女子バレーワールドグランプリのタイラウンドで
日本は第2戦、アメリカと激突した。
韓国ラウンドで一度負けており
昨日のポーランドの鬱憤もあるので
ここは是非とも勝っておきたいところである。
第1セット序盤は日本リードで始まった。
昨日と同じく疲れの見える菅山を下げ吉澤を
入れての布陣である。
点差は離れないが、昨日と違って日本のシステムが
ある程度機能しており、良い試合展開である。
この試合で目立つのは今まで全く良いところのなかった
大友と、昨日から活躍中の吉澤である。
この2人の伏兵が相手のリズムを崩していると言えるだろう。
しかしアメリカも引かず、点差は開かないまま終盤に進む。
終盤に入り22-24とアメリカのセットポイントまで持ち込まれるが
日本は食い下がり24-24に持ち込む。
食い下がった日本だが26-28で第1セットは落としてしまう。
第2セットで日本は第1セットで気落ちせずに
しっかりしたプレイで試合を展開し終始リードしたままで
終盤まで試合を持ち込む。
この終盤にきて日本は23-20とリードを広げる。
そしてついに24-21で日本のセットポイント。
この後、吉澤がきっちり決めて25-22で第2セットは日本が取った。
迎えた第3セットだが、まずは大友の得点で始まる。
序盤は日本の4連続ポイントで日本リードの中で試合が進む。
そのままリードを広げ11-5と点差が広がる。
この流れに乗った日本は一気に攻めながら終盤へ。
点差はついに20-10と、10点差まで広がった。
そして24-15とセットポイントに持ち込み
最後は高橋の強打で第2セットに続き第3セットも連取した。
このまま一気に試合を決めたい日本。
第4セットはアメリカも立て直して来ており、第3セットのように
すぐに点差が開くということもなく、一進一退で試合が進む。
しかし終盤に入り日本の連続ポイントで19-15と点差が広がる。
そしてついに20-15となり、ここからが勝負の日本。
世界ランキング3位のアメリカに対して雪辱を果たす時が近づく。
そして24-17で迎えた日本のマッチポイント。
アメリカに1ポイント返されるも最後はこの試合で大活躍の大友が
強打で相手のブロックを吹き飛ばして取り
韓国ラウンドでの雪辱を見事に果たした。
この波に乗ったまま、明日の最終戦できっちりと勝ち
決勝ラウンドの仙台へ進んでほしいものである。
またブラジルは決勝ラウンド進出が既に決定しており
開催国の日本は進出が決まっているため
こちらでもきっちり借りを返してほしいところである。
頑張れ全日本。