本来流れの中でのプレイが苦手なようである。
日本はそのレナタを止め、リードを奪ったまま試合は進む。
後はジャケリネを止めることが日本の課題となる。
ブラジルもイタリアほど有名ではないがIDバレーで有名であり
この試合でも大量のデータシートが5ポイントごとに
ブラジルのベンチに入ってきている。
決勝ラウンド初戦でイタリアに散々にやられたこともあり
日本はその意味でもブラジルを破りたいところである。
この場面でブラジルはレナタを一度下げ休ませてから
もう一度投入してきた。
やはり体力がなさそうである。
日本は16-12とリードを広げつつ2回目のタイムアウトを迎える。
そして終盤に入り、またもやレナタが疲れてきたらしく
バックアタックがネットを越えないなどの欠点が顕著に露出し
いよいよ面白くなってくる。
この苦しい場面でもジャケリネだけは決めて来ており
一筋縄では行かないようである。
その流れでついにブラジルに23-23と同点にされてしまう。
しかし日本も食い下がり日本のセットポイントとなったところで
菅山を後衛に投入する。
試合は24-24でデュースに突入し25-25と試合は一進一退である。
この試合を決めたのが、サーブで自信をなくしていた大友のサーブが
ブラジルを崩し、最後は宝来が決めて第2セットは日本が取った。
第3セットはブラジルの強打で先取点はブラジル。
日本はその直後にまたも高橋でやり返し、このセットも楽しめそうである。
ただ菅山に変えて入っている吉澤もどうやら怪我をしているらしく
菅山よりも状態は良いが、本調子ではなく
この試合でもどうやら力強さがない。
それでも吉澤はこのセットで決めるところで決めており
大いに頑張って欲しいものである。
第3セットはブラジルが立て直して来たようで
最初のタイムアウトは4-8とブラジルリードで迎える。
しかしこの場面で頼りになるのが高橋。
相手をあざ笑うかのようなプレイで強打以外の攻め方で
見ているこちらもスカッとする。
しかし徐々に点差が広がりつつ試合は終盤に入る。
6点差という劣勢から奮戦したが20-25と
第1セットと同じ点差でブラジルに取られてしまう。
後のない日本、第4セットは高橋の強打から先取点を奪う。
その流れから日本はいきなりの3連続ポイントで3-0。
しかしブラジルに日本のサインが読まれているらしく
4-4と一気にブラジルに追いつかれてしまう。
最初のタイムアウトは7-8とわずかながら
ブラジルリードで迎える。
そしてそのまま点差はほとんど動かず2回目のタイムアウトも
14-16とブラジルリードである。
その直後に主審が勘違いしてノーカウントになるなど
波乱の中、試合は終盤へ。
このセット連続ポイントが止まっていたが
ここでブラジルが連続ポイントを決めて17-20とリードが広がる。
しかし日本も連続ポイントを奪い20-21とブラジルを追い詰める。
そんな場面で大友の痛恨のサーブミスもあり
ついにブラジルのマッチポイントを迎えてしまう。
最後はやはりジャケリネの強打にやられ
第4セットを落とし、セットカウント1-3で落としてしまう。
どうもこの試合の日本はミスが多く、もったいない印象が強い。
しかし良い点もあるので波に乗れれば面白くなるだろう。
良く考えてみればこの強力なチームと互角に近い戦いを
展開できるということは、日本は確実に強いという事である。
後はこの大会で世界に対しての恐怖感や畏縮などの
負の感情を払拭し、自分達の強さを認識し
その長所を生かすプレイを実践するだけである。
それだけに明日のキューバ戦では波に乗った日本を
大いに見せつけて欲しいものである。

2005年07月17日

Live! & 日本対キューバ

二子玉川高島屋のCafe Fouquet'sにて
Acoustic BandのLiveを行った。
今回からGuitar、Bass、そしてVocal・Saxの3人での
アンサンブルとなり、これがなかなか良い出だしであった。
連休と言うこともあり客席も満員状態で嬉しい限りである。
既に10月までスケジュールが決まっており
今年は10月が二子玉川では最後のLiveとなりそうである。
それまでに是非とも一度遊びに来ていただきたい。

さて、昨日のブラジル戦に引き続き
女子バレーワールドグランプリ決勝ラウンドで
日本は鳥人軍団キューバと対戦した。
負けはしたが昨日のブラジル戦で大きく成長した姿を
この試合で見せて欲しい。
日本のスタメンは昨日と同様に吉澤がスタメンに入っている。
しかし、事前練習では菅山がスパイク練習をしていたという
情報もあり、この試合は菅山の前衛でのプレイが見られるかも知れない。
第1セットは今大会得点ランキングトップの高橋が決めて
日本が先取点を奪う。
序盤は日本がリードを保ちつつ試合を展開し
大友のバックアタック、宝来のサービスエースなどで
最初のタイムアウトを8-5で日本リードで迎える。
その後も日本優位で試合は進み、特に高橋の活躍が目立つ。
リードは徐々に広がり11-6となり、キューバは堪らずタイムアウト。
このキューバと日本の平均最高到達点の差は22cm以上と
日本は身長差以上に苦戦を強いられると思っていたが
キューバは非常に若いチームであり、調子に乗せずに
崩していけば十分に勝てるチームである。
杉山のブロードが決まり16-13と日本リードで
2回目のタイムアウトを迎える。
タイムアウト明けも吉澤のいきなりのサービスエースなどで
日本は有利に試合を展開し24-20とセットポイントへ。
最後は相手のミスを押し込み第1セットを先取した。
第2セットも高橋の強打で日本が先取点を奪う。
このセットに入り、日本は相手の強打が見えてきており
キューバのスパイクを拾う場面が目立つ。
最初のタイムアウトは6-8でキューバリードで迎えるが
点差ほどの開きは無く、むしろキューバに焦りが見える。
キューバは自分達のミスで波に乗れないが
その強打に日本は逆転するところまでは行けない。
2回目のタイムアウトは11-16でまたもキューバリードで迎える。
日本はキューバを追撃しつつも19-24でキューバのセットポイント。
その後もやり返すが20-25で第2セットはキューバに取られてしまう。
しかし後半の日本の追い上げでキューバは良い心地はしていない。
第3セットは杉山のブロックでまたも日本が先取点。
序盤は一進一退の攻防が続くが最初のタイムアウトは
7-8でわずかにキューバにリードを許して迎えることになる。
この辺りからキューバはドリブルの反則を取られ
それが不服で調子を大きく崩し始める。
タイムアウトを後で日本は一気に攻め、2点のリードを奪い
キューバが堪らずタイムアウト。
そのタイムアウトの後もいきなり杉山がサービスエースを取り
続いて高橋のあざ笑うかの攻撃でまたもポイント。
日本はこの流れで何と6連続ポイントで5点のリードを奪う。
今のうちに一気にこのセットを決めたいところである。
しかしキューバも3連続ポイントを決め、食い下がる。
このキューバの勢いを大友のブロードや
高橋のサービスエースで切って落とす。
2回目のタイムアウトは16-12で日本リードで迎える。
キューバは身体能力に任せて攻撃を決めてくるが
チームとしては全く機能しておらず、怖くも何とも無い。
日本はキューバに決められても気にせず集中している。
22-18とリードしたところで日本は菅山を後衛に投入。
その菅山のサーブで相手を崩し、相手のエースを封じる。
試合は進みついに24-20で日本のセットポイント。
最後は宝来の頭脳的なアタックで25-20と日本が取った。
迎えた第4セットであるがキューバに先制点を許し
4連続ポイントを与えてしまうが、日本も3連続ポイントで
しっかりやり返し、最初のタイムアウトは8-7で日本リードで迎える。
キューバは仲間割れの様な状態で崩れたまま。
怖いのはラミレスくらいだが、他の選手が機能していないので
問題なく対処し、そしてやり返すといった具合で
13-10と日本がリードした時点でキューバは第4セットでの
タイムアウトを使い果たしてしまう。
後は16点に到達した時のテクニカルタイムアウトのみである。
ここで一押しすればキューバはもう立ち直ることが出来ない。
キューバの監督はひたすら「落ち着け」というゼスチャーを送るが
選手を落ち着かせる事が出来ない。
運に任せて時折キューバの攻撃が続けて決まることはあるが
やはり続かずに日本に切られてしまう。
そして16-13とまたも日本リードで最後のテクニカルタイムアウト。
これより後は日本のタイミングでのタイムアウト以外ない。
このタイムアウト明けも杉山のサーブが相手のミスを誘い
その次は相手のキャプテンのルイザのミスで18-13と
日本のリードが広がる。
気になるのは大友のサーブミスである。
未だサーブに自信が無いらしく、このサーブミスから
相手が調子に乗りそうになる場面がある。
このあたりはしっかり修正して欲しいものである。
日本のミスなどでキューバも調子に乗れないまでも
21-21とついに同点に追いついて来てしまう。
ここからは気力・集中力の勝負になる。
キューバはこの場面でもドリブルの反則を取られ
またも抗議し、どうにか食いつこうと必死である。
その執念か23-24とついにキューバのセットポイント。
ここで日本はタイムアウトを取り、立て直す。
このタイムアウトで見事に立て直し
エース高橋の強打で24-24とデュースに持ち込む。
その直後にキューバに取られるも高橋がすぐにやり返す。
宝来のミスで再びセットポイントとされるが、大友が決める。
しかしこの場面で大友のサーブ。
案の定このサーブを外す大失態。
その直後今度はキューバにサービスエースを取られて
第4セットをキューバに取られてしまう。
迎えた最終セット、やはり高橋のアタックで先制点。
そして日本は2連続ポイントでいきなりのリード。
しかしキューバも2連続ポイントで同点とする。
最終セットは15点先取なので全く気が抜けない。
そして宝来が第4セットのミスを帳消しにするアタック。
その直後に今度は宝来一人でのブロックで
宝来だけで2連続ポイントを奪いまたもリードを奪う。
キューバが1点返すも大友が決めて5-3。
その後もラリーの中での吉澤の貴重な得点で
6-4と序盤は日本ペースである。
ここでタイムアウトをはさむが、今度はキューバ相手に
何と竹下のブロックで7-4とキューバを突き放す。
これにはさすがのキューバもショックだろう。
直後にキューバが強打で決めるが、すぐに杉山の
センターからのクイックでやり返し8-5でコートチェンジ。
コートチェンジの直後に日本はタッチネットで気を削がれるが
キューバのサーブミスに救われる。
高橋が決めて10-7と試合はいよいよ終盤へ。
11-7と日本がリードを広げたところで
キューバは最後のタイムアウトを取る。
柳本監督も既に声が完全に枯れており、見ている方も
非常に力が入ってしまう。
タイムアウトの後、キューバが2連続ポイントで11-9とされ
今度は日本がタイムアウトを取り、体勢を立て直す。
この試合は予選ラウンドのブラジル以上の試合と言える。
そして高橋のナイスジャッジで12-9
その直後に相手キャプテンのルイザを宝来がブロックし
13-9と日本が優位に立つ。
しかしキューバも食い下がり2連続ポイントで13-11とし
ここで日本は最後のタイムアウトを取る。
しかしタイムアウトの後、キューバに得点され
ついに13-13と同点に追いつかれてしまう。
しかしながら吉澤が切って落とし、14-13と
ついに日本のマッチポイント。
ここで大友のサーブだったが、ここは菅山を投入し
菅山のサーブ。
この菅山が素晴らしいサーブで相手を崩し
チャンスを得たのだが、上手くいかず得点される。
そして今度は14-15でキューバのマッチポイント。
しかしここは吉澤がまたも切って落とし15-15。
すぐにキューバもやり返し、またも日本がピンチへ。
最後はキューバの強打にやられて15-17。
何とも言えない幕切れである。
はっきり言って近年の成績から言えば大健闘だろう。
しかし、今の日本の実力を考えれば第4セットで
勝利を掴めた試合であった。
やはり大友のサーブミスは大きく、第4セット以外でも
非常に多くの要所でサーブをミスしている。
アテネを経験している事もあり、この程度の事で
精神的に大崩れするのは宜しくない。
真の全日本のプレーヤーとして鍛えなおして欲しい。
この悔しさをバネに明日の中国戦で
最強の中国を負かして有終の美を飾り
北京メダルを獲得して欲しいものである。

2005年07月18日

日本対中国

女子バレーワールドグランプリ決勝ラウンド最終戦で
日本はアテネの覇者、世界最強の中国と対戦した。
一昨日、昨日とブラジル、キューバに敗戦を喫し
特にキューバ戦では最終セットでデュースまで
追い込んでの敗戦であり、この鬱憤を一気に
この中国戦で爆発させ、最後に勝利を掴んで欲しい。
日本は吉澤をスタメンに据えているが
菅山の太腿の怪我も癒えたという情報もあり
この試合はベストメンバーで臨むことが出来そうである。
第1セットは中国の先制点で始まるが
ここはやはり高橋が決めてやり返す。
高橋はこの大会でベストスコアラー賞がかかっており
この得点で2位に並んだ。
序盤は全く気の抜けない一進一退の試合で
最初のタイムアウトは7-8と中国リードで迎える。
タイムアウトが明け、ついに中国の
3連続ポイントで7-10と点差が開く。
相手は高橋を完全にマークしており日本は苦戦しそうである。
しかしそれでも中国は高橋だけは止める事が出来ない。
大友は相変わらずアタックで決め、そしてサーブで外して
プラスマイナス0の状態で頼りにならない。
サーブ以外では良い選手なのだが、もったいない事である。
12-15となったところで日本は菅山をサーバーで投入。
中国のミスと、高橋の知的なプレイで14-15。
ここで一気に流れを引き寄せたいところである。
終盤に入り今度は日本が崩れ、15-18となるが
この流れを切ったのが大友である。
そしてその流れに乗り、復活した菅山が強烈に叩き落す。
点差は縮まらないが、日本は自分たちのリズムを
取り戻しつつあるようである。
日本は杉山、菅山、宝来、高橋と強力な布陣で
中国を追い上げるが21-24と中国のセットポイント。
ここで高橋がまたも決めて22-24、そして相手のミスで
23-24と一気に1点差まで詰める。
中国は堪らずタイムアウトを取り立て直しを図り
最後は決められて第1セットは落としてしまう。
しかし中国も気持ちの良い勝利とは言えないだろう。
第2セットに期待したい。
昨日ブラジルに対してストレートで、しかも各セットで20点以上
取らせなかった中国に対して、これは良い滑り出しである。
第2セットは右足が癒えた菅山が最初から入り
相手のミスで日本の先取点から始まる。
第1セットの途中から中国は少々歯車が狂ってきており
日本はこのセットで中国を一気に崩しておきたい。
この場面でやはり大友はサーブを外す。
しかしこれをカバーするのが菅山。
直後に強打で打ち抜き、やり返す。
菅山があまりマークされていない為か
その後も強打で中国を打ちのめし、素晴らしい活躍を見せる。
菅山、高橋が活躍し相手の目が逸れたところで
大友や杉山を使い、日本は引き離されずに
最初のタイムアウトを7-8と中国リードで迎える。
この試合はこれまでと違い、第1セットから日本は飛ばしている。
タイムアウト明けに高橋が知的に決めて高橋は
この大会でのベストスコアラー賞トップに並んだ。
そしてこの良い流れで大友のサーブ。
しかし、この場面でついに大友のサービスエース。
これは値千金のサーブである。
と思っていたら、次のサーブでサーブミス。
そしてそれに誘われるように中国もサーブミス。
相手に感染するとは相当重いメンタル面での負の感情を
背負っているのだろう。
12-14となった後、高橋がまたも決めて
ついにベストスコアラー賞で単独トップに立った。
既に他の試合は終わっており、中国には争う選手が
いないため、これで高橋のベストスコアラー賞が決定した。
そして2回目のタイムアウト直後に日本が反撃に出る。
相手のミスに続き宝来がブロックを見事に決め
中国の流れを崩し15-16とし、中国は堪らずタイムアウト。
タイムアウトが明け、またも宝来が決めて16-16。
しかし中国も譲らず3連続ポイントで16-19。
日本はタイムアウトを取るが、この流れが止まらず16-21。
この流れを切ったのが高橋の強打である。
相手のブロックを打ち抜き、流れを作る。
その流れに乗って宝来も決めて21-18とする。
そして日本は宝来の活躍で20-23と何とか20点に乗せる。
しかし中国も負けず20-24とセットポイント。
そこで今度は日本は大沼が決めて21-24。
続けて中国が自ら崩れて22-24と日本が追い上げる。
中国はここで第1セットと同じく嫌なタイムアウトを取らされる。
タイムアウトが明けて中国が決めて22-25と
第2セットも連取するが、あまり良い形ではない。
日本は何とか第3セット、第4セットを連取し、最終セットで
勝利を収めて欲しいものである。
第3セットは中国の2連続ポイントで始まる。
しかしライトからの菅山の攻撃が決まり2-3とする。
やはり菅山が入ると日本は勢いが良くなる。
リベロの桜井は菅山が拾うことで楽になり
セッターの竹下は菅山の攻撃力を使用して
攻撃方法の選択のバリエーションが広がる。
そんな流れを崩すように大友のサーブミスは続く。
ここまで来ると日本としては大友にサーブを
打たせない様にピンチサーバーを入れるべきだろう。
それもあり最初のタイムアウトは
4-8と中国に大きくリードされる。
しかし高橋やこの試合の決定率60%という菅山の活躍により
8-10と追い上げ始める。
大友もアタックでは活躍をみせ、良いリズムが生まれ始める。
ただ点差は縮まらないまま2回目のテクニカルタイムアウトを
13-16と中国リードで迎える。
タイムアウトが明け、菅山の圧倒的な攻撃が決まる。
しかし中国の直後に2連続ポイントを決め
日本は苦戦を強いられ、タイムアウトを取る。
タイムアウトが明けると、またも菅山が決めて
直後に杉山のサービスエースで2連続ポイント。
その後でまたも菅山が決め、直後には驚異的な守備力で
拾ったボールを宝来が決めて日本は18-19とし
今度は宝来がブロックを決め、ついに19-19と同点に追いつく。
菅山はこの大会が終われば、またチームでリベロに戻ると
言っているが、私が監督ならもうリベロで起用はしないだろう。
彼女をリベロで起用すること事体が日本の損害である。
このあたりで中国が崩れ始め、杉山のブロックなどもあり
22-22と試合は面白い方向に展開していく。
得点とは関係なしに凄いのが菅山である。
さすがリベロと言うべきか、桜井の役目を奪う活躍で
ボールを拾いまくっている。
そして中国にマッチポイントを許すも、高橋が決めて23-24。
しかし最後は日本のネットタッチという判定で23-25と
中国に敗れてしまう。
結果だけ見ればストレート負けであるが
この試合に関してはその結果とは違い
非常に多くの大事なモノを得た。
決勝ラウンドは1勝しか出来なかったが
この結果も、この試合と同じく多大な収穫があった。
今大会で世界との距離を感じ取り、北京では借りを返して欲しい。
そして高橋はこの大会でベストスコアラー賞を取り
強豪がひしめくこの大会で素晴らしい結果を残した。
今後も大いに頑張って欲しい。
今度の北京五輪は大いに楽しめそうである。
お疲れ様、全日本。

2005年07月20日

FIFAランキング上昇!

FIFAが定めている世界各国のサッカーランキングで
日本は18位から13位に急上昇した。
これはドイツで行われたコンフェデレーションズカップで
日本が欧州覇者のギリシャを倒した事や
その他のチームとも非常に高いレベルで試合を
展開した事が良い判断材料になったのである。
実際日本はまだ修正すべき点があるとは言え
独特の非常に面白いシステムを確立しつつある。
これまではあまり世界の強豪と戦う事が少なく
アジアの中での戦いが多かった為に
あまりサッカーのレベルが向上しなかったが
近年の日本選手の海外進出や、コンフェデ杯や
五輪での世界トップレベルの国々を相手にする機会に
恵まれた事で、レベルが大きく向上している。
また韓国などのアジアの他の国々でも
海外の有名クラブチームに所属する選手が多くなり
アジアのサッカーレベルが高まった事も要因の1つだろう。
次のワールドカップでは是非とも良い成績で
更なるランクアップを狙って欲しいものである。

2005年07月25日

レアル対ヴェルディ

昨年に引き続き今年もレアルが日本にやってきた。
まず迎え撃つのは東京ヴェルディである。
スタメンには出場が心配されたベッカムを始め
ロベカル、ロナウド、ジダン、オーウェンなどの強力な布陣。
そして控えにはフィーゴを始めとする選手が揃っている。
昨年の試合ではヴェルディは0-4で大敗しており
私としては試合よりもレアルの強さに期待したいところである。
試合開始早々からレアルの脅威の攻撃が始まる。
良い様にパスを回され、ヴェルディはボールに触ることが出来ない。
レアルは各国代表のキャプテン経験のある選手が4人おり
もしかしたら各国代表よりも強いかもしれない。
分身が可能だとしたらブラジル代表対レアルという試合を
見てみたいところである。
と思っていた矢先にとんでもないことが起きた。
ヴェルディの小林が得点したのである。
全く予想していなかった事なので、驚きである。
この得点のあたりからヴェルディが変わる。
どうやらスロースターターだった様で
ヴェルディがなかなか優位に試合を展開する。
そして前半の26分に今度はヴェルディFWワシントンの
頭脳的なポジショニングでまたも得点。
これで0-2とレアルが負けているという驚愕の展開になった。
この得点の時にはレアルのベンチのフィーゴなどが
総立ちになり、大いに焦っている。
この展開に私もレアルサイドで観戦していたが
ヴェルディを応援したくなってしまった。
その後、レアルは調子の良くないジダンを下げ
グティを投入してきた。
レアルとしては前半中に一点返しておきたいところだろう。
しかしながらヴェルディの固い守りにゴールを奪うことが出来ない。
前半終了間際あたりでレアルがいよいよ危機感を感じたのか
非常に白熱した試合が続き、選手同士の小競り合いに
発展する場面も見られた。
結局前半は0-2でレアルは2点のビハインドを負っての折り返しとなる。
どうにか後半までに立て直さないと、大変なことになりそうだ。
後半、レアルは交代なしで試合が始まる。
レアルは後半開始から早い段階で一点返そうと強力な攻撃を仕掛ける。
それに対してヴェルディは前半3バックから
後半4バックに変更して守りを固めている。
そしてそんな焦るレアルを尻目にヴェルディがコーナーキックから
山田の超低空のダイビングヘッドでなんと3点目。
これでいよいよレアルは大変な状況に置かれる事となった。
この試合は地元スペインにも放映されており
これではスペインでも示しがつかない。
ここでロナウジーニョのマークを勤めたこともあるグラベセンに変わり
バブロ・ガルシアを投入。
しかしヴェルディ優位は全く変わらない。
そして今度はついにベッカムを下げてデ・ラ・レッド
ラウルを下げてフィーゴを投入。
レアルはスター軍団を下げてなりふり構わない格好になった。
このフィーゴの投入が功を奏し、レアルが反撃を開始する。
それに対してヴェルディは新外国人のジウを投入。
ブラジルの有名クラブ「コリンチャンス」の選手である。
この試合では6人までにメンバーチェンジが認めらている。
その直後にレアルもサルガドを下げて若いディオゴを投入。
レアルは若い選手を使用して流れを変えようとする。
それでも流れは動かず、ついに全く良いところのないロナウドを
下げてソルダードを投入する。
しかしこの時点で後半の半分が過ぎており
ヴェルディの大金星が近づいている。
期待されたロベカルのFKもベルディーの壁に阻まれる。
後半32分にヴェルディは疲れの見えるワシントンに変えて
森本を投入する。
そのレアルを象徴するかのように大雨が降り始める。
後半のロスタイム突入時には視界をさえぎられるような
激しい雨が降る。
そしてついに試合終了の笛。
予想に反して終わってみればヴェルディの快勝と
驚きの結果に終わった。
ヴェルディは数日後に中田英寿率いるフィオレンティーナとの
試合も控えており、こちらも非常に楽しみな試合となりそうである。
今後のJリーグでの活躍も期待したい。

2005年07月27日

レアル対ジュビロ

来日中のレアルがジュビロ磐田と対戦した。
一昨日の試合でヴェルディに大敗している事もあり
レアルはもう後には引けない状況である。
ジュビロはGKに神・川口、そしてDFには田中誠と
茶野、MFには福西、FWにはカレン・ロバートと
非常に興味深い布陣である。
対するレアルはベッカムやラウール、ロベカルや
ロナウドなどの相変わらずの最強の布陣。
しかしジダンが負傷のためベンチ入りもかなわず
脅威のマルセイユターンは見る事が出来ない。
ジュビロにはワールドカップの日本代表を始め
様々な日本代表選手が含まれており
この試合は日本のレベルを計る試合としても
面白い観戦が出来そうである。
試合開始直後は両チーム非常に落ち着いており
すぐには試合が動かないと思っていたが
前半2分にグティからのパスをオーウェンが
上手く運び、少々ボールがこぼれたところを
ラウールが落ち着いてゴール。
これで1-0とレアルが先制した。
さすがの神も1対1では止められなかった。
この試合ではレアルの驚異的な強さが見れそうである。
レアルの先制点の直後から両チームとも
一気にヒートアップし、良い試合が展開される。
レアルはロナウドやオーウェンが何度もゴールを脅かし
川口は全く気の抜けないゲームになりそうである。
しばらくゲームは動かなかったのだがジュビロの成岡が
前田の突破からカレンを囮にしてのミドルシュートで
綺麗にゴール左隅に決めて1-1とジュビロが同点に持っていった。
レアルとしては技術的に優位に立っているだけに
腹の立つ失点だっただろう。
しかしレアルが黙っているわけがなく、ロナウドが突破からPKを得る。
世界のストライカーと日本の守護神との戦いは
川口が完全に読んでおり、触りはしたのだが
その手を吹き飛ばしてゴール。
これで2-1と再びレアルがリードする。
しかしこのシュートに対して反応できるのは
世界広しと言えどなかなか出来ることではない。
さすが川口といったところだろう。
その後、試合は動かず前半は終了する。
ただ両チームとも素晴らしいプレイで観客を魅了している。
レアルだけでなく、ジュビロも日本の意地をみせて
なかなかのチャンスを多く作っていた。
これは後半も面白くなりそうである。
後半、ジュビロは成岡に代えて名波を投入してきた。
名波も世界で通用する選手であり、期待が出来そうである。
レアルは大幅にメンバーチェンジをしており
パブロ・ガルシアやフィーゴなど4名を投入し
グラベセンやオーウェンなどを下げてきた。
後半の立ち上がりは両チーム共に前半と変わらず
興味深い攻守の入れ替わりで見ていても面白い。
レアルはその後もグティの代わりに若い選手を入れ
スター軍団を休ませる様な若手の育成にも余念がない。
その直後にカレンが素晴らしい飛び出しを見せるなど
本当に素晴らしい試合が展開される。
後半の23分あたりでレアルはベッカムも下げて
徐々に若手主体のチームに移行してきている。
そしてジュビロも田中誠などを下げ2人をチェンジする。
そのまま素晴らしい試合が展開され後半のロスタイムになり
レアルがフィーゴのパスからロナウドの脅威のスピードで
一気に日本のゴールへ持って行きそのままゴール。
川口の股下を貫く見事なシュートであった。
最後の最後で手痛い失点をしてしまった。
そのまま試合は終了したが、ジュビロにとっても日本にとっても
この試合は非常に収穫のある試合だと言えるだろう。
レアルもこの試合で調子を取り戻したようで
今後の活躍を大いに期待したい。
勝っても負けても、非常に素晴らしい試合であった。

2005年07月30日

カズ、横浜FC初出場

カズが横浜FCに移籍し、初めての試合を行った。
今回はまだチームのシステムに慣れていないため
途中出場だったが、それでも十分な活躍を見せていた。
既に38歳というサッカー選手としては非常に高齢でありながら
パワーをスキルでカバーし、経験を生かしたプレイで定評があり
個人的にも応援したい選手の一人である。
彼ほどのプレーヤーがJ2のチームでプレイする事に
周囲の驚きもあるようだが、本人は全く気にしていない様子で
サッカーが出来ればそれで良いという雰囲気である。
この姿勢は素晴らしいモノで、今後も頑張ってもらいたい。
是非限界への挑戦を続けて欲しいものである。

2005年08月01日

日本対北朝鮮

J-Popイベントに夢中ですっかり忘れていたが
昨日、そして今日とサッカーの東アジア選手権が行われている。
ついつい試合を見逃しそうになってしまったが昨日今日と
日本は男女ともに北朝鮮と対戦した。
まず男子は海外組が不在で中盤があまりに薄い。
福西や小笠原などもいたが、やはり北朝鮮の守りを突破するには
連携も含めて足りなかったようである。
あまり大きな大会でない為か、そこまでチームとしての練習を
していない可能性があると思われる。
日本は非常にスローで後衛からゆっくりとボールをつないで
攻める独特のスタイルなので、中盤がしっかりしていないと
どうにも機能しないどころか、格下にも負ける可能性を秘めている。
それだけに海外組の不在に負けない選手層を揃える必要があるだろう。
女子の方も男子と同じような試合内容であった。
男子と違ってまだ各国の間に大きな差がないので
今回の負けよりも次戦での気の持ち方が大事になりそうである。
またこれも男子と違い、情報があまり世間に流れないので
なかなかコメント出来ないのが残念である。
両チーム共に次戦に大いに期待したい。

2005年08月03日

Recording & 日本対中国

鈴木達也氏の依頼でRecordingを行った。
今年のクリスマス用の楽曲で、Fluteでの参加である。
非常に爽快な曲で私としても嬉しい限りである。
まだ公開は先だが、そのうち皆さんのお耳に届くだろう。

さて、ついに日本対中国である。
女子サッカーの方は中国と非常に良い試合内容だったが
引き分けとなり、男子の方に期待がかかる。
北朝鮮との試合に負けたことでジーコ監督は
世界的にも前例が無いスタメン総入れ替えを行った。
非常に若い選手が中心となるが、とんでもない荒療治である。
この采配がどうでるか注目したい。
試合開始から日本は非常にテンポの良い攻めで
田中達也を中心に裏をかいた攻撃で大いにチャンスを掴む。
また中国のファウルも重なり、前半は完全な日本ペースだと思われた。
しかし得点とは行かず、運動量で完全に勝る日本に
疲れの見えた前半終了10分前になり
サイドからの攻撃に日本が追いつかず、ついに先制点を許してしまう。
そしてその後、前半終了間際にもペナルティーエリア付近で
1対1の場面が目立ってきた日本がファウルを犯し
そのFKからのセンタリングでまたも中国に得点。
結局前半は0-2と2点のビハインドで折り返す。
後半開始時は両チームとも交代はなく、後半が始まる。
後半開始直後から日本はまたも運動量で勝り、大いにチャンスを掴む。
しかしそれでもなかなか得点に結びつかず、やきもきした雰囲気の中
ついに日本に得点が生まれた。
田中達也の突破から得たFKで阿部が芸術的なシュートを打ち
そのシュートを弾ききれなかったGKがこぼしたボールを詰めて
ようやく待望の得点となり1-2と勢いに乗り出す。
そして中国の選手にも疲れが見え、足をつる選手が出てきたところで
日本も玉田と大黒を投入し田中とあわせて一気に勝負に出る。
それでも試合は動かず、後半28分に三都主を投入し
超攻撃的な布陣で中国を追い上げる。
この布陣でどうにか点を取りたい日本だが後半終了間際まで
チャンスさえも掴めない状態が続く。
しかし、この状況を打破したのは、この試合大活躍の田中達也。
渾身の左足のシュートでついに2-2と同点に追いついた。
この時点で残り3分とロスタイム、点を取るには十分な時間である。
しかし日本は疲れが原因なのかなかなか前線にボールを
出そうとせず、見ている方としても少々情けない最後であった。
どうせなら最後は大いに攻めて
引き分けになって欲しかったが残念でならない。
ただこの試合で田中達也を始め、多くの若手選手が頭角を現し
今後の日本代表に取っては大きな収穫があった。
この試合で引き分けとなり、自力での優勝は消えたものの
まだチャンスはあるので、まずは次の韓国戦で
大いに奮戦して欲しい。
頑張れニッポン。

2005年08月06日

日本対韓国(女子)

サッカーの東アジア選手権で女子日本代表は
韓国との試合に臨んだ。
この大会でトップを行く韓国に対して、どう試合を展開するか
非常に興味のある一戦であった。
試合開始から日本は快調に飛ばし、韓国ゴールを脅かす。
ここまでの2戦で非常に良い形を作りながらも
勝利を得る事が出来ずにいたが、この試合は行けそうであった。
攻めつつも前半は両チーム無得点で終了。
そして迎えた後半だが、澤や安藤、丸山などのプレーが目立つモノの
決定的なチャンスを生かす事が出来ずに試合は終了。
結局0-0で引き分けに終わった。
何とかここで1勝したかったが、残念である。
明日は男子の韓国戦、こちらは是非勝ってもらいたい。

2005年08月07日

Recording & 日本対韓国

横浜秘宝館の田中氏からの依頼で
先日Recordingしたテイクの他に
もう少し幾つか欲しいとの事でRecordingを行った。
今回は前回2曲とったうちの1曲のみである。
これを機会に、実は初の試みをしてみた。
これまでRecordingはもちろん、Liveでも披露していなかったが
Trumpetを吹いてみたのである。
これが結構はまり、なかなか面白い。
今後も機会があれば使ってみたい。

さてサッカー東アジア選手権で日本は韓国と最終戦を戦った。
昨日の女子の日韓戦は引き分けに終わったが
この試合は是非とも勝って欲しいものである。
中国戦と同様に日本はサブのメンバーをスタメンに据えて
メインのメンバーは皆ベンチに下げている。
中国戦で大活躍だった田中達也は怪我のため
FWだけは玉田を起用し
GKには楢崎に代えて土肥を起用している。
この試合で勝たなければ日本は最下位となり
最悪の場合は次の大会からシード権を剥奪される可能性もある。
また一方で韓国はこの試合に3点差以上つけて勝てば
この大会の優勝であり、勝てば男女での総合優勝がかかっている。
そして場所は完全な敵地韓国でのアウェー戦なので
日本は全く気が抜けない。
前半開始から両チームとも非常に白熱したプレーの応酬で
とにかく見ていて楽しい試合である。
またプレー内容も両チーム共にクリーンであり
中国や北朝鮮のような汚いプレーは見られない。
前半は残念ながら両者譲らず0-0で折り返す。
後半も全く動かず試合は終盤へ。
日本はその間に中沢、小笠原、大黒を投入し
どうにか均衡を崩そうと必死である。
この試合とにかく目立つのはGKの土肥である。
神・川口顔負けのスーパーセーブの連続で
韓国の猛攻をしっかり防いでいた。
そして後半40分についにこの均衡が破れた。
巻の渾身のプレーで得たコーナーキックから
小笠原のセンタリングを中沢が絶妙な飛び出しで
シュート、そしてそれが見事に韓国ゴールに突き刺さる。
これで1-0と日本が念願のリードを得た。
韓国必死の猛攻を中沢を中心にしっかりとクリアし
試合は3分のロスタイムに突入。
そしてついに長い笛で試合終了。
終わってみれば日本は2位で東アジア選手権を終えた。
もし北朝鮮戦の時にこの試合のような気迫があれば
この東アジア選手権を制したのは日本だっただろう。
しかしその代償として日本はこの大会でサブの選手で
非常に目立つ選手が数多く台頭し、今後の日本代表に
大きな力となる事が証明された。
最終予選通過は決定しているが一位通過をかけた
ワールドカップ最終予選最終戦、17日のイラン戦には
この流れを汲んで最高の試合を見せて欲しい。

2005年08月10日

中田移籍

サッカー日本代表の中田英寿がセリエAの
フィオレンティナからイギリスのプレミアリーグの
ボルトンに移籍する事が決まったようだ。
フィオレンティナの監督に新しく就任したプランデリ監督とは
非常に相性が悪く、パルマ時代に中田のサッカー人生を
棒に振ったと言っても過言ではない起用法であった。
個人的にもこの監督は好きではなく
今回の移籍は私としても大賛成である。
今後の日本代表で大きく活躍する選手なだけに
普段の選手生活でくだらない問題を抱え込まず
思い切りストレスのないプレーをして欲しいものである。
次回の日本対イランの試合も注目である。

2005年08月12日

バスケット参戦

昨日のフットサルに続き、今度はバスケットに参戦した。
いわゆる地域体育館で毎週やっているモノで
軽く練習をした後にその場のメンバーで試合を行う。
集まる人々は常連が多く、新参者は少数であった。
今回は私は見事に新参者であり、肩身は狭い。
練習も問題なく終了し、いよいよ試合である。
取りあえず最初と言う事でディフェンス中心のプレイになり
オフェンスは常連の方々でボールを回しての攻めとなった為
私は3試合でミドルシュート1本を放ち、それが決まっただけであった。
しかし昨日のフットサルよりはコートが1つという事もあり
適度な休憩が入り、非常に楽しめる内容であった。
なかなかリハや自分のRecordingなどで時間が取れないが
今後も時間の許す限り参加したい。

2005年08月15日

欠場。

サッカーワールドカップ最終予選最終戦を前に
日本代表の田中達也と坪井の両名が怪我の為
欠場する事が決定した。
田中はあの東アジア選手権での強烈な左足のシュートや
驚異のスタミナ、そしてそれを活かした裏を取る攻めで
大いに活躍しただけに非常に残念である。
また、坪井もDFで力を見せていた事もあり痛いところである。
しかし、東アジア選手権を経て日本代表の選手層は
一気に倍に膨れあがったと言っても過言ではないので
このイラン戦は大いに期待出来る試合となりそうである。
是非ともイランを倒して一位通過で予選を突破して欲しい。

2005年08月16日

スタメン。

明日のイラン戦に向けてのスタメンが発表された。
今回は東アジア選手権の様に控えの選手をメインで
という事はせずに、主力メンバーでの布陣である。
しかし東アジア選手権を乗り越えた今の日本代表に
主力と控えとの実力差は少なく、選手層は厚くなっている。
FWは大黒と玉田の2トップ、そして中沢、三都主といったDFも入り
今回のイラン戦は今までにない日本代表を見る事が出来そうである。
明日の試合は大いに期待したい。

2005年08月17日

日本対イラン

ワールドカップアジア地区最終予選最終戦で
日本はイランと激突した。
この最終戦に勝てば予選を1位通過となる。
既に両チーム共に本戦出場を決めてはいるが
この試合はどちらが予選で優れているかを決める試合となり
特に日本は一度アウェーで負けているので
その雪辱を果たす為にも絶対に勝っておきたいところである。
日本は海外組を欠いた状態ではあるが
東アジア選手権での若手の成長もあり大いに期待が出来そうである。
試合開始からイランが必死にボールを取りに動き
この試合に対する意気込みが感じられる。
しかし日本は落ち着いており、良いリズムで攻めている。
イランは一見立ち上がりが良い様に見えたが、どうも落ち着いていない。
しばらく日本の猛攻が続くが試合に動きはなく
どうなるかと思っていた前半28分に左サイドから玉田が突破し
そのセンタリングを大黒が詰めるもキーパーと交錯しスルー状態となり
それを加地がフリーで詰めてゴール。
ついに日本が1-0とリードした。
その後イランに脅かされる場面もあったが何とか守りきり前半は終了した。
このまま一気に後半も駆け抜けて欲しいものである。
後半開始時にイランは選手を替えて攻撃陣を強化してきている。
後半開始から両チーム共に白熱した試合を展開しているが
その中でも目立つのは三都主である。
いつも通り非常に熱のあるプレイだが、この試合では大事な場面で
しっかりとディフェンスをし、何度となくイランの攻撃を防いでいる。
ただ、露骨に熱いプレイをするのでファウルが恐いところである。
後半は高い湿度の試合で両チーム疲れが見え
あまり試合が動かないまま時間が過ぎていく。
そんな後半31分に三都主の突破からのシュートで奪ったコーナーキックを
三都主自らが蹴り、それを大黒が詰めてゴール。
大黒のヘッドは一度は相手ディフェンスに阻まれたかと思ったが
それが跳ね返り相手GKに当たってゴールとなった。
これで2-0と日本はリードを広げる。
しかしその直後にイランにPKを与え、神・川口が反応するも間に合わず
2-1と1点差に戻されてしまう。
そして後半38分、疲れがピークに達した所で
日本は遠藤に替えて今野を投入する。
また後半43分に玉田に替えて東アジア選手権で大活躍した阿部を投入する。
このあたりでイランは非常にラフプレイが目立つようになり
足の裏を見せてのタックルや審判への暴言など、イランのファウルが目立つ。
そしてロスタイムhは3分。
イランはミドルシュートなどで攻めてくるが、そこは神・川口がしっかりとキャッチ。
両チーム共に足が止まり、いよいよ疲れが出ている。
小笠原や大黒も良い場面でのボールがあったが、足が動かない。
そしてそんな苦しい戦いもホイッスルで試合終了。
ついに日本が一位通過でワールドカップ本戦出場を決めた。
長い道のりだったが、これでやっと一段落と言ったところだろう。
しかし今度はキリンチャレンジカップでホンジュラス戦が待っている。
休みなく戦いは続くが、大いに頑張って頂きたい。
お疲れ様、そして有り難うニッポン。

2005年09月07日

日本対ホンジュラス

ワールドカップ本戦を前に、日本はホンジュラスと対戦した。
しかしながら今回の親善試合は普段とは違い
日本はフルメンバーで海外組もフル出場している。
それだけにこの試合は格下のホンジュラスを相手に
様々な攻撃バリエーションから快勝と行きたいところである。
試合が始まってみると予想外にホンジュラスが強い。
日本は相変わらずのスロースターター気味である。
試合はズルズルと得点を許し2点のビハインドを負ってしまう。
しかし高原の得点への意欲が感じられるプレーで
どうにか1-2とするが、前半ロスタイムに
大黒柱である中田英寿のミスでボールを奪われ
1-3と絶対得点を奪われてはいけない時間帯に点を取られる。
そして迎えた後半だが、交代は両チーム共になく
日本は最初から中盤での戦いで押されている。
中田、中村がいながら何とも心許ない状況である。
しかしその心配を払拭するように、高原のプレイでもぎ取った
フリーキックで中村から柳沢へ、その柳沢のヘッドで
FWの2トップが両者共に得点という素晴らしい状況となった。
これで2-3とホンジュラスを追い込みにかかる。
しかし、今度はその後すぐにホンジュラスに得点される。
日本のディフェンスが全く機能していない。
日本は中沢・宮本とベストメンバーなのにも関わらず
見ている方としても、少々いら立つ場面である。
神・川口がいないとは言え、ここまでDFが機能しないと
この先大いに不安である。
そしてこの後すぐに、また試合は大きく動く。
2-4とされた日本はようやく目覚めたようで
大きく攻めに入り、相手ゴール付近で得たFKから
今度は宮本のプレイでPKを取り、そのPKを中村が取り
3-4と試合はまたも1点差となる。
そして後半18分、稲本を下げて小笠原を投入。
中田英寿の位置を下げて小笠原を攻撃的に使用する。
そして玉田投入の準備をしている横で後半25分に
柳沢の強烈なシュートで4-4とついに同点に追いつく。
しかし既に交代を宣言していた為、ここで柳沢に変えて
玉田をFWに投入する。
玉田も代表でこのところあまり得点が無いだけに
大いに活躍してもらいたいものである。
中田が守備的な位置に下がったことにより
このあたりで日本は安定した守りを見せるようになる。
前半痛恨のミスがあったが、やはり本来の位置でなかった事で
意思疎通などの面でもミスがあったのだろう。
そして今度は大黒投入の準備をしているところで
今度は小笠原の逆転ゴール。
この試合攻撃だけ見れば素晴らしい出来である。
そしてこの直後、後半33に高原を下げて大黒を投入。
これで日本は国内組の2トップとなった。
また後半42分に中村を下げ、田中誠を投入。
日本の守りが甘くなったところで3バック、ダブルボランチとし
ディフェンスを固めに入る。
そしてついに試合終了。
試合には勝ったが、何とも心許ない試合であった。
中南米のチームに弱いという課題はクリア出来たかも知れないが
これではまだワールドカップ本戦はつらいところだろう。
次のラトビア、そしてウクライナ戦で
しっかりと修正したいところである。

2005年09月17日

田臥復活!

NBAのサンズで一度は活躍し、その後起用が無く
無所属でやきもきしていた田臥が
同じくNBAのクリッパーズとの契約を結んだ。
これで10月のキャンプを経て、11月からの公式戦に
出場する事になるだろう。
後は、田臥がスタメンに入れるかどうかである。
ようやく回ってきたチャンスを大いに生かして
またキレのある大活躍を見せて欲しいものである。

2005年09月28日

楽天に野村監督

今季最下位ながら黒字という奇妙な現象が起きている楽天が
次の監督に野村氏を迎えるようだ。
ID野球がどこまで炸裂するのか楽しみである。
また、清原・ローズ・元木と言った巨人で戦力外になりそうな選手を
集めて、チームの再構築を狙うようである。
是非とも来年は最下位ではなく、健闘してもらいたいモノである。

2005年09月29日

優勝

どうやらプロ野球で阪神タイガースが優勝したようである。
個人的な興味は楽天にあるのだが
よく考えてみれば、ここ数年で随分と強くなったモノである。
万年最下位のイメージしかなかったが
そのイメージは完全に払拭されたと言っていいだろう。
近年久々に優勝した時はまぐれかと思ったが
ここまで続くと偶然とは言い難い。
今後も頑張って頂きたいモノである。
私が良く一緒にやるDrumsのタカノハシアキラ氏は
恐らく小躍りしている頃だろう。

2005年10月03日

カズ、シドニーへ。

横浜FCのカズが、シドニーへ移籍する事が
大筋で決定となったようである。
まだ正式決定とは行かないまでも、ほぼ決定であり
これでカズがプレイした国は4ヶ国となる。
シドニーの監督は日本でも有名なリトバルスキー。
また今年12月には日本で行われる世界クラブ選手権の
オセアニア代表と言う事もあり、日本でシドニーのカズが
見られる可能性もある。
今後も大いに頑張って頂きたい。

2005年10月08日

日本対ラトビア

サッカー日本代表はワールドカップへ向けて
ヨーロッパ遠征での第1戦、ラトビアと対戦した。
日本は海外組を9人取り入れた布陣で
中田をキャプテンに起用している。
残念ながら小野は前日の練習で足首に不安を抱えているため
ベンチのスタートとなった。
前半開始早々に高原の素晴らしい相手GKの意表をつくシュートで
日本は1-0と先制する。
前回のホンジュラス戦で勝ちはしたものの、4失点という
少々情けない成績となり、この試合の布陣は非常に攻撃的なだけに
ディフェンスにも注目したいところである。
前半はそのまま終了したが、やはり少々格下相手に危ないディフェンスが見える。
そして迎えた後半だが、7分に柳沢の突破からPKを取り
それを中村がきっちり決めて2-0とする。
この早い立ち上がりでの得点は評価するべきだろう。
しかし後半22分、大久保がピッチに入った直後にコーナーから
圧倒的な高さを生かした攻撃でラトビアに得点を許し2-1とされる。
このあたりは、中沢や三都主などの身体能力の高い選手が
ディフェンスにいなかったためだとも考えられる。
そして試合は進み、後半44分という時間帯に
集中力が切れた為か、中田・中村が交代した為か
とんでもないミスで2-2とラトビアに追いつかれてしまう。
ロスタイムは3分だったが、大久保の渾身のシュートも入らず
試合は終了してしまう。
ここへ来て何とも言えない結果となってしまった。
攻撃面の調子が良いだけに、ディフェンスを修正して次戦に期待したい。

2005年10月09日

心強い新戦力

昨日のラトビア戦で、大いに活躍した松井が
ジーコ監督からの絶賛を受けている。
怪我のため、出場しなかった小野に変わって
そのポジションに入ったが、中田英寿や稲本、中村といった
屈指のMF達に負けず、その持ち味を存分に発揮し
得意のドリブルで縦横無尽に駆け巡った姿が
賞賛に値したようだ。
確かに昨日の試合では得点に絡むことが無かったが
非常に素晴らしい役割を担っていた。
今後の日本代表にとってこれほど嬉しい新戦力はないだろう。
来週の水曜日の試合にまた大いに期待がかかる。

2005年10月10日

またも離脱

サッカー日本代表の小野がまたも怪我の為に
代表を離脱する事となった。
手術などで多くのチャンスを潰してきたが
今回は右足小指の炎症。
大きなチャンスの時に必ず怪我をしてしまう。
逆に、そこまで大きな試合ではない時には
非常に力を発揮するという、何とも効率の悪い選手となってしまった。
しかしながら、実力は十分であり、今後に大いに期待したいところである。

2005年10月12日

日本対ウクライナ

サッカー日本代表ヨーロッパ遠征で
日本はウクライナと対戦した。
スタメンはラトビア戦とは変えてGKに神・川口
DFには三都主、中盤は高熱で心配された中村を含め
中田英寿、稲本、そして中田浩二。
松井は控えに回った。
前線は柳沢と高原の2トップ。
試合開始から日本の立ち上がりは悪くなかったが
やはりディフェンス面での穴が目立ち、再三危ない場面を向かえる。
しかしながら神・川口の好セーブなどで何とか切り抜けて後半へ。
雨という事もあり、後半は両チームメンバーチェンジをしながらの展開となる。
この試合通してそうだったのだが、審判の日本への判定が厳しい。
その事もあり、後半途中でボランチの中田浩二が一発レッドで退場。
これにはジーコ監督も含め、選手が抗議に行っていた。
しかしながら判定が覆ることもなく、試合はそのまま進み
後半44分にラトビア戦同様の失点を犯してしまう。
日本のペナルティーエリアで途中出場の箕輪が反則をとられ
PKでの失点である。
映像を見ている限りでは、反則に見えなくもないが
相手の倒れ方が上手かったとも言えるだろう。
そして審判の日本への厳しい判定が重なり、最悪の事態になった。
結局そのまま0-1で破れ、何とも後味の悪いヨーロッパ遠征となってしまった。
期待されていたシェフチェンコとの対決も、高熱ということで流れてしまい
ジーコ監督が望んでいた海外親善試合は見る影もなくなっている。
さて今後の日本代表はどうなるのか。
是非とも立て直してもらいたいものである。

2005年10月15日

怪我に悩む日本代表

サッカー日本代表の小野の右足の手術が成功した。
これで6週間後には復帰出来る見通しである。
これまで大チャンスを全て怪我で棒に振ってきた選手なだけに
今回はしっかりと完治させて代表に復帰して欲しいものである。
一方、先日大活躍した田中達也だが、柏との試合で
タックルを受けて腓骨を骨折したとの見通しである。
完治はいつになるかまだ未定だが
こちらも素晴らしい選手なので、一日でも早く
完治してピッチに戻ってきてもらいたいモノである。
このところ怪我に悩む日本代表だが
果たしてドイツワールドカップ本戦までに
ベストメンバーが揃うのだろうか。

2005年10月18日

対戦相手変更

サッカー日本代表の次の試合で
コートジボワールが決定していると思われていたが
どうやらウクライナ戦と同じく主力選手を
連れてくる事が出来ない事が解り
急遽アフリカ代表のトーゴに変更された。
前回のウクライナ戦は主力が欠けた状態で
しかも敗戦という、データも取れずに
目も当てられない状態だったが
今回はその悲劇だけは回避出来たようである。
とにかく次の試合でどうにか良い所を見せて欲しい。

2005年10月20日

今度はアンゴラへ

サッカー日本代表の11月に行われる
キリンチャレンジカップの試合相手が
コートジボワールからトーゴに変更されたばかりだったが
今度はトーゴからアンゴラへ変更された。
トーゴと同じくアフリカ代表だが、こちらは世界ランク60位と
トーゴよりも大分低い。
しかしながら、代表をもぎ取った実力は本物であり
ポルトガルのベンフィカに所属するエースのマントラスを始め
主力メンバーの来日が確約された為に今回の変更となった。
個人的にはトーゴでも良いのではないかと感じるが
色々と事情もあるのだろう。
どちらにせよ、勝ってヨーロッパ遠征の鬱憤を晴らして欲しい。

2005年10月22日

DF宮本が怪我

日本代表のキャプテンを務めるDFの宮本が
所属しているクラブチームの公式戦で
試合中にチャージを受けて退場した。
見たところ怪我の具合は悪いらしく
病院からの診断待ちとのことである。
これでもし靭帯が損傷していた場合は
長期離脱も考えられ、日本代表の試合も含めて
大きな影響が出る可能性が高い。
怪我の重さはともかく、一日も早く復帰してもらいたいものである。

2005年10月24日

大活躍、中田英寿。

中田英寿の所属するボルトンの試合で
中田の大活躍を見る事が出来た。
昨日の深夜に行われた試合でフル出場し
攻守に渡って非常に重要な役割を担い
後半には他の選手を説得し自らフリーキックを蹴り
見事に初ゴールを決めた。
それまでの相手DFの壁の動きを把握した上で
癖を読んだ完璧なフリーキックであった。
見ていた私としても本当に感動する試合であった。
今後とも大いに頑張って頂きたい。

2005年10月27日

終わってみれば

プロ野球日本シリーズ、終わってみれば4-0で
ロッテの大勝に終わったようである。
しかも最初の3戦は全て2桁得点という
とんでもない数字での大勝。
シーズン中の阪神の活躍からは想像も出来ないような
痛い負け方であった。
しかし、阪神が悪い部分も確かにあったが
素晴らしいのはバレンタイン監督の采配である。
作戦に合わせて大胆にメンバーチェンジをしてくるあたりなどは
さすがは名将と言われるだけある。
監督では間違いなく今の日本で太刀打ち出来る監督は少ない。
そして気がつけばロッテの優勝を見る事が出来るとは
何とも驚きである。
このBlogで阪神が優勝した時に、次はロッテか?などと
冗談を言っていたが、本当に優勝してしまうとは。
この様なサプライズが多ければプロ野球も
もう少し賑わいを見せると思うのだが。
今後の動向が気になるところである。

2005年11月04日

頑張れ田臥

日本人初のNBAプレーヤーとして有名な田臥勇太だが
このところ不運の低迷が続いている。
サンズを解雇されて、ようやくクリッパーズと契約したものの
結局プレシーズンで解雇されてしまった。
しかしながら、NBAの下部組織であるNBADLのサンダーバーズに
既に入団が決まっており、NBAへの昇格へ向けて
日々奮闘して頑張っているようだ。
野球やサッカーの様にすぐに活躍とは行かないが
めげずに大いに頑張ってもらいたい。

2005年11月05日

国内初のプロバスケットリーグ

ついに国内初のプロバスケットリーグが誕生した。
bjリーグと名乗るこのリーグは
今まで日本ではプロの無かったバスケットボールで
初めてのプロのリーグとなる。
有明コロシアムなどで開幕となり
今後も大いに盛り上がりを見せる事だろう。
これだけ有名なスポーツにも関わらず
野球、サッカー、相撲などに圧倒され続けていたが
田臥勇太などの活躍もあり、人気が出てきたのだろう。
是非ともテレビのゴールデンの時間に
進出してくれる事を願うばかりである。

2005年11月09日

最強のアンゴラ戦

サッカー日本代表が16日に行う対アンゴラ戦は
日本最強の布陣で行われるようである。
中盤は強力な海外組の中田英、中村、松井、稲本
そして国内からは小笠原と阿部。
前線は柳沢、高原の海外組に加えて玉田、大黒の国内組。
注目すべきはDFである。
前回はオールスターの為に参加出来なかった宮本、中沢、加地に加えて
三都主や田中誠など
そしてGKは神・川口が名を連ねている。
田中達也やフェイエの小野は怪我で、マルセイユの中田浩二は
前回の試合でレッドカードを受けた為、参加出来ない。
しかし、それでもこの布陣はまさにドイツワールドカップ本戦で
考えられる最強の布陣の1つであり
この試合は大いに面白そうである。
中田英寿の国内での代表戦が見られるのは最後だとの噂もあり
注目の一戦になりそうである。

2005年11月11日

強くないですか?

強い。
KONAMI CUP アジアシリーズ2005で
日本シリーズを制して日本一となったロッテが
圧倒的勝利で相手チームを下し決勝進出一番乗りを果たした。
12-1という大差で7回にコールド勝ちという
日本と言うよりも、ロッテの強さが伺える。
日本シリーズで阪神がどうにもならなかった強さは
まぐれではなく、本物だったようである。
このままアジアチャンピオンになる可能性も大きく
期待して良さそうなムードである。
大いに頑張って頂きたい。

2005年11月15日

日本対ポーランド

バレーボールのグランドチャンピオンズカップで
日本は初戦でポーランドと対戦した。
レベル的には非常に近い両チームなだけに
非常に面白い試合になりそうである。
日本代表は大山や木村などを再度加入させ
新生全日本としての出発点である。
1stセットはリズムを掴み損ねた日本がズルズルと押され
ポーランドに取られてしまう。
しかしながら2ndと3rdセットは立て直した日本代表の
強烈な打線と、杉山を中心としたスピードで
ポーランドを翻弄し連取する。
ただ、ポーランドも黙っているわけはなく
4thセットでは逆襲に出る。
日本も食い下がったが、デュースに縺れ込み
結局はポーランドに取られてしまう。
そして迎えた最終セットだが、ポーランドの強さが爆発し
日本も出鼻を挫かれた格好で、最後に逆襲したものの
ポーランドに止めを刺されてゲーム終了。
フルセットまで縺れ込んだ良い試合だったが
あと一歩のところで日本は手が届かなかった。
しかしグランドチャンピオンズカップはまだ始まったばかりであり
今後の日本に期待したい。

2005年11月16日

日本対アンゴラ & 日本対韓国

待ちに待った日がやってきた。
サッカーとバレーのダブルヘッダーである。
まずはサッカーであるが、怪我で小笠原などの欠場はあるが
選手層の厚い今の日本にはそれほど恐ろしい状況ではない。
試合開始から日本は大いに攻めて
再三アンゴラのゴールを脅かすが
決定的な場面で決めることが出来ず
そのまま試合が展開し、途中アンゴラに攻められる場面も
多少なりともあったが、アンゴラがリズムに乗っていない
という事もあり、日本優位で試合は進む。
しかしながらあと一歩のところで決まらず、前半は終了した。しかし
迎えた後半だが開始早々からアンゴラが攻めに出るが
神・川口のスーパーセーブでアンゴラを押さえる。
後半に入って、アンゴラは攻撃だけでなく
前半で隙だらけだった中盤やサイドの守備もしっかりしており
前半のような日本の決定的な場面は少なくなってきている。
そして流れを変えたい日本は後半20分に田中誠を外し
松井を投入し、この膠着状態を崩しにかかる。
しかしそれでも動かない後半32分に高原に変えて大黒を投入。
そして後半35分には稲本に変えて阿部を投入する。
しかしそんな膠着がついに動いたのは後半44分である。
この時間帯まで動かなかったが、後半に入った松井が
スローインを受けた中村からのクロスを綺麗にヘッドで決めて
ついに1-0と日本がリードする。
そしてロスタイムを逃げ切り、日本が勝利を手にした。
ようやく勝てたこの試合を基点に、来年のワールドカップに向けて
大いに飛躍して欲しいところである。

さて、一方のバレーボールだが韓国との対戦である。
前の試合でフルセットで惜しくも負けているだけに
この対戦は負けるわけには行かない。
第1セットは序盤から少々圧され気味に試合を進められたが
木村や杉山を中心に後半で盛り返し、先にセットポイントを取り
そのまま第1セットは勝利した。
第2セットも第1セットに引き続き韓国にリードされるも
大山、菅山、杉山の活躍で相手がセットポイントとなったところで
ついに同点に追いつき、デュースに持ち込む。
そして竹下の絶妙なサーブでセットポイントに持ち込み
最後は大友のブロックで27-25と大逆転で連取する。
このセットの流れは非常に大きく、第3セットで一気に勝負を
決めたいところである。
第2セットの流れか、第3セットは序盤から日本のリードで
試合が展開する。
しかし今度は中盤に韓国に逆転されるという
第1セットと逆の状態に陥ってしまう。
ただ、そこは日本もきっちりと返して再度逆転に成功する。
途中追いつかれる場面もあったが、日本は落ち着いて対処し
ついにセットポイントを迎える。
最後は菅山の強力なアタックで終わってみれば
ストレートでの勝利である。
ライバルと言われた韓国だが、今ではすっかり日本が格上と言えるだろう。
両スポーツ共に気持ちの良い試合であった。
サッカーは日本代表の試合はしばらく無いが
バレーのグランドチャンピオンズカップはまだ続く。
大いに頑張っていただきたい。

2005年11月18日

Recording, Live & 日本対ブラジル

何とも忙しい一日であった。
まずはRecordingからである。
昨日取ったデータを流し込みに行きがてら
みゃあ氏のRecordingに出かけた。
場所は代官山と渋谷の間にあるZero Studioである。
データは問題なく溶け込み、どうやら上手く行ったようだ。
今回はVocalのRecordingで、これが終われば
いよいよTD(Track Down)となる。
私は天王洲にてLiveの為、最後までいることは出来なかったが
問題なく全て終了したとの事であった。
コンピレーションアルバムの完成が待ち遠しい限りである。
大いに期待して頂きたい。

Liveの方は、今回PianoにOriginal Bandでも御一緒している
田中誠氏を向かえ、Bassの松本央氏とのTrio編成で行った。
今回がこのメンバーでの初Liveとなるが、思った以上に評判が良く
今後のSoundの広がりなどを考えると、頼もしいばかりである。
Original Bandで二人とも一緒にやっているということもあり
話も弾み、雰囲気も良く、少々Recordingで疲れていたのも
すっかり忘れ、非常に良い状態でLiveを行うことが出来た。
来月もこの天王洲で、この編成でLiveが決まっているので
見逃した方は是非遊びに来て頂きたい。

さて、最後にグランドチャンピオンズカップで
日本は王者ブラジルと激突した。
昨日の韓国との対戦でストレートでの勝利を手に入れ
波に乗って倒したいところである。
第1セットは序盤から日本はリズムを掴みブラジルからリードを奪うが
中盤にブラジルのブロックに捕まる。
ブラジルのサーブも非常に強くリードをしていた日本だったが
ブラジルの6連続得点で、一気に引き離される。
このサービスエースとブロックで第1セットは完全にやられて
16-25とボロ負けとなってしまった。
第2セットで日本は木村を下げて吉澤を投入し流れを変えにかかる。
杉山の速攻、菅山の正確なアタック、大山の強打で序盤は
互角に試合が展開する。
しかしながら時間が経つに連れて点差が開き
結局19-25で第2セットも落としてしまう。
迎えた第3セットもやはりリードを許しつつ試合が展開する。
日本も逆襲する場面が見られたが、このブラジルの勢いを
止める事が出来ず、試合は終盤へ。
15-24とブラジルのマッチポイントを向かえ
最後はブラジルのエースのシェイラにやられて
ストレートでの大敗となってしまった。
前回のブラジル戦のような粘り強さを見る事が出来ず
非常に残念だが、この試合をバネに次の試合で
大いに奮闘してもらいたいものである。
次戦に期待したい。

2005年11月19日

日本対中国

バレーボールグランドチャンピオンズカップで
女子日本代表は五輪王者の中国と対戦した。
昨日ブラジルに負けを喫してしまった事で
優勝を消えてしまったが、残り2試合を勝てば
銀メダルの取得は可能となっている。
前回のグランドチャンピオンズカップでは
銅メダルだっただけに、それを越えて欲しいところである。
日本はスタメンから大山を外し、宝来を投入している。
第1セットは出だしから中国の3連続得点などでリードを奪われる。
昨日のブラジル戦同様に、やはり相手のジャンプサーブにやられ
リードは広がるばかりである。
期待された木村も、ミスが多く安定性に欠ける所が多く
攻撃で調子が良いのは菅山、杉山、宝来の3選手くらいである。
守りは櫻井の安定したレシーブがあるが
それに加えて菅山の正リベロの櫻井顔負けの守備や
杉山の強力なブロックも心強い。
サッカーと同じく決定力不足は否めない。
第1セットは15-25で大差で負けてしまう。
第2セットだが相手のミスもあり、リードで最初のタイムアウトを迎える。
しかし中国を引き離すことは出来ずシーソーゲームのまま
試合は後半へ展開する。
そして着かず離れずだった試合も24-21とついに日本がリードし
セットポイントを迎え、そのまま第2セットを取る。
その流れで行きたい第3セットだが、やはり中国が盛り返し
途中大山を投入したがかなわずに第3セットは落としてしまう。
迎えた第4セットはリードを奪われるも、竹下のブロックや
宝来のアタック、杉山のサービスエースなどで
何とか日本が食い下がっている。
この試合で本当に光るのが宝来と櫻井である。
櫻井は安定したレシーブで定評があるが
このシリーズで宝来をここまで出さなかったのは失敗かもしれない。
そしてシリーズ通して全く良いところの無いのが木村と大友である。
前評判が高いだけに大いに残念である。
後半になり中国の4連続ポイントで引き離されたところで
日本は大山を投入し流れを変えにかかる。
この直後に大山の強打が炸裂するが、そこからが続かない。
そのまま試合は18-24と中国のセットポイントを迎える
最後は大友のアタックがブロックされて第4セットを落とし
この試合も日本は負けてしまう。
ここまで来たからには明日の試合は絶対に勝って欲しいものである。

2005年11月20日

日本対アメリカ

バレーボールグランドチャンピオンズカップ最終戦で
女子日本代表はアメリカと対戦した。
このところ負け続きであったが、強いとは言え
アメリカは非常に相性の良い相手であり
何としても勝ちたいところである。
昨日の中国戦に引き続き大山を外し宝来を投入しての
第1セットは序盤からリードを奪い有利に試合を展開する。
中盤から菅山の最高のサービスエースや
昨日まで全く良いところの無かった木村の活躍で
アメリカを大きく引き離す。
しかし大友のミスが酷く、終盤になり21-21と追いつかれる。
これで副キャプテンとは笑わせる。
このミスを杉山や菅山、宝来などがカバーし
そして極めつけは大友を下げて大山を投入。
しかしアメリカが止まらず、23-23。
大量リードをしていた事を考えると、このセットは取っておきたい。
そして日本はついにセットポイントを向かるが、アメリカも決めて
デュースに突入する。
しばらく一進一退の攻防が続き、日本は何度もセットポイントを
迎えるが決めることが出来ず、今度は逆にアメリカのセットポイント。
そしてアメリカの方は始めてのセットポイントで決めて
逆転で日本は第1セットを落とす。
あまり避難したくはないが、大友のプレイはさすがに酷すぎる。
なぜ日本代表にいるのかを疑ってしまうほど
ここぞと言う所で見事にミスを犯してくれる。
迎えた第2セットは着かず離れずの展開となる。
しかしやはり大友のミスが目立ち多少にリードを許して終盤へ。
ここでまたも大友は下げられて荒木、板橋を投入し
流れをどうにか戻そうとする。
アメリカのセットポイントとなり、日本は宝来などが奮戦するが
あと一歩及ばず23-25で第2セットも続けて落としてしまう。
背水の陣で迎えた第3セットも序盤からアメリカにリードを許す。
このセット杉山が攻守に渡り大活躍するが
大友のミスは止まらずついに14-24でアメリカのマッチポイント。
最後は竹下がサービスエースを取るも
2本目のサーブを攻めすぎて外し、ゲーム終了。
素晴らしい選手が揃っていながら、何とも悔しい結果となった。
もう一度メンバー編成などを考慮した出直しが必要かも知れない。
今後の日本に期待するしかなさそうである。

2005年11月21日

またも怪我人

サッカー日本代表のFW、柏レイソルの玉田が
何とここに来て疲労骨折である。
どうやら痛みは3週間も前からあったらしく
アンゴラ戦もそれが原因で招集を辞退していた。
ASIAN Cupでは驚異の活躍を見せた玉田だが
最近は披露もあり、その影を潜めていたのだろう。
一日も早い復活を期待するばかりである。

2005年11月22日

日本対エジプト

バレーボールグランドチャンピオンズカップで
女子は残念ながら5位に終わってしまったが
まだ男子の試合が残っている。
女子と比べると期待が薄い認識があるが
先日男子はアジアチャンピオンになったばかりであり
今回は大いに期待できる。
初戦はエジプトとの対戦となるが
出だしから非常に良い滑り出しで第1セット序盤から
リードを奪い、有利に試合を展開する。
試合はそのまま安定してリードを保ったまま
最後は荻野のスパイクで決めてまずは第1セットを先取する。
迎えた第2セットは立て直したエジプトとの
白熱した試合展開となる。
そして終盤均衡した試合だったが最後はエジプトにやられて
第2セットをエジプトに取られてしまう。
第3セットは盛り返したエジプトの勢いにやられて
大量のリードを許し、14-25で連続でセットを落とす。
後の無い第4セットはリードを許しつつも食い下がる状態となった。
しかし中盤にエジプトを捉え、リードに成功する。
そのままリードを少し広げて終盤へ。
そしてついに日本のセットポイントとなり、最後はまたも荻野で
セットカウント2-2と、最終セットに突入した。
この最終セットに来てエジプトの怪物サラーハにミスが目立ち
序盤から日本はリードに成功する。
6連続ポイントもあり、8-2でコートチェンジを迎える。
そのままリードを保ちつつ、ついに日本のマッチポイント。
最後は相手のアタックが入らず、初戦をモノにした。
キャプテン荻野を始めとする越川、柴田、山村など
非常に心強いメンバーで素晴らしい試合であった。
この勢いでこの先の戦いも頑張って頂きたい。

2005年11月23日

日本対アメリカ

バレーボールグランドチャンピオンズカップで
男子日本代表はアメリカと対戦した。
昨日の勝利をきっかけに、連勝と行きたいところである。
第1セット序盤は多少リードされるも食い下がっている状態である。
滑り出しとしては悪くないが、相手も十分な実力を持っている。
中盤になり次第に点差は離れていくかと思われたが
終盤に日本が盛り返し、リードを縮めることに成功する。
しかしアメリカのセットポイントとなり、最後はスタンリーにやられて
第1セットは落としてしまう。
第2セット序盤は良いリズムでのシーソーゲームとなる。
そしてそのまま第1セットの仕返しで第2セットを取る。
第3セットでリードを奪われつつ試合が進み
最後盛り返すかに思えたが、届かずに落としてしまう。
後の無い日本は第4セットで日本は良い攻撃で
最初のタイムアウトをリードで迎える。
しかし2回目のタイムアウトではアメリカに逆転され
リードされてのタイムアウトとなり
全く気の抜けないセットとなってきた。
タイムアウト後にアメリカの連続得点となり
点差は離れるばかりだったが、ここで日本が逆襲し
荻野、斉藤などの活躍で21-22と1点差に詰め寄る。
しかしそこから続かず、ついにアメリカのマッチポイント。
それでも日本は諦めず、越川のサーブなどで盛り返すが
最後は微妙なジャッジでのアメリカの得点で試合終了。
ラインズマンはワンタッチを取っていたが
主審はその判定を覆さず、少々強引な判定だったように思える。
しかしアメリカ相手にこの試合をした経験は
大きく、明後日からの三連戦に期待したい。

2005年11月25日

日本対ブラジル

バレーボールグランドチャンピオンズカップで
男子日本代表は王者ブラジルと対戦した。
ブラジルのプレイスタイルは日本が目指すモノであり
この試合の勝敗はそういった意味でも重みがある。
第1セットはブラジルの不調と日本の好調が重なり
日本リードで最初のタイムアウトを迎える。
しかしそれも束の間、中盤でついにブラジルに追いつかれ
終盤になるにつれてブラジルに大きく引き離されていく。
終わってみれば22-25で第1セットを落としてしまう。
続いて第2セットもエースのジバの活躍で
結局20-25でリードされたまま
どうにもならずに連続で落としてしまう。
第3セットでシーソーゲームとなるも、中盤でリードに成功し
20-18でリードを奪いながらセット終盤へ。
そしてついに24-22で日本のセットポイント。
最後は甲斐が決めて念願のブラジルからの1セットを取った。
第4セットは第3セットの流れからか良いリズムで日本が攻める。
序盤、少しのリードを奪っていたがブラジルも黙っておらず
中盤ではブラジルリードの試合展開となる。
そしてここからブラジルの連続得点などで終盤を迎え
17-24とついにブラジルのマッチポイントとなる。
日本も越川が攻めに攻めた強烈なサーブを見せるが
惜しくもアウトとなり、敗戦となってしまった。
しかし最後の攻めのサーブは非常に気持ちの良いものであり
次につながるプレイだったように思える。
次戦に期待したい。

2005年11月26日

Live! & 日本対中国

横浜関内のClub24Westにて横浜秘宝館のLiveを行った。
今回は横浜秘宝館番外編という事で
大貫妙子氏と山下達郎氏の楽曲をカバーするという企画Liveである。
私は山下達郎氏の楽曲のコーナーにてフィーチャーされたのだが
山下達郎氏と言えば、私の恩師である土岐英史氏が
演奏している事でも有名であり、私としても力が入る。
今回から横浜秘宝館に新たに私のBANDでも御一緒した
中林万里子氏が加入し、宮下梢氏はVo,Choに専念する事になった。
BANDとしてのクオリティーも大きく上がり、良い雰囲気である。
ちなみに私は正式メンバーではなく、今回限定である。
Liveは大いに盛り上がり、私としても満足の行く出来であった。
終了後の打ち上げも非常に良い雰囲気で暖かいLiveであった。
今後の横浜秘宝館も必見なので
お暇な方は是非一度見に行ってはいかがだろうか。

さて、バレーボールグランドチャンピオンズカップで
男子日本代表は中国と対戦した。
先日アジア王者となった日本としては
この一戦は確実に勝ちたいところである。
第1セットは序盤から日本は越川のサーブで相手を崩し
リードで試合を展開する。
そのまま順調に点差を広げ、25-14と大差で第1セットを先取した。
第2セットは中国にリードされる場面はあったが
荻野の活躍で追いつき、その流れで順調にリードを広げる。
しかしながら終盤になり、中国の逆襲にあって逆転され
24-26で第2セットを落としてしまう。
そして迎えた第3セットでは、序盤から中国にリードされる展開。
しかし越川のブロックなどで逆転に成功し、そのままリードを広げる。
そのままリードを保ったまま最後は甲斐のアタックで
第3セットは逆転後から安定した試合展開で勝利する。
これで決めたいところの第4セットは緊迫した試合展開で
中国に少しのリードを許し終盤へ。
しかし終盤に甲斐の強烈なバックアタックで19-18と逆転に成功。
点差はないが、ついに日本のマッチポイント。
ここで中国も粘りを見せてデュースに持ち込まれる。
しかしここで荻野が流れを変える一発で再びマッチポイントとなるが
サーブがアウトとなり再びデュースへ。
ところが、中国のサーブも外れて日本のマッチポイント。
しかしまたも中国が粘りデュースへ。
日本はブロックでまたもマッチポイントへ持ち込むも
中国は譲らずデュース。
ここで日本は速攻でマッチポイントを迎えるが
中国にデュースに引き戻される。
そしてここで副審と日本の選手が激突し
それが原因で中国のセットポイント。
しかしここは日本の天才セッター宇佐美が2で返してデュース。
ただその後が続かずにまたも中国のセットポイント。
既に30点の大台に乗る試合展開だがついに試合が動いた。
35-36で中国が7度目のセットポイントを向かえた後で
荻野のスパイクがブロックされ、このセットを落とし
セットカウント2-2で試合はついに最終セットへ。
最終セットで日本は最初からいきなりの3連続ポイントで
リードしながら試合を展開する。
そのまま点差は開き、14-8でついに日本のマッチポイント。
最後はやはり越川のクイックで最終セットを綺麗に取った。
これで明日の最終戦でイタリアに勝てば
グランドチャンピオンズカップでのメダルを手にする事が出来る。

2005年11月27日

多国籍バスケット & 日本対イタリア

2ヶ月ぶりに多国籍バスケットに参加した。
先月、先々月とRecordingとLiveが重なり
参加することが出来なかったのである。
相変わらず暖かい雰囲気で、非常に面白い。
今回は少々人数が少なめだったが、様々な方々が参加し
大いに盛り上がった。
来月もLiveなど、色々スケジュールが詰まっているだけに
参加出来るか微妙だが、楽しみである。

さて、バレーボールグランドチャンピオンズカップ最終戦で
日本はメダルをかけてイタリアと激突した。
昨日の中国戦の勢いに乗って一気に畳んでしまいたい所である。
まずは第1セット、序盤からシーソーゲームで互角に試合が進む。
しかし終盤になりイタリアにリードを奪われ、イタリアのセットポイント。
松永がサーブで攻めるが、最後に決められて20-25で第1セットを落とす。
第2セットはイタリアにリードされながらも喰らいついて行くが
22-25でまたもセットを落とす。
これで後のなくなった第3セットだが序盤から大きく離され
セカンドテクニカルタイムアウトでは既に6点差。
イタリアのマッチポイントとなるも、日本は必死に食い下がるが
20-25と終わって見ればストレートでの完敗。
非常に残念な結果となった。
来年のの男子日本代表の試合に期待したい。

2005年12月15日

トヨタカップ

サッカーのトヨタカップで決勝戦のカードが
リバプール対サンパウロに決定した。
個人的には若きキャプテンのリバプールが
非常に興味深い。
サンパウロも既に常勝チームという認識が強いが
この決勝戦は勢いに乗ったリバプールとの
良い試合が見られそうである。
18日の試合は大いに盛り上がる事だろう。

2005年12月18日

やはり王者はブラジル。

FIFAクラブワールドチャンピオンシップトヨタカップジャパン2005の
決勝戦、リバプール対サンパウロが行われた。
11試合連続無失点のリバプールの前評判などもあり
リバプール寄りに見ていたが、やはり王者はブラジルのサンパウロFCであった。
前半にミネイロの素晴らしいシュートで0-1とリードし
リバプールの再三の攻撃にもかかわらず、サンパウロのGKセニの
厚い壁を破る事が出来ず、20本以上のシュートを放ちながら
0点に抑えられ、リバプールが破れてしまった。
これで名門サンパウロFCは3度目のクラブ世界一となり
やはり王者ブラジルの貫禄を見せつけた形となった。
来年のドイツワールドカップでは日本はこのブラジルと同じ組であり
何とも恐ろしい事である。
しかし、先日の試合でブラジルを大いに苦しめた実績もあり
とにかく信じて応援するしかなさそうである。

2005年12月24日

それってどうよ?

