女子バレーワールドグランプリで日本は
タイラウンドの初戦、ポーランドと激突した。
日本ラウンドでの最初の試合で日本は
このポーランドを余裕のストレート勝ちで撃破した。
日本はここまで4勝2敗と非常に良いリズムで
勝ち進んでいるだけにこの第3ラウンドで良い成績を残し
日本の仙台で行われる決勝ラウンドにコマを進めたいところである。
サッカー日本代表もこのタイのバンコクでワールドカップ本戦への
出場権を獲得しただけに、バレーでも大いに期待がかかる。
第1セットが始まり、ポーランドの先取点で始まったが
日本ラウンドとは明らかにポーランドの動きが違う。
日本の試合を研究してきたという情報は本当らしい。
そのポーランドのよいリズムに3連続ポイントを許してしまうが
その後日本は一気に4連続ポイントで逆転する。
そしてしばらく一進一退の攻防が続くが
徐々に日本が引き離しにかかる。
しかしポーランドがしぶとく追いつき、点差が動かない。
今度はポーランドが逆襲し、17-20と点差が離れる。
日本はその後2点差まで詰め寄ったのだが22-25で
第1セットは落としてしまった。
今回のポーランドはやはり気を引き締めないと
あっさり負けてしまうかもしれない強敵である。
第2セットで日本は菅山を下げて吉澤を入れる。
第2セットもポーランドの先取点で始まるが
日本は調子を取り戻しつつあり、序盤からリードを奪う。
サーブカットで狙われていた菅山を一度休ませ
吉澤を入れた柳本采配が良い結果を生んでいる。
やはりこの大会、菅山の活躍でどのチームも
菅山潰しを狙ってきているので
その菅山がリズムを崩す前に休ませて
日本のリズムを回復させ、相手のリズムを崩すという
作戦を早めに使ったのが正解だったのだろう。
しかし圧倒的な高さを誇るポーランドに対して
日本の強打はことごとくブロックされ徐々に引き離される。
相手に連続ポイントを許し、相手のミスで点を取る形が続く。
それでも何とか食いつく日本は中盤から連続ポイントで
ついに同点に追いつく。
しかしまたもや日本は引き離され3点のリードを奪われる。
日本はそれでも食い下がり、23-24まで追いつくが
最後は日本痛恨のタッチネットで第2セットも連続で落としてしまう。
これ以上は落とせない第3セットで日本は杉山のスピーディーな攻撃で
先取点を奪い、リズム良くスタートする。
途中追いつかれそうな場面もあったが4連続ポイントなどで
日本はリードを奪ったまま試合は終盤へ。
ここでついに日本は菅山をコートへ戻す。
しかしここでまさ7連続ポイントでポーランドに逆転されまたもピンチへ。
そしてついに20-24でポーランドのマッチポイント。
22-24まで詰め寄るも、結局そのまま22-25で第3セットを取られ
終わってみれば開幕戦とは逆のストレート負け。
今回は全く良いところの無かった日本。
そして審判も少々背の低い日本に対して厳しい判定であり
それらが重なり完全に精神面で崩された感が否めない。
明日は雪辱のアメリカ戦だが、ここで息を吹き返し
どうにか残り2戦を勝利で終わってほしい。
明日の日本代表に期待したい。