三軒茶屋Grapefruit MoonにてMCMのLiveを行った。
今回は今年4月に行ったような演劇の要素の強いモノではなく
いわゆる音楽のLiveと言った形である。
このLiveでは私も楽曲を2曲ほど提供しており
これらの演奏の具合も良く、特に大きなトラブルもなかったので
一安心と言ったところである。
このMCMのLiveは毎回非常にやる事が多く
大変なので、細心の注意が必要となる。
次回は来年の2月近辺にまた演劇の要素の強いLiveを
する予定になっているようである。
お暇な方は是非一度遊びに来てはいかがだろうか。
さて、バレーボールである。
2006世界バレー一次リーグで日本はポーランドと