聖なる夜にマニアックな問題提起である。
しかもXmasには全く関係がない。
来年ドイツで行われるサッカーワールドカップだが
その放映権の分配がどうにもおかしい。
とある番組をみてわかったのだが
予選の日本戦3試合の内、NHKが2試合を取り
その残りを日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の
全国ネットの4社がくじ引きで決めると言うのである。
これは明らかにおかしい。
なぜNHKも含めた5社で日本戦3試合のくじ引きをしないのか。
ワールドカップは確実に視聴率が取れる事が保障されているだけに
どのテレビ局も喉から手が出るほど放映権が欲しいはずである。
私がなぜここまでこだわるのかと言えば
NHKの解説が大嫌いなのである。
とにかくわかり辛く、面白みもない。
サッカーとは情熱的なスポーツであり
淡々と解説されてしまうと、こちらの気分が削がれる。
別段NHKが嫌いと公言しているわけではない。
ただ、サッカーの解説においてはNHKよりも他社の解説の方が
上を行っている事は間違いない。
サッカーワールドカップの日本戦と言えば
私としては死活問題であり、最高の楽しみの一つである。
それだけに、このお役所の絡んだ臭いは見逃せない。
これが原因で今問題になっている受信料拒否が
ますます悪化する可能性もある。
他の民放各社は無料で放映しているのにも関わらず
受信料を取りながら面白みのない試合解説となれば
少々NHKには分が悪い。
NHKの長所は、視聴率にこだわった番組でなく
本当に重要情報を中心に他社とは一味違った番組構成が
あるからこそ有料の意味があるのである。
それを他の民放と同じラインで勝負してしまっては
やはり民放に一日の長があるのは明らかだろう。
しかしもう既に決まってしまっている事であり
NHKのサッカー解説のレベル向上を願うばかりである。

2005年12月27日

大黒移籍の意味

日本代表のFW大黒がフランス2部のグルノーブルへの
移籍が決定した。
これで日本代表の海外組がまた一人増えた事になる。
このグルノーブル入りは個人的には
非常に有意義な事であるように思える。
ポイントはフランス2部のチームであるという点である。
と言うのも、1部リーグに所属するチームでは選手層が厚く
大黒が移籍しても出場機会を多く得るには少々難しい。
2部リーグとは言え、海外のリーグでプレイする事は
非常に大きな意味を持つ。
それはトラップである。
日本の攻撃陣の弱点はトラップにあると断言しても良い。
ワールドカップなどで世界レベルでの戦いならば
シュートを打つチャンスはほんの一瞬である。
いかに中田や中村からのキラーパスがあっても
そのパスを生かすも殺すもシュートを打つ本人次第。
日本の決定力不足の影にはこのトラップの技術不足があるのである。
日本の選手が1トラップ2トラップで打つ所を
世界レベルのFWはノートラップか1トラップで打つ。
トラップが一回分少なければそれは大きなチャンスを生む。
相手DFがチェックに来る前に打ってしまえば
それはフリーで打つという事になる。
サッカーはいかに数的有利を生み出すかが勝敗の鍵を握る。
となればこのトラップ技術の習得が不可欠である。
日本のサッカーは戦術や戦略、パスやFKの正確さを求められ
その部分では非常に高いレベルになってきているが
トラップという一番大事な技術の部分で世界レベルに
大きく後れを取っているのは明かである。
海外のトラップを大事にしているサッカー文化に
より多く触れる事により、FWとして大きく成長する可能性がある。
この移籍に大いに期待しつつ、来年のワールドカップに向けて
日本の躍進を期待するばかりである。

2005年12月28日

小野ボルトン移籍!?

オランダのフェイエにいる日本代表の小野が
フェイエからボルトンに移籍する可能性が出てきた。
このところ、怪我などで不調続きで
古巣の浦和への復帰も健闘される中
移籍金などの関係で一度はご破算になったボルトンへの
移籍が急浮上した。
というのも、不調のために移籍金が下がったのである。
もし小野がボルトンに行けば中田とのコンビも夢ではない。
海外クラブでの日本人2人による中盤というのは恐らく初だろう。
今後の小野の動向に注目したいところである。

2006年01月03日

小笠原も海外へ!?

サッカー日本代表のMF小笠原が
イングランドのプレミアリーグに所属するチーム
ウェストハムの入団テストを受ける為に
日本を旅立った。
これでもし小笠原が入団テストに合格すれば
日本の中盤は海外組で埋め尽くされる事になる。
中田、小野、中村、稲本、松井と強力である。
あとはDFの海外組が増えてくれれば言う事はない。
今年のワールドカップを前に朗報を待つばかりである。

2006年01月04日

Asian Cup組み合わせ

来年行われるAsian Cupの組み合わせで
日本は予選Aグループとなった。
同グループはサウジアラビア、イエメン、インドが名を連ねている。
注目はサウジアラビア。
というのも、同じドイツワールドカップ本戦の出場国である。
初戦は2月22日のホームでのインド戦だが
3月1日にアウェイでサウジアラビアと戦うかもしれない。
ワールドカップの関係上、両国の話し合いによって
ワールドカップ後に持ち越される可能性があるが
もし3月に実現すれば、ワールドカップへの良い弾みになる可能性もある。
両チーム共に、負ければワールドカップ前に土が付く事になるため
どうなるかまだ解らないが、観戦者としては歓迎である。
日本は前回のAsian Cupの覇者であり、サウジアラビアには
負けるわけにはいかない。
それだけに大いに注目したいところである。

2006年01月09日

イチローWBC出場

井口や松井が断る中、World Baseball Classicに
イチローが出場を表明した。
非常に心強く、この大会に出場する事で
メジャーのシーズンに差し支えるようでは
プロとしては2流という考えのようだ。
他の日本人メジャーリーガーはあくまでイチロー個人の考えとはいえ
耳の痛いコメントだろう。
日本代表で唯一のメジャーリーガーとなってしまったが
大いに日本を引っ張り、優勝へ導いて欲しいものである。

2006年01月13日

許せぬだらしなさ。

アジアサッカー連盟(AFC)がとんでもない決定をした。
3月1日に予定されていたASIAN Cup予選の
日本対サウジアラビア戦でを9月に延期したのである。
規約では両国の同意があって上での延期は可能である。
しかし、サウジアラビアは一方的に同日にセルビアとの
国際試合を組み、それをFIFAに発表した。
これに驚いた日本は、一言もなしに動いたサウジに対し
アジアサッカー連盟に抗議文を提出し、事態の収拾に努めた。
しかし、アジアサッカー連盟はホーム側であるサウジを指示し
こともあろうか身勝手にも9月への延期を決定し発表してしまった。
なんとも失礼なだらしのない対応なことか。
これではアジアのサッカーが世界から見て大きく遅れていると言われても
文句のつけようがない。
とにかく腹立たしい事であり、私も憤慨している次第である。
そのうち大きなしっぺ返しを喰らう事だろう。
そんな中でオランダのフェイエノールトの小野が
古巣浦和レッズに復帰する事が決定した。
4年ぶりの日本で大いに活躍し、アジアで敵なしと言われるよう
日本代表に貢献して欲しいものである。

2006年01月15日

小野の後継者

オランダ一部リーグのフェイエノールトが
浦和に戻った小野の代わりを日本から考えているようだ。
同じく浦和の長谷部である。
移籍は6月のワールドカップ以降になると思われるが
非常に良い条件を提示しているという。
このところ日本人の海外選手が非常に多くなっているが
個人的に心配なのはGKとDFである。
この2つのポジションで海外に行っているのは非常に少なく
日本の守りが薄い事が考えられる。
今のところ有名なのは神・川口くらいで
中沢、宮本など、優秀なDF陣は未だ海外には進出していない。
また、FW陣も海外で大きく活躍する選手はおらず
こちらも決定力不足を露呈している形と言えるだろう。
今後の日本人サッカー選手に大いに期待したい。

2006年01月24日

中田浩二はスイスへ?

先日フランスのマルセイユにて戦力外通告を受けた中田浩二だが
今度はスイス1部リーグのバーゼルに移籍する可能性が出てきた。
未だテスト中であり、まだ決定ではないが、可能性はある。
このところ、中田英寿もそうだが海外組の評判が悪く
苦しい状況が続いている。
ボルトンの中田英寿も既に絶望的な状態であり、何とも苦しい。
海外チームでは、実力もさることながら、チームとの相性が
大きい要因となる事もあり、不評だからといって
実力が無い事に直接結びつくわけではない。
とは言え、このところの状況は少々痛手である。
海外組の日本人選手に追い風が吹く事を祈りたい。

2006年01月26日

ジーコジャパン3連戦

ジーコジャパンがドイツでのワールドカップ直前に
ドイツにて3試合行う事が決定したようだ。
この初戦は開催国のドイツ。
残りの2試合もワールドカップ出場国との試合であり
1週間に3つの試合をすることになる。
少々ハードではあるが、2月28日のボスニア戦より後で
日本が出場メンバー全員で試合を行う事が出来るのは
この直前のドイツ入りしてからだけなのである。
となれば、この3連戦で一気に状態を整えなければならない。
スケジュール的にハードではあるが、大いに頑張って頂きたい。

2006年01月27日

鈴木の移籍

日本代表のFW鈴木が鹿島からセルビアのレッドスターに
2年契約で移籍した。
早ければ2月中旬の試合に出場出来るそうである。
実は個人的には非常に評価が低い。
頭に血が上りやすく、ファウルを取られるのである。
いわゆる直情型で、日本代表の様な精密な中盤には
あまり合致しないような気がするのである。
同じく直情型でも、三都主の様な選手であれば良いのだが
身体的には飛び抜けているわけでもなく、少々物足りない。
しかし、彼のようなタイプはセルビアの様な身体的特徴を
活かしたプレイスタイルの国では、合致するかも知れない。
あとは生まれもっての身体能力の差をどう埋めるかがポイントになるだろう。
もしこのレッドスターで才能が一気に開花すれば
日本にとっては新しい種類のFWが加わる事になる。
一昔前の選手で言えば野人岡野の様な選手といえるだろう。
今後の活躍を期待したい。

2006年01月28日

いつの間に

FIFAが発表するベストヤングプレーヤーに
日本のFW平山相太がエントリーされていた。
現在オランダのヘラクレスでプレイしているが
あまり日本には彼の情報がなく、判断しかねるが
日本代表の時は、身体能力こそ高かったが
そこまでクレバーなプレイの出来る選手ではなかった。
このFIFAの選出には世界的に素晴らしい選手が名を連ねており
平山が選ばれたのも実績があるからなのだろう。
決定力不足の日本代表としては嬉しいニュースである。

2006年02月01日

無休の日本代表 & 昨日の修正

昨日の記事を修正させて頂いた。
私が思っていた以上にこのBlogを呼んでくださる方が
多いらしく、間違いを指摘して頂いた為、修正したわけである。
メールまで頂き、何とも嬉しい限りである。

サッカー日本代表のジーコ監督が
今月28日に行われるボスニア戦まで
休養日を一日も入れずに練習に励む事を宣言した。
昨年はこの様な時期には選手からの休養日の主張を
取り上げて、休みを入れる事もあったが
今年はワールドカップも控えている事もあり
無休での特訓となる。
その後も、Asian Cupの予選のインド戦の後の2日間以外は
休む事はなく、その2日間も選手には体を動かすように
指示しているという。
ここで怪我をするようでは、確かにプロ失格とも言える為
各代表メンバーの腕の見せ所と言えるだろう。
連日の練習の成果も見えているらしく、楽しみである。

2006年02月02日

F1のスポンサー激変

F1のスポンサーから続々とタバコ産業が撤退している。
と言うのも2007年からスポンサーに
タバコ業者を入れる事が出来なくなるからである。
これはタバコ嫌いの私としては何とも嬉しい限りである。
しかしながら、F1というスポーツがタバコ業者から
多額の資金を得ていた事も確かであり
それぞれのチームが新たなスポンサー探しに奔走しているようだ。
F1の車体やCMには必ず何かしらのタバコの銘柄が入っており
このタバコ撤廃が進む世の中ではあまりに厳しい状況となった。
F1のこのスポンサー激変により、資金面でどう影響が出るか
今後のF1界に期待したい所である。

2006年02月03日

緊急補強

サッカー日本代表がピンチである。
今現在、試合の出来るGKが神・川口だけなのである。
土肥も曽ヶ端も怪我で戦線離脱となってしまった。
この事で、ジーコジャパンは急遽広島の下田と
浦和の都築をアメリカ遠征に向けて招集したとの事である。
この緊急招集が日本代表の新たな守護神獲得に
つながるのか、大いに期待がかかる。
是非ともその力の程を発揮して欲しいものである。

2006年02月04日

大黒の初ゴール

フランス2部リーグのグルノーブルに移籍した
日本代表の大黒だが、ついに初ゴールを決めた。
これまで途中出場だったが、今回は初先発で
後半17分にループ気味にゴールをあげた。
大黒の出場はこれが3試合目で、そろそろ結果を
出したいところだっただけに、非常に喜ばしい結果となった。
今後も大いにフランスを騒がせて頂きたいモノである。

2006年02月10日

ジーコジャパンの課題

アメリカに遠征中の日本代表が
地元の日本人クラブチームと試合を行った。
結果は当然ながら14-0で完勝である。
しかし、課題は大きく、今後の修正が鍵になりそうである。
と言うのも、新しく導入した3-6-1のシステムが
上手く機能しないのである。
代表に戻ってきた久保を中心に攻めるが
どうにも久保が孤立してしまう。
試合中も久保はいらだちを隠せないようだった様で
今後もジーコジャパンの修正作業は続く。
もうあまり時間がないだけに、どうにか頑張って頂きたい。

2006年02月11日

トリノ初日は

トリノ冬季五輪が開幕し、競技の初日は
予想通り女子モーグルで上村が5位で
決勝進出を決めた。
また、里谷も9位で決勝進出を決めており
メダル獲得は前半が勝負と言われている今大会で
早くもメダルの可能性が出てきている。
上村のコークスクリュー720も快調に決まり
何とかメダルに届いて欲しいものである。

2006年02月15日

トリノ全滅?

トリノ冬季五輪で期待していたメダルだが
前半が勝負と言われていただけに
メダル獲得が非常に遠のいている。
個人的にはフィギュアスケートに頑張ってもらいたいが
こちらも高レベルな戦いになりそうな雰囲気が漂っており
予想は全くつかない。
日本最初のメダルは誰が取るのだろうか。
どうにかメダルを持ち帰って欲しいものである。

2006年02月18日

日本対フィンランド

サッカー日本代表はワールドカップに向けて
ホームでフィンランドと対戦した。
小野や福西を中心として、主力を数名欠きながらも
どうにか調整して行きたいところである。
試合開始から日本は非常に良い動きで
村井、加地の活躍や、サイドの中沢との連携など
ディフェンス面での成長が見られる。
攻撃は久保を中心としたシステムで
このところジーコ監督が試しているシステムである。
前回は久保が孤立してしまっていたが
この試合では巻も参加しており、なかなか面白い。
問題はフィンランドの高さに対して
日本の攻めがどう通じるかである。
前半の中盤以降、日本は怒涛の攻撃を見せるが
あと一歩というところでゴールが奪えずそのまま後半へ。
迎えた後半開始直後に、ついに試合が動いた。
相変わらず攻めの姿勢を見せていた日本が
小笠原からのグラウンダーのボールを受けて
久保がついに決めてくれた。
これまでジーコ監督が試してきたシステムが
ディフェンスだけでなく、オフェンスでも
機能してきた事の証明と言えるだろう。
しかしここからが本当の実力を示す時である。
と言うのも、1-0になった事でフィンランドが攻めに転じるため
フィンランドの高い身体能力と、プレッシャーの中で
いかに点を取れるかと言う部分がポイントなのである。
そして後半12分に何とも面白い試合展開となった。
フィンランドの猛攻を防ぎつつも、良い形を作っていたが
フィンランドが攻撃に集中しだしたところを
何とセンターサークルのど真ん中から、小笠原の超ロングシュート。
大きくループしたそのボールは相手GKをあざ笑うかのように
綺麗に相手のゴールに入った。
これで日本は2-0と非常に盛り上がる試合展開となった。
そして後半26分に村井を三都主に、巻を佐藤に代えて
日本はリフレッシュして再度得点を狙う。
佐藤は非常にスピードのある選手であり、面白い展開を期待したい。
後半30分には加地に代えて駒野を投入。
駒野から佐藤への広島のホットラインを使用する考えである。
その駒野からのホットラインがすぐに機能し始め
決定的なチャンスがあったが、惜しくも相手GKに阻まれる。
ここにきて小野の絶妙なボールコントロールからのキラーパスもあり
試合は一気に盛り上がっていく。
そして後半40分に久保に代えて本山を投入。
疲れている相手に対して、ドリブルでの突破が目的である。
しかしそのドリブルを見るには少々時間がなく試合終了。
日本は今年初のホームでの試合を2-0の白星で飾った。
前半後半ともに、非常に早い時間帯での得点は評価すべきだが
やはり相手のディフェンスを完全に崩しての得点は
前半の久保の1点だけであり、そのあたりが少々不安である。
ただ、不安と言っても最悪な状態ではなく
今後はその正確さをどう引き出していくかが課題となるだろう。
とにかく、非常に心地よい試合であった。
次回の日本代表の試合に期待したい。

2006年02月19日

やはり辛いか?

トリノ冬季五輪で、未だ日本勢はメダルに届いていない。
唯一カーリングが今熱い。
既にもう負けは許されない状況ながら
前大会の金メダルである英国を破り、準決勝進出に望みをつなげた。
後り2戦をを勝てば準決勝進出となり
メダルに大分近づく事になる。
また、アルペンではスラロームに佐々木が残っており
フィギュアも望みは十分にある。
どうにか1つでもメダルを取って、盛り上げて欲しいものである。

2006年02月20日

メダルはカーリングか?

トリノ冬季五輪で、日本勢はいよいよ辛い状況になってきた。
注目のアルペンでは佐々木が一本目を失敗し危険。
ジャンプ団体では岡部が2度目のジャンプで奮戦するも
1度目のジャンプがメンバー全員が振るわず6位。
フィギュアでは練習滑走で安藤の4回転が決まらない。
そんな中でカーリングがまたも勝利を収めた。
地元チームイタリアに対し、苦しい状況の中、劇的な勝利で
いよいよ予選最終戦に望みをつなげた。
この最終戦に勝てば準決勝進出で、メダルが大きく近づく。
このところのチームの団結力から来る強さもあり、期待出来そうである。
大いに頑張って頂きたい。

2006年02月21日

残念、カーリング

トリノ冬季五輪で期待されていた女子カーリングだが
残念ながら負けてしまった。
相手はスイスで、5-11での負けである。
日本は当初期待されておらず、半分色物扱いだったが
この五輪で一気に爆発し、話題をさらった。
あまり話題にはあがらないカーリングに
ここまで世間の注目を集めた事は、素晴らしい。
試合の動きは少ないが、なかなか見所のあるスポーツである。
さしずめ、動く将棋といったところであろうか。
次回の冬季五輪では、是非とも今回の雪辱を晴らしてもらいたいものである。

2006年02月22日

日本対インド

サッカー日本代表はAsian Cupの予選の初戦で
インドと対戦した。
完全に格下相手であり、勝って当然だが
この試合はワールドカップに向けての調整とも言えるわけで
良い試合内容を期待したい。
試合開始から、攻めてはいるが、決め手に欠ける状態で
ズルズルと試合時間が過ぎていく。
しかしジーコジャパンとなって記念すべき100点目ともなる点を
非常に攻めていた小野が、相手ゴール付近でのルーズボールから
一気に飛び出して貴重な一点を挙げた。
この一点は技術ではなく、気持ちの問題で大きな一点と言える。
インド相手には前回7-0で勝った記録もあり
ここから一気に畳み掛けたいところである。
その後も攻め続けるが、やはり決め手が無く前半終了。
結果が付いて来ていないが、このところの日本代表には
個人的に変化が見られる。
メンバー全員の攻める気持ちが強く、技術面でも以前のような
やみくもな攻めではなく、何か形が見える攻め方に思える。
後は結果だけなのが惜しいところである。
後半も動かないように見えたが、12分に苦労していた長谷部が
初スタメンで素晴らしいシュートを放ち、代表初ゴールとなった。
しかし、巻に少しあたって入った事もあり、公式記録は微妙である。
これで日本は2-0とリードを広げる。
そして後半の22分には攻めに攻めたところでコーナーを取り
三都主のコーナーキックから福西がヘッドで合わせて
綺麗にゴールをあげた。
宮本が少し内に切れて相手DFが偏ったところでの頭脳的な得点である。
これで3-0と大きくリードを広げた。
ここで日本は小野を下げて遠藤を、宮本を下げて茂庭を投入。
リードを奪ったところで、メンバーの変更にも余裕が見られる。
そして後半29分に少々疲れの見える巻に代えて佐藤を投入。
スピードのある選手で、個人的には玉田の代わりと言った所だろうか。
佐藤が投入された直後の33分に佐藤と久保の素晴らしいコンビプレイで
佐藤からのパスを久保が絶妙なループシュート。
これで4-0と完全に日本ペースである。
そしてその直後37分に、ついに念願の佐藤の初ゴールである。
スピードを活かした飛び出しからの良いシュートであった。
この得点で5-0と既に日本の勝利は揺ぎ無いものとなっている。
試合がロスタイムに入り、終了するかと思われた時に
久保が相手ゴール付近でもめた中から
こぼれたボールを押し込み駄目押しの一点。
そして試合終了となり、6-0と見事な勝利でAsian Cup初戦を飾った。
これで久保は代表FWとして、大きくアピールした事になり
海外組みも全く気の抜けない良い意味で緊迫した状態となった。
また、久保はこの得点でジーコジャパンでの最多得点となり
頼もしい限りの活躍である。
このまま次の試合も良い形を作って勝って欲しいものである。

2006年02月24日

金メダル獲得

トリノ冬季五輪で、ついに日本がメダルを手にした。
しかも金メダルである。
女子フィギュアシングルで荒川が第1位になったのである。
他の選手のミスが多かった事もあるが、荒川の調子が非常に良く
飛びぬけて演技に人間味と艶が感じられた。
もし荒川がいつもの調子だとしても、この環境であれば確実に
メダルには手が届いたと思われるが、金メダルとは驚きである。
期待の安藤は残念ながら4回転に失敗し、順位が上がらなかったが
それでも攻めた結果でならば見ている方は納得だろう。
精神的にも肉体的にも非常に厳しい状況だった様子で
とにかく終わった事に安堵しているのではないだろうか。
これで弾みをつけて、次のアルペンでの佐々木の滑りに
大いに期待したいところである。
50年ぶりのメダルを是非ともとって頂きたい。

2006年02月25日

あっけない幕切れ

トリノ冬季五輪で期待されていたアルペンの佐々木だが
非常にあっけなく終わってしまった。
今回は回転であったが、大回転の時と同じく棄権。
しかも今回はスタート直後の旗門をまたいでしまった為である。
攻めに攻めた結果なら納得がいくが
これではさすがに期待されていただけに、少々残念である。
逆に、皆川が大いに奮戦し、4位と非常に惜しい順位であった。
これでメダルはほぼ荒川の金メダルだけになりそうである。
それだけに、荒川の活躍は取り上げやすく
今後も話題を呼びそうである。

2006年02月27日

松井の進化

サッカー日本代表のジーコ監督が
フランスの松井を視察しに行ったようである。
結果は松井のルマンが負けてしまったが
非常に素晴らしいプレイの連続であったという。
フィジカルが強くなり、変幻自在なプレイスタイルにも
大きく磨きがかかっていたという。
次のボスニア戦に出場する可能性があるだけに
この松井の進化は非常に頼もしい限りである。
今後の日本代表に期待したい。

2006年02月28日

日本対ボスニア

サッカー日本代表はワールドカップのクロアチア戦の
前哨戦とも言うべき、ボスニアと親善試合を行った。
4-4-2の布陣で中田と福西のボランチに加え
その上に中村と小笠原、そして2Topには
高原と久保という強力なメンバーである。
試合開始からなかなかの試合展開で
両者一歩も譲らず試合は進む。
しかしながら試合は動かず、どうなるかと思っていたが
前半の最後で高原が中村のコーナーキックに
見事にヘッドで合わせて、待望のゴール。
これで1-0と良い形で前半を終了する。
しかし後半になり、ボスニアがついに牙をむく。
後半開始直後からサイドからガンガン攻め
日本は防戦一方となってしまう。
素早いパスワークに日本のディフェンスが機能しない。
前半も何度か危ない場面があったが
後半は特にそれが目立っている。
そんな中、攻め込まれた所を中沢がファウルを取られて
PKとなり、1-1となってしまう。
しかしVTRを見る限りファウルではない。
ただ、相手のMFバルバレスの倒れ方があまりに上手かった。
日本が反省すべき点としてはペナルティーエリアで
危険な状態を作ってしまったそれまでの過程である。
そんな流れを断ち切ることが出来ず、後半22分に
またもフリーキックから点を取られてしまう。
これで1-2とついに勝ち越される形となった。
その直後、今度は宮本もファウルでイエローをもらい
ディフェンスが完全に崩壊してしまっている。
日本はここで小笠原と福西を下げて小野と稲本を投入。
どうにかこれで立て直したいところである。
そしてそのすぐ後に腰に爆弾を抱える久保に代えて
柳沢を投入する。
ワールドカップのために、わざわざ鹿島に戻っただけに
柳沢には頑張ってもらいたいところである。
柳沢に続き高原を下げて大黒も投入。
これで4人目の交代である。
個人的には松井を見てみたいところである。
そして試合終了と思われたその時である。
ついにあの男がやってくれた。
中村からのセンタリングを素晴らしいポジショニングで
中田英寿がヘッドで合わせて、鮮烈なゴール。
観戦していた私も諦めていただけに
Asian Cupの川口の活躍以来、久々に涙が出た。
とにかく素晴らしいプレイである。
このプレイがあれば勝ち負けなど、どうでも良くなってしまう。
そして試合は終了。
最後の最後に素晴らしい試合展開で持ち直したが
日本の反省点は良い意味で非常に多い。
前半非常に良い流れだっただけに
後半になり、やはりボスニアが爆発した時には
前半に使ってしまった体力が持たず
崩壊したディフェンスを立て直す事が出来なかった。
やはりボスニアが爆発したとしても、どうにか落ち着いて
対処出来ればどうにかなったはずである。
立て直すだけの時間は十分にあったと言って良いだろう。
この試合を糧に、次の日本代表に試合に期待したい。

2006年03月02日

クロアチア強い!

ドイツワールドカップで日本と同じグループの
クロアチアが、優勝候補であるアルゼンチンと
親善試合を行った。
先日日本もボスニアと試合をしたばかりだが
今度はクロアチアの試合である。
これが思わぬ結果となり、なんとクロアチアが
アルゼンチンを3-2で破ってしまった。
これは日本にとって驚異でしかない。
何とかクロアチアに勝とうと策を練っている現段階で
そのクロアチアが予想以上に強い事が判明したのである。
恐らくデータ以上の勢いがあるのだろう。
何とかトーナメントで生き残って欲しいが
相手のこの好調は日本代表にとって大きなプレッシャーとなるだろう。
今後の日本代表に期待したい。

2006年03月04日

日本快勝。

野球世界一を決める野球のワールドカップとも言うべき
ワールド・ベースボール・クラシックの一次予選で
日本は先日の中国戦に続き、台湾にもコールド勝ちで
早くも2次リーグ進出を決めた。
2試合連続コールド勝ちとは何とも景気の良い話であるが
中国も台湾も、野球レベルは大きくランクの下がる相手であり
日本の真価が問われるのは明日の韓国戦である。
世界レベルの話をする前に、まずはアジアで
誰も寄せ付けないくらいの強さを見せて欲しいところである。
韓国はアジアの中ではトップレベルであり
明日の試合は日本野球のレベルを再確認する意味でも
大きな意味がありそうである。

2006年03月05日

え、そこまで行ったのに!?

野球世界一を決めるWBCで、日本は一次予選最終戦で
アジアトップクラスの実力を持つ韓国と対戦した。
確かに韓国はアジアの中でも非常に強い国ではあるが
個人的な見解としては日本の方が上を行っていると思っている。
案の定、試合開始から日本ペースで試合は進み
序盤から2点をリードし、このまま日本の勝利かと思われたが
後半に入り、ちょっとずつ押されてついに逆転。
結局日本は序盤の2点以外は得点が無く
ラストバッターとなったイチローも最後は打ち上げて試合終了。
このラストバッターとなってしまったイチローの
バッターボックスに立った時の緊張感を思うと
何とも恐ろしくなる。
既に二次予選進出は決定しているが2位での通過となる。
この惜敗を糧に、次の試合につなげて欲しいものである。

2006年03月06日

最後はマルタ戦

サッカーワールドカップ直前の親善試合で
日本は5月30日のドイツ戦の後
最後の試合をマルタに決定した。
試合は6月4日で、FIFAランキングは119位ながら
本戦で日本が戦うクロアチアとワールドカップ予選で
引き分けている実績があり、手放しには勝利出来ない可能性がある。
しかしながら、実力で勝てる見込みは十分にあり
ここで最後の調整を兼ねて勝利し、弾みをつけて
ワールドカップ本戦の予選トーナメントに突入したいところである。
先日のボスニア戦は中田英寿のおかげでどうにか引き分けとなったが
課題も多く浮き彫りになり、今後の日本代表の修正は
非常に気になる部分であり、どうにか良い状態で
ワールドカップへ乗り込んで頂きたい。

2006年03月08日

左サイドはやはり

サッカー日本代表の左サイドはやはり三都主で
揺るぎないものになりそうである。
実力も勿論だが、それ以外にも要因がある。
今大会では、テクニカルエリアに監督と通訳が
同時に立ち入ってはならないという規則が
追加される可能性があり、そうなった場合は
もしピッチの左サイドがテクニカルエリアに近ければ
三都主が直接ピッチの選手に指示を伝える事が出来る。
私としてはこのテクニカルエリアへの立ち入りの規則が
何とも微妙で変な規則に思えるが
おそらくこの規則がないと、妙な作戦を立てるチームが
少なからずいるのだと推測される。
後は三都主が無駄に熱くなりやすいのを抑えて
冷静に動いてくれさえすれば、より強い存在となる事だろう。
ワールドカップまでの時間も少なくなる中、頑張って頂きたい。

2006年03月10日

2軍に大敗。

野球のWBCの二次予選を前に王ジャパンは
アメリカでの練習試合2試合目を行った。
相手はメジャーのレンジャーズである。
しかし試合開始のオーダーを見ると1軍ではなく
ほとんど無名選手ばかりの2軍である。
ところが日本は圧倒的に押されて一時は7点差と
ボコボコにされ、最後にイチローなどがタイムリーで
何とか4-8まで返すが、結局は大敗してしまった。
メジャーとは言え2軍相手にこれでは先が思いやられるが
明日の最後の練習試合でどうにか調子を戻して欲しいものである。
このWBC、最後に勝つのはどのチームなのだろうか。

2006年03月11日

八方塞がり。

WBCまでの練習試合の最終戦で
日本はメジャーのブルワーズと対戦した。
先日のレンジャース戦の嫌な雰囲気を払拭したい日本だが
そう甘くは無かった。
序盤は良かったモノのやはり後半にボコボコにされて大敗。
そして試合結果だけならまだしも
二次リーグでの初戦の相手がなんと最強チームアメリカ。
その後、メキシコ、韓国と試合が続き、決勝リーグへの進出が決まる。
アメリカも先日のカナダ戦でまさかの負けを喫していたため
日本戦までに調整している事は間違いない。
果たしてこの苦境が日本にとってどうなるか、大いに気になるところである。

2006年03月13日

あと一歩届かず。

WBCの二次リーグで日本は最有力優勝候補アメリカと対戦した。
一次リーグ最終戦、韓国との試合で苦い思いをしただけに
何としてもアメリカに一泡吹かせたいところである。
そんな中、試合開始直後にいきなり奇跡が起きた。
先頭打者のイチローが、なんといきなりのソロホームラン。
これにはさすがに驚いた。
やはりメジャーで大記録を残すほどの選手は
ここぞという時に一気に持って行く力があるのだろう。
押せ押せムードのなか、日本は何と3-1とリードし
そのまま試合は後半へ。
しかしさすがはアメリカ。
そうそう簡単に勝たせてはくれない。
6回裏についに相手の2ランホームランで同点。
日本の投手陣は決して悪くはなく
強いて言うなら相手のバッターが良すぎたのである。
そして試合は進み、8回表である。
2アウト3塁の場面での日本のタッチアップで
塁審がセールをコールしていた所を、主審がアウトとし覆した。
これは前代未聞の事であり、数ある各国のプロ野球リーグの中でも
そうそうある事ではない。
場内騒然となったが、主審の判定は覆らず、幻の勝ち越し点となった。
そしてその悪い空気のまま9回裏にサヨナラヒットで
日本はサヨナラ負けを喫してしまったのである。
何とも釈然としない試合となってしまったが
今となってはどうにもならず、とにかくこの後のメキシコと韓国との試合に
切り替えて勝つしかない。
さてこの波乱のWBC、どうなるだろうか。

2006年03月15日

望みがつながった。

WBCで日本は先日の痛いアメリカ戦を糧に
土壇場のメキシコ戦を迎えた。
このメキシコ戦に負ければそこで二次リーグ敗退が決定する。
しかし、この土壇場の試合で日本が爆発した。
なんと6-1で大勝である。
これで残りの韓国戦に失点を5点以下に抑えて勝てば
文句なしの自力での準決勝進出である。
日本の準決勝進出を決める相手が
一次リーグで煮え湯を飲まされた韓国とは
何とも運命的なものを感じてしまう。
どうにかして韓国に勝ち、準決勝への切符を手に入れて頂きたい。

2006年03月16日

雪辱晴らせず。

WBCの二次リーグ最終戦で、日本は一次リーグで
一度負けている韓国と対戦した。
この試合に勝てば文句なしに準決勝進出が確定する。
試合は序盤から大いに白熱し、両チーム一歩も引かない。
そのまま試合は進み、終盤に差し掛かった8回表ついに試合が動いた。
それまで沈黙していた韓国打線が日本の一瞬の隙をついて
タイムリー2ベースで2点のビハインドを負ってしまう。
そして9回裏、日本は大いに奮戦しソロホームランで1点返し
どうにか追いつこうとするが、最後は多村が思い切り振り切っての三振。
一次リーグでの雪辱を晴らす事が出来なかった。
もし明日のアメリカ対メキシコの試合で、アメリカが負けることがあれば
日本の準決勝進出の可能性もわずかながら残っているが
既に自力での準決勝進出は無く、神頼みの状態となっている。
何とかもう一度日本にチャンスをと思うが、どうなるだろうか。

2006年03月17日

奇跡が・・・。

WBCの二次リーグで韓国に敗退してしまった日本は
本日行われたアメリカ対メキシコの試合で
メキシコがアメリカに勝利しない限り
準決勝には進めず、二次リーグ敗退のはずであった。
強さから言ってメキシコがアメリカに勝てるはずも無く
日本の二次リーグ敗退はほぼ決定していたのだが
なんとも驚くべき奇跡が起きたのである。
メキシコがアメリカに勝った・・・・・・。
これには本当に驚きである。
これにより日本は準決勝に進出し、その相手はまたも韓国。
一次リーグ、二次リーグと二度の対戦でどちらも1点差での敗戦。
これが韓国に勝つ最後のチャンスなだけに
今度こそを絶対に勝って欲しい。
そしてアメリカがまさかの二次リーグ敗退という
大波乱のWBCだが、この準決勝は目が離せない試合になりそうである。

2006年03月19日

WBC 日本対韓国

WBCの準決勝戦で日本は韓国と3度目の対戦となった。
一次リーグ、二次リーグと1点差で負けており
今度こそはアジア最強と言われる日本としては負けられない。
試合は序盤から動かず、白熱した試合が展開される。
個人的にはこれまでの試合を見る限り
世間が言うように韓国の野球レベルが日本より格下とは思えない。
専門的に見ればそう言った部分があるのかも知れないが
今回の試合結果からして、実力差があったとしても
それはそこまで大きなものではないだろう。
中盤まで試合は動かず、見ているこちらも力が入る中で
ビッグイニングである7回表についに試合が動いた。
4番松中が目の覚めるような2ベースを放ち
ノーアウト2塁と、大きなチャンスを迎える。
続く5番多村は残念ながら三振。
そして6番に福留を代打に送る。
この福留が大当たりで、場内騒然となるような矢のような打球で
ライトスタンドにホームランを叩き込んだ。
これには先日のサッカーの日本対ボスニアの試合での
中田の終了間際のヘッドでの1点に引き続き涙が出てしまった。
これでついに均衡が破れ、2-0と日本がリードを奪う。
続く小笠原がデッドボールで出塁。
ここでまたも試合が動く。
里崎が低めの球をうまくすくい上げてワンバンしてから
スタンドに飛び込むエンタイトル2ベース。
この追加点で日本は3-0とする。
ここで韓国は投手を変えてメジャーリーガーの投手を投入する。
続く川崎はセカンドゴロに倒れる。
そして2アウト2塁で迎えた1番に青木の代打に宮本を送る。
この日本の代打策に韓国はまたも投手を交代。
しかしその交代むなしく、宮本がレフト前のタイムリー。
これで4-0と一気に韓国を突き放しにかかる。
続く2番西岡もセカンド後方へあざ笑うかの様に落ちる打球で
ヒットを放ち、宮本を3塁に送り2アウト1・3塁とチャンスである。
ここでバッターはこの試合で3番に入っているイチローである。
これまで2安打のイチローだけにここは追加点が欲しいところだが
やはりイチローがやってくれた。
綺麗な流し打ちでレフト前ヒット。
これで日本は5-0と大きく韓国を突き放した。
打者一巡となり、またも松中に打順が回るが
残念ながらセカンドゴロに倒れて3アウト。
しかしこれで日本は決勝進出に大きく近づいた。
7回裏の韓国の攻撃は3番からのクリーンナップだが
上原がなんと3連続三振でシャットアウトし
韓国の気力を一気に挫く。
そして8回表にまたも試合が動いた。
先ほどの7回に残念な打球になってしまった多村が
名誉挽回のソロホームラン。
6-0ともう完全な日本ペースである。
しかしここで今度は試合が止まってしまった。
雨で試合が一時中断となったのである。
メジャーリーグでは雨の場合はあまり試合をしないそうだが
なんとブルペンで雨をしのぐ場所がない。
良くメジャーの環境は厳しいと言うが
こういった部分もその1つなのだろう。
1時間近く試合が中断し、ようやく再開。
どうやら日本の攻撃は試合中断もあり
勢いがなくなり試合は最終局面へ。
8回は薮田がきっちりと抑え、いよいよ9回裏。
最後は守護神大塚に切り替えて1人四球で
ランナーを出すが、それ以外は全て三振に切って落とした。
これでこれまでの雪辱をスッパリと晴らす
気持ちの良い成績で日本は決勝進出に駒を進めた。
決勝は優勝候補のキューバ。
アマチュア最強と言われるが、アマだけでなく
プロでも多くの選手を輩出しており、アメリカやドミニカに
続く優勝候補の筆頭である。
ここまで来てしまえば、後は思い切って結果にこだわらず
日本には勝負して欲しいところである。

2006年03月20日

お疲れ様。

トリノで残念な結果に終わってしまったジャンプの原田が
ついに引退を表明した。
やはり37と言う年齢にはどうにも勝てないのだろう。
しかしそれでも37歳という年齢でオリンピックに出場出来る
というのは異常な事であり、横浜FCのカズではないが
とんでも無い記録とも言える。
5大会連続オリンピック出場など、やろうと思って出来る事ではない。
その結果が今回のトリノの様に残念だったとしても
ここまで状態を維持して頑張っている人間に対して
周囲は何も言えないだろう。
長い現役生活、本当にお疲れ様という他ない。
今後は後輩の育成に力を注いで
日本のジャンプを盛り上げて欲しいものである。

2006年03月21日

WBC 日本対キューバ

WBCの決勝戦で、日本は世界一をかけてキューバと対戦した。
泣いても笑ってもこの試合で全てが終わるこの一戦である。
最強のキューバを相手に、日本の戦い方が注目されるが
この試合、初回から一気に試合が動いたのである。
1回の表、日本の攻撃でキューバの投手陣が大崩れ。
内安打、四球、内安打で満塁とし、その後で死球でまずは1点。
その次のバッターで今度は四球でもう1点。
最後は今江のセンター前でもう2点。
これで初回一気に4-0と大きくリードする。
その裏にキューバは先頭打者ホームランで1点を返すが
この一発で先発の松坂が落ち着きを取り戻し安定したピッチングで
キューバの打線を抑えていく。
日本は5回にも2点追加するが、キューバに6回、8回に
2点ずつ追加され、6-5にまで追いつかれてしまう。
ところが次の9回表に、またも日本の打線が爆発である。
相手のエラーから始まり、内安打やヒットなどでまずは1点。
その後、代打福留が先日に引き続き値千金のタイムリーで
もう2点追加し、その後の小笠原の犠牲フライで1点追加。
結局9回、日本は4点を追加し10-5と大きくキューバに差をつけた。
この最終回の得点はキューバにとっては
これからと言う時に、勢いを大きく崩された事だろう。
9回の裏にキューバが意地の1点を返すが
守護神大塚を崩し切ることは出来ず、最後は空振りの三振。
この瞬間、日本が野球世界一になったのである。
アメリカ、ベネズエラ、キューバ、ドミニカと決して簡単な事ではない。
確かにメジャーのプレーヤーが出ていないチームも数多くあるが
日本も2人の松井を始め、多くのメジャーリーガーが
このWBCには出場していない。
逆にアメリカなどは完全なドリームチームで、勝って当然の強さであった。
しかし韓国やメキシコなどに敗れてしまった。
決してメジャーリーガーがいれば強いわけではない事が
証明されたと言えるだろう。
普段から決して気を緩める事がないイチローも
本当に素晴らしい笑顔でメンバーと喜びを分かち合っていた。
苦労したプレーヤーなだけに、この瞬間の笑顔は
見ていても本当に気持ちの良いものである。
王ジャパン、本当におめでとう。
そしてお疲れ様。

2006年03月22日

驚異の視聴率。

先日のWBC決勝戦の視聴率が
最大瞬間で何と56%だったという事である。
大晦日の紅白を余裕で越え
歴史のある野球中継でも歴代3位を越えるなど
お彼岸などで外出が予想される休日にしては
あり得ない程の視聴率であった。
やはり世界一ともなると、その視聴率はここまで上がるのだろう。
是非ともサッカーワールドカップでも
この状態を見てみたいものだが、どうなる事だろうか。

2006年03月23日

本領発揮はこれから。

WBCで世界一に輝いた王ジャパンだが
本領発揮はこれからにかかっている。
と言うのも、ここまで厳しい戦いを繰り広げてきたが
日本では2日後にはすぐにリーグ戦が開幕となる。
やはりあれだけの激戦の後で、チームメイトとの試合や
現在のチームとの合流、そして燃え尽きた精神力の回復と
課題は山積みである。
これらをクリアしていかなければ、この世界一の栄光も
少々曇ってしまうのは当然である。
となれば、これからが本領発揮しなければならない部分であり
大いに活躍して欲しいところである。

2006年03月27日

エクアドル戦の行方。

30日のエクアドルとの練習試合を前に
サッカー日本代表が練習を開始した。
この試合では私が注目している玉田が復帰し
久保との2Topで試合に出場する事が
ジーコ監督の口から発せられており
非常に楽しみである。
ただ、初日の練習は久保は倦怠感の為、休養。
玉田は前日にJリーグでの試合で90分フル出場のため
プールでのトレーニングで引き上げた。
しっかりと回復して、エクアドルを一蹴して欲しいものである

2006年03月29日

楢崎復活!

サッカー日本代表のGK、楢崎が復活した。
今度のエクアドル戦にはメンバーに入る予定である。
他にも、土肥も怪我から復帰しており
GKが神・川口を残して離脱していた状況が回復した。
控えのGKには彼らがいない間、急遽入っていたが
ジーコ監督が川口以外を使うはずもなく
川口が怪我も無かった事で、日の目を見る事はなかった。
これで日本代表のGK陣も万全の体勢となり
非常に期待の出来る状態となって来た。
今度のエクアドル戦は大いに期待したい。

2006年03月30日

日本対エクアドル

サッカーキリンカップで日本代表はエクアドルと対戦した。
この試合ではFWに久保と玉田のドラゴンボールコンビが
初お目見えとなる重要な試合であり
エクアドルはワールドカップ予選でブラジルとアルゼンチンに
勝利した実績を持つ強豪。
これは本戦でのブラジル戦を見据えた良い一戦となる事は間違いない。
中田や中村などの海外組は不在だが
このメンバーで良い試合が出来れば本戦も期待できるだろう。
試合開始から三都主のサイドからの攻撃で、いきなり福西がシュートを放つ。
対するエクアドルも個人技を生かし、大いに攻めてくる。
両チーム一進一退の攻防を続けるが、前半は試合が動かず
両チーム無得点のまま試合は後半へ。
そしてメンバーチェンジもなく、後半戦に入る。
この試合、サイドの三都主の切れ込みや
久々に復帰した玉田のプレイが非常に光っており
得点のチャンスが多いだけに、そろそろ点が欲しいところである。
玉田の攻撃だけでなく、中盤とのくさびとなるプレイや
こぼれたボールのフォローなど、後半半ばになるにつれて
益々動きが良くなっており、それにつられて小野を筆頭に
他の選手も大いに攻め、そしてシュートを放つ。
エクアドルも攻めては来るが、前半よりも日本の攻撃が目立っている。
しかしそれでも試合に動きはなく
後半30分に久保と玉田を下げ、巻と佐藤を投入する。
そしてメンバー交代からしばらくした後半40分についに試合が動いた。
この試合調子の良かった左サイドで小笠原からのパスを三都主が受け
その三都主からのセンタリングを佐藤がついにゴール。
ようやく1-0と待望の先取点を得た。
後半のロスタイムで中沢が相手選手との衝突で
一度ピッチから出るアクシデントはあったが、すぐに復帰し
そのまま試合終了。
これでジーコジャパンの南米国との試合、一度も白星がなかった戦績に
ついに1勝が記録された。
この勝利はブラジル戦に向けて、非常に心強いモノであり
本戦に向けて、海外組を欠くメンバーでのパフォーマンスとしても
非常に良い結果が得られたのではないだろうか。
今後の日本代表には益々期待が出来そうである。

2006年03月31日

審判もワールドカップへ

間近に迫っているドイツワールドカップだが
日本から主審が一人ワールドカップで
審判を務める事となった。
日本人の審判は今までも非常に少なく
今回選ばれた川上氏は前大会に引き続き2度目の
ワールドカップでの審判を務める事となる。
今後も日本から良い審判が生まれる事を期待したい。

2006年04月10日

まずは初戦突破

ドイツワールドカップまで、いよいよ残り2ヶ月となってしまった。
オーストラリア勢は猛将ヒディング監督を中心に
日本を叩けと、精神面から大いに気合が入っているようだ。
確かに日本から見ればオーストラリアは格下の相手であり
本来なら勝てると考えて良い相手だろう。
しかし、監督が韓国をのし上げたあのヒディングという事を考えると
どうにも不気味で仕方がない。
日本はまずは初戦を勝たなければグループで勝ち抜く事は難しい。
オーストラリアに負けて、その後でクロアチア、ブラジルと
2連勝するのはやはり容易ではないからである。
それだけにこの初戦は目の離せない戦いとなるだろう。
まだ親善試合が残っているので、その試合で大いに
日本のポテンシャルの高さを見せて欲しいものである。

2006年04月14日

ジーコ監督の後任

ドイツワールドカップを前に、ジーコ監督の後任を
決める動きが始まっているようである。
このワールドカップでジーコ監督は任期が終わり
次の北京五輪へ向けての23歳以下の日本代表の
監督を近いうちに決めなければならないのである。
どうやら日本人の監督を起用する動きがあるようだが
実際の所は明らかにされていない。
今後の日本のサッカー界を引っ張っていくと言っても
過言ではない職務なだけに、気になるところである。

2006年04月18日

いつの間に日本人最高!?

オランダ、ヘラクレスに所属する平山が
海外でプレーする日本人サッカー選手の中で
得点率が0.44と最高の数字を出していた。
中田や中村などの選手と比べると
圧倒的に日本には情報が少なく
その詳細を知るすべがあまり無いが
いつの間にかこの様な記録をたたき出していたのである。
これでも本人は2倍は取れたと反省点をあげており
今後の活躍が期待出来そうである。
今回のドイツワールドカップでは出場機会がなさそうだが
次の北京五輪では大いに活躍してくれるかも知れない。

2006年04月19日

23人の枠

いよいよ間近に迫ってきたドイツワールドカップに向けて
メンバー選考が気になるところである。
GKやDFは、ほぼ今まで通りと考えて良さそうだが
問題は中盤と前線である。
中盤に中田、中村、小野、稲本の4人は固い。
そこに小笠原、中田浩二、松井が食い込むだろう。
その他のメンバーで最有力は遠藤だと思われる。
中盤は人選よりも、フォーメーションでどうなるかが気になるところ。
中田がボランチなのか、1つ前でプレイするのか。
それにより、色々と変わってくる。
そして特に波乱がありそうなのが、前線。
今のところ有力なのは久保、大黒、柳沢、高原の4人である。
しかし柳沢は負傷しており、大黒もこのところあまり出ていない。
柳沢の代わりはおそらく玉田か佐藤だろう。
しかしこのところ佐藤はJリーグでの成績が宜しくない。
先日の試合で見事なゴールを決めたが
玉田もそれまでの試合内容で大いに貢献していた。
また、巻という選択肢もある。
この前線はメンバー選考もフォーメーションも多岐にわたるため
全く予想がつかない。
さて、ジーコジャパンの最終メンバーはどうなるだろうか。

2006年04月26日

最強の助っ人

ドイツワールドカップで日本に最強の助っ人が現れた。
と言ってもメンバーではなく、応援である。
彼が応援に来ると一度も負けた事がないという
不敗神話を持つ強者である。
その名も「ロンメル君」・・・犬である。
日本サッカー協会の広報として2002年の
トルシエジャパンの時から応援を続けている。
今回のドイツワールドカップではロンメル君の
同行が決定しており、既にホテルも手配済みだそうである。
この不敗神話が崩れなければ日本がワールドカップで
優勝するのは間違いない。
是非ともブラジルを打ち砕く神となって頂きたい。

2006年04月27日

4強

ドイツワールドカップでジーコ監督は
ベスト4を目標に掲げた。
ベスト4と言えば、日韓合同のワールドカップの時に
韓国がたたき出した快挙である。
是非とも日本はその上を行くべく
決勝まで勝ち進んで欲しいものである。

2006年04月30日

bjリーグ

日本のプロバスケットリーグbjリーグの
初代チャンピオンが決定した。
初代チャンピオンは大阪EVESSAである。
まだまだ知名度の低い日本のプロバスケットリーグだが
田臥などの活躍により、今後知名度を上げて
大いに盛り上がってくれるのを祈るばかりである。

2006年05月03日

最高の23人

ドイツワールドカップの選手選考発表が
いよいよ間近に迫って来た。
選考基準は本戦までの貢献度。
会見ではどうやら柳沢は概ね確定のようであった。
代表争いが特に激しいFW陣なだけに
非常に気になるところである。

2006年05月04日

ブラジルの魔法のカルテット

ドイツワールドカップでブラジル代表は
初戦となるクロアチア戦で魔法のカルテットと呼ばれる
ロナウド、ロナウジーニョ、アドリアーノ、カカを
先発出場させるとの情報が入った。
ブラジルのようなチームは、いくら調子が悪い選手がいても
ここぞと言う時には一気に調子を上げる選手が多い。
それだけにロナウドなどの、最近あまり調子の良くない
選手と言えど、舐めてかかると恐ろしい事になる。
幸い日本のブラジル戦は最後であり
それまでにある程度様子を見ることが出来るが
どちらにせよ全く油断できるわけもなく
この魔法のカルテットがどのような効果を発揮するのか
しっかりとデータを取っておく必要があると思われる。
しかしながら、サッカーファンとしてはこのカルテットが見られるのは
嬉しい限りといえるだろう。

2006年05月05日

瞬殺

ボクシングの亀田の世界前哨戦が行われた。
兄弟揃っての試合で、会場は大いに賑わい
その注目度の高さが浮き彫りになった試合であったが
その試合内容も凄かった。
弟、兄と両者共にKO勝ち。
しかも圧倒的に押し切っての勝利である。
ここまでは順調に行っているだけに
残るは世界戦のみである。
近いうちに世界一に輝く試合を見られるかも知れない。

2006年05月09日

Lantern Session & 日本対ブルガリア

第2週のLantern Sessionに参加した。
今回は異常なほどの人数が集まり
まるで第1週を見ているようであった。
そして嬉しい事に、以前宮下智氏のStudio Sessionで
お会いし、御一緒させて頂いた伊達弦氏が
奥田やすひろ氏と訪れたのである。
私の事もしっかりと覚えていてくださり
何とも嬉しい限りであった。
多くの大御所の方々とSessionをして
最後は円道一成氏がばっちりと締めて終了。
終了後は大御所の方々と非常に興味深いトークもあり
とにかく勉強になるSessionであった。
次回も大いに楽しみである。

さて、ドイツワールドカップに向けて
最強の23人を決める親善試合が行われた。
相手はブルガリアである。
その試合開始直後、いきなり左サイドから
右サイドへのサイドチェンジし、クロスを入れられて
あっという間のブルガリアの先制点。
これには驚いた。
その後、日本は玉田を中心に相手DFをかき回し
村井を中心に攻めに攻める。
しかし前半終了間際にその村井が負傷交代。
代わりに三都主を投入し、そのまま前半終了。
どうにかして取り戻したい後半だが
なかなかリズムがつかめない。
そこで4バックに変更し、小野と小笠原を投入。
これが功を奏し、一気に試合を支配し始める。
そしてついに後半31分についに三都主のシュートが
枠を外れたところを巻が詰めてゴール。
これでようやく1-1の同点とする。
ジーコ監督が巻の交代を宣言した直後の事であった。
そのまま巻と佐藤が交代し試合は続く。
しかしその後試合は動かずついにロスタイムへ。
このロスタイムに入りまたも試合が動く。
最後の最後でブルガリアのFKからゴール前にクロスが送られたが
それがそのままなんとゴール。
本来なら競り合うボールが誰も触れられず
ゴール右隅に吸い込まれた。
直接狙ったというよりも、クロスだったのだろう。
しかしあまりにあっさりと静かにゴールに入ってしまったので
こちらも驚きであった。
日本は何とか攻めようとするが、残念ながら試合終了。
何とも後味の悪い試合となった。
やはり海外組の不在などが影響したのだろうか。
とにかくメンバーが決定する15日までに
もう1試合、スコットランド戦ある。
その試合でどうにか立て直して欲しいものである。

2006年05月13日

日本対スコットランド

ドイツワールドカップを目前に
日本代表の国内最後の試合が行われた。
相手は圧倒的な高さを誇るスコットランド。
平均身長は180を軽く超える大型チームである。
ワールドカップに向けてこの試合で一気に
勢いをつけたいところである。
またこの試合はキリンカップの最終戦であり
この試合にスコットランドに3点差以上つけて勝てば
日本はブルガリアに負けを喫したものの逆転優勝となる。
この試合は2トップに久保と玉田で
その後ろに小野、福西、小笠原、遠藤を
バックは三都主、加地、宮本、中沢、そしてGKは
もちろん神・川口。
海外組を除いた、国内組では最強の布陣で馳せ向かう。
試合開始からスコットランドはカウンターで攻めており
そこをついて日本は遠藤のロングシュートなどで応戦する。
しかし見ているとスコットランドの身体能力の高さに
日本は翻弄され、なかなか良い攻撃が出来ず
また攻め込まれる場面が多い。
前半も半ばを過ぎるとこの関係が変わってきた。
日本が玉田を中心に小野や小笠原との連携で
スピードでスコットランドをかき回し
面白い場面が多くなってきた。
しかし前半は終了間際に小野の恐ろしい程の
ボールコントロールからの決定的な場面があったが
それが入らず、そのまま前半終了となってしまった。
後半開始直後に巻き返しを狙う日本に悲劇が起きた。
中沢の頭に相手の肘が入り、そのまま交代となる。
どうも前半の途中からスコットランドのプレイが
少々荒い気がしてならない。
日本で唯一無二の高さを誇る中沢の不在は
非常に痛いところである。
中沢の代わりは坪井が入ることになった。
そして後半14分にスコットランドは2人を交代し
攻撃的布陣に切り替えてきた。
これまでスコットランドの引いた守りを崩せなかった日本に取って
このスコットランドのメンバーチェンジがどう影響するかが
非常に見物である。
それに続いて日本も後半17分に久保に変えて巻を投入する。
それでもスコットランドは引いて守っており
堅い守りは崩せない。
そして27分に遠藤に変えてなんと佐藤を投入。
普段なら玉田との交代だが、スピードでかき回す作戦だろうか。
玉田は一列後ろでのプレイも可能なので
これはこれで非常に興味深い布陣となる。
しかしそれでも試合は動かない。
そんな中、前半同様に後半終了間際に
またも小野の突破から非常に良い位置でのFKを得るが
これも決まらず、試合はロスタイムへ。
この試合では小野のプレイが非常に光っている。
ロスタイムの最後の数秒というところで日本はまたもFKを得る。
これを三都主が狙うが入らず、試合終了。
結局0-0で引き分け。
キリンカップでは日本は最下位であった。
終始守りに徹したスコットランドの勝利とも言えるだろう。
ワールドカップを前に何とか勢いをつけたかったが
残念ながら最高の形とはならなかった。
後はメンバー23人の発表を待ち、残るドイツ戦とマルタ戦で
どうにか調整をして本戦に臨みたいところである。
メンバーに誰が選ばれるのか、ここは注目したい。

2006年05月14日

Live! & 23人予想

千葉にあるJump Upにてみゃあ氏のLiveを行った。
このLiveは千葉テレビ、群馬テレビ、テレビ埼玉にて
6月に放映予定である。
私もコメントで少々喋っているので
見る事が出来る方は是非とも見て頂きたい。

さて明日選ばれるサッカー日本代表の
メンバー23人は誰だろうか。
GKは川口を筆頭に楢崎と土肥だろう。
DFは宮本、中沢、三都主、加地、坪井、田中、駒野、茂庭
MFは中田、中村、小野、稲本、福西、松井、小笠原、中田浩
FWは高原、柳沢、玉田、久保
私の予想は以上である。
DFはもしかしたら多少変わるかもしれない。
またFWはこれが一番考えやすい所だが
場合によってはDFを一人減らして、大黒あたりを入れる可能性も
無いとは言い切れない。
今回のメンバー選考は非常に良い選手が多いだけに
何とも微妙なところだろう。
さて、明日の発表はどうなるだろうか。

2006年05月22日

柳沢復活

サッカー日本代表で骨折により
戦線離脱していたFWの柳沢が
2ヶ月ぶりに実戦に復帰した。
合宿所であるJヴィレッジ近くにある地元高校との
試合であったが、しっかりと点も取り12-0で圧勝した。
もうすぐ日本を発つだけにこのニュースは心強い。
柳沢が完全復帰となれば、怪我人の多い日本代表にとって
また1つ不安材料が減るというもの。
大いに今後に期待したいところである。

2006年05月23日

復帰したと思ったら

日本代表のFW柳沢が先日復帰したと思ったら
シュート練習で右膝に違和感を感じたと言うのである。
ただ、そこまで重いものではなく
病院に行かずにアイシングで様子をみるようである。
せっかく復帰したと思った矢先にこのニュースなので
真相がしっかりとわかるまでは何とも言えないが少々心配である。
何とか本番までにしっかりと完全復帰をして欲しいものである。

2006年05月24日

移動はファーストクラスで

サッカー日本代表の高原に特別待遇が用意された。
日韓共同のワールドカップ、そしてアテネ五輪と
移動の飛行機の中でエコノミー症候群を発症し
試合から外された事があり
今回は少しでも楽に移動出来るようにとの処置である。
しかもジーコ監督を始め、他の選手はファーストクラスではない。
このところの練習でも調子が良いだけに
最高の状態でドイツに乗り込んで欲しいものである。

2006年05月25日

ヒディングの秘策。

サッカードイツワールドカップを前に
オーストラリアの猛将ヒディングが秘策を明らかにした。
システムは1トップの4-5-1。
これは先日日本が苦しんでいた陣形である。
オーストラリアに引いて守られながらも
能力の高いFWを軸に一気にカウンターとなると
何とも恐ろしい話である。
何をしてくるか解らない監督なだけに
全く持って油断出来ない状態と言えるだろう。

2006年05月30日

日本対ドイツ

ドイツワールドカップに向けて日本は
開催地ドイツで、開催国であるドイツと
親善試合を行った。
この試合いかんによって、ワールドカップの
決勝トーナメントに進出出来るかどうかが決まる
非常に大事な試合である。

両チーム共にフルメンバーで試合開始から激戦を繰り広げる。
序盤からドイツの激しい攻めにも
日本は落ち着いてしっかりと守っており、安心感がある。
この試合日本は3バックで試合に臨んでおり
特に右サイドの加地のディフェンスが効果的なようである。

しかし苦しむのは身長差である。
ドイツは平均身長が187cm、それに対して日本は178cm。
この身長差にはさすがに苦しんでいる。
その上、敵地での試合。
判定にも非常に奇妙な点がある。
相手DFが柳沢のユニフォームを引っ張り、ユニフォームを
大きく破った場面で、両者にイエローカードを出されたのである。
映像では明らかに相手が引っ張ってユニフォームを破ったのだが
両者にイエローとはおかしい話である。
むしろそれならどちらにも出さない方がまだ理解できる。

しかしそれをバネに、直後に柳沢の強力な突破もあり
日本は前半戦の中盤から少しずつ良い攻めを見せる。
相手のラフプレイにも負けていないが怖いのはサイドからの
バラックの突破やセンタリング、シュートである。
カウンターも含め、何度もこのバラックを起点に危ない場面が作られる。
問題は中盤にあるかもしれない。
と言うのも、バックと中盤の境目が薄く、ディフェンス時に一緒になってしまい
そこを相手に狙われる場面が多い。
3バックとボランチの関係を確認し直さないと危ない可能性がある。

そんな前半35分に今日調子の良かった加地が
相手との交錯により足をひねってしまった。
見ていても腹が立つのは相手のあまりに酷いラフプレイ。
いくらワールドカップとは言え、少々やり過ぎである。
しかも審判はイエローも出さない。
これではあまりに失礼極まりない判定である。
加地はそのまま退場し、代わりに駒野が入る。
そのまま両チーム共に一進一退の攻防を続けるが
試合は動かず、終了間際ドイツに決定的な場面があったが
この試合で非常に落ち着いている守護神・川口が
素晴らしい反応でセーブし、そして前半終了。

ボール支配率はドイツに軍配が上がったが
日本も非常に良い場面の多い試合内容だった。
前半終了直後、ベンチへ戻る宮本と中田英が
非常に熱の入った話し合いをしていたのだが
恐らくボランチと3バックとの間の関係や
ディフェンスのポイントで意見をぶつけているようで
後半が楽しみである。

迎えた後半、日本は立ち上がりから良い攻めを見せる。
加地はディフェンスで目立っていたが
代わりに入った駒野は開始からオフェンスで魅せている。
是非ディフェンスでも目立って欲しいところである。
しかしどうも加地のようにディフェンスで目立つ場面が少ないと
感じていたが、逆で、駒野が攻めているために
相手が下がらざるを得なくなり、それが日本のディフェンスを
支えているようである。
加地とは逆の状態だと言えるだろう。
だが、本来は加地も上がっていくタイプの選手なだけに
それが見られずに下がってしまったのは残念である。

そんな後半11分についに試合が動いた。
中村の素晴らしいドリブルから、正確に柳沢にパスを通し
柳沢はそこから相手の裏をかいて走っている高原に送り
それを高原がスピードに乗りつつも落ち着いてシュート。
これが綺麗に決まり、前回のワールドカップで準優勝した
ドイツを相手に1-0とリードを奪う。
前回日本がドイツと戦ったときは0-3で大敗しており
その雪辱が晴らせるかも知れない。
また、このドイツで活躍する高原が決めたと言うのも
何とも嬉しい限りである。

この直後にドイツは非常にスピードのある選手を入れ
反撃に転じる構えを見せる。

しかし、しかし、そのドイツをあざ笑うかのように
後半20分に驚愕のプレイである。
サイドからのセンタリングを高原が受け
そのまま、フェイントで巨大な相手DF2人を抜き去り
相手ゴールへ矢のようなシュート。
これが決まってこの試合2ゴール目。
これで日本は2-0とリードを広げる。
このプレイの直後に、ドイツは攻めのために入れた
スピードのある選手がシュミレーションでイエローをもらうなど
ドイツはもう最悪の気分だろう。

ますますラフになるドイツのプレーに
日本代表のケガが心配である。
加地の代わりに入った駒野もユニフォームの襟元が
破れており、相手のダーティーなプレイが窺える。
日本の選手がドリブルをすれば必ずファウルで止めるという
ドイツのプレーも、ここまで来るともう哀れみを感じてしまう。

しかしさすがは前大会準優勝のドイツ。
遠目からしっかりと止めたはずだったが
そのフリーキックからクローゼの恐ろしい技術で
ついに押し込まれてしまい2-1とされてしまう。
やはり強豪国なだけに、油断していなくても
怖いときは怖い。
問題はここからで、2-1と追いついているドイツは
一気に勢いづいてしまうわけで
ここをしっかり押さえなければ逆に負けてしまうだろう。
そんな中、後半32分に日本はこの試合大活躍で
疲れの見える高原に代えて大黒を投入する。

しかし、この勢いづいたドイツを止められなかった。
大黒を投入した直後のセットプレイで
フリーキックからシュバインシュタイガーにヘッドで決められ
ついに2-2と追いつかれてしまう。
やはり長身のドイツ相手に、セットプレイでは
しっかりとケアしないと、良いようにやられてしまう。
ここまで非常に良いディフェンスだっただけに
難しい課題となりそうである。

その直後に柳沢に代えて玉田を投入。
まだ試合は振り出しに戻っただけ。
どうにかここから勢いを取り戻し
日本にはもう一点追加して欲しい場面である。

37分に中田英寿からの素晴らしいキラーパスがあったが
大黒のシュートは決まらず、試合はそのまま流れていく。
40分にも中村からのセンタリングを中田が折り返し
決定的なチャンスを作るも、またも大黒が競ったが
相手GKに押さえられてしまう。

そして試合は前半のような一進一退の攻防が続き
ついにロスタイムに突入する。
ロスタイムに入り中沢とバラックの衝突があり
その直後、大黒が渾身の突破を図りシュートを放つが
GKの正面となり、試合は終了。

終わってみて考えれば、同点で良かったのかも知れない。
2-0で勝ってしまうと、逆に変な勢いがついてしまい
逆転されて例えば2-3のような結果となれば
今度は勢いが挫かれてしまう。
同点なら前大会準優勝のドイツに対して
非常に良い部分が多く、2点をもぎ取った事を考えれば
これがワールドカップに向けてという事を前提にするなら
個人的には良かったのではないかと思われる。
相手に得点を許したのはどちらもフリーキックから
ドイツ選手の身長と身体能力の高さを生かしたプレイを
押さえきれなかった事が原因であり
課題もしっかりと見えたと思われる。
最高の形を考えるならランキングでは格下の
最後の親善試合である次のマルタ戦で勝利し
それをバネに良い勢いをつけてワールドカップに乗り込んで欲しい。
あと、気になるのは加地のケガだが、こちらは無事を祈るばかりである。
逆にケガの経過が心配された高原と柳沢は
完全復帰したようで、安心といえるだろう。
次のマルタ戦、大いに期待したい。
ガンバレ日本。

2006年05月31日

離脱者

昨日のドイツ戦を終えて、その試合には賛否両論あるようだが
それよりも気になる事がある。
DFの田中誠が足の怪我により、代表から離脱。
代わりに私が代表入りを予想していた茂庭が招集された。
また、昨日のドイツ戦で負傷した加地に関しては
少し様子を見てみるようである。
怪我人の多い日本代表、これ以上の離脱は
今後の試合構成に大きく影響してくるだろう。
次のマルタ戦では怪我などが無いように祈るばかりである。

2006年06月01日

満身創痍

怪我で日本代表を離脱した田中誠の代わりに
茂庭が招集され、ドイツで合流した。
181cmの長身DFとして活躍が期待される。
またドイツ戦で負傷した加地だが
ワールドカップの初戦オーストラリア戦までに
復帰のメドがたったようである。
しかし、今度のマルタ戦での復帰はまだ解らない。
他にも高原がドイツ戦で膝を痛めていた事や
中村もドイツ戦の前日から発熱していた事
また小さいながらも多くの選手がドイツ戦での
ドイツのラフプレーにより軽い怪我や傷を負っているとの事である。
あれだけの酷いラフプレーの連続だっただけに
仕方がないかも知れないが、高原の膝は気になるところである。
前回のワールドカップやアテネ五輪などで
非常にもったいない不出場を喰らっただけに
この大会では是非とも活躍してもらいたいものである。
今後の日本代表の課題は体調を
万全の状態に持って行くのが課題となりそうである。

2006年06月02日

マルタ戦の布陣

ドイツワールドカップに向けて
最後の親善試合となるマルタ戦を前に
ジーコ監督はその布陣をドイツ戦と同じ布陣で
望むことを明らかにした。
しかしながらケガを負っている加地と高原に関しては
未だ保留である。
特に加地に関してはワールドカップ初戦の
オーストラリア戦には間に合う見込みだが
マルタ戦には無理という見解である。
ドイツ戦の3-5-2の布陣はメディアにも非常に良い評判であり
日本と同じF組のクロアチアも日本を楽観視できないと発表している。
日本は後は故障者の心配さえなくなれば
だいぶ期待して良さそうなのだが、それだけが心配である。

2006年06月03日

緊急FW争い!?

日本代表のFW争いがワールドカップ直前になって
ますます激化しそうな装いである。
と言うのも、ケガを負っている高原に続き
柳沢まで大腿部の裏を痛めたらしく
ドイツ戦の2トップがマルタ戦を欠場する可能性があるのである。
ジーコ監督はギリギリまで様子を見るとの話だが
日本代表のチームドクターはワールドカップ初戦に向けて
2人には無理をさせたくないとの見解である。
ここに来てチャンスが回ってきた他のFW陣としては
ワールドカップ直前になって最後のアピールをするチャンスが
到来したことになる。
個人的にはスピードの速い玉田は、現在のスピードの速い2トップで
相手ディフェンスを攪乱する戦術に非常に合致しており
期待が出来るのではないかと思う。
さて、明日のマルタ戦、いったいどうなるのだろうか。

2006年06月04日

日本対マルタ

ついにドイツワールドカップを前に
最後の親善試合、日本対マルタ戦が行われた。
予想通り、FWの高原、柳沢がケガでスタメンを外れ
玉田と大黒が入る。
また、中村が非常に自由なポジション取りでプレイする
との話もあり、大いに期待できる。
ランキング的には格下のマルタだが
クロアチアと引き分けた実績もあり、侮ることは出来ない。
日本にとってはワールドカップ直前に
良い相手と試合を組めたと言えるだろう。

試合開始直後から日本のペースだったが
早速前半2分、私のお気に入りである玉田が
サイドからの三都主のセンタリングに綺麗にあわせて
いきなりのゴール。
これは出だしから大いに面白い事になりそうである。

その直後のプレーで三都主が中村のコーナーからの
ボールにダイレクトであわせる際に左足を痛めたようで
その後ピッチには戻ったが、ケガの大い日本代表なだけに
試合後に痛みが残らないか心配である。

日本は非常に攻めてはいるものの、マルタは引いて守っており
これは日本があまり得意としていない相手だっただけに
ワールドカップを前に良いシミュレーションになりそうである。
この試合、玉田がそのスピードを生かし相手ディフェンスを攪乱し
また中田の提案で高い位置でボールを奪う意識が浸透
そして相手が引いている状態では中村が下がり
相手ディフェンスを引き出すなど、動いているプレーでは
非常に良い結果が見られる。
後はドイツ戦で残念だった相手のポストプレーからの
守りが弱い点だろう。

攻めに関しては中盤から前線への相手ディフェンスの
裏をかく素晴らしいパスが連発し
サイドからの三都主、坪井のオーバーラップや
玉田のスピードのある突破
そして極めつけは中盤からのミドル、ロングシュートである。
攻撃のバリエーションも増えて、それが洗練されて来ているのが解る。
特に中田と中村のボールを受け取ると同時に前を向くという
欧州や南米での良い選手に見られるプレーが見られ
こちらも大いに心強い点である。

前半28分に日本が注意すべき相手のセットプレーがあったが
どうやらディフェンスラインとGKとの間を空けて
川口の守るエリアを少し広く取ったようである。
川口もこの方が守りやすいとのコメントを残しており
実際に川口が勢いよく飛び出しボールに向かいクリアしていた。
まだ1プレーだけなので解らないが、これで強豪国に通用すれば
問題ないと言えるだろう。

前半終了近辺でマルタは引いて守るのに重ねて
サイドチェンジなどに対応してきており
日本はボール支配率に対して得点やシュート数が
少なく、攻撃のバリエーションも多く出せなくなってきた。
ジーコ監督もそのあたりが不満のようである。
また攻撃が通用しなくなった分、攻めに転じすぎて
攻守の切り替えが少し遅れており、カウンターをくらう場面もあった。
このあたりはワールドカップ出場国ならば
確実に点を取られてしまう場面であり、修正したいところだろう。
後半終了間際にも相手のFKがあり危険ではあったが
どうにか切り抜けていた。
またその直後にも相手のミドルシュートを受けるなど
前半終了近辺の日本のディフェンスを見ていると
少々出だしが好調だっただけに心配になってしまう。
後半に期待したいところである。

後半は日本は坪井を下げて小野を投入。
どうやら4バック気味のフォーメーションに切り替えるようである。
しかし後半に入っても攻撃から守備に変更するスピードは遅く
中村などの中盤が下がって遅らせなければ
確実に得点されている場面もあり
また相手カウンターに数的不利となり危険な場面が多い。
ディフェンス面でまだまだ詰めるべき点があるようである。

後半13分、日本は三都主に代えて中田浩二を投入。
ボランチとサイドの両方をこなせる選手であり
そのプレイに注目したいところである。
そしてその直後には玉田に代えて小笠原を投入。
これで4-5-1のフォーメーションで
後衛と中盤を厚くし、ディフェンス面をしっかりと
固め、中盤からの飛び出しなどで点を狙う考えのようである。

そのまま試合は動かず、後半23分に福西に代えて稲本
大黒に代えて巻を投入。
これは試合前から公表していた選手を使うという事だろう。
本戦を前に、なるべく多くの選手に実戦経験をとの考えである。

後半はやはり中盤からの飛び出しやミドル、ロングシュートが目立つが
気になるのは攻守の切り替えの遅さである。
ドイツ戦の疲れもあり、全体を通して運動量が落ちている感もあり
1-0とリードはしているが、観戦している方としては
勝っている気がしない。

後半終了近辺になり、日本は攻撃で非常に良い場面があるが
なかなか得点に結びつかない。
強豪国であれば、このような場面では確実に入れてくるのが当然であり
ここは結果を出して欲しいところであった。
そのまま試合は終了してしまった。

勝ったとは言え、良い出来とは言えない。
小さなミスも多く、攻守に切り替えも遅かった。
そして得点という結果にも結びつかず
課題の多い試合となったが、これが本戦に向けて
最後の調整の材料となれば良い結果を生むことだろう。
いよいよ来週に迫った本戦に向けて大いに頑張って頂きたい。
初戦のオーストラリア戦は決勝トーナメントに進出する為の
重要な試合であり、確実に勝たなければならない試合でもある。
まずは初戦突破に向けて期待したいところである。

2006年06月05日

2年に1度の祭典になるか!?

