毎月恒例の多国籍バスケットに参加した。
このところ非常に参加者が多かったのだが
今回は落ち着いたようで、多くも少なくもなく
やりやすい人数での開催となった。
しかし、前回に増して物凄い運動量で
その上、190cmのアメリカ人も参戦し
もうとんでもない状態であった。
ほぼ経験者で固められた面子で
特に190cmの選手には全く歯が立たない。
2試合のフルコートの試合で2度ほど抜き
1度だけ止めたのだが、それ以外のプレイでは
全て弾き飛ばされるか、遥か上空で手が出せない。
バレーの全日本代表の中でも一番の身長を誇る
宝来よりも高いことを考えると、なんとも強力である。
毎回ヒートアップしているこのバスケだが
次回、これ以上ヒートアップすることを考えると恐ろしい。
さて、女子バレーワールドグランプリで予選ラウンドの
最終戦、日本はタイとの試合を行った。
タイはそこまで強力なチームではないのだが
相手のホームという事もあり、気の抜けない試合になりそうである。
第1セットは高橋の先制点から始まったが
タイの予想外の強力な攻撃に序盤から日本は大きく崩される。
一時は一気に点差が開いたが、なんとか追いつき
7-8とリードを奪われて一回目のタイムアウトを迎える。
タイムアウトで日本は多少立て直し何とか食い下がる。
しかし自分達の流れを掴めずにズルズルと引き離される。
そんな中、終盤に入りついに日本がタイを捉える。
20-20と第1セットから気の抜けない試合となった。
ところがその後が続かず第1セットは23-25で取られてしまった。
昨日に引き続き、非常に立ち上がりの悪く気になるところである。
第2セットはタイの先取点で始まり、日本は未だ本調子が出ない。
しかしそんな不調を吹き飛ばすような大友の強打と
高橋の高速サーブなどで4連続ポイントでリードを奪う。
この試合でも日本は菅山を下げて吉澤をスタメンに据えているが
怪我でもしたのではないかと、少々心配になってしまう。
リードを奪ったまま試合は中盤へ突入し
日本は3点リードで二回目のタイムアウトを迎える。
自分達のバレーを取り戻す意味でも、このセットは取っておきたい。
しかし後半に入り日本は20-20とタイに追いつかれてしまう。
それでも日本は先にセットポイントを迎え、最後は杉山が
きっちりと決めて第2セットは日本が取得した。
ここで一気に決めたい第3セットはまたも杉山の先取点で始まる。
ここまで一度もブロックポイントのない日本はここで
ブロックを決めて相手の攻撃を切っておきたい。
ブロックポイントとは行かないモノの宝来、大友などの強打で
日本は5-1と序盤からタイを引き離しにかかる。
この第3セットに入り、ようやくエンジンのかかってきた日本は
流れに乗ったまま終盤までリードを保ったまま試合を運ぶ。
本来ならもっと引き離している感があるが、タイも必死に食い下がる。
そして杉山の価値あるブロックポイントでセットポイントを迎え
そのまま第3セットも日本が連取した。
ようやく波に乗った日本はこのまま一気に試合を決めておきたい。
そんな第4セットは先取点をタイに取られてしまうが
日本の良い流れは失っていはいない。
昨日の試合に引き続き、この試合でも吉澤の活躍が目立つ。
杉山も要所でしっかりと決めており、このあたりの選手は頼りになる。
特にこのセットでは杉山が最速ブロードやサービスエース、ブロックなど
とにかく大活躍で日本のピンチを救っている。
タイが異常なまでにボールを拾ってくるのを
杉山が切って捨てることで、タイを崩すのに重要な役割を担っている。
中盤に入り、杉山に影響され日本のブロックや攻撃が決まりだし
日本はタイを引き離しにかかる。
波に乗っている日本は20-14とタイを大きく引き離して
終盤まで安定した試合運びを展開する。
しかしここでタイの強力な反撃が始まり、23-21と追いつかれ
日本はタイムアウトを取る。
タイムアウトの後、立て直した日本は大友の強打で
ついにマッチポイントを迎える。
そして最後はもう一度大友の強打で第4セットを取り勝利を収めた。
これで日本は開催国ながら、上位5チームに入り
もし開催国でなくても決勝ラウンドに進める成績で
予選ラウンドを文句なしで突破した。
13日から始まる決勝ラウンドでは大いに大暴れして
世界の強豪チームを驚愕させてほしいものである。