世界バレー2006、二次リーグ最終戦で
日本は強豪ロシアと対戦した。
ロシアと言えば、日本の齋藤と山村のニックネーム
ノブコフ・ヤマコフの元となった選手であるカザコフのいるチーム。
ニックネームの元と言うことは本家。
その217cmの高い打点から繰り出されるスパイクとブロックは
強力な日本の壁となる事は間違いない。
日本のスタメンはノブコフ齋藤、ヤマコフ山村を始め、エース山本
ゴッツ石島、キャプテン荻野、セッター朝長、リベロ津曲と言う布陣。
やはりユニバーサルプレーヤーの千葉は足の調子が悪いようで
フル出場とはいかないのだろう。
対するロシアは何とカザコフを温存。
しかしそれでも巨大な選手が揃っており
その平均身長は202cmと言う巨大さ。
日本にとっては大きな壁であると共に
巨大な経験値を与えてくれるチームである事に間違いない。
第1セット、まずはロシアのスパイクが決まり
ロシアのポイントから始まる。
しかし日本もすぐに齋藤、山本がやり返し
連続ポイントを取るなど立ち上がりは悪くない。
ただ最初のテクニカルタイムアウトの直前にロシアにブレイクされ
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
その後も日本はロシアに離されず必死について行き
2回目のテクニカルタイムアウトも14-16で迎える。
しかしこの後からロシアの攻撃力が爆発し日本は一気に
リードを広げられ18-24とロシアのセットポイント。
日本は直弘などが奮戦するが、最後は日本のサーブがアウトとなり
20-25で第1セットを落としてしまう。
続く第2セット、まずはロシアのポイントから始まる。
このセットも、日本は奮戦するのだが
序盤からロシアにじわりじわりと差を広げられて
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
それでも日本は粘りのバレーを展開し
2回目のテクニカルタイムアウトも第1セット同様に
14-16と点差を変えずに迎える。
しかしこの第2セットでも2回目のテクニカルタイムアウトから
ロシアの攻撃が爆発し、17-24で早々とロシアのセットポイント。
最後は日本のサーブミスで18-25で第2セットもロシアに連取される。
後のない第3セット、このセットもロシアのポイントで始まる。
未だカザコフさえ引きずり出せない日本としては
何としても一矢報いたいところである。
このセットも序盤はこれまでのセットと全く同じ展開で
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
しかしこのセットは最初のテクニカルタイムアウトの後で
ロシアに引き離され、2回目のテクニカルタイムアウトは
11-16で日本はいよいよ苦しい展開になってきた。
その後もロシアの攻撃を止めることが出来ず
17-24とロシアのマッチポイント。
日本は山村、荻野のブロックポイント、越川のサーブポイントで
最後まで応戦するが結局ロシアにとどめを刺されて
20-25で第3セットを落とし、ロシアにストレート負けを喫してしまう。
しかしながら日本の世界バレーはまだ終わってはおらず
決勝リーグでの順位決定戦で、世界の強豪と戦う機会が残されている。
残された試合で更なるレベルアップをするべく頑張って欲しい。