盛り上がっているドイツワールドカップだが
その開幕を前に、気になるニュースが浮上した。
どうやら現在4年に1度開催しているワールドカップだが
それを2年に1度の開催にするという案があるというのである。
これは非常に嬉しいニュースである。
各クラブチームや、サッカー関連の苦労や問題を考えると
色々と考える部分もあるのかも知れないが
サッカーファンから見れば、嬉しい事この上ないニュースである。
これだけ素晴らしい祭典は4年に1度きりの開催では
あまりに待ち遠し過ぎて、辛くなってしまう。
オリンピックなどは気分的に4年に1度くらいが丁度良いのだが
ワールドカップは毎年でも良いかも知れない。
さすがに毎年だと飽きる人もいる可能性があるので
この2年に1度というのは素晴らしい案である。
是非とも実現してもらいたいモノである。

2006年06月07日

加地微妙?

サッカー日本代表のサイドバックの加地が
怪我のため、練習を離脱し、リハビリに専念しているが
どうやら初戦のオーストラリア戦への出場が微妙かもしれない。
今まで不動のサイドバックだっただけに
駒野がいるとは言え、非常に残念である。
しかし大きな怪我でないので、クロアチア戦には
間に合うと思われる。
ただ、他にも中村が足に違和感を訴えており
柳沢は依然別メニューでのリハビリ状態。
高原、三都主の両名は調子が良く心配はなさそうである。
一人復帰すれば一人が離脱という状態で
敵は相手チームではなく、怪我となっており
今後のチームの状態が心配される。
とにかく早くリハビリを終えて、メンバー全員ベストコンディションで
試合に臨めるように頑張って欲しいものである。

2006年06月09日

ワールドカップ開幕! ドイツ対コスタリカ

ついに待ちに待ったドイツワールドカップが開幕した。
開幕ゲームはドイツ対コスタリカ。
開催国なだけに注目される試合である。
このところドイツは調子を落としており
特に皇帝の名を継承するバラックが
ケガのため開幕戦を欠場との事である。
とは言え、層の厚いドイツ。
日本を苦しめたFWのクローゼや中盤のシュバインシュタイガーなど
十分に強力な選手が揃っている。
また前大会で活躍したGKのカーンは控えの選手となり
新たな若手が正GKの座についているあたりも、層が厚い証拠だろう。

試合開始と共に両チーム白熱した試合を繰り広げるが
やはりドイツは強い。
序盤から一気に攻めており、非常に惜しい場面が続く。
一方コスタリカは徹底して守り、相手の隙を突いてカウンターを狙う作戦である。
ただ、ドイツにとって気になるのは審判である。
非常にイエローなどのカードを出す審判で有名であり
日本との試合の様なラフプレイを続ければカードの山となるだろう。

そんな中、ついに試合が動いた。
左サイドから切り込んだラームが恐ろしいシュートを放ち
前半5分にドイツは先制点を奪う。
守りに徹する予定だったコスタリカは大きな誤算だっただろう。
この時間帯で点を取られてしまうと、プランが一気に崩れてくる。
ドイツはこの得点を機会に、ここぞとばかり一気に攻めに転じる。

そしてまたも試合が動いた。
今度はコスタリカのワンチョペが裏から抜け出し
GKとの1対1を制して前半12分にゴール。
これで1-1と試合は振り出しに戻った。
ドイツのリードもつかの間の出来事であった。
こうなると今度はコスタリカが盛り返し
また白熱した試合となる。
ドイツは弱点のディフェンスを突かれた痛い失点であった。

しかしその後すぐにまたも試合が動く
サイドから切り込んだシュナイダーのパスを
シュバインシュタイガーがシュートを打つと見せかけ強烈なパス。
それをクローゼが綺麗にあわせてゴール。
前半17分にドイツはまたも2-1とリードを奪う。
ディフェンスが弱いとは言え、この攻撃力。
恐ろしいものである。

その後もドイツは引いて守るコスタリカ相手に
ミドルやロングのシュートをガンガン打ち込み
そのほとんどが枠に入っており、もの凄い威力であった。
日本も引いて守る相手にはこのくらいのシュートが打てると
非常に心強いと感じてしまうプレイである。
そのままドイツが完全に試合を支配し、前半終了。
コスタリカは後半に何か手を打たなければ厳しい状況となった。

後半もやはりドイツの優位は変わらず、ドイツが大いに攻める。
そんな後半17分に試合が動いた。
サイドからのセンタリングをクローゼが強力なヘッド。
それを素晴らしい反応でコスタリカのGKが弾くが
溢れたところをクローゼがまたも詰めてゴール。
ドイツは待望の追加点で、3-1と点差を広げる。
ここまで来ると、クローゼのハットトリックを期待してしまう。

ドイツの完全優位で進んでいた試合だが
後半28分についにコスタリカが動いた。
絶妙なタッチのパスが前線の裏をかいたワンチョペに通り
綺麗に決めて3-2とコスタリカが追いすがる。
個人的にはクローゼとワンチョペのどちらかが
開幕早々にハットトリックをやってくれる事を期待したい。

後半34分、残念ながらドイツはクローゼを下げてノイヴィルを投入。
先の長いワールドカップで、クローゼを消費させるのは
厳しいとの判断だろう。
そして後半41分に恐ろしいシュートが放たれた。
ドイツのシュバインシュタイガーのフリーキックを
フリンクスがロングレンジから強烈なシュート。
一直線にゴール右上隅に決まり、4-2。
ここまでスピードのある強烈なロングシュートは
滅多に見られる物ではない。
皇帝バラックを欠いた状態でのこの攻撃力。
ディフェンスに課題があるとは言え、十分すぎる強さである。

その後も、シュナイダーと交代したオドンコールなどが
サイドから攻め立てるなど、最後までドイツ優位で試合は進み
開幕戦はホスト国ドイツの勝利で試合終了。
ワールドカップ開幕から素晴らしい試合であった。
今後も素晴らしい試合が続く事だろう。
大いに楽しみである。

2006年06月10日

Live! & イングランド対パラグアイ

六本木Mouphにて、ManomanaのLiveに参加した。
今回はGuest参加で2ステージのうち
1stで1曲と2ndへの参加となった。
極上エロスというテーマに沿って
非常に刺激的なステージであった。
2ndでは私にもメイクが施され
目の周りが真っ黒に、、、そして髪は某アニメの
スーパー○イヤ人の様に逆立った状態となり
何とも貴重な体験をさせて頂いた。
Liveは150人を超える満員御礼で
大盛況で幕を閉じた。
また機会があれば是非とも参加したいものである。

さて、ワールドカップも2日目となった。
2日目の注目はイングランド対パラグアイの試合だろう。
レアルのスターベッカムや、リバプールのジェラードなど
大いに注目したい選手がいるわけである。
まず練習で驚くのは大きなケガを負っているルーニーである。
練習で非常に元気よくシュート、ドリブル、パスと活躍しており
本当にケガで出場できない状態なのかと疑ってしまうほどである。
もしかしたらイングランドのここぞという時の秘密兵器として
温存しているのかもしれない。
対するパラグアイは南米の強豪チーム。
この試合は見物である。

そして試合は開始直後からいきなり動く。
左サイドからのベッカムのフリーキックである。
恐ろしいほどの精度で真っ直ぐゴールへ。
公式にはパラグアイDFのガマーラのオウンゴールとなっているが
ガマーラが触らなくても完璧に入っていた素晴らしいシュートであった。

早速1-0とリードしたイングランド。
対するパラグアイは昨日のコスタリカ同様に
守備型のチームだったため、非常に苦しくなった。
そして極めつけはパラグアイGKのビジャールがケガで退場。
一気にイングランドに試合が傾きそうである。
そのまま前半は動きがなく、終了。
とにかくイングランドが終始攻め続ける結果となった。
怖いのはベッカムやジェラードだけでなく
ランバートやコール、オーウェン、クラウチと
非常に強力な選手が揃っており
決勝トーナメントへの進出の可能性が大きいという事である。
今回のドイツワールドカップではヨーロッパ勢が強かも知れない。

後半は苦しくなったパラグアイはどうにか
イングランドを崩そうとするが、イングランドも譲らず攻める。
しかし後半中盤になると、イングランドにも疲れが見えて
パラグアイが攻める場面が多くなる。
やはりイングランドと言えど、その体力は無尽蔵ではない。
それだけに後半の終盤は面白いかも知れない。

そう言っているうちに、試合はついに終盤へ。
特に試合が動くこともないが
この終盤に来てパラグアイが一気に調子付く。
非常に惜しい場面が続き、もう少しで同点と言うところで
ついに試合終了。
イングランドは初戦を白星で飾った。
しかしあれだけ攻めていて1-0というのも少々物足りない。
相手が南米の強豪パラグアイだった事もあるが
もう1~2点入っても良さそうだったのだが
そこはやはりエースのルーニーの不在も関係しているのだろう。
次の試合も楽しみである。

2006年06月11日

オランダ対セルビア・モンテネグロ

ドイツワールドカップ3日目、注目の試合は
オランダ対セルビア・モンテネグロである。
オランダの監督は監督経験のないファン・バステン監督が
世界の有名クラブチームで活躍する選手ではなく
国内の若手を中心にチームを構築、成功を収めた
面白いチームであり
対するセルビア・モンテネグロは予選での失点がわずか1点という
驚異的な中盤の守備力とカウンター攻撃が特徴の
興味深いチーム。
ここまでのワールドカップの経緯を見る限りヨーロッパのチームが強く
守備型のチームは負けるという傾向にあるが
果たしてこの試合もそれに当てはまるのかが見物である。

試合開始からオランダ、セルビア・モンテネグロ共に
白熱した試合を繰り広げる。
オランダはチェルシーで活躍するロッベンと
日本代表MF小野が在籍していたオランダのフェイエノールトで
小野と共に活躍し、現在はアーセナルにいるファン・ペルシーの
強力な2トップで相手を切り崩しにかかり
セルビア・モンテネグロは守備型と言えど
なかなか強力な攻撃を仕掛けていく。

そして前半17分、早速試合が動いた。
これまでも素晴らしい活躍を見せていたロッベンが
相手の裏をかいて飛び出し、そこへハーフウェイラインから
ファン・ペルシーのキラーパス。
ロッベンはそれを受け、相手GKを見ながら華麗なシュートで
ついにオランダが1-0と先制した。
やはりこのワールドカップの傾向に当てはまる試合なのだろうか。
そのまま前半は両チーム共に強力な攻撃を仕掛けるが
得点に至らず終了。

後半開始直後から、セルビア・モンテネグロが一気に攻めかかる。
しかしオランダもセルビアの素晴らしい守備に勝る守りで
得点を許さない。
試合は進み、後半24分にはファン・ペルシーと同じく
小野とプレイし、現在もフェイエノールトにいるのカイトが登場。

直後の後半25分にはオランダのGKファン・デル・サールが
足をつるアクシデントもあったが、試合は動かない。
見ているとやはりオランダが強い。
確かにセルビア・モンテネグロも強いチームだが
経験不足な感は否めない。
選手層が薄いというのもそう感じる原因かも知れない。
オランダはロッベンを中心に素晴らしい攻撃を展開し
さすがはヨーロッパの強豪と言ったところだろう。

後半37分にはまたもオランダGKのファン・デル・サールが
足をつるアクシデント。
ワールドカップという大舞台での緊張もあるのだと思うが
必死に痛みを堪えて足を治す姿は少々笑える。
また、この試合ではイエローカードが多く出されており
後半40分の時点で5枚のイエローカードである。
そのうち3枚がセルビア・モンテネグロへのカードとなっている。
長期戦となるワールドカップではこのイエローカードが
大きな影響力を持ち、気をつけなければならない。
日本も気の短い三都主は注意が必要だろう。
ただでさえ代わりの居ないサイドバックで欠員が出れば
目も当てられない状態になるだろう。

セルビア・モンテネグロはどうにか同点に戻そうとするが
オランダも全く引かず、むしろロッベンを中心に攻めており
セルビアもロッベンを止めることが出来ない。
後半45分には飛び出したロッベンを止めようと
ファウルをしたセルビアに対してまたもイエロー。
これでこの試合6枚目のイエローである。
試合はロスタイムに入るもセルビア一歩及ばず試合終了。
やはり今回のワールドカップはヨーロッパ勢が強い。
また守備型のチームが負ける傾向にある。
この傾向が日本にどう影響するのだろうか。
クロアチア戦などは気になるところである。
オレンジ軍団オランダの勝利でこの試合は幕を閉じた。
明日はいよいよ日本の初戦となる
日本対オーストラリア。
日本が決勝進出するためには、絶対に負けられない試合である。
大いに頑張って頂きたい。

2006年06月12日

日本対オーストラリア

ドイツワールドカップ、ついに日本の初戦
日本対オーストラリアの試合が行われた。
最終戦がブラジル戦と言うこともあり
ここは絶対に勝たなければならない試合。
名将ヒディンク率いるオーストラリアに対し
日本がどう戦うか、非常に注目したい一戦である。
守りのチームであるオーストラリアだが
攻撃力はケイヒル、ビドゥカ、キューウェルの
3人を中心に良い攻めを見せるチームであり
なによりヒディンクの戦略がキーポイントになるかも知れない。
彼の采配により、実力以上のチームになってしまうと
日本としては面倒な展開である。
日本は加地を欠いているが、高原、柳沢、中村、三都主と
出場が危ぶまれた選手は全員揃っている。
しかし面白いことに、小笠原が外れて坪井が入っている。
DF登録の選手が5人という興味深い布陣である。
おそらくサイドから駒野や三都主が上がる際に
手薄になる守備を固める為だろう。
そしてオーストラリアのスタメンにはケイヒルがいない。
どうにか日本のスピードのある攻撃でオーストラリアを
切り崩し、先制点を奪いたいところである。

試合開始早々から日本は大いに攻めて
前半1分にもならないところで、中田が素晴らしい位置での
フリーキックを獲得した。
このフリーキックは中村が蹴ったが、残念ながら壁に阻まれた。
その後も両者共に良い戦いを展開するが
やはりオーストラリアのビドゥカが要注意である。
神・川口の奇跡的なセーブでどうにか切り抜けたが
このビドゥカを何とかしないと非常に危ない。
何よりビドゥカの高さよりも体重差が大きく
中澤や川口でも吹き飛ばされてしまっている。

前半の中盤まではボール支配率はオーストラリアだが
日本はそこまでオーストラリアに齟齬とはさせていない。
しかしながら、日本も持ち前の早いパス回しが出せず
両チーム全く譲らない。
ただ、時折日本が得るチャンスは非常に有効で
決定的な場面が幾つかあると言った状況である。

その後、オーストラリアの決定的な場面が幾度かあったが
前半26分、ついに試合が動いた。
サイドから駒野が切り込み、そこから中村へ。
その中村が絶妙なクロスを入れるが
それを高原、柳沢の両名が意図的にではないと思われるが
スルーし、それが相手GKの意表を突き、そのままゴール。
日本待望の先取点をもぎ取り、1-0と先制した。

問題はここからである。
オーストラリアはここで一気に攻めて来るわけで
日本はそれをかわしつつも、もう1点追加点が欲しいところである。
特に日本は先制点をあげた試合では負けることが多く
非常に気になる部分である。

前半30分、やはりオーストラリアの厳しい攻めに
宮本がファウルでイエローをもらってしまう。
長期戦になるワールドカップではこのイエローも気をつけたい。
しかしそれはオーストラリアも同じ。
中村を押さえるためにオーストラリア側もイエローをもらっている。

そして前半35分には長い距離を走った柳沢に
相手ディフェンスのタックルが入り、痛めていた右足を抱え
一時退場する場面もあったが、その後すぐに復帰。
イエローと同じく、日本としてはケガ人が多いため
ケガにも十分に気をつけたいところである。
そんな中、前半39分に今度は高原が日本のオフサイドで
オーストラリアのプレー再開を遅らせたとしてイエローをもらう。
これで日本は前半だけで2枚のイエローをもらってしまった。
日本の得点源なだけに、ここは気をつけてもらいたい。

このまま前半は何とか切り抜け、日本リードで終了。
少々ラッキーな感はあったが、運も実力のうち。
特に神・川口の素晴らしいセーブが連発。
Asian Cupを彷彿とさせる驚異的なプレーであった。
後は集中力を切らさず、後半を乗り切りたいところである。

後半は開始早々からオーストラリアが得点を狙いに来る。
しかし日本もしっかりと守り、良く防いでいる。
後半7分、オーストラリアはここまで活躍し、疲れの見える
ブレッシアーノを下げて、要注意人物のケイヒルを入れてくる。
また、その直後には坪井が恐らく筋肉系の故障により
茂庭と交代となった。
ピッチサイドの坪井の治療を見る限り、肉離れなどの
大きなケガではなく、強い痙攣などの
比較的軽いものだと思われる。
後はこの坪井の穴をどう埋めるかである。
茂庭は非常に高さのある選手であるが
果たしてこの試合のような戦術的なディフェンスに
どこまであわせられるかがポイントになるだろう。

このあたりでオーストラリアも焦っているらしく
オーストラリアのDFムーアが柳沢を止めるために
ハーフウェイライン近辺でイエローをもらっている。

後半15分にオーストラリアは秘密兵器の
194cmの長身のケネディを入れて来た。
ただでさえビドゥカが邪魔な状況で
このケネディがどう影響するか、気になるところである。
しかしさすがのビドゥカと言えど
そろそろ疲れの見える頃。
これまでとにかくビドゥカに入れるという
オーストラリアのスタイルから考えれば
ビドゥカの消耗度は大きいと思われる。
またビドゥカに限らず、この時点でオーストラリア全体の
運動量が少々落ちてきている。

ここまでで非常に気になる点が1つ。
アナウンサーがしきりに「ビドゥーカ」と発音するのが
気になって仕方がない。
日本読みなのでどちらでも良いのだが
アナウンサーが言う度に、「ビドゥカ!!!」と
心の中で突っ込んでしまう自分がいた。

さて、試合は後半も中盤に差しかかり
集中力が微妙になってくる時間帯である。
オーストラリア全体の運動量が落ちているとは言え
ケネディやケイヒルなどの交代した選手は
運動量豊富であり、オーストラリア全体の動きに
惑わされていると痛い目を見そうである。

そんな後半22分に、茂庭がペナルティーエリアの外
ギリギリの部分でファウル、しかもイエロー。
非常に危険なフリーキックをもらってしまう。
しかし、そこはこの試合でまさに守護神と化している
神・川口がまたも奇跡的なセーブ。
日本に彼を超えるGKは出るのだろうか。
また、このプレーの中でオーストラリアのケイヒルも
イエローをもらっており、この試合カードが飛び交う形となった。

この試合、宮本が非常に良いディフェンスをしており
ビドゥカをしっかりと押さえている。

後半29分、オーストラリアはどうにか点を取ろうと
中盤のウィルクシャーを下げてFWのアロイージを投入。
これでオーストラリアのFWは3人となり
これまでの守備的なチームとは打って変わって
攻撃的なチームに変わった。
その後、後半32分には入ったばかりのアロイージが
中澤に対してファウル、これがイエローとなる。

そして後半33分には疲れの見える柳沢を下げて
中盤の小野を投入。
小野をボランチの位置に据えて中田が一列上がり
中田と中村の攻撃的な中盤とし、高原の1トップで
追加点を狙う作戦に出た。
この交代で日本の運動量は上がり良い効果が生まれる。

後半38分、中澤が自陣ペナルティーエリアの外
日本ゴール正面でファウル。
そのフリーキックをまたも神・川口が神懸かり的なセーブ。

しかし、ついに悪魔の時間がやって来た。
その直後の後半39分に相手のコーナーからのボールを
川口が飛び出してクリアしようとするが阻まれ
こぼれ球をオーストラリアがシュート、一度は日本が防ぐが
そのこぼれ球を押し込まれついにオーストラリアが得点。
この後半のギリギリのところになり1-1と同点になってしまう。
ここまで何とか持ちこたえて来ただけに
何とか日本に勝利して欲しいものであるが
果たしてもう一点取れるだろうか。

しかしその後の後半44分、またもオーストラリアに得点。
攻めに人数を使って薄くなた日本の守備を突かれ
要注意人物のケイヒルに綺麗にシュートを決められた。

ロスタイムは3分との表示、ここで日本は大黒を投入。
DFの茂庭を下げ、完全に点を取りに行く布陣である。
しかしこの作戦が裏目に出てしまった。
ますます薄くなった日本の守備を突かれ
今度はアロイージにドリブルで突破されて得点。
これで1-3と絶望的な状況になった。
得失点差の事を考え、1点でも取りたいところだが
ここで試合終了。
まさに悪夢と言える最悪の試合結果である。
試合終了と共に映ったヒディンクの顔が腹立たしい。
ここまで見ていて頭に来る試合も珍しく
こうなったらクロアチアとブラジルを一蹴し
決勝トーナメントに駒を進めてもらいたい。
次に期待する事にする。

2006年06月13日

Lantern Session 追悼青木智仁氏 & ブラジル対クロアチア

第2週のLantern Sessionに参加した。
今回は少し遅れていったのだが
入った途端、様子がおかしい。
まず既に始まっているのに音がしない。
中の様子を見てみると皆うつむいているのである。
おそらくどなたか亡くなったのだと思い
黙祷が終わってから話を聞いてみて大いに驚いた。
なんと日本のFusion界のカリスマと言うべきBassistである
青木智仁氏が昨日亡くなったというのである。
青木氏は49歳であり、あまりに若過ぎる死であった。
私も青木氏がプレイしているアーティストや楽曲を
散々コピーした経験があり、私の周りのBassistも
彼を非常にリスペクトするプレーヤーが多く
今回の事はとにかく残念で仕方がない。

さて、そんな事もあってSessionはいつも以上に
良い演奏が繰り広げられる。
私も、その雰囲気につられて満足の行くSessionとなった。
残念ではあるが、受け止めるしかないだろう。
安らかな眠りについて頂きたい。

そんなこんなで帰路につき
いよいよワールドカップ、ブラジル対クロアチアである。
日本が初戦のオーストラリア戦を落としてしまっただけに
ブラジルにはクロアチアに大差をつけて勝利してもらいたい。
ブラジルはロナウジーニョを筆頭にロナウド、カカ、アドリアーノ
そしてロベルト・カルロスと最強の布陣。
対するクロアチアもクラニチャル、プルソなどの
ベストメンバーで来ている。

試合開始から、ブラジルが襲いかかる。
シュート数は明らかにブラジルが勝っており
決定的なチャンスも数多い。
と言うより、普通のチームなら決定的なチャンスではないボールが
ブラジルにとっては決定的なチャンスになってしまうのである。
クロアチアは何とか踏ん張り、数をかけてどうにかロナウジーニョを
早い段階で封じている状態である。
クロアチアにもチャンスはあるが、ブラジルのディフェンスの前に
こちらも早めに潰されてしまっている。
しかしブラジルの実力を考えれば、クロアチアは良く守っていると言える。
起点となるロナウジーニョを完全に潰し
シュートまでは持って行かれるが、ブラジルらしい攻撃は
今のところ出させていない状態である。

日本にとってのシミュレーションをするならば
この両チーム共に恐ろしい程のフィジカルである。
クロアチアはスタメンで180cm以下が1人だけ。
ブラジルはその巨大なクロアチアの選手を相手に
全く動じず、むしろ倒すなどして上回っているとも言える。

そして前半32分、クロアチアのディフェンスの要のR.コヴァチが
クロアチアのペナルティーエリアのすぐ外でファウル。
このフリーキックをロナウジーニョが蹴るが壁に阻まれた。
しかし、凄いのはここからである。
こぼれ球を自ら拾ったロナウジーニョは
クロアチアの巨大なディフェンス陣4人を相手に
一人でボールキープ。
そのうえ、カカにパスを出そうとしたのである。
ファウルで止まってしまったが、恐ろしい能力。
このチームに勝たなくてはいけない日本は大変である。

その後、クロアチアのM.コヴァチがアドリアーノとの接触で
負傷退場しレコと交代、これは痛い状態となった。
それでもクロアチアは良く守り、ブラジルは攻めあぐねての
ミドルシュートが目立っていた。
しかし、前半43分ついに試合が動く。
カカのミドルシュートが炸裂。
攻めあぐねてのミドルシュートでこの威力。
完全に枠をとらえ、ゴール。
カカにボールが渡った瞬間の柔軟なトラップから
異常なまでの素早い動きだしで
シュートまで持って行ってしまった。
個人技の国ブラジルの名に相応しい得点と言えるだろう。
そのまま前半は終了。
後半どうなるか非常に気になるところである。

後半開始からクロアチアはどうにか同点に追いつこうと
必死であるが、気をつけなければならないのは
ブラジルのカウンター。
ブラジルの驚異的な攻撃力にどこまで集中力が持つか
そのあたりが勝敗の分かれ目となるだろう。
日本としてはクロアチアの左サイドのプルソに要注意だろう。
ブラジルを相手に、クロアチアの左サイドは
全く引けを取っていない。
むしろこの左サイドのプルソの攻撃には
ブラジルも大いに手を焼いているようである。
日本から見れば右サイドになるので
加地の復帰が待ち遠しい限りである。

日本に取って恐ろしいのはもちろんブラジルの攻撃力だが
こうやって見ていると、ブラジルの驚異的な攻撃力の裏に
守備の面で少々穴がありそうである。
ただ、そこを日本が突けるかどうかは別だが
もし突けるのならば日本にも十分チャンスはあるだろう。
特に、この試合はクロアチアの攻撃力も高く
ブラジルのDFも少々引いて守っている。
日本戦では恐らくクロアチアのDFもロベルト・カルロスや
ゼ・ロベルトなどが上がってくると思われるので
面白いかも知れない。

後半も中盤になると、さすがのブラジルも疲れが見え
クロアチアが非常に良いところまで攻めている。
そこでブラジルはロナウドに代えてロビーニョを投入。
FWとは言え、少々後ろからゲームメイクも出来る
強力な選手である。
それでもさすがは王者ブラジル。
しっかりと切り抜け、試合はついに終盤へ。

ここに来ると気持ちは前に言っているのだが
クロアチアの動きも少々鈍ってくる。
最後までクロアチアは食い下がり
チャンスを作り続けるが、試合はロスタイムに突入する。
ロスタイムは2分、点を取るには十分な時間だが
ここは両者共に引かず、試合終了。
やはりブラジルが勝利した。

この試合のおかげで、日本にはまだチャンスが残された。
クロアチア、ブラジルと2戦連勝するか
クロアチアに2点差以上つけて勝ち
ブラジルと引き分けて、クロアチアがオーストラリアと
引き分ければ日本は決勝トーナメント進出である。
しかし、どうせなら自力で決勝に行きたいところ。
予想としてはブラジルには次戦のオーストラリア戦に
負けることは考えにくいので、日本戦を前に
決勝トーナメント進出を決めてもらい
日本戦を少しでも気を抜いて戦ってもらうことで
日本に少しでも勝機を見い出し、クロアチアとブラジルに勝って
どうにか決勝リーグ進出にこぎ着けたいところである。
既に非常に苦しい日本だが
今年はワールドベースボールクラシックの奇跡的な勝利がある。
日本に運気があると信じて、今後の試合を見守りたい。

2006年06月14日

スペイン対ウクライナ

ドイツワールドカップ本日の見所は
スペイン対ウクライナの試合だろう。
ドイツやサウジアラビアの試合もなかなかだが
ここはレアルのラウールやリバプールのルイス・ガルシアなど
素晴らしいプレーヤが勢揃いしているスペインだと思われる。
対するウクライナはワールドカップ本戦には初出場だが
シェフチェンコを始め、こちらも強力な選手が揃っている。
スペインはスタメンでラウール、ホアキンを外しており
その戦術も気になるところである。

試合開始からスペインお得意のサイドからの
フェルナンド・トーレスとルイス・ガルシアの2人による
強力な突破からの攻撃が炸裂する。
ウクライナも良いチャンスを手にする事もあるが
やはりスペインの方に分があるようである。

そして前半13分、やはり試合が動いた。
シャビのコーナーキックからクロスが入り
それをシャビ・アロンソが倒れ込むように
狭いスペースでヘッド。
これがゴールとなり、1-0とスペインが先制した。

その直後の前半17分。
またもスペインは相手ゴール正面からのフリーキックを
ビジャが綺麗に沈めて2-0とリードを広げる。
この時点で完全なスペインペースとなり
ウクライナは全く良いところがない。
シェフチェンコがどうにか奮戦するが
この調子付いたスペインを止めるのは難しい。
そのまま前半は終了。

後半もやはりスペインが圧倒的な強さを見せる。
そして後半3分、早速試合が動く。
フェルナンド・トーレスの突破をファウルで止めたウクライナの
ワシュクがレッドカードで一発退場。
それがPKとなり、ビジャが綺麗に決めて3-0とし
ウクライナを一気に引き離す。
これで人数的にも点数的にも圧倒的不利となったウクライナ。
ここからどう対処するか考え深いものがある。
その後の後半10分、そのビジャに代えてついにラウールを投入。
いよいよスペインの至宝の登場である。

スペインは3点のリードを奪い、このあたりからあまり攻め立てず
しっかりと守る状態になっており、試合は終盤へ。
そのまま試合が終了すると思っていたが
後半36分、フェルナンド・トーレスがパスカットから
一気に突破し美しいシュートでゴール。
これで4-0とウクライナを置き去りにした。
競技場のスペインのファンはお祭り騒ぎである。
日本もこんな試合をしてくれれば嬉しいのだが。。。

スペインの完全勝利で試合終了。
終わってみれば圧倒的な強さをスペインが見せつけた。
今大会ではもしかしたらスペインが強いかも知れない。
もちろん、「優勝は日本!」と言いたいが
それはさておき、今大会で栄光を掴むのはどのチームだろうか。

2006年06月15日

イングランド対トリニダードトバコ

ワールドカップもいよいよ各チーム2試合目に入り
各チーム、出そろったと言ったところであるが
先日1-0で何とか勝利したイングランドに対し
今大会で非常に興味深いトリニダードトバコがぶつかっていく。
実力的には圧倒的にイングランドが優勢と言ったところだが
トリニダードトバコは初出場にして、初戦のスウェーデンとの
試合を引き分けており勝ち点を得た事で波に乗っている。
それだけに、「もしかしたら?」というハプニングもあるかも知れない。
イングランドはベッカム、ジェラード、ランバートの強力な中盤に加え
この試合はオーウェンとクラウチが前線のスタメンに入っている。
ケガのルーニーも練習では軽々とウォーミングアップをこなしており
その存在が不気味なものとなっている。
対するトリニダードトバコはヨークを中心に良くまとまっており
23人のうち、15人が現在イングランドでプレーしている。
またこの試合にはレフリーに日本人の上川氏が入っている。

試合開始からやはりイングランドが圧倒的に攻める。
ボール支配率もイングランドが大きく上回り
いつ得点してもおかしくない状態である。
しかし、トリニダードトバコもなかなか善戦しており
しっかり守りながら、カウンターを狙い機会を伺っている。
ただ、今大会は欧州勢が強い上に守備型のチームが
負けると言う傾向があるため
トリニダードトバコには不利かも知れない。
前半中盤には相次いでジェラードに対しファウル。
2分間で2枚のイエローを出してしまう。
この試合もカードの雨になるのだろうか。
今大会では危険なファウルに対しては
容易にイエローを出すように変更されており
カードに関してはどのチームも気をつけなければならない。

前半の終盤にヨークが一時負傷により退場する場面があったが
問題なくすぐに復帰。
また、前半終了間際にトリニダードトバコに
決定的なチャンスがあったが、残念ながらギリギリでクリア。
おそらく残り数cmボールがゴールに入っていれば
トリニダードトバコのゴールだっただろう。
直後にトリニダードトバコのファウルがありまたもイエロー。
これで前半3枚のイエローが出ている。
そしてロスタイムが過ぎ、そのまま前半は終了。
イングランドが完全にピッチを支配していながら
トリニダードトバコの引いた守りに、最後の最後で守られてしまう。
後半はどうでるのかが興味深い。

後半は開始直後からいきなりのイエロー。
トリニダードトバコのGKがゴールキックを蹴るのが遅く
遅延行為と見なされたのである。
試合はやはりイングランドが大いに攻めるが
前半同様得点には至らない。
前半のイングランドのボール支配率は62%だったが
ゴールには至らず、トリニダードトバコのディフェンス能力の
高さが窺える。
後半11分にはまたもトリニダードトバコのファウルで
イエローカードが飛び出す。
これでこの試合5枚目のカードである。

後半13分に、ついに怪物の登場である。
イングランドの点取り屋ルーニーがついにピッチに入った。
これまで不気味にベンチにいただけに
そのプレイに注目したい。

ルーニーが入ってから、得点にはまだ結びつかないが
イングランドの動きが明らかに変わっている。
特にトリニダードトバコのような引いて守っている相手に
ルーニーが追い越す動き、そして自らの突破と
攻撃にバリエーションが出てきており
その力はケガから復帰したばかりとは言え、健在である。
イングランドの本当の強さはこのルーニーがいてこそであり
ルーニーが確実に試合に出られる事を考えると
今大会のイングランドはなかなか面白そうである。

後半18分には、今度はイングランドのランバートがファウルで
イエローをもらってしまう。
しかし、やはりワールドカップ常連のイングランド。
ファウルの数が少なく、長期戦となるワールドカップの
先を見据えてしっかりとプレイしているのが窺える。

そして試合も終盤に差しかかった後半38分。
ついに試合が動いた。
起点となったのは、やはりベッカムのピンポイントクロスであった。
右サイドからのベッカムのクロスにクラウチがヘッドであわせ
ようやく1-0とイングランドが先制する。
ここまで20本ものシュートを打って、無得点だった
イングランドなだけに、その喜びは非常に大きいだろう。
サポーターもこの得点で一気に復活し、大盛況である。

ついにリードされたトリニダードトバコは
中盤をのセオパルドを下げてワイズを投入。
どうにか得点を取りに行く布陣である。
しかし、ここでイングランドがそれを粉砕。
今度はジェラードである。
ペナルティーエリア外から、強烈な左足でのミドルシュート。
芸術的な軌跡を描き、ゴール左隅に突き刺さった。

ロスタイムは3分、ロスタイムにトリニダードトバコが
ついに得点かと思われた場面があったが
ゴールネットを揺らすも、残念ながらオフサイド。
そのまま試合終了となり、イングランドが勝利。
決勝トーナメント進出を決めた。
引いた相手に良く戦った素晴らしい試合であった。
しかもそれが両方とも流れの中での得点であり
強豪国の貫禄を見せつけた結果となった。
個人的には今大会の優勝予想をスペインかイングランドだと
予想しているだけに、今後が楽しみである。

2006年06月16日

アルゼンチン対セルビア・モンテネグロ

ドイツワールドカップ8日目。
本日はアルゼンチン対セルビア・モンテネグロである。
南米のチームというとブラジルという印象が強いが
このアルゼンチンも恐ろしい強さを持っているチームである。
特にこのところ、ブラジルのロナウジーニョの人気で
ブラジルに目が行きがちな風潮だが
メッシやリケルメと言った強力な選手を数多く抱えている。
この強力なチームに対し、セルビア・モンテネグロが
どう戦うかが試合の見所だろう。

試合開始からアルゼンチンが攻撃に出る。
そして前半6分、いきなりの得点である。
左サイドから抜け出たサビオラからのパスを
マキシロドリゲスが華麗なシュートでまずは1-0と
アルゼンチンがリード。
とにかくアルゼンチンのパス回しのスピードが速く
一方的に試合を進めている。
セルビア・モンテネグロも弱いチームではないのだが
今大会のアルゼンチンは恐ろしいかもしれない。

セルビアはいきなり得点されてしまい
なかなか自分たちのペースにならず
攻めようとはするが、アルゼンチンの守りに跳ね返されてしまう。
アルゼンチンは攻撃だけでなく、守備も非常に堅実で
驚異的な力を秘めており、このチームを崩すのは難しいだろう。

そして前半31分、クレスポとの華麗なワンツーで抜け出した
カンビアッソが冷静にシュートしてゴール。
これで2-0とアルゼンチンがリードを広げる。
この素晴らしいパスワークをどうやって止めるのか
検討もつかない素晴らしいプレイであった。

その後の前半41分、サイドからサビオラが切れ込んでシュート。
相手GKがかろうじて弾いたボールを
詰めていたマキシロドリゲスが押し込みゴール。
この右サイドのサビオラのポテンシャルも恐ろしいものがある。

そしてそのまま前半が終了したが
この試合でもイエローカードが飛び交い
前半だけでアルゼンチンに1枚、セルビアに3枚と
4枚のカードが出されている。
今大会から危険なファウルへの判定が厳しくなったのが窺える。

後半開始直後からセルビアが攻めに行くが
やはりアルゼンチンのしっかりした守りには通用しない。
そのまま試合は進み、後半14分にこれまで素晴らしい活躍だった
サビオラを下げてテペスを投入。

テペス投入から6分、後半20分についにレッドカードが出された。
セルビアのケジュマンが両足でタックルに行き、一発退場。
アルゼンチンの恐ろしいまでの強さに
ファウルをしなければどうにもならない状況なのだろう。
セルビアは手も足も出ていない。

後半30分に、アルゼンチンはこの試合2得点の
マキシロドリゲスを下げて、ついにメッシを投入。
ここでさらに追加点を狙う作戦である。
その直後の後半33分、そのメッシがドリブル突破から
グラウンダーのクロス、それをクレスポがシュートしゴール。
マラドーナの再来といわれるメッシのいきなりのアシスト。
これで4-0とアルゼンチンの大量リードである。

そして後半39分、メッシに負けじと今度はテペスが
相手DF2人を抜き去り、GKと1対1となり
綺麗に逆を突いてゴール。
DFが強力なタックルをしているのにもかかわらず
それよりも強力なフィジカルでバランスを崩さず抜き去った。
5-0ともうアルゼンチンの勢いは止められない。

そのまま終了かと思われた後半43分に
今度はテペスからのパスを右サイドのメッシが受け
一気に相手ペナルティーエリアへ切れ込み
華麗なシュートでゴール。
これでメッシはワールドカップ初出場・初アシスト・初ゴールと
恐ろしい活躍で、マラドーナを超える存在と言っても
過言ではない存在になりつつあるようである。
ブラジルが先日のクロアチア戦でもう一つだっただけに
このアルゼンチンの強さは際だっているように思われる。

このまま試合は終了し、終わってみれば
6-0とアルゼンチンの圧倒的な勝利で幕を閉じた。
私が今大会で注目しているスペインやイングランドでも
このアルゼンチンに勝てるのかどうか疑問が残る。
今大会は素晴らしい試合が数多く見られるかも知れない。

2006年06月18日

Live! & 日本対クロアチア

大和Hagin's Bφにて、久々にみゃあ氏のLiveを行った。
およそ1ヶ月ぶりとなるのだが
そんなブランクは感じず、良いLiveとなった。
MC中からサッカーの話となり
やはり今夜行われる日本対クロアチア戦の
注目の高さが分かる気がする。

さて、いよいよやってきたワールドカップ注目の
日本対クロアチア戦。
先日のオーストラリアとの初戦に負けてしまった日本に
残された道は、勝つことのみ。
それだけにこの試合で、2点差以上つけて勝ち
そして次のブラジルをも倒して決勝トーナメントに
進出してもらいたい。
前大会で決勝トーナメントで負けてベスト16まで行き
今大会ではその上を目指したい日本代表の
活躍を期待したいところである。
日本はようやくベストメンバーでの布陣。
現在考え得る最強の布陣である。
対するクロアチアもニコ・コバチを中心に
プルソ、クラスニッチの強力な布陣である。

試合開始から、両チーム共に白熱した試合を展開する。
ケガで心配された加地も復活し右サイドにも期待したい。
前半2分、早速中村のドリブル突破からファウルを得て
右サイドからのFKを得る。
なかなか面白いところにボールが出たが
得点には至らなかった。
このプレーから日本は良いリズムを掴み
攻めていきたいところ。

日本がこの試合気をつけなければならないのは
リズムに乗って攻める事はもちろんだが
攻撃に出ている時のディフェンスである。
オーストラリア戦ではそれが元で後半に
悪夢の3連続得点を喰らってしまった。
大いに気をつけて欲しいところである。
また、気温も非常に高いため
スタミナが切れてきたあたりでも
注意が必要と言えるだろう。

前半の立ち上がりは日本が良く攻めているのだが
気になるのは守備である。
どうもオーストラリア戦とイメージが重なる。
前半から良く攻め、守備では川口の好セーブが目立つ。
良く攻めると言う事は、スタミナ配分が心配され
川口の好セーブが目立つと言うことは
日本のゴールに向かってボールが飛んできていると言う事。
つまり、クロアチアにシュートまで
持って行かれていると言う事の証明でもあるのである。

前半中盤に入り、日本に動きが見える。
これまで速攻の多かった攻め方から一転し
スローダウンし、ここから一気にスピードアップし
攻めに転じるという戦術を使っている。
これがなかなか効果的であり
攻撃面でもスタミナ面でも良い状態と言える。
しかし、ディフェンス面ではまだ微妙な状態が続く。

そんな前半21分、ディフェンス面で心配されていたところへ
攻め込まれ、ペナルティーエリアに入ったプルソを
宮本が倒してしまい、なんとPKとなる。
しかし、しかし、この日本の危機を救ったのは
やはり神・川口である。
このPKをなんと奇跡的なセーブで弾き
得点許さなかったのである。
おそらく日本の誰もがAsian Cupの再来を期待しただろう。
それをこのワールドカップという大舞台で
やってのける川口は本当に世界に誇れるGKである。

神・川口の活躍は良かったが
未だ日本のディフェンスが微妙だと言う事に変わりはない。
このプレーの後で川口と宮本が確認しあう場面があったので
ディフェンスの修正をして欲しいところである。

川口のプレーから日本は良く攻めており
三都主や小笠原強力なミドルシュートなど
攻撃のバリエーションが多く出ており
ここでどうにか得点が欲しい。
一方ディフェンスでは左サイドが狙われており
こちらもいつ得点されてもおかしくない状態。
もう観戦している私は胃が痛くなってしまう。

前半も終盤に入ったあたりでは
日本のミドルシュートがますます目立っている。
特に中田英寿の強烈なミドルシュートは
素晴らしいものであった。

しかし後半39分、またもクロアチアに決定的な場面。
ここも神・川口の好セーブで危機を脱したが
クロアチアのスルナの日本側左サイドから攻撃が
面白いように決まっており
三都主のディフェンスの当たり方を修正しないと
本当に危険である。
スルナがフリーになる場面が多く
ニコ・コバチからのキラーパスや
サイドチェンジ時などが危ない。
しかし、どうにか前半は守りきり前半終了。
前半終盤はクロアチアの猛攻を
日本が運だけで切り抜けた感があり
後半までに修正しないと、この試合を落とす可能性が高い。

後半、日本は福西に代えて稲本を投入。
稲本の攻守に渡る能力は素晴らしく
大いに期待したいところである。
日本のキックオフから始まった後半だが
クロアチアのいきなりのフリーキック。
日本のディフェンスは修正されているか心配である。
このフリーキックは日本の壁に当たり回避した。

後半から入った稲本だが、攻守に渡り
非常に良いプレーで勇気づけてくれる。
特にディフェンスでの活躍は素晴らしい。
元々稲本はボランチの得意な選手であり
こういった使い方が合っているのだろう。

後半6分、日本に決定的な場面が訪れるが
柳沢のシュートが外れ、得点には至らない。
その直後の後半7分、逆にクロアチアに
決定的な場面を作られるが
またも守護神・川口の好セーブ。
しかしこんな奇跡はいつまでも続くものではない。
今までの感じから行くと、神・川口の奇跡は
1試合に5回~6回が限度。
それだけに、これ以上の決定的な場面は要注意である。
川口もそれを知っているかの様に宮本に檄を飛ばす。

個人的にはそろそろクロアチアが疲れると予想したい。
体格に恵まれているクロアチアだが
スタミナは日本の方が勝っていると思われるので
このあたりで日本に追い風となって欲しいところである。

そして後半16分、柳沢に代えて玉田を投入。
特にクロアチアはこの時間帯スピードが落ちており
ドリブルが有効な手段なため、玉田の強力な突破力は
日本の大きな原動力となることだろう。
その証拠に玉田が入った直後に
玉田はファウルを貰っており、クロアチアが
玉田のようなスピードのある選手を嫌がっている事が窺える。
また、玉田はその機動力を生かし
ディフェンスでも効果を発揮する選手であり
稲本同様に、この試合のキーマンとなって欲しい。

後半24分、クロアチアがついにカードを切った。
ボランチのトゥドールに代えてFWのオリッチを投入。
クロアチアも初戦のブラジル戦で負けているだけに
ここは必死に得点を狙ってきている。

後半30分近辺で心配されるのは三都主。
とにかく集中力を欠いており、つまらないミスが多く
何度も日本がピンチにさらされる事になっている。
やはり左サイドで攻撃にも参加しているため
スタミナの消耗が激しく、それに加えて
メンタル面が弱いという弱点もあり
こういった事になっているのだろう。
このあたり、もう見ている方としても
あまりのハラハラした試合展開に
非常に疲労感がある。
もし私が高齢だったら、この試合中に死んでしまうだろう。

後半も残り10分となり、両チームともに
いよいよスタミナが無くなってきている。
そして後半39分、ついに日本は高原に代えて大黒を投入。
何とか得点が欲しいところである。
交代した高原の表情は疲労困憊と言った感じで
この試合の激しさが窺える。
直後にクロアチアも最後の交代選手を入れており
これで両チーム全てのカードを切り終えて
後は選手頼みと言ったところ。
しかし、このクロアチアの交代でキーマンのスルナが
フィールドを去ったため、多少楽になるかも知れない。

後半42分、危険な時間帯にクロアチアのコーナーキックとなるが
相手も集中力を欠いており、日本が守り切った。
その後、すぐに日本も三都主の突破からコーナーキックを得るが
これもゴールとまでは行かず、そのまま試合はロスタイムへ。
ロスタイムは3分の表示であり、サッカーで一番危険な時間帯である。

ロスタイム2分のあたりで良いテンポで攻めている日本の攻めを
断ち切るかのように審判にボールがあたり
攻撃の芽を摘まれてしまう。
見ている限り、明らかに審判がボールから目を離しており
こういった緊迫した試合ではあってはならない事である。
そしてそのまま試合終了。

日本は引き分けながら、勝ち点1を得たが
ますます危険な状態となった。
得失点差で日本は-2であり
このグループでも最下位である。
それだけに、この後のブラジル対オーストラリアの
試合には注目しなければならないだろう。
そしてそのブラジル対オーストラリアの試合は
予想通り2-0でブラジルの勝利。
日本はとにかくブラジルに対して
なるべく差をつけて勝つ事しか
決勝トーナメントに進む道は無い。
厳しい状態ではあるが、WBCの奇跡をもう一度期待しよう。

2006年06月19日

SBC Session & トーゴ対スイス

Lanternでお馴染みのSoul Bumpin' Crew
青山編Sessionを南青山にあるMike's Paradiseにて行った。
今回もSBCのホストメンバー全員が揃い
リーダーの里村美和氏を中心に大いに盛り上がった。
また今回からシリーズ化され、毎月第3週の月曜日に
このMike's Paradiseにて行うこととなった。
序盤は参加者が少ないかと思われたが
中盤になるにつれて多くの方々が訪れて
結局満員となり、嬉しい限りであった。
また、前回同様にSessionの締めはやはり円道一成氏に
オールディーズの大御所、ドリフターズのレイ・ドロシー氏を加えて
きっちりと締めて頂いた。
Lantern Sessionよりはさすがに人数が落ち着いているので
落ち着きながらもSessionをしっかり楽しみたい方は
SBC青山Ver.でお楽しみになってはいかがだろうか。

さて、ワールドカップのグループリーグも大詰めとなってきた。
本日は見られる試合が1試合のみで、トーゴ対スイスである。
私の注目はトーゴのアデバヨール。
12試合に出場し、11得点という日本の決定力不足を
尻目に見るかのような強力なストライカーである。
また、スイスもこのところ強くなってきており楽しみである。

試合開始からまずはスイスのペースで試合は進む。
トーゴもアデバヨールを中心に攻めるのだが
立ち上がりがあまり良くない状態である。

そんな前半16分、いきなりスイスの先制である。
左サイドからのクロスをバルネッタが折り返し
それをゴール前のフレイが豪快にシュート。
これが決まって0-1とスイスがまずはリードする。

この得点から、トーゴの逆襲である。
ストライカーのアデバヨールと前半25分に入ったサリフの活躍で
とにかく攻めて攻めて攻めまくる。
しかし、これがチャンスを作るもなかなか決まらず
そのまま前半は終了。

後半開始直後、いきなりアデバヨールがラフプレーによりイエロー。
試合後半はトーゴペースかと思われたが
後半から投入したスイスのハカンヤキンが非常に活躍し
まさに一進一退の白熱した試合に変化した。
そのまま試合は進むが、得点はない。

しかし、後半終了間際になった後半42分。
スイスはルストリネッリを投入。
これが大当たりで、次の瞬間となる後半43分。
左サイドから来たボールをルストリネッリが
グラウンダーのクロスをあげ、それをバルネッタがシュート。
これがゴールとなり、0-2とスイスがダメ押しの追加点。
このまま試合は終了となり、期待していたアデバヨールの
得点は見ることが出来なかった。
日本にも是非こんな強力なストライカーが欲しいところである。

2006年06月20日

ドイツ対エクアドル

ワールドカップグループリーグもいよいよ大詰め。
各グループも、本日より最終戦に入った。
本日の見所はドイツ対エクアドル。
両チーム共に既に決勝トーナメント進出を決めているが
この直接対決で1位通過かが決まる試合であり
どちらも引けない戦いである。
ドイツは完全なベストメンバー。
対するエクアドルはスタメンを大きく変更しており
もしかしたらこの試合を調整に使うつもりなのかも知れない。
既に決勝トーナメント進出を決めているだけに
若い選手や、今後のオリンピックなどの大きな大会で
活躍すると予想される選手を出しておきたいという
意図があっても不思議ではない。

試合開始からエクアドルはボールを回しつつ
機会を見て、いきなり決定的な形を作るも
ドイツが何とか交わす。
ドイツはエクアドルの堅い守りをこじ開けるべく
ゆっくりとパスを回し様子をうかがう。
そしてそんな前半4分にいきなり試合が動いた。
ドイツのコーナーキックからこぼれたボールを
シュバインシュタイガーが折り返し、それをクローゼがシュート。
これが決まってドイツいきなりのゴールで1-0と先制する。

この試合まだ前半が始まってすぐのところだが
アナウンサーがカミカミで、ろくに名前も呼べず
しかも背番号までしっかり映っている選手の名前を間違えるなど
もうどうしようもない。
やはりNHKにサッカー中継は向いていない。
勉強し直すか、他局からフリーになったアナウンサーを使うか
サッカー中継は遠慮して頂きたいところである。
NHK嫌いというわけでは全くないのだが
サッカーに関する事となると、我慢ならない。

エクアドルは非常に守備の堅いチームで有名だが
引いて守るというのではなく、本当にディフェンスが上手い。
引いて守るだけなら、どのチームでもある程度出来るが
エクアドルは中盤からしっかりチェックを入れて
ディフェンスの移り変わりやチェックの入れ替えなども
非常にスムーズで見ていて美しい。
このディフェンスを崩すのは、先ほどのコーナーキックなどの
止まった動きからでないと難しいだろう。

前半は終始ドイツがボールをキープしている印象があるが
これはやはりドイツの方が技術的に勝っている証拠だろう。
エクアドルのように中盤からチェックの厳しいチームに対して
最終ラインまでボールを下げて、相手を引き出し
そこから前にボールを入れて、サイドチェンジなどで
緩急をつけて一気に攻めるという先方である。
一見するとドイツに攻撃する意志がないように見え
特ににわかサッカーファンにはつまらない試合に
思えるかも知れないが、この攻撃方法は非常に難しく高度である。
また、それでも防いでいるエクアドルのディフェンスも素晴らしい。

そんな攻防が続き、前半は終了するかに思えた前半44分。
ここで試合が動いた。
バラックからの絶妙なループパスを
抜け出したクローゼがバランスを崩しながらも
しっかりしたボールタッチでゴールに流し込み、これで2-0。
やはりドイツはこのバラックとクローゼが強力である。
このまま前半は終了。

迎えた後半、エクアドルはFWを1人代えて
どうにか巻き返しを狙ってくる。
後半の立ち上がりで、まずはドイツが
決定的なチャンスを作るが、GKの好セーブに阻まれる。
そしてエクアドルがここから一気に攻めかかる。
しかしながら、得点には至らずという状態の時に
ドイツはこの隙を見逃さなかった。
後半12分、エクアドルがコーナーキックで
ドイツ側に選手が集まっているところを守り切り
ここから一気にカウンター一閃。
右サイドからシュナイダーの素晴らしいクロスを
ポドルスキが綺麗に決めてゴール。
これでドイツは3-0と大量リードを奪う。

ドイツは後半中盤あたりで、選手を次々にチェンジし
クローゼなども下げて、後は守るだけという状態になった。
それでもバラックやシュバインシュタイガー、ポドルスキなど
強力な選手が残っており、その攻撃力は未だ注意が必要である。

エクアドルはどうにか1点を取ろうと必死に攻撃を仕掛けるが
やはりこのあたりが強豪チームとの実力の差なのだろうか。
どうしてもゴールを奪う事が出来ない。
そのまま試合終了となり、地元チームのドイツが完勝した。

日本にもこのような攻撃力があれば
どんなに試合が楽に進み、かつ観戦者が落ち着いて見られる事だろうか。
今度のブラジル戦で日本は少なくとも2点差つけて
ドイツに勝たなければ決勝トーナメント進出は難しく
安全に行きたければ3点差は欲しいところ。
しかも、もし日本がブラジルに勝ったとしても
クロアチア対オーストラリアの試合は日本対ブラジル戦よりも少し後。
中継ではほとんど時間差がないようだが
やはり多少日本戦の方が早いようで
日本が勝っても、手放しには喜べない。
もしオーストラリアが勝ってしまえば
日本が勝ったとしてもグループリーグ敗退が決まり
クロアチアが大量得点でオーストラリアに勝てば
日本がどんなに点差をつけてもやはり敗退。
それだけに決定力が欲しい。
さて今度のブラジル戦、どうなるだろうか・・・。

2006年06月21日

ポルトガル対メキシコ

ワールドカップグループリーグもいよいよ大詰め。
この試合で決勝トーナメント進出が決まると言う
一戦も多くなってきた。

本日の見所であるポルトガル対メキシコもその一つ。
既にポルトガルは決勝トーナメント進出を決めているが
メキシコはこの試合成績が引き分け以上で
決勝トーナメント進出が決定する。

ポルトガルは既に次の決勝トーナメントを見据えてのスタメン。
イエローカードをもらっている選手を控えに回している。
と言うのも、この試合でイエローをもらって
累積2枚になってしまうと、次の決勝トーナメント第1戦で
出場出来なくなってしまうが、この試合でイエローをもらわなければ
決勝トーナメントにはイエローは持ち越されないため
綺麗な状態でまた試合に臨めるのである。
ポルトガルはデコをとクリスティアーノ・ロナウドを下げており
この試合で活躍すると思われる選手はフィーゴとミゲルだろう。
対するメキシコはベストメンバーでの布陣。
注目はストライカーのフォンセカと攻守共に大活躍のマルケスである。

試合開始からメキシコが素晴らしい運動量で
積極的に攻める試合運びとなっている。
ポルトガルの方はやはりベストメンバーでない上に
中盤のデコが不在のためか、少々心許ない。

しかし、このメキシコの積極的な攻めが裏目に出た。
押されていたポルトガルが中盤でボールを奪い
そこからカウンター一閃。
マニシェがサイドに振ったボールを折り返させ、それを自ら決めて
ポルトガルが1-0とリード。

ポルトガルはリードを奪ったことで盛り返し
相変わらずメキシコが積極的に攻めているものの
非常に落ち着いて対処出来ている。

そしてそんな試合が続く中でも
やはりポルトガルのフィーゴは恐ろしい。
引いて守っているポルトガルだが
フィーゴにボールを入れれば一人で突破しチャンスを作ってしまう。
メキシコにとってこんな怖い存在はないだろう。
そのフィーゴが一人奮戦しメキシコを攪乱していた前半24分。
ポルトガルのコーナーキックで、フィーゴの蹴ったクロスが
良いところに行き、それを思わずメキシコの
キャプテン、マルケスがハンドしてしまう。
これでPKとなり、シモンがフェイントを入れつつ、落ち着いて決めて2-0。
守っているはずのポルトガルが2点先制という
興味深い試合展開となった。

しかしそのメキシコも黙ってはいない。
前半28分、攻めに攻めた結果得たコーナーキックを
フォンセカがヘッドで決めて2-1。
この流れを断ち切るあたりはさすがストライカーである。

フォンセカの素晴らしいタイミングでのゴールから
メキシコはまたも盛り返し、積極的に攻める。
ポルトガルは堅実に守る戦術だが
やはりミゲルのオーバーラップやフィーゴの強力な突破は
健在であり、メキシコの脅威となっている。

前半はそのまま白熱した試合展開だったが
得点には至らず、後半へ。

後半もメキシコが攻めるが、得点とまではいかない。
そんな後半12分、メキシコに大チャンスである。
右サイドからのクロスをフォンセカがシュート。
このシュートをポルトガルのミゲルが手で止めて
痛恨のPKとなる。
このPKをブラボが蹴るが、なんと枠を大きく外してしまう。
大舞台でのPKはこれがあるから大変である。

そしてその直後、メキシコが再度攻めるが
ペレスが、ペナルティーエリア内でわざと倒れる
シミュレーションを取られて、この試合2枚目となるイエロー。
これでペレスが退場となり、メキシコは10人での
試合を強いられてしまう。

その後もメキシコは積極的に攻めようとするが
やはり精彩を欠いており、得点には至らず
結局2-1でポルトガルが勝利。
この試合終わってみれば10枚のイエローカードが飛び交い
ポルトガルのイエロー対策は大成功だったと言える。
メキシコは一人退場者を出すなど、痛い試合となった。

メキシコの決勝トーナメント進出だが
アンゴラがイランとの試合に引き分けてしまったため
決勝トーナメント進出が決定。
ポルトガルが1位通過、メキシコが2位通過となった。
痛い負けを喫したが、結局は決勝トーナメント進出。
日本にもこんな奇跡が起きてくれることを祈りたい。

2006年06月22日

日本対ブラジル

ついに日本の決戦の時がやって来た。
ドイツワールドカップグループリーグ
日本の最終戦となるブラジル戦である。
この試合に2点差以上つけて勝たなければ
日本はグループリーグ敗退が決定する。
安全に行くなら3点差以上。
しかしながらブラジルに対して
今まで3点差もの大差をつけて勝った国は
ほとんどないのである。
もし日本が勝ったとしても、オーストラリアが
クロアチアに勝ってしまえば、意味がない。
何とも運任せな試合だが、WBCの奇跡が
もう一度サッカーでも起きることを信じるしかないだろう。

この試合両チームとも大きく布陣を変更しており
まず日本はFWに玉田と巻、MFには稲本を投入。
宮本の代わりには坪井が入っている。
また、ブラジルの方は完全な調整試合の布陣。
ロベルト・カルロスやエメルソン、アドリアーノといったメンバーが
控えに回っており、魔法のカルテットは不在である。
これがどういう結果をもたらすか、楽しみである。

試合開始から日本は積極的に攻めて点を取りにいく。
そして裏の試合のクロアチア対オーストラリアでは
スルナが強烈なフリーキックでいきなりのゴール。
先制点がクロアチアに入った。
このまま1-0でクロアチアが逃げ切れば日本としては
大いに嬉しい結果となる。
最悪の結果としてはオーストラリアが勝ってしまう事。
それだけに、早い時間でのクロアチアの得点は
一次の安心材料と言えるだろう。

前半6分、ロナウジーニョの芸術的なパスから
ロナウドが日本ゴールを狙うが、これを神・川口が好セーブ。
スピードの鈍いロナウドで良かったと、胸をなで下ろす瞬間である。
やはりクロアチア戦同様に、ディフェンスの弱さは
克服できていないのかも知れない。
この試合も神・川口の奇跡にすがるしかないのだろうか。

攻撃では玉田、稲本が非常に良い活躍をし
日本が攻撃で良い流れを掴んでいる。
しかし、問題はゴール出来るかどうか。
この試合では経過ではなく、結果が全て。
それだけに良い結果を期待したい。

前半15分、ブラジルのロビーニョが素晴らしいドリブルで
日本の中央から突破し、シュート。
これをまたも守護神・川口がはじいて危機を脱した。
その直後の前半20分にはまたもロナウドのシュートを
左手一本ではじき、その後の前半22分にも
ジュニーニョ・ペルナンブカーノの無回転で不規則な動きをする
強力なシュートをもはじいており、素晴らしいプレーの連続である。
今大会でのNo.1GKは、川口と言っても過言ではないだろう。

日本は玉田や稲本を中心に良い攻めを見せるが
ブラジルのようにシュートまで持って行く機会が少ない。
その上、神・川口が全て防いでいるが
ブラジルのシュートのほとんどは日本の枠を捉えており
一方日本は枠を捉えたシュートが少ない。
このあたりが日本の決定力の無さを露呈しているのだろうか。

しかしこの試合でのロナウジーニョのテクニックは恐ろしい。
日本のディフェンス数人を相手に、簡単に抜いてみせる。
しかもその抜き方が芸術的であり、まるで一人でリフティングを
しているようにしか見えないのである。
これが世界一のボールテクニックなのだろう。

そしてついに試合が動いた。
前半34分に左サイドの三都主の突破から玉田へ。
相手GKの位置から非常に難しい角度だったが
これを強烈なシュートでゴール左上隅にたたき込む。
日本についに先制点である。
この玉田のゴールにはAsian Cup以来の涙が出てしまった。
本当に素晴らしいゴールである。
ブラジルにとっては今大会初めての失点であった。

日本としてはここからが一番集中しなければならない時間帯。
先制点で浮き足だったところに、ブラジルが一気に攻めかかり
あっという間に同点、そして逆転というのが一番イヤな展開である。

一方のクロアチア対オーストラリアの試合がここで動いた。
クロアチアがペナルティーエリア内でのハンドを取られ
オーストラリアがPKを得て、これをムーアが決めて1-1と同点。
振り出しに戻ったわけである。

ブラジルの猛攻を防いでいるのは川口だけではない。
この試合大きく攻守において活躍しているのが稲本。
危険な時にはほとんどカバーに入っており
素晴らしいディフェンスで日本を救っている。

しかし、前半ロスタイムに悪夢がやって来た。
これまで鈍い動きに救われていたが
そのロナウドのヘッドで1-1と同点に追いつかれてしまう。
中澤が完全にロナウドから目を離し、ボールを見てしまったため
マークが外れ、ドンピシャでロナウドの頭へ。
目の前からのヘディングに、さすがの川口も
ここを防ぐことは難しかった。
非常に良い形だっただけに、大いに残念である。
どうにか後半に期待したい。

ハーフタイムに入り、ようやく気がついたのだが
この試合でも気になるポイントが1つ。
やはりNHKのアナウンサーがやってくれた。
ブラジルのカカを呼ぶときに「カカァー」である。
いや、さすがにそれは・・・・・。
どうしてそう言う呼び方になるのか質問したい。
ツッコミどころ満載である。
声を大にして言いたいが、彼は「カカ」である。
スペルも「KAKA」であり、「カカァー」とは読まない。
先日も書いたが、私はNHKが嫌いなわけではない。

さて、冗談を入れてリフレッシュしたところで後半開始である。
両チーム共に交代はない。
後半も開始早々から、日本ディフェンスの目はボールに行っており
前半のロスタイムの悪夢同様に、ブラジルにチャンスが訪れる。
ハーフタイムでツッコミを入れたカカがシュートを放つが
これは枠を捉えず、まずは一安心。
しかしブラジルは前半と違い、攻めに来ており
日本の今のディフェンスでは非常に危険である。
ただ、逆に日本のカウンターのチャンスもあるわけで
そちらに期待したい。

しかしそれは甘い考えだった。
日本があまりにディフェンスラインを下げすぎた。
後半9分、ジュニーニョ・ペルナンブカーノの前を空けた為
その無回転で不規則な動きをする強烈なミドルシュートが
日本のゴールに突き刺さる。
打ってくださいとばかりに、完全にフリーにしてしまっており
日本のディフェンスの悪さがますます露呈する。

日本はここで小笠原に代えて中田浩二を投入。
中田を一列上げて攻撃に参加させる戦術である。
そして、ここでクロアチア対オーストラリアの試合が動いており
ニコ・コバチによる強烈なミドルシュートで
クロアチアが1点を追加し、2-1とリード。
もし前半のスコアのままだったら、ここは両手を挙げて
喜ぶところであり、本当に残念である。

そして後半14分、日本にとっては絶望の追加点が入ってしまう。
左サイドから上がってきたロベルト・カルロスの代役の
ジウベルトがそのまま豪快なシュート。
マークが外れており、これもフリーで打たせてしまいゴール。
これで1-3と、絶望的なスコアになってしまう。

日本は直後に巻に代えて高原を投入。
この試合初出場で浮き足立っていただけに正解かも知れない。
しかしこの高原が交代した直後に痛めていた膝を負傷。
とりあえず担架で運ばれ、ピッチの外で治療を施す。
高原がピッチの外にいる間も、ブラジルの猛攻は続き
もう完全に川口の練習かと思われる程に
ブラジルがフリーでシュートを放っている。

高原が一度はピッチに戻るが、やはりすぐに退場。
代わって大黒が急遽ピッチに入る。
これで日本は全てのカードを切り終わり
あとは選手に任せるしかない。
それに引き替えブラジルには本来のスタメンである
エメルソン、アドリアーノ、ゼ・ロベルト、ロベルト・カルロス、カフーなど
強力なメンバーが控えており、日本は完全に遊ばれてしまっている。

ブラジルはここで2人のメンバー交代。
カカを下げて、ゼ・ロベルト。
もう一人は驚くべき事にロナウジーニョに代えて
リカルジーニョを投入。
ブラジルは本当に調整試合にしか思っていないようである。

後半も残すところ10分となっており
裏の試合であるクロアチア対オーストラリアは
またも試合が動き、オーストラリアのキューウェルが
クロスで上がったボールがこぼれたところを押し込み
オーストラリアが追加点で2-2とし
日本はますます不利な状況になった。

その直後、日本にとどめを刺すかのような追加点が入る。
数では圧倒的に勝っていたのにもかかわらず
やはりロナウドのマークを完全に外し、そこへパスが入って
ロナウドがフリーで思い切りシュート。
これで4-1と完全に日本が突き放された。
この瞬間の玉田の顔を、私は一生忘れないだろう。
本当にやるせない表情で、見ているこちらも心が痛い。

そしてその直後、ブラジルは3人目の交代を
GKで使い、前大会までレギュラーだったセニに交代し
完全に消化試合扱いである。
この交代を見て、日本代表の顔が一気に落ち込んでゆく。

既に後半中盤あたりから、日本代表の足は止まっており
完全にブラジルペース。
中田英寿や玉田、そして後半から入ったメンバー以外は
もう棒立ち状態で、プレーになっていない。
前半から仕掛けた疲労もあると思うが、心が折れている。

試合時間は虚しく経過し、ついにロスタイム。
この時間帯がサッカーで一番点の入る時間帯なだけに
とにかくあと1点でよいので取って欲しいところだが
ピッチにホイッスルが響き渡る。

残念と言うよりも、力が入らない。
もし、前半1-0で折り返せていれば
試合結果はもう少し変わったかも知れない。
裏のクロアチア対オーストラリアの試合は
2-2の引き分けだったため
日本はブラジルに3点差つけて勝たなければならなかった。
ただ、決勝トーナメント進出よりも
この試合が惨劇と変わった事が辛い。
同点や僅差での負けなら納得が行くのかも知れないが
これは本当に心が痛い。

試合終了後、ピッチでショックを隠しきれず
横たわったままタオルを顔に掛けたまま
泣き続ける中田英寿の姿は本当に痛々しく
その心情が切々とこちらに伝わってくる。
これから先、ずっと心に残る事だろう。

試合終了後のインタビューでも選手一同言葉が無く
インタビューアーも困り果てると言った状況であった。

日本代表の次の課題であるAsian Cup、そして北京五輪に
大きく期待しつつ、健闘をたたえたい。
本当にお疲れ様である。

さて、湿っぽく締めるのも辛いので
裏の試合であるクロアチア対オーストラリアの試合だが
こちらは終わってみれば合計11枚のイエローカードが飛び交い
クロアチアが8枚、オーストラリアが3枚。
そしてクロアチアは2人、オーストラリアは1人の
合計3人の退場者が出ており、最後は9人対10人という
およそサッカーとは思えない状態で試合をしていたようである。
クロアチアも、勝てば決勝トーナメント進出だっただけに
必死だったのだと思うが、さすがにやり過ぎな感は否めない。
今大会からラフプレイには厳しくなった事もあるが
さすがにこんな試合は見た事がない。
この組の最終戦はどちらもある意味惨劇だったようである。

明日は六本木Morphにて、SolaのLiveに参加する。
Solaの星野ゆうた氏は、大のサッカーファンであり
自身も選手として大学で優秀選手に選ばれ
現在もアマチュアでサッカーを楽しんでいるだけに
明日の空き時間の話題がどうなるか興味深い。

また急遽決定したのだが、明後日六本木にて
円道一成氏がプロデュースしている円道氏のオリジナルバンドに
ゲスト出演する運びとなった。
メンバーには先日の平井光一氏や中村健治氏、ロベルト小山氏に加えて
Drumsには奥田やすひろ氏、Bassにはダウンタウン・ブギウギバンドの
新井武士氏が名を連ねており、素晴らしいLiveとなる事だろう。
もし時間のある方は、いらしてみてはいかがだろうか。

2006年06月23日

Live! & スペイン対サウジアラビア

六本木MorphにてSolaのLiveを行った。
今回からKeyに田中誠氏が参戦し
ますますサウンドに厚みが増し、良い状態に仕上がっている。
実際に評判も良く、Liveは大成功であった。
やはり待ち時間、そしてMCと昨日のブラジル戦の話になり
そちらの方は、何とも痛い結果となってしまったのが残念である。
次回のSolaのLiveはまだ未定だが是非ともいらして頂きたい。

さて、ワールドカップグループリーグl。
本日の見所はスペイン対サウジアラビアである。
スペインは既に決勝トーナメント進出を決めており
サウジアラビアは崖っぷち。
スペインに対して4点差以上つけて勝ち
同グループのもう一つの試合が引き分けなければならない。
既に日本同様に決勝トーナメント進出は絶望的だが
どこまで食い下がるか興味深いところである。
サウジアラビアはアル・ジャベルを中心に完璧な布陣だが
スペインの方はラウールは入っているが
完全にサブのメンバーであり、フェルナンド・トーレスや
シャビ、ビジャと言った面々がベンチスタートである。

試合開始からサウジアラビアが積極的な姿勢を見せるが
試合は完全なスペインペース。
前半から左サイドのレジェスを起点に攻め
サウジアラビアはなかなか思うように攻めることが出来ず
防戦一方となってしまう。
やはり無敵艦隊の名の通り、強力なチームである。
そして前半36分、ついに試合が動く。
左サイドからのフリーキックをファニートが合わせて
ヘッドで流し込みゴール。
まずはスペインが1-0と先制点をあげた。

そのまま前半は終了。
やはりスペインのペースだが、これがサブのメンバーと言うのが
大いに驚きである。
しかしながら、やはり主力のパワーを考えると
少々見劣りしてしまう感がある。
おそらくベストメンバーならば、数点入っていることだろう。
後半に期待したい。

迎えた後半だが、スペインはラウールを下げてビジャを投入。
無理をさせない構えである。
そのビジャを中心に後半もスペインペース。
サウジアラビアも奮戦するが、やはりどうにもならない。
後半の中盤になり、スペインはついにシャビとフェルナンド・トーレスを投入。
本気を出すと言うよりも、試合感を鈍らせない為の起用に思える。
サウジアラビアの方はムアスを投入しリズムを掴む場面もあったが
やはり得点には至らず、結局スペインが3連勝で
決勝トーナメントへ1位通過で進出する運びとなった。
私の今大会予想では、スペインかイングランドが
優勝すると予想しているだけに、決勝トーナメントでも
大いに活躍してもらいたいものである。

2006年06月24日

Live! & ドイツ対スウェーデン

六本木Avenueにて、円道一成氏率いる
Oh!God ShowのLiveを行った。
急遽参加する事になったのだが
強力なメンバーで、本当に嬉し限りである。
今月17日に御一緒させて頂いた平井光一氏、中村健治氏
ロベルト小山氏に加え
先月御一緒させて頂いた奥田やすひろ氏。
そして今回初となるのはダウンタウン・ブギウギバンドの
Bass、新井武士氏である。
そしてLiveの途中から杉山マキコ氏も駆けつけ
豪華なメンバーで大いに盛り上がるLiveとなった。
また、ビッグサプライズでゲストに
あのラッツ&スターの桑野信義氏がVocalで参加。
光栄であり、私も知らされていなかったので驚きであった。
Liveは大いに盛り上がり終了となり
起用して頂いた円道一成氏には感謝である。

さて、ドイツワールドカップもついに決勝トーナメントに突入。
強豪ひしめき合う中、どのチームが優勝するか
非常に興味深いところである。
まずは第1戦、ドイツ対スウェーデンである。
地元開催のドイツはホームでの試合、負けられない。
クローゼ、ノイビル、ポドルスキ、バラック、シュバインシュタイガー
ラームなどなど、強力な面々が揃っている。
スウェーデンはリュングベリ、ラーション、イブラヒモビッチ
この3人を核としてこちらも素晴らしいチームである。

試合開始からわずか4分、いきなり試合が動いた。
バラックからのパスで抜け出したクローゼが相手GKと1対1となるが
GKが何とか反応し、弾く。
しかしそのこぼれ球をポドルスキが詰めていきなりの先制点。
ドイツとしては非常に幸先の良い立ち上がりとなった。

その少し後の前半12分、またも試合が動く。
クローゼが一気に切れ込み、相手DFを引きつけたところで
フリーになったポドルスキへ絶妙なパス。
ポドルスキがフリーでペナルティーエリア外から
豪快なシュートでボールは左隅に突き刺さる。
これで2-0と、前半早々からドイツはリードを広げる。

どうにかしたいスウェーデンはラーション、イブラヒモビッチを中心に
攻撃を仕掛けるが、肝心のところで外す事が多く
得点には至らない。
そんな焦るスウェーデンに追い打ちをかけるように
前半35分、ディフェンダーのルチッチがこの試合2枚目のイエローで退場。
ただでさえ難しい試合に10人で戦わなければならなくなった。

ルチッチの退場から、ドイツはますます猛攻をかけ
試合は完全なドイツのペース。
ただ、前半はこのまま終了した。

起死回生を狙うスウェーデン。
後半開始からラーションを中心に積極的に攻めるが
やはりドイツの勢いを止めることが出来ない。
しかし後半8分、ついにスウェーデンにチャンスが訪れる。
イブラヒモビッチが3人に囲まれながらもドリブルで突破。
それをラーションに通したところで、ドイツ痛恨のファウル。
ペナルティーエリア内のため、スウェーデンのPKとなる。
このPKを蹴るのはラーション。
しかし、この大事なPKで枠を外してしまいゴールならず。
決定的なチャンスを逃したスウェーデンとしては
絶望的なぷれーとなってしまった。

ここから一気に流れはドイツへ。
バラック、クローゼ、ポドルスキの3人がスウェーデン陣内で
やりたい放題の活躍。
しかしこれ以上得点をやれないスウェーデンも必死で守り
得点には至らない。

そのまま後半も終盤に入り、ドイツは疲れのある選手を
順当に交代させ、無理をさせずに次の試合を見込んで
試合を運び、そのまま試合終了。
やはり圧倒的な攻撃力でドイツが勝利した。
こんな攻撃力が日本にも。。。と思ってしまうが
既に終わってしまった事なので仕方がない。
次に期待したい。
今大会では、やはり予想通り強豪チームが勝ち残っており
まさに白熱した試合が予想される。
私としては優勝はスペインかイングランド。
周囲の予想ではアルゼンチンを筆頭にブラジル、ドイツ
と言ったあたりが人気があるようである。
さてこの予想、どれが当たるのだろうか。

