まさにサッカー三昧という言葉が
そのまま当てはまる夜であった。
というのも0時から6時まで、3試合連続で
日本対ベナン、FCバルセロナ対浦和レッズ
そしてコンフェデ杯の開幕戦であるドイツ対オーストラリアである。
3試合とも違った楽しみ方の出来る試合であった。
ワールドユース選手権の日本対ベナンは
第1戦でホスト国のオランダに負けているだけに
これ以上の負けは許されない。
アテネ五輪代表の平山や闘莉王などを中心に
再三押していたのだが、結局1-1の同点で試合を終えた。
個人的には闘莉王のシュートが外れたながらも
今後期待できるような気がする。
そしてバルサとレッズの1戦だが
結果としては3-0でバルサが圧勝したとは言え
レッズも田中達也などを中心に良く攻めており
三都主などの主力選手を欠く状態とは思えぬ
気迫溢れるプレイで大いに楽しませてくれた。
残念ながらバルサもロナウジーニョやエトーが
出場しておらず、世界トップのプレイを見る事は出来なかった。
そしてコンフェデ杯のドイツ対オーストラリアであるが
これが序盤から飛ばしに飛ばしたシーソーゲーム。
両チーム共に点の取り合いで、しかもその取り方が芸術的。
前半を2-2で折り返した。
その流れのまま後半も両チーム攻守共に素晴らしかったが
やはりドイツが調子を上げて、ドイツが押し始めた。
そして後半15分でゴール前でPKを取り3-2とした。
守りはやはり守護神のオリバー・カーンがこれ以上の
得点はさせないと、しっかり守備を固めた。
しかしPKの後からドイツは攻めの内容が悪く
ホスト国ながら、観客からのブーイングがあるなど
サッカー大国ならではの、サポーターの目の厳しさも伺えた。
そこはドイツ、意地を見せて終了間際に
スピード感溢れる素晴らしいゴールを決めて4-2。
しかし、その後すぐにこの試合でのドイツの不調をつき
オーストラリアがロスタイムに綺麗に得点。
その際にオリバー・カーンが流血。
何とも波乱に満ちた試合となった。
結局試合は4-3でドイツの勝利となった。
しかしながらドイツとしては非常に悪い試合内容だった。
明日の日本対メキシコを前に大いにエキサイトした試合で
大いに明日の応援にも力が入りそうである。