世界バレー2006、男子日本代表は一次リーグ最終戦で
ポーランドと対戦した。
既に一次リーグ突破を決めている日本だが
この試合での勝利は大きな意味がある。
二次リーグには一次リーグでの成績が影響するのだが
日本が現在負けたのは中国のみ。
その中国は一次リーグ敗退が決定しており
二次リーグへの成績には一次リーグ敗退となった
チームとの試合戦績は関係なくなる。
つまり、このポーランド戦に勝てば日本は全勝で
一次リーググループ1位通過で突破となり
何とベスト8だけでなく、メダルまで圏内に納める事が出来る。
目標は大きく持って損はない。
是非とも勝って欲しいところである。
日本のスタメンは齋藤、山本、石島
越川、山村、朝長、そしてリベロの津曲と
昨日と同じベストメンバーによる布陣。
ここまで全勝で勝ち上がっているポーランドも
エースのブラズウィを中心にベストメンバーで臨んできている。
第1セットまずはブラズウィの強打でポーランドポイントから始まる。
しかしこの直後そのブラズウィのサーブが外れ1-1。
序盤からポーランドのスパイク、そしてブロックで
リードを取られるが、ポーランドもサーブの調子が悪く
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
その後しばらくシーソーゲームが続いていたが
中盤に来てポーランドが爆発。
連続得点で2回目のテクニカルタイムアウトは11-16で迎える。
そのまま17-24とポーランドのセットポイント。
日本は石島のブロックで粘るが、最後はポーランドに決められ
第1セットは18-25でポーランドに取られてしまう。
続く第2セット、まずは石島のバックアタックで
日本のポイントから始まる。
第1セット終盤で連戦による疲れから山本に代わりに入った
しっかりと休養を取っている荻野がこのセットも入っており
この荻野の活躍により、序盤は離される事なく
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
その後ポーランドが徐々にリードを広げ
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16で迎える事となる。
日本はこのポーランドのペースを崩す事が出来ず
このセットも粘りはするのだが、21-24でポーランドのセットポイント。
そしてそのまま21-25で第2セットも続けて落としてしまう。
迎えた第3セット、まずはポーランドのポイントから始まる。
序盤はシーソーゲームで最初のテクニカルタイムアウトは
8-7と日本が僅かにリードして迎える。
そのまま日本は荻野、山本の代わりに入った直弘の活躍で
2回目のテクニカルタイムアウトは16-14とリードを広げて
日本リードで迎える事となる。
しかしセット終盤に来てポーランドが19-20と逆転。
結局日本はここを支える事が出来ずに
22-24とついにポーランドのマッチポイント。
日本は齋藤で粘るが最後はポーランドの強打の前に
陥落し、23-25でストレートでポーランドに負けてしまった。
負けてはしまったが、まだベスト8への道は十分残されており
次から始まる二次リーグで大いに奮戦して貰いたいものである。