2006年06月25日

Live! & イングランド対エクアドル

六本木のSleeper'sにて、JigsawのLiveを行った。
今回はゲストでVocalの野上ともみ氏を迎え
色々とバリエーションに富んだLiveとなり
評判も良かったようである。
次回も大いに楽しみにして頂きたい。

さて、ワールドカップ決勝トーナメント。
本日の見所はイングランド対エクアドル。
イングランドは、なんとオーエンが負傷してリタイアという
何とも痛いアクシデントに見舞われ
復活したルーニーに頼る布陣。
対するエクアドルは初めての決勝トーナメントであり
どうにかイングランドを倒し、少しでも上を目指したいところ。
バレンシア、デルガド、テノリオなどを中心に
なかなかの布陣で臨んでいる。

試合開始から、イングランドはルーニーを頼った攻撃で
前半中盤までいきなり畳み掛けるような攻撃を仕掛けるが
得点には至らず、後半25分あたりから
今度はエクアドルに反撃され、危険な場面も多い。
イングランドはルーニーに頼った縦パス一本。
つまり、厚い中盤でパス回しが上手くいかず
思い通りの試合展開ではない。
しかしエクアドルもイングランドのオフサイドトラップにはまり
どちらも攻め手に欠ける状態となった。

前半終盤になると、両チーム共に攻撃をしかけつつも
やはり攻めきれず、そのまま前半が終了。
どうにか後半で相手チームをどうにかしたい両チーム。
迎えた後半はイングランドが仕掛けていく展開。
エクアドルも何とかルーニーの突破を守っていたが
後半15分、ついにペナルティーエリア近くで
イングランドにFKが与えられる。
この試合、いつもの精度が出なかったベッカムだったが
ついにそのピンポイントシュートが決まった。
ベッカム独特のカーブがかかった急激に落ちるシュートは
相手GKが触りはしたが、そのままゴール左隅へ突き刺さり
イングランドがついに待望の先取点をあげた。

このままイングランドは一気に守りつつ
ルーニーを上手く使用して相手に驚異を与えつつ
後半を守りきって1-0でイングランドが勝利した。
やはりオーエンが不在とは言え
スター選手が揃ったイングランド相手には
エクアドルでは荷が重すぎたのかも知れない。
しかし、イングランドも本調子でない事は明らかであり
オーエンの穴は痛い。
私の予想では優勝がスペインかイングランド。
それだけに、現在のイングランドでは少々厳しいかも知れない。
私の考えは第1優勝候補がスペイン。
第2優勝候補がイングランド、そして第3優勝候補がポルトガルなのだが
もしかしたら第2と第3が入れ替わる可能性が高い。
さて、今後のワールドカップ、どうなるだろうか。

2006年06月27日

ブラジル対ガーナ

ドイツワールドカップ決勝トーナメント。
本日の見所はブラジル対ガーナ。
先日の日本にとっては屈辱の布陣から一転し
ブラジルは最強の布陣である。
対するガーナはアッピアーとアモアーを中心に
今大会でイタリア、チェコ、アメリカという
強力なグループに入っていながら
しっかりと2位で通過しビッグサプライズを起こしてきた
興味深いチームであり、ブラジルに対して
かなわないまでも一泡吹かせて貰いたい。
残念ながらガーナの中盤の要のエッシェンは
累積イエローのため、欠場となっている。
ガーナはアフリカのブラジルと称されるほどのチーム。
この本家ブラジルとの試合でどこまで食い下がれるか
非常に面白い試合となりそうである。

試合開始から、ブラジルはロナウジーニョを中心に
攻めてきており、試合はブラジルペースで進む。
凄いのはガーナがしっかりとディフェンスをしているのだが
ブラジルがゆっくりとパスを回せている事。
しかもそのパスがワンタッチだったり
相手の頭上を越すループだったり
それをヘッドでパスし、そのパスを恐ろしく柔らかいトラップで
すぐに次へとパスをするといった異常なまでの個人技である。

ガーナもブラジルにテクニックでは劣ってしまうものの
その身体能力では十分に通用するものを持っており
ブラジルも油断は出来ない。

そんな前半9分、いきなり試合が動く。
ガーナがアドリアーノに対してラインを合わせた瞬間
カカがキラーパスを送ると同時にロナウドが一気に飛び出し
相手GKを落ち着いてかわしてゴール。
このゴールでロナウドはワールドカップ通算15ゴールと
ついに新記録を打ち出した。
印象では明らかにスピードがなく、弱いと思っていたが
どうやら今までのロナウドはロナウドであってロナウドでないようである。
恐らくパレイラ監督は今まで調子のでないロナウドに対して
使い続けることで調子を取り戻させ、前大会の様な
本来のロナウドの実力を引き出す作業を必死にやっていたのだろう。
それがここへ来て一気に開花したと言ったところである。

この得点以降、ガーナは大いに焦り、ファウルを続発。
イエローも2枚もらってしまっており、苦しい展開となってきた。
それに対してブラジルは冷静に対処し、しっかりと自分たちの
サッカーを組み立てており、やはり一枚上手な感がある。

しかし、前半中盤に入ったあたりから
ガーナの良い攻撃が見られる。
やはり今大会でビッグサプライズを起こした実力は
嘘ではないと言うことが証明されたわけである。
徐々に自分たちのサッカーの形を出そうと
奮戦しており、このブラジルとの攻防が面白い。

このガーナの猛攻はますます激化しており
ブラジルよりも圧倒し攻め続ける。
決定的なチャンスも多く、ブラジルが防戦一方となっており
ますます面白くなって来ている。
後半41分にはコーナーからのクロスをガーナのメンサーが
強力なヘッドで打ち込んだが、ブラジルGKジーダの足にあたり
不運にもゴールならず。

しかしそんなガーナペースをブラジルが黙っているわけはない。
前半終了間際、カウンターで一気にブラジルが上がり
右サイドのキャプテンカフーからのパスを
オフサイド気味ではあったが、アドリアーノが飛び出して
ゴールへ押し込み、2-0とブラジルがリードを広げる。

そのまま前半は終了したが、ブラジルが先制した後は
ガーナペースで試合が進み、後半も大いに面白い試合に
なることが予想される。
しかしながらブラジルに2点のリードを許してしまっており
ここからの挽回は少々厳しいかも知れない。

迎えた後半、ブラジルはエメルソンに代えて
ジウベウト・シウバを投入、無理をさせない構えである。
既に観客はガーナの見方であり、ガーナのホームであるかのような
声援がガーナに向けられる。
ブラジルはリードはしているものの、やりにくいだろう。

しかし、ガーナはこの試合で多くのイエローカードを貰っており
もし、仮にブラジルに勝ったとしても今後の試合は
間違いなく厳しい試合になるはずである。

後半もガーナは大いに攻め、ブラジルはその攻撃をしのぎ
一気にカウンターに持って行くといった展開。
そのまま試合は進み、後半15分にブラジルは
アドリアーノを下げてジュニーニョ・ペルナンブカーノを投入。
このジュニーニョ・ペルナンブカーノのシュートは
無回転で不規則な動きで落ちる強力なシュートで
日本の神・川口でも防ぐことの出来ないものであり
一度放たれたシュートがもし枠に行っていれば
まさに運に任せてGKやDFの体の一部に当たるのを祈るばかり。
ブラジルはどうにか3点目を取り、安全圏に試合を
進めようとの試みである。

ジュニーニョ・ペルナンブカーノを投入した後の
後半中盤あたりから、カウンター狙いだったブラジルが
ガーナを攻め立てる場面が多くなる。
ボランチを増やし、中盤を支配している事で
ガーナに攻撃まで持って行かせないのである。

そのまま試合は終盤へと進み両チーム共に
ゴールまで持って行くことが出来ない。
特にガーナはGKと1対1になりながら
ギャンが幾度となく外し、もったいない場面が多い。
確率の高い場面が多いだけに、既に逆転していても
不思議ではない状態となっている。

そしてそんなギャンが後半36分、相手のペナルティーエリア内で
明らかにシミュレーションとなるような倒れ方をして
この試合2枚目のイエローとなり、退場。
これでガーナは絶望的な状況となった。
そしてそれを横目で見るように、ブラジルはカカを下げて
リカルジーニョを投入し、次の試合に備える。

そしてその直後の後半39分、ブラジルがガーナにとどめを刺す。
交代したばかりのリカルジーニョが
ガーナのディフェンスが上がって来たのを見て
絶妙なループパスでゼ・ロベルトへ。
このパスを受けたゼ・ロベルトはワンタッチで相手GKの頭を越し
そのまま無人のゴールへドリブルで持ち込みゴール。
これで3-0とブラジルの勝利は決定的なものとなった。

勝利が決定的となり、ますます調子に乗るブラジル。
幾度となくガーナのゴールを脅かし、決定的なチャンスを作る。
しかし、ガーナも全く引かずに攻め立てており
こちらも決定的なチャンスを多く作り
10人で戦っているとは思えない試合である。
それだけに、このガーナの相手がブラジルでなく
他のチームだったら、本当にこの大会で大化けする可能性のある
興味深いチームだっただろう。

そしてそのまま試合は終了。
終わってみれば、やはりブラジルの強さが目立った試合であったが
ガーナの猛攻も非常に強力であり
次のワールドカップでのアフリカ勢の強さが期待される。
そしてブラジルが決勝戦に向けてますますコンディションを
整えており、それが不気味に光る状態でもある。
やはり優勝は前評判通りブラジルなのだろうか。
この後のスペインの試合は残念ながら見ることが出来ないが
個人的にはスペインに頑張ってもらいたいところである。

2006年06月29日

スペイン敗退

少し遅れてしまったが、私が優勝候補にあげていた
スペインが負けてしまった。
フランスに1-3で敗れての敗退である。
これで私の予想で残るはイングランドとポルトガルだが
次の準々決勝でこの両チームが激突する。
予想した立場から考えると、何とも辛いトーナメントだが
仕方がないとしか言いようがない。
次の試合で、イングランドは相変わらずオーエンが怪我で欠場。
対するポルトガルは、累積で中盤の要であるデコが欠場。
お互いにベストメンバーでない中でキーマンとなるのは
イングランドはルーニーとベッカム。
ポルトガルはフィーゴとクリスティアーノ・ロナウドだろう。
おそらくデコの代わりをフィーゴが務める事になるはずなので
この試合大いに面白い事になりそうである。

2006年06月30日

ドイツ対アルゼンチン

ワールドカップ決勝トーナメントも
いよいよ準々決勝となった。
本日の見所はドイツ対アルゼンチン。
ドイツはバラックを中心にポドルスキ、クローゼといった
強力な攻撃力でここまで勝ち残っており
対するアルゼンチンはグループリーグでの
あの6得点が印象的であるが、この試合では
サビオラを外し、テベスを入れてクレスポと組ませ
後ろからリケルメが中心となってパスを送る布陣。

試合開始から非常に白熱した試合が展開されており
いよいよワールドカップと言った試合になっている。
ドイツの攻撃力はバラック、クローゼ、ポドルスキだけでなく
中盤ではシュバインシュタイガーやフリンクス。
後衛からもラームと攻撃も多種多様である。
また、セットプレイではメルテザッカーの長身も驚異である。
その裏で中盤ではシュナイダー、後衛ではフリードリッヒと言った
安定したディフェンスもあり、個人的にはアルゼンチンよりも
ドイツの方が好みである。
ただ、その強力な攻撃力のためか、時折ディフェンスに穴が空くことがあり
そのあたりをどう処理するかがこのワールドカップでの
キーポイントとなるだろう。

ボール支配率では圧倒的にアルゼンチンが勝っており
中盤で非常に素早いパス回しで、ほぼワンタッチで
スピーディーにパスを回しており
それに対してドイツはこの試合では非常に良いディフェンスで
しっかりとアルゼンチンのチャンスを潰している。
とにかくどちらも良いプレイの連続で
素晴らしい試合であり、見応え十分である。

前半は素晴らしい展開ながら、両チーム共に
相手チームの良いところを打ち消し無得点で終了した。
このような試合はどちらに転んでも面白いモノで
後半が大いに楽しみである。
気になるのはドイツのバラックが少々足を気にしている点である。
チームの起点であり、キャプテンという精神的支柱であるバラックが
抜けてしまうのは非常に痛い。
それだけに、今後のバラックのプレーも気になるところである。

迎えた後半だが、後半早々にアルゼンチンのキャプテンであり
サイド攻撃の起点となっていたソリンがイエローをもらってしまい
これが累積2枚目のイエローで、次の試合は欠場。

その直後の後半4分についに試合が動いた。
アルゼンチンのリケルメからのコーナーキックを
DFのアジャラがヘッドで合わせ、ゴール。
0-1とアルゼンチンが待望のリードを奪った。

アルゼンチンはこれまでの試合と違い、この試合では
リードした後も、徹底して攻めており
追加点を狙って動いている。
しかしリードされたドイツも黙っているわけはなく
ここで両チーム共に攻撃の姿勢を示している。

ドイツは後半に入るとフリードリッヒやシュナイダーも
積極的に攻めに参加して来ており
攻撃力がますます上がっている。

後半16分、ドイツはシュナイダーに代えてオドンコルを投入。
サイドからの積極的攻撃参加を狙っての交代である。
これでドイツの攻撃力はますます向上し
いよいよ面白くなって来た。

このあたりから、ドイツが良い攻撃を仕掛けるようになり
前半ではなかったコーナーキックを獲得するようになる。
ドイツにとっては日本戦でも見せたセットプレイは強力な武器であり
この試合でもそれは例外ではない。
それだけにこの流れはドイツに取っては良いものである。

アルゼンチンはドイツの攻撃が激化するにつれて
前線にクレスポだけを残し、守りを強化して
ドイツの猛攻を防いでいる。
そんな後半25分にアルゼンチンのGKがケガで倒れ
ドイツのセットプレイの最中にGKが交代。
おそらく後半中盤でのクローゼとの交錯で痛めたのだろう。
この交代はアルゼンチンに取って非常に厳しく
ドイツに取っては大いにチャンスである。

その直後、アルゼンチンはリケルメを下げ、カンビアッソを投入。
攻撃の起点となるリケルメを下げ
守備に長けたカンビアッソを入れたことで、アルゼンチンは
完全に守りに徹した布陣となる。
しかしながら、アルゼンチンの攻撃力が圧倒的に落ちたわけではなく
クレスポやテベスなどは健在であり、ドイツも油断は出来ない。

後半33分、アルゼンチンはここまで活躍したクレスポを下げて
長身のクルスを投入。
ドイツの強力なセットプレイも考えての交代である。

そんな後半35分、ついにドイツがやってくれた。
サイドからのバラックのクロスを後半29分に
シュバインシュタイガーに代わって入った長身のボロウスキが中継。
それをクローゼが強烈なヘッドで叩き込み1-1と
ドイツが同点に追いついた。

ここまでで守備的な布陣を敷いてしまったアルゼンチン。
これ以上カードはなく、後は選手任せ。
それに対してドイツはまだ一枚カードが残っており
ここからさらに攻撃的な布陣を敷くことが出来る。
そんな後半39分、疲れの見えるクローゼに代えて
ノイビルをを投入し、ドイツがついに最後のカードを切った。
ここまでドイツの交代は非常に有効的に作用しており
このノイビルの投入も大いに期待できそうである。

そして試合はついに4分のロスタイムへ突入。
決勝トーナメントでは引き分けはなく
延長戦、そしてPKと確実に決着がつく。
結局ロスタイムでも決着はつかず、ここから15分ハーフの
延長戦へと突入する。

延長戦前半、両チーム共に後半の延長線上の試合展開。
ドイツが気をつけたいのは、アルゼンチンの速攻である。
リケルメがいないことで中盤は多少楽になったが
リケルメのいた中盤を通り越して、一気に前線につなぐという
攻撃に切り替えており、これがもし攻め過ぎて
守りが手薄になったところに来られると
ドイツとしては非常に手痛い状況となってしまう。

延長戦前半は試合は動かず、1-1で折り返す。
しかし気になるのはドイツのバラックのケガである。
頻りに足を気にする仕草があり
このカードを使い切った状態では厳しい。
バラックのでき次第で、この試合の勝敗が決まると言っても
ドイツにとっては過言ではなく、後半が心配される。

バラックがギリギリまで治療を受け延長戦後半開始である。
開始早々にテベスの強烈なロングシュートがあり
ここへ来て、アルゼンチンが息を吹き返した可能性がある。
ドイツの中盤は中央にボロウスキが入り
バラックはサイドに移動している。
やはり中央を守り切れる状態ではないのかも知れない。

バラックの故障の為か、やはりアルゼンチンに流れがいっており
これまでのドイツペースから一転してアルゼンチンペースとなる。
調子に乗せると非常に恐ろしいアルゼンチンの攻撃を
ドイツはとにかく防ぐと言った格好となった。

そして延長戦後半9分過ぎたあたりで
ついにバラックが故障で動けない状態となった。
しかしドイツはバラックの穴を必死で埋めるように
積極的に動いており、厳しい状況ながら
攻めに転じるという展開もあり、非常に素晴らしく
本当に見応えのある素晴らしい試合となっている。

延長戦後半13分、ようやくバラックが戻り
いよいよPKになりそうな雰囲気である。
最後のアルゼンチンのセットプレイも
バラックのヘッドで逃れ、結局同点のまま終了。
これで最後のPK戦となる。

そして運命のPK戦。
先攻はドイツ、キッカーはノイビルである。
GKが反応するも、強烈なシュートでゴール右隅へ決まる。
後攻となるアルゼンチンのキッカーはクルス。
これもGKが反応するがゴール左上隅へ強烈なシュート。

両チーム共に決めて、ドイツの次のキッカーはバラック。
これを相手GKの反応の逆を突いてゴール。
アルゼンチンのキッカーはアジャラ。
この試合での先制点をあげた選手である。
しかしこれをドイツの守護神レーマンがしっかりと反応し
セービングしてドイツが有利にたった。

3人目のキッカーはドイツがポドルスキ。
これも安定したシュートでしっかりとゴール。
対するアルゼンチンはマキシ・ロドリゲス。
レーマンが反応するも届かず、こちらもゴール。

ドイツの4人目はボロウスキ。
GKの反応の逆を突いてゴール。
対するアルゼンチンはカンビアッソが蹴る。
このカンビアッソの強烈なシュートを
またも守護神レーマンが驚異的な反応で止めて
ドイツが激闘の末、勝利を手にした。

前大会に活躍したカーンの後継者として
またもドイツに強力なGKが誕生した。
今までもレーマンはその素晴らしいプレイに定評があったが
これでその地位を完璧なものとした。

結果としてはドイツの勝利となったが
本当に素晴らしい試合であり、見応えも十分。
これぞワールドカップといった白熱した試合であった。
今後の試合も大いに楽しみである。

2006年07月01日

Live! & イングランド対ポルトガル

二子玉川のCafe Fouquet'sにてAcoustic BandのLiveを行った。
ワールドカップ中と言う事もあり、客足が心配されたが
残念ながら日本が既に負けている事もあり
むしろいつもより多くの方々が訪れていた。
Liveは問題なく終了した。
休憩時間中はやはりミュージシャン。
ワールドカップ以外の話はほとんどなく
昨日や今夜の試合のことばかり。
これはミュージシャンのたしなみと言って良いだろう。

さて、ワールドカップ準々決勝。
イングランド対ポルトガルであるが
イングランドはオーエンが不在だが
中盤はベッカム、ジェラード、ランパードとやはり厚く
クラウチをサブに回してルーニーの1トップ。
対するポルトガルは、フィーゴとクリスティアーノ・ロナウドは
出場しているが、残念ながらデコが累積イエローで欠場。
これが非常に痛い。
また守備の面でもボランチのコスティーニャが同じく累積で欠場。
中盤の厚いイングランドに対して、サイドのミゲルや
フィーゴ、クリスティアーノ・ロナウドで崩しにかかると思われるが
少々厳しいと考えられる。
個人的にはどちらも残って欲しい素晴らしいチームだが
今回はイングランドに肩入れすることにした。

試合開始からイングランドはやはりルーニー
ポルトガルはフィーゴを中心に相手を崩しにかかる。
昨日同様に非常に良い試合展開で興味深い。
中盤はやはりイングランドが強いが
それでもポルトガルが奮戦している。

両チーム共に決定的なチャンスが何度かあったが
得点には至らない。
そんな前半30分、イングランドのセンターバックのテリーが
イエローを貰ってしまい、次の試合は欠場。
守りの要であり、準決勝に進んだ時は苦しくなる。

そして前半終了間際、イングランドはベッカムの得意とする位置で
フリーキックを得るが、残念ながら蹴り損ねてしまう。
その直後にランパードが素晴らしいミドルを放つが
GKにキャッチされ、そのまま前半はロスタイムへ突入し終了。
0-0で後半へと折り返す。

迎えた後半、イングランドが積極的に攻める展開。
しかし後半6分、ベッカムが足を痛め、大事を取って交代。
代わりにはレノンが入る。
この交代の後、非常に悔しい思いでピッチを見つめ
涙を目に浮かべるベッカムの姿が
日本の中田の涙に重なってしまった。

そして試合はますますヒートアップした後半17分
中央でルーニーが孤軍奮闘し、ポルトガルディフェンスを突破し
ポルトガルがファウルを取られ、怒るところではないところで
そのルーニーがポルトガルに対して抗議し
その場にいたクリスティアーノ・ロナウドを軽く突き飛ばした。
これが審判の目の前で一発レッドで退場。
キレながら退場したルーニーとは対照的に
ますます表情に哀愁が漂うベッカムが痛い。

直後にイングランドはルーニーの代わりに
中盤のJ・コールを外し、長身クラウチを投入。
ベッカムのピンポイントパスにヘッドを合わせる戦術があったが
残念ながら既にベッカムはピッチの外。
10人で戦わなければならない上に
ベッカム、ルーニーを欠いたイングランド、大ピンチである。
一方ポルトガルはパウレタを下げてシモンを投入。
攻撃のバリエーションを出してきた。

しかしイングランドはこの試合に勝ったとしても
次の試合、センターバックのテリーとFWの要ルーニーが欠場。
そしてベッカムの足の状態もあり、ただでさえオーエン不在で
苦戦を強いられると言うのに、次の試合はブラジルかフランス。
これは大いに厳しい状況である。
やはり選手層を考えるとブラジルが最強なのだろうか。
個人的には、どうにかブラジルを抑えてイングランドかスペインに
優勝して貰いたかったが、既にスペインは敗退。
となれば残るはイングランドだが、この状況では大いに心配である。

ルーニーの退場劇の後、ポルトガルは猛攻に出て
どうにか延長戦前に試合を片付けたい構え。
イングランドは厳しい状況ながらも、10人とは思えない戦いで
立派にポルトガルとやりあっている。
まさに誇りと誇りのぶつかり合いと言った素晴らしい試合である。

そして後半40分、これまで大活躍だったポルトガルのフィーゴが下がり
代わりにポスティガを投入。
これでイングランドは多少楽になるかと思っていたが
このポスティガがいきなりの大活躍。
立派にフィーゴの代役を務め、しかも体力は十分。
疲れているイングランドにとっては、逆に苦しいかもしれない。

後半もついにロスタイムに入ったところで
これまで完全にポルトガルペースだったのが逆転。
一気にイングランドペースへ。
恐ろしいまでの個人技の連続で突破し
ポルトガルに攻めかかる。
しかしポルトガルもカウンターでやりかえすなどして
素晴らしい試合を展開するが、ここで後半終了。
15分ハーフの延長戦に突入した。

延長戦前半はイングランドがしっかりと守り
ポルトガルが攻めるといった展開。
また、イングランドの攻撃だが
これまでのように中盤でパスを回すというよりも
今まで見せたことのない強力なドリブルでの突破で
ポルトガルのディフェンスに穴を空け
そこから前線のクラウチに入れるという
興味深い戦法となっている。
それでも延長戦前半は何事もなく終了。

延長戦前後半の入れ替え時には
ベッカムがドリンクを持って選手たちのサポートをする姿があり
超一流の風格が漂っている。

延長戦後半開始直後からイングランドのレノンが
ドリブル突破で一気に攻めかかりペナルティーエリアで
倒されるも、タックルはボールに行っており、ノーファウル。
この途中からベッカムの代わりに入ったレノンだが
非常に素晴らしい動きで、十分ベッカムの代役を務めている。
ベッカムのようなピンポイントパスは無いものの
攻撃では素晴らしい動きを見せている。

延長戦後半2分にはポルトガルがゴールしたかと思われる
場面があったが、残念ながらオフサイドの判定。
流れがイングランドに行っている証拠かも知れない。

ここにきてポルトガルはミドルシュートやロングシュートを連発。
疲れからなのか、戦術なのかは分からないが
これが全て枠に行っており、恐ろしいものである。

後半10分、イングランドのセンターバックのテリーが足をつり
しばしピッチの外へ出る。
鉄人と呼ばれるテリーもさすがに疲れがきたのだろう。

その直後の延長戦後半13分にこれまで活躍したレノンを下げて
後衛のキャラガーを投入。
イングランドは守りきってPKに持って行く姿勢である。
テリーは未だ戻れず、まだピッチの外。

延長戦後半終了間際にポルトガルが猛攻を見せるが
イングランドが守りきり、ついに試合終了。
ここから昨日のドイツ対アルゼンチン戦に引き続きPK戦に入る。
しかしイングランドは延長戦後半終了間際は
9人での戦いで良く守りきったものだと感心してしまう。

さて、運命のPK戦。
ゴールはイングランドサポーターの目の前。
先攻はポルトガル、キッカーはシモン。
まずは落ち着いてゴール左下隅にフェイクを入れてゴール。

後攻のイングランドのキッカーはランパード。
しかしこのランパードのシュートを
ポルトガルのGKリカルドが完全に読みセーブ。
今大会あまり調子が良くなく、それがここでも出てしまった。

続いてのポルトガルのキッカーはウーゴ・ヴィアナ。
このシュートを今度はイングランドGKのロビンソンが
しっかりと弾いてセーブ。

後攻のイングランドのキッカーはハーグリーブス。
GKリカルドに読まれ、弾かれるも
勢いのあるシュートでそのままゴール。
イングランドに流れが戻ってきた。

振り出しに戻ったところで
ポルトガルの3人目のキッカーはプティ。
しかしこれが枠を捉えられずに外してしまう。

そしてチャンスが訪れたイングランドのキッカーはジェラード。
しかしこの大事なシュートをリカルドが完璧に捉えセーブ。
未だ同点のままである。

続くポルトガルはポスティガ。
これはさすがにゴール左隅にきっちりと決めてゴール。

そしてイングランドのキッカーはキャラガー。
レノンとの交代はこのPKを見越してのものであった。
いきなり打ったシュートが入ったが
これがホイッスル前に打ってしまい、打ち直し。
この打ち直しのシュートがまたもリカルドに読まれセーブ。
イングランドがピンチに立たされた。

迎えたポルトガルのキッカーはクリスティアーノ・ロナウド。
フェイクをしっかりと入れて、強烈なシュートでこれを入れてゴール。
この瞬間、ポルトガルの勝利が決定した。

この時のベッカムの顔が何とも痛い。
日本の中田英寿と重なり、非常に心が痛い。
これで私の予想したチームは両チームとも敗退。
こうなれば、個人的にはドイツかポルトガルに肩入れする事にして
世論でのイタリア、ブラジルの優勝説をどうにか潰して欲しい。

2006年07月03日

やはり、引退・・・。

サッカー日本代表の中田英寿が引退を表明した。
とある話では、今回日本代表が負けてしまった背景には
中田英寿とチームメイトとの確執があり
日本代表の中で、一番世界のサッカーを知っている
中田英寿の話に耳をあまり貸さなかったという話がある。
もちろん、嘘だと信じたいがチームメイトとの不仲説は
幾度となくメディアで取り上げられており
もし本当なら、なんとくだらない話だろうか。
それでショックを受けたわけでないとしても
今回の引退に多少なりとも影響を及ぼしただろう。
数年前からビジネス界にも十分通用する事を証明してきた
彼の実力があるので、生活にはなんの心配もないだろうが
サッカーファンとしては本当に残念なニュースである。
しかし、今後も彼のサッカー界への助言があれば
日本はもっと伸びるはずであり、彼もそうしてくれる事を
切に願うばかりである。

2006年07月04日

リハトラ & Lantern Session & ドイツ対イタリア

大いに忙しい一日であった。
昨日、宮下智氏から宮下氏率いるFusion Band
グルーヴウェザーのリハーサルのリハトラを依頼された。
リハトラとは、いわゆるリハーサルで本来のプレーヤが
何らかの理由で急遽来られなくなった場合の
そのリハーサルだけの代理人のようなものである。
本来のプレーヤは渡辺ファイヤー氏なのだが
ダウンしてしまったらしいのである。
メンバーはそうそうたるもので、Bassの宮下氏を始め
Drumsにはいつもお世話になっている鈴木達也氏。
Guitarには伝説のFusion Band「AB's」の松下誠氏と
強力なメンバーである。
しかしスタジオ入りして、譜面を見て愕然としてしまった。
何も考えていなかったが、Fusion Bandなのだから
楽曲はものすごく難しいのは当然である。
宮下智氏の楽曲は変拍子の嵐。
松下誠氏の楽曲はトーナルセンターという独特の技法を使ったもので
メロディーは綺麗で、聴いている限りは格好良いコードだが
キーという概念がなく、異常な転調の繰り返しと言った感じである。
全くプレイできる自信が無く「これは絶対に大恥をかく・・・」と
思いながらもリハに突入。

が、、、
吹けている。
完璧とまでは行かないが
何とかリハに支障を来す事もなく
この異常な世界観に食らいついて行く事が出来たのである。
自分でもなぜ吹けているのか最初は理解できなかった。
よくよく考えてみると、こんな譜面を見るのは初めてだが
普段から鍛錬をしていなかったわけではなく
それが実を結んでいたのである。
ただ、パッと見た譜面で完全に自信喪失し「出来ない」と
頭で思いこんでしまった為に、このギャップが生まれたのである。
もちろん、これで良いと言う事はなく
まだまだ向上の余地は有り余るほどある。
しかしこの事を起点に、今後の現場で少し冷静に物事を判断し
プレイ出来るようになるのは間違いない。
本当に良い経験をさせて頂いた。
私を推薦して頂いた鈴木達也氏と指名して頂いた宮下智氏には
感謝あるのみである。
貴重な時間を過ごさせて頂いた。

さて、その後は恒例のLantern Sessionである。
先月同様に、最初は客足が悪かったが
少しするとやはり満員御礼で座る場所さえない。
今回も円道一成氏、奥田やすひろ氏などの大御所の方々が
数多くいらしていたが、中でも目立っていたのは
Bassのスティング宮本氏である。
本来は第2週に良くいらっしゃる刀のだが
なんと第1週に登場である。
大いにステージを盛り上げて頂き、嬉しい限りであった。
そのまま大盛況でSessionは終了。
今回も良いSessionであった。

そして、いよいよワールドカップ準決勝戦。
ドイツ対イタリア。
私が肩入れするのはもちろんドイツである。
この試合ではフリンクスが累積のため欠場。
ドイツはシュバインシュタイガーをベンチスタートとし
代わりにケールを投入。
バラック、クローゼを中心にボロウスキがフリンクスの
代わりを務めている。
ディフェンスはいつものメンバーでフリンクスが不在でも
強力な布陣で臨んでいる。
対するイタリアはトッティを中心に累積から復帰した
マテラッツィなどこちらも強力である。
ただ、イタリアは不動のセンターバックであるネスタが
ケガのため、今大会通して非常に難しい状態となり
これがドイツに取って吉と出るか見物である。

試合開始から中盤での激しいボール争いが展開される。
イタリアはトッティを中心にドイツディフェンスの裏を狙っており
ドイツはサイドからの攻撃でイタリアを崩しにかかる。
しかしながら両チームともに得点には至らず前半は終了。

迎えた後半は、ドイツがいきなりの猛攻を仕掛ける。
しかしながらイタリアのカテナチオディフェンスの前に
ゴールを奪うことが出来ない。
そしてゲームが行き詰まった後半中盤には
ボロウスキに代えて本来のレギュラーである
シュバインシュタイガーを投入。
後半終盤にはシュナイダーに代えて、強力なサイドアタッカーである
オドンコールを投入。
これで一気に攻撃力を上げてイタリアをつぶしにかかる。
しかし、それでも試合が動かず
ついに延長戦に突入。

延長戦前半もドイツは大いに攻めるが
やはりゴールを奪うことが出来ない。
しかしそれはイタリアも同じで、延長戦前半終了間際に
ついにイタリアはペロッタに代えてデルピエロを投入。

そして迎えた延長戦後半。
一進一退の攻防が続く中、延長戦後半5分に
ドイツは疲れの見えるクローゼに代えてノイビルを投入。
この交代でもう一度攻撃力を上げたい構えである。

延長戦後半も終了間際となり、このままPK戦に突入と思われた
延長戦後半14分に悪夢が。。。
イタリアのコーナーキックのこぼれ球をピルロがグロッソに送り
グロッソがダイレクトでシュート。
守護神レーマンが反応し触ったのだがサイドネットに突き刺さった。

そしてその直後、またも悪夢が・・・
延長戦後半15分、ボールをカンナヴァーロに奪われ
そのまま速攻に持ち込まれジラルディーノを経由してデルピエロへ。
そのデルピエロをフリーにしてしまい、ゴール右隅へシュートが決まる。
このまま試合は終了。

何とも痛い結果となった。
私が応援しているチームがことごとく負けていく。。。
日本、スペイン、イングランドの3チームを応援していたが敗退。
そのため、ドイツとポルトガルに応援するチームを切り替えたが
そのドイツがまたも敗退。
これでポルトガルが負けた日にはもう立ち直れる気がしない。
この準決勝まで来ると、どのチームが勝っても不思議ではなく
それだけ実力が均衡しているわけで、仕方ないのだが
だからといって私が応援するチームがここまで負けなくてもと
思ってしまうわけである。
明日のポルトガル対フランスの試合に期待を残し
寝ることにする。

2006年07月05日

ポルトガル対フランス

ワールドカップ準決勝戦。
今夜はポルトガル対フランスである。
この試合では何ともポルトガルに勝って頂きたい。
ポルトガルが負けてしまっては
私が応援したチームが何一つ勝ち残らず
イタリア対フランスという決勝戦になってしまう。
それだけは何としても避けたいのである。
ポルトガルはデコとコスティーニャが復帰し
フィーゴ、クリスティアーノ・ロナウド、マニシェ
パウレタ、そしてミゲルと最強の布陣。
対するフランスもアンリを1トップに据えて
後ろにはジダンを筆頭にマケレレとビエラが中盤を支配するという
こちらも最強の布陣で臨んでおり
非常に面白い試合になりそうである。

試合開始からポルトガルは前の試合と打って変わり
デコが復帰した事でいきなりの猛攻を仕掛ける。
フランスも応戦するが、まずはポルトガルが優勢となる。

そのままポルトガルが猛攻を続ける中
フランスに得点のチャンスが訪れる。
しかし前半32分にペナルティーエリア内で
アンリを倒してしまい痛恨のPKとなる。
フランスはこれをジダンが決めて先制。
ポルトガルにとっては立ち上がりが良かっただけに
非常に残念である。

しかし痛恨のPKにもめげず、ポルトガルはここから
またも猛攻を仕掛けていく。
ただ、フランスの守りは堅く、前半はそのまま終了。
後半に期待したい。

後半はポルトガルボールのキックオフ。
とにかく早い時間帯に同点に追いつき、フランスを焦らせたい。
しかし開始直後からフランスに攻め立てられ
危ないところを守護神のリカルドの好セーブに助けられる。

それでも諦めず何とか攻めたいポルトガルだが
後半13分にミゲルが相手との接触で負傷。
そのまま頑張ったが、後半16分にパウロ・フェレイラと交代。
ポルトガルの重要なサイドアタッカーなだけに
後半の早い時間帯で彼を失うのは非常に痛い。

ミゲルを失い、少々攻撃力が落ちたところで
ポルトガルは後半22分、疲れの見えるパウレタを下げて
左サイドにシモンを投入。
これで右にフィーゴ、左にシモン。
クリスティアーノ・ロナウドを前線において
まずは同点に追いつきたい。

フランスも同じ時間帯でマルーラを下げて
ヴィルトールを投入。
こちらもこの交代でチームをリフレッシュし
FWの選手を入れることでリードを広げたい考えである。

その直後、フランスは良く動いていたリベリーを下げて
またもFWのゴブーを投入。
さらに攻撃的な布陣にシフトした形である。
それに続いてポルトガルもコスティーニャを下げって
FWのポスティガを投入。
どちらもますます攻撃的な布陣である。

このあたりからポルトガルがまたも猛攻を仕掛けるが
なかなかゴールを奪うことが出来ない。
そんな中で、後半分、ポルトガルの守備の要である
カルバーリョがファウルでイエローをもらい
次の試合累積で欠場。
つまりもし勝っても決勝戦には出場出来ない。
また、負けての3位決定戦にも出場出来ない事態となった。

この直後にフランスは疲れの見えるアンリを下げて
FWのサアを投入。
これでフランスは全てのカードを切り終えた。

後半45分が過ぎ、ロスタイムは4分の表示。
サッカーではロスタイムはもっとも点の入りやすい時間帯であり
なんとかポルトガルに頑張ってもらいたい。
しかしながら、フランスはボールをゆっくりとキープし
時間を使ってくる。

後半47分、コーナーキックを取ったポルトガルは
キーパーのリカルドも上がり
最後の猛攻を仕掛ける。
このくらい分かり易い攻撃の姿勢は
見ていて本当に気分が良く、日本も見習いたいところである。
しかしこのコーナーキックも得点ならず
そのまま試合終了。

何とも残念な結果であるが
ポルトガルの最後の攻めの姿勢は
本当に素晴らしく、観戦している方にも
大きな感動を与える最高のものであった。
非常に残念ではあるが、この試合は終わった後に
落ち込むような感じではなく、爽快感溢れる
良い試合であった。
評価すべきはフランスのディフェンス。
攻撃力はポルトガルの方に分があると思われるが
フランスのディフェンス力がそれより上手であり
仕方がないと言ったところだろう。
次は3位決定戦、これはポルトガル対ドイツ。
決勝戦はフランス対イタリアというカードになった。
私が応援するのはポルトガルとフランス。
このような素晴らしい試合を見せてもらったこの2チームに
大いに肩入れしたいと思っている次第である。

2006年07月06日

気が抜ける?

ワールドカップもクライマックスを迎え
今週で終わってしまう。
このところ、とにかくワールドカップを中心に
生活が動いていたので
終わってしまうと、気が抜けてしまいそうな感じがするのである。
もちろん、その後もLive、Recordingが控えており
気を抜くわけにはいかないので、抜かないが
非常に残念で仕方がない。
今年はとにかくスポーツ関連が充実しており
ワールドカップの後には、バスケット、バレーが控えており
今度はそれに向けて頭がシフトしていくのだろう。
大いに楽しみである。

2006年07月07日

3位決定戦の主審。

日本が誇るサッカーの主審である川上氏が
なんと3位決定戦で笛を吹く事になった。
日本人としては決勝トーナメントで
笛を吹く事は初であり、素晴らしい事である。
しかもそれが3位決定戦ともなれば
喜びはひとしおだろう。
正確なジャッジで試合を見守って欲しいものである。

2006年07月08日

ポルトガル対ドイツ

ワールドカップも残すところあと2試合となった。
今夜は3位決定戦となるポルトガル対ドイツ。
両チーム共に非常に好きなチームだが
フランス戦の印象が強く、この試合は先日宣言したとおり
ポルトガルに肩入れ右することにする。

両チームスタメンを大きく代えており
ポルトガルはフィーゴがベンチスタートとなり
私が一押しのサイドバックのミゲルもケガで欠場。
また同じくDFのカルバーリョも累積で欠場となっている。

対するドイツはバラックを始めフリードリッヒ、メルテザッカー
そしてGKのレーマンが不在。
バラックはケガの状態が良くないようである。
しかし感動的なのはGKには前大会大活躍したカーンが入っている事である。
今大会では控えに甘んじているものの、無駄な意地を張らずに
チームのために尽くし、しっかりとサポートしている姿は
チームメイトだけでなく、見るものにも大きな感動をあたえ
その彼がこの最終戦で出場し、しかもキャプテンマークをつけているのには
驚きであり、嬉しいことである。

両チーム共に満身創痍の布陣ではあるが
条件は同じであり、この試合大いに楽しませて頂きたい。

試合開始直後は少々ドイツに攻められたが
序盤はポルトガルが良い攻めを見せる。
フィーゴが不在と言ってもやはり中央にデコがいると
ポルトガルの攻撃力が大きく上がるようである。

前半14分、左サイドのシモンからポルトガルは
決定的なチャンスを掴むが
ここで出てきたのがカーンである。
前大会での活躍に勝るとも劣らぬ素晴らしいセーブで
完全に読み切ってチャンスを切って落とした。

このカーンの好セーブから試合は一転し
一気にドイツペースへ。
しかしこのドイツの猛攻を防いだのは
ポルトガルの守護神であるリカルド。
あのPK戦でのスーパーセーブもあり
この試合でもカーン同様に素晴らしいセーブを連続。
この両GKのおかげで試合は一進一退となり
そのまま前半は終了となった。

迎えた後半、ポルトガルはコスティーニャに代えて
プティを投入し、試合再開。
どうにか点を取りたいポルトガルは
クリスティアーノ・ロナウドを中心に攻めるが
得点には至らない。

そんな後半11分についに試合が動いた。
左サイドから切れ込んだドイツのシュバインシュタイガーが
強烈なミドルシュート。
さすがのリカルドもこれを止めることは出来ず
0-1とドイツがまずはリードを奪う。
本当に強力なシュートであったが、特筆すべきは
そのシュートに持って行くまでのプロセスである。
ポルトガルのDF2人を切り返して置き去りにし
それでも前にドイツDFがいるため
角度が限られた場面で、あそこまで強烈なシュートを
放つことが出来るのかと感心してしまった。

ここから前半同様にまたもドイツペース。
そんな後半16分ドイツがFKを得て
それをまたもシュバインシュタイガーが強烈なシュート。
しかしこれを後半からコスティーニャに代えて入ったプティが
何とクリアミス。
これがそのままゴールへ入りオウンゴールとなり
0-2とドイツはリードを広げる。
元々シュートは枠を捉えておらず
それだけにポルトガルにとっては痛いオウンゴールとなってしまった。

その直後、ポルトガルもデコが強烈なシュートを放つが
これをまたもカーンが好セーブで得点を許さない。
この状態のカーンからゴールを奪うのは至難の業だろう。
ポルトガルはどうにか得点を奪おうと奮戦するが
ラフプレイが多くなり、難しい場面になってきた。

後半20分、ドイツはケガを負いながら出場している
クローゼを下げて、ノイビルを投入。
また後半32分にはポルトガルがフィーゴを投入し
両チーム共に動いてきた。

そのまま一進一退の白熱した試合が展開されるが
後半33分、またもこの男がやってくれた。
ドイツのシュバインシュタイガーがカウンターからの
パスを左サイドで受け取り、これをまたも中央に切れ込み
1点目と全く同じような場所で、またも強烈なシュート。
今度は先ほどよりも、素晴らしい角度へシュートを打ち
リカルドは反応したとしても、絶対に届かないような
良いシュートがゴール右隅のサイドネットに突き刺さった。
これでドイツは0-3と大きくリードを広げた。
この試合の3点が全てシュバインシュタイガーが関わっており
今後、強力な選手になることは間違いない。

どうにか1点返したいポルトガルだが
なかなか得点が取れず、諦めかけていた後半43分。
ついにポルトガルにゴールである。
後半から入ったフィーゴが、同じく後半から入ったヌーノ・ゴメスにクロス。
そのクロスをヌーノ・ゴメスが見事にダイビングヘッドで
ついにカーンの厚い守りを破り、1点を獲得した。
しかし何とか1点返したものの、そのまま試合終了となり
1-3とポルトガルが敗れ、開催国ドイツが最後を勝利で終えた形となった。

とにかく素晴らしいのはカーンの好セーブであった。
非常に強力な攻撃力のあるポルトガルの攻撃を
全てそのスーパーセーブで切って落とし
逆にリカルドはドイツの強力な攻撃力の前に
屈してしまった格好となってしまった。
終わってみれば、ここまで私が肩入れしたチームは全て負け。
日本はもちろん、スペイン、イングランド、ドイツ、ポルトガルと
全てが負けており、そのポルトガル対ドイツの試合でも
肩入れしたポルトガルが負けており
これで決勝戦で肩入れしているフランスが負けた時には
何とも悲しいワールドカップとなってしまう。
それだけに、明日のフランス対イタリアでは
何とかイタリアに勝利して欲しいものである。

2006年07月09日

フランス対イタリア

ワールドカップもついに最終戦。
今夜は決勝戦、フランス対イタリアである。
両チーム共にディフェンスに非常に定評のあるチーム。
それだけにこの試合は得点を取ったチームが
大いに有利になると思われる。

フランスはもちろんジダンを中心に
最強の布陣で試合に臨んでおり
イタリアもケガでネスタを欠いてはいるが
それでも考え得る最強の布陣である。
ワールドカップの最後を飾るに相応しい試合を
繰り広げてくれることだろう。

試合開始から両チーム良い攻防を繰り返し
しばらくはゴールがないと見ていたところ
前半6分、フランスのマルーダがペナルティーエリア内で
マテラッツィに倒され、フランスがいきなりPKを獲得。
これをジダンがしっかりと決めて
フランスが前半早々から1-0とリードする。
これは大いに期待できる展開である。

しかしイタリアも負けておらず、ここから大いに攻めに転じる。
そして前半19分、イタリアが逆襲に成功する。
コーナーキックからピルロが芸術的なクロスをあげ
これが先ほど大失態を犯したマテラッツィの頭上に。
それを今度はしっかりとマテラッツィが仕事をして
正確なヘッドでゴール。
これでミスを自ら帳消しにし、1-1とイタリアが同点に追いついた。

このままイタリアペースとなり、イタリアはピルロを中心に
幾度となくフランスゴールを脅かす。
フランスもジダンを中心に攻め上がるが
イタリアのカテナチオを崩せず、前半は完全なイタリアペースで終了。

迎えた後半、フランスも少々息を吹き返し
両チーム共に非常に積極的にゴールを狙う展開となった。
後半序盤はフランスペースかと思われたが
後半11分、フランスのMFのビエイラが負傷により交代。
代わりにディアラが入る。
この直後の後半16分、イタリアもペロッタに代えてイアキンタ。
トッティに代えてデロッシを投入しリフレッシュを図る。
その直後、イタリアがフリーキックからヘディングを決めるが
これがオフサイドの判定となりノーゴール。

そのまま試合は両チーム共に非常に面白くなっていく。
フランスも大いに攻めるが、イタリアもトッティを外したあたりから
中盤が機能し始め、こちらも強力である。

そして後半も終盤になり、イタリアはついにデルピエロを投入。
このデルピエロが入った後のイタリアは強い。
しかし、これでイタリアはカードを全て切り終え
フランスはまだ2枚カードを残している。
それだけにこのまま延長戦に突入すれば
フランスが有利かもしれない。

試合はこのまま同点のまま後半が終了。
決勝戦に相応しい一進一退の攻防を繰り広げつつ
延長戦に突入する。

延長戦前半、序盤からフランスはマルーダの
ドリブル突破で積極的に攻めていく。
さすがのイタリアもそろそろ疲れが見えたのか
延長戦前半はあまり攻められない。
フランスはマルーダの突破だけでなく
アンリ、ジダン、リベリーと多種多様な攻撃を見せる。

延長戦前半9分、疲れの見えるリベリーを下げ
フランスはFWのトレゼゲを投入。
攻撃的に布陣を変更し、得点を狙う。
このあたりからイタリアは防戦一方。
既にカードを切り終え、疲れた選手を下げるすべもなく
動きの鈍い選手も見られる。

しかしこのイタリアの危機を救ったのがGKのブッフォン。
ジダンの強烈な枠を捉えたヘディングを始め
数々の危機を好セーブで防いでいる。

そのまま延長戦前半は終了。
得点は動かず、延長戦後半に突入する。
イタリアは94年の記憶に新しいブラジルとの決勝戦での
悪夢のPK戦があり、またPK戦にもつれ込んで
勝ったことがなく、何とか延長戦で決着をつけたいところ。
しかしながら、フランスのこの勢いを止めるのは難しいだろう。

迎えた延長戦後半、開始早々にフランスはついにアンリを下げた。
こうれは体力的なものではなく、足を気にしての交代である。
代わりに入ったのはヴィルトール。
リヨンで非常に活躍している選手であり
ここは大いに期待したい。

そしてその直後、完全に審判の死角で
なんとジダンがマテラッツィに頭突き。
主審が見てはいなかったが、これをイタリアが猛抗議し
認められてジダンが一発レッドで退場。
おそらくこれまで見えないところで
マテラッツィと再三やりあっていたのだと思うが
これは弁解の余地もなく、フランスは一気にピンチに立たされた。
よもや、あのジダンがこんな形でワールドカップを終えるとは
何とも物悲しいものである。

この退場劇からイタリアが復活。
試合が一気にヒートアップし
会場も物凄い歓声で、アナウンスが聞こえないほどである。
選手も今までの疲れが嘘のように燃え上がり
両チームとも強引なラフプレーが多く
紳士的な攻防から、一転してワイルドな何が起きるか分からない
試合に移り変わっていく。

ジダンが不在と言っても、イタリアは守備的な布陣となっており
攻撃に人数をかけられない状態。
そのため、フランスが10人で戦っているとは言え
攻守のバランスは保たれている。
逆に、フランスはジダンが退場させられたことで
FWのトレゼゲとヴィルトールが奮戦し、しっかりジダンの穴を埋めている。

延長戦後半もついにロスタイムへ突入。
両チーム良く戦ったが、ロスタイムも試合は動かず
試合はついにPK戦へ突入する。

イタリアにとってPK戦は縁起の悪いもので
フランスに何とか勝ってもらいたいところ。
しかしながら、ブッフォンは非常に強力なGKであり
全く油断ならない。

PK戦先攻はイタリア。
最初のキッカーはピルロ。
このプレッシャーのかかる場面だが
さすがに落ち着いてゴール中央にきっちりと決めた。

フランスのキッカーはヴィルトール。
これもブッフォンの逆を突き、ゴール右隅へ決める。

2人目のイタリアのキッカーはマテラッツィ。
フランスのGKバルテズが反応するも
ゴール右隅へ突き刺さる。

フランスの2人目はトレゼゲ。
しかし、これがブッフォンの逆を突きながら
ゴールバーにあたり、外れてしまう。

そしてイタリア3番手デロッシは
トレゼゲと同じコースへ蹴り、ゴールを決める。

対するフランスはアビダル。
これも落ち着いてゴール左隅へ決める。

そして4人目、イタリアはデルピエロ。
これもバルテズの逆を突き左上隅へゴール。

フランスの4人目はサニョル。
ブッフォンの逆を綺麗に突いて右隅へゴール。

そしてついに運命の5人目。
イタリアが入れれば勝利である。
キッカーはグロッソ。
これをバルデスの逆を突いて右隅へゴール。
この瞬間、イタリアが24年ぶりにワールドカップで
栄光の優勝を手にした。

もう私としては言葉もない。。。
応援した全てのチームが敗戦を喫し
ただただ、うなだれるばかりである。
しかも私の周りの優勝予想がことごとく当たっているのも
どうにも悔しい限り。
このドイツ大会、素晴らしい試合が多く
大いに楽しませてもらったが
個人的には本当に残念な結果に終わった。
ここまで予想が外れると、言葉もない。
特に決勝トーナメントはボロボロであり
残念で仕方がない。
次のワールドカップに期待しつつ
イタリアの優勝を讃える事にしたい。

2006年07月10日

ワールドカップ後記

ついにワールドカップも終わり
何とも言えない気分である。
やはり終わってしまうと寂しいモノで
今から次回が待ち遠しい。
実はここまでワールドカップに熱心になったのは
今大会からで、前大会では日本にのみ注目し
他国の試合まではあまり追求していなかった。
ところが、日本の試合を熱心に見ている内に
やはり他国のレベルとの差や敵情視察もあり
気になって見るようになったのである。

さて、今大会は非常に盛り上がったものの
実はワールドカップ始まって以来の
ハットトリックなしという異例の事態となった。
この事実が物語るのは今大会でストライカーが不調だったのか
それとも近代サッカーのディフェンスが強固なモノになってきているのか
どちらかが理由に挙げられるが、私は後者ではないかと考える。

日本が負けてしまった理由もここにあるのではないだろうか。
つまり今の日本には近代サッカーを知る監督や選手が少なかった事が
非常に痛い原因となっている気がしてならない。
日本の選手の実力は年々上がってきており
まだ世界トップレベルとは行かないまでも、そこまで劣ってはいない。
なのになぜ勝てないのか。
それは欧州、南米のいわゆるサッカー強豪国の監督のほとんどは
直前まで有名な欧州や南米のサッカーリーグで
クラブチームを指揮していた監督であり
現代サッカーの最先端を身をもって体験している監督なのである。
身近な所では、オーストラリアの監督であるヒディンクがそれにあたる。
いくらジーコ監督がサッカーの神様と言われた人物でも
最前線を退いた後は、御存知の通り日本の鹿島アントラーズでプレイし
その後は世界のサッカーに触れていない。
これは今度の監督のオシム監督にも言える事で
オシム監督に関しては確かに有名なサッカーリーグでの監督経験があり
その実績もあるが、彼も日本に来てから時間が経っており
既に最先端のサッカー事情からは遅れている存在である。
そう考えると、以前のフィリップ・トルシエ監督は良かったのかも知れない。
事実、地元開催とは言え日韓合同のワールドカップでは
日本が決勝トーナメント進出を果たしている。
いくら選手が良くても監督の力量が少なければ
ワールドカップのような大会ではもちろんのこと
日本のように挑戦者の立場からすれば
強豪国とのシビアな戦いでは苦しいのは当然である。

また、選手も同じで海外組と国内組の意識の差が歴然としている。
もしWBCのイチローのように、今回の日本代表が中田英寿を
もっともっとリスペクトし、彼を中心にまとまっていたら
結果は全く違ったモノになっていただろう。
そして、中田自身も今回で現役を引退する事はなかったかも知れない。
確かに海外組と言っても試合出場経験が少なく
試合感が鈍っている選手も多いだろう。
しかし、それでも彼らは世界の最先端のサッカーを身をもって味わっており
その意識の高さは理解しているはずである。
つまり、その意識の高さに国内組の選手がついていった時に
初めてポジション争いなどが可能なのである。
今大会で言えば、FWの高原、柳沢、MFでは中村が明らかに調子が悪かった。
彼らは怪我で既に満身創痍の状態であったり、高熱などで不調だったりと
もしこれが強豪国であれば、確実にベンチか代表から外れている。
それでも日本が彼らを使わなければならなかった理由。
それは彼らの意識の高さに国内組の選手が
ついて行っていなかった為ではないだろうか。
確かに彼ら海外組の技術の高さは素晴らしく、国内組でそうそう勝る選手はいない。
しかし、彼らの今大会の状態を前提とすると別なのではと思うのである。
いくら海外で揉まれた彼らでも、怪我や不調の状態なら
国内組でも十分に勝る選手はいたはずである。
事実、今大会で非常に良い動きをしていたFWの玉田が良い例である。
怪我の高原、柳沢と比べれば彼の方が良かったと思うわけである。
玉田に限っては私が一押しという事もあるが、非常に意識の高い選手であり
少々例外な気もするが、それでも彼のような国内組がいると言う事は
他の選手も十分にその域に達する事が出来た証拠でもある。

選手に限って言えば、少々ネームバリューにもこだわりすぎたのかも知れない。
例えばオシム監督が押しているが、なぜ松井を使わなかったのか。
これは私も非常に考えさせられる点である。
不調の中村よりは、派手さがなくても同じ海外でレギュラーをはっている
松井の方が良かったのではないだろうか。
もちろん、選手にはそれぞれ個性があり、戦術によっては
代わりがいない事も十分にあった。
しかし今回の日本代表監督であるジーコの戦術は非常に自由で
ある意味選手任せとも言える。
となれば、彼をチームに入れてフィットさせるようにすれば
面白い結果が生まれたかも知れない。

他にも気になるのは次世代の選手がいるのかどうかである。
現在の中田英寿や中村といった今大会で中心となった選手は
次のワールドカップではもちろんの事、今度のオリンピックでも
年齢から考えて残っている可能性は微妙である。
となるとその次の世代だが、この世代がいない。
前述した松井はまだ若いが、他には大久保や平山などの選手くらいで
世界で活躍する選手が今の日本代表と比べると皆無となる。
オリンピックで大いに活躍すれば次のワールドカップには
間に合うかも知れないが、非常に心配である。
今大会でも若い選手は少なく、その活躍もあまり見る事が出来なかった。
阿部や田中達也と言った選手も代表落ちし、ワールドカップでの経験値が
若い世代に行き渡らなかった。
このワールドカップの経験値は他の国際Aマッチとは比較にならないほど
大きなものであり、それだけにこの状態は大いに痛い。
個人的には神・川口の代わりとなるGKが
存在するのかどうかも気になるところである。
これにはやはりJリーグを見ないと解らないかも知れないが
それでもJリーグの選手が世界で通用する選手かどうかは別問題である

とにかく色々と問題点は多く、課題は山積みとなっており
前大会で決勝トーナメント進出したとは言え
今大会では決勝トーナメント進出はならず
次の大会ではもしかしたら予選突破も難しい。
なぜなら、今大会で決勝トーナメント進出を果たしたオーストラリアは
次の大会からアジア枠での参加となり
アジアでは日本、韓国、サウジアラビア、イラン、オーストラリア、バーレーンなどの
国々がひしめきあう激戦となるからである。
もし予選リーグで同じ組に韓国、オーストラリア、サウジアラビアがいたらどうだろう。
日本が予選リーグを突破出来る可能性は今までよりも低くなる。
特にオーストラリアは今大会で決勝トーナメント進出を果たしており
1回戦で負けたとは言え、その経験値は多く獲得している。
次の監督もヒディンクではないと思うが、それでも今大会で大きく自信をつけ
今後、非常に伸びるチームだという事は間違いない。
まずは次のAsian Cupに向けて再発進と言ったところだが
もう中田英寿の姿はなく、正直心配である。
とにかく、今は新生日本代表にただただ期待して待つ事にする。

2006年07月12日

当然の結果

FIFAランキングで、日本が18位から49位へと
大きく順位を落としてしまった。
今大会一勝もあげられなかった事を考えれば
当然の結果といえるだろう。
ランキングでは格下だったオーストラリアに大敗し
その後の試合も明らかに相手が勝っていた。
私としては、今までのFIFAランキングが
上位にランクインし過ぎていたと考える。
むしろ、このランクあたりが現在の日本の真のランクではないだろうか。
ここから新たに再発進をして、大いに奮戦して欲しいところである。

2006年07月13日

初戦は8月9日

オシム監督率いる新生日本代表の初戦が
8月9日に決定した。
初戦の相手は今回のワールドカップで
新興勢力として評判を集めていた
トリニダード・トバゴである。
非常に調子の良いチームなだけに
新生日本代表の腕試しにはピッタリである。
大いに期待したいところである。

2006年07月18日

ユベントス崩壊

不正行為関与で2部降格が決まったユベントスだが
スター選手が続々と他チームへの移籍する話が出てきている。
まずイタリア代表のキャプテンであるDFのカンナバーロは
レアルへの移籍を決断し、他にもイタリア代表のDFザンブロッタ
ブラジル代表のMFエメルソンなどにレアルへの移籍の話があり
他にもフランス代表のFWトレゲゼ、チェコ代表のFWネドベドなど
スター選手の多くは移籍してしまうのではと言う状態である。
強豪チームであるだけに、この崩壊は多くのファンの心を傷つける事となり
何とも悲しい話である。
しかし、今回のワールドカップで大いに活躍した選手が
これだけ集まるチームが不正をしなければならなかったとは
セリエAのレベルの高さには驚くばかりである。

2006年07月19日

女子は快調、男子はいかに?

サッカー女子日本代表が、2007年の
女子ワールドカップ予選を兼ねるAFCアジアカップで
ベトナム相手に5-0と圧勝した。
試合はエースストライカーの澤がしっかりと2得点をあげ
途中出場のMF阪口も同じく2得点。
男子のような格差のない女子サッカーなだけに
大いに頑張って欲しいところである。

また、男子の日本代表の方は
オシム監督を中心に新旧入り交じったメンバーで
新生日本代表初戦となるトリニダード・トバゴ戦に
臨むようである。
こちらも大いに期待したい。

2006年07月24日

救世主となるか?

ヴェルディーの森本が日本で最年少となるセリエA入りを果たした。
期限付きの移籍とはいえ、これは非常に喜ばしい事である。
怪物と言われる森本の実力だが、それは日本だけでの事。
今回の移籍でそれは世界に通じるモノだという実績を
大いに残してきて欲しいところである。
この森本が決定力不足の日本での救世主となるかは
今後の活躍次第と言ったところだろう。

2006年07月25日

なぜ引退!?

日本代表のDFの要、中澤が日本代表引退の決意を
固めているとの話である。
現役は続行するようだが、日本代表には
今後参加しない意向らしい。
これは何とも痛手である。
攻守にわたってその長身を生かしたプレイは
日本の多くの危機を救い、チャンスを作ってきた。
それだけに、彼が不在となれば中田英寿に続く
大きな戦力ダウンとなる。
日本サッカー協会は現役続行を打診しているが
果たしてどうなるだろうか。

2006年07月26日

U-21日本代表

北京五輪に向けて、U-21の日本代表が
既に指導しているようだ。
前回のオリンピックにも出場した
オランダのヘラクレスに所属する平山が
この若き日本代表の核となるようである。
このU-21日本代表はオシム監督率いる
日本代表を占う大事なチーム。
それだけに大いに頑張ってもらいたい。

2006年07月27日

日本対オーストラリア

サッカー女子日本代表のワールドカップ出場をかけ
アウェイのオーストラリアで、地元オーストラリアと対戦した。
オーストラリアと言えば先日の男子サッカーの日本代表が
決勝リーグで何とも悔しい負け方をした相手。
それだけに、この試合は是非とも勝ちたいところである。
注目は何と言ってもエースストライカーの澤である。
他にも最近メキメキと頭角を現している阪口もベンチに控えており
試合は面白くなりそうである。
女子サッカーはあまり資料がなく
私もオーストラリアの選手の事はあまり詳しくない。
しかし、女子サッカーは男子サッカーほど実力に差が無く
日本は強い部類に入ると思われるだけに
大いに頑張って欲しいところである。

試合開始から両チーム共に白熱した試合が展開される。
宮間がいきなりのシュートを放つなど、立ち上がりは悪くない。
男子チーム同様に、オーストラリアは高さを生かしたサッカーで
日本を攻め立てる。
この身長差は気をつけないと非常に危険である。
サッカーで一番古典的な戦法とは言え
長身の選手にボールを入れてそこからチャンスを作るという
戦い方は、現代サッカーでも十分に有効である。

この試合先日の男子ワールドカップの日本対オーストラリアを
見ているようで非常に心配である。
スピードが男子より遅いため安定して見えるが
オーストラリアの高さに日本が対応し切れていない。

そんな前半9分、いきなりの失点である。
オーストラリアの左サイドからのセンタリングを
競り合い、右に流したところで
右サイドからまたもセンタリングをあげられる。
それを中途半端なクリアをしてしまい
ペナルティーエリア外の選手がシュート。
それをゴール前のオーストラリアの選手が
方向を上手く変えてゴール。
前半の良い時間帯に失点してしまい
日本としては痛いところ。

しかし、落ち込む事もなく日本は大野が
直後に強烈なシュートを放つなど
チームの雰囲気は決して悪くない。
その後も日本は大野、安藤、澤、永里を中心に
決定的なチャンスを数多く作るが
オーストラリアの体格の良さに阻まれ
得点まで持って行くことが出来ない。

そのまま試合は進み前半終盤に突入。
日本は非常に良いリズムで攻めているだけに
この得点の入りやすい時間帯に
何とか同点に追いつきたいところ。

しかし前半ロスタイムに突入したところで
オーストラリアのコーナーキックで
上げられたセンタリングをGKがこぼし
それを詰められて痛恨の失点。
これで0-2と点差を広げられ前半終了。

何とも厳しい試合となってしまったが
どうにか後半に期待したい。

迎えた後半、日本はオーストラリアの攻撃を防ぎつつも
大いに攻め、前半同様にチャンスを掴む。
しかしやはり得点に持って行くことは出来ず
試合は終了。

ワールドカップ出場が決まるというこの試合で
痛恨の敗戦を喫してしまった。
これで日本は30日の3位決定戦で勝たなければ
ワールドカップ出場は不可能となる。
次の試合に期待することにしたい。

2006年07月30日

Live! & 日本対北朝鮮

三軒茶屋Grapefruit Moonにて
いとしのエリーズのLiveを行った。
今回が2回目となるLiveだが、前回より大きくパワーアップし
ダンサーが3人参戦。
これにより、ステージは今までよりも華やかに
動きのあるモノとなり、大いに盛り上がるモノとなった。
客席も130人近く集まり、会場にギリギリ収まる人数で
場内は熱気に包まれ、その熱気にも負けず
客席は非常に盛り上がっていた。
こちらとしても、この環境は力の入るもので
嬉しい限りであった。
Live中にどうやら私がバンマスになったらしく
MCで私が驚いてしまうハプニングもあったが
Liveは無事に終了。
改めてサザンオールスターズというBANDの素晴らしさが
理解できる良いLiveだったと思われる。
今回はスタッフにひぃとみ氏が助力に来て頂き
こちらも大いに助かり、感謝である。
次回は9月を予定しており、今回来られなかった方は
是非ともいらして頂きたい。
また、Web Siteも立ち上がっており、こちらにも遊びに来て頂きたい。
ちなみに、サイト作成は私が担当している。
いとしのエリーズ Official Web Site

さて、なでしこジャパンがワールドカップ出場をかけて臨んだ
女子サッカーワールドカップアジア最終予選の3位決定戦だが、相手は北朝鮮。
非常に危険である。
なぜなら、北朝鮮は前の試合で審判に対して暴行を働くという
サッカーではあり得ない行動を起こしており
しかも観客にまでペットボトルを投げるなどの最低の行為を働き
サッカーを愛するものとしては許し難いチーム。
日本に対して、何事も無いことを祈ると共に
このようなチームに負けるわけには行かない。

前の試合で最低の行為を働いた主力3選手は
もちろん出場停止となっているが
それでも、ここまで勝ち上がって来たチーム。
気をつけたいところである。

試合開始から両チーム共に良い展開で試合を進める。
日本は澤、永里などの活躍により、良い場面を数多く作り
ディフェンスも良いバランスを保っている。

しかし前半23分、日本の一瞬のディフェンスの隙を突いて
北朝鮮が最初のシュートを放つ。
これが何と綺麗にゴール左隅に決まってしまい
早い時間帯とは言え、0-1と北朝鮮に先制されてしまう。

この失点が日本に大きなプレッシャーとなったのか
日本の動きが少々焦り気味である。
ここまで良い雰囲気でリズムを掴もうと思っていたところでの
失点が原因なのか、中盤から前線へ送るボールも正確度を欠き
エースストライカーである澤へのホットラインがつながらない。

逆に北朝鮮はリードを奪った事により、リズムを掴み
パスのスピードが上がり、ディフェンスの質もしっかりしており
日本にとってはよろしくない。

そんな前半32分、またも北朝鮮に得点を許してしまう。
自陣ペナルティーエリア外で一度は北朝鮮からボールを奪ったモノの
クリアに正確度が無く、クリアしたボールを再度北朝鮮に奪われ
そこから上手くパスを回され、最後はGKとDFの間に綺麗にボールを落とされ
これを飛び出した北朝鮮FWに決められて0-2。
日本にとっては痛いミスである。

その後も日本はリズムを掴む事が出来ず
ますます落ち着きが無くなってゆく。
逆に北朝鮮はスピードに乗って大いに攻めている。
頼みの綱としては、北朝鮮は非常にここまで飛ばしており
スタミナが後半に切れる事を祈るばかりである。

しかしそんな祈りも虚しく、前半39分に
攻めていた日本に対して北朝鮮のカウンター一閃。
一度はゴールを守ったのだが、詰めていた北朝鮮選手に
ゴール右隅に決められてゴール。
これで日本痛恨の0-3と3点のビハインドを背負う事になった。

しかしこの3点目の失点が日本を目覚めさせたのか
ここから怒濤の日本の攻撃が始まる。

そして前半42分、私がひいきにしている選手である安藤が
日本のコーナーキックからゴール前の混戦となったところで
渾身のシュートを放ち、これがゴール。
前半終了前に、何とか1点を返す事が出来た。
そのまま前半は終了、後半へ折り返す。

迎えた後半、日本は大谷と荒川を投入し
攻撃的な布陣で北朝鮮からゴールを奪いにかかる。
ハーフタイムを挟んで日本はディフェンス面でも立ち直り
良い試合を展開していく。
攻撃面でも疲れの見える北朝鮮に対し
豊富な運動量で攻撃を仕掛けていく。

しかしそれでも北朝鮮の守りを崩し切る事が出来ず
時間は刻々と流れていく。
後半36分、非常にこの大会で調子の良い阪口を投入し
最後の巻き返しを狙う。

阪口が投入されたが、それでもゴールを奪えない日本だが
後半の4分のロスタイムに入り、またも攻めに攻める。

そして後半ロスタイムに入った瞬間、ついに日本の永里が
待望の2点目をヘッドで奪い返した。
中盤からの早いクロスに綺麗に合わせた形である。

しかし、あと1点が遠かった。
その後も永里がセンターサークルに自らボールを持ち込み
早いリスタートから、日本は大いに攻め、奮戦するのだが
得点には至らず、試合終了。
これで日本は最後の枠をかけて大陸間プレーオフで
北中米カリブ海地区の3位と戦う事になった。
次の試合に最後の望みをかけ、頑張って貰いたいところである。

2006年07月31日

いきなりの代表選考の苦悩

オシムジャパンの初戦となる9日のトリニダード・トバゴ戦に向けて
明日発表の予定だった代表メンバーだが
4日に先延ばしにされた。
8月16日に予定されているイエメン戦とは違い
海外組、ガンバ・大阪、ジェフユナイテッド・千葉からの招集が出来ず
思うようなメンバーが揃わないのである。
どうやらオシム監督の日本代表の核となるのは
この海外組はもちろん、Jリーグのこの2チームのようで
このままではあまり招集する必要のない選手まで
招集する事になってしまうかも知れない。
それだけに、就任後いきなり代表選考で頭を悩ませているようだ。
個人的には、私一押しのFW玉田は必ず入れて欲しい所である。
さて、新生日本代表メンバーはどうなるだろうか。

2006年08月02日

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ

WBA世界ライトフライ級のタイトルマッチが
ついにやって来てしまった。
亀田興毅対ファン・ランダエタのカードであるが
現在WBAはライトフライ級の王者が不在であり
同級1位のファン・ランダエタと2位の亀田興毅の勝者が
チャンピオンとなる。
亀田興毅と言えば、その強さだけでなく、態度、言動など
大いに話題を呼んでおり、パッシングも多い。
ただ、この試合で勝利すればそのようなパッシングも
全て排除する事が出来る可能性が高く
この試合は注目の一戦と言えるだろう。

試合開始から、両者共に良い攻防を繰り広げるが
1ラウンド終了間際、ランダエタのコンパクトな
ショートフック気味のパンチが亀田の顎に入りダウン。
直後にラウンドは終了したが
やはり今までの相手の様には上手くいかないという事だろう。

続く第2ラウンドだが、ダウンのダメージを感じさせず
良いリズムで攻めていく。
ただ、いつものように攻めていく感じにはならず
未だ安心は出来ない。
そのまま2分30秒あたりから亀田のパンチが当たり始めるが
第2ラウンド終了。

迎えた第3ラウンドは亀田も攻めに転じ、なかなかの攻撃を見せる。
コンパクトにしっかりとパンチを当てており、良い感じである。
しかしランダエタもここで踏ん張り、ラウンド終了。

第4ラウンドから亀田はコンパクトながらもパワーを上げていくが
いつものようなスピードとパワーがない。
ランダエタが地味に放っているボディーブローが効いているのか
苦しい展開である。
もしかすると、泥試合になる予感も漂っているが
現時点ではランダエタの方が少々有利と言ったところだろう。
そしてラウンド終了。

第5ラウンドは最初から両者中央で足を止めての乱打戦。
疲れがあるとは言え、亀田はライトフライ級ではパワーのある選手であり
そろそろランダエタに疲れが見えてもよい頃である。
その予想通り、このラウンドの途中からランダエタの動きが鈍っており
次のラウンド以降、面白くなりそうである。

折り返しとなる第6ラウンド、そろそろ試合に動きがあってもよい頃だが
タイトルマッチと言うこともあり、なかなか両者共に隙を見せない。
しかしこのラウンドから亀田の左のノーモーションで繰り出されるフックと
必殺の右フックのダブルが有効的に決まりだし
ランダエタもそれを嫌がっている。
これまでの試合の流れから、手数ではランダエタの方にポイントがあるため
出来ればランダエタが疲れてくるこのあたりから手数でもポイントを奪いたい。
そのままラウンドは終了。

迎えた第7ラウンド、前のラウンドでバッティングで
亀田が額を少々切ったようだが
そこまで重い傷ではなく、亀田は気にせず大いに攻める。
開始からやはりランダエタがスタミナ切れ気味であり
亀田のラッシュに腰が引けている状態となっている。
ただ、気になるのは有効打にはなっていないが
ランダエタのパンチも亀田のガードの上から当たっており
それによって、亀田にどれほどのダメージがあるのかが心配である。
その証拠に、このラウンドで攻めているのは亀田だが攻め切れていない。

続く第8ラウンド、そろそろ亀田にも疲れが見えており
パンチが少々大振りになってきている。
コンパクトで強力なパンチが特徴な亀田なだけに
この大振りにランダエタのパンチが炸裂しないかが心配である。
ただ、ガードは未だ下がってはおらず
大振りのパンチも時折みせるだけなので、まだ大丈夫だろう。
このラウンドではなかなか面白い場面が多かったが
まだランダエタも力を残しており、決着はつかない。

いよいよ終盤に突入となる第9ラウンド。
両者共に良い攻防を繰り広げるが
2分30秒あたりで亀田の強烈なボディーブローが入り
一気に畳み掛けるチャンスを得るが、ランダエタが盛り返し
そのままラウンド終了。
非常に惜しかった。

第10ラウンドは開始からいきなり亀田がランダエタを
コーナーに追い詰めての展開。
ただ亀田も口を大きく切っているらしく
ダメージはあるようで、なかなか亀田のペースにはならない。

いよいよラスト前となる第11ラウンド。
スタミナで勝る分、ここで一気に畳み掛けて欲しいところである。
ここまで来るととにかく手を出すのが一番の得策。
そして亀田はそれに忠実にしっかりと手を出し
チャンスを数多く掴んで来ている。
しかしランダエタがここに来て一気に盛り返す。
亀田は完全に足に来ており、ランダエタのラッシュを
クリンチで必死に逃げる展開。
なんとかゴングに救われた形となった。

そして最後のファイナルラウンド。
やはりダメージは抜けていない様で、動きに精彩がない。
ガードは何とか保っているがガードに力が無く
ランダエタのピンポイントで入るパンチが
ガードをすり抜けて入ってくる。
苦渋の表情ながらも、亀田もランダエタの攻撃の合間を縫って
ラッシュを仕掛けるが、力がない。
時折面白いパンチが入るが、そこから更に攻めるだけの
体力がないようである。
最後の最後で力を振り絞りラッシュを仕掛けるが
やはり決定打には至らず、ついに試合終了。
結果は判定に持ち越された。

個人的見解では、やはり11ラウンド以降の攻防と
最初のダウンで非常に不利な立場と言ったところだろう。

判定、1人目はランダエタ。
2人目は亀田。
そして運命の最後の3人目は何と亀田。
これには驚きであった。

この瞬間、亀田興毅がWBA世界ライトフライ級王者に輝いた事になる。

おそらくこの判定は多くのパッシングを呼ぶことになるだろう。
しかし、試合を見る限り誤解の無いようにコメントするならば
ジャッジのポイントの取り方に救われたと言う事である。
と言うのも、ポイントの取り方は様々。
近年、ポイントの取り方がアマチュア化している傾向があり
もしジャッジがアマチュアのボクシングスタイルでポイントを取っていれば
確実にランダエタに軍配が上がっただろう。
たまたまジャッジがそうでなかった為、亀田は勝利する事が出来たのである。

ただここが重要な点なのだが、やはりその実力は
世界に通用するモノであっても、勝ち残れるモノかどうかは
証明されたことにはならないという見方もあるだろう。
まずこの試合が完全なホームである事。
次に戦った相手がチャンピオンではなく、同級1位の選手で
チャンピオンに勝ったわけではないと言う事。
そして近年アマチュア化している傾向からみれば
今回のジャッジは偶然としか言いようがない上に
確率論で言えば、少ない方になるわけである。
おそらく亀田パッシングをする様な人間からしてみれば
何かしらの裏工作でジャッジを集めたと疑われるかも知れない。
それだけに、彼の実力を証明するならば
まだもう少し時間が必要だろう。

とは言え、亀田興毅というボクサーはまだ若く
そして12ラウンド戦ったのはこの試合が初めて。
またこのような大舞台も、当然初めてであり
今回の経験は彼にとって非常に大きな進化の源になるのは間違いない。
今後の彼が成長し、防衛に成功し、次々に相手を倒していけば
そのようなパッシングも影を潜める事だろう。

サッカー日本代表の玉田のような肩入れはまだしないが
彼には大いに頑張って欲しいところである。
次の試合までゆっくり休み、また素晴らしい試合をして
勝って貰いたい。

2006年08月03日

若き18人決定

北京五輪へ向けての中国遠征のU-21日本代表の
メンバーが発表された。
このメンバーがそのまま五輪代表というわけではないが
その核となるメンバーなのは間違いない。
まだそこまでしっかりとした選手個人の情報は入手していないが
現時点での個人的な一押しは、FWのカレン・ロバートである。
Jリーグに入ったあたりからTVでも深夜にちょくちょく取り上げられた事もあり
個人的に非常に気に入っている。
このU-21日本代表はオシム監督も多大な期待を寄せており
U-21日本代表を率いる反町監督もA代表への登竜門となるべく
大いに奮戦して頂きたいものである。
ワールドカップでは非常に悲しい結果となっただけに
新たな期待の新星が生まれる事を祈りたい。

2006年08月05日

日本代表決定

9日に控えたトリニダード・トバゴ戦に向けて
ようやく日本代表のメンバーが決定した。
今回は海外組は不在のメンバー選出となる。
五輪で活躍したDF田中マルクス闘莉王を始め
先日のワールドカップで良い成績を残しながらも
後一歩及ばなかった佐藤寿人。
怪我で早期離脱してしまった田中達也。
そして他にも長谷部誠、今野泰幸と言ったメンバーが選出されている。
元々代表にいたメンバーとしては
GKの神・川口能活、DFの三都主・アレサンドロ、坪井慶介、駒野友一が
選出されている。
しかし、個人的に非常に残念な点が1つ。
玉田がいない・・・。
走るというポイントを重視するならば、彼は不可欠のはず。
しかし、日本代表としてブラジル戦でゴールを挙げたものの
Jリーグではそこまで目覚ましい活躍はしていないため
仕方がないと言えば仕方がない。
ただ、DFにまで及ぶその運動量と活躍は
評価に値すると思っていただけに残念で仕方がない。
また、他にも追加招集するかもしれないという情報もあり
そちらも見逃せない。
とにかく、決まったからにはこのメンバーで大いに奮戦し
頑張って初勝利を得て欲しいものである。

2006年08月06日

揉める日本代表。

オシム監督率いるサッカー日本代表だが
やはりメンバー選出で話題を呼んでいる。
先日の発表の後、今度は三都主が腸炎で倒れ
今野は負傷により、今回は辞退が濃厚。
追加招集しようとした千葉とG大阪の選手だが
これはクラブチームに断られてしまった。
当初、トリニダード・トバゴ戦とイエメン戦では
ほぼ同じメンバーをとの考えだったが
今回のこの騒動でそれは一変して、確定ではないとの事。
ここまでメンバーが揃わなければ当然だろう。
本当は船出から順風満帆と行きたいところだったが
こうなっては仕方がない。
あとは試合に勝って勢いをつけるしかなさそうである。
トリニダード・トバゴ戦、大いに期待したい。

2006年08月07日

日本対中国

ついにU-21代表の遠征試合、対中国戦が行われた。
今回の北京五輪は各国非常に強力なプレーヤーが
上がってきており、注目される。
アルゼンチンのメッシ、ドイツのポドルスキ
スペインのクリスティアーノ・ロナウド、イングランドのルーニーと
先日のワールドカップで大活躍した世界の若手が集まるわけで
U-21でも全く気の抜けない戦いとなるだろう。
日本は私がひいきにしているスピードのあるカレン・ロバートの他
中盤にはしっかりしたスキルとFKを持つ本田圭佑
そして終盤にはU-21の精神的支柱とも言える増島竜也がいる。
まずはこの中国戦でそのポテンシャルを大いに発揮し
快勝して欲しいところである。

試合開始直後からA代表に入っている選手が多い中国が
まずは攻める展開だが、日本もしっかりと守っている。
日本は梶山を中心に中村北斗らと一緒に攻めている。
この試合カレン・ロバートはスタメンには
入っていないのが気になるところである。

カレン・ロバートが不在とはいえ、ホームで調子に乗る中国を
しっかりと枝村、青山の両ボランチが抑え
前線では梶山のキープ力を生かしたプレイで
得点には至らないが、しっかりとした立ち上がりである。

この試合は親善試合の為、交代枠は6人。
それだけに様々な戦術を試すことが出来るので
大いに控え選手にも期待したいところである。

しかし、前半中盤で青山が相手プレーヤーとの交錯で
左足首を負傷、急遽前半19分青山に代わって
今回のU-21代表で唯一大学生の参加となる本田拓也が投入される。
青山は今回ケガをした選手の代わりに追加招集された選手で
この試合がチャンスだっただけに、涙を浮かべての退場となる。
ここまで良いプレーが光っていただけに残念である。

青山がピッチの外に出ていた状態ではディフェンスも危なかったが
オフェンスがどうもつながっていない気がする。
一人一人のスキルは負けていないが
チームとしてオフェンスが機能し切っておらず
そこが機能し始めないと得点は難しいかも知れない。

中国に押されつつも、何とか前半は無失点で切り抜け
試合は後半へ。

迎えた後半、日本は立て直しを図り、テンポ良く攻めていく。
そして後半7分、梶山のキープから右サイドの枝村へ
そこから上がったクロスに本田がヘッドで合わせて完璧なゴール。
しっかりと基本に忠実な素晴らしいゴールであった。

この本田のゴールから日本は一気に盛り返し攻めに攻める。
そしてその流れから、後半16分、またもゴールである。
中盤でボールを奪い、そこから前線の増田へ。
完全にフリーだった増田は落ち着いたフェイクで切り返し
相手GKをあざ笑うかのように、時間をかけて
そこから一気に左インサイドでの綺麗なシュート。
これが決まって2-0と日本がリードを広げた。

ホームの中国側はこのあたりで意気消沈と言った感じで
逆に日本はますます良いリズムで試合を展開する。
後半24分にはカレン・ロバート、そして後半終了間際には豊田を
投入するが、残念ながら得点には至らず
試合はこのまま2-0で日本がまずは快勝した。

個人的にはカレン・ロバートのゴールを見たかったが
それでもアウェイでのこの勝利は大いに喜ばしいことであり
今後のU-21には大いに期待が出来そうである。

2006年08月09日

日本対トリニダード・トバゴ

ついに新生日本代表の船出の日がやって来た。
相手は先日のワールドカップのグループリーグで
大きな番狂わせをやってのけたトリニダード・トバゴ。
新たな日本代表の強さを測定するには
持って来いの対戦相手である。
日本はGKに神・川口。
DFは坪井、闘利王、田中隼磨、駒野
MFに鈴木啓太、長谷部誠、山瀬功治、三都主アレサンドロ
FWには田中達也、我那覇和樹と
MFとFWにはドリブルの得意な選手や運動量豊富な選手が揃っている。
そして監督はイビチャ・オシム。
彼のこの試合の采配によって今後の日本代表を占う事が出来るだろう。

試合開始から日本は積極的に攻めチャンスを掴む。
「とにかく走るチーム」という目標の通り
動きに動き、トリニダード・トバゴの出鼻を挫く。
中盤から前線へ早いダイレクトなパスで
豊富な運動量を誇るFWが相手の裏を取るという
この戦術が機能しており、非常に面白い。
DFにおいても早い段階から潰しにかかり
しっかりと相手のチャンスを潰している。

この試合、トリニダード・トバゴが不調なのか
日本が最高に良いのか解らなくなるほど
日本のシステムが機能し、最高のパフォーマンスを発揮しており
ここまで安心して見られる日本代表の試合は久しぶりである。
特にFWの田中達也の動きが良く、ワールドカップで怪我のため
出場出来なかったのが、本当に悔やまれる程である。
他の選手もしっかりと自分の仕事をし
空いたスペースには必ずフォローに入っている。

そして前半16分その動くサッカーで相手のファウルを誘い
ペナルティーエリア外のゴール正面でFKを得て
そのFKで三都主が目の覚めるような美しいシュートで
日本が幸先の良い先制点を挙げた。
その得点の時も、闘莉王が三都主にしっかりと
壁の穴を示し、本当に素晴らしい得点である。

この時点で私としては舞い上がっており
もう最高の気分である。
その後も日本は大いに攻め、チャンスを作る。
とにかく選手同士の距離感が良く
ボールに触っていない選手が相手を誘い、そして崩す。
文句なしの素晴らしい出来である。

そして前半22分、またも三都主が非常に長い距離を走り
それをしっかりと見ていた駒野が美しいパスを送り
完全に抜け出した三都主は相手GKを交わす
芸術的なループシュート。
これが決まって2-0と日本はリードを広げる。
とにかく素晴らしい試合であり
ここまでは最高の船出と言って問題ないだろう。

心配されるのは、ここまで動いている為
選手のスタミナだろう。
後半になって運動量が落ちたところで
こういうシステムが機能しなくなるのは
良くある話であり、その点がクリアされれば
パーフェクトなチームとなるわけである。
また、リードを奪ったことにより安心感が生まれ
そこから少し気が緩んだところに
つけ込まれると言った事もあり
この部分にも気を付けたいところである。

しかし日本は気を緩める事もなく
引き気味の相手を崩す為に緩急をつけ
素晴らしい試合運びを展開する。
本来なら攻撃的なチームであるトリニダード・トバゴだが
この試合では全くその攻撃が見られない。
日本のDFが攻守に渡りしっかりと機能している証拠である。
今までも、攻守のどちらかが良い事はあったが
ここまで攻守共に良い試合は無かった。

この攻守に渡る活躍のポイントとなるのは
攻守の切り替えのスピードである。
闘莉王や駒野、坪井が攻撃に参加する時には
田中隼磨、鈴木啓太などの他の選手が
しっかりとその穴を埋めており
また、相手にボールが渡ってしまった時には
彼らが戻る時間を中盤の選手だけでなく
前線の選手までもが、相手に当たり時間を稼いでいる。

2点目の得点の後から、トリニダード・トバゴが
引き気味に守っており、日本は攻めあぐねる時間があったが
それでも相手の縦のパスをしっかりとケアし
攻撃をしながらもディフェンスはしっかりと集中しており
時折運動量の落ちる部分もありはしたが
それでも他の選手がカバーをして回復を図り
前半は最高の形で折り返す事が出来た。
このまま後半も素晴らしい試合を展開して欲しいところである。

迎えた後半、日本は選手の交代はなく
そのままの布陣で後半に臨む。
後半開始直前から雨が降っており選手のスタミナを
奪ってゆく事になるが、この悪条件でも
日本の優位に変化がない事を祈りたい。

日本のキックオフで始まった後半だが
前半同様に豊富な運動量でトリニダード・トバゴを圧倒。
ここまで素晴らしい試合を見せられると
あのワールドカップは何だったのだろうと考えてしまう。

しかしトリニダード・トバゴも、ワールドカップで
スウェーデン、イングランド、パラグアイと言う
トリニダード・トバゴに取っては死のグループで
勝ち残った実力を持つチームであり
後半は多少立て直してきている。
ただ、そこにも日本のシステムは柔軟に対応し
前半ほどのボールキープはないが
しっかりと攻撃の芽を潰しており、安心して見ていられる。

そして後半10分、疲れの見える日本代表に
新たな力を入れるべく、山瀬に代わって小林大悟を投入。
やはり動き回っている日本は疲れも見え
そこにつけ込むトリニダード・トバゴを
もう一度押さえ込むべく、良い流れを生んで欲しい。

その小林大悟の投入が大当たりで、入ったばかりの
小林大悟からいきなりのチャンスが生まれるなど
良いリズムが生まれつつある。

しかしその直後の後半16分に坪井が
足に違和感を訴えて無念の交代。
代わりにDFの栗原が入る。
ここまで好調だった坪井が下がってしまうのも残念だが
それよりも、彼の足の状態も非常に気になるところである。

この残念な流れを断ち切るためにも
ここで追加点が欲しいところだが
トリニダード・トバゴもそこは譲らず
しっかりとこのチャンスにつけ込んでくる。

ただ、日本もこの流れを断ち切る術を心得ており
後半から入った小林大悟がいきなり
ミドルシュートを放つなど、日本の動きに慣れてきた相手に対し
嫌な攻撃を展開する。

そして後半19分、ここまで素晴らしいプレーをしたいた
我那覇に代わり、佐藤寿人を投入。
ワールドカップで代表選考に最後まで残り
良い成績を残していた選手なだけに、ここは期待したい。

この時点で雨は本降りとなり、大粒の雨が降り注ぎ
ピッチは非常に辛い状況となっている。
この最悪の条件でスタミナを奪われるのは
運動量豊富な日本には辛い時間となるだろう。

しかし代わった佐藤の切り裂くようなドリブルで
いきなりのチャンスを得るなど、日本はこの苦しい時間を
何とか乗り切っている。

その後も日本は悪条件もあり、日本の運動量は落ち
中盤だけでなく、後衛でも少々ほころびが見えてきており
何とか修正したいところ。
後半28分には長谷部に代えて中村直志を投入。
穴の空き始めた中盤をもう一度リフレッシュさせる戦略である。
この試合では交代枠は3人ではないので
日本はこれが4人目の交代となる。
ただ、坪井の交代は負傷での予想外の交代であるため
ここまでは公式試合での3人のカードと想定して
差し支えはないだろう。

トリニダード・トバゴに攻められるも
攻撃の面では佐藤寿人が入った事により
スピードのあるドリブルでの突破から
ダイレクトでつなぐ三都主などの活躍もあり
運動量が落ちていても攻撃では素晴らしいプレーが続く。

そして後半40分、ここまで大回転の活躍だった
三都主に代えて坂田大輔を投入。
オシム監督も三都主に対し、最高の表情で
そのプレーを讃えているようであった。

試合は4分のロスタイムに突入。
さすがの日本も大分運動量が落ちており
どうにか持ち堪えているが、トリニダード・トバゴは
このチャンスにと大いに攻めかかる。
しかしそのトリニダード・トバゴも運動量が
落ちてきているのは同じであり
足に痙攣を訴える選手も出てきていた。

運動量だけでなく、この疲れの中では
集中力などの精神面でも疲れが見えるもので
日本のスタメンの選手に小さなミスも見られる。
そのミスはどうやらオシム監督にも見られるようで
このロスタイムに入ったところで
何とベンチを空けてトイレに。。。
そしてそのトイレに行ったまま試合は終了。
このあたりは非常に笑える。

結局試合は2-0で日本が快勝。
特に前半は本当に素晴らしい試合だった。
それだけに厳しい批評をするとすれば
後半の中盤以降のプレイは少々問題だろう。
やはりこれだけの運動量があれば
スタミナはもう少し必要となるだろう。
ワールドカップでのダークホースである
トリニダード・トバゴが相手とはいえ
やはり世界トップレベルの相手ではない。
そしてこの試合はホームでの試合であるため
これがドイツワールドカップでの
ブラジルとの試合だったらどうだろう。
そう考えるとやはりまだ改善の余地はある。
特にリードしている安心感の中で
運動量が落ち、精神面でも疲れが見えれば
世界トップレベルのチームが相手なら
確実に得点されている場面が幾つもあった。
そして交代枠もこの試合では5人使用しており
公式試合では3人となっている。
つまり親善試合であるため、ルールに助けられた部分も
大きいわけである。

しかし、それでも前半の試合内容が
素晴らしいものであった事には変わりはない。
監督の采配とメンバー選出によって
ここまで実力が変化するモノかと実感してしまう。
正直、前の日本代表だった小野や玉田、宮本、小笠原
中澤といったメンバーが不在なのには不安があった。
また、前の日本代表が長い間大きな入れ替えが無かった為
彼らばかりに注目し、Jリーグで活躍する
今回のメンバーには心配があったが
この試合でそれは一掃された。
今回のG大阪や千葉の選手が招集出来ず
海外組が不在の中でここまでのパフォーマンスを
叩き出されては、もう文句のつけようがない。
後になって言うのはあまり好きではないが
やはりジーコ監督は監督としてのスキルは少々足りなかったと
言わざるを得ないだろう。

とにかく爽快な試合で新生日本代表の船出には最高の試合となり
次の初の公式試合となるイエメン戦では
海外組や今回招集出来なかった国内組のメンバーが加わり
本当に楽しみな試合となりそうである。
次のイエメン戦、大いに期待して待つ事にする。
素晴らしい最高の試合であった。

2006年08月15日

イエメン戦の22人

サッカー日本代表、オシムジャパンになってから
初の公式試合であるアジアカップのイエメン戦を前に
日本代表のメンバー22人が決定した。
先日のトリニダード・トバゴ戦では招集できないG大阪や
ジェフの選手が今回は招集可能な為
より強力なメンバー構成となるだろう。
GKは守護神である川口能活、そして控えには浦和レッズの山岸範宏。
DFには前回MFでの起用だった三都主アレサンドロの他
坪井慶介、田中マルクス闘莉王、駒野友一、そして前回招集できず
ジーコジャパンの時からの最強のサイドバックであるG大阪の加地亮。
MFは先日招集された中村直志、鈴木啓太、長谷部誠、田中隼磨
山瀬功治、小林大悟の他に、オシム監督のよく知ったメンバーである
千葉の羽生直剛、阿部勇樹、FW佐藤の双子の兄である佐藤勇人
ジーコジャパンの時は招集されながらも大きな抜擢のなかった遠藤保仁。
FWには先日大活躍だった田中達也の他に、我那覇和樹、佐藤寿人、坂田大輔
そしてワールドカップではサプライズ選出となった巻誠一郎。
この22人でイエメンを一蹴し、先日のトリニダード・トバゴ戦が
まぐれではない事を証明して欲しい。
また、今回はオシム監督のチームでもあった千葉の選手が
数名選出されており、練習でも本番でも、よりオシム監督の意志の通った
チームになることが予想され、先日の試合の後半の様に
走りきれなかったという事が無いように頑張って欲しい。
今回も海外組の招集はなかったものの、国内組でも
十二分に面白い試合になることは確実で
とにかく明日のイエメン戦は注目の一戦になりそうである。

2006年08月16日

日本対イエメン

ついにオシムジャパン最初の公式戦が行われた。
アジアカップ最終予選となり、日本の他に
インド、イエメン、サウジアラビアがいるグループで
既に今年の頭にインドに快勝しており
今後はインド、イエメンのアウェイ戦と
サウジアラビアとのホーム&アウェイの試合が残っている。
サウジアラビアはアジアでは強豪の部類に入り
それだけに、インド及びイエメンには確実に勝っておきたい。
この最終予選突破には、グループで2位以内に入る事が条件。
順当に行けば日本とサウジアラビアだと思われる。
ただ、日本はアジアカップの前大会では覇者であり
このグループリーグでも勝って当然の立場。
またインドとイエメンは強さの上では完全な格下となり
この試合は日本の強さを見せつける試合でなければならない。

日本は海外組を除く、国内組では現在考え得る
最強の布陣でこの一戦に挑む。
トリニダード・トバゴ戦では招集できなかった
ガンバとジェフの両チームからも強力な選手が揃い
この試合こそはオシム監督のイメージ通りの
試合が出来るはずであり、試合結果ではなく
試合内容に大いに期待したいところである。

日本のスタメンには巻、阿部、遠藤、加地などの
機動力のある選手が入っており
この試合での日本の機動力の高さが伺い知れる。
日本のキャプテンは守護神川口。
今までキャプテンでなかったのが不思議な位の
存在感溢れる素晴らしい選手であり
日本の一番後ろで奇跡とも言えるミラクルセーブを連発。
そんな川口がキャプテンに据えられるのだから
選手たちの安心感も大きいだろう。

日本のキックオフで試合開始。
先日の発表では三都主がDFだったようだが
この試合では前の試合同様にMFで入っている。
まずは相手陣地でボールを回し、様子を伺う。
そして田中達也がフワッとしたループパスに
巻がヘッドで合わせるなどしているが
スピーディーと言うよりも、少々堅い気がする。
前の試合では最初から一気に飛ばして
後半までスタミナが持たなかった事もあり
その対策もあるのだろう。

対するイエメンはアウェイでの試合を心得ており
しっかりと引いて守っている。
7人で守る形を取り、引き分けで終わる位の気持ちで
大いに守る構えである。

そして前半7分、田中達也の絶妙なスルーに
相手が反応し、ファウルを犯す。
ゴール正面からのFKを三都主がシュートを放つが
残念ながらゴールバーの上であった。
トリニダード・トバゴ戦を思い出すような
良い位置からのFKだったのだが、残念である。

イエメンは日本を非常に研究しており
守りの面では反則ギリギリの厳しい当たりを見せる。
怪我だけには気を付けて欲しいところである。

ここまで引いて守られると、さすがの日本も
スピードで振り切る動きを頻繁に出す事は出来ない。
まずはパスを回し、そこから緩急をつけた動きで
一気に攻めると言った攻め方が有効だろう。
また、このイエメンは日本に比べて平均身長が
6cmも低く、巻などの高さを利用した攻めを見せないと
こじ開けるのは難しいだろう。
世界レベルで見ると日本は体格に恵まれていない。
しかし、サッカーでは体格差よりも大事なことは
タイミングとポジション取りである。
それだけに、こういった身長差で格下の相手に対しては
高さを利用して大いに攻め、高さを利用した攻め方を
叩き込んでおく事は今後の試合に大きな意味があると思われる。

日本が攻め続けているのには変わりないが
ディフェンス面で、少々気が抜けている。
攻める事だけを考え、守りが薄くなっており
時折見せるミスが、致命的なミスになりがちである。
攻めているだけに日本の最終ラインが
じわじわと上がり気味になり、カウンターなどの
攻撃が来た時には大いに危険である。

相手がイエメンで、しかも引き分け目当ての様な
戦い方をしているから、得点には至っていないが
これがサウジアラビアなどのワールドカップ本戦に
出てくるようなチームであれば、大いに危険である。
また、攻撃に関しても引いて守るチームに対しては
あまり効果的に動けておらず
ここに来て欠点が浮き彫りとなった。

しかも攻撃が上手く行かない事で足が止まりがちになり
それがディフェンス面にも影響を及ぼし
全体的に運動量が落ちている。
このあたりが欠点が欠点を呼ぶ事態にもなっている。

前半32分、またも田中達也の突破から得たファウルで
FKを相手のペナルティーエリア付近で獲得。
これを遠藤がスピードのある素晴らしいシュートで
狙うが、枠を外して残念ながらゴールならず。
どうもトリニダード・トバゴ戦の様に
そう上手くは行かない様である。

その直後、遠藤が素晴らしい飛び出しで
ゴールを揺らしたかと思ったが
残念ながらオフサイドの判定。

日本は攻めているが中央に固まる傾向があり
これまでは右サイドを多用していたが
この時点で両サイドを上手く使用出来ておらず
サイドチェンジなどを使用して
ピッチを広く使った攻めを見せて欲しいところ。

前半39分、相手選手が倒れている時間を利用し
オシム監督がピッチ近くへ指示に出る。
その姿からは明らかな苛立ちが見え
選手に指示を送っていた。
この指示でどうにか良い形にして
前半を終わりたい。

そして3分のロスタイムへ突入。
三都主のコーナーキックから巻のヘッドで
面白い場面があったが、流れの中では
良い展開にはならず、前半は終了。

まさかの無得点での前半には少々意気消沈してしまうが
おそらくハーフタイムでオシム監督の檄が飛び
立て直してくれる事を信じたい。
ボール支配率でも、シュート数でも
圧倒的に優位に立ちながら、この結果はオシム監督だけでなく
選手も恐らく相当なストレスを感じているだろう。
TVでは怒濤の攻撃とアナウンスされているが
この結果は納得の行くものではない。
相手が世界の強豪ならば、逆に相手のカウンターなどで
0-3のビハインドで折り返しても不思議ではない。
それだけチームが噛み合っていないのである。
先日のトリニダード・トバゴ戦の様に
多少なりとも攻めて来てくれれば、多少動きもあるが
このイエメンでは動きのない試合につられて
日本の特徴である機動力も著しく落ち込んでいる。
とにかく後半に期待したい。

日本は後半、駒野に代えて羽生を入れて
リフレッシュを狙っている。
羽生はジェフの選手であり、オシム監督の意志も
しっかり浸透していると思われ
それだけに期待したいところである。
イエメンのキックオフで始まった後半だが
前半とは違い、イエメンが攻めの姿勢を見せており
未だ守りは堅いが、前半の日本の守備を見て
カウンターなど、攻撃をしなければ損だと考えたのだろう。

しかし日本も前半とは少し違い、動きが出てきており
こちらにも期待が出来そうである。
特に後半から入った羽生の動きが良く
チームを活性化させていると言って良いだろう。

後半8分の時点で、裏で行われているインド対サウジアラビアの
試合結果が入っており、サウジアラビアが3点差で勝利。
サウジアラビアはこれでアウェーで2勝をあげており
日本はこのグループをトップで勝ち上がる為にも
このホームの試合で引き分けは許されない。
しかも前大会の覇者ともなれば、理想はこのグループは
全勝で勝ち上がりたいところである。

後半に入り、日本は多少動きが良くなってはいるが
はやりトリニダード・トバゴ戦の様な素晴らしい動きは
未だ見られないままである。
まずは1点を取り、そこから糸口を掴みたい。

そんな中、加地が相手ゴール正面の
ペナルティーエリアのすぐ外でファウルをもらい
良い位置でのFKを得る。
三都主の蹴ったシュートは、またも枠を外し
ゴールには至らない。

しかし、そんな長く苦しい時間帯もついに終わりを告げた。
羽生の素晴らしい動きから得たコーナーキックで
後半25分、そのコーナーキックを三都主が蹴り
それを今までディフェンスで後ろの方にいた
阿部が一気に上がり、豪快なヘディング。
これが綺麗に決まって、ついに1-0とリードを奪う。
ここまで23本のシュートを放っている日本だが
ようやくこれが報われた。

その直後、日本は遠藤に代えて佐藤勇人を投入。
双子の佐藤兄弟の兄である。

佐藤を投入した直後、相手ゴール正面の
ペナルティーエリアのすぐ外でファウルをもらい
三都主が囮になり、阿部が蹴り入れると言う
トリッキーなFKを得るが失敗。
そのすぐ後に同じ場所でまたもファウルをもらい
もう一度同じ位置からのFK。
今度は三都主、阿部、闘莉王が並び
その闘莉王が何と蹴って面白い場面となるが
残念ながら枠から外れ、ゴールならず。
1点リードしたところで、日本の選手も
ようやく生き生きして来た感じである。

イエメン側もリードされた事によって
攻めざるを得なくなり、これも日本に取っては
動きのある試合となり、良い材料になりそうである。

そしてイエメンの巧みな工作により
時間は刻々と使われる中、後半43分に
日本は最後のカードを切った。
田中達也に代えて佐藤寿人を投入。
これで双子の兄弟が同じピッチに立った事になる。

そして代わったばかりの佐藤寿人は
コーナーキックからのボールをいきなり
押し込もうとするなど、積極的なプレイで
何とか追加点を狙う。

ロスタイムは6分の表示となり
イエメンの無駄な時間を使ってきたが
しっかりとこのロスタイムに反映されている形となった。

そんなロスタイムに入った直後のフリーキックで
三都主からのボールを一度は届かなかったのだが
相手GKが弾いたところを、自ら詰めてゴール。
後半終了間際に入ってのこのゴールは
大きな意味があり、素晴らしいプレイである。
これで日本は2-0とリードを広げ
逆にイエメンはここまで時間を使い守って来ただけに
損失は大きいものとなってしまった。

イエメンはその後攻めようとするが
日本が盛り返してきたこの時間帯に
どうにかなるわけはなく、日本の攻撃が続く。
日本は最後まで攻め続けるが
これ以上の追加点はなく、試合終了となる。

終わってみればトリニダード・トバゴ戦と同じく
2-0と同じ得点なのだが、その試合内容は大きく違う。
トリニダード・トバゴ戦では今回のオシムジャパンの
良い部分が数多く見え、欠点も単純なものだったが
この試合では、悪い部分だけが多く見え
良い部分は非常に少ない。
特にこの様に引いて守る相手に対しての
戦い方はもっともっと研究し、連携や意識を
高めていかないと、この先厳しい事になるのは必然である。
イタリアの様な守りのチームが相手に回った時
このような試合内容では確実に勝てないだろう。

「よく考え、よく走る」を特徴とするならば
日本はこの試合、よく考える事が出来なかった為に
よく走る事が出来ず、残念な試合内容となった。
確かにこの機動力の中で考えると言う事は
試合を見ている側からすれば、簡単そうだが
非常に難しい事であり、オシム監督の考えるサッカーは
もっともっと遙かな高みを目指している。
もし日本の選手たちがオシム監督の考えるサッカーを
真に理解し、体得した時、1つのサッカーの形として
完成された状態で世界に挑む事が出来るのだろう。
それが近代サッカーの最先端を行っていなかったとしても
今の日本に取っては大きな意味を持ち
それが大きな経験と次の世代への大きな財産となるだろう。
それだけに今後の練習と試合で、更なる向上を目指し
頑張ってもらいたいものである。
とにかく、試合に勝った事には変わりはないわけで
お疲れ様と言ったところだろう。
次の試合にも大きく期待しつつ、首を長くして待つ事にしたい。

2006年08月18日

日本対キューバ

女子バレーワールドグランプリ2006が開幕となった。
オリンピックの前哨戦とも言えるこの大会では
日本の真価が問われる大事な戦いとなる。
初戦は鳥人軍団キューバ。
カルデロン監督とその愛娘の強力なタッグからなる強敵である。
世界トップレベルの実力を誇る強力なチームである。
対する日本は最小セッター竹下、強力なアタックを持つ高橋、大山
昨年はアタッカーとして大活躍し、今回は本来のポジションである
リベロに再度コンバートされた菅山、更なる進化を遂げた木村
スピード感溢れるプレイが特徴の杉山、日本のハイタワー宝来など
お馴染みの選手を中心に高さのある選手も新たに補充し
楽しみなチームとなっている。
日本は昨年のワールドグランプリでこのキューバを
残り1セットまで追い詰めながらも、勝利を納めることが出来ず
因縁の相手ともなる。
それだけにこの試合は何とか勝って欲しいものである。

日本のスタメンは竹下、大山、杉山、木村、高橋に加え
昨年はワインポイントブロッカーだった荒木が入り
リベロには菅山という布陣。
対するキューバはラミレスとメサのセッターコンビに加えて
最強のエース、カルデロンが入っている。
しかしながらもう一人のエースであるルイザと
いつもはスタメンであるバロスが怪我でスタメンから外れている。
また、個人的には宝来が控えに回っているのも気になるところである。

まずは第1セット、まずは大山の強烈なアタックが決まり
良いリズムで試合が始まる。
続いて新たにスタメンに入った荒木が決め
それに大山が続く形で、まずは3-1とリードを得た。
しかし今大会最高到達点を誇るカルデロンも黙ってはいない。
それでも日本はしっかりとブロックに跳び
相手の攻撃を限定してリードを保ったまま最初のテクニカルタイムアウト。
その後も、この試合スロースタートとなっているキューバに対し
杉山のブロード、木村のスパイクなどが決まり良い流れのまま
試合は展開し、2回目のテクニカルタイムアウトへ。
その後は荒木によるBクイック、そしてブロードと
変幻自在なプレーが決まり、キューバの追随を止め
1点のリードを保ったまま第1セット終盤を迎える。
この試合、キューバはブロックが完成するのが遅く
日本の攻撃が良いリズムで通っている。
しかし、良いリズムで来たモノの、第1セットの最後で
ついにキューバに捕まってしまう。
22-22と同点に追いつかれたのだが
この苦しい場面を断ち切ったのが荒木。
素晴らしいアタックで23-22と再度リードを得る。
その活躍に刺激されるように大山のブロックが決まり
24-22とついに日本のセットポイント。
しかしこの苦しい場面でキューバが粘り、24-24とデュース。
何とか最初のセットを取りたい日本だが、そのままシーソーゲームになる。
苦しい戦いながら、キューバのサーブミスなどもあり28-27と
再度日本のセットポイント。
最後は日本のブロックが決まり29-27で第1セットは日本が勝利した。

迎えた第2セットの日本のポイントで幕を開ける。
第2セット序盤は第1セットの負け方を引きずっているキューバが
ミスを連発し、それに加えて日本の攻撃も決まり大きくリードを奪う。
8-6と2点差をつけて最初のテクニカルタイムアウトを迎えた後も
日本は荒木の活躍などでリードを広げ、16-11と優位に立ったまま
2回目のテクニカルタイムアウトとなる。
その後もリードを保ち20-14としてセット終盤へ。
そのまま日本はセットポイントを迎え、25-18で危なげなく
第2セットも連取する。

勝てば試合の決まる第3セット。
このセットも荒木のブロックポイントで日本の先制で試合が始まる。
しかしさすがにキューバもそろそろ持ち直し
このセットは7-8でリードされてのテクニカルタイムアウトとなる。
ところが今度は日本が杉山の活躍により
16-13で日本のリードで2回目テクニカルタイムアウトを迎える。
そして試合も終盤、20-14と日本は更にリードを広げる。
そのまま試合は進み、ついに24-16と日本のセットポイント。
最後の最後でキューバが僅かながら粘るが
最後はキューバのサーブミスで25-17と
ストレートで世界ランク4位のキューバを破ってしまった。

ただ、勘違いしてはならないのが数点ある。
この試合がホームである事。
キューバのスタメンが2人欠けている事。
第3セットに入る時にエースのカルデロンが
脇腹を少々負傷していた事。
そしてキューバの様なチームはスロースターターである事。
これらの日本にとって優位な点が数多くあった事は確かである。
しかし、とは言えキューバに勝った事も事実。
喜びを噛みしめると共に、今後の戦いに勝ち
その実力を世界に知らせて欲しいものである。
今後の女子バレー日本代表には大いに期待できそうである。

2006年08月19日

Live! & 日本対韓国

渋谷AliveHouseにてSBC Sessionのメンバーを集めた
Session的なLiveを行った。
ホストバンドメンバーと言う事で私名義にはなっているが
SBCのSessionで活躍するメンバーをフィーチャーし
セットリストの半分は私ではなく、Guitarや他のVocalを中心とした
楽曲をお送りし、大いに盛り上がって頂いた。
ラストにはSBCホストBANDのバンマスRIKO氏を迎え
きっちりと締めて頂き、Liveは幕を閉じた。
終了後もメンバー観客入り交じっての楽しいトークもあり
何とも暖かいLiveであった。
次回はまだ未定だが、今度はもっとSBCらしいLiveを目指して
更なるステップアップしたLiveをお届けしたいところである。
大いに期待してお待ち頂きたい。

さて、昨日の劇的なストレート勝ちから一夜明けた
女子バレーボールワールドグランプリ2006。
日本代表の今夜の相手はライバル韓国。
この試合にも快勝し、その強さが揺るぎないモノだと証明して欲しい。

第1セットは序盤から日本優位で試合が進み
8-6とリードして最初のテクニカルタイムアウトに入る。
昨日のキューバよりは格下とは言え、油断をすれば
やられてしまうレベルの相手であり、ブロックに関して言えば
キューバよりもレベルは上。
粘りもあり、全く油断できない。
その証拠にテクニカルタイムアウトの後、一度は9-9と追いつかれ
ヒヤッとさせられている。
韓国のようなチームはキューバとは違い
安定しており、大きく崩れるという事が少ない。
しかし日本も一度は追いつかれたが、その後持ち直し
数点のリードを保ちつつ16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを取る。
そして20-17とリードしたまま第1セット終盤へ突入し
24-19とセットポイントとなり、韓国に粘られるが
最後は高橋の技ありのスパイクで25-20で第1セットを取る。

次の第2セット、韓国の2連続ポイントで幕を開け
そのリードを保たれたまま7-8で最初のテクニカルタイムアウトとなる。
第1セットは先取したとは言え、昨日のキューバの試合とは違い
日本の集中力が少々欠けている気がしてならない。
やはり世界ランク4位のキューバ相手とはプレッシャーが違うのだと思うが
このあたりは気を付けて欲しいところである。
しかしその流れを荒木が初スタメンという重役の中で
奮戦する事で日本は大きく崩れる事はなく、試合は展開する。
そしてそのリズムに乗って日本は逆転に成功し、16-15で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も日本の3連続ポイントなどでリードし20-16で
このセットも終盤へ。
セット途中から入った落合の活躍もあり、24-18で
日本はセットポイントを迎え、日本のミスなどで詰め寄られるが
最後は韓国のスパイクがアウトとなり、第2セットも連取。

1、2セット連取で試合の決まる第3セット。
ダブルコンタクトを取られ、韓国のポイントで幕を開けるが
杉山のブロードや、韓国のミスなどでリードを奪い
8-7とリードしたまま最初のテクニカルタイムアウトへ。
そのまま日本はリズムに乗って連続ポイントを取り
16-11と大きくリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトとなる。
そして韓国に追いすがられるが、何とか20-15とリードしたまま
試合は最終局面へ。
途中で大山の代わりに入った落合の活躍もあり
24-17で日本はマッチポイントを迎える。
最後はブロックポイントで25-17で第3セットを取り
昨日のキューバ戦に引き続き、またもストレートで勝利をもぎ取った。
こうなると日本の強さが本物である事が証明されつつあるのは
間違いなさそうである。
この女子バレーボールワールドグランプリ2006
明日のブラジル戦も非常に面白い事になりそうである。
大いに期待したい。

2006年08月20日

日本対アンゴラ & 日本対ブラジル

ついに始まった2006バスケットボール世界選手権
略して2006世界バスケ。
昨日は不覚ながら見落としてしまったが
日本はドイツ相手に僅差で敗れてしまっている。
しかし敗れたとは言え、強豪ドイツ相手に
非常に良い接戦を繰り広げた試合だったようである。
決勝ラウンドに進むためには、必ず勝たなければならない
この2戦目となるこのアンゴラ戦は何とか勝ちたいところだが
やはりアフリカ勢は身体能力もあり、油断ならない。
アンゴラは初戦、パナマに快勝しており
アフリカの獅子と呼ばれるその実力の前に
日本がどう対抗するか注目である。

日本はスタメンにガードの五十嵐、折茂、ガードフォワードに網野
フォワードに竹内、そしてセンターにキャプテン古田を起用して臨む。
個人的にはここに田臥がいたら。。。と思ってしまうのだが
それは仕方がない事、気持ちを切り替えて観戦したい。

第1クォータは折茂の3ポイントから始まった。
しかしアンゴラもアルメイダのカウントワンスローで
3点を返し、序盤から白熱した試合が展開される。
この試合、高さを誇るアンゴラからどうリバウンドを取り
攻めていくかがキーポイントとなるだろう。
ところが五十嵐が序盤からいきなり2ファウルを犯し
ベンチに下がってしまう。
代わりに入った柏木を中心に日本は奮戦し
網野のカウントワンスローなどの活躍で8-5とリードを広げる。
その後も折茂の3ポイントや竹内のアウトサイドからのシュートが決まり
15-10と良い流れで試合が展開して行く。
そしてそのまま21-16で第1クォータはリードで終わる。

迎えた第2クォータ、アンゴラのムサの3ポイントで始まってしまう。
アンゴラのディフェンスが強化されており
日本は第1クォータの様な調子が出ない。
ここで日本は再度五十嵐を投入し、流れを変えにかかる。
しかしリバウンドが上手く取れず、21-21と同点。
その後もアンゴラの3ポイントなどで21-26と
リードを広げられてしまう。
身長差のあるアンゴラ相手に日本は内外からやられ
攻撃面でも良いようにブロックショットを決められてしまう。
それでも日本は竹内のダンクなどで流れを変えようと
試みるものの、第2クォータは32-44と逆転された上に
大きくリードを許して試合は後半へ。

第3クォータ、日本は3ガードにして巻き返しを狙う。
しかしいきなりカウントワンスローで32-47と
アンゴラポイントで始まる。
アンゴラはこのクォータ、あまり良くないのだが
日本はその弱みにつけ込む事が出来ず
第3クォータもリードを広げられ43-66と
大きく引き離されて最終クォータを迎える。

最後の巻き返しを狙う第4クォータは竹内の
インサイドシュートが決まり、日本ポイントで開始。
しかしアンゴラの強力なディフェンスと高い身体能力の前に
日本は巻き返すことが出来ずリードはますます広がり
62-87で2敗を喫してしまった。

このグループリーグでは5チームとの総当たり戦で
2勝することが決勝トーナメントへの進出の条件となる。
それだけに、残り3試合で2勝をしなければならず
苦しい状況に立たされた。
しかし次の試合でまた第1戦の様な素晴らしい試合を展開し
まずは1勝をあげてもらいたい。


さて、女子バレーボールワールドグランプリ2006。
ここまでキューバ、韓国をストレートで倒して来た日本だが
今夜のブラジル戦はそう簡単にはいかない。
ブラジルは世界ランク2位ではあるが、実質的には
1位の中国よりも力は上と言われており
このブラジルを倒す事には大きな意味がある。
幸か不幸か、このブラジルとはこの大会中に
2回戦う事になっており、もし2戦とも勝利出来れば
日本の実力を世界に知らしめる事になるだろう。

第1セット、まずはブラジルのポイントで始まり
チーム最高身長のファビアナやポイントゲッターのマリなどに
苦しめられるが
日本も大山を中心にしっかりとやり返す。
しかしさすがは王者ブラジル。
最初のタイムアウトは7-8とリードされて迎える事となる。
その後、マークされている高橋の代わりに
セッターの竹下は荒木、杉山らを使いブラジルに対抗し
16-13と逆転に成功し2回目のテクニカルタイムアウトへ。
ただ、ブラジルも黙っているわけがなく
19-20と再度リードされてしまう。
その後も小さなミスが続き20-22とリードは広がる。
そのまま22-24とブラジルのセットポイントとなり
最後はブロックアウトで22-25で第1セットを落としてしまう。
一度はブラジルを突き放したセットだっただけに、残念である。

続く第2セット、ブラジルのスパイクがアウトとなり
日本のポイントで試合が始まる。
そして木村の強烈なバックアタックで2-0とリードを奪う
良い立ち上がりとなる。
立ち上がりはもたついていたブラジルだが
その後すぐに立て直し、最初のテクニカルタイムアウトは
5-8で3点のビハインドを追って迎える事となる。
そのままリードが広がるかと思われたが
竹下のツーや高橋のスパイクに助けられ
13-16でリードされてはいるが、それを広げられる事なく
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしその後、点差は開き15-20となりセット終盤へ。
日本はサーブで狙われている木村をセッターに変更し
巻き返しを狙うが、この流れを断ち切れず
最後はサッサにやられて25-16で第2セットも落としてしまう。

迎えた第3セット、日本は調子の良くない大山に代えて
第2セットの後半から入った小山をスタメンに据えて挑む。
第2セット同様にサーブで木村が狙われており注意が必要である。
このセットもブラジルの攻撃力の前に苦しめられるが
スタメンの変更が大当たりし、小山が大いに活躍し
リードされるのを防ぎ接戦のまま
8-7で何とか頭1つリードしてテクニカルタイムアウトへ。
しかしこのタイムアウトの後からブラジルが波に乗り始め
徐々に点差が開き、13-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
ここで日本は巻き返しを狙うが、ブラジルの勢いを
止める事が出来ずに、第2セット同様15-20で終盤へ。
日本は途中から入った小山を中心に奮戦し
何とか食い下がり一度は20-23まで詰め寄るが
残念ながら及ばず20-25で第3セットを落とし
ストーレートでの負けを喫してしまった。
しかしこの一戦で得た経験は大きいものだと信じ
次の韓国ラウンドに大いに期待したい。

2006年08月21日

SBC Session & Recording & 日本対パナマ

南青山にあるMake's ParadiseにてSBCのSessionを行った。
既に恒例となっているこのSessionだが
今回も緩いながらも白熱したSessionで非常に面白い。
Lanternとはまた違った自由度の高さも魅力である。
大御所の方々も訪れる中、盛り上がってSessionは幕を閉じた。
次回は第3週の月曜が祝日のため、21日の木曜に
Sessionが移動となる。
暇のある方は是非いらして頂きたい。

Session終了後は鈴木達也氏の依頼でRecordingを行った。
今回はPopでスピード感溢れる楽曲で
私もAltoで大いにヒートアップしたプレイをさせて頂いた。
この楽曲はしばらく経ってから大手デパートや
コンビニ、NHKのBGMなどで使用される予定なので
私の音がわかる方は是非お楽しみ頂きたい。

さてバスケットボール世界選手権2006、負けられない試合となった
日本対パナマであるが、このパナマは昨日のアンゴラに
負けており、この試合は絶対に負けることは出来ない。
日本のスタメンは昨日同様に五十嵐、折茂、網野、竹内、古田で臨む。

第1クォータはパナマのポイントから始まるが
日本も負けじと良い攻めを見せる。
個人的には折茂、網野に注目したいところである。
日本はパナマにリードされるも昨日の試合とは違い
リバウンドなどにもしっかりと対応し、勝てない試合ではない。
折茂のシュートがあまり決まっていないが
バスケットのシューターはボールを多く触らせる事で
リズムに乗り、良いパフォーマンスを出すものなので
とにかく数多く打たせる事がポイントとなるだろう。
パナマも同様にシュート成功率は悪く、リバウンドで
どうにかつないでいる状態なのでこの試合は
リズムを先に掴んだ方が大きくリードする事になるだろう。
しかし第1クォータの終盤で日本がリズムを崩し
取れるリバウンドを取れず、パナマに引き離されていく。
フリースローもあまり入らず、結局14-22でリードされて
第2クォータを迎える事になる。

続く第2クォータは桜井の速攻によるポイントで始まり
そのまま桜井が2連続得点で18-22と一気に追い上げる。
日本はそのままリズムに乗り、途中から入った竹内の弟の
活躍もあり、日本は28-28とついに同点に追いついた。
そして最後は竹内弟の3ポイントで日本は3点のリードで
後半へと折り返す。

第3クォータようやく調子を取り戻しつつある折茂の
アウトサイドからのシュートで日本ポイントで試合開始となる。
そしてその折茂が続いて3ポイントを決めて
日本は41-33とリードを広げ始める。
ただパナマもゾーンディフェンスに切り替えて巻き返しを狙うが
やはりミスが多く、調子が出ない。
それに引き替え日本は調子を取り戻した折茂の
3ポイントが良く決まり、リードを広げ57-45で最終クォータへ。

迎えた最終クォータとなる第4クォータも
日本は五十嵐のスピードでパナマを攪乱し
良いリズムで試合を展開。
そのままリードを広げて、最終的には78-61で
ついに日本が念願の一勝を手に入れた。

これで日本はもう一勝すれば決勝トーナメントに
駒を進める事が出来る状態となり
今後の試合に大いに期待したいところである。

2006年08月22日

再戦

WBA世界ライトフライ級の王者となった亀田興毅と
敗れたランダエタの再戦が決定した。
色々と話題を呼んでいる王者決定戦が接戦だった事もあり
普通は王者決定戦で敗れた場合はランクが下がるのだが
ランダエタのランクが試合前と変わらなかった事で
亀田はランダエタとの再戦が義務となったのである。
試合は10を予定しており、詳細は未定だが
思ったよりも早く話題の王者決定戦の続きが見られそうである。
今度こそは周りを黙らすほどの試合で勝利して欲しいものである。

2006年08月23日

日本対ニュージーランド

バスケットボール世界選手権2006で
残り1枠となった枠を争い、日本とニュージーランドが衝突した。
日本はこの試合に勝てば決勝トーナメント進出となり
この一勝には非常に大きな意味がある。
対するニュージーランドは今現在全敗で調子が出ていない。
日本のスタメンは五十嵐、折茂、網野、竹内兄、古田の
不動の5人で臨む。

第1クォータはニュージーランドのポイントから始まる。
日本は立ち上がりのトランジション(攻守の切り替え)が悪く
ニュージーランドの良い立ち上がりについて行けていない。
ニュージーランドは本来は強いチームであり
前回の世界選手権ではベスト4に入ったほどのチーム。
日本は近年レベルアップしているとは言え、全く気が抜けない。
そんな相手に対し日本は世界に通じる最速ポイントガードの
五十嵐のスピードでニュージーランドを攪乱し速攻で崩しにかかる。
その後も五十嵐や折茂の連続3ポイントなどでリードに成功する。
特に折茂はこの試合の直前インタビューでシュート練習での
感触が良いと話しており、大いに期待が出来そうである。
五十嵐も、このグループリーグ前半の試合とは打って変わって
本来の調子を取り戻しており、こちらも楽しみである。
第1クォータはセンター古田のディフェンスが光り
ニュージーランドからオフェンスファウルを引き出し
攻撃面では途中から入った桜井の終了間際残り4秒での
目の覚めるようなスピード溢れるプレイで最後まで良い調子で
26-13でリードして第2クォータにつなげた。

第2クォータは網野の3ポイントで始まる。
ニュージーランドは焦りからか、全く良いところがなく
第2クォータも完全な日本ペースである。
特にディフェンスに関しては開始から2分30秒間
ニュージーランドを無得点に抑える活躍。
少々ファウルが多いのが気にかかるが
このリズムで行って欲しいところである。
そして第2クォータはこの調子でリードを広げ
38-20と大きくリードして前半を折り返す。

迎えた第3クォータはニュージーランドのポイントで始まる。
しかし日本も途中から入った川村の3ポイントでやり返し
日本の優位は相変わらずである。
ただ、ニュージーランドも盛り返してきており注意は必要である。
そのまま少々リードを詰められるも48-36でリードで最終クォータへ。

第4クォータは最初どちらも得点のないままだったが
日本の素晴らしいパス回しから折茂がインサイドに切れ込み
フリーで決めて日本のポイントから試合が展開する。
この最終クォータ、時間が経てば経つほどニュージーランドが
焦っており、ラフプレイを連発。
このまま行けば行けると思われたが
これまでアウトサイドからのシュートが得意なはずが
全く調子の出なかったキャメロンが
3ポイントを連発し成功しており、これをしっかりと防げば
どうにかなるのだが、このキャメロンの3連続3ポイントで
一気に点差が縮まり52-48まで詰め寄られる。
こうなると逆に日本が焦り、ファウルを犯してしまう。
しかし前回4位だったニュージーランドも今大会の成績には
満足しているわけもなく、この場面では焦る。
両チーム共に大きなプレッシャーの中、残り3分で
55-52と日本のリードは僅か3点。
これまで楽観視出来た試合だったのがウソのようである。
そして残り2分で55-54とついに1点差に詰め寄られたところで
日本のタイムアウト。
もう見ている方も胃に穴が開きそうな試合である。
しかし、この場面で試合は恐ろしい展開に。
ニュージーランドのファウルから得たフリースローを折茂が決め
その後、今度はニュージーランドの3ポイントが決まり
57-57と試合はついに振り出しに戻った。
この時点で残り47秒。
個人的にはもうテレビの電源を切りたい程の重圧である。
そしてその後、またもニュージーランドの3ポイントで
57-60と逆転、日本は攻めるがニュージーランドに防がれ
残り4秒となり、ボールは未だニュージーランドボール。
日本はここでファウルゲームに持ち込み、残り2秒で
相手のフリースローに持ち込む。
このフリースローをミスすれば、そこからどうにか3ポイントで
同点に持ち込める。
相手はフリースロー2本ともミスしたが、残り2秒では
時間がなく、この土壇場でニュージーランドの勝利。
もう愕然として動けない。
ここまで来て負けてしまうのはあまりに酷な話である。
ただ、負けてしまったとは言え、明日のスペイン戦に
日本が勝利すれば、日本は文句なしで決勝トーナメント進出。
しかしスペインは強豪国であり勝利できるかは微妙である。
もしスペインに負けたとしてもニュージーランドが
パナマのとの試合に負ければゴールアベレージで
日本が決勝トーナメント進出出来る可能性はある。
しかし、日本が勝ってもニュージーランドがパナマに勝ってしまうと
当該国同士の試合で日本はニュージーランドに負けているため
グループリーグ敗退となってしまう。
まるでワールドカップのオーストラリア戦を見ているような試合だったが
とにかく、明日の日本対スペインの試合に期待する事にしたい。

2006年08月24日

日本対スペイン

バスケットボール世界選手権2006の
グループリーグ最終戦、日本対スペインが行われた。
昨日のニュージーランドとの試合で痛すぎる負けを喫してしまい
もう後の無い日本。
とにかく良いスコアで勝つことしか道は残されていない。
日本のスタメンには節政、山田とスタメンを変更し
それ以外は折茂、網野、竹内で臨む。

第1クォータはスペインのポイントで始まるが
直後、すぐに折茂の3ポイントでやり返す。
スペインの身長は非常に高く
日本はその身長差をどう埋めるかがポイントになる。
日本はこの試合パス回しが良く、パス回しと
スピードでの攻撃が上手く行けば化けるかも知れない。
しかしスペインのフィジカルの強さの前に
第1クォータは14-27で終了する。

続く第2クォータは日本ボールからのスタートだが
スペインは日本が最初のボールをパス出来ないほどに
プレッシャーをかけており、とにかく強い。
日本はインサイドでやられており
アウトサイドからの攻撃やスピードに乗ったカットインなどが
上手く行かないと難しい状況となる。
日本は途中から竹内弟、五十嵐、桜井を投入するが
リードを広げられ、第2クォータは27-47で折り返す。

迎えた第3クォータもスペインポイントで始まり
完全なスペインペースで試合が展開される。
良いようにスペインにやられ、あっという間に30点以上の
リードを取られ、しかも日本は第3クォータが始まってから
6分30秒の間、無得点に抑えられている。
そしてようやく得点したと思った時には
29-66と完全に突き放されている。
結局第3クォータは36-78と40点以上のリードを取られて
最終クォータへと試合は進む。

最終クォータである第4クォータも日本は完全に抑えられるが
折茂が3ポイントなどで大いに奮戦し
何とかダブルスコアを防ぎ、55-104で試合を終えた。
あまりに厳しい試合であったが
今後につながる経験値という面では非常に大きな
経験をした大会だったと思われる。
サッカーと違い、バスケットはまだまだ日本は格下であり
負けて当然と言われても仕方ない。
しかし、この世界バスケのグループリーグでの1勝は
日本にとって歴史的な1勝と言えるわけで
今後の日本に大いに期待して次の試合を待つことにしたい。

2006年08月25日

Recording & Live! & 日本対ポーランド

大忙しの一日であった。
まずはRecordingだが、実は初めての仮歌のRecだったのである。
これまではVocalとしては細々したモノも含めて
色々とRecordingして来たが、仮歌は初めてとなる。
普通のRecordingと違い、歌のニュアンスの指定や
どんな声を想定しての仮歌なのかなど
色々と気をつけなければならない点が多く
技術も普段とは違ったモノが要求されるわけである。
まさか仮歌の仕事が来るとは思わず
これまでは自分に焦点を絞った練習をしてきたのだが
今回で気づく点が色々とあり、大いに勉強になってしまった。
Recording自体は問題なくスムーズに終了し何事もなかったが
個人的には非常に貴重で大きな体験をさせて頂いた。
今回の仮歌は詳細を明かせないのだが、いわゆる若い感じの
Vocalが歌う予定の楽曲で、急に来た仕事だったので
自分がそんな風に歌えるものか心配していたが
案外いけてしまったようである。

さて、Rec終了後は場所を二子玉川に移してLiveである。
今回はいつもの田中誠氏のスケジュールがNGだったため
中林万里子氏を迎えてのLiveとなった。
前回彼女と御一緒させて頂いた時よりも
リハの感触が良かったので、楽しみにしていたのだが
Liveも好感触で、良いLiveを行う事が出来た。
この二子玉川Cafe Fouquet'sでのLiveは
4月から10月までの限定Liveとなり
残すところ9月15日、10月06日で今年はお終いとなる。
まだ訪れた事のない方は、高島屋の1Fに位置しているので
お買い物がてら、遊びに来てはいかがだろうか。

そして、最後は女子バレーボールワールドグランプリ。
先日の日本ラウンドではキューバ、韓国をストレートで下し
ブラジルには逆にストレートでの敗北を喫せられた日本だが
この大会、今までよりもパワーアップしているのは事実。
この試合から始まるソウルラウンドも大いに期待したいところである。
本日の相手はポーランド。
欧州王者ではあるが、今の日本から見れば勝てる相手だと思われる。
キューバ戦のような日本らしい戦いを期待したい。
日本のスタメンは竹下、大山、荒木、杉山
木村、高橋、そしてリベロに菅山と、これまでのスタメンに変化はない。

第1セット、相手のミスで日本のポイントで試合が始まる。
そして続いて荒木のアタックでいきなりの連続ポイント。
その荒木に続き、今度は大山のスパイクが2連続で決まり
日本はいきなりの4連続ポイントで、ポーランドはたまらずタイムアウト。
この試合立ち上がりから景気が良い。
しかしポーランドも欧州王者の意地にかけてやり返す。
最初のテクニカルタイムアウトは日本の連続ポイントが効いて
8-5と日本リードで迎える事になる。
そのままポーランドの追撃をどうにか交わし
2回目のテクニカルタイムアウトの16-12で日本はリードして迎える。
日本はそのままリードを広げ、24-16とついにセットポイント。
ポーランドに少々粘られるが、最後は大山の強打で25-18で
まずは最初のセットを手にした。

続く第2セットも粘った末に大山の強打で日本ポイントで始まる。
それに続き、木村の連続ポイントでまたも日本は3-0と
序盤からリードを広げる。
しかし、たまらずタイムアウトを取ったポーランドが逆襲し
4-4と一気に同点まで持ち込まれる。
一瞬逆転かと思われたが、何とか日本も盛り返し
8-4で最初のテクニカルタイムアウトを迎えることが出来た。
しかしこのテクニカルタイムアウトの後、またもポーランドの逆襲。
8-8と、同点とされるが、杉山のブロードや相手のミス
そして大山の強打などで再度11-8と引き離しにかかる。
そのまま試合は白熱した展開を見せ、中盤に
ポーランドは14-15とついに逆転に成功する。
しかしその直後、日本も高橋がやり返しもう一度15-15。
そしてポーランドがもう一度やり返して
2回目のテクニカルタイムアウトは15-16と
ポーランドがこの試合初めてリードでタイムアウトを迎える事になる。
ここに来てポーランドが盛り返しつつあるが
この厳しい場面を乗り越えれば日本は大分楽になるはずである。
タイムアウト後も、ポーランドに少しのリードを許しつつも
日本は食らいつき、18-18とまたも同点に追いつく。
しかしポーランドもこのセットでの勝利の重要さを理解しているようで
18-21と日本を突き放しにかかる。
ただ日本もここで引き下がるわけはなく、荒木が強打でやり返し
それがポーランドのミスを呼び起こし、21-21とまたも同点に追いつく。
こうなると、このセットを日本が連取出来れば、試合の流れは
大きく日本に傾くことになる。
それだけに、このセットは絶対に取って欲しいところ。
そのまま日本は逆転に成功し、ついに24-22とセットポイントに持ち込む。
しかしここでポーランドが食らいつき、24-24とデュースに。
その直後、日本は木村のスパイクで25-24とまたもセットポイント。
最後は目の覚めるような杉山のクイックで26-24と
この試合の流れを決める大事な第2セットを取り
セットカウント2-0と王手をかけた。

迎えた第3セット、ポーランドのポイントで始まるが
直後に荒木の恐ろしいほどの強打でやり返し負けていない。
最初は一進一退の試合だと思われたが、日本が3連続ポイントで
またも序盤からリードを広げ6-3とし、ポーランドはまたも
序盤からタイムアウトを取らされる事になる。
そして最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本リードで迎える。
ポーランドも頑張ってはいるが、第2セットの流れを引きずっているのか
グリンカなどのエースがいまいち乗り切れていない。
日本はこの流れに乗じて一気に試合を決めたいところである。
そのまま日本はポーランドの追撃をかわして16-12で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
そして日本は荒木、木村、高橋らの活躍で危なげなく20-14と
試合はいよいよ終盤を迎える。
21-15となったところで、日本は初出場となる石川を竹下に代えて投入。
期待のかかる新人なだけに、このような大きな大会でコートに立つ事は
ボールに触らずとも、重要な経験になるだろう。
そしてワンポイントでの起用だったため、ボールに触ることなく
竹下と交代となる。
そして再び入った竹下は入った直後にいきなりのツーでポイントを取り
23-16と日本の勝利を大きく引き寄せる。
その後は杉山の神速クイックで24-17と日本のマッチポイント。
勝利はもう目の前である。
最後は木村の時間差で25-18と現欧州王者のポーランドを
ストレートで下し、このソウルラウンドで良い立ち上がりを見せてくれた。
このソウルラウンドはアウェイでの試合となり
この勝利は良い流れを生む事だろう。
明日の完全アウェイとなる韓国戦へ向けて頑張って欲しい。

2006年08月26日

日本対韓国

バレーボールワールドグランプリ、日本はソウルラウンドでの
第2戦、韓国と激突した。
既に東京ラウンドで一度ストレートで勝利しているだけに
このアウェイでも完全勝利と行きたいところである。
日本のスタメンは竹下、杉山、木村、高橋、荒木に加え
これまで調子のでない大山を外し落合を抜擢。
そしてリベロには菅山が入る。
先日のストレート負けを受けて、このホームでの日本戦に向けて
韓国は相当意気込んでくると思われ、これを一蹴して頂きたい。

第1セット、まずは韓国ポイントで始まるが
すぐにこの試合初スタメンとなる落合の強力なクロスが決まる。
その後も落合を含め、杉山の神速ブロードなどで応戦し
最初のテクニカルタイムアウトは8-6で日本リードで迎える。
日本は少しのリードを奪ったとは言え、やはりホームの韓国は
勢いに乗っており、一気に畳み掛けて観客を黙らせるくらいの
試合を展開しないと危険である。
その後も日本は杉山の神速ブロードなどで韓国の猛追をかわし
一度は同点に追いつかれるも、2回目のテクニカルタイムアウトを
16-14でリードして迎える事となった。
ここから日本は波に乗り、スタメン初起用した落合や
木村、高橋などの活躍で20-17とセット終盤へ。
そのまま日本は24-21とセットポイントとなり
最後は韓国のサーブミスで25-22とし、第1セットを先取した。

続く第2セットも韓国のポイントで始まってしまうが
直後に韓国はサーブミスで自爆。
その後は一進一退の攻防となるが
木村などの活躍により最初のテクニカルタイムアウトは
8-5と日本リードで迎える。
そして荒木の連続ブロックポイントなどで日本は韓国を
突き放し、2回目のテクニカルタイムアウトは16-9と
大きくリードして迎える事となる。
その後も高橋の強打や落合、木村の活躍
そしてそこから来る韓国のミスを誘い
リードを広げ、24-12でセットポイントを迎える。
少々韓国に粘られるが最後は落合の渾身のスパイクが決まり
25-15で第2セット余裕の勝利を手にした。

そして勝てば試合の決まる第3セットも韓国ポイントで始まる。
日本はすぐに落合の強打で応戦。
この試合、大活躍でスタメンはこのまま落合の方が良いと思われる。
少々心配なのは杉山の右膝である。
第2セット後の休憩でテーピングをまいており
日本のスピードの重要な要の選手なだけに
怪我の悪化には注意して欲しいところである。
このセット、さすがに韓国も少々立て直しており
序盤から2-6とリードされてしまう。
しかし神速ブロード、ブロックポイントと杉山の活躍で
7-8とリードを縮めて最初のテクニカルタイムアウトへ。
そして日本は木村の角度のあるスパイクや
高橋のブロックポイントなどで同点に追いつき
韓国のミスでついに11-10とリードに成功する。
その後も荒木の強打、高橋のサーブポイントなどで
16-13とリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
タイムアウトの後も日本は危なげない展開で
20-16と試合はいよいよ終盤へ。
そのまま高橋の強打、韓国のミス、木村のサーブポイントで
24-18と一気にマッチポイントに持ち込む。
そして最後は荒木のスピードのあるスパイクで25-19で
余裕のストレート勝ちを収めた。

こうなるともう日本の強さは完全に証明された事になる。
昨年は随分とミスも多く、大友などの不安要素が数多くあったが
イタリアに渡った事で安定したプレイを身につけた高橋や
キャプテンが板に付いてきた竹下。
日本代表に慣れて、自分の能力を遺憾なく発揮している木村などのおかげで
これまでも安定している神速杉山が生かされ
そして落合、荒木などの新たな選手もその波に乗って台頭するなど
とにかく良い方向へチームが向かっている。
昨年大活躍だった菅山の攻撃面での活躍が見られないのは残念だが
これまでの日本の勝利には彼女の驚異的な反応スピードから生まれる
レシーブがある事を忘れてはいけない。
こうなると大山の不調はもう気にしなくても良いレベルと言っても良いだろう。
控えには昨年レギュラーだった宝来もおり、安心できる。
明日のロシア戦は強力なチームであり、この試合に勝てば
決勝リーグへの道も大きく開かれる。
大いに期待して良いのではないだろうか。

2006年08月27日

Live! & 日本対ロシア

二子玉川Cafe Fouquet'sにて
宮下梢氏のAcoustic BandのLiveを行った。
ここでの宮下氏のLiveは1年ぶりとなるのだが
前回から1年、パワーアップしてのLiveとなり
非常に良い形でステージが展開できたと思われる。
シリーズ化する予定で、次回は10月7日を予定している。
その前日の10月6日は私のAcoustic BandのLiveで
私は2日連続でのLiveとなる。
お暇な方は買い物がてら、是非一度遊びに来て頂きたい。

さて、女子バレーボールワールドグランプリで
日本はソウルラウンド第2戦、ロシアと激突した。
昨日の韓国と違い、ロシアは格下ではなく格上の強豪国。
この試合に勝利することが出来れば
決勝ラウンドに向けて大きく前進することが出来る一戦である。
日本のスタメンは昨日同様に大山を外し落合を投入。
対するロシアは相変わらずの高さで固めており
この高さにどう対抗するかがポイントとなるだろう。

第1セットは序盤から一進一退の攻防となるが
最初のテクニカルタイムアウトはロシアが頭1つ抜けだし
6-8とロシアリードで迎える事になる。
その後もロシアの高さに苦しめられるも、日本はしっかりと対応し
引き離されることなく、16-15とリードに成功し
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
ロシアもその直後にすぐ逆転し、19-20とセット終盤へ。
日本は食い下がるも22-24でついにロシアのセットポイント。
直後に落合がブロックアウトで23-24とするが
第1セットは23-25で敗れてしまう。

続く第2セット、ロシアのポイントでスタートとなる。
序盤は高橋らが活躍するが、ロシアのペースで試合は進み
5-8とリードされて1回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も日本は杉山のブロードで応戦するが
ロシアの高さに対抗する事が出来ず9-16で
大きくリードされて2回目のテクニカルタイムアウトへ。
日本はこの苦しい場面で落合に代えて小山を投入。
どうにか流れを変えたい構えである。
この小山の投入で日本は悪い雰囲気を払拭するかと思われたが
守備の面でレシーブの悪い木村を狙われ
小山、杉山の活躍を帳消しにしてしまっている。
そして試合は13-20とセット終盤へ。
しかしこの終盤に来て、小山の活躍に影響されて
日本は16-20と徐々にロシアを追い上げ始める。
ところが、この直後タイムアウトを取ったロシアが立て直して
17-24とロシアのセットポイントへ。
そのまま17-25で第2セットも連取される。

第3セットも木村が狙われてロシアのポイントで始まる。
こうなってくると木村を外して落合と小山を入れた方が
良い気がすると言いたいくらいに木村が穴になっている。
この木村の穴を日本は何とかカバーし
1回目のテクニカルタイムアウトは8-7で
何とかリードして迎える事が出来た。
このタイムアウト後、木村の起死回生のブロックポイント。
それがロシアのミスを誘い10-7と日本はリードを広げる。
しかしロシアもすぐに連続ポイントで11-11の同点に追いつく。
後のない日本はこのセットを取る以外に道はない。
白熱した試合展開で、またも小山の活躍が光り
2回目のテクニカルタイムアウトは16-13と
もう一度リードを3点に広げて迎える事となった。
ただロシア相手では3点のリードでは少なく、油断ならない。
その証拠に、タイムアウト後のロシアの猛攻の前に
日本はあっと言う間に16-16と同点に追いつかれる。
しかし小山を中心に日本は必死にロシアに食らいつき
19-20とつかず離れずでセット終盤へ。
ただ、ロシアはここに来てまたも連続ポイントで日本を突き放し
19-22と再度リードを広げる。
そしてついに20-24とロシアのマッチポイント。
ここでロシアのサーブミスで21-24とするが
最後は木村のミスで21-25で日本はロシアにストレート負け。
この後の日本で行われる岡山ラウンドは
ドミニカ、イタリア、ブラジルの強豪国揃い。
日本がイタリアで行われる決勝ラウンドに進出するためには
6位以内に入らなければならないが
この試合終わって日本は5位。
しかし次の岡山ラウンドで勝利するのは
一戦一戦が至難の業であり、厳しいラウンドとなるだろう。
とにかく次のラウンドまでにもう一度調整し
更なる力強さとスピードで勝利して頂きたい。
岡山ラウンドに期待しよう。

2006年08月29日

酷すぎる。。。

9月3日に行われるサッカーの
日本対サウジアラビア戦の中継がなくなる可能性が出てきた。
サウジアラビア側が放映権を法外な値段で
提示したため、手がつけられないのである。
試合時間は、日本では深夜となるため
適正価格への値下げを交渉中であるが
非常にたちが悪い。
サッカーファンとしては許し難い愚行である。
31日までに交渉が上手く行かないと
このまま交渉決裂となり、日本で試合を見ることが
出来なくなってしまう。
何とか良い方向へ進むと良いのだが
心配で仕方がない・・・。

2006年08月31日

サウジ、イエメン戦の24人

サッカー日本代表が出場するアジアカップ最終予選
9月3日と6日に行われるアウェーでのサウジ戦と
イエメン戦に出場する24人が決定した。
今回も大きくメンバーが変更になっており
U-19などの若い世代のメンバーも入っているのが面白い。
まさに日本中から集めたと言った感じで
恐らく色々と試したい時期なのだろう。
今回も海外組は不在となっており
オシムジャパンの本当のベストメンバーを見る事が出来るのは
まだ先の話になりそうである。
気になるメンバーだが
GKには川口能活に加え山岸範宏、そして初選出となるU-21代表の西川周作。
DFには三都主アレサンドロ、坪井慶介、田中マルクス闘莉王、加地亮、駒野友一と
こちらは不動のメンバーである。
MFは非常に多く遠藤保仁を筆頭に
長谷部誠、鈴木啓太、中村直志、阿部勇樹、羽生直剛、山瀬功治
田中隼磨、小林大悟らに加えて初選出となる二川孝広、伊野波雅彦
そしてU-19から大抜擢の梅崎司。
注目のFWだが、こちらもあまり変化はなく
巻誠一郎、佐藤寿人、田中達也、我那覇和樹の4人。
個人的には巻が高さに加えてボールコントロールがあれば
非常に心強いのだが、そのあたりは使い続ける事で
伸ばしていく方針のように思える。
また、心配されたサウジアラビア戦の中継だが
どうやら無事に話がまとまり、テレビ東京での放映が決定したようである。
まずは3日のサウジ戦、大いに奮戦してサウジアラビアを一蹴して頂きたい。

2006年09月01日

日本対ドミニカ共和国

女子バレーワールドグランプリも、いよいよ大詰めとなり
予選最後の岡山ラウンドを迎えた。
上位6チームがイタリアで行われる決勝ラウンドに進出となるが
日本の順位は現在5位。
圏内にいるが、決して油断できない順位である。
しかもこの岡山ラウンドではドミニカを皮切りに強豪チームとの
試合となっており、日本の真価が問われるラウンドとなるだろう。
ドミニカ戦、日本のスタメンは高さを出すために
これまで調子の出なかった大山を入れ
竹下、杉山、木村、高橋、荒木、菅山の
ワールドグランプリ最初のスタメンに戻している。

第1セット、まずは高橋の強打で日本のポイントから始まる。
そして荒木の連続ポイント、大山のブロック、高橋のサービスエースで
いきなり4-0と日本のリードで試合が進む。
ドミニカもこの展開にすぐにタイムアウトを取る。
そのまま日本のペースで最初のテクニカルタイムアウトは
8-3で日本が大きくリードして迎える。
その後も日本は高橋、杉山などの活躍でリードを広げ
2回目のテクニカルタイムアウトも16-7と
順調に試合を展開していく。
この試合、ドミニカは非常に立ち上がりが悪く
本来の実力が全く出ていない。
日本はこの隙に一気に試合を終わらせてしまいたい。
結局第1セット、最後は荒木の強烈なバックアタックで
25-16と日本の圧勝となった。

続く第2セット、今度はドミニカのポイントで始まるが
日本も荒木のブロードでやり返す。
しかしドミニカはこのセットでしっかり調整してきており
最初のテクニカルタイムアウト、今度は4-8で
ドミニカペースで迎える事となる。
その後も日本はリードを縮めることが出来ず
11-16と、2回目のテクニカルタイムアウトも
ドミニカリードで迎える。
日本は17-23とされたところで大山を下げ落合を投入。
個人的には大山の調子は悪くはないが良くもない。
それならこの調子の良い落合の方が格段に良い選択だと思われる。
しかしそれでも第1セットがウソの様な展開で
第2セットは18-25でドミニカに軍配が上がる。
日本はこれでこのワールドグランプリで初めてストレート以外の
試合をする事となった。

第3セット、今度は高橋の隙を突くスパイクで日本ポイントで始まる。
そしてこのセット、再度戻した大山の連続ブロックで3-0と
良いテンポで試合が始まる。
しかし、大山のブロックは良いのだがスパイクの調子が悪く
攻撃面ではあまり貢献できていない。
そのかわりに、杉山の相手の高さを無効化してしまう
驚異的なスピードの速攻でカバーし、最初のテクニカルタイムアウトは
8-5とリードして迎える事となる。
このセット杉山と荒木のセンター線の攻撃が効果的に機能しており
2回目のテクニカルタイムアウトの16-10と大きくリードして
迎える事が出来た。
その後も日本はドミニカの猛追を防ぎ、荒木の活躍もあり
24-15と日本のセットポイント。
最後は大山のブロックアウトで25-16で第3セットは日本がまたも快勝する。

そして迎えた第4セット、今度はドミニカのポイントで始まる。
日本としてはこのセットでどうにか試合を決めたいところ。
このセット序盤は一進一退の展開だったが
ドミニカに少々やり込められ、5-8とリードされて
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後もドミニカの攻撃力の前にやられて
2回目のテクニカルタイムアウトも7-16と
ボコボコにやられて迎える事となってしまう。
後半、日本は追い上げを見せるが
結局最後は15-25と大差で完敗してしまう。

日本、この大会初のフルセットとなった
最終セットは木村のいきなりのサービスエースで
日本のポイントから始まる。
この試合の流れから行くと、セットの最初にポイントを
取った方がそのセットを取っており、縁起がよい。
そのまま序盤は日本の連続ポイントでリードを広げ
8-6でコートチェンジとなる。
最終セットはテクニカルタイムアウトはなく
コートチェンジのみとなる。
その後、ドミニカが少々追い上げを見せるが
日本は1点のリードを保ち試合を展開する。
しかし、このセット終盤で11-12とこのセット初めてのリードを許す。
この大事な場面で荒木のダイレクトスパイクが炸裂。
12-12と再び同点に戻す。
ところが、ドミニカも黙っているわけはなく、2連続得点で
12-14とついにドミニカのマッチポイント。
ここでドミニカのスパイクミスで13-14とし
直後にドミニカがタイムアウトを取る。
日本としてはここで後1ポイント取って、まずはデュースに持ち込みたい。
この場面で日本は相手のスパイクを拾い
それを木村が決めて14-14のデュース。
その後杉山の活躍で今度は15-14と今度は日本のマッチポイント。
そして最後はまたも木村のスパイクが決まり16-14で
日本がフルセットの長い戦いをその手にした。
非常に苦しい戦いであったが、この厳しいラウンドの初戦で
このような試合を勝利した事で、日本は良い経験と
勢いを手に入れた事になる。
この後の試合も大いに期待したいところである。

2006年09月02日

日本対イタリア

女子バレーボールワールドグランプリ
日本はついに正念場の試合を迎えた。
昨日のドミニカ戦に勝利を納めたため
このイタリア戦に勝てば最後のブラジル戦を
待たずして決勝ラウンド進出が決定する。
しかし、イタリアは現在世界ランク3位と格上のチーム。
ドミニカ戦でも余裕の勝利というわけではなく
日本はまだ世界レベルで戦える状態なだけで
世界トップレベルではない。
それだけに、しっかりとミスを少なくして
この試合に集中していきたいところである。
イタリアは日本戦を意識して、日本に強いメンバーで
スタメンを組んでおり、対する日本のスタメンは
ドミニカ戦と同じく、竹下、杉山、高橋、荒木、木村、大山
そしてリベロに菅山を据えている。

第1セット、まずはイタリアのポイントで始まる。
そのままイタリアの連続ポイントとなるが
日本もすぐに連続ポイントをとるなどして
序盤から一進一退の白熱した攻防が繰り広げられる。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは
イタリアが一歩リードし、7-8で迎える。
その後、イタリアに少しリードされ
2回目のテクニカルタイムアウトは14-16で迎える事となる。
しかしこの後、イタリアのバレーが炸裂する。
高橋などが奮戦するが一気にリードを広げられ
18-24とイタリアのセットポイント。
そのまま決められて18-25で最初のセットはイタリアに取られてしまう。

続く第2セットもイタリアのポイントで始まる。
このセットも序盤から一進一退かと思われたが
最初のテクニカルタイムアウトの時点では
イタリアにリードを許し5-8と3点のビハインドとなる。
その後も日本はリードを縮める事が出来ず
2回目のテクニカルタイムアウトも11-16とリードを広げられて迎える。
日本の攻撃はイタリアにことごとく防がれ
どうにも厳しい状況となっている。
逆にイタリアの攻撃は通るばかりで、止めるどころか
崩す事も難しくなってしまっている。
そのままイタリアの勢いに押され16-24とイタリアのセットポイントとなる。
ここから日本は3連続ポイントを取るが
結局19-25でイタリアに連取されてしまう。

そして正念場の第3セット、日本は調子の悪い大山に代えて
落合を投入する。
ブロック要員として大山を入れていたが、イタリアの攻撃の前には
ブロックもかなわず、こうなれば落合を入れて
日本の攻撃力を上げる方が良いとの選択である。
その落合のスパイクが決まり、日本のポイントで始まり
日本はいきなりの連続ポイント。
このセットは幸先が良い。
そしてこのセットは日本がようやく一歩リードし
8-7で最初のテクニカルタイムアウトを迎える事が出来た。
しかし、このタイムアウトの後でイタリアが盛り返し
一度は逆転されるが、そこから日本が再度盛り返し
2回目のテクニカルタイムアウトは日本がリードしなおし
16-15と、良い雰囲気で迎える。
そのまま日本はイタリアの猛追を交わし
この試合初めて20-18と20点の大台に乗せる事が出来た。
しかしまたイタリアも盛り返し、直後に同点とされ
ここから一進一退の攻防となる。
23-23となった後、ついに23-24でイタリアのマッチポイントとされる。
日本は粘ったが、最後はアウトとなり23-25で
イタリアにストレートで負けを喫してしまう。

何とも厳しい試合となったが
これが世界の壁と言うものだろう。
日本はこれで明日の最終戦でブラジルに勝てば
決勝ラウンド進出となるが
ブラジルは東京ラウンドで一度ストレートで
負かされているチームであり
日本にとっては本当に正念場となるだろう。
経験値という面でも決勝ラウンドに進出するのと
しないのとでは大きな違いがあり
何とか明日の試合に勝ち、決勝ラウンドに
進出して欲しいものである。

2006年09月03日

日本対ブラジル & 日本対サウジアラビア

女子バレーボールワールドグランプリ最終戦で
日本はブラジルと再度激突した。
この試合に勝てば日本は決勝ラウンド進出となるはずだったが
試合前に、現在7位のアメリカが負けてしまったため
日本はこのブラジル戦を前にして決勝ラウンド進出が決定した。
そのため、日本は何のプレッシャーもなく
ホームでブラジルと対戦する事が出来るわけである。
しかしブラジルは予選ラウンドで、現在負けなし。
しかも日本は最初の東京ラウンドで一度負けている。
雪辱を晴らす意味でも、絶対に勝っておきたい相手である。
日本のスタメンは昨日と同じメンバー。
個人的には大山よりも落合をと言いたいところだが
それはいろいろとあるのだろう。

第1セットまずはブラジルの強烈なスパイクで
ブラジルのポイントで始まる。
そのままブラジルは木村を狙い連続ポイント。
直後に高橋がやり返すが、ディフェンス面での
木村の穴をどうにかしないと危険である。
そして日本もブラジルに負けずに荒木の連続ポイントで
3-2とし、序盤から面白い試合展開である。
この後、竹下のツーアタックでまたもポイントを取り
日本はいきなり4連続ポイントとなる。
ここでブラジルは堪らずタイムアウトを取る。
良い試合が期待出来るかも知れない。
そして最初のテクニカルタイムアウトは接戦の末
8-7で日本リードで迎える事となる。
特筆すべきはブラジルの攻撃をしっかりと拾っている菅山である。
リベロでの起用のため、あまり目立ってはいないが
現在全選手中スパイクレシーブ率2位と大活躍である。
ところが、ブラジルがここに来て調子づき逆転し
10-14と一気にリードを広げられる。
ここで日本は調子の出ない大山を小山に変更。
個人的には良い選択だと思えてならない。
その証拠に、日本はここで2連続得点。
ここからどうにかして欲しいところである。
2回目のテクニカルタイムアウト13-16と少しリードを縮めて迎える。
そのまま日本はブラジルにリードされながらも
途中からの小山の活躍などで何とかつなぎ
17-20でセット終盤へ。
そしてそのまま19-24でブラジルのセットポイントとなってしまうが
ここで日本は高さを出すために竹下の代わりに
初出場となる高橋を投入し流れを変えにかかる。
そしてその直後に高橋のサービスエースでポイントを取るが
21-25で敗北となってしまう。
高橋は初出場となったが、プレーをしないまま終了となってしまった。

続く第2セット、日本は小山をそのまま投入している。
このセットもブラジルのポイントでセットが始まるが
日本も荒木の強打ですぐにやり返す。
しかし最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
ブラジルリードで迎える事となる。
そのまま小山の活躍もあったのだが
日本は2回目のテクニカルタイムアウトも
リードを広げられて10-16で迎える。
日本の攻撃もある程度は通っているのだが
とにかくブラジルの攻撃が全く止められない。
菅山などのレシーブ頼みと言った感じで
肝心のブロックが上手く機能しない。
そのままブラジルペースで試合が進み
17-22となったところで、日本はまたも高橋を投入。
その高橋が入った直後に良いトスを上げて
それを小山がスパイクで決め、良い流れを作る。
そしてワンポイントでの使用だったため
すぐに竹下にまたバトンタッチし
日本は巻き返しを狙う。
しかしブラジルの勢いの前に、19-24でまたもブラジルのセットポイント。
ここで日本は杉山のクイックで20-24とし
そこに木村が続いて21-24としたが
最後はブラジルのジャケリネにやられて21-25で
第2セットも続けて落としてしまう。

正念場となった第3セット、日本は杉山に代えて
最年少の石川を投入する。
このセットもブラジルの連続ポイントで始まるが
しかし日本も小山の大活躍や、それに続いた
菅山の好レシーブなども功を奏して
最初のテクニカルタイムアウトはブラジルにリードを許しつつも
良いリズムで6-8で迎える事となる。
この流れが影響したのか、タイムアウト後はブラジルがミスを連発。
日本は10-10と同点に持って行く。
しかしこの日本の逆襲にブラジルが再度持ち直し
11-16と一気にブラジルペースで2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
ところが、今度は日本が再度持ち直して
連続ポイントなどで17-20まで詰め寄る。
しかしこの試合の日本は良いリズムを掴むと同時に
すぐにミスで悪いリズムを呼び戻してしまう。
そしてついに17-24でブラジルのマッチポイント。
ただ、この流れはどうにも変えることが出来ずに
18-25でまたもブラジルにストレート負けを喫してしまう。
ブラジルに2戦続けてのストレート負けは
あまりに屈辱的ではあるが、この試合でまた大きな経験値を
得た事は確かであり、まだ日本はこの後イタリアでの
決勝ラウンドが待っている。
何とか修正し、もう一度世界のトップレベルへ挑戦して欲しい。
今度の決勝ラウンドに期待したい。


さて、次はサッカー日本代表のアジアカップ最終予選である。
相手はワールドカップの本戦にも出場したサウジアラビア。
油断のならない相手である。
前回のアジアカップ王者の日本としては
このアジアの強豪をアウェーで相手にするとは言え
絶対に勝って最終予選を1位通過と行きたいところ。
そして今の日本は前回のアジアカップの日本とは
大きく変わりつつあり、パワーアップしていると考えられる。
この試合、是非とも安心して見たいモノである。
また今回の遠征ではメンバー発表の日に出発。
そして到着と同時に練習場で練習を開始という
異例の力の入れようであり、この成果も楽しみなところだろう。
日本のスタメンはGKにキャプテンの川口を据え
DFに三都主、坪井、加地、駒野、闘莉王
MFに遠藤、阿部、鈴木
FWは巻と田中達也の2トップ
登録上はDFとなっているが、システムは変わらず
三都主は中盤の左サイドに位置している。

日本のキックオフで試合開始だが
日本の立ち上がりは非常に良くない。
日本ボールにしてもパス回しが悪く、相手に取られている。
オシム監督もこの立ち上がりは気に入っておらず
ベンチで必死に会話を展開しているようである。
開始から10分経った後も、悪い状況は変わらず
ベンチから盛んに声が飛ぶものの
修正には至っていない。
逆にサウジアラビアの攻撃は綺麗に通っており
まだ枠を捉えていないだけで、いつゴールされてもおかしくない。

そこから10分経った前半20分、ようやく日本らしい攻撃が
1つ見られ、ここから少しずつ日本に変化が見られる。
序盤は最悪の立ち上がりだったが
このまま修正が上手く行けば、この試合は面白くなるだろう。

試合が進むにつれて、日本も立て直しつつあるが
サウジアラビアも非常に強いチームであり
なかなか思うような試合展開にはならない。
そのまま前半は0-0で折り返す事となる。

迎えた後半、いきなりサウジペースで試合が始まる。
サウジのキックオフからとは言え、日本は立ち直り切っていない。
立て続けに右サイドから攻められ、しかもミスで決定的な
チャンスをサウジアラビアに与えてしまうなど
ハーフタイムでの修正が見えない。
何とか川口が防いではいるが、このままでは時間の問題だろう。

そして後半11分、ついにサウジアラビアにチャンスが訪れる。
日本のゴール正面、ペナルティーエリアのすぐ外側で
FKを与えてしまうが、このシュートは枠を外れ
日本は相手のミスに救われた形となった。

ディフェンス面では問題が残るが、攻撃面では
両サイドからのサイドバックの上がりが良い形を生み
少しずつだが日本の攻撃が見られるようになる。
しかしながら、ディフェンス面では全く良い場面は見られず
非常に危険である。

後半20分、日本は田中達也に代えて佐藤寿人を投入。
流れを変える力を持っているだけに
彼のゴールを期待したいところである。

しかし、後半28分についにサウジアラビアに得点となる。
ここまでディフェンスが悪ければ仕方ないが
数の上ではそこまでピンチではなかったはずなのに
あっと言う間にボールを流され、DFが振られて得点されてしまう。
攻撃面で攻めている状態だったので、大いに残念である。

この直後に日本は巻に代えて我那覇を投入。
先制された事で目を覚まし、ゴールを奪いたいところである。
その後、後半36分に鈴木啓太に代えて羽生を投入。
ディフェンスで悪い部分だった鈴木を代える事で
ディフェンス面、そしてその流れが攻撃にも転じる事を信じたい。

羽生の投入で流れは少しずつ日本に来ていたが
結局その後得点を挙げる事は出来ず
0-1で日本が敗れてしまった。
勝てる勝てないの話ではなく、本来の日本の調子が
全く出ていなかった事が腹立たしいくらいに残念である。
アウェーとはいえ、良い試合をするだけの実力がありながら
ここまで実力が出ないと言うのは厳しいものである。
残念ではあるが、とにかく次のアウェーでの
イエメン戦に期待する事にしたい。

2006年09月04日

確かにその通りですが。。。

昨日のサウジアラビア戦の後のオシム監督の会見が
大きく話題を呼んでいる。
今までの自信に溢れた、頼もしい言葉は影を潜め
ダメ出しの嵐である。
会見で名指しで選手にダメ出しをするのは異例であり
チーム内でも波紋を呼ぶ可能性が高い。
それだけにこれまでの監督も会見では
良い意味でも、悪い意味でも大人な会見を開いてきた。
ただ、オシム監督は違う。
悪い点を次々と話し始め、審判団にまで問題点を提起するという
記者からしてみれば驚きの会見であった。
メディアからは「言い訳会見」とパッシングをされ
話題を呼んでいるが、個人的には言っている事は正しく
的確なコメントであると考える。
あえて言うなら、それは会見でなくても良かったのではないかという点である。
日本の風潮を知らないオシム監督なので仕方がないが
会見で自らの感情を高めて話してしまうと
どうしても悪い印象を与えてしまうモノである。
ただ、日本のメディアもオシム監督が日本の風潮を知らない事を
ある程度頭に入れた発表をしても良いのではないかと思われる。
情報操作というと悪い響きに聞こえるが
それは情報を発信した側に取っても、情報を受け取る側に取っても
優しさであるように思えてならない。
新生日本代表はまだ結成したばかりのチーム。
そう簡単に強くなっては、今までの監督が形無しである。
それにサッカーはそんな簡単なモノでないから面白いのである。
次のイエメン戦だけでなく、今後の日本代表に
これまでと変わらない期待を寄せる事にしたい。

2006年09月06日

日本対イエメン

サッカー日本代表はアジアカップ最終予選
アウェイでイエメンと対戦した。
今回の敵はイエメンだけでなく標高と飛ぶボール。
高い標高で普段生活していない日本人にとっては
この標高では一気に体力が奪われ、酸素不足になる。
そしてこの標高が影響し、ボールも非常に飛ぶとの事。
南米予選ではエクアドル対ブラジルで
エクアドルの高い標高の中での試合にブラジルは苦戦し
結果敗北してしまっている。
それだけに格下のイエメン相手とは言え、全く気が抜けない。
また、前回のサウジ戦のような弱い日本は見たくない。
修正している事を祈るばかりである。
日本のスタメンは前回とほぼ同じだが
駒野に代わって羽生が入っている。
サウジ戦でのベンチからの声を聞いていれば当然の結果だろう。
FWも変化はなく巻と田中達也が入っている。

イエメンのキックオフで試合開始となるが
キックオフから気になる事が1つ。
カメラ割が悪すぎる。
というのも、おそらくスタンドが平面的なため
高い位置からカメラで狙うことが出来ないのだろう。
見づらくて仕方がない。

見ていると、やはりボールの飛びが良く
スローインでさえ、結構な飛距離を出している。
これに慣れていない日本は、ちょっとしたミスが
大きな影響を及ぼすことになりそうで
注意が必要だろう。

そんな自然環境も気をつけなければならないが
ピッチの状態もあまり良くなく
グラウンダーのパスの精度がどうしても良くない。
また、風も強くそれも影響しているようである。
そして再度書いてしまうが、カメラ割りが悪すぎる。
どうやらグラウンドの限られた場所にしかカメラを
設置する事が出来ず、しかもクレーンなどの
機材を使っていない。
おそらくクレーンなどの機材を使えない
もしくは持ち込めないという理由と想像出来るが
これは全く中継のレベルに達していない。
ボールの位置を把握するのも難しく
ゴール近くの混戦も全く解らない。
アナウンサーの話を聞いていると
どうやらイエメン側のテレビ局の国際映像を
使用しているとの事だが
結局のところイエメンのテレビ局のカメラワークが最悪という事である。
個人的に予測するに、おそらくTBSに多くの苦情が入ったのだろう。
その為、このカメラワークはTBSのものではないと
上手くアナウンスに乗せて伝えたものだと思われる。

試合は序盤は様子見と言った感じだったが
時間が進むにつれて、やはり自然環境に慣れていないせいか
動きが少々鈍く、イエメンのカウンターを受けている場面が目立つ。
結局そのまま前半は両チーム無得点のまま終了し
後半へ折り返すことになった。

迎えた後半、日本は田中達也に代えて佐藤を投入している。
やはりこの標高ではさすがの田中達也も体力が持たなかったのだろう。
日本のキックオフで後半開始となったが
佐藤の決定力に期待し、後半早々に得点と行きたいところである。

後半から入った佐藤の活躍で、徐々に日本へ流れが来ていたが
後半20分を過ぎたあたりから、選手が相当バテて来ているのが解る。
足がもつれたり、悪い状態のピッチの芝に足をとられたりと
厳しいコンディションがここに来てさらに拍車をかけている。
この試合、交代枠の使い方で試合が決まる場合もあるかもしれない。

そんな後半25分、阿部のシュートがイエメンのゴールを揺らすが
オフサイドの判定で、残念ながら得点には至らない。
このプレイの直後、遠藤がフリーで決定的なチャンスを得るが
こちらも枠を捉えられずに得点にならない。

ここで日本は羽生に代えて我那覇を投入。
FWを3枚に増やして一気に試合を決める姿勢に入った。

後半も終盤に入ると、イエメン側も厳しいらしく
日本の攻撃が上手くいきそうになると
全て悪質なファウルで止めに来ている。
カメラワークが悪いのと、ピッチの整備が出来ていないのと
このファウルを使用した汚いゲームに
個人的にはイエメンの印象は最悪である。

対する日本も後半39分、闘莉王に前線に残るように指示が飛ぶ。
日本も完全に攻めの姿勢で得点を取りに来ている。
オシム監督も上手くいかない場面では水を投げつけるなど
かなり苛立って来ているのが目立っている。

そして後半42分、今度はイエメンの時間稼ぎが始まった。
しかも驚くべき事に、ピッチにカートが入って来たのである。
これではピッチの状態も何もあったものではない。
あまりにサッカーを知らなすぎる愚考である。

しかし、そんな後半もロスタイムに入る直前
ついに日本にゴールが生まれた。
遠目から来たクロスを巻がヘッドで落とし
それを我那覇が流し込んでゴール。
ついに待望の先制点で1-0と先制する。

日本はその直後、巻に代えて梅崎を投入。
19歳というU-21日本代表からの大抜擢の選手である。
この日本の先制点で、イエメンが完全に意気消沈し戦意喪失。
梅崎の目立ったプレーもなく、試合は終了。

何とか1-0で日本が辛勝と言ったところであるが
オシム監督の表情でも解る様に、褒められた試合内容ではない。
とにかく勝利した事は、アジアカップの中では良い事だが
日本代表の向上という点では、まだまだである。
しかしながら、この悪条件では勝つ事が最優先だと考えられる為
その点では良かったのだろう。
二度とアウェイでイエメンとあたらない事を祈りつつ
次の日本代表の試合に期待したい。

2006年09月07日

日本対ロシア

女子バレーワールドグランプリで日本はイタリアで
決勝ラウンドの初戦、ロシアと対戦した。
オリンピックの前哨戦とも言えるこの戦いで
日本は予選ラウンドで敗北したロシアとブラジルと同じ
グループとなってしまった。
しかしながら、この決勝ラウンドで日本が勝ったのは
キューバのみであり、それ以外はこちらも敗北したイタリア。
そして現在世界ランク1位の中国。
日本のレベルはこの決勝ラウンドでは一番下だと思っても
差し支えない状態である。
この決勝ラウンドでは3ヶ国中上位2ヶ国が準決勝へと
駒を進めることが出来る。
この試合の前にロシアは既にこの決勝ラウンドでブラジルに敗れており
もしこの試合で日本がロシアに勝てば
日本はブラジルと戦う前に準決勝への進出が決まる。
この後日本がブラジルに負けたとしても、当該国同士で
ロシアに勝っていれば良いというわけである。

そして注目のスタメンだが、このスタメンが面白い。
日本は大山、そして杉山を外しており
スタメンは竹下、高橋、荒木、木村、リベロに菅山。
そして小山と石川である。
大山が外れたのは当然だと考えるが
杉山が外れたのは恐らく足の具合が悪いのだと予測する。
予選ラウンドの中でも、テーピングをしながら
頻りに足を気にする杉山の姿があったので
足の調子も気になるところである。

まずは第1セット、ロシアのスパイクが決まりロシアのポイントで始まる。
しかし、日本もセンター線を使い、荒木がやり返す。
ロシアは予選ラウンドの時と同じく、木村を狙っており
これが大当たりで、いきなり連続ポイントで1-5と大きくリードされる。
予選ラウンドでストレートで負けてしまっただけに
この試合はどうにか雪辱を晴らしたいところである。
そのままロシアに押されて最初のテクニカルタイムアウトは
2-8と非常に苦しい立ち上がりで迎える事になる。
ロシアに完全に押さえ込まれる中、日本は高橋を中心に攻めるが
ロシアの高さの前にどうにもならず2回目のテクニカルタイムアウトも
8-16と点差は開いたままである。
ここで気がつくのは、先日のサッカーの日本対イエメン戦と同じく
カメラワークが最悪である。
カメラがぶれており、見られたものではない。
と思っていたら、やはりテレビ局に苦情が行ったようで
アナウンサーが、この映像は現地のイタリアの放送局の
映像を使用している旨を早速伝えていた。
私が勘違いしているのか解らないが
世界のテレビ局のレベルはここまで低いモノなのだろうか。
日本の映像を考えると非常にクオリティーが高い。
それだけにこのレベルのカメラワークだと
非常にストレスを感じてしまう。
注目している試合なだけに、大いに残念である。
試合はそのまま終盤に入りロシアのセットポイント。
日本は何とか奮戦するが、最後は15-25と
10点差をつけられてしまう。
どうにか第2セットで巻き返しを狙いたいところである。

続く第2セット、今度は日本のポイントで始まる。
序盤、日本はロシアのミスと小山、荒木の活躍で
いきなりの連続ポイントで5-1とリードする。
第1セットとは全く逆の展開である。
しかし今度は日本のミスで6-6と即座に同点に追いつかれ
そこから6-7と逆転される。
そのまま、木村のスパイクがアウトとなり
6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後もロシアの勢いが止まらず、連続ポイントなどで
日本は完全に押さえつけられ、2回目のテクニカルタイムアウトは
10-16とまたも大きく離されて迎える。
しかし、ここで日本についに流れがやってくる。
小山のバックアタック、石川、荒木のブロックポイントなどで
17-20と3点差まで追いすがる。
そしてそれがロシアのミスを誘い21-22と1点差。
しかしここでロシアも踏ん張り22-24でロシアのセットポイント。
日本は頑張ったのだが、最後は小山のスパイクがアウトになり
22-25と良いところまで行きながら敗北してしまう。

迎えた第3セット、このセットも日本のポイントで始まる。
そのまま日本は石川のブロードや
小山の強力なジャンプサーブなどが決まり
第2セットと同じく序盤からリードを奪う。
そしてこのセットはついに8-3と日本が初めて5点リードで
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本はやはり竹下に綺麗にレシーブが返った時は
良い攻撃が決まっているが
ロシアのサーブの前にレシーブを崩され
日本の本来の攻撃の形が出てこない。
高橋の技術や、小山の運動能力に頼んだ攻撃になってしまうと
さすがにこの世界レベルでは通用しない。
そしてこのセットは日本の調子が良く
2回目のテクニカルタイムアウトも16-9で大きくリードして迎える。
こうなると何とかロシアに一泡吹かせて欲しいところである。
そしてロシアに少々逆襲されるが、20-15と日本リードで
セット終盤に入り、その後運も味方し21-15となり
ロシアも堪らずタイムアウトを取る。
しかし、ここからロシアの脅威の逆襲が始まる。
何と6連続ポイントで21-21と一気に同点に持ち込まれる。
ところが、日本も黙っているわけはなく
24-22とついにセットポイントまで漕ぎ着ける。
しかしここでロシアも連続ポイントで24-24のデュース。
そしてロシアのガモワのスパイクが外れて25-24。
その後、またロシアに入れられて25-25。
今度は日本の高橋のスパイクで26-25。
ここでロシアがまたも返して26-26と息もつかせない展開。
そしてついにここでロシアがブロックポイントで27-26。
このセットで初めてリードされる。
しかしここは小山がしっかりと切って27-27。
ところが、日本の攻撃がロシアのブロックにかかり
27-28でロシアのマッチポイント。
そして最後は荒木のスパイクがアウトとなり
27-29でまたもロシアの前にストレートで敗れてしまう。
観戦している方としても、何とも悔しい展開である。

明日のブラジル戦に良い勝ち方を出来れば
日本は準決勝へ駒を進める事が出来るが
ブラジルはロシアよりも更に世界ランクは上。
しかしながら、個人的には日本としては
ロシアよりもブラジルの方が相性が良いと思えるのである。
ロシアのサーブやアタックをレシーブする事に関しては
非常に厳しい様に見えるのだが
ブラジルのサーブやアタックに関しては厳しい事には変わりないが
ロシアよりは形が作れているように思える。
そのため、明日のブラジル戦に大きな期待を残して
観戦する事にしたい。

2006年09月08日

Live! & 日本対ブラジル

大和Hagin's Bφにて私のAcoustic BandのLiveを行った。
今回もBassの松本央氏に協力して頂き
面白い楽曲を多数含めてお送りした。
これが私としては非常にお気に入りで
良いテンションでLiveをする事が出来た。
今後も彼の協力の下、興味深いLiveを展開していく予定である。

また昨年から休止していた私のオリジナルBANDを
この度もう一度再結成し、活動する事になった。
もちろん、松本央氏に全面的に協力して頂き
今までに増して力を注いで、完成されたステージを
お送りすべく、頑張る所存である。
既にメンバーも決定しており、こちらも楽しみにして頂きたい。
完全に固定メンバーとなるかどうかは今後の動向次第だが
より良いステージをお送りして行けるように
試行錯誤していくので、大いに期待してお待ち頂きたい。
Liveの予定などはスケジュールやこのブログにて発表するので
その際には是非遊びに来て頂きたい。

さて、女子バレーボールワールドグランプリで
日本はついに正念場となるブラジル戦を迎えた。
決勝ラウンドで準決勝に残るには昨日のロシア戦に負けてしまったので
このブラジル戦で勝つしか道は残されていない。
日本のスタメンは昨日のロシア戦と同じく小山と石川が入っている。
やはり杉山の足の調子が悪いのだろうか。
非常に心配である。
またブラジルはここまで全勝で上がって来ており
波に乗っているチーム。
どうにかこのブラジルを制したい。

第1セット、まずはブラジルのポイントで始まる。
序盤は日本リードで試合が展開するが
昨日に引き続いてカメラワークが悪すぎる。
ただ修正点として昨日はテレビに近づかなければ
読めなかった得点表示だったが
どうやらフジテレビが独自の得点表示を
その読みづらいイタリアのテレビ局の映像の上に
重ねて表示している。
序盤はそのまま日本が8-7とかろうじてリードし
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
そしてその後ブラジルに逆襲されるが
日本は盛り返し、小山の大活躍で15-13とリードを広げていく。
その後も高橋などが後に続き16-13と3点のリードで
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
テクニカルタイムアウト後も、高橋の驚異のツー攻撃などで
日本はリズムに乗って試合を展開する。
やはり予選ラウンドで2回もストレートで敗れているとは言え
ロシアよりもブラジルの方が日本にとっては相性が良いようである。
しかしここでブラジルの逆襲で3連続ポイント。
17-16まで追いつかれるが、高橋が切り18-16。
ブラジルも日本が嫌がる選手であるレナタを投入し
ここから一進一退の白熱した試合展開になる。
しかしブラジルのミスもあり20-18でセット終盤へ。
ここから小山が大回転の活躍もあり日本はついに石川のスパイクで
24-21でブラジル相手に初めてセットポイントを迎える。
ところがここでブラジルが食らいつき24-23と追い上げられる。
しかし、最後はブラジルのサーブミスで日本が念願の
1セットを取る事が出来た。
この勢いのまま、一気に試合を決めて欲しい。

続く第2セットは小山のいきなりのブロックポイントで
良い形で日本のポイントで始まる。
そのまま木村のスパイクが決まり2-0とリードを奪う。
しかしブラジルも連続ポイントで返し2-3と逆転される。
ここからブラジルに流れが行きかけたが
またも小山のサービスエースを取り、流れを戻し
6-5とまた日本がリードを奪い返す。
しかしブラジルがまたも逆転し、最初のテクニカルタイムアウトは
7-8とブラジルに一歩リードされて迎える。
そこからブラジルに徐々に引き離され2回目のテクニカルタイムアウトは
16-11とリードを広げられてしまう。
日本は小山を中心にブラジルに押されつつも
どうにかリードを縮めて17-20でセット終盤へ。
リードがほぼ変わらず20-24でブラジルのセットポイント。
しかしここで石川がジャケリネをブロックし21-24とする。
そしてそれに続き小山がサーブで崩し
それをまたも石川のブロックポイントで22-24と2点差まで追いつく。
どうにかここでブラジルを捕まえ、このセットも取りたいところ。
しかし最後はブラジルのスパイクが決まり22-25で
第2セットはブラジルに取られてしまう。

迎えた第3セット、ここで何とフジテレビが放送短縮の為
第3セットをカットしてしまう。
第3セットの結果はブラジルに取られてしまった。

正念場となった第4セット、序盤から一進一退の攻防だったが
2-2となったところで、ブラジルが抗議でイエローを貰い
日本にポイントが入り3-2とリードを取るが
ここで日本のサーブが外れて3-3となってしまう。
しかしブラジルもサッサがサーブを外して4-3。
このセットは先に流れを掴んだ方が勝つ気がしてならない。
そのままどちらのチームも流れを掴めないまま7-8で
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
このテクニカルタイムアウトの後、ブラジルがリズムを乗り始めるが
日本もそこは黙ってはおらず、少々リードされるが
そこから引き離されずにどうにか食らいついて行く。
2回目のテクニカルタイムアウトは11-16とブラジルの連続ポイントが
響いてブラジルにリードを広げられて迎える事となる。
この試合当たっていた小山だったが
ブラジルもこの小山をチェックし、大活躍とまでは行かなくなって来た。
しかしリードされているとは言え、ブラジルもリズムを
掴み切ったわけではなく、日本にもまだチャンスがある。
日本はここから石川のブロックや木村のスパイクなどで
じわりじわりとブラジルを追い上げ14-17まで追い上げる。
ブラジルもこれ以上日本を調子付かせるわけには行かず
ここでタイムアウトを取って立て直しを図る。
このタイムアウトの後、やはりブラジルが立て直し連続ポイント。
今度は日本がタイムアウトを取り、巻き返しを狙う展開。
そして日本のタイムアウトの後、ブラジルの勢いを止める事が出来ず
16-24でついにブラジルのマッチポイントを迎える。
そして最後はブラジルの強烈なスパイクが決まり17-25で
どうにもならず、日本はセットカウント1-3で敗れてしまう。

ブラジル相手に1セット取った事は喜ばしいが
やはり勝てたポイントが何ヶ所かあったため
悔しい試合である事に変わりはない。
しかし小山や石川などの新しい力の台頭は
日本の今後に取って嬉しい事であり
最後の試合となる5位、6位決定戦で勝利を収め
良い形でこのワールドグランプリを終わって頂きたい。
ワールドグランプリ最後の日本代表の試合に期待しよう。

2006年09月10日

Live! & 日本対中国

和泉多摩川にある沖縄料理屋「うりずん」にて
9.11のチャリティーイベントにみゃあ氏のサポートで参加した。
毎年行われているようなのだが、私は今回が初参加となる。
非常に良い雰囲気のお店で、私もいつも以上に
良い演奏が出来たと思われる。
Liveも大いに盛り上がり、大盛況で幕を閉じた。

さて、女子バレーボールワールドグランプリ決勝ラウンドで
日本は5位決定戦、中国と対戦した。
この決勝ラウンドで、残念ながら日本はロシアとブラジルに2連敗。
ブラジルからは念願の1セットを先取したが、その後3連続で
セットを取られて敗北してしまった。
そしてこの5位決定戦だが、日本には非常に幸いな事に中国が来たのである。
中国のグループはイタリアとキューバだったのだが
現在世界ランク1位の中国が最下位でこの5位決定戦に回ってくるとは
思いもよらない展開である。
しかし、日本にとっては世界ランク1位のチームと戦えることは
大きな経験値を得ることが出来る。
その上、決勝ラウンドに進出した6ヶ国のうち、日本が予選ラウンドで
対戦していない国は中国のみ。
それを考えれば最高のお膳立てだと考えられる。
日本のスタメンはブラジル戦と同じく竹下、高橋、小山、荒木、石川、木村
そしてリベロに菅山と変わっていない。

第1セット、中国のポイントから始まり
序盤からリードを奪われる展開となる。
ここまで日本が負けている試合のほとんどは
レシーブが悪く、日本の攻撃の形が出せないまま
終わってしまう展開となっており
その問題点を修正してくれている事を祈るばかりである。
一時は3点のリードを取られたが、6-5と日本が逆転。
最初のテクニカルタイムアウトは8-7とリードして迎える。
日本はスパイクレシーブ世界一の高橋がいるにも関わらず
サーブレシーブが悪いため、良い形に持って行く事が出来ない。
そのため、木村などの狙われるメンバーの
サーブレシーブに全てがかかってくるだろう。
その後中国が立て直し、2回目のテクニカルタイムアウトは
12-16と引き離されて迎える事になる。
しかし小山のバックアタックや石川のブロックなどで
日本は連続ポイントを奪い1点差に詰め寄り
そのままセット終盤に突入する。
ところがここに来て中国が4連続ポイントで
19-24と中国のセットポイント。
最後は中国のスパイクが決まり、20-25で最初のセットは
中国に軍配があがった。

第2セットも中国のポイントで始まり、いきなりの3連続ポイント。
調子が悪いとは言え、さすが世界ランク1位のチームである。
しかし小山、石川、木村の活躍で一気に詰め寄り
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
このテクニカルタイムアウトの後で、またも中国が爆発。
2回目のテクニカルタイムアウトは一気に引き離されて
10-16で迎える事になってしまう。
この中国の勢いがこの後も止まらず、13-24と
またも中国のセットポイント。
そのまま押されて、第2セットは13-25と大差で敗れている。
このセットは日本のミスもあり、この大差になってしまった。

迎えた第3セットも中国の強力なスパイクで始まる。
序盤は一進一退の展開だが、中国が頭1つ抜けだし
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
その流れは変わらず、2回目のテクニカルタイムアウトも
中国リードで13-16で迎える事となる。
このテクニカルタイムアウトの後で中国はまたも爆発し
18-24とマッチポイントを握り、そのまま18-25で
中国にストレートで負けを喫してしまった。

決勝ラウンドに残ったとは言え、やはり世界レベルに達しただけで
世界トップレベルで戦っていくだけの力はない。
ただ、その差は大きなものではなく、課題は多いとは言え
修正できる範囲だと思われる。
それだけに、次の日本代表の試合に大きく期待したいところである。

2006年09月14日

今度は本塁打!?

ヤンキースの松井が凄い。
先日ようやく復帰したばかりだというのに
復帰した初日には4打数4安打1打点と
驚異的な記録を残し、復帰3日目のデビルレイズ戦で
第1打席でいきなりの本塁打。
さすがはゴジラの異名を取るだけあり
驚きの活躍である。
イチローの方も調子が良いようで
野球界での日本人の活躍は相変わらずのようである。
早くサッカー界でもこのように安心して
見られる選手が世界の強豪リーグで活躍する日を
心待ちにしたいところである。

2006年09月17日

黄金世代再び。

サッカーU-17アジア選手権で日本が北朝鮮を破り
12年ぶりの優勝を果たした。
前半に2点のビハインドを負ったが、後半から一気に盛り返し
2-2の同点へ、そのまま延長戦へもつれ込み、延長戦後半に
2点を追加して4-2で勝利を収めたのである。
残念ながら中継がなかったので、断片的な場面しか見ていないが
柿谷、河野の活躍が目覚ましく、全体的にも非常に強力な中盤であった。
このU-17アジア選手権を以前制したのは小野や高原の現在活躍する黄金世代。
それから12年の沈黙を破り、再び黄金世代がやって来たのである。
4年後のワールドカップで彼らが出場する可能性は十分にあり
その次のワールドカップではおそらく主力メンバーとなる。
それだけに嬉しいニュースである。
今後の日本サッカー界は明るいモノだと信じたい。

2006年09月20日

期待して良いものか?

オランダのヘラクレスで戦力外通告を受け
日本へ戻ってきた平山が、代表合宿へ
どたばたの電車移動で参入した。
クラブでの居残りの走り込みに熱中し過ぎて
出発の時間を忘れたとの事である。
個人的にはこういうタイプには2種類しかないと思っている。
天才型か、ダメ人間型かの2種類である。
どんな理由であれ、時間にルーズな人間は最低だが
時折天才型で時間にルーズな人間がいる。
もちろん、各国の文化によって時間のとらえ方は様々だが
日本人の場合はルーズな人間のほとんどはダメ人間型である。
しかし、ダメ人間型ならば戦力外通告を受けたとはいえ
オランダの一部リーグでプレーをするという結果は
そうそう残せるモノではない。
そう考えると、平山は天才型なのだろうか。
個人的にはこのダメ人間型で時間にルーズな人間に
振り回される事が多く、天才型に出会った事は
一度しかないので信用は出来ないが
もし彼が天才型なら日本サッカー界を救う逸材なのかも知れない。
私が以前出会った天才型はそのくらいの魅力があった。
今後の平山の活躍に期待したい。

2006年09月22日

ジーコ監督の窮地。

前日本代表のジーコ監督が新天地で窮地に立たされている。
トルコの一部リーグで指揮を執っているのだが
成績が全くもって悪い。
トルコのメディアからは、80年代のサッカーだと酷評され
更迭するべきだと意見が飛び交っている。
やはりジーコ監督のやり方は古かったのだろう。
現役を終えてからは海外の最新のサッカーに触れる機会もなく
それでは上手く行くはずもない。
さて今後の彼の戦術はいかに?

2006年09月23日

結局見送り。

10月4日のガーナ戦に向けて調整していた
海外組の招集だが、4日が国際Aマッチデーではないため
今回は海外組の招集は見送りとなった。
やはり今は各国リーグの真っ直中であり
海外組を招集するのはしっかりと日程調整を行わないと
非常に難しいようである。
これに対してオシム監督は激怒しているらしく
相当な剣幕でやりあったとの事である。
この日程調整の折り合いが付かない原因が
日本サッカー協会にあるのか解らないが
もしそうなら残念な事である。
日本代表が世界に羽ばたくためにも
プレイ以外の部分ではしっかりとサポートが欲しいところである。

2006年09月29日

今年いっぱいは国内組のみ

サッカー日本代表の代表選考だが
今年中は国内組だけでの戦いとなるようである。
欧州組とのスケジュール調整が難航した事もあるが
どうやら国内の未発掘の選手を見つけるべく
オシム監督は奔走するようである。
また、今までファンタジスタは必要ないとの
コメントを残していたオシム監督だが
セルティックの中村の大活躍はオシム監督の
ファンタジスタ不要説を覆すほどのものであり
来年の代表選考でのメンバー入りが期待出来そうである。
個人的には海外組もみたいと思っていたが
国内組を選考する事で海外へ羽ばたく日本人選手も
出てくる可能性があり、またJリーグも盛り上がる為
日本のサッカー界としては大いに歓迎すべき事なのだろう。
今後の日本代表に注目したい。

2006年09月30日

デビュー戦は散々。

Jリーグ、FC東京に所属する平山のデビュー戦が行われた。
序盤、平山得意のヘッドでのポストプレーが一瞬光ったが
それ以降は決定的なチャンスを外すなど、散々の出来であった。
どうやらクラブチームでもあまりにルーズ過ぎる平山の
体調管理で頭を悩ませているようで
個人的には何とも腹立たしい。
体調管理の出来ないプロ選手など聞いた事がない。
これで結果が出なければ、即刻クビでも仕方がない。
しかしFC東京に取っては宣伝材料の1つでもあり
今後も試合には出していくのだろう。
実力よりもまずそのルーズさを直して欲しいものである。
ルーズさがなくなれば、多少結果が出なくても
見ている方としては我慢が出来るのだが・・・。

2006年10月02日

日本代表ピンチ。

オシムジャパンにまたもピンチが訪れた。
今度はセンターバックが故障でいない。
坪井と闘莉王が怪我で戦線離脱。
急遽水本などを追加招集し、4日のガーナ戦に
備える事になってしまった。
まだ詳しい事は解らないが、FWからは田中達也が外れ
その代わりに今Jリーグで大活躍中の播戸竜二が入っている。
またMFには今野や佐藤も戻ってきている。
さて今度のガーナ戦、どうなるか楽しみである。

2006年10月04日

Live! 共演!!深町純氏 & 日本対ガーナ

新中野のLive House弁天にて、円道一成氏の
Birthday LiveとなるSession Liveを行った。
今回のこのSession Liveだが、今回も前回同様に
恐ろしいメンバーが揃っている。
いつものOh! God Showのメンバーである
松原正樹氏のサポートで有名なDrums奥田やすひろ氏
ダウンタウンブギウギバンドのBass新井武士氏
今回から初参戦の大御所、PianoHeysuke氏
レベッカのプロデューサー、Guitar平井光一氏
そしてリーダーのVocal円道一成氏の5人に加えて
前回のSession Liveで御一緒させて頂いた
爆風スランプのBassBBQ和佐田氏
伝説のJ-PopBANDであるJudy&○aryのDrums五十嵐公太氏
そしてSBCのリーダーであり、佐野元春氏他様々な
アーティストをサポートしてきたPercussion里村美和氏
そしてそして、何と、Fusion界の超大御所で
円道一成氏も敬語を使うという素晴らしいプレーヤー
Pianoの深町純氏も参戦し、もう大変な騒ぎである。
この素晴らしいミュージシャンと方を並べて
演奏できるというのは本当に大きな経験が得られる。
嬉しい限りであった。
そして今回も、私は凄いことにチャレンジしてしまった。
前回のSession LiveではラウドネスのVocal二井原実氏と
シャウト合戦をさせて頂いたが、今回も凄い。
あのBrecker Brothersと共演した事もある深町純氏と
円道一成氏の計らいでSome Skunk Funkを
御一緒させて頂いたのである。
これはもし私が大御所になっても出来る機会は
まず無いと思われる事である。
一度はFusionに浸かった人ならこの出来事の
大きさを解ってもらえるだろう。
その曲の事もあるが、Liveそのものも
本当に素晴らしいLiveで、数多くの事を勉強させて頂いたと共に
今後の音楽生活において、大きな意味を持つ
重大な1日と言って良い1日であった。
今後もこの経験を糧に、頑張っていきたい。

さて、そんな夢のようなLiveが終わった後はサッカーである。
キリンチャレンジカップで、日本代表は
アフリカの最強国、ガーナと対戦した。
オシムジャパンになってから、強豪というと
サウジアラビアだったが、強さとしてはこのガーナの方が
現時点では確実に上だと言って問題ないだろう。
先のワールドカップではベスト16に残ったチームであり
そのメンバーもほとんどこの試合に参戦しており
日本としては現在の強さを測るのには最高の相手だと思われる。
日本のスタメンだがGKにキャプテン川口をはじめとして
DFには負傷した闘莉王と坪井が欠場している為
今野、阿部、水本が入り
MFには右サイドに駒野、左サイドに三都主
中央には鈴木、遠藤、山岸。
FWには巻と佐藤が入っている。

日本のキックオフから試合開始。
開始3分でいきなり決定的なチャンスが日本に訪れた。
右サイドの駒野から早い段階でのパスが
相手の裏をかいて巻に通り、GKと1対1になった。
しかし、巻は角度が無かったので左から詰めていた
山岸へのパスを選択、ただこのパスに相手DFが追いつき
クリアされてしまう。
ただ、この形へ持って行けた事は大きい。

ところが、この直後からガーナはジャンを中心に
驚異的な攻めを見せる。
この試合、日本は少しでもDFが気を抜けば
得点されてしまいそうな強力な攻撃力である。

やはりガーナの選手の身体能力は恐ろしいものがあり
日本も良い試合をしているのだが
ガーナ選手の身体能力について行けない場面が多く
再三ジャンにやられかける場面がある。
このあたりは坪井、闘莉王が不在とは言え
ディフェンスをしっかりとして行きたいところである。

前半ここまでを見ていて思うのは
どうも日本はパスがつながっていない。
ドリブルでの突破も相手の高い身体能力で
追いつかれて止められてしまい
中盤でのパスがつながらない。
低い位置から早い段階での相手の裏をかくパスが通った時や
たまたま通った感が否めないパスが
サイドに入った時などは良い感じで攻撃に入れるのだが
肝心の中盤で相手にパスカットされてしまう部分が多い。
恐らく、相手にマンマークで行っている為
攻撃に移る時に少々時間がかかってしまうようである。
逆にガーナはボールコントロールが上手く
その上スピードもあるので異常な突破力があり
これには手がつけられない。
何とも苦しい戦いだが、この苦境を乗り越えなければ
日本は世界の強豪国と戦っていく事は難しい。

前半終了が近くなると、ガーナはファウルを連発。
データで解ったのだが、ワールドカップグループリーグで
日本は一番ファウルの少なかったチームで
逆にガーナはファウルが一番多かったチーム。
笑い事ではないが、なかなか興味深い事実である。
怪我がなければ、このファウルがガーナの生命線を
切る事にもなりかねないだろう。

結局前半は0-0で後半へ折り返した。

迎えた後半、ガーナのキックオフで試合再開。
やはりガーナのスピードに乗った突破が怖い展開。
しかし今回初選出となった水本が非常に良いディフェンスで
ジャンなどが飛び出したところをしっかりと抑えている。
1対1に強く、まるで中澤を見ているようである。

一方、攻撃に関しても前半よりもボールが回ってきており
日本にもチャンスが訪れそうな予感がする。
しかしこれは日本が対策を打った事もあるが
ガーナが攻撃的になり、中盤のマークが
少し緩くなったためとも言える。
それだけに、両チームどちらに先に点が入っても
全くおかしくない展開になってきた。

日本は川口のミラクルセーブに助けられて
どうにか得点されるのを防いでいる。
ガーナの攻めに対して日本はしっかりマークに
行っているのだが、それでも身体能力の差で
そこから強引に持って行かれる場面が多い。
この身体能力の差をどうにか解決しなければ厳しい。
日本がしっかりした守備をしていても
結局シュートに持ち込まれてしまっては
守備の意味が薄れてきてしまう。

そんな中、後半中盤ついにガーナのジャンに
出し抜かれ、非常に危険な場面となる。
これを阿部がペナルティーエリア外ギリギリで
ファウルで止めて危険を先延ばしに。
その後の絶好の位置からのFKを
今度は神・川口がミラクルセーブ。
このピンチをしのいだ。
解説者が「川口凄いよ。。。」と素でコメントしてしまう程の
素晴らしいセーブであった。

この直後、日本はこれまで動きに動いていた
佐藤を下げて羽生を投入。
巻のワントップにし、後ろに遠藤と羽生が控える形となる。

その後もガーナに決定的なチャンスが訪れ
川口がDFに怒り、注文を出している場面があった。
このガーナとの身体能力の差を埋める事は出来ないのだろうか。

そして後半22分、これもまた動きに動いた山岸に代えて
Jリーグで6試合連続得点の播戸竜二を投入。
この日本のピンチを救って欲しい。
後半26分今度は巻に代えて我那覇を投入。
我那覇はイエメン戦で日本を救った選手であり
大いにこちらも期待したいところである。

しかしこの直後、ついにガーナに得点される。
ピンポンのクロスにスピードにのったハミヌに飛び込まれ
押し込まれてゴールされてしまう。
これもマークに行っていたのだが
ハミヌの身体能力で一気に引き離されて
飛び込まれた形であった。

その後、後半30分に今度は遠藤に代えて中村を投入。
前半から動きに動いていた選手を
次々に交代させ、リフレッシュを図る。
そして今度は鈴木に代えて長谷部を投入。
長谷部の強力な突破力であくまで攻めの姿勢を崩さない。

日本はその後、播戸の力強い攻めの姿勢に影響され
再三日本が良い攻めを見せるが得点には至らず
0-1でガーナに敗れてしまう。

この敗戦の原因で直接的なものは
やはりガーナとの身体能力の差と言えるだろう。
問題はこの身体能力の差をどう埋めるかである。
まずはパスやボールコントロールの精度が悪い。
ガーナの選手は身体能力にものを言わせて
多少悪いパスが来ても、自分のものにしてしまうだけの
スピードとリーチがあるが、日本選手にはそれがない。
となれば、パスの精度やボールコントロールの精度を上げて
正確にゲーム展開し、相手にボールを触らせるチャンスを
1つでも少なくする事が第一だと思われる。
中田英寿や中村俊輔などの選手がもし日本にいれば
その技術力の高さでこの試合は勝てたかもしれない。
しかしだんだんとオシムジャパンの意識が
選手に染み渡っている感じもあり
このガーナ戦は大きな経験となって、後に生きる事だろう。
日本代表の次の試合に大いに期待したい。

2006年10月11日

日本対インド

サッカー日本代表はアジアカップ最終予選で
アウェイでのインドと対戦した。
当初の予定では先日のガーナ戦とほぼ同じスタメンと
思われていたのだが、先日の試合が試合なだけに
メンバーの入れ替えがあったようである。
GKは川口、DFには水元、阿部、今野
そしてMFが三都主、山岸、駒野、鈴木、中村と
中盤に変更がある。
FWは巻と播戸の2トップである。
先日のガーナ戦で負傷した遠藤はベンチにも入っていない。
この新しい布陣がどのような結果をもたらすか
じっくりと見極めたいものである。

試合開始からやはり格下相手と言う事もあり
まずは日本ペースで試合が進む。
しかし、インドは大きくメンバーを変え
短い期間に監督を4人も変えた事もあり
力具合が変わっている事も考えられる。

日本ペースとは言え、立ち上がりとしては
少々悪い気がする。
日本ペースなのは相手がインドだからであって
これが強豪相手では通用しないだろう。
闘莉王や坪井がいない事を考えると
やはり戦力が不足しているのだろうか。
海外組が不在とは言え、国内組でも
もっと良い試合が出来そうだと考えられる。

前半13分、試合開始直後あたりで怪我をした
インドの選手がプレイ続行不可能となり
インドは早い段階でメンバー交代をする羽目に。
これは日本に取っては良い展開である。
前半からしっかりと動いてスタミナを使っても
交代のカードが相手よりも多い。
これは動く日本のサッカーにとっては追い風となるだろう。

しかし思うのは日本の技術の低さである。
パスミス、トラップミス、シュートミスとボールを持った時の
コントロールの悪さが日本の勢いを止めてしまっている。

ところが、この流れを断ち切った選手がいる。
播戸である。
前半23分、三都主からのグラウンダーのクロスを
綺麗にインドゴールへ押し込んだ。
2戦目にして初先発初ゴールと、頼もしいFWの誕生と言えるだろう。

播戸のゴールの後、日本は波に乗り攻めるが
勢いはあってもやはり技術が足りない。
パスの精度にも疑問が残る。
また、新生インドの意地もあって追加点はなかなか入らない。

そして後半39分、何とまた照明が故障した。
スタンドの片側の照明が消え
昨年のコルカタでの試合の再来となった。
試合が一時止まってしまったが、日本のコーナーで試合再開。
やはりアジア諸国の施設の整備の悪さが伺えてしまう。
アジアサッカー連盟にはどうにか手を打って欲しいものである。

そして前半44分、またも播戸がやってくれた。
三都主からの難しいクロスを、何の躊躇もなく飛び込んで
ヘディングでねじ込んだのである。
さすがJリーグで大活躍中の選手である。
2-0と日本は大きくリードを広げた。

しかしその直後、DFの水本が相手選手に
トップスピードで衝突され、ピッチを出される。
頭を打ったようで、動かないのも気になるところである。

照明の影響もあり、ロスタイムは5分の表示。

その表示の直後、水本がプレイ続行不可能との判断。
やはり映像で見ていても相当な衝突だっただけに
この試合だけでなく今後の選手生活が心配される。
しかし、しばらくして水本が立ち上がったようで
緊急の大事には至っていないようである。
そしてそのまま前半終了となる。

前半だけで本当に多くの事があっただけに
2点のリードがあるとは言え、油断出来ない雰囲気である。

迎えた後半、日本は水本に変えて長谷部を投入。
そのまま日本のペースで試合が進む。
しかし動きのないまま、後半21分にこれまで全く良いところのない
巻に代えて我那覇を投入。
個人的には巻の技術のなさは、あまりに辛い。
私の予想では、これが最後の代表戦ではないかと思う。
そしてその直後の後半24分にこの試合大活躍だった
播戸に代えて佐藤寿人を投入。
この2人のFWも期待できる選手なだけに、楽しみである。

そして試合は進み後半37分、中村の目の覚めるような
ミドルシュートが炸裂する。
素晴らしいシュートで日本、3-0と大きくリードした。

しかし試合では良い流れだが、インドのプレイが汚い。
水本だけでなく、中村のゴールの少し前に山岸も
負傷させられ、ピッチの外に出されたままで
この中村のゴールの直後には阿部も相手との接触で
少々厳しい顔をしていた。
阿部と相手との接触の直後、山岸がピッチに戻れたが
どうにもこのインドのプレイは気にくわない。
この時間帯で既に3点差となれば絶望的なのだが
そこでこの危険なプレイは何ともスポーツマンらしくない。
ラフプレイが有名なアジア諸国だが、日本が先日のワールドカップで
一番ファウルの少ない国だった事を考えると
日本にとっては少々厳しい地域なのだろうか。
南米や欧州のようにレベルの高い地域でのラフプレイは
危険とは言え、そこまでのものではない。
しかし、インドのようなサッカーレベルの低い選手の
ラフプレイは大いに危険であり、選手生命に関わる場合もある。
それだけに、もう少し審判も厳しく見て欲しいものである。

ロスタイム2分の表示が出て、試合も終了間際という場面で
またもハプニングである。
今度はピッチに犬が乱入で試合が止まる。
この犬、一度はピッチの外に出たのだが
試合再開直後、またもピッチに乱入。
このインドの会場整備はいったいどうなっているのだろうか?
いくらそれぞれの国の事情があるとは言え
ここまでお粗末な会場ではサッカーとは言えない。
アジアサッカー連盟は本当に考えなければならないだろう。
そんなこんなで試合は終了。
思わぬ乱入で、何とも締まらない幕切れとなった。

何とも低レベル会場での試合だったが
試合の方は日本が3-0で勝利。
しかし、これは喜べる事ではない。
あまりにインドのレベルが低かったため
日本は勝利することが出来たが
これが日本のサッカーとは思えない。
闘莉王や坪井などのスタメン欠如があるとは言え
技術的に最悪の試合だったと言って良いだろう。
ピッチ状態も良いとは言えないが
パスの精度やトラップなど、基本的な事に関しても
バランスを崩しすぎている気がしてならない。
日本代表の次の試合に期待したい。

2006年10月12日

格上限定!

インドから帰国したオシムジャパンだが
その際に来年の国際親善試合は現在の日本より
格上の相手とのマッチメークが出来るようにとコメントした。
これはジーコジャパンの時とは逆の発想で
勝利して勢いをつけると言う意味合いの試合は
意味がないとの判断である。
ドイツワールドカップを見て、私もそう思う。
確かに格下と試合をして勝てば勢いはつくかも知れないが
そんな事でしかつかない勢いは今の日本には必要ない。
いつでも挑戦者と言う姿勢での勢いが必要なのではないだろうか。
そう考えれば、挑戦者なら勝とうが負けようが
いつでも意気込みを感じられなければならない。
来年の日本代表の試合は厳しいながらも
面白い試合が多くなりそうである。

2006年10月14日

ハットトリック!

セルティックの中村俊輔がハットトリックを達成した。
海外組のクラブチームでのハットトリックはほとんど聞かない。
というより、初ではないだろうか。
しかも、同点・逆転・だめ押しと3拍子揃った
文句のつけようのない働きである。
なぜワールドカップの時はダメだったのかと
考えさせられてしまうが、これでオシム監督もより中村を認め
彼が日本代表に復帰するのも近いかも知れない。
今後も大いに期待出来そうである。

2006年10月22日

日本人5人目。

イタリア、メッシーナに所属するドイツワールドカップ
日本代表MFの小笠原が日本人で5人目となる
セリエAでの得点を挙げた。
最終的には同点で終了した試合だったが
1-1の同点時での勝ち越しとなるゴールだっただけに
良い流れを作り出したと言えるだろう。
このところセルティックの中村など、日本人の活躍が目立ち
今後が大いに楽しみである。

2006年10月25日

Live! & 日本対中国

渋谷Take Off7にてリハゴデニールのLiveを行った。
私が正式メンバーになってから初のLiveとなる。
今回はリハゴ復活祭と称して、多くの昔からの観客の
方々を前に、新生リハゴデニールのお披露目となった。
前回はとあるイベントだったので、昔からの観客の方は
少なかったようである。
今回も大いに熱いステージとなり、良いモノに仕上がったと思う。
Tpに伊計博司氏を迎え、強力なホーンセクションで
観客の方々の評判も良かったようで嬉しい限りであった。
終了後の打ち上げも、とても暖かい雰囲気の中
本当に爽快な打ち上げとなり、何とも気分の良いLiveであった。
次回は12月09日に、私も籍を置かせて頂いている
個性派アーティスト集団Studio Manomanaのイベントでの
Liveが決定しているので、是非ともいらして頂きたい。

さて、今度はサッカーである。
サッカーU-21日本代表はホームで中国と対戦した。
オリンピックの開催国である中国には
是非とも勝って、弾みをつけて行きたいところである。
また、日本代表にとってはA代表へのオーディションも兼ねた
大事な一戦となり、見逃せない。
オリンピックではルーニー、クリスティアーノ・ロナウド、メッシなど
強力な選手が一気に登場するだけに期待したい。

日本のスタメンはGK西川、DFに一柳、伊野波、青山直晃
MFは増田、中村北斗、梶山、青山、本田
FWには平山と苔口が入っている。
個人的にはこの平山に大きな不安を感じるが
最終的にこのスタメンに残ったという事は
それなりの結果を出したという事なのだろう。
まずは期待して観戦したいところである。

試合開始直後から、中国のフリーキックとなり
その後も少々危ない場面が続く。
立ち上がりから、ディフェンスが少々ばたついており
身長の高い中国に翻弄される形となった。

しかしこの流れを断ち切ろうと、心配していた平山が
良いポストプレーやシュートなどで奮戦する。
やはりオランダ一部リーグは伊達ではないのかもしれない。

そしてそんな流れの中で試合が動いた。
中国に攻め込まれた後、日本はカウンターで
一気にボールを運び、サイドの増田から中央へセンタリング
それを梶山がしっかりとヘッドで決めて
前半17分、1-0と日本が先制点を挙げた。

先制点を挙げたとは言え、安心は出来ない。
中国はこの試合A代表経験選手を7人もスタメンに入れており
ベンチにも1人A代表経験選手が控えている。
そしてFWに至っては3人ともA代表経験選手。
この3人が日本陣地に攻め込む時間帯もあり、注意が必要である。

前半38分、中国はFWを一人交代させ、最初のカードを切るが
結局そのまま前半は終了。

迎えた後半、中国はMFとDFを一枚ずつ交代させている。
後半開始からしばらく一進一退の攻防が続くが
なかなか面白い試合となっている。
日本は攻められる場面を見受けられるが
しっかりと守っており、結局大事には至っていない。
攻撃面でも、平山が思いの外、動きが良い事と
トラップがしっかりしているため、ボールの回りが良い。

後半13分、中国はまたもFWを投入。
この選手の身長が195cmと平山よりも高い選手である。

この試合、日本の特筆すべきは梶山、増田、中村の3人だろう。
梶山は中盤で攻守のバランスを取って、要となっており
増田は強力なドリブルで切り込み、中村はサイドから
非常に早い上がりと攻撃を見せる。
平山に関しては思ったよりも良いのだが
どうもボールを待っている感がある。
自分からボールをもらいに行く動きをするか
周りの選手が平山を上手く使うようにしないと
平山が生きる事はないだろう。

後半26分、中国はまたも選手を交代。
徹底的に色々と試す姿勢が伺える。
この時間になると日本のディフェンスも
少々綻びが見え始め、大事に至る可能性が出てきた。
そんな流れのなか日本は後半29分、増田に代えて枝村を投入。
攻撃的な選手なので、ディフェンス面がどう変わるかは
不明だが、追加点が期待できそうである。

枝村が入った事により攻撃面に一層の動きが出て
全体的に良い流れが伝染し、動きの鈍ったディフェンスにも
良い動きが見られるようになる。
また、日本が攻め込む時間も多くなり
期待できそうな雰囲気になってきた。

そしてそんな流れでついに試合が動いた。
中村北斗からの早いセンタリングを
平山が肩で押し込んでゴール。
シュートとしてはちょっとお粗末ではあったが
その位置にいた事は評価に値する。
これで日本は2-0と日本はリードを広げた。
このまま一気に畳み掛けたいところである。

その後も日本ペースで試合は進むが
結局何事もなく試合終了。
先日のアウェイに引き続き、同じく2-0で中国を下した。
このU-21日本代表から、またA代表に行く選手も
今後数多く選出される事を期待出来そうである。
次は11月のアウェイ&ホームでの韓国戦。
こちらも大いに期待したい。

2006年10月26日

日本ハムファイターズ優勝

日本シリーズで、日ハムがついに優勝した。
新庄の引退に相応しい幕切れとなった。
しかしながら近年久々の優勝をするチームが多い。
阪神に始まり、ロッテ、日ハムと
私が小さな頃では考えられないようなチームが
このところ優勝しているのである。
逆に巨人などの常勝していたチームが
ボロ負けするなど、プロ野球界の変動が激しい。
これも時代と言ってしまえばそれまでなのだが
何か興味深いモノがある。
とにかく、日ハム優勝おめでとう。

2006年10月31日

au独り勝ち! & 日本対チャイニーズタイペイ

番号ポータビリティーによるユーザの移動で
私の予想通りauが完全に独り勝ち状態となった。
30日までのデータでauは何と驚異の約8万人増加という
とんでもない記録を叩き出したのである。
そしてこのポータビリティーで一番不利だと思われていた
SoftBankは2万人減少にとどまり
Docomoが6万人減少という大きな痛手を負うことになった。
個人的にそうなって欲しいと思っていた状態に
ここまでピッタリなってしまうと、少々怖いくらいである。
しかし、考えてみればSoftBankは解りづらい表示という問題はあるが
しっかりとユーザに対して自社のサービスを打ち出していたし
auもそのSoftBankの大きなサービス打ちだしに対して
対抗する姿勢をすぐに発表し、その他にも今回のポータビリティーに向けて
自社のサービスをしっかりと提示していた。
ところが、Docomoだけは殿様商売根性丸出しで
全く持ってユーザに対する敬意が感じられなかった。
何もやっていないというわけではなかったが
決してユーザが納得するほどの十分さはなく
今回の結果は納得の行くものだと思われる。
今後もauの独り勝ち状態は続くと思われるが
携帯業界、ますます面白いことになりそうである。

さて、女子バレー日本代表は2006世界バレーで
チャイニーズタイペイと初戦を戦った。
このチャイニーズタイペイは、アジアで新興勢力と言われるだけあり
近年若い選手を中心に伸びてきているチームである。
格下とは言え、日本も油断していると大いに危険である。

日本のスタメンは竹下を中心に荒木、高橋、木村、小山、菅山
そして今回スタメンに復帰した宝来とスタメンに変化がある。
私としては杉山のスピードに乗った攻撃を見たかったが
前の大会で怪我をしていた事もあり、少々心配である。
また、サブには杉山の他にも前大会大活躍の落合や
若い世代の期待の新人石川もおり、選手層は厚い。

第1セットはチャイニーズタイペイのポイントで始まる。
序盤は少々固さの目立つ試合展開だったが
宝来のブロックから一気に持ち直し
竹下のツーアタック、小山の強打などもあり
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本のリードで迎える。
そのまま試合は日本リードのまま試合は展開し
2回目のテクニカルタイムアウトも高橋の活躍などで
16-11とリードを広げて迎える事となる。
木村のスパイクで20-13と終盤を迎えた後
チャイニーズタイペイに少々粘られるものの
第1セット、日本は25-18で余裕の勝利。

続く第2セットまずは木村のスパイクで
日本のポイントからスタートする。
しかし、ここからチャイニーズタイペイの反撃が始まる。
連続ポイントで2-6と引き離される。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは4-8と
リードを許してしまう。
ただ、日本も黙っているわけはなく
小山、荒木、木村などの活躍により11-11と同点に追いつく。
しかしさすが新興勢力と言われるだけあり
チャイニーズタイペイがまさかの逆襲。
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16と、再度リードを許す。
その後13-19とされたところで、日本は落合を投入。
その落合が入った直後、いきなりの得点。
しかしそれでもチャイニーズタイペイの流れを変えることが出来ず
14-22と試合が展開する。
日本は荒木、落合、木村などが奮戦し
チャイニーズタイペイのセットポイントから連続ポイントを奪うが
第2セットは結局18-25で落としてしまう。
このセットでチャイニーズタイペイは決して格下ではなく
しっかりと対処しなければならない相手だと言うことが
再度認識させられてしまう。
初戦と言うことで固さがまだ抜けないが
本来の日本であれば勝てる相手なので
第3セットに期待したい。

迎えた第3セット、チャイニーズタイペイのポイントで始まったが
日本も荒木の強打ですぐにやり返す展開。
このセットから日本は小山を下げて第2セット途中から投入した
落合をスタメンに据えている。
その落合の活躍もあり、連続ポイントなどで
序盤から3点のリードをしていたのだが
またもチャイニーズタイペイの逆襲を受け
最初のテクニカルタイムアウトは6-8とまたもリード許してしまう。
その後も落合が奮戦するが、点差は広がるばかり。
ブロックが揃わず、良い流れにならない。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトも10-16と大きく離される。
それにしてもチャイニーズタイペイが日本の強力なアタックを拾う拾う。
落合、高橋などのアタックまで止められることが多い。
試合終盤になっても流れは変わらず
落合や調子に乗りだした荒木の奮戦虚しく
第3セットも19-25でまたもチャイニーズタイペイに取られ
日本まさかのセットカウント1-2とリードされる展開になる。

運命の第4セット、チャイニーズタイペイのサーブミスで
日本のポイントから開始となる。
巻き返しを狙う日本だが、高さで頼りになるはずの宝来が
スパイクをブロックされ、また自らのブロックは崩され
何とも良い流れにならない。
逆に、木村や落合などの高さのない選手の方が
上手く行っているようにも見える。
日本は序盤少しリードされたところで、ついに杉山を投入。
調子のでない宝来を下げる形となった。
この杉山、やはり速い。
相手のブロックが完成する前に打ち、神速ブロードも健在である。
しかし点差は埋まらず5-8でリードされたまま
最初のテクニカルタイムアウトへ。
テクニカルタイムアウト後もチャイニーズタイペイは連続ポイントで
その勢いは全く衰えていない。
このセットを落とせば初戦黒星となるだけに
嫌なスタートにはしたくないところである。
その後も日本はレシーブに全く良いところが無く点差が広がる。
やはり前回で露呈したレシーブ力の無さが前面に出ている。
日本の場合、竹下にしっかりとボールが上がれば
良い攻撃が展開できるだけに、本当にもったいない試合である。
2回目のテクニカルタイムアウト10-16で迎え
その後も危険な状態だったが、ここに来てようやく日本が爆発。
落合を中心に一気に連続ポイントで8点差あった点差を
7連続ポイントで18-19と1点差にまで詰め寄る。
しかしチャイニーズタイペイも粘りを見せ連続ポイントでやり返す。
この場面で日本はセッターに高橋翠を投入し21-21と
ついに同点とし、その直後木村の強打で22-21と
このセットようやくリードに成功する。
ここで日本は竹下を戻し、勝負に出る。
ここから両チーム一進一退の攻防が続き
全く油断ならない試合展開に。
そして試合はチャイニーズタイペイが一歩リードし23-24と
チャイニーズタイペイのセットポイント。
ここでもう一度踏ん張って欲しかったが試合はそのまま
チャイニーズタイペイが押し切り23-25で取られ
日本まさかの初戦黒星。
世界ランク7位の日本が23位のチャイニーズタイペイに敗戦。
何とも厳しい大会となったが、こういう時こそチームの強さが
証明される場面であり、明日のコスタリカ戦に大きく期待したい。

2006年11月01日

日本対コスタリカ

2006世界バレー、日本は昨日の手痛い黒星発進の後
第2戦目、コスタリカと対戦した。
昨日同様に格下ながら、ジャンプ力が異常に高い。
その上、昨日の試合で韓国を下しているだけに
甘い考えで勝てる相手ではない事は証明済みである。
今回の世界バレー、イタリアや中国と言った強豪国も
厳しいスタートを切っており、厳しいのは日本だけではない。
それだけに、この試合できっちりと悪い流れを断ち切って
次につなげて欲しいものである。

日本のスタメンは竹下、高橋、小山、木村、宝来、荒木
そしてリベロに菅山と、昨日の最初のスタメンと同じ布陣である。

第1セット、まずはラリーで粘った末、日本のポイントで始まる。
その後も連続ポイントで序盤からリードを奪い
最初のテクニカルタイムアウトは8-3と日本が圧倒する展開。
セット中盤も小山のバックアタックなどが決まり
昨日の敗戦の影響もなく、しっかりと持ち直している印象を受ける。
そのまま日本はリードを広げ16-7と大量リードで
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本としてはこのあたりでブロックポイントが欲しいところだが
さすがにそう上手くは行かない。
しかしながら、試合は日本ペースで進み
24-9とセットポイントを取り、そのまま最後は宝来が決めて
なんと25-9とコスタリカを一桁得点に抑えての勝利。
このままストレートで畳み掛けて欲しいものである。

続く第2セットも荒木の強打で日本のポイントからスタートする。
その後も荒木の2連続サーブポイントでいきなりの3連続ポイント。
このセットも良い滑り出しである。
それに続くように高橋も強力な2連続サーブポイントで
最初のテクニカルタイムアウトは8-2とまたも大量リードで迎える。
テクニカルタイムアウト後、一本挟んで高橋の再びの2連続サーブポイント。
これでこの試合5本のサーブポイントを叩き出しており
恐ろしい程の安定感である。
さすがにこの試合は負ける気がしない。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトも16-5と
安定した試合運びで展開していく。
しかしやはり日本にブロックポイントがないのが厳しい。
試合自体は圧倒的なペースで勝っているが
このまま勝ち上がった時にはブロックポイントがなくては厳しくなるだろう。
とは言え、試合は24-10とまたも日本のセットポイント。
最後は竹下の2アタックで25-11で第2セットも連取する。
おそらくこの試合には勝つと思われるが
どうにかブロックポイントなど、日本の課題となっている部分を
クリアして欲しいところである。

迎えた第3セット、コスタリカのスパイクが外れて
このセットも日本のポイントで始まる。
そのまま日本の連続ポイント、そしてついに荒木のブロックが決まり
いきなりの3連続ポイント、その後荒木のスパイクも決まり
序盤から4連続ポイントで4-0とコスタリカを引き離す。
このままブロックがしっかり決まるようになれば
この試合は満足のいくものとなるだろう。
4-0となったところでコスタリカがタイムアウトを取るが
その後も竹下のサーブポイント、菅山のレシーブからの荒木の強打
そしてそれに高橋が続き、何と7連続ポイントで
一気にコスタリカを潰しにかかる。
その後、コスタリカの連続ポイントがあったが
最初のテクニカルタイムアウトは8-2で迎える。
テクニカルタイムアウト後、またもコスタリカの連続ポイントとなるが
高橋がフェイントで肩透かしを喰らわせ
小山がそれに続きブロックポイント。
それに宝来が強打で、木村がサーブポイントで続き13-4と
コスタリカに傾きかけた流れを一気に日本のペースに引き戻す。
その後も小山のストレート打ちでのバックアタック
高橋のサーブポイントなどもあり
16-7で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
そして試合は20-10と日本リードのまま終盤へ。
そして23-12となったところで、竹下、高橋のかわりに
高橋翠、井野亜希子を投入。
その井野のサーブは残念ながら外れてしまうが
素晴らしいレシーブを見せた。
コスタリカのサーブが外れ、いよいよ日本のマッチポイント。
最後は荒木のブロックポイントで締めくくり
コスタリカをストレートで下した。
最後のポイントがブロックポイントであるというは
これまた興味深いものである。
これで調子を取り戻し、新しいスタートを切って欲しい。
今後の日本代表の試合にも期待したい。

2006年11月02日

日本対イラン

AFCアジアユース選手権でイランと対戦した。
この大会でベスト4に入ればユースのワールドカップへの
出場権を得ることが出来る。
これまで北朝鮮、タジキスタンを下した勢いで
イランも一気叩いてしまいたいところである。

日本のスタメンはGKに林、DF内田、槙野、柳川
MFはA代表も経験する梅崎を筆頭に田中、柳澤、柏木、青山
FWは森島、青木という布陣である。

イランのキックオフで試合開始。
日本は立ち上がりから良い位置でのフリーキックを得る。
得点には至っていないが、立ち上がりから素晴らしい気迫で
イラン陣営に大きく攻め込んでいく。
この姿は非常に好印象である。
逆にイランは前半2分でイエローカードを貰うなど
立ち上がりは最悪である。

しかしイランも後がない状態である為、必死である。
前半8分あたりではイランが大きく攻め込み
決定的な場面が数多く生まれ
一気にイランに流れを持ち込まれる。

前半22分、ついに待望の先取点が生まれた。
この試合でイランの弱点となっていた右サイドから
中央の梅崎へパスが入り、ドリブルで持ち込み
相手GKの股を抜く技ありのシュート。
さすがA代表経験選手である。
これで1-0とグループリーグ1位通過に向けて
大きく一歩近づいたことになる。

先制点のあと、イランの猛攻を交わしながらも
攻め続けるが、無得点のまま前半は1-0で折り返す。

迎えた後半、いきなりのゴールが。。。
後半から投入されたイランの選手が
サイドから攻めこんだ選手からのパスを受け
それをそのままゴールに流し込み同点。
ここまで何とか持ち堪えていただけに
日本にとってはこれが悪い結果を生まないよう
気持ちを持ち直して、追加点を狙って欲しい。

日本は後半に投入したハーフナーにボールを集め
追加点を狙っていくが、イランの強力なフィジカルの前に
なかなか攻め込んでいく事が出来ない。
守備にしても、イランの強いあたりに負けてしまい
こちらも厳しい局面となっている。

そんな後半26分、またもイランに得点される。
中央からの高いクロスにヘッドで競ったボールが
そのまま高い弧を描き、日本ゴールへ吸い込まれた。
狙ったシュートではなかったようだが
これはイランの勢いが呼び込んだゴールとも言えるだろう。
これで日本はこの試合、4点差でイランに負ける事になれば
日本、イラン、北朝鮮の三ヶ国が勝ち点同点となり
最悪の場合はグループリーグ敗退という
これまで1位通過を狙うような
有利だった日本にとって信じられない状況に追い込まれた。

とは言え、4点差で負ける事はまずあり得ない為
実質この時間帯で、この点差であれば
日本のグループリーグ通過は間違いない。
しかしながら、どうせなら1位通過を狙いたい。
それにはどうにか同点にする必要がある。

後半40分が過ぎると、さすがのイランにも疲れが見え
日本に再び流れが訪れ始める。
しかし結局イランに一歩及ばず2-1のまま試合終了。

同時進行していた北朝鮮対タジキスタンの試合が
1-0で北朝鮮が勝利した為
日本の決勝トーナメント進出とグループリーグ1位通過が決定した。
一時はヒヤッとした試合で、後味は悪いものとなったが
次につながった事には変わりなく、結果として1位通過した事には
変わりないので、決勝トーナメントでの日本の躍進に期待したい。

2006年11月03日

日本対ケニア

世界バレー2006、日本はアフリカの女王ケニアと対戦した。
ケニアは日本人の菅原監督が率いており
彼は柳本監督の師匠でもある監督。
この師弟対決という点でも目が離せない試合となる。

日本のスタメンは竹下、高橋、宝来、小山、荒木、木村
そしてリベロに菅山とこれまでと同じメンバーである。

第1セット、高橋がいきなり肩透かしを喰らわせるフェイントで
日本のポイントから始まる。
その後も日本はポイントを重ね、最初のテクニカルタイムアウトは
8-5と快調な滑り出しで迎える事となる。
しかし徐々にケニアが逆襲の5連続ポイントで12-11と追い上げる。
やはりコスタリカ戦の様に大量リードで
快勝というわけにはいかないようである。
しかし2回目のテクニカルタイムアウトは16-12と
日本が再度リードを広げて迎える形となった。
この試合課題となっていたブロックも
少しずつではあるが、決まってきており
日本バレーの本来の形が出てきている。
その効果もあり、中盤で追い上げられた後は
安定した試合運びで24-15とセットポイントを迎え
最後は高橋の強烈なスパイクで25-15で
第1セットをものにした。

続く第2セット、荒木の強打で日本のポイントで始まり
それに高橋が続き、いきなりの連続ポイント。
願わくば、このケニア戦もストレートで決めて欲しいところである。
一度は同点となったが最初のテクニカルタイムアウトは8-5で迎える。
しかしこのセット、ケニアに勢いがあり第1セットのように
思うような展開にはなっていない。
特にケニアのブロックが決まっており、流れが一気にケニアに。
タイムアウト後には4連続ポイントで
8-9とついに始めてケニアに逆転されてしまう。
そしてその悪い流れを断ち切ることが出来ず、その後2点のリードを許し
2回目のテクニカルタイムアウト14-16とケニアのリードで迎える。
しかしテクニカルタイムアウト後、小山、木村のスパイクに加え
荒木のブロックなどもあり、18-17とようやく逆転に成功する。
その後日本は一気に8連続ポイントで24-17と
これまでの流れがウソのようなセットポイント。
そして最後は竹下のサーブポイントで9連続ポイントとなる
25-17で第2セットも連取する。
この爆発感はケニアにとってはまさに悪夢だろう。
相手の勢いを挫くには十分すぎるパワーである。

そして迎えた第3セット、日本は宝来に変えて杉山を投入。
これまでの宝来のプレイを見ていると
明らかにスピードが上がっており、柳本監督としては
杉山の代わりで宝来の起用を考えていたのだと思われる。
しかしながら、宝来の調子がこの大会思わしくなく
得意なブロックも小山、荒木よりも少ないため
神速ブロードが使える杉山を戻したのだろう。
第3セットも粘った末、木村のスパイクが決まり
日本のポイントで試合が始まる。
その後も杉山の活躍もあり、いきなりの3連続ポイント。
心配された足にテーピングされている様子もなく
体調には問題ないようである。
そして杉山のブロックが大当たりとなり
気がつけば5連続ポイントで5-0と一気にケニアを引き離す。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは8-2と日本のリードで迎える。
タイムアウトの後、ケニアに少々逆襲されるものの
小山、木村、竹下の活躍で一気に16-7で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本はそのまま流れに乗ったまま、全く止まらない。
8連続ポイントという大爆発で19-7と大きくリードする。
ケニアのポイントを1つ挟んだ後、高橋のスパイク
荒木のサーブポイントなどでリードを広げ
ついに24-9でマッチポイントを迎える。
最後は今日大活躍の杉山が決めて25-10で
コスタリカ戦に引き続きストレートでケニアを下した。
チャイニーズタイペイに負けた痛手はあったが
この流れのまま行けば、心配ないだろう。
明日の韓国戦も大いに期待したい。

2006年11月04日

Live! & 日本対韓国

新中野にあるLive House弁天にてRIKO氏のLiveを行った。
今回はRIKO+弁天Friendsと題しての素晴らしいメンバーで
お送りするLiveである。
Guitarには松田肇氏、Bassには佐久間明弘氏
PianoにはHeysuke氏、そしてDrumsに石川英一氏と
そうそうたるメンバーをRIKO氏が引っ張るという
強力なBANDとなった。
このメンツの中に私が入る事ができ、何とも嬉しい限りである。
Liveはもう文句なしの素晴らしい出来で、楽しませて頂くと共に
様々な勉強をさせて頂いた。
今後、このLiveの出来事1つ1つに大きな影響を受けるであろう
そんなLiveであった。
また、リハーサルと本番の間にはその体のほとんどがスパイスで
出来ていると噂されるGuitarの松田肇氏オススメのカレー屋で
メンバーの方々と食事をする機会もあり、何とも素晴らしい1日となった。
また御一緒できるよう、日々精進したい。


さて、世界バレー2006で日本は宿敵韓国と対戦した。
このところ、韓国にはストレートで勝つなど
余裕のある試合運びであっただけに
この試合は安定したプレーで韓国を下して貰いたい。

日本のスタメンは竹下、荒木、木村、高橋、小山に加えリベロに菅山。
そしてこの試合は宝来に変えて杉山が入っている。
やはり昨日の流れから行けば杉山の方がまだ一枚上手なのだろう。

第1セット、竹下の素晴らしいトスから木村が決めて
日本のポイントで始まる。
その後も韓国のミスや、高橋・小山のスパイクなどでリードを広げる。
このリードも杉山の効果的なポジション取りで
相手ブロックが揺さぶられた為、ポイントを稼げたと言って良い。
宝来も素早さは良いのだが、ブロードなどの動きのあるプレーは
まだ杉山に及ばないのだろうか。
その流れのまま、最初のテクニカルタイムアウトは8-4で迎える。
日本はこの試合サーブが良く、杉山や小山のサーブで韓国を崩し
韓国に流れが行きかけた時も、小山の強烈なバックアタックで
一気に流れを引き戻し、2回目のテクニカルタイムアウトも
16-11とリードをキープしたままである。
しかしここで韓国が逆襲、2点差まで詰め寄り
そのままじわじわと20-18と試合終盤へ。
とは言え、日本は焦らず木村の安定したスパイク、小山のバックアタック
杉山の神速ブロード、そしてそれらを効果的な配球で操る竹下の活躍で
24-21とようやくセットポイントを迎える。
日本はここで竹下に変えて高橋翠を投入。
しかし高橋はプレイすることなく、韓国のミスで25-21で
日本は第1セットを先取した。

続く第2セット、まずは高橋の強打で先制する。
しかしここに来て韓国のブロックが当たり出し
小山が2連続でブロックに捕まり韓国にリードされるが
その直後、異常に長いラリーを粘りに粘り
最後に小山が叩き込んで得点。
ところがこのプレーの後も韓国の勢いを挫けず
小山がまたもブロックに捕まってしまう。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
韓国にリードされる展開。
完全に韓国のブロックと粘りにやられた形となった。
この展開に対し日本はブロードと小山のバックアタックで応戦。
ただこれでも韓国の勢いが止まらない。
追いつきそうになるとまた引き離され、13-16と
点差は変わらず2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。
しかしここに来てようやく日本に流れが戻り始め
韓国のミスに始まり、小山・竹下のサーブポイントで
18-18とついに同点に追いつく。
ところがここで韓国が連続ポイントで18-20と再度突き放す。
この韓国の流れのまま、20-24とついに韓国のセットポイント。
杉山が一本やり返すが、21-25で第2セットは韓国に取られる。

セットカウント1-1で迎えた第3セット、日本がきっちりと立て直し
竹下によるいきなりのサーブポイント。
そして竹下は2本連続のサーブポイントを取り
その後もポイントを重ね、日本は3連続ポイントで
序盤から韓国を引き離しにかかる。
ただ韓国も黙っているわけはなく、5-5と同点に持ち込まれる。
そのまま韓国に逆転を許し7-8と僅差ながら韓国リードで
最初のテクニカルタイムアウトとなる。
しかしタイムアウトの後、小山のバックアタック、高橋のブロックなど
日本がようやく爆発し始め12-10とまた日本がリードする。
この試合、韓国は本当に日本のスパイクを良く拾う。
今までの対戦相手なら確実に決まっていたプレーも
異常な粘り方で拾ってしまう。
こういった相手は本当に戦っていて嫌なものだろう。
日本がリードした後、今度は高橋が飛ばしに飛ばし
16-12とリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
高橋の安定したプレイはこういった時に本当に頼りになる。
しかしこの流れに韓国が挫けない。
3連続ポイントで16-15と一気に1点差に詰め寄る。
日本はこれに対して杉山・荒木のブロードなどで応戦し
20-18とリードを保ち試合終盤へ。
その後も高橋がワンタッチを狙った技ありのスパイクや
異常に長い距離の平行トスを叩き込む大技など
高橋を中心に24-19とついに日本のセットポイントを迎える。
ここで韓国がまたも驚異的な粘りを見せるが
最後も高橋の超人的なテクニックによるスパイクが決まり
25-21で日本が第3セットを取った。

セットカウント2-1で迎えた第4セット。
このセットは高橋のスパイクがブロックされ
韓国のポイントで始まる。
しかし直後に木村がやり返し、それが流れを呼び込み
韓国がミス、そして荒木のサーブポイントで3連続ポイント。
このセットで韓国を負かしたいものである。
その後もセッターの勉強を続けてきた木村の素晴らしいトスを
高橋がキッチリ決めるなど良い流れが日本に来る。
ところがまたも韓国が粘りを見せて流れを変え
最初のテクニカルタイムアウトは6-8と逆転されてしまう。
日本もその嫌な流れに負けずに粘るのだが
韓国の勢いに負けて2回目のテクニカルタイムアウトは
11-16とリードを広げられてしまう。
しかし高橋の強気なプレー、韓国のミスで弱ったところに
杉山が一枚ブロックでブロックポイントと14-17と3点差に詰め寄る。
その後も小山の柔らかいスパイク、杉山のブロックなどで
もう一度流れを呼び込み、18-18とついに韓国を捉えることに成功する。
ところが韓国もここで負けじと連続ポイントで18-20と突き放す。
この試合、見ていられない程に怖い展開ばかりで
韓国の粘りには本当に嫌気がさすほどである。
それだけにファイナルセットに持ち込まれる前に
このセットで倒しておきたい。
その願いが通じたかの様に、韓国がサーブミス。
ここで日本は竹下に変えて高橋翠を投入。
ブロックを期待したメンバーチェンジが功を奏し
この大事な場面でブロックポイント。
これで20-20とまたも同点に持ち込む。
その後韓国が1ポイント返したところで日本は竹下を戻す。
そして戻ったばかりの竹下が絶妙なトスを上げ
それを荒木がキッチリと決めて21-21とまたも同点。
ところが、この直後小山がサーブを外し21-22。
しかしそのミスを荒木が強打で帳消しにし
それに高橋が続き、ネット際の押し合いで押し勝ち23-22と
ついに韓国からリードを奪う。
そしてこのプレッシャーが韓国に影響したのか
この大事な場面で韓国がサーブミス。
これで24-22としたところで、最後は竹下のサーブポイント。
本当に厳しい試合ではあったが、勝利に手中に収め
この勝利で一次リーグ突破を決めた。
日本にとってこの試合は本当に苦しい戦いになったが
次のポーランド戦で大きな力になるだろう。
この世界バレーでは一次リーグの成績がそのまま二次リーグに
持ち越されるため、明日のポーランド戦も勝利しておきたい。
明日も粘り強く、そしてスピードに溢れた試合を見せて欲しい。

2006年11月05日

Live! & 日本対ポーランド

三軒茶屋Grapefruit MoonにてMCMのLiveを行った。
今回は今年4月に行ったような演劇の要素の強いモノではなく
いわゆる音楽のLiveと言った形である。
このLiveでは私も楽曲を2曲ほど提供しており
これらの演奏の具合も良く、特に大きなトラブルもなかったので
一安心と言ったところである。
このMCMのLiveは毎回非常にやる事が多く
大変なので、細心の注意が必要となる。
次回は来年の2月近辺にまた演劇の要素の強いLiveを
する予定になっているようである。
お暇な方は是非一度遊びに来てはいかがだろうか。


さて、バレーボールである。
2006世界バレー一次リーグで日本はポーランドと最終戦を戦った。
この世界バレーでは一次リーグの成績がその後も響くため
既に一次リーグ突破を決めた日本だが、気を引き締め直し
このポーランド戦で勝って次の二次リーグに駒を進めたい。

日本のスタメンは竹下、杉山、高橋、荒木、木村、小山
そしてリベロに菅山と韓国戦と同じオーダー。
ポーランドはヨーロッパの強豪。
前回の試合ではストレートで下したが
この世界バレーは特に何が起きるか全く予想が付かない。
それだけにより気を引き締めて戦って欲しいものである。

第1セット、日本はアウトになりながらもブロックをし
ポーランドのポイントから始まるが、良いリズムを生みそうである。
序盤からポーランドは調子が悪く、点差こそ開かないが
このポーランドの調子が出ない時に一気に叩きたいモノである。
しかしそれでも欧州の強豪。
最初のテクニカルタイムアウトは6-8とリードされて迎える。
ところが、中盤に来て木村が爆発。
杉山をおとりに使った攻撃が面白いように決まり
極めつけは木村のサーブポイント。
これで一気に逆転し13-12とリードする。
それに小山、高橋のスパイクが続き、そして杉山がブロックポイント。
結局2回目のテクニカルタイムアウトは16-13と大逆転で迎える。
ポーランドのブロック陣は完全に翻弄される形となり
このセットは絶対に取っておきたい。
しかしポーランドが徐々に点差を詰めて19-17と
2点差に詰め寄り、ここでタイムアウト。
このタイムアウトの後もポーランドの勢い止まらず19-19と
ここで捕まり、そのまま19-20と逆転されてしまう。
ただ、ここは荒木がポーランドの流れを断ち切り20-20。
その影響のためか、ポーランドのミスで21-20。
そしてそこに高橋のダメ押しのスパイクで22-20と
再度リードに成功する。
その後も高橋が連続で叩き込み23-20。
ポーランドが1つ返すが木村が難しいトスを打ちきって24-21と
ついに日本のセットポイント。
最後は高さのポーランド相手に杉山のブロックポイントで
25-22と大事な最初のセットをモノにした。

続く第2セットもポーランドのポイントで始まる。
ところがこの後、木村がまたも爆発。
相手から返ったボールをダイレクトで打ち込んだかと思えば
今度はブロックポイントと、3-1とリードする。
しかしポーランドも連続ポイントなどで切り返し
最初のテクニカルタイムアウトは6-8と第1セットと同じ展開。
ポーランドリードだったが、中盤になってポーランドが
サーブミス、アンテナ、オーバータイムスとミスを連発。
13-12と日本が一気に逆転する。
その後ポーランドと苦しいラリーが展開されるが
高橋が値千金のスパイクでリードを広げ
その流れに乗って2回目のテクニカルタイムアウトは
16-13と日本が逆転、リードして迎える事となる。
しかしポーランドも引き下がらずセット終盤に向けて盛り返す。
そして終盤になりポーランドが21-23と逆転。
この大事な場面で高橋が大事なポイント。
それに今日大爆発の木村が難しいトスを打ちきって連続ポイント。
23-23と同点に引き戻す。
しかしポーランドが一歩リードし23-24とポーランドのセットポイント。
ところがまたもこの大事な場面で高橋の驚異的なスパイクが決まり
24-24とデュースに持ち込む。
このあたりの粘りはポーランドに取って嫌な展開だろう。
そしてラリーの末、ポーランドのポイントとなり24-25と
またもポーランドのセットポイント。
ここでポーランドがプレッシャーに押されたかドリブルで
25-25とまたも同点に。
しかし高橋のサーブが外れ25-26とポーランドのセットポイント。
ところがここでポーランドも同じくサーブを外し26-26と同点。
その後、またもポーランドのポイントとなり26-27となるが
ここで荒木がこの試合良く決まっているストレート打ちで
27-27で同点に引き戻す。
そしてこの後、荒木がブロックでついに28-27と
日本がセットポイントを取る。
しかしこの流れをポーランドが裁ち切り28-28。
ここまで白熱すると、どうにかこのセットは取りたい。
そしてここで木村が値千金のアタックで29-28と
またも日本のセットポイント。
最後はこの試合異常な安定感を出している高橋が
きっちりと決めて30-28で日本が長い第2セットを取り
セットカウント2-0と連取に成功した。

そして迎えた第3セットは荒木のブロックポイントで
日本のポイントから始まる。
長い第2セットを取った勢いでこの試合一気に決めて欲しい。
日本は序盤から木村のサーブポイントなどでリードを広げ
この試合始めて序盤からリードを奪い8-3で
最初のテクニカルタイムアウトを迎える事となった。
ポーランドは第2セットの負けを引きずっているのか
乱れており、ミスが続いている。
そこに杉山のダメ押しのサーブポイントで11-4とリードを取る。
ポーランドはキャプテンのミレツが負傷によりスタメンから
外れているのだが、それも原因の1つとなっている。
しかし、ポーランドはここでミレツを戦線に戻し
流れを引き寄せにかかる。
このミレツの加入もあり、11-7とポーランドが3連続ポイント。
ただ、日本も小山が流れを切る強烈なスパイク。
ポーランドの切り返しで日本にミスが続く場面もあったが
2回目のテクニカルタイムアウトも16-11と日本リードで迎える。
このタイムアウトの後、ミレツの加入が原因か
ポーランドが一気に盛り返し連続ポイントで17-16と追い上げる。
そして試合終盤、19-19とついにポーランドに同点とされる。
そのまま20-21とポーランドペースとなり、ついに逆転。
ここで日本はタイムアウトを取り、流れを変えにかかる。
ここまで良いペースで来ただけに、絶対にこのセットで決めておきたい。
しかしこのポーランドの勢いが止まらず20-22。
ここで日本はこの試合活躍している木村を使い21-22。
ポーランドもこれに対しバックアタックで応戦し21-23。
ところが日本はまたも木村で22-23。
日本が木村ならポーランドはミレツで22-24。
ついにポーランドのセットポイントとなる。
しかしそこは強気にもう一度木村の強打で23-24。
そしてそれに影響されるように、ここで杉山のブロックポイント。
これで24-24と一気に日本に流れを引き戻しデュースに持ち込む。
しかしここで日本がタッチネットで24-25とポーランドのセットポイント。
ただ、日本はすぐに杉山で取り戻し25-25とデュースに引き戻す。
となれば、ポーランドは長いラリーを制して26-25と
またもポーランドのセットポイントとする。
ところが、ここでまたも杉山のブロックポイントで26-26とデュースに。
しかしポーランドは引き下がらず26-27とする。
そのまま最後は荒木のスパイクが外れて26-28で
この試合始めてセットを落とす。

続く第4セットは高橋がブロックにつかまり
ポーランドのポイントで始まる。
しかし小山がすぐにやり返して流れを引き戻す。
その後も高橋、小山の強打や木村のサーブポイントなどで
8-2と徹底的にポーランドを叩いて最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしポーランドも連続ポイントで切り返す。
ポーランドはこの連続ポイントからまたも盛り返し9-7と
2点差まで詰め寄ってくる。
この試合本当に気の抜けない白熱した素晴らしい試合である。
ポーランドの流れを小山、杉山が切って連続ポイントで
12-8ともう一度日本に流れを戻す。
ここでポーランドが堪らずタイムアウトを取るが
タイムアウトの後、荒木が一枚でブロックポイント。
13-8としたところで、この雰囲気がポーランドに影響したのか
ポーランドのスパイクがアンテナに当たり14-8。
その後ポーランドのポイントを挟んで、またもポーランドは
キャプテンのミレツを投入し流れを引き戻しにかかる。
第3セットの事もあるので、このミレツ加入の後の
ポーランドの勢いには中止したい。
日本はこのポーランドの勢いを上手く殺して
16-11とリードしたまま2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかし第3セットでは2回目のテクニカルタイムアウトの後で
逆転されたため、このセットは注意しておきたいところである。
その後は一進一退の攻防のまま20-14と日本リードで
いよいよこの試合の終盤を迎える。
そしてポーランドのポイントを挟んで
小山が絶妙なフェイントで21-15、それに荒木が続いて22-16。
そのまま荒木がもう一度強打で打ち込んで23-17。
そしてここで小山が大事な場面でのバックアタックを決めて
日本連続ポイントで24-18とマッチポイントを迎える。
ポーランドのキャプテンミレツの得点を挟んで
最後はこの試合大爆発の木村がきっちりと決めて25-18と
この大事な一戦をモノにした。

初戦のチャイニーズタイペイにやられはしたが
その後、一次リーグが終わってみれば一敗のみの
破竹の勢いで突き進み、チームとしての力を高める結果となった。
成績の上では初戦の黒星は痛かったが
その後のチームの成長を考えれば良い結果に終わったと信じたい。
今度の水曜から始まる二次リーグでの日本の躍進を期待したい。

2006年11月06日

Recording & 日本対サウジアラビア

鈴木達也氏の依頼でSoprano SaxでのRecordingを行った。
今回もBGMの楽曲で、数ヶ月後にデパートやコンビニ
NHKなどで流れる予定である。
今回の楽曲も素晴らしい楽曲で
私も渾身のプレイをさせて頂いた。
私の音が解る方は是非とも楽しみにして頂きたい。


さて、サッカーU-20日本代表はインドのバンガロールにて
アジアユース選手権準々決勝をサウジアラビアと戦った。
このアジアユース選手権でベスト4に残れば
来年カナダで行われるU-20のワールドカップへの
出場権も獲得出来る大事な一戦。
確実に勝ちたいところである。

日本のスタメンはGKに林、DFに内田、堤、福元、槙野
MFに梅崎、田中、柏木、青山、FWに森島と河原が入っている。

試合開始から日本がチャンスを作るなど
良い流れで試合が展開する。
試合は雨の中で行われており、ピッチの状態も良いとは言えない。
そんな悪条件の中、前半7分いきなり試合が動いた。
右サイドからの内田の攻めに対応しきれず
サウジがファウルで止め、そのフリーキックからのボールを
河原が見事にヘッドで合わせてゴール。
前半の早い時間帯から良い形でリードを奪う。

そのまま日本はリズムに乗って攻め
終盤にサウジに流れが傾いた場面はあったが
前半は非常に良い形で折り返した。
この感じで行けば、この試合追加点が十分に期待できる。

迎えた後半、立ち上がりから日本は強気で攻め
前半に引き続き良い攻撃を展開する。
しかしながら結果に結びつかず、追加点が遠い。
そのまま試合時間は過ぎた後半36分。
日本が少し集中力が切れたところに悪夢が訪れた。
ペナルティーエリアに攻め込まれ、それを倒して
サウジアラビアにPKを与えてしまう。
結局それを決められ、嫌な時間帯に1-1と
試合を振り出しに戻される。

リードしていただけにこの時間帯の失点は
サウジアラビアに勢いを与えると共に
日本の鋭気を挫くのにも十分効果がある。

しかし日本はここで引き下がらず攻めに転じる。
サウジアラビアの時間浪費作戦にも負けず
とにかく攻めていたが、この姿勢が奇跡を呼び込んだ。
もうダメかと諦めかけた試合終了間際の
後半44分、途中出場の青木が値千金のゴール。
相手に阻まれながらも波状攻撃を続け
そのこぼれ球をキッチリと押し込んだ。
日本の気合いが呼び込んだ素晴らしいゴールである。

これで日本は2-1と勝ち越し点を挙げ
後は残り時間を守りきるだけ。
しかしロスタイムはサウジアラビアの
時間浪費作戦の影響で4分の表示。

この日本の得点の直前くらいから
インドのスタジアムでまたも一部停電で
照明が2つほど落ちており
少々くらい中で試合が展開される。
このあたり、いい加減にもうアジアサッカー協会あたりが
注意を下し、場所を変えるか修理をさせるか
対応をして欲しいものである。
A代表でなくとも、ここまで酷いと興醒めしてしまう。

そんなアクシデントはあったが、そのまま試合は終了。
日本がアジアユース選手権でベスト4に残り
来年のU-20のワールドカップへの出場権を獲得。
後はこのアジアユース選手権で良い結果を残すだけとなった。
次の準決勝ではライバル韓国との戦い。
ここは何としても勝って欲しいものである。
今後のU-20日本代表に期待したい。

2006年11月08日

ありがとう & 日本対キューバ

本日めでたく誕生日を迎えることが出来た。
今年も昨年に引き続き、E-mail,mixi,greeなどで
多くのメッセージを頂き、嬉しい限りである。
最近良く御一緒させて頂いている方々から
大分ご無沙汰してしまっている方々まで
本当に数多くのメッセージに驚いてしまった。
普段は自分の目標などは書かないのだが
今日からの一年はSaxの更なる向上は勿論
楽曲の制作のスピードアップ・品質向上
Vocalの表現力・技術、FluteのLiveでの積極使用
TpのRecでの使用に至るまでの技術向上
KeyのLiveでのサポート的使用あたりを目標に
頑張っていきたいと考えている。
こう考えると自分の課題が山積みである。。。
しかし最大限の努力で頑張る所存なので
是非とも期待して頂きたい。


さて、世界バレー2006の二次リーグで日本は
世界トップレベルのキューバと対戦した。
女子選手最高到達点を誇るカルデロンがいるこのキューバ。
これまで何度も悔しい思いをさせられているだけに
今回の最強の日本女子代表でどうにか倒して頂きたい。

日本のスタメンは竹下、高橋、木村、荒木、杉山、小山
そしてリベロに菅山とこのところのスタメンから変化はない。
キューバもカルデロンを中心に最強のスタメンを揃えている。

第1セット、まずはカルデロンが決めてキューバのポイントで始まる。
序盤はキューバは自ら取った得点をミスで失点し
2-2までは日本は何もしていない。
日本最初の得点は高橋のフェイント。
最初からフェイントというのも高橋らしく、面白い。
その後もキューバはミスを連発。
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本のリードで迎える。
キューバは非常に強力なチームだが
同時に非常に荒いチームでもある。
ちょっとしたことで調子を崩したかと思えば
一度調子に乗ると止めようのない力を出す。
序盤、キューバが本来の力を出せないうちに
ボコボコに叩き、一気にストレートで下してしまいたい。
タイムアウトの後、8-8まで追いつかれるが
キューバはまたもミスでばたつき
日本はリードを保ったまま16-15で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後もキューバは連続得点でリードを取るが
ミスで自滅し、調子が出ていない。
しかしそれは日本も同じで、この試合はこれまでの
試合と比べると少々ミスが多い気がする。
そして試合は20-20と両者譲らすセット終盤へ。
キューバはミスが続き23-21で日本がようやく頭1つ抜けだし
24-21とブロックアウトでセットポイントを取り
最後は荒木のブロードで25-22で第1セットを先取した。

続く第2セット、荒木の強力なスパイクで
日本のポイントで始まる。
第1セットの流れから、日本の調子が良い。
このまま一気にキューバを潰したいところである。
しかしキューバも少しずつ立ち直っており
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で
キューバリードで迎える。
その後もキューバが連続得点で少しずつリードを
広げていたが、日本もフェイントや
杉山のブロックなどで食らいつく。
気になるのは小山がブロックに捕まり
あまり決まっていない事である。
結局2回目のテクニカルタイムアウトは12-16と
キューバにリードを取られて迎える。
しかしテクニカルタイムアウト後、木村のバックアタック
小山の強力なジャンプサーブで14-16と連続得点。
その後も木村がまたも大車輪の活躍で16-17。
このセットを取ることが出来れば日本は大分楽になる。
ところがキューバもここで踏ん張り17-20とし
日本はリードと取られたままセット終盤へ。
18-21となったところで日本は小山に変えて落合を投入。
小山が捕まってしまっているだけに落合に期待したい。
キューバはサーブミスなどで、ここに来てばたつくが
21-24でキューバのセットカウント。
日本は落合のスパイクや荒木のブロックポイントで
23-24まで詰め寄るが、最後は決められて
23-25で第2セットは落としてしまう。

セットカウント1-1で迎えた第3セット。
まずはキューバのポイントで始まる。
このセット、第2セットに引き続き落合が入っている。
キューバは前のセットから本調子に戻っており
このセット序盤から日本はリードを取られ
最初のテクニカルタイムアウトは4-8で迎える。
しかし日本も中盤に来て盛り返し
木村のスパイクや荒木のサーブポイント
そしてキューバのミスなども多少あり1点差に詰め寄る。
ところがここでまたもキューバが連続得点。
2回目のテクニカルタイムアウトは10-16と
キューバに大きく引き離されて迎える事となる。
しかしタイムアウト後、日本はもう一度奮戦し
連続ポイントを重ね何とか食らいつき16-20でセット終盤へ。
その後も連続ポイントで18-20と2点差。
そのままキューバにセットポイントを握られながらも
日本は落合などの活躍で食らいつくが22-25で
第3セットもキューバに取られてしまう。

そして迎えた第4セット。
日本は既に後がないこの第4セット、キューバのサーブミスで
景気良く、日本のポイントから始まる。
しかし荒木のサーブも外れて1-1。
ただ、ここは高橋が技ありのブロックアウトを狙ったスパイクで
荒木のミスを帳消しにする活躍。
最初のテクニカルタイムアウトは6-8でキューバリードで迎える。
このタイムアウトの後、日本は連続ポイントで8-8と同点に戻す。
そして杉山のブロックポイントで10-9とついに日本がリード。
そのまま一進一退の攻防が続くが、荒木のブロックポイントと
キューバのスパイクミスで16-14で日本がリードを広げて迎える。
ところがここでキューバが盛り返し18-20と
再びキューバにリードされてセット終盤へ。
そのまま日本は落合、杉山がブロックに捕まり20-24で
キューバに一気にマッチポイントに持って行かれる。
日本は1点を返し、そこで高橋翠を投入。
この高橋が素晴らしいプレーで22-24。
しかし最後は高橋翠が狙った2アタックがアウトになり
22-25で二次リーグ初戦を落としてしまった。

初戦黒星発進とは言え、それは一次リーグでも同じ。
ここから全勝で勝ち上がって欲しいところである。
明日のトルコ戦に期待したい。

2006年11月09日

日本対トルコ & 日本対韓国

世界バレー2006、二次リーグで日本はトルコと対戦した。
昨日のキューバ戦敗戦は非常に手痛いスタートだが
まだメダルへの道が完全に閉ざされたわけではない。
苦しくはなったが、残り全勝して可能性を広げたい。

日本のスタメンは昨日と変わり、小山に代わって落合が入り
その他は竹下、高橋、木村、杉山、荒木、リベロに菅山と言う布陣。
トルコには若手のサウスポーで得点力の高い
ネスリハンがおり、これにどう対抗するかが
勝負の鍵となるだろう。

第1セット、まずはトルコのサーブミスで日本のポイントで始まる。
日本は木村のスパイクが続きいきなり連続ポイント。
これは幸先の良いスタートである。
しかしその後トルコに追い上げられ
最初のテクニカルタイムアウトは7-8とトルコに
一歩リードされる展開で迎える。
そしてタイムアウトの後、トルコの連続ポイントで
序盤からリードを広げられる。
しかし日本はここで落合が爆発。
ブロックにアタックにと活躍し4点差あったところを
13-12と一気に詰め寄り、杉山がクイックで続き
13-13と同点まで追いつく。
そしてそのまま日本はリードに成功し
2回目のテクニカルタイムアウトは16-14と逆転して迎える。
願わくば、このまま一気に第1セットは取りたいところである。
その後も落合が冷静な判断で活躍する他
杉山の神速ブロードなどが功を奏して連続ポイントを重ね
19-14とトルコを大きく引き離してセット終盤へ。
終盤に来てトルコも追い上げてくるが24-22で
まずは日本のセットポイント。
しかしここでトルコが連続ポイントで24-24のデュース。
この後のセットの事も考えると、このセットは確実に取り
流れを掴んでおきたいところ。
そしてこの大事な場面でまず高橋が決めて25-24と
日本のセットポイントとするが、トルコもネスリハンが
きっちり決めてデュースに引き戻す。
そしてそのままトルコのポイントで25-26とトルコのセットポイント。
しかしここは杉山が決めて26-26と同点に戻す。
その後もトルコが決めるが、荒木がやり返し
一進一退の白熱した展開が続く。
そして28-28となったところで、菅山が会心のレシーブ。
それを高橋がきっちりと決めて29-28と日本のセットポイント。
最後は木村の強打で30-28と長い第1セットに勝利した。
最初から苦しい試合だったが、このままの流れで
一気にトルコをたたんで欲しいところである。

続く第2セットはトルコのポイントで始まる。
しかし日本は杉山のブロック、アタックなどで4連続ポイント。
その後トルコも追い上げるが、杉山のブロックが大当たりし
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本のリードで迎える。
日本は得意のスピードバレーでトルコのブロック陣を揺さぶるが
トルコも引き下がらずにジリジリと追い上げる。
そして2回目のテクニカルタイムアウトは15-16で
トルコに逆転されて迎える事となる。
日本はこのテクニカルタイムアウトの後
連続得点で17-16と逆転するが、トルコもそれに対応し
一進一退の攻防が続く。
その後トルコがリードしたまま展開し
日本が同点に持って行く場面もあったが
22-24でトルコのセットポイント。
そのまま最後は荒木のスパイクが外れ
22-25で第2セットはトルコに取られる。

セットカウント1-1で迎えた第3セットは
高橋のスパイクで日本のポイントで始まる。
そして相変わらずの杉山のブロックが大当たり。
神速ブロードも健在で序盤から良いリズムである。
5-4になったところで落合に代えて小山を投入。
この小山の投入で一気に流れを日本に持って行きたい。
そしてその小山のバックアタックも決まり
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本リードで迎える。
その後トルコも追い上げ、セット中盤は
一進一退の攻防となる。
しかし2回目のテクニカルタイムアウト直前に
トルコに連続ポイントを許し14-16とトルコリードで
テクニカルタイムアウトを迎える事になる。
しかし、テクニカルタイムアウトの後
日本は粘り、19-18で一歩リードしたところで
竹下の値千金の素晴らしいサーブポイントで20-18。
ただ、トルコもしっかりと連続ポイントで20-20。
ところが、ここで今度は荒木のブロックで21-20。
何とも白熱した素晴らしい試合となってきた。
荒木がブロックを決めればトルコはクイックで21-21。
トルコがクイックなら今度は高橋がコースを狙って22-21。
そしてこの高橋が続けて決めて23-21。
日本はここでワンポイントブロッカーで宝来を投入。
そしてこの宝来の投入が大当たりでブロックポイント。
しかも2連続でブロックポイントを決め25-21で
第3セットは日本が勝利。
この宝来のブロックには恐れ入った。
本当に素晴らしい活躍である。

そして運命の第4セット。
日本としては出来ればこのセットで決めて
ファイナルセットへの持ち越しは避けたいところである。
第4セットは荒木のブロックポイントで日本リードで始まる。
このセット日本はリズムに乗って序盤からリードを取り
ネスリハンのアタックも封じ、杉山のブロックも大当たりと
素晴らしい試合展開で最初のテクニカルタイムアウトは
8-4と4点のリードで迎える事となる。
その後も日本のブロード攻撃にトルコは完全に取り残され
小山が入った事によりブロックに飛ぶ陣形も崩れ
日本の攻撃が面白いように通り、日本はリードを広げ
2回目のテクニカルタイムアウトは16-9と
怒濤の7点リードで迎える。
このままリズムが崩れなければ確実にこの試合勝てるだろう。
そして試合は日本リードのまま20-12と終盤へ。
そのまま日本は24-17でマッチポイントを握り
危なげない試合展開で最後は杉山のブロックで
25-17でトルコを下した。

この勝利で日本は二次リーグ突破を決めた。
しかしメダル獲得の為には今後も負けるわけにはいかない。
決勝リーグへの切符は掴んだが、明日はセルビアとの一戦。
どちらにせよ今後も強豪との試合が待っており
厳しい試合が続くことは間違いない。
このトルコ戦の勢いをそのままに、このまま二次リーグは
全勝と行って欲しいところである。


さて、今度はサッカーである。
AFCアジアユース選手権準決勝で
U-20日本代表は韓国と対戦した。
既に来年に行われるU-20によるワールドカップに
出場は決まっているが、このアジアユース選手権で
是非とも優勝して欲しいものである。

日本のスタメンはGKに林、DFに内田、堤、福元、槙野
MFに梅崎、田中、柏木、青山
FWには森島と河原が入っている。
控えにはハーフナー・マイクや青木がおり
この2人のFWがなかなか心強い。
対する韓国はこの大会で圧倒的な強さを見せており
日本がそれに対してどう対抗するかも見所だろう。

日本のキックオフで試合開始。
ところが立ち上がり30秒でいきなり韓国のゴール。
スルーパスが通った右サイドからスルスルと上がられ
綺麗に中央に切り替えされてゴールである。
日本はほぼ何もしていない状態で得点されるという
何とも厳しい立ち上がりとなった。
まだ時間があるとは言え、観戦している方は
意気消沈してしまう様ないきなりの先制ゴールであった。

しかしここで日本を救うプレーをするのは森島。
得点には至らないが再三に渡り韓国のゴールへ向かい
素晴らしい攻撃を仕掛け、味方に再び力を取り戻させた。
前半も中盤になると既に立ち上がりのショックは消え
韓国に堂々と立ち向かう日本代表に戻っている。

日本は森島、河原、柏木などが素晴らしい攻撃を仕掛け
その度に何度も決定的なチャンスを得るが
韓国もどうにかそれに対応し、前半は0-1で折り返す。

迎えた後半、韓国のキックオフで始まり
前半同様にまずは韓国が日本に攻め込んでいく。
この後半の立ち上がりは日本にとって大事なポイントとなるだろう。

ここで驚きの展開が訪れる。
前半に韓国にやられたのと全く同じ感じで
後半から入った香川を起点に森島に通し
森島が値千金の渾身のシュートを韓国ゴールに叩き込んだ。
これには韓国が意気消沈した事だろう。
こういう展開の場合、やり返された場合は
やり返された方が大きな精神的ダメージを受けるモノである。
後は日本がこの得点に浮き足立たなければ
次の追加点で勝ち越しと行く事だろう。

しかし今度は韓国がキッチリとやり返そうと
再三に渡り日本ゴールを脅かす。
ただ、前半の日本の様な勢いはない。
既にスタミナが減っていることもあるだろう。
気になるのは日本にファウルが多く
イエローも出ていることである。

そしてその心配が的中したのは後半38分。
韓国の決定的なチャンスを潰した槙野が
ファウルを取られ、一発レッドで退場。
この1-1の状態で守備の要である槙野が退場。
このまま延長戦にもつれ込み、時間が経てば立つほど
何とも厳しい状態が出来上がってしまう事だろう。

韓国はこの槙野の退場を機会に一気に勢いを取り戻し
大いに攻めて来る。
それに対し日本は田中に代えて森重を投入。
どうにか延長戦になる前に決めておきたい。

1人少ない状態の日本に対して
韓国は力でゴールをこじ開けようと必死に攻めるが
日本は何とか守りきるのが精一杯で
韓国のゴールを割る事が出来ず、試合は延長戦へ。

そして運命の延長戦前半、両チーム円陣を組んで臨む。
日本のキックオフ、いきなり開始早々日本の森島が
強力なシュートを見せ、味方の士気を挙げるプレー。

そんな森島の思いが通じたのか
再三韓国に攻め入られ、苦しい思いをしていた
延長戦前半16分、右サイドから柏木が運び
それを柏木を追い越していった梅崎へ。
その梅崎が中央に折り返し森島がシュート。
このシュートを相手GKが弾き、それを途中出場の青木が
これまた値千金の渾身のシュート。
このシュートは相手GKの手にかかるが
その手を押しのけゴールへ。
これで2-1とこの苦しい場面でようやく日本が勝ち越しに成功した。
そのまま何とか守りきって延長戦前半は終了。

迎えた延長戦後半、韓国のキックオフで試合開始。
もうここまで来ると、日本も韓国も必死である。
勢いなどと言う言葉では表現できない力強さで
お互いにしのぎを削る素晴らしい戦い。

そしてそんな延長戦後半5分、日本は自陣ペナルティーエリアの
すぐ近くの中央付近でファウルを犯してしまう。
そしてそのFKが入ってしまう。
これで土壇場に来て2-2と同点になる。

残り10分で、同点に追いつかれてしまうと
既に90分を楽に越えているだけに疲れのある日本にとって
精神的に非常に苦しい状況に追い込まれた。
攻めると言うより、守りきるので精一杯な感じで
結局そのまま延長戦が終了。
試合はついにPK戦にもつれ込んだ。

PK戦になれば日本には有利である。
と言うのも、日本の守護神の林はPK戦に強く
A代表の守護神、川口の様なスーパーセーブを見せる事がある。
それだけに大いに期待したいところである。

迎えたPK戦は林の活躍もあり
お互いに入れたり外したりで5人目までを終え
ついにサドンデスに突入。
日本の6人目が決め、韓国の6人目。
これを止めれば決勝進出という場面で
林がやってくれた。
シュートが放たれた瞬間、横っ飛びで左へ。
そしてこのシュートを止め、ついに決勝進出を決めた。
この試合、まさに先のAsia Cupの川口を見ているようであった。
このアジアユース選手権、この準決勝が事実上の決勝戦と
言われており、次の北朝鮮戦は韓国よりは楽な相手。
これまでこのU-19のアジアユース選手権では
黄金世代と言われた中田や小野の時代でも
優勝することは叶わなかった。
もし、次の北朝鮮戦に勝って優勝したとすれば
今後の日本サッカー界を強く照らす素晴らしい世代の
登場という事になるだろう。
次の北朝鮮戦、大いに期待したいところである。

2006年11月11日

日本対セルビア・モンテネグロ

世界バレー2006で、日本は二次リーグ第3戦
強豪セルビア・モンテネグロと対戦した。
ここまで来ると当然ながら、どのチームも強い。
普段は格下だったとしても、どうなるかは微妙である。
セルビア・モンテネグロの世界ランクは30位。
日本から比べれば完全な格下である。
しかしセルビア・モンテネグロはここまで全勝。
イタリア、キューバと言った最強の相手を
しっかりと倒しており、全く油断のならない相手である。
既に世界ランクなどでは説明のつかない状況と言えるだろう。
日本は既に決勝リーグ進出が決まってはいるが
目標はあくまでメダルであるため、この試合も絶対に負けられない。

日本のスタメンは竹下、荒木、杉山、木村、高橋、小山
そしてリベロに菅山と、トルコ戦のスタメンだった
落合が再びサブに回り、小山がスタメンに復帰している。

第1セットまずは木村のスパイクが決まり
日本のポイントで試合がスタートする。
しかしやはり今一番勢いのあるチーム。
最初のテクニカルタイムアウトは5-8とリードされて迎える。
その後もセルビアの強力なサーブに悩まされ
日本のバレーが出せていない。
このようなチームの場合、サーブが乱れ出すと
非常に簡単に崩れるものである。
それだけにどうにか相手の精神を乱しておきたい。
完全なセルビアペースのまま試合は進み
2回目のテクニカルタイムアウトは10-16で
大きく引き離されて迎える事となる。
そしてそのまま試合は13-20でセット終盤へ。
日本の移動攻撃が通っているのだが
何ともサーブレシーブが上がらない。
どうにか相手の強力なサーブを封じなければ
この試合厳しいだろう。
16-24でセルビアのセットポイントとなり
日本は粘るが18-25で第1セットを落とす。

続く第2セット、セルビアのポイントで始まる。
このセットもセルビアの高さとパワーの前に
非常に苦しい戦いを強いられる。
最初のテクニカルタイムアウトも3-8と、どうにもならない。
相手のサーブにも苦しめられるが
日本の攻撃も移動攻撃以外は相手の高いブロックに
ほとんど止められてしまい、流れを変える小山も
完全に封じられてしまっている。
サーブに苦しめられても、こちらの攻撃が通っていれば
点差は開かないが、攻撃も通らなくなってしまっては
どうにも厳しい展開となってしまう。
2回目のテクニカルタイムアウトも日本は
流れを変える事が出来ず9-16で迎える。
15-20と第2セットも厳しい状況が続いていたが
ここで日本が杉山のブロックなどで反撃。
19-21と2点差まで詰め寄る。
この状況でひっくり返せば、日本に流れが一気にくるだろう。
その後も杉山の神速ブロードが炸裂。
それに高橋がサーブポイントで続き22-23とついに1点差。
しかしセルビアも踏ん張り22-24とセットポイント。
そのまま最後もセルビアが難しいトスを決めて
22-25で日本は第2セットも連取されてしまう。

迎えた第3セット、まずは高橋の強打で
日本のポイントで始まる。
日本は第2セットの最後の流れをそのまま引き継げば
まだ望みは残されているはずである。
第3セット序盤、ここに来てようやく高橋が爆発。
待ちに待ったが、強弱の攻撃を使い分けての大活躍。
高橋の活躍で日本に流れが戻り
竹下がツーアタックにブロックにとその流れが伝わり
最初のテクニカルタイムアウトは8-4と
この試合始めてある程度のリードを奪う事に成功する。
そしてこのテクニカルタイムアウトの後
竹下がまたもブロックに成功。
これには驚いた。
その後も小山が押し合いに勝ち
そして荒木のブロックポイント、ブロード攻撃と
異常なハイペースで12-4とセルビアを一気に突き放す。
恐らくセルビアのアタックの打ち方やブロックの飛び方
そして強力なサーブに合わせるのに
少々時間がかかったのだろう。
そしてここにきて竹下の連続ブロックなどで
一気に力が爆発した感じである。
既に2セット落としているのは苦しいが
これでようやく本来の日本に戻った感がある。
そして16-9で2回目のテクニカルタイムアウトも
日本が大きくリードして迎える。
願わくばこのままこのセットは取って欲しい。
完全な日本ペースで20-11でセット終盤へ。
セルビアもここに来て粘りに粘るが
この点差はさすがに厳しく24-17で
日本初めてのセットポイントを迎える。
最後はセルビアのサーブミスで25-18で
崖っぷちで第3セットに勝利した。

第4セット、日本にとってはまだ後のない状況。
まずはセルビアのポイントで始まる。
第4セットはさすがにセルビアも立て直しており
序盤は一進一退の攻防が続き
最初のテクニカルタイムアウトは6-8と
セルビアにリードされて迎える。
しかしタイムアウトの後、すぐに日本は連続ポイントで
8-8の同点に追いつき、そのまま長いラリーの末
セルビアの連続ネットタッチで10-8と逆転に成功。
どうにかファイナルセットに持ち込み
ここまで全勝のセルビアに土をつけたいところである。
そして2回目のテクニカルタイムアウトも
木村のサーブポイントや高橋の活躍により
16-12とリードを広げて迎える。
しかしタイムアウトの後、セルビアが3連続ポイントで
1点差に詰め寄ってくる。
ただ、やはり試合の流れは日本に傾いたまま。
高橋、杉山、小山の活躍で再びリードを取り
20-18で第4セットも終盤を迎える。
そしてここで荒木がブロックポイント。
セルビアは堪らずタイムアウトを取り
このタイムアウトからまたもセルビアが連続ポイントで
21-20と1点差に詰め寄る。
しかしここは木村が強打でセルビアの流れを切り
それに高橋がそれに勝る強打でセルビアのブロックを
吹き飛ばして23-21。
そしてその勢いに押されてセルビアのアタックがアウトとなり
24-21とまたも日本のセットポイント。
最後もセルビアのアタックが外れ25-21で
第4セットを日本が連取。
これでセットカウント2-2とし、試合はファイナルセットへ。

運命のファイナルセット、竹下のサーブから粘り
まずは高橋の強打で日本のポイントから始まる。
その高橋に続くように荒木も素晴らしいプレーで
日本いきなりの連続ポイント。
ファイナルセットは15ポイントを先取した方が
勝ちとなるため、早めにリードを奪っておきたい。
しかしセルビアもここで粘り3-4と逆転。
ここまで来ると両チーム必死で目が離せない。
そして一進一退の攻防が続き5-5となったところで
杉山の値千金のブロックポイント。
小山のそれに続き強力なアタックで7-5と
再び日本がリードする。
ところが、ここでセルビアが再び盛り返し7-7と同点。
しかしその流れは杉山が神速ブロードで切る。
本当に杉山の活躍には感動してしまう。
大事なところで本当にやって欲しいと願うプレーを
実現してしまうポテンシャルは素晴らしい。
良い流れの中での良いプレーは当然だが
悪い流れの中で、流れを変える良いプレーは
なかなか出来るものではない。
その後も荒木、小山の活躍で10-8と日本リードのまま
いよいよファイナルセット終盤に突入。
11-9となったところで日本は宝来を投入。
しかしこの宝来の上からセルビアのアタックが決まる。
このあたりの身長差は厳しいところである。
ワンポイントブロッカーだったため、再び高橋が戻る。
そしてその直後、またも荒木のブロックポイント。
高橋もそれに続き13-10。
このファイナルセット、当たり前だが日本代表の
選手の顔が恐ろしいほどに集中しており
見ているこちらに異常な気迫が伝わってくる。
恐らくこの状態ならば負ける事はまずないだろう。
そして高橋がまたももの凄い強打で決めて14-11と
ついに日本のマッチポイント。
最後はその気迫に押されセルビアのミスで15-11で
セットカウント0-2からの大逆転勝利。

正直セットカウント0-2となった時は半分諦めかけていた。
しかしやはり勝負は最後まで諦めないでいた方が勝つ。
何とも素晴らしいメンタルである。
個人的には大友や大山などの能力があっても
メンタルの弱い選手が抜けた事により
チームとしてのメンタル面が恐ろしく強化された様に思える。
この勢いならば明日のイタリア戦も良い結果が残せるだろう。
イタリアに勝利する事が出来れば
ついにメダルが手の届く距離に近づく。
これまで全勝だったセルビアに土をつけた事を
大きな力として、明日の試合にも勝って頂きたい。

2006年11月12日

日本対イタリア

世界バレー2006で、日本は二次リーグ最終戦
メダルをかけて前大会王者のイタリアと対戦した。
このイタリア戦に勝てばベスト4進出となり
メダルへ大きく近づく事になる。
昨日のセルビア・モンテネグロと違い
イタリアは完全な格上であり、ワールドグランプリでも
大敗を喫している相手である。
しかし一筋の希望として、イタリアは昨日戦った
セルビア・モンテネグロに負けており
日本はそのセルビアに勝利している。
しかも、その勝ち方は大逆転であり
今の日本は大きな流れに乗っている事は確かである。
綱渡りの試合に見えたかも知れないが
昨日の試合はデータを収集し、セルビアという相手の
独特の戦い方に慣れるまでに2セットを要したと考えられる。
イタリアはセルビアと違い、既に日本に数多くのデータがあり
特徴もセルビアよりは解っているだろう。
それにイタリアは今大会絶好調と言う感はなく
セルビアよりも勢いがあるとは考えにくい。
それだけに、何とかイタリアに勝利して
悲願のメダルに近づいてもらいたいものである。

日本のスタメンは昨日と同様に竹下、高橋、荒木、木村
杉山、小山、そしてリベロに菅山という布陣。
対するイタリアもリニエーリ、ビッチニーニを中心に
最強の布陣で試合に臨んでいる。

第1セット、いきなり日本のミスでイタリアのポイントで始まる。
序盤はイタリアの連続得点が影響したのと
日本がまだリズムに乗り切れていない事も重なってか
最初のテクニカルタイムアウトは5-8でリードされて迎える。
イタリアを倒すためには最初のセットが肝心であり
何とかここから盛り返して貰いたいものである。
しかしこのタイムアウトの後、木村の連続ポイントや
荒木のクイックなどで8-9とリードを縮める。
ここまでを見ている限りは勝てない相手ではない。
たださすがはイタリア、2回目のテクニカルタイムアウトでは
11-16と日本はリードを広げられてしまう。
試合はそのまま15-20とイタリアペースでセット終盤へ。
そして17-24とイタリアのセットポイント。
最後はイタリアのブロックポイントで17-25で
日本は大事な第1セットを落としてしまった。

続く第2セットもイタリアのポイントで始まる。
第1セットもそうだが、どうも日本の攻撃が通らない。
ブロックされるか、拾われるかである。
序盤のイタリアの5連続ポイントが大きく影響し
最初のテクニカルタイムアウトは5-8で
またもイタリアリードで迎える。
しかし中盤に来て日本が徐々に盛り返す展開。
そんな中、小山のブロックポイントで12-14としたところで
イタリアのセンタープレーヤーのパッジが負傷退場。
このイタリアのスタメンが一人抜ける事は痛手であり
日本にとってはチャンスとなる。
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16で
日本に流れは来そうだが、スコアには現れていない。
その後もイタリアはサーブレシーブの悪い木村を
徹底的に狙い、なかなか日本に流れを渡さない。
しかしセット終盤に来て、日本が怒濤の5連続ポイント。
20-21と一気に1点差に詰め寄る。
20-22となったところでイタリアはチェントーニを投入。
このチェントーニは日本戦に滅法強い嫌な選手である。
それでも日本はここでまたも連続ポイントで
22-22とついに同点に詰め寄る事に成功。
そしてこの後、木村のアタックで23-22と
この大事なセット終盤に来て逆転に成功。
何とかこのまま勝って貰いたい。
イタリアのポイントを挟んで、高橋のアタックにより
24-23でついに日本のセットポイント。
しかしこの後の高橋のスパイクがアンテナに当たり
24-24とデュースとなり、そこでイタリアに取られて
24-25と今度はイタリアのセットポイント。
ところが、ここでイタリアがスパイクミスで25-25と
またもデュースに持ち込む。
そしてここまで散々止められながらも
諦めない小山の強烈なアタックで26-25と日本のセットポイント。
しかしその後、今度はイタリアも負けずにデュースに戻し
連続ポイントで26-27でまたもイタリアのセットポイント。
そして最後はイタリアのブロックに捕まり26-28で
第2セットも同じくイタリアに連取されてしまう。
良い流れだっただけにこのセットを取れなかったのは手痛い。

迎えた第3セットもイタリアのポイントで始まる。
このセットもこれまでと同じ展開のまま
5-8とイタリアリードで最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本は今大会No.1リベロの呼び声高い菅山のレシーブや
小山のサーブポイントなどで流れを呼び込むのだが
その度にイタリアのブロックに悩まされる。
高橋や杉山は非常にバランス良く決めているが
それだけではイタリアに勝利するのには厳しい。
中盤に日本は追い上げを見せるが
再びイタリアに引き離され、2回目のテクニカルタイムアウトも
13-16とイタリアリードで迎える事となる。
しかしこのタイムアウトの後、またも日本は盛り返す。
長いラリーを制するなどして15-16と1点差に詰め寄り
そのままイタリアに食い下がる。
そして木村の活躍で17-17とついに同点に持ち込む。
こうなれば昨日のセルビア戦の奇跡をもう一度起こして欲しい。
ところがイタリアがここで連続ポイントで突き放す。
しかし日本も食い下がり22-23とするが
ここで日本のミスで22-24とイタリアのマッチポイント。
日本は小山のスパイクで23-24とするが
最後はイタリアのスパイクが通り23-25で
イタリアにまたも屈辱の敗戦を強いられる。

イタリアに敗戦し、日本のメダルは消えたが
まだ決勝リーグでの5位~8位決定戦が残っている。
決勝リーグ初戦はオランダ。
この敗戦の経験に決勝リーグで大暴れして貰いたい。

2006年11月14日

免許更新+機材購入 & Lantern Session & 日本対韓国

実に忙しい1日であった。
まずは免許更新である。
恥ずかしい話だが、違反者講習のため
2時間の講習を受けに鮫洲へ。
私はこの鮫洲運転試験場が死ぬほど嫌いである。
と言うのも、私は車の免許を取る前に
原付の免許を取ったのだが、その時に最悪の思いをしたのである。
当時高校生の私は免許など軽く取得できると考え
全く勉強することなく試験場へ。
まずは見事に玉砕。
しかしながらそれでも85点という高得点。
と言うわけで、またも調子に乗って「次は慣れたから大丈夫」と
頭の中で準備をして2回目&玉砕。
確か84点くらいだった覚えがある。
ここでさすがに少々凹み、今度は問題集を購入。
しかし近所の本屋に薄い問題集しか売っていなかったので
問題を少し解いていけば大丈夫だろうと思い購入し
軽く流して勉強して3回目・・・玉砕。
88点でまたも落ちてさすがに頭に来て
今度は問題集をしっかりと解いて4回目。。。玉砕。
なぜ????
そう、この時にようやく気づいたのだが
私が持っている問題集は本当に簡易的なモノで
解説や引っかけ問題のポイントなどが記されていない。
基本的にどこが間違ったのかは教えてくれない上に
まさか引っかける為の問題があるなどとは思ってもいない。
そのため、それに気づくまでに4回も・・・。
と言うわけで、別の参考書を立ち読み(なぜか購入したら
それは自分が政府に敗北した事を意味すると考えたので)で
頭に叩き込んでからいざ試験場へ。
結果が87点・・・・!?
そう、今度こそはと気負ったせいか5回目も玉砕。
しかしここで奇跡が起きた。
恐らく今思えば法に違反していたのかも知れないが
何度も私が来るので、試験場の人が私を覚えており
明らかに落ち込んだ私が通った時に一言。
「午後も受けてみる?」
普通試験は1日1回でそれ以上は受けられないのだが
この試験場の方の情けにより午後にもう一度受け
さすがに今度は気負いもなく、98点で合格。
嬉しかったが、もう二度と来るまいと
まるで自分の心の中では刑務所のような扱いをして
試験場を後にした。
という嫌な思い出があり、それ以来「鮫洲」という単語を聞いただけで
嫌な空気が私の頭をよぎるというトラウマを負ってしまったのである。
当然だが、その後も財布を落とした事があり
その時も鮫洲でないと再発行が出来ない。
そして今回は違反者講習。
そうなっているのは解るが、鮫洲に来る時は決まって
悪い事があった時だけなのである。
今回は講習も少しだけ早めに終わり
鮫洲では悪い事はなかったが、やはりもう行くのは嫌だ。
もし仕事を選べる立場なら、鮫洲で演奏する仕事は
出来れば断りたいくらい嫌だ。

無事免許更新が終わり、一足先に渋谷へ直行。
そしてモニター環境を良くするため、現在使っている
Sonyの900STと並んで業界で定評のあるヘッドホンで
AKGのK240Studioを石橋楽器で購入。
今まではSound Houseが一番安かったのだが
どうやら石橋にその流通経路が移ったようである。
そして今度はSelmer Japanへ。
今年こそはと決意して練習に練習を重ね
ようやく決心がついたので、何とTrumpetを購入。
Bachのシルバーのモデルでリバースのライトウェイト。
型番がLR180ML43SPというモデルである。
これまでは粗悪なTrumpetや人からお借りしたモノで
練習を積んで、幾つかのRecordingを試してみたが
ようやく自分で許せるところに到達しそうな気がしてきたので
ここからはしっかりとした楽器で練習しようと思ったのである。
これで後に引けなくなったわけで
これまで以上に危機感と共に練習に励む事だろう。

そしてそんなこんなで、第2週のLantern Sessionに参加した。
今回は異常な人数の大御所の方々が訪れ
もう大変な賑わいであった。
しかもBassには宮下智氏も参戦し、これまたもう最高のプレイ。
本当にいつも勉強になると共に、御一緒させて頂く時は
至高の時間を味わう事が出来る。
プレイが派手なBassistは数多いが、宮下氏のBassは
派手な時は勿論、地味なプレイの時にも最高のGrooveと音使い。
大御所の方々も宮下氏のプレイには大きな歓声を上げて
大絶賛だった事は、その素晴らしさを証明する何よりの証拠だろう。
私も宮下氏の様なプレーヤーに早くなりたいものである。
そしてSessionは大盛況の中終了。
本当に素晴らしいSessionであった。


さて、今度はサッカーである。
U-21日本代表は北京五輪を前に日中韓合同の
壮行試合、アウェイで韓国と対戦した。
日本のA代表の行く末を担う選手が数多く存在するだけに
この韓国戦は負けられない。
日本は既に中国とホーム&アウェイで戦い
どちらも2-0で勝利している。
是非とも宿敵韓国もこの勢いで勝利してもらいたい。

日本のスタメンはGKに松井、DFに千葉、細貝、柳楽、田中
MFに水野、本田、上田、谷口、渡邊
そしてFWには私一押しのカレン・ロバートが入っている。
今回は平山の名前はない。
ただ、これには諸処の事情があるようである。

韓国のキックオフで試合開始。
立ち上がりは完全に韓国ペース。
開始早々から自陣ゴールに近い位置でFKを与え
しかもそれが決定的なチャンスにつながるなど
ゴール前でのディフェンスの甘さが目立つ。
先日のU-19の試合の様な立ち上がりにならない事を
ただただ祈るばかりである。

と思っていた矢先に韓国にゴールが。。。
前半5分というところで、韓国のコーナーキックからの
センタリングが綺麗に通ってヘッドで決められ
韓国に先制点を許す。
一見マークに付いていた様に見えるが
明らかに一歩遅れており、それが致命的なプレイに
つながったと言って間違いない。
恐らくマークに付くのが遅いのか
立ち上がりバタバタしているまま
気持ちが浮ついていたのか、どちらかだろう。
何とも残念な立ち上がりになってしまった。

その後も日本は全く良いところがないまま
時間だけが過ぎる最悪の展開。
今回の日本代表のメンバーは、試すためのメンバーとは言え
これではあまりに酷すぎる。
前戦のカレン・ロバートが孤立し、中盤は韓国のプレッシャーの前に
全く前に出る事もなく、むしろカレン・ロバートがボールをもらいに
わざわざ下がらざるを得ない状況。
これでは追加点を入れられるのも時間の問題だろう。
結局追加点だけは防いで前半は終了した。
どうにかハーフタイム中に考え直さないと
この試合まず勝利はないだろう。

日本のキックオフで始まった後半だが
この後半も全くダメである。
前半と同じく最悪の立ち上がりで
韓国に大いに攻め込まれ、その上自陣ペナルティーエリア付近で
ファウルで止めるしかないと言う状況。
前戦にボールが行く場面もあるが
見ていても点が取れる気が全くしない。
応援しているはずが、何とも腹立たしい試合に思えて来てしまう。
日本はここまで弱かったのだろうか。
確かにこの世代の主力選手が不在とは言え
こんなに韓国にボロボロにやられてしまうのか。
非常に残念でならない。

しかし後半中盤に来て、ようやく日本のシステムが
機能するようになり、パスがつながるようになり
これまで孤軍奮闘していたカレン・ロバートが
値千金のゴールをあげる。
後半19分にパスがつながった日本がゴール前に
ボールを入れ、それをカレン・ロバートがヘッドで
打とうとしたが間に合わず
しかしながらそのシュートが相手DFに当たってゴール。
韓国のオウンゴールになってしまったが
一連の素晴らしいプレイで流れを作り
1-1と試合は振り出しに戻ったわけである。

この得点で、日本が息を吹き返し
逆に韓国の計算が少しずつ狂いだしている印象を受ける。
もしかしたらこの試合勝てるかも知れない。

そして後半26分、日本は田中に代えてFWの前田を投入。
2トップにして追加点を狙う作戦である。

日本は攻撃面ではボールがつながるようになり
改良が見られるが、ディフェンスは相変わらず危ない。
中盤が機能するようになり、危機的状況は少なくなったが
攻め込まれた時に自陣ペナルティーエリア付近で
ファウルをしてしまうのは相変わらずで
これがいつ得点されてもおかしくない決定的な場面を
演出してしまっているのである。

そして日本は後半33分、渡邊に代えて
この代表で唯一高校生の乾を投入。
若い力で一気に打開してもらいたい。

しかしそれでも試合は動かず
後半42分、疲れの見えるカレン・ロバートに代えて
津田を投入し、前田と津田の2トップに切り替える。
ただ、それでも試合に動きはなく試合終了。

何とか同点で終わる事が出来たが
日本にとっては悪いところばかりが目立つ
何とも言えない試合内容となった。
個人的には引き分けになったのが不思議なくらいの
試合内容であり、今後のU-21に大きな不安が残ってしまう。
しかし、主力選手が不在と言う事もあるので
そこまで悲観的になる必要はないと思われる。
とにかく次のホームでの韓国戦に期待したい。

2006年11月15日

日本対サウジアラビア & 日本対オランダ

サッカー日本代表はAsia Cup最終予選で
最終戦、サウジアラビアと対戦した。
既に最終予選突破は決定しているが
Asia Cup連覇を狙うなら、このサウジアラビア戦には
キッチリと勝っておきたい。
それにこのサウジアラビアとはアウェイで敗れており
1位通過する為には2点以上差をつけて勝たなければならない。
アウェイでの屈辱を思う存分に晴らしてもらいたい。

日本のスタメンはGKにキャプテン川口。
DFは駒野、闘莉王、加地
MFに鈴木、三都主、阿部、中村、今野
FWに巻と我那覇。
個人的には巻をまだ使うのか?と言いたいが
前回から何か成長があったのだと信じたい。
控えには田中隼磨、羽生、長谷部、佐藤寿人と言った面々。
初招集のメンバーもいるのだが
こちらも播戸が外れているのが気になる。

日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりは両チーム共に様子見と言った感じで
ミスもなく、落ち着いた立ち上がりとなった。

時間が経つにつれて、日本の良い攻撃が目立つ。
中村や闘莉王、三都主と言ったメンバーが中心になり
サウジアラビアゴールを大いに脅かす。
特に闘莉王は並々ならぬ闘志を見せており
素晴らしい活躍が目立つ。
また、巻も思っていたよりも良く、少し安心して見ていられそうである。

そんな前半20分、試合が動いた。
中村からのコーナーキックを巻が渾身のヘッド。
このヘッドを相手GKが弾き、それを虎視眈々と狙っていた闘莉王が
しっかりと詰めてゴール。
闘莉王の闘志が呼んだゴールと言って良いだろう。
前半から素晴らしい出来である。

そしてその直後、我那覇が驚異的なシュート。
惜しくもゴールから外れたが、見ている方も
驚くほどの素晴らしいシュートであった。

日本は攻撃だけでなく、守備も安定しており
これには前線の巻と我那覇のコンビが非常に有効である。
この2人のコンビネーションが良く、サウジアラビアも
なかなか攻めに転じる事が出来ない。
また、加地や駒野のサイドからの攻撃も
サウジアラビアの攻撃を防ぐ効果がある。
勿論、ディフェンスだけでもしっかりとケア出来ており
攻撃が最大の防御と言う雰囲気があるが
守備だけで見ても非常に安定して試合を運んでいる。

そして素晴らしい試合展開の中、前半28分
またも試合が大きく動いた。
右サイドの加地の突破から今野へ。
その今野が切り込み中央へ素晴らしいパス。
そのパスが我那覇に通って我那覇がヘッドで合わせ
これが見事にゴール。
相手DF、GK共に一歩も動けないと言う素晴らしい攻撃。
立ち上がりこそおとなしかったが
この試合運びは驚きである。
日本はこれで2-0と1位通過するための条件を
前半のうちに揃えてしまった。
この試合全く負ける気がしない。

しかし、ここでサウジアラビアが逆襲。
前半31分、ペナルティーエリア内で相手選手を倒してしまい
痛恨のPKを取られてしまう。
見ているとサウジの選手がファウルを取りに行った感があるが
これはサウジの選手が一枚上手であった。
さすがの神・川口もこのPKは止められずに2-1とされる。

この1点で一気にサウジアラビアに流れが変わる。
サウジのプレッシャーがいきなり強くなり
先制された事で意気消沈していた感はなくなった。

しかし日本も駒野の突破からのクロスを
巻がヘッドで相手ゴールを脅かすなど
日本には1点取られたショックはなさそうである。
恐らくここから両チーム白熱した試合展開になる事が予想される。

ただ、その後三都主からのキラーパスを加地が受け取った際に
シュミレーションを取られるなど、審判のジャッジが
少々サウジアラビアに傾いている。
仕方ない事だが、これで日本の士気が
下がってしまう事が心配でならない。
特に中東のチームはラフプレイが多く
怪我なども含めて審判にはしっかりと取って欲しいものである。

前半終了間際、少々サウジに攻め込まれる時間帯はあったが
まずは前半が終了。
後半一気に巻き返し、サウジに2点差以上つけて勝って欲しい。

サウジのキックオフで後半開始。
開始早々から日本はサウジ陣内に攻め込み
立ち上がりは良いようである。

そんな立ち上がりから、後半4分に
左サイドバックの今野から、同じく左サイドでプレスをしていた
駒野にロングパスが綺麗に通り、駒野がそれをセンターへ。
低いグラウンダーのクロスを我那覇が今度は足で打ち切ってゴール。
この試合久々に強い日本代表を見た気がする。
これで日本は3-1とまたも2点差とし1位通過の条件を満たした。
さすがのサウジアラビアもこの後半の立ち上がりの
早い段階での得点は出鼻を挫かれただろう。
後はこのまま日本が押していけば良いだけである。

しかしさすがはサウジアラビア、簡単には勝たせてくれない。
積極的に攻めてきており、白熱した試合展開となる。

後半20分、膝を少々痛めた三都主に代わって山岸を投入。
大きな怪我ではないようだが、何事もない事を祈るばかりである。

後半も試合が進むにつれて徐々にサウジの当たりが強くなる。
反則ギリギリだが、審判が取らないのだから仕方がない。
日本選手のスタミナが削られる事も心配だが
何よりも怪我が一番心配である。
三都主の膝もそうだが、我那覇も疲れとサウジの当たりとで
足が攣ってしまったようである。

三都主が交代したあたりから中盤が心許なくなって来ている。
山岸が役不足というのではなく、全体の運動量が落ちてきている。
やはりオシムサッカーは走る事が基本であり
試合の終盤でのミスには絶対に注意したいところである。

そして後半28分、運動量の落ちてきた我那覇に代えて高松を投入。
我那覇はこの試合2得点と素晴らしい出来であった。

しかし高松投入後も、全体の運動量が落ちてきているのは
解消する事が出来ず、時折危険な場面が続く。
残り一枚となった交代枠をどう使うかがポイントとなるだろう。
サウジアラビアは完全に攻撃態勢に入っており
両サイドバックが上がってくる状況である。

後半36分に何と地震で番組が切り替わり
サッカーの音声が全く無くなってしまうアクシデント。
しかしながら画面左下に小窓が表示され
そこで日本代表の試合が放映される。

後半41分、ようやくサッカーに戻る。
これと同時に、巻に代えて羽生を投入。
がたついている中盤を修正し
残りの時間を切り抜けたいところである。

この羽生の投入で中盤に変化が起きる。
ここまで守り一辺倒だった日本が攻撃に転じる事に成功。
このまま何とか切り抜けて欲しい。

ロスタイムは3分の表示。
そんなロスタイムの1分くらいで高松に決定的なチャンス。
得点にはならなかったが、素晴らしいプレーで
サウジアラビアを脅かす。
そしてそのコーナーキックの時に、ポジション争いで
高松が倒されてPKを得る。
高松を倒した選手はこれが2枚目のイエローで退場。
ただ、このPKを闘莉王が外してしまう。
PKが決定した時点でベンチに向かって
自分が蹴るとアピールした手前、気負ってしまったのだろう。
残念だが仕方がない。

その後も日本は攻め続け、3-1で勝利。
これで日本はアジアカップ最終予選1位通過が決定した。
とにかく素晴らしい試合運びで
本当に安心して見ていられる試合であった。
やはり試合を重ねるごとに強くなっており
オシム監督のチーム作りの構想は着々と進んでいるのを感じる。
今年は日本のA代表の試合はもう無いが
是非とも来年も素晴らしい試合で日本を湧かせて欲しいものである。


さて、世界バレー2006でバレーボール女子日本代表は
決勝ラウンド第1戦、オランダと対戦した。
残念ながら先日のイタリア戦に負けてしまい
メダルは逃してしまったが、残りの試合はきっちりと勝って
良い形でこの世界バレーを終わって欲しい。

オランダの監督は日本を知り尽くした監督で
親子で日本を知り尽くしており面倒な相手。
オランダの高さに加えて、日本を知り尽くしたバレー。
日本にとっては全く油断ならない試合となるだろう。

日本のスタメンは竹下、荒木、木村、高橋、杉山、小山
そしてリベロに菅山と、これまでと同じ布陣。

第1セット、まずは竹下のサーブで崩して
ダイレクトで返ってきたボールを荒木が押し込み
日本のポイントで試合が始まる。
その後も高橋が相手のブロックを利用した
お家芸でいきなりの連続ポイント。
そしてそれに続き今度は荒木がブロックポイント。
これで日本は3連続ポイントと最高の立ち上がり。
と思ったら、今度は竹下のサーブポイントで4連続ポイント。
サッカーに引き続きバレーでも最高の試合を
見る事が出来るかも知れない。
そのまま日本がリードを保ち、最初のテクニカルタイムアウトは
8-5で迎える事となる。
しかしセット中盤に来てオランダが粘り13-12と1点差に詰め寄る。
さすがは日本を知り尽くした親子がヘッドにいるだけあり
高さだけではなく、日本独特の粘りのバレーが展開される。
その後もこの粘りに日本が逆に苦しめられるが
2回目のテクニカルタイムアウトは16-15と
辛うじてリードを保って迎える。
オランダに逆転される場面もあったが20-19で
どうにかリードしてセット終盤へ。
そしてここで荒木の粘りのアタック
それに続く杉山の相手エースをも止める
2連続のブロックポイントでここに来て
23-20と一気にオランダを引き離し
そこで高橋の渾身のスパイクで24-20。
日本が早々とセットポイントを迎え
オランダのポイントを挟んで
最後は高橋の絶妙なフェイントで25-21で
日本が第1セットを先取した。

続く第2セット、第1セットとは逆の展開で
オランダに押し込まれてオランダのポイントで始まる。
そのままオランダの連続ポイントとなったが
そこは高橋がオランダの連続ポイントを強打で止める。
そして序盤から杉山のブロックポイントと
木村の連続サーブポイントで4-3と一気に逆転。
第1セットの流れのまま日本が良い形で攻めている。
しかしここでオランダが盛り返し、連続サーブポイントなどで
最初のテクニカルタイムアウトは5-8と逆転されて迎える。
中盤に来て日本は序盤の勢いが衰え
オランダの勢いに押され始める。
しかしそれでも日本は長いラリーを荒木が制し
その後に竹下のブロックポイントなどで切り返し
それに木村も続いて3連続ポイント。
そこに相手のミスもあり10-12と2点差に詰め寄る。
そしてその後も日本は粘り15-15とついに同点。
2回目のテクニカルタイムアウトは15-16と
オランダのリードで迎えるが、日本も負けていない。
日本はオランダの粘りに負けず荒木のブロックポイントや
小山の技ありのスパイクなどで20-19と
セット終盤に来て逆転に成功。
このまま第2セットも連取して欲しい。
しかしここでオランダが逆襲。
20-22と再度逆転される。
ところが日本もここで22-22と連続ポイントでやり返す。
そして23-23となったところでオランダの強力なスパイクが決まり
23-24と初めてのオランダのセットポイント。
しかしオランダのアタックがアウトとなり24-24のデュースに突入。
ここからは粘りと粘りの勝負である。
だが24-25と再びオランダのセットポイント。
しかしここは高橋がキッチリと返して25-25。
ところがこの後の木村のサーブがアウトとなり25-26と
再びオランダのセットポイントとなる。
最後は日本のスパイクがアウトとなり25-27で
第2セットはオランダに取られてしまう。

迎えた第3セットまずはオランダのポイントで始まる。
序盤から両チーム共に白熱したプレーで
一進一退の攻防が続く。
しかし徐々にオランダが押して最初のテクニカルタイムアウトは
6-8とオランダリードで迎える。
この第3セットは取っておかないと、日本にとっては
粘りのあるオランダ相手なだけに厳しくなるだろう。
そしてこのタイムアウトの後、木村のブロックポイントなどで
日本は連続ポイントで8-8と同点に戻す。
そしてその後の長いラリーを日本は制して9-8と
日本のペースに引き戻しにかかる。
そのまま日本は高橋の技ありのスパイクと
荒木のブロックポイントで5連続ポイントで11-8とし
ここでオランダは堪らずタイムアウトを取る。
タイムアウトの後、オランダは連続得点で
日本に詰め寄り14-14と同点とされるが
ここでまたも荒木がブロックポイントで16-15と
日本のリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
この試合荒木の活躍が目立つ。
直接的なプレイだけでなく、間接的にも荒木がブロックで
しっかりと飛んでいる事で、それが得点につながっている。
そのまま荒木、木村の奮戦により20-17と
日本リードでセット終盤へ突入する。
そしてそのまま日本は着々とポイントを重ねて
24-20と待望のセットポイント。
オランダのポイントを挟んで、最後は高橋の強打で
25-21と第3セットを取った。

セットカウント2-1となった第4セット。
まずは高橋の強打でブロックアウトを取って
日本のポイントで始まる。
そのまま一進一退の攻防となり
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で
オランダが一歩リードして迎える。
しかしこのタイムアウトの後、日本は怒濤の3連続ポイント。
そしてオランダのポイントを挟んでまたも3連続ポイントで
14-9とここに来てリードを広げる。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトは16-12で
日本が逆転、リードして迎える事となる。
そして安定した試合運びで20-16とセット終盤へ。
しかしここでオランダが粘り連続ポイントで20-18。
ただここは高橋がキッチリと流れを切って21-18。
ここから一進一退となるが、少々オランダが盛り返す。
22-21と詰め寄られるが、杉山が押し合いを制して23-21。
それにこの試合大活躍の荒木がブロックポイント。
24-21とマッチポイントを迎え、最後は荒木が
試合を締めくくるのに相応しい渾身のスパイクが
相手のレシーブを吹き飛ばして決まり25-21で
日本が決勝ラウンド初戦を制した。
これで日本は次の試合で世界ランク一位の中国と激突。
メダルは逃したが、素晴らしい経験は積むことが出来る。
次の中国戦にも大いに期待したい。
サッカー、バレーと日本代表が連勝すると言う
快適な1日であった。

2006年11月16日

日本対中国

世界バレー2006決勝ラウンド最終戦となる5位決定戦で
日本は世界ランク1位の中国と対戦した。
日本は先のワールドグランプリでも決勝ラウンドで
同じく5位決定戦を中国と対戦しており、敗戦を喫している。
相手は世界ランク1位の強豪とは言え、今度こそは勝利したい。
そしてその勝利で世界バレーを良い形で終わりたいところである。

日本のスタメンは竹下、荒木、高橋、木村、杉山、小山
そしてリベロに菅山のこれまでと変化はない。
小山に取っては母国との対戦。
現在は日本国籍となったが、この一戦には並々ならぬ闘志を感じる。
その対する中国はキャプテンのヒョウ・コンを中心に
シュウ・ソコウ、リュウ・アナン、オウ・イメイ、ジョ・ウンレイなど
ベストメンバーで布陣を組んできている。

第1セット、まずは中国のポイントで始まり
そのまま中国が連続ポイント。
立ち上がりは完全に中国ペースで1-5とリードされる。
最初のテクニカルタイムアウトは中国に良いようにやられて
何と1-8と完膚無きまでに叩きのめされて迎える。
中国のしっかりとしたブロックの前に日本は自分達のバレーを
出すことが出来ず、何とも厳しい状況である。
しかし小山の奮戦で5-11と徐々に差を詰める。
それに荒木も続き、ブロックポイントにスパイク
そしてサーブポイントと大活躍し10-14。
日本はようやく中国のタイミングを掴み始める。
しかし中国もここで踏ん張り、2回目のテクニカルタイムアウトは
11-16で詰めた差を再度少々広げられて迎える。
ところがタイムアウトの後、小山の2連続ポイントで
13-16と日本は再び差を縮める。
その後も小山、木村、荒木の活躍により17-19と2点差とする。
しかしここに来て中国がまたも逆襲。
再びリードを広げられて19-24と中国のセットポイント。
最後は中国のきわどいサーブが入り19-25で
第1セットは中国に軍配が上がった。
しかし、日本も期待の小山が負けておらず
今後のセットに期待出来そうな勢いである。

続く第2セット、中国のサーブがアウトとなり
このセットは日本のポイントから始まる。
そのまま一進一退の攻防が続き
第1セットとは明らかに違う立ち上がり。
最初のテクニカルタイムアウトは中国に一歩リードされ
7-8で迎えるが、このセットは期待出来そうである。
その後も日本は同点に追いつくが
なかなか逆転するには至らない。
2回目のテクニカルタイムアウトも15-16で中国に
一歩リードされ、油断出来ない状況は続く。
そして18-20と中国にリードを広げられてセット終盤へ。
しかし、ここに来て小山がスパイク、サーブポイントと
2連続得点をあげて21-21と再び同点に持ち込む。
ところが中国も粘り再び21-23とリードを広げられる。
ただここでも竹下と小山の活躍で22-23と日本も粘る。
そして中国のポイントで22-24と中国のセットポイント。
しかし木村のスパイクはアンテナに触れてしまい
22-25と第2セットも中国に連取されてしまう。
ただ、第1セットよりも良いリズムで来ているだけに
この第3セットから盛り返してもらいたい。

迎えた第3セットは日本のポイントで始まる。
このセット序盤は点差こそ開かないが
日本がリードする場面が見られ
やはり徐々に日本の調子が上がってきている様に見える。
後はそれがこのセットでしっかりと出ないと
後のない日本に取っては厳しいだろう。
5-7と中国にリードされるが、杉山の神速ブロードと
竹下の絶妙な押し合いで7-7と追いつく。
その次の攻撃で中国に得点され
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
このタイムアウトの後、中国が連続ポイントで
7-10とここに来てリードを広げられる。
中盤までに追いつかないと日本は苦しいと思われる。
しかし流れは小山が強力なスパイクで切る。
この試合、小山の活躍は目覚ましく頼りになる。
その小山にこの大会で安定感のある攻撃を続ける
木村も続き中国にどうにか食らいつき12-13と
日本は1点差に詰め寄る。
そして2回目のテクニカルタイムアウトは14-16と
中国リードで迎える。
しかしこのテクニカルタイムアウトの後、小山のスパイクと
荒木のブロックポイントで16-16と同点に追いつく。
ところが中国もここで連続ポイントで16-19。
ここに来て手痛い攻撃を受けてしまった。
日本はタイムアウトを取るが、その後も中国のポイントで16-20。
しかしここで小山が難しいボールを見事に決め
その後サーブで中国を崩して自ら2連続ポイント。
この試合1人で何点取るのかと言う活躍である。
ただ中国もしっかりとここは切り返し19-23と
いよいよ日本は苦しくなってきた。
そして高橋のワンタッチを狙ったスパイクが外れ
19-24と中国のマッチポイント。
その後高橋が自ら得点し20-24としたところで
日本は石川を投入。
この石川が直後にブロックを決め、その流れから
木村がスパイクを決め、21-24と日本が粘る。
そしてここでオウ・イメイのスパイクを拾って
またも木村のスパイクが決まり22-24。
しかし最後は日本がブロックするもアウトとなり
22-25で中国にストレート負けを喫した。
何とも残念ではあるが、ワールドグランプリに続いて
6位という成績で終わる事が出来た事は
明らかに今までの日本とは違う事を示唆する。
6位とは言え、安定した強さは今後につながるものであり
1大会だけ良い成績に納まるよりも素晴らしい事である。
今の日本代表にはスタメンの他にも
技術の光る落合や、期待の新星である石川。
他にも竹下の跡を継ぐ高橋翠、強力なアタッカーの井野。
一時的とは言え、杉山をサブに下げさせた宝来など
サブのメンバーも充実しているだけに
今後の女子バレー日本代表には期待が出来そうである。
是非とも次の北京五輪では東洋の魔女の
復活を見せて欲しい。

2006年11月17日

日本対エジプト

世界バレー2006男子の部の開幕となった。
日本は一次リーグ初戦、エジプトと対戦した。
昨日までの女子は大変盛り上がっていたが
やはり男子は人気が落ちる。
それだけ男子の世界のレベルが高いと言う事もあるが
それでも頑張って欲しいところである。

日本のスタメンはキャプテン荻野を筆頭に
齋藤、山本、石島、山村、阿部、そしてリベロに津曲が入っている。
以前見た日本代表とは大分メンバーが変わっており
加藤や杉山などのメンバーはいなくなっている。
また、控えには以前も日本代表で活躍した越川が入っている。

第1セット、まずはエース山本の強打で日本のポイントで始まる。
その後もセッターの阿部が相手のフェイントをブロックに飛んだまま
はたき落とすなど、日本は序盤からリードを広げる。
しかしながら、硬さが目立つプレーが多く
今のところエジプトも硬いので問題ないが
もし先にエジプトの硬さが無くなったら非常に危険だろう。
最初のテクニカルタイムアウトは8-4と日本リードで迎える。
その後、日本は少しずつ硬さを取りながらリードを広げる。
特にセッター阿部の2つのブロックポイントや
エース山本のスパイクなど、良い材料が揃っている。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトも16-8と
日本は順調に試合を展開する。
そして24-11と圧倒的な強さでセットポイントとし
エジプトに粘られるが、最後は山本のスパイクが
ブロックアウトとなり、25-13で
日本が第1セットを先取した。

続く第2セット、まずは山本のスパイクがブロックされ
エジプトのポイントで始まる。
しかし日本も直後に石島でやり返すなどして
最初のテクニカルタイムアウトは8-6と日本リードで迎える。
ただ、得点でも解るようにエジプトの調子が
少しずつ戻ってきており、日本のミスも目立つ。
ここで流れをエジプトに渡さないよう注意したい。
その後、やはりエジプトが切り返す場面があったが
2回目のテクニカルタイムアウトも16-13と
日本がリードして迎える事となる。
そのまま日本はリードを保って試合を運び
24-20でセットポイントを迎える。
最後は石島の強打で25-21で第2セットも連取する。
このままストレートで初戦は勝っておきたい。

迎えた第3セット、第2セットに引き続き山本のスパイクが
ブロックされ、エジプトのポイントで始まる。
その後もエジプトに連続ポイントを許し
それが影響してか1-4とこのセットはエジプトのペースとなる。
しかし日本はセッター阿部のブロックポイントから
ペースを掴み、石島の強打などで逆転し
最初のテクニカルタイムアウトは8-7とリードして迎える。
ところがこのセット中盤までシーソーゲームが続いた後
エジプトが3連続ポイントを決め
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16と
この逆にリードされて迎える。
このセットで決めておかないと、次のセットでは
現在よりもエジプトが調子付いているかも知れないだけに
危険極まりない状態となる。
しかしそれでも日本は粘り、20-20とセット終盤でついに同点。
そしてここでセッター阿部のこの試合4本目のブロックポイント。
これで21-20と逆転に成功する。
このセッターのブロックというのは、相手にとっては驚異だろう。
そのまま一進一退の攻防が続いた後
24-23で日本はマッチポイントを迎える。
しかしここでエジプトも粘り24-24。
その後、日本がエジプトのブロックに捕まり24-25と
逆にセットポイントを取られる。
最後は荻野のスパイクが外れて24-26で
第3セットはエジプトに取られてしまう。

日本としてはここで決めたい第4セットは山本のスパイクが決まり
日本のポイントでゲームが始まる。
このセット、序盤から白熱した試合展開で
日本が頭1つ抜けだし、最初のテクニカルタイムアウトは
8-7と辛うじてリードを得る事ができた。
そのまま日本はリードを保ち試合を展開し16-15で迎える。
しかしその後エジプトの連続ポイントで18-20となり
エジプトリードでセット終盤を迎える。
このセットを落とすと日本にとっては相当厳しいモノになるだろう。
ところが、18-22とされたところから日本は一気に4連続ポイントで
22-22と同点に持ち込む。
是非ともこのまま畳み掛けたいところである。
その後も途中から入った朝長、直弘らの活躍で
気がつけば5連続ポイントで23-22。
しかしここでエジプトも負けずに連続ポイントで23-24と
エジプトに先にセットポイントを握られる。
ところがエジプトのサーブミスで24-24とデュースに突入。
ただ、ここでエジプトが食い下がり24-25とされ
そのまま最後はエジプトのスパイクが通って24-26で
第4セットもエジプトに連取される。
これでセットカウント2-2となり
勝負はファイナルセットにもつれ込んだ。

迎えたファイナルセット、日本のポイントで始まり
そのまま一進一退の白熱した試合展開。
しかし徐々に日本がリードを広げ
8-6でコートチェンジとなる。
その後も日本はリードを保って試合を進めるが
ファイナルセット終盤にきて12-11と追いつかれそうになる。
しかしここはエジプトのサーブミスに助けられ13-11。
そしてエジプトのポイントを挟んで14-12で
ついに日本のマッチポイント。
最後は齋藤の値千金のブロックポイントで15-12で
ファイナルセットを日本が取り
初戦を白星で飾った。

日本が勝ったとは言え、初戦からセットカウント2-0としながらも
ファイナルセットまでもつれ込む大乱戦。
やはり世界バレーという大舞台では何があるか解らない。
今後も頑張って欲しいものである。

2006年11月18日

嬉しい事×2 & 日本対中国

非常に嬉しい出来事が2つあった。
1つ目はヘッドホンである。
先日14日に購入したAKGのK240Studioの
エージングがようやく終了し、使用開始となった。
エージングと言うのは新しいヘッドホンや
スピーカーなどを本来の鳴りのポイントに
持って行く為の慣らし運転の事で
これが実に50時間かかる。
ヘッドホンによってもまちまちだが、このK240Studioは
私の近辺では50時間と言う話だったので
それがようやく終了し、使える状態になったのである。
エージング前に軽く試聴しておいたのだが
印象が大分変わったのに驚いた。
分離が少々悪い気がしたのだが、エージングが終わったモノは
空間がはっきりと掴める上に、分離もしっかりしていて
ミックスにも、長時間の制作活動にも良い。
もう一つ使っているSonyの900STが攻撃的なら
こちらは守備的な感じで、両方を使い分ければ
なお、良い結果が出る事だろう。

そしてもう一つ嬉しい出来事は、本日リハゴデニールの
リハーサルだったのだが、そこで誕生日を祝って頂いたのである。
リハゴのメンバーとは10月末のLive以来会っていなかったのだが
リハで突然ケーキと共にお祝いの言葉。
何とも嬉しいモノである。
祝ってもらったからと言うのではなく、本当にこのBANDは暖かく
素晴らしいBANDだとリハの度につくづく感じてしまう。
今度のLiveは12月9日なので、お暇な方は是非ともいらして頂きたい。


さて、世界バレー2006で男子日本代表は中国と対戦した。
昨日、エジプトとの初戦に辛うじて勝利して白星発進となった。
この世界バレーで、日本は並々ならぬ意気込みを入れているだけに
この後の試合も是非勝利して欲しいものである。
実はあまり人気がない事もあり、知られていないが
日本は世界ランク10位と結構高い位置にランクインしており
それを考えればこの世界バレーでも十分に良い成績を
残すことが出来る可能性があるのである。

日本のスタメンは昨日と同じく荻野、阿部、山本、石島
齋藤、山村そしてリベロに津曲が入っている。

第1セット、まずは中国のアタックが決まり
中国ポイントで試合が始まり
そのまま中国は連続ポイントで序盤からリードを取る。
日本は山本や阿部の活躍で切り返すが
荻野のサーブミスや中国の勢いにおされ
最初のテクニカルタイムアウトは5-8とリードされて迎える。
個人的な話なので微妙だが、どうも荻野が好きになれない。
キャプテンなのは解るのだが、女子日本代表で言う
大友のような雰囲気が出ているのである。
ちなみに植田監督に関しても同じである。
女子の方は監督も含め、非常に素晴らしい選手が集まり
雰囲気も良いのだが、この差は何なのだろうか。
そのままシーソーゲームで2回目のテクニカルタイムアウトも
13-16と中国のリードで迎える事となる。
この中国は先のアテネ五輪出場をかけた試合で
日本からアテネ五輪出場を奪ったチーム。
山本はその時の手痛い結果に今も苦しい思いをしており
この試合にだけは確実に勝ちたいところだろう。
それにはまず最初のセットを取って欲しいものである。
その思いが通じたのか、山村の強打を皮切りに
石島のサーブポイント、千葉のスパイクで3連続ポイントを取り
19-18とセット終盤に来て逆転に成功する。
この日本の勢いが中国にプレッシャーをもたらしたのか
その後、中国がミスを連発し、22-19と日本が3ポイントリード。
そしてそこで齋藤のブロックポイントで23-19。
ここに来て中国も連続ポイントで23-21と追いすがるが
大事な場面でサーブミスをして24-22と日本のセットポイント。
そのまま最後は中国がまたもサーブミスで25-22で
大事な第1セットを日本が先取した。
やはり今回の男子日本代表は一味違う。

続く第2セット、齋藤のスパイクが決まり日本のポイントで始まる。
ところが中国が序盤から5連続ポイントで1-5と
日本はいきなり大きく引き離される。
しかし日本も3連続ポイントなどでやり返しリードを詰める。
そして僅かに差を縮めて、最初のテクニカルタイムアウトは
5-8で中国リードで迎え、その後はまたも中国に話される展開。
ところが、その後日本は朝長、千葉の活躍と
齋藤の驚異の2連続ブロックポイントなどで
6連続ポイントで11-11と一気に同点に持ち込む。
しかし今度は中国が切り返し、2回目のテクニカルタイムアウトは
13-16で中国リードで迎える事となる。
そのまま一進一退の攻防が続いたが、終盤に来て
山村のブロックポイントなどで21-21とまたも同点に追いつく。
しかしここで中国も連続ポイントで引き離しにかかり21-23とされる。
その後22-24で中国がセットポイントを握り
そのまま日本は中国のサーブポイントで22-25で
第2セットは敗れてしまう。

迎えた第3セット、まずは石島のスパイクで
日本のポイントから始まる。
そのまま日本はサーブポイントなどで
いきなりの3連続ポイント。
そして気がつけば荻野がいない。
やはり私と同じ感情を皆持っているのだろうか?
そのまま序盤からリードを保ち、荻野の代わりに入った
越川の活躍などもあり8-6と日本リードで
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も山村や石島の活躍で日本は好調だったのだが
中盤に来て13-13と中国に捕まる。
しかし日本は何とか踏ん張って16-15で
リードして2回目のテクニカルタイムアウトを迎える事となった。
ところが終盤に来て、日本は中国の逆襲と自らのミスで
19-21と中国に逆転される。
そして中国の連続ポイントもあり20-24と
中国にセットポイントを取られ、そのまま20-25で
第3セットも中国に敗れてしまう。

そして後がない第4セット、まずは千葉のスパイクで
日本のポイントから始まる。
序盤、中国に僅かなリードを許したまま試合を展開するが
最初のテクニカルタイムアウトの直前に逆転に成功し
8-7で迎える事となった。
そのままタイムアウト後も千葉のブロックで連続ポイントで
9-7とリードを広げる。
日本はリードを保っていたがその後12-12と
中国に同点にされそのまま逆転。
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16で
中国にリードされて迎える展開となる。
その後、日本は山本、越川の活躍もあり
セット終盤に来てようやく22-22と同点に持ち込む。
そして両チーム共にポイントを取り23-23となったところで
日本のエース山本の強力なスパイクで24-23と
日本が大事な場面でセットポイントを取り
そのまま最後は中国のミスで25-23で
第4セットを日本が取り、試合はファイナルセットへ。

迎えたファイナルセット、まずは山本のスパイクで
日本は幸先の良いスタートを切った。
その後も日本は山本の活躍もあり
最初は中国からリードを奪う。
しかし中国もここで逆襲し逆転。
ただ、点差が大きく開く事はなく
7-8と中国リードでコートチェンジを迎える。
このコートチェンジの後、中国がサーブポイントを取り
そのまま一進一退の攻防が続きセット終盤へ。
11-13となったセット終盤で日本は越川を投入し
強力な攻めのサーブを打つ選択。
しかしこの越川のサーブは惜しくもネットにかかり
11-14と中国のマッチポイントとなってしまった。
ところがここで中国もサーブミスで12-14。
そしてそれに続き中国のスパイクがアウトとなり13-14と
日本が必死に追い上げていく展開。
しかし最後は中国にクイックをやられて13-15と
フルセットの末、中国に再び敗れてしまった。
残念ではあるが、まだ大会は始まったばかり。
次のプエルトリコ戦に期待する事にしたい。

2006年11月19日

日本対プエルトリコ

世界バレー2006で男子日本代表は
一次リーグ第3戦、プエルトリコと対戦した。
現在エジプトに勝って、中国に負けと
一勝一敗となっている。
目標である8強に残るためにはもう負けたくない。
プエルトリコはランク的には格下。
初戦、第2戦とフルセットまで行く試合となっているが
この試合では是非とも余裕で勝って欲しいものである。

日本のスタメンは昨日とは大分変更があり
キャプテンの荻野が外れている。
個人的には正しい選択だと思われる。
齋藤、山本を筆頭に、石島、千葉、朝長、山村と
好調の選手を最初から投入し、リベロには津曲。

第1セット、まずは日本のポイントから開始となるが
序盤はプエルトリコにブレイクを許し
最初のテクニカルタイムアウトは6-8とリードされて迎える。
その後、徐々に日本は差を詰めて
2回目のテクニカルタイムアウトは15-16と
1点差に追い上げる事に成功。
そしてブレイクを2度ほど入れて、後は一進一退の攻防が続くが
日本はプエルトリコにブレイクを許さず
第1セットはそのまま25-23で最初のセットに勝利した。

続く第2セットはプエルトリコのポイントで始まり
第1セットと同じく、序盤は日本が僅かながらばたついて
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
しかしこのテクニカルタイムアウトの後、日本が爆発。
3連続得点を2度も入れて2回目のテクニカルタイムアウトは
16-12とプエルトリコを大きく引き離して迎える。
この後も齋藤がスパイクにブロックに大活躍し
日本はリードを保ったままセット終盤へ。
24-20とセットポイントを取り、最後はプエルトリコの
アウトオブポジションで25-20と何とも呆気ない幕切れで
第2セットも日本が連取した。

迎えた第3セット、まずは山本のスパイクで
日本のポイントから始まる。
そのまま日本はいきなりブレイクするが
途中でプエルトリコに切り返され
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で
プエルトリコに一歩リードされて迎える。
このタイムアウトの後からプエルトリコがついに爆発。
2回目のテクニカルタイムアウトは12-16と
リードを広げられて迎える事となる。
その後もプエルトリコは3連続ポイントし
日本も同じく3連続ポイントで返すが
そのままシーソーゲームとなり、日本は追いつく事が出来ず
第3セットは21-25で敗れてしまう。

そして続く第4セット、第3セットの屈辱を晴らすべく
日本がいきなりの大ブレイク。
気がついてみれば6連続ポイントで
いきなり6-0とリード。
しかしこの大ブレイクの後、今度はプエルトリコが
4連続ポイントを出してやり返す。
最初のテクニカルタイムアウトは8-4で迎えるが
このセット序盤から大いに白熱した展開となっている。
タイムアウトの後は日本がブレイクを重ね
16-13で迎える事となった。
しかしこの後、またもプエルトリコが粘り
18-18と追いつき、連続得点で18-19と逆転。
だが、日本もブレイクでやり返すなどして
セット終盤に入り、24-23で日本が先にマッチポイントを取るが
ここでまたもプエルトリコが粘りに粘る。
デュースに持ち込まれ、日本は3度のマッチポイントを取る。
しかしながらプエルトリコの粘りの前に押し負け
ついに26-27と逆転され、プエルトリコのセットポイントとなる。
ところが、今度はここで日本が粘りのバレー。
そのまま得点を重ね、何と30点を突破し
30-31となったところで、日本がついにブレイクし
32-31とまたもマッチポイント。
しかしここでまたもプエルトリコが粘る。
大乱戦となった第4セットだが35-34と
日本がマッチポイントを握り続けた末
最後は山本が非常に難しいトスを決めて36-34で
日本が非常に長い戦いを制した。

この勝利で日本は二次リーグへ大きく近づき
次の試合に勝てば二次リーグ進出決定となる。
危ない試合が続いているが、次の試合こそ
危なげない試合展開を見せて欲しい。
今後の日本代表に期待したい。

2006年11月21日

日本対韓国 & 日本対アルゼンチン

北京五輪に向けての韓国、中国、そして日本の
三ヶ国合同の壮行試合でU-21日本代表は最終戦となる
ホームでの韓国戦を戦った。
既に韓国とはアウェイで戦い引き分けており
未だ決着がついていない。
有終の美を飾る意味でもこの試合には勝利したい。
日本は先日とは違い、現在考え得る最強のメンバーを集めている。

日本のスタメンはGKに松井、DFに千葉、青山、中村、家長。
MFには青山、増田、梶山、水野、苔口。
そしてFWは平山のワントップ。
やはり個人的には非常に平山に不安が残る。
今まで正GKだった西川は怪我によりしばらく出場不可能となり
こちらは非常に残念だが、代わりのGKが育つ事を期待したい。

日本のキックオフから試合開始。
序盤はまずまずの出来具合で試合を進めていたが
試合が進むにつれて日本のディフェンスに
ところどころ穴が空いてきており、危険だと思っていた
前半のロスタイムに韓国に綺麗に攻め込まれて
0-1とリードされ、そのまま前半を折り返した。

迎えた後半、 日本は韓国の厳しいあたりに悩まされたが
後半29分、増田が水野からのクロスを綺麗に相手ゴールに流し込み
残り15分と言うところで同点とした。
しかしその後日本は攻め続けるも時間がなく
そのまま試合終了。

後半に細貝、伊野波、乾、谷口、カレン・ロバートなどを
大量投入したが、韓国から後一点取ることが出来なかった。
前回とは違い1-1で終わる雰囲気では無いメンバーだっただけに
大いに残念である。
そして個人的には平山は違うのでは?と疑問が出る。
いるべきところにいない。
連携という意味では他の選手にも言える事かも知れないが
やはりワントップで平山だと少々厳しい。
前回の試合のように誰かと組んだ時には面白いが
1人で点の取れる選手かと言われれば
現状の平山では厳しいかも知れない。
アテネ五輪の時は非常に面白かっただけに残念である。
私としてはその分、カレン・ロバートに頑張って欲しい。
U-21の次の試合に期待しよう。


さて、世界バレー2006で男子日本代表は
このグループの強豪アルゼンチンと対戦した。
グループで一番の強豪はポーランドだが
このアルゼンチンも強いチームである。
アルゼンチンに勝利すれば日本は
一次リーグ突破が確定する試合なだけに
絶対に勝っておきたい試合である。

日本のスタメンは齋藤、朝長、山本、石島
山村、越川、そしてリベロに津曲が入っている。
注目はこのところ調子の良い山本と齋藤だろう。
石島や越川も面白いが、個人的にはこの2人に注目したい。

第1セット、まずは越川の素晴らしい時間差攻撃で
日本のポイントで試合が始まる。
そのまま越川はサーブでサーブポイントを取り
日本はいきなりの連続ポイント。
しかも相手のリベロはベストリベロを取ったほどの選手。
そのまま日本は連続ポイントを続け
序盤から4-0と一気にアルゼンチンを引き離す。
立ち上がりは最高の試合である。
アルゼンチンは4-0となったところでタイムアウトを取るが
タイムアウト直後にまたも越川のサーブポイント。
完全な日本ペースで最初のテクニカルタイムアウトは
8-3と大きくリードして迎える。
是非ともこのまま一気に勝負をつけて欲しいところである。
日本はその後も快調に飛ばして2回目のテクニカルタイムアウトも
16-7とリードを広げ、24-15でセットポイントを迎え
最後は相手のオーバーネットの反則で25-16で
第1セット余裕の勝利を手にした。
一気にストレートで勝負をつけたいところである。

続く第2セットはアルゼンチンのポイントで始まる。
第1セットは余裕で勝利できたが
このセットはさすがにアルゼンチンも立て直してくると
考えられるため、注意したい。
案の定、序盤は少々アルゼンチンに押されて
最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
アルゼンチンにリードされる展開となった。
その後日本は山本や齋藤などが奮戦するが
なかなか追いつくことが出来ず
2回目のテクニカルタイムアウトも12-16と
リードされて迎える事となった。
しかし、このタイムアウトの後から齋藤などの活躍により
17-17と同点に追いつく。
ところがアルゼンチンもここで粘りリードを再度広げ
21-24とアルゼンチンのセットポイントを迎える。
山本が1ポイント返すが22-25で第2セットは落としてしまう。

迎えた第3セットアルゼンチンのサーブミスで
日本のポイントから始まり、序盤は一進一退の展開。
しかし最初のテクニカルタイムアウト直前に
アルゼンチンに連続ポイントを許し6-8で迎える。
テクニカルタイムアウトの後、日本は山本の
攻守に渡る活躍により14-13と中盤で逆転するが
アルゼンチンに再度逆転され
2回目のテクニカルタイムアウトも14-16と
アルゼンチンリードで迎える事になる。
この2回目のテクニカルタイムアウトの後
今度は千葉の活躍で18-17と逆転に成功。
そのまま行きたいところだったが、アルゼンチンがまたも反撃し
なかなか大きくリードを奪う事が出来ない。
そしてこのセットも22-24でアルゼンチンのセットポイント。
しかしさすがにこのセットは日本が粘り24-24とデュースに持ち込む。
その後アルゼンチンに再度セットポイントを迎えられるが
日本は2連続ポイントで26-25でセットポイント。
そのまま最後はアルゼンチンのスパイクがアウトとなり
27-25で第3セットは日本が勝利し、セットカウント2-1で
日本が一次リーグ突破に王手をかけた。

そして運命の第4セット、まずはアルゼンチンのポイントで始まる。
日本はこの大会を通して非常に調子の良い山本と
この大会で頭角を現した石島の活躍で
序盤からリードを奪い、8-6と日本リードで
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしアルゼンチンもそう簡単にはやられるわけに行かないようで
2回目のテクニカルタイムアウトは15-16と
逆転されて迎える事となる。
その後日本はアルゼンチンの逆襲にあい
リードを奪われるが、セット終盤に21-21と同点に追いつき
そのまま一進一退の攻防に持ち込む。
23-24と一足先にアルゼンチンのセットポイントとなったが
日本もすぐに反撃し24-24とデュースに持ち込む。
そして25-25となったところでアルゼンチンが痛恨のオーバーネットで
26-25とマッチポイントとなり、最後はアルゼンチンのスパイクが
アウトとなり、第4セットを勝利し
セットカウント3-1で日本が一次リーグ突破を決めた。
これで明日は何の憂いもなくグループ最強のポーランドが相手。
大いに奮戦し、少しでも多くの経験値を積み、勝利して欲しいものである。

2006年11月22日

日本対ポーランド

世界バレー2006、男子日本代表は一次リーグ最終戦で
ポーランドと対戦した。
既に一次リーグ突破を決めている日本だが
この試合での勝利は大きな意味がある。
二次リーグには一次リーグでの成績が影響するのだが
日本が現在負けたのは中国のみ。
その中国は一次リーグ敗退が決定しており
二次リーグへの成績には一次リーグ敗退となった
チームとの試合戦績は関係なくなる。
つまり、このポーランド戦に勝てば日本は全勝で
一次リーググループ1位通過で突破となり
何とベスト8だけでなく、メダルまで圏内に納める事が出来る。
目標は大きく持って損はない。
是非とも勝って欲しいところである。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島
越川、山村、朝長、そしてリベロの津曲と
昨日と同じベストメンバーによる布陣。
ここまで全勝で勝ち上がっているポーランドも
エースのブラズウィを中心にベストメンバーで臨んできている。

第1セットまずはブラズウィの強打でポーランドポイントから始まる。
しかしこの直後そのブラズウィのサーブが外れ1-1。
序盤からポーランドのスパイク、そしてブロックで
リードを取られるが、ポーランドもサーブの調子が悪く
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
その後しばらくシーソーゲームが続いていたが
中盤に来てポーランドが爆発。
連続得点で2回目のテクニカルタイムアウトは11-16で迎える。
そのまま17-24とポーランドのセットポイント。
日本は石島のブロックで粘るが、最後はポーランドに決められ
第1セットは18-25でポーランドに取られてしまう。

続く第2セット、まずは石島のバックアタックで
日本のポイントから始まる。
第1セット終盤で連戦による疲れから山本に代わりに入った
しっかりと休養を取っている荻野がこのセットも入っており
この荻野の活躍により、序盤は離される事なく
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
その後ポーランドが徐々にリードを広げ
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16で迎える事となる。
日本はこのポーランドのペースを崩す事が出来ず
このセットも粘りはするのだが、21-24でポーランドのセットポイント。
そしてそのまま21-25で第2セットも続けて落としてしまう。

迎えた第3セット、まずはポーランドのポイントから始まる。
序盤はシーソーゲームで最初のテクニカルタイムアウトは
8-7と日本が僅かにリードして迎える。
そのまま日本は荻野、山本の代わりに入った直弘の活躍で
2回目のテクニカルタイムアウトは16-14とリードを広げて
日本リードで迎える事となる。
しかしセット終盤に来てポーランドが19-20と逆転。
結局日本はここを支える事が出来ずに
22-24とついにポーランドのマッチポイント。
日本は齋藤で粘るが最後はポーランドの強打の前に
陥落し、23-25でストレートでポーランドに負けてしまった。
負けてはしまったが、まだベスト8への道は十分残されており
次から始まる二次リーグで大いに奮戦して貰いたいものである。

2006年11月25日

祝!携帯機種変 & 日本対カナダ

ついにこの日がやって来た。
私が前回の機種変からちょうど13ヶ月目に
突入する日が今日なのである。
と言うわけで、念願のW43Hに無事機種変終了。
使ってみた感想は、期待を裏切らない素晴らしさである。
早速リハーサルにて赤外線などが役に立ち
何とも良い買い物をした。
ワンセグ、赤外線、辞書、ICレコーダー、おサイフケータイなど
ミュージシャンに必要な機能満載である。
待ち時間にはワンセグ、連絡先交換には手っ取り早い赤外線通信
作詞やBAND名などの命名に役に立つ辞書
作曲のメモに不可欠なICレコーダー
何かと買い物の多い時に、時間の無いミュージシャンに便利な
おサイフケータイとモンクのつけようがないのである。
しばらくはこのW43Hに大いにはまる事だろう。


さて世界バレー2006で、男子日本代表は二次リーグ初戦で
アテネ五輪の予選で敗れたカナダと対戦した。
決勝ラウンドのメダルの枠には4位以内が条件。
日本は二次リーグ4位からのスタートとなる。
まずは初戦となるこのカナダを破り、景気良く行きたいところである。
カナダはブロックが強力なチームなだけに
日本の対策が注目される。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島、山村、朝長、千葉
そしてリベロに津曲が入る布陣。
個人的に好きなのだが、高速サーブの越川が外れている。
一次リーグで勝負所で使っていたが、ここぞというところで
サーブミスが続いたのが響いたのだろうか。

第1セットまずはカナダのスパイクが決まり
カナダポイントで試合が始まる。
序盤はカナダがミスを連発するも
日本もカナダの高さとブロックを警戒しすぎて
硬さの目立つプレーで最初のテクニカルタイムアウトは
7-8でカナダに一歩リードされる展開となった。
その後も日本は奮戦するが、ノリに乗れないまま
13-16と2回目のテクニカルタイムアウトも
カナダにリードを許す展開となる。
そのまま日本はカナダに押され、第1セットは23-25で
最初のセットを落としてしまう。

続く第2セットは日本の3連続ポイントから始まり
この試合好調な滑り出しで活躍する山本を中心にリードを広げ
最初のテクニカルタイムアウトは8-2と大きくリードして迎える。
その後も山本のサーブポイント、千葉のバックアタック
山村のブロックポイントなどで日本は快進撃を続け
2回目のテクニカルタイムアウトも16-8で迎える事となる。
このタイムアウトの後でカナダに2点差に詰め寄られる場面もあったが
日本は一足先に千葉のサーブポイントで
セットポイントを迎え、最後は齋藤の強烈なクイックが決まり
日本は25-21で第2セットに勝利した。

迎えた第3セット、まずはカナダのスパイクミスで
日本のポイントから始まる。
このセットも日本は立ち上がりから良いリズムで
いきなりの3連続得点を奪うなどして
最初のテクニカルタイムアウトから8-2と
快調にリードを奪い迎える展開。
その後も第1セットでなぜ負けたのか理解に苦しむ
快進撃で2回目のテクニカルタイムアウトも16-9と
リードを広げて迎え、そのまま山本のスパイクで
24-16で日本のセットポイントとなり
最後は再びエース山本の強打が炸裂し25-17と
この試合一番の点差で第3セットも連取した。

そして第4セット、このセットも齋藤のクイックが決まり
日本のポイントから始まる。
このセットではさすがにカナダも切り返し
序盤はシーソーゲームとなったが、やはり徐々に日本がブレイクし
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で迎える。
その後は日本の山本などの活躍が目立ち
16-10とリードを広げ、日本リードで迎えた。
しかしセット終盤でカナダが爆発し、22-20と2点差に詰め寄られる。
大量リードを奪っていた日本としては
精神的に非常に苦しい場面ではあったが
点差と、山本の好調に助けられ24-21でマッチポイントを迎える。
カナダが最後に切り返すが、最後はカナダのサーブミスで
25-22で二次リーグ初戦を白星で飾った。
これでベスト8進出どころか、メダルまでその圏内である。
明日のチュニジア戦、大いに期待したい。

2006年11月26日

Live! & 日本対チュニジア

スケジュールには掲載していないが
先日の記事で書いたLiveを東放ミュージックカレッジの
Liveホールにて行った。
共演者は松任谷正隆氏を始め、Buzzの東郷昌和氏
ポルノグラフィティーなどの数々のアーティストの
アレンジやプロデュースを手がける本間昭光氏
ドラマ「夏子の酒」でブレイクし、現在も活躍を続ける熊谷幸子氏など
本当に素晴らしいメンバーとのLiveである。
演奏する楽曲数は31曲と言う何とも大変なLiveであったが
リハ、ゲネプロを通して一番良いテイクが本番で出ると言う
理想的なLiveを行う事が出来た。
演奏した楽曲は松任谷氏、本間氏が関係する楽曲もあったが
MICAの生徒の楽曲が多く、これが非常に勉強になった。
打ち上げではその楽曲を制作した方々と話す機会もあり
これがまた本当に刺激を受ける。
やはり絶対に初心を忘れてはならず
常に日常から攻めの姿勢を崩さない事が
良いエンターテインメントを作る基本なのだと
心から再認識する事の出来た一時であった。
今のところ次回のイベントでの正式な出演は決定していないが
もしまた演奏する機会があれば、非常に楽しみである。


さて、世界バレー2006で男子日本代表は
当初の目標であったベスト8進出をかけて
アフリカの強豪、チュニジアと対戦した。
この試合に限っては相手がどうと言うより
とにかく何でも良いので勝って欲しいところである。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島、山村、千葉、朝長
そしてリベロに津曲と言うベストメンバーでの布陣。

大事な第1セット、まずは絶好調の齋藤のスパイクで
1-0と良い形で試合が始まる。
序盤はシーソーゲームだったが最初のテクニカルタイムアウトの
直前にチュニジアがブレイクして5-8で
テクニカルタイムアウトを迎える事となる。
そしてその後もチュニジアの勢いを抑える事が出来ず
2回目のテクニカルタイムアウトも10-16と
大きく引き離されて迎える。
しかしこのタイムアウトの後、齋藤や途中から出た荻野、石島などの
活躍により、連続ポイントを重ね、セット終盤に18-20と
2点差に追いつき、その後も山本、齋藤らが奮戦するが
23-25で第1セットはチュニジアに軍配が上がった。

続く第2セット、チュニジアのスパイクがアウトとなり
日本のポイントで試合が始まる。
このセット最初は一進一退だったが
日本が荻野の3連続ポイントでリード。
しかしチュニジアも踏ん張り、最初のテクニカルタイムアウトは
7-8とチュニジアが一歩リードして迎える展開。
ただ日本も黙っているわけはなく、齋藤の強打や
山村のブロックポイントなどで2回目のテクニカルタイムアウトでは
16-15と逆転に成功する。
ところが今度はセット終盤に来て21-22とチュニジアがやり返す。
日本はその後一瞬逆転するが、チュニジアがまたやり返し
23-25で第2セットもチュニジアに軍配があがる。

後のない第3セット、日本の連続得点で始まり
非常に良い立ち上がり。
序盤からリードを奪い、最初のテクニカルタイムアウトは
この試合初めて8-3で大きなリードで迎える。
その後も山本などの活躍で2回目のテクニカルタイムアウトも
16-13とリードしたまま迎え、タイムアウト後のブレイクなどで
20-15と日本リードのままセット終盤へ。
日本はチュニジアの逆襲を何とか抑え、24-21で
初めてのセットポイントとし、最後は山本の絶妙なアタックで
25-22で第4セットに望みをつないだ。

第4セットはチュニジアの連続ポイントでセットが始まるが
日本も山本、石島らの活躍でやり返す。
最初のテクニカルタイムアウトはチュニジアが一歩リードし
7-8で迎える事となる。
このタイムアウトの後、日本は少しずつブレイクを重ね
エース山本の好調もあり16-11で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後順調に試合が進むかと思ったのだが
セット終盤に来てチュニジアがジリジリと追い上げ
23-22と1点差に詰め寄られる。
しかし日本は山村と山本が決めて
25-23で第4セットをものにした。

セットカウント2-2で迎えた運命のファイナルセット。
まずは石島のフェイントで日本のポイントから始まる。
日本は序盤から山本が異常な活躍でブレイクを重ね
序盤から大きなリードを取り、8-3でコートチェンジとなる。
その後も日本は圧倒的な強さで試合を進め
14-6でついに待望のマッチポイントを迎え
最後はチュニジアのスパイクがアウトとなり15-6で
ファイナルセットに勝利し、ついに日本が念願の
ベスト8入りが決定した。
これで目標は果たした事になるが、後は今後のために
プレッシャーのない状態で良い経験を少しでも多く吸収し
次回へつなげて欲しいものである。
素晴らしい試合であった。

2006年11月28日

日本対セルビア・モンテネグロ

世界バレー2006で男子日本代表は
二次リーグでセルビア・モンテネグロと対戦した。
ここまで負け無しで勝ち上がってきている
世界ランク4位のセルビア・モンテネグロは
日本にとって今までで一番強い相手である事に間違いない。
しかし今の日本は既に目標であるベスト8入りを決めており
今の日本にプレッシャーはない。
苦しい戦いを強いられるのは間違いないが
ここは是非ともセルビア・モンテネグロを驚かせて欲しいものである。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島、山村、荻野、朝長
そしてリベロに津曲が入る。
千葉の右脚の調子が芳しくない為、荻野が入っているようである。
対するセルビア・モンテネグロは強力なエースである
ミリュコビッチを中心に若手を加えた力強い布陣。

第1セット、まずは齋藤のクイックがアウトとなり
セルビア・モンテネグロのポイントから始まる。
その後セルビア・モンテネグロのスパイクが決まり
0-2とされるが、日本も齋藤がやり返す展開。
しかし序盤はセルビア・モンテネグロの力強さに押され
最初のテクニカルタイムアウトは3-8と
セルビアの大量リードで迎える事となる。
ただ日本もこのタイムアウトの後の山本の得点から
少しずつ盛り返し、石島のブロックなどで
9-11と2点差に詰め寄る。
ところがここでセルビア・モンテネグロの逆襲にあい
2回目のテクニカルタイムアウトは12-16でまたも引き離される。
しかしこのタイムアウトの後、荻野、山本のブロックポイントなどで
16-17と日本は1点差まで詰め寄る。
そして両チーム1ポイントずつ取った後、山本の3枚ブロックを
打ち抜く強力なスパイクで18-18と同点。
そのまま試合はシーソーゲームで21-21まで展開するが
ここで石島の強力なサーブで相手を崩し
その後のスパイクを途中から入ったセッター阿部が見事にブロック。
これでついに22-21と日本がこの試合初めてリードに成功する。
そして日本はそのまま良いリズムで試合を展開し24-23で
日本のセットポイントとするが、ここはセルビア・モンテネグロも
しっかりと追いついて24-24でデュースに持ち込まれる。
そしてここでセルビア・モンテネグロのスパイクがアウトとなり
25-24でまたも日本のセットポイント。
しかしまたもセルビア・モンテネグロが追いつき25-25。
ところがここでセルビア・モンテネグロがミス。
26-25で日本のセットポイントとするがまたも
セルビア・モンテネグロのポイントでデュースに戻される。
そしてここで日本のスパイクがブロックされ
26-27でついにセルビア・モンテネグロのセットポイントとなり
最後は山本のスパイクがアウトの判定で
第1セットはセルビア・モンテネグロに先取される。

続く第2セット、まずはセルビア・モンテネグロの
エース・ミリュコビッチのポイントから始まる。
そのままセルビア・モンテネグロは第1セット同様に
いきなりの連続ポイントで0-3と日本を引き離す。
ここで日本は阿部に代えて朝長を戻し
連続ポイントで2-3と切り返す展開。
そしてセルビア・モンテネグロのミスや石島の活躍で
4-4と日本は早い段階で同点に戻す。
しかしやはり格上、ここでまたもブレイクされて
最初のテクニカルタイムアウトは5-8で迎える事になる。
その後もセルビア・モンテネグロにブレイクが続き
2回目のテクニカルタイムアウトは9-16と
リードを大きく広げられて迎える。
そのまま12-20とセット終盤を迎え
第2セットは完全なセルビア・モンテネグロペースのまま
14-24でセルビア・モンテネグロのセットポイント。
日本は直弘などが粘るが、最後は日本のサーブがアウトとなり
16-25と大きく引き離されて第2セットも連取されてしまう。

後のない第3セット、日本は大きく布陣を変更して臨む。
山本を下げ、齋藤、千葉、荻野、山村、阿部、石島という布陣である。
序盤は千葉、阿部の活躍によりセルビア・モンテネグロに食らいつき
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
ここから日本は山本を戻すが、セルビア・モンテネグロも
連続ブレイクで日本を引き離す。
しかし日本も荻野、石島のブロックや山本のスパイクなどで
何とか大量リードを防ぎ、2回目のテクニカルタイムアウトは
14-16と2点のリードに抑えて迎える。
そのまま日本は必死に応戦するが、15-20でセット終盤に入る。
日本は連続ブロックポイントなどで最後まで追い上げを見せ
20-23と3点差にまで詰め寄るが20-24と
セルビア・モンテネグロのマッチポイントを迎える。
齋藤の強打で21-24とするが、最後はセルビア・モンテネグロの
クイックが決まり21-25でストレートで負けを喫する。
しかしまだ二次リーグは終わっておらず次のロシア戦が待っている。
世界の強豪から少しでも多くの経験を勝ち取り
頑張って欲しいものである。

2006年11月29日

日本対ロシア

世界バレー2006、二次リーグ最終戦で
日本は強豪ロシアと対戦した。
ロシアと言えば、日本の齋藤と山村のニックネーム
ノブコフ・ヤマコフの元となった選手であるカザコフのいるチーム。
ニックネームの元と言うことは本家。
その217cmの高い打点から繰り出されるスパイクとブロックは
強力な日本の壁となる事は間違いない。

日本のスタメンはノブコフ齋藤、ヤマコフ山村を始め、エース山本
ゴッツ石島、キャプテン荻野、セッター朝長、リベロ津曲と言う布陣。
やはりユニバーサルプレーヤーの千葉は足の調子が悪いようで
フル出場とはいかないのだろう。
対するロシアは何とカザコフを温存。
しかしそれでも巨大な選手が揃っており
その平均身長は202cmと言う巨大さ。
日本にとっては大きな壁であると共に
巨大な経験値を与えてくれるチームである事に間違いない。

第1セット、まずはロシアのスパイクが決まり
ロシアのポイントから始まる。
しかし日本もすぐに齋藤、山本がやり返し
連続ポイントを取るなど立ち上がりは悪くない。
ただ最初のテクニカルタイムアウトの直前にロシアにブレイクされ
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
その後も日本はロシアに離されず必死について行き
2回目のテクニカルタイムアウトも14-16で迎える。
しかしこの後からロシアの攻撃力が爆発し日本は一気に
リードを広げられ18-24とロシアのセットポイント。
日本は直弘などが奮戦するが、最後は日本のサーブがアウトとなり
20-25で第1セットを落としてしまう。

続く第2セット、まずはロシアのポイントから始まる。
このセットも、日本は奮戦するのだが
序盤からロシアにじわりじわりと差を広げられて
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
それでも日本は粘りのバレーを展開し
2回目のテクニカルタイムアウトも第1セット同様に
14-16と点差を変えずに迎える。
しかしこの第2セットでも2回目のテクニカルタイムアウトから
ロシアの攻撃が爆発し、17-24で早々とロシアのセットポイント。
最後は日本のサーブミスで18-25で第2セットもロシアに連取される。

後のない第3セット、このセットもロシアのポイントで始まる。
未だカザコフさえ引きずり出せない日本としては
何としても一矢報いたいところである。
このセットも序盤はこれまでのセットと全く同じ展開で
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
しかしこのセットは最初のテクニカルタイムアウトの後で
ロシアに引き離され、2回目のテクニカルタイムアウトは
11-16で日本はいよいよ苦しい展開になってきた。
その後もロシアの攻撃を止めることが出来ず
17-24とロシアのマッチポイント。
日本は山村、荻野のブロックポイント、越川のサーブポイントで
最後まで応戦するが結局ロシアにとどめを刺されて
20-25で第3セットを落とし、ロシアにストレート負けを喫してしまう。
しかしながら日本の世界バレーはまだ終わってはおらず
決勝リーグでの順位決定戦で、世界の強豪と戦う機会が残されている。
残された試合で更なるレベルアップをするべく頑張って欲しい。

2006年12月02日

日本対フランス

世界バレー2006決勝ラウンドで日本はフランスと対戦した。
フランスは前大会3位の強豪であり
ブラジルとイタリアを破った超実力派。
対する日本は今大会でアジア最強の称号を獲得し
その実力が世界レベルにどこまで通用するかが注目される。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島、山村、朝長、荻野
そしてリベロが津曲という布陣。
対するフランスはキャプテンのアンティガや
エースのグランボルカを中心に最強メンバーが揃っている。
千葉の怪我が無ければと思うと日本のスタメンは残念である。
欲を言えば越川のサーブ以外の部分が成長し
常にローテーションに入れれば、超速サーブも決定率があがり
面白くなると思われる。

第1セット、まずはいきなりのフランスのサーブポイントで始まる。
序盤はフランスペースかと思われたが
日本もブレイクを重ね、一度は2点のリードを奪う。
しかしフランスもしっかりとブレイクでやり返し
最初のテクニカルタイムアウトまでは素晴らしい試合が展開される。
タイムアウトは日本が頭1つ抜け出して8-7と日本リードで迎える。
この試合の日本の立ち上がりは良いようである。
しかしこのテクニカルタイムアウトの後からフランスが爆発し
2回目のテクニカルタイムアウトは12-16で
フランスに徐々にリードを奪われる展開。
ところがこの後で今度は日本が素晴らしい攻撃をみせ
粘った末の荻野の入魂のスパイクや山本のサーブポイントなどで
18-19とセット終盤に入る直前に1点差に詰め寄る。
ここでフランスも粘るが日本も途中から入った越川の好調もあり
23-23とセット終盤に来てついに同点に追いつく。
この試合本当に日本のレシーブが良く
また荻野の活躍が目立つ。
そして一足先にフランスのセットポイントとなり
日本は攻めた結果、相手のコートにスパイクを打った選手が
ネット下から入ってしまい反則となり
残念ながら第1セットはフランスに先取されてしまう。
しかしこのセットを見る限りでは日本にも十分に勝機が見える。

続く第2セットもフランスのポイントで始まる。
このセットも日本はレシーブが素晴らしい。
ここまでの試合を見ているとこの大会を通して
明らかに日本のレベルが上がっているのを感じる。
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で
フランスが一歩リードして迎える。
しかし日本はこのテクニカルタイムアウトの直後に
齋藤のスパイクと朝長のサーブポイントでブレイク。
9-8と逆転に成功し、このセットも流れは良い。
ただ2回目のテクニカルタイムアウトの直前で
フランスがブレイクし14-16で迎える事となる。
日本はその後は安定して試合を運び
リードをそのままにセット終盤へ。
そして第1セット同様に23-23と
フランスのセットポイント直前に同点に追いつき
日本はそのまま24-23と先にセットポイントを迎える。
しかし山本の渾身のスパイクが外れ24-24とデュースへ。
その後、日本は齋藤のスパイクで25-24とするが
フランスもすぐに追いつき25-25。
ところがここで山本が先ほどのミスを払拭するスパイクで
26-25とし、最後は越川のブロックポイントで
27-25で第2セットに勝利。
これでセットカウント1-1と振り出しに戻した。

迎えた第3セット、まずは山本のスパイクが決まり
日本のポイントで始まる。
序盤は一進一退の攻防となるが、フランスは不調の
エース・グランボルカをこのセット序盤で下げている。
この試合、日本の好調もあるがフランスの不調が
影響している部分も大きく、この交代でフランスが
復活しないことを祈るばかりである。
最初のテクニカルタイムアウトはフランスが一歩リードして
7-8で迎える事となる。
この後、フランスが徐々にリードを広げ
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16と
フランスにリードを広げられて迎える。
そのまま試合はフランスペースのまま展開し
17-24でフランスのセットポイント。
フランスのサーブミスを挟んで
結局第3セットは18-25でフランスに取られてしまう。

後のない第4セット、フランスのポイントで始まり
序盤からフランスが大爆発。
最初のテクニカルタイムアウトは何と1-8と
完全なフランスペースで迎える。
フランスが調子を取り戻して来ている事もあるが
このセットでは日本のミスが目立っている。
そのまま日本はこの流れを覆す事が出来ず
2回目のテクニカルタイムアウトも5-16と
フランスにリードを広げられ、いよいよ苦しい展開。
その後日本は一進一退の攻防を繰り広げるが
リードを取られた状態ではどうにもならず
最後は12-25とこのゲーム一番の大差で
第4セットを落とし、セットカウント1-3で負けてしまう。
世界バレーも残すところ日本は明日の7位決定戦となる
ロシア戦を残すのみとなった。
ベスト8進出は果たしたとは言え、どうせなら最後に勝利し
8位ではなく7位でこの世界バレーを終えたいところである。
明日の試合に期待したい。

2006年12月03日

Live! & 日本対ロシア & 日本対シリア

六本木Queen Sleepersにて私がサポートで参加している
Blue Minorの初Liveを行った。
初Liveと言っても、以前から私がサポート参加しているJigsawの
メンバーにVocalが加わった歌モノのBANDなので
特に初と言う事もなく、良い雰囲気でLiveをする事が出来た。
どうも私はこのJigsaw関連のLiveの時は
異常なスケジュールの重なりようで
非常に厳しいながらも、既にそれに慣れ始めている自分がいた。
Liveは全く問題なく終了し、次回は3月頃に予定しているとの事である。


さて、世界バレー2006もついに最終戦。
男子日本代表は7位の座をかけてロシアと対戦した。
ロシアと言えば二次リーグ最終戦で日本が負けを喫した相手。
世界ランク3位とは言え今回こそは勝っておきたい相手である。

日本のスタメンは少々変わっており齋藤、山本、越川
山村、朝長、荻野そしてリベロに津曲が入っている。
この越川の調子によってはこの試合面白くなる可能性が高い。
対するロシアは平均身長が2mを越えるチーム。
カザコフだけでなく全てのメンバーが要注意人物である。

第1セットまずはロシアのポイントで始まる。
日本も越川がすぐにやり返すなど奮戦するが
最初のテクニカルタイムアウトは5-8とロシアのリードで迎える。
そしてそのままロシアに徐々に押され
2回目のテクニカルタイムアウトも11-16で迎え
日本はリズムを掴みきる事が出来ない。
結局第1セットは17-24でロシアのセットポイントとなり
最後はカザコフのスパイクが決まり18-25で
第1セットを落としてしまう。

続く第2セット、山本のスパイクがブロックされ
このセットもロシアのポイントから始まる。
日本はそのまま朝長がホールディングの反則で
ロシアに連続ポイントを奪われ
やはり波に乗り切れていない。
昨日のフランス戦の第1セット、第2セットの様な戦いが出来れば
日本にも勝機があるのだが、残念でならない。
最初のテクニカルタイムアウトは日本が何とか食らいつき
7-8で僅かなリードで迎える事となる。
日本は明らかにこのセット中盤から調子を取り戻しつつあり
山村、荻野らの活躍もあり、2回目のテクニカルタイムアウトは
16-14と逆転し2点のリードで迎える事が出来た。
そのまま日本はリードを広げ20-16でセット終盤へ突入。
24-20でセットポイントを握り、最後は荻野の技ありのスパイクで
25-22でロシアから1セット取った。

迎えた第3セットもロシアポイントで始まるが
日本もいきなりのブレイクで2-1と第2セットの流れを引き継いでいる。
そのまま日本は山本のスパイクが決まり
8-6で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしここに来てロシアが復活。
2回目のテクニカルタイムアウトはロシアの8連続ポイントが響き
9-16と大きく引き離されて迎える。
結局日本はこのロシアの大ブレイクが響いて
第3セットは18-25でロシアに取られてしまう。

後のない第4セット、まずは日本のポイントで始まる。
このセット、序盤は前の第3セットの影響もなく
一進一退の攻防のまま、8-7と日本が一歩リードして迎える。
しかし中盤に入るにつれて徐々にロシアがブレイクを重ね
11-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本はその後も奮戦するが16-24でロシアのマッチポイント。
ロシアのサーブミスを挟んで結局17-25でロシアに敗退。
残念ではあるが、考えてみればこの大会が始まる時点では
日本はベスト8に入る事が大目標だったわけで
それを考えると、十分すぎる大健闘である。
この二次リーグ以降の素晴らしい経験を元に
日本代表の更なる向上を期待したい。


そしてお次はドーハで行われているアジア大会2006。
サッカーU-21日本代表はシリアと対戦した。
悲願の初優勝に向けて先日の勝利に続いて頑張って貰いたい。

日本のスタメンはGKに松井
DFに水本、一柳、青山、辻尾
MFに本田拓也、本田圭佑、増田、谷口、高萩
そしてFWに平山がワントップで入る布陣。
対するシリアはほぼフル代表に近いメンバーを揃えており
格下と言っても全く油断ならないチームに仕上がっている。

立ち上がりは両チームとも悪くないが
若干日本が押している展開。
個人的にはダブル本田に大いに頑張って欲しい。

得点に動きはないが、中盤に進むにつれて
増田、高萩と日本はイエローを2枚もらい
今後の試合に大きな心配が残る。
試合自体は若干日本が押しているのだが
やはりジャッジ少々日本に不利に働いている。
ただ、この日本に不利なジャッジは
日本選手も認知している。
しかしそれでもこれ以上のイエローは避けたいところである。

また、この試合前線の平山が素晴らしい働きで
くさびの役目を果たしており、フィジカルでシリアに
完全に勝利しており、心強い前線と言えるだろう。
欲を言えば、これで一人で点を取れる位
スピードとテクニックがあればFWとしては文句のつけようがなくなる。

前半終了間際、日本が素晴らしい攻撃を展開するが
結局得点には至らず、前半は0-0で折り返す。

迎えた後半、前半よりも良い立ち上がりで
日本はシリアを攻め続ける。
しかし後半も10分を過ぎるとシリアも焦りから
強気で攻めに転じており、日本も気が抜けない。

日本は前半から通してずっと攻め続けながらも
得点のない試合が続いていたが
後半も残り15分を切ったところでついに試合が動いた。
後半32分、サイドからのクロスに平山がゴール前で
美しいダイビングヘッドを決め、これを相手GKが弾くが
ゴールに入った後となり、ゴール。
苦しく待ち遠しい時間が続いていたが
これでようやく日本が1-0で先制した。

その後も日本は攻めの姿勢を崩さずシリアを苦しめ
逆にシリアは時間が経つにつれて足が止まり
攻めなければならないプレッシャーが加わって
これが日本に完全な有利をもたらす。
結局試合はそのまま1-0で日本が初戦に続いて
第2戦にも勝利し、アジア大会の出足は快調である。
このままアジア大会、一気に優勝と行きたいところだろう。
今後の日本代表に期待である。

2006年12月06日

日本対北朝鮮

ドーハ・アジア大会でサッカー日本代表は
第3戦、北朝鮮との試合に臨んだ。
ここまで2連勝と調子の良い日本だけに
このまま突き進み一気に優勝と行きたいところである。

日本のスタメンはGK松井、DFに一柳、水本、青山直晃、辻尾
MFに本田圭佑、増田、家長、青山敏弘、谷口
FWには平山といった布陣。
日本はこの試合で勝つか引き分ければ
グループリーグ突破が決まる一戦。
北朝鮮は現在グループリーグ2位につけており
格下と言えど油断は出来ない。

試合開始直後、いきなり試合は動いた。
前半2分、明らかにファウルの必要が無い場面で
日本は自陣ペナルティーエリア付近で
ボールを持っていない相手を倒し、FKを北朝鮮に与える。
このFKが綺麗に決まってしまい
前半わずか3分で0-1と北朝鮮に先制ゴールを許してしまう。
なんとも厳しい立ち上がりとなってしまった。

しかし日本はその直後の前半7分に右サイド本田の突破から
キラーパスがオーバーラップした増田直晃に通り
ここから絶妙なクロスがあがる。
このクロスを一柳が綺麗にヘッドで決めて1-1と
早い段階で同点とする事に成功。
このゴール判定で一瞬審判の判定が微妙となったようだが
ゴールの判定となり、事なきを得た。
この同点弾で北朝鮮は精神的に嫌な雰囲気に包まれた事になる。

同点になったとは言え、日本のディフェンスの立ち上がりが
少々ばたついて、度々危険な状態になっている。
北朝鮮に裏をかかれる事が多く、心配である。
ただ、日本の攻撃も北朝鮮に有効であり
そちらは安心してみていられる。
早い段階で追加点を取り、リードを広げておきたいところである。

北朝鮮のスタメンにはワールドカップでのメンバーが9人入っており
個人的にはこれが大きな不安材料である。
単にA代表に近い実力と言うのではなく
ご存じの通りワールドカップ最終予選で
北朝鮮は乱闘を起こし、審判にまで手を挙げ
大問題となり、日本戦での開催国の変更までさせたチーム。
そのチームの時の選手が9人も入っているのである。
スポーツにとって絶対にやってはいけない審判への暴行。
日本としてはこのダーティーな可能性の高いチームに対し
挑発に乗らず、怪我のないように試合を終了して欲しいものである。

その後、日本は徐々に本来の調子を出しつつあり
特に攻撃面では良い場面が多くなるが
ディフェンス面ではやはり立ち上がり同様厳しい場面が続く。
ディフェンスと言うよりも、ボールを取った後の
日本から見て低い位置で北朝鮮にボールを奪われる事が多く
そのポイントから北朝鮮に決定的な攻撃を仕掛けられる。

前半終了間際、日本は試合開始直後に点を取られた位置で
本田が相手を倒ししてしまい、FKを与えるが
幸いにも北朝鮮のFKは日本の壁にあたり得点には至らず
その後も前半終了まで日本にとって危険な時間が続いたが
結局そのまま何とか1-1のまま前半を終了し後半へと突入する。

前半はとにかく日本のミスで相手にチャンスを与えることが多く
その修正をどう後半までにするかが後半のポイントとなるだろう。

迎えた後半、日本はDFの水本を下げて本田拓也を投入。
そして家長を一列下げてDFに近いポジションにし
谷口を一列上げて高い位置で起用し試合を再開している。
この変更で日本は前半の修正が出来るかが見物である。

しかしこの後半投入の本田拓也が後半開始2分で
何ともくだらない位置で、ボールに全く絡んでいない選手と
いざこざを起こして相手選手を倒しイエローを貰うなど
見事に北朝鮮の挑発に乗って出鼻を挫かれる。
どうやら北朝鮮選手から何かされた感があるが
それでもそれに乗ってイエローを貰ってしまっては
相手の思うつぼであり、何ともレベルの低い相手の
水準に合わせる事になってしまう。
このあたりは気を付けて頂きたい。

その後も一柳が自陣ペナルティーエリア付近で相手を倒し
イエローを貰うなど、日本は何かと良くないプレーが
後半の立ち上がりの雰囲気を悪くしている。
そして何より悪いのが、このドーハでは審判のジャッジが
日本に取って不利なものである事が解っているはずなのに
北朝鮮の挑発行為がファウルとならない事に
日本選手が苛立っており、これが日本のプレーを
粗悪なモノにしている一番の原因だろう。
焦りや、憎悪と言った負の感情は、球技には禁物である。

そんな後半17分、またも北朝鮮のFKが決まってしまう。
日本は自陣ペナルティーエリア付近中央でハンドを犯してしまい
そのFKが前半同様に日本のゴールに吸い込まれ
1-2とここに来て勝ち越されてしまう。
日本が決勝トーナメントに進出する為には
この北朝鮮戦に勝利、もしくは引き分けてグループ1位に
ならない限りグループリーグ突破は出来ない。
現在日本は1位だが、この北朝鮮は2位。
その勝ち点は6と4で、この試合に北朝鮮が勝利してしまうと
勝ち点が6と7になってしまい、日本のアジア大会が終わってしまう。
優勝を目指す日本としては何としてもこの試合で
勝利しなければ今後得られる経験も含め
大きな損失が出てしまうだろう。

後半23分、谷口がファウルでないプレーでゴールを奪うが
ここでアウェイでの審判のジャッジが影響しファウルの判定。
日本選手にとってはこれが大きな不満となりそうだが
これにめげずに攻め続けて欲しいところである。

日本は後半32分、青山敏弘を下げFWの前田を投入。
この交代で攻撃力を上げて同点を狙う布陣である。

後半の悪い立ち上がりから日本は徐々に調子を戻し
再三良い攻撃を仕掛けるが、残り10分となっても
未だ得点に至らず、何とも嫌なムードが流れる。

日本は後半も残り僅かとなったところでDFの青山直晃に代えて
カレン・ロバートを投入し最後の攻撃を仕掛ける。
しかしそれも虚しく試合終了。
グループリーグ突破は行けると思っていただけに
何とも観戦している方としてもショックが大きい。
まさにドーハの悲劇再来と言った感がある。
しかも相手がスポーツマンシップのない北朝鮮との試合で
相手の挑発に乗ってしまった形での試合なだけに
非常に口惜しい事極まりない。
何とか次の機会までのU-21日本代表の成長を期待したい。

2006年12月10日

Live! & 日本対タイ

大和Hagin's Bφにて私の今年最後となる
Acoustic BandのLiveを行った。
今回は新たなメンバーにお馴染みの稲田一朗氏を加え
私のオリジナルの新曲2曲を含めたLiveをお届けした。
新曲の反応も良く、満足のいくプレイが出来たと思う。
Acoustic Bandの次回はまだ決まっていないが
来年も春より二子玉川のCafe Fouquet'sにて
Liveを行う予定なので是非とも遊びに来て頂きたい。

さて、ドーハで行われているアジア大会で
女子バレー日本代表は準決勝でタイと対戦した。
タイは韓国を倒してここまで勝ち上がって来ているが
既に世界レベルの日本に取っては完全な格下。
そして世界バレーの勢いがあれば
日本が負ける事は考えられない。
一気に畳み掛けて欲しいものである。

日本のスタメンは竹下、高橋、杉山、木村、小山、荒木
そしてリベロに菅山が入っている。

第1セット、荒木のいきなりのブロックポイントで
日本のポイントから始まる。
序盤はどちらも引かず、最初のテクニカルタイムアウトは
7-8とタイが一歩リードして迎える。
しかしこのタイムアウトの後、杉山の神速ブロードや
杉山のサーブポイントなどで日本は逆転し
2回目のテクニカルタイムアウトは16-15で迎える。
ところがセット終盤にかけてタイが再び逆転し
20-22と日本は2ポイントのビハインドを負う。
しかしながら日本も杉山の神速ブロードと
高橋のテクニック溢れるスパイクで22-22と同点。
ところが日本のミスで23-24とタイのセットポイント。
さすがに日本が追いつき24-24とデュースにするが
直後に得点され24-25と再びセットポイント。
ここでタイのタッチネットで25-25とするが
またもタイのポイントで25-26。
荒木のブロードで26-26と同点に戻すが
ここでタイのポイントで26-27とタイのセットポイント。
荒木がこのピンチをもう一度切って27-27に戻すが
タイの調子が良く、27-28とされる。
今度は高橋がこの流れを切って28-28とするのだが
タイの攻撃が面白いように決まり28-29。
ところがここを杉山が値千金のブロックポイントで29-29。
日本はここで高橋に代えて石川を投入。
しかし石川のブロック決まらず29-30とされる。
ただここはタイのサーブが外れて30-30。
そしてタイのスパイクがアウトになり日本は31-30と
ようやく日本のセットポイントを迎える。
タイはここでタイムアウトを取るが直後のプレーで
タイは再びスパイクを外して32-30で日本が第1セットを取った。
第1セットを取ったとは言え、明らかに日本らしからぬ試合内容。
世界バレーの疲れがやはり引いているらしく
どうも選手の調子が良くないようである。
このアジア大会の目標はあくまで決勝の中国戦。
既に中国は一足先に決勝進出を決めており
絶対にこの試合ごときで負けるわけにはいかない。

続く第2セットまずはタイのポイントで試合が始まる。
このセット序盤でタイにリードを取られ
日本は調子の出ない小山に代えて落合を投入。
最初のテクニカルタイムアウトの直前に追いつき
8-7でテクニカルタイムアウトを迎える。
その後、日本は少しずつ調子を取り戻し
2回目のテクニカルタイムアウトは16-14とリードし
そのままタイムアウト後もブレイクし続け
このセットは安定して24-17と日本のセットポイント。
第1セットの苦しさもなく最後は竹下のサーブポイントで
25-17で第2セットを連取した。

そして迎えた第3セット、日本は落合をスタメンに据えて開始。
タイのポイントから始まるが日本も荒木のブロックポイントで
すぐにやり返し、タイにリズムを渡さない。
しかしながら日本の攻撃にキレがない。
相手がタイだからこそ通用しているが
これが決勝戦の中国が相手であれば
あっと言う間に負けている試合だろう。
そのまま序盤から日本はリードを取り
最初のテクニカルタイムアウトは8-4と
大きくリードして迎える。
このまま一気にたたんでしまいたい。
その後日本はタイの反撃にあうが
何とかリードしたまま16-13で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
そのまま安定した試合運びで24-17とマッチポイントを迎え
最後はタイのスパイクがアウトとなり25-17で
第3セットを日本が取り、終わってみればストレートでタイを下した。
これで残るは中国との決勝戦のみ。
何とかこの中国に勝って金メダルと行きたいところである。
次の中国戦に期待したい。

2006年12月12日

Lantern Session & 日本対中国

今年最後の第2週Lantern Sessionに参加した。
いよいよ年末差し迫った事もあり
予想通りと言えば予想通りだが、今回のSessionは
序盤から宴会モード全開で始まり
大御所の方々も飲みながら今年の締めに相応しいSessionを
繰り広げており、大いに勉強になった。
来年も非常に楽しみな限りである。

さて、私とした事が不覚にもアジア大会女子バレー決勝戦を
録画し忘れてしまい、帰宅した時には
既にセットカウント1-2で日本のピンチ。
第4セット2回目のテクニカルタイムアウトの直後であった。
ポイントは12-18でこのセットを落とせば日本が敗北という場面。
中国のポイントが続き13-20とセット終盤に突入し
日本はいよいよ苦しくなる。
その後も日本は小山のバックアタック、荒木のブロードやクイックなどで
何とか粘るが16-24でついに中国のマッチポイント。
最後は高橋のスパイクがアウトとなり
アジア大会日本女子バレーは銀メダルに終わった。
しかし銀メダルと言えども日本にとっては20年ぶりのメダル。
世界バレー、アジア大会と世界の強豪と戦い続けた事で
日本のレベルは今後も伸び続けてくれるだろう。
北京五輪に向けて大いに期待したい。

2006年12月15日

中田英寿が見られる?

先日引退し、話題を独占したサッカー日本代表の
最高の選手であった中田英寿が
同じく元日本代表監督のジーコ主催の
慈善試合に出場する可能性が出てきた。
もしこれが実現すれば久しぶりに彼のプレーを
この目で拝むことが出来る。
ようやく最近の日本代表の動きに目が慣れてきたところで
彼のプレーを見た時に、どのように感じるのか
自分でも非常に楽しみである。
是非とも実現して欲しい。

2006年12月19日

アジアカップの組み合わせが・・・。

サッカーアジアカップの二次リーグの組み合わせが決まった。
日本はベトナム、カタール、UAEと同じグループとなった。
これは少々厳しいかも知れない。
UAEには昨年負けているし、カタールは先日のアジア大会の覇者。
その選手がそのまま出てくると考えられる。
ただ、この日本のグループより厳しいのは
韓国とサウジアラビアが同組に入っているD組である。
しかし日本も油断しているとあっという間に敗退という事も
十分に考えられるため、全く油断ならない大会になりそうである。
先日のアジア大会の様にならないよう、祈るばかりである。

2006年12月20日

亀田興毅対ランダエタ

ついにこの日がやって来た。
前回の問題とされてきた試合から待ちに待ち
ようやくこの試合を迎える。
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチで
現在チャンピオンの亀田興毅対、同級1位のランダエタ。
前回の試合が曰く付きの試合となってしまったため
今回周囲を黙らせるにはKO勝利が一番。
日本のボクシング界の発展の為にも頑張って欲しい。

この試合の前に行われた弟、亀田大毅は
インドネシア出身の相手を瞬殺。
目を疑うほどのスピード試合で1ラウンドKOだっただけに
兄、亀田興毅の試合も注目される。
驚くのは2人の体重である。
亀田は計量の時より3.5kg増量し、ランダエタに至っては
7kgもの増量を果たしている。
幾ら減量が過酷なボクサーと言えど
短期間でここまで体重が変わるモノかと驚いてしまう。
減量なら解るが増量は驚くばかりである。

第1ラウンド、まずは両者様子見といった展開。
亀田は今までのピーカブースタイルから一転し
アウトボクシングを織り交ぜたファイトスタイル。
そして第1ラウンドはそのまま終了。

続く第2ラウンド、亀田は少しずつ間合いを詰めながら
ランダエタを挑発する展開。
ランダエタの方はピーカブースタイルで突進してくると
考えていた様で、まだリズムに乗り切れていない。

第3ラウンド、ランダエタの感じを掴んできた亀田は
開始早々から前に出てランダエタとの打ち合いとなる。
しかし無策で突進していく感じではなく
タイミングを掴んで、相手の打ち終わりを狙った
狡猾なボクシングを展開する。

第4ラウンドも引き続き亀田は鋭くコンパクトなパンチで
ランダエタにしっかりとダメージを与えていく。
今までの様な攻撃的な雰囲気ではないため
相手をKOする雰囲気がないが
ラウンドを重ねるにつれて決定打を生む
素晴らしい試合展開と言って良いだろう。

第5ラウンド、ますます亀田はパンチを当て始め
誰が見ても効果のあるパンチをランダエタに食らわせる。
やはりこれまでのダメージが蓄積し
亀田の決定打が当たりやすくなっている証拠だろう。

第6ラウンドはさすがにランダエタも少々盛り返しを見せ
亀田の調子は変わらないが、五分五分と言った印象。

第7ラウンド折り返し地点となるこのラウンドでは
序盤ランダエタがポイントを考慮した焦りからか
手数を多くし一瞬驚いたが、すぐに亀田が有効打でやり返し
ランダエタの勢いを帳消しにする。
そしてそのまま、亀田のペースに引き戻しラウンド終了。
そろそろ試合が動いても良い頃だろう。

第8ラウンド、ランダエタの手数が少々減りだしたところで
亀田のラッシュが決まる。
しかしKOには至らずにラウンド終了。

第9ラウンド、亀田は順調にランダエタにダメージを与え
このまま判定に持ち込めばまず勝利は間違いない。
しかし願わくばKO勝利と行きたいだけに
終盤で決定打が欲しいところ。

第10ラウンド、ここに来てようやくランダエタに変化が現れる。
明らかにボディーへの攻撃を嫌がっており
ボディー攻撃からの亀田のラッシュが炸裂。
素晴らしい亀田の攻撃が光るラウンドとなった。

第11ラウンド、序盤からランダエタはボディー攻撃を嫌がり
完全な亀田ペースで試合が展開する。
これを見て亀田はランダエタに密着してのボディー攻撃。
ランダエタはボディーの防御に集中するあまり
上部のガードが遅れ始めている。
しかしながらKOには至らない。

第12ラウンド、ついに最終ラウンドとなってしまった。
亀田は右ボディーを中心に攻めるが
ランダエタもやはり最終ラウンドと言うこともあり
ここで踏ん張りを見せる。
しかしラウンド終盤に来て亀田が頭を下げすぎた事により
1ポイントの減点を取られてしまう。
これまでの試合内容を考えれば心配は無いと思われるが
この減点で一瞬亀田の勢いが衰え
最後の最後でラッシュを仕掛けるが試合終了。
残念ながらKO勝利とは行かなかった。

そして注目の試合判定だが文句なしの3-0で亀田の勝利。
メディアを完全に黙らせる為にはKO勝利と行きたかったが
この亀田の進化を考えれば誰も文句は言えないだろう。
ボクシングというスポーツ的には素晴らしい試合内容であり
前の試合から比べても驚異的な進歩である。

確かに前回の試合を見れば、ケチがつくのは理解は出来る。
ただ、この試合内容ならば全く問題はないだろう。
ちなみに私個人としては前回の試合にケチをつける気はしない。
と言うのも、基本的に八百長だろうと何だろうと
審判が絶対なのはスポーツの鉄則である。
ただ、選手本人が八百長などを仕掛けた場合は問題だが
そのような試合はスポーツにおいてなかなかない。
その為、私はスポーツにおいては結果は絶対と考えるわけである。

とにかく、この勝利は日本のボクシング界を背負うに相応しい
素晴らしい試合と言って間違いないだろう。
今後の亀田一家の躍進に期待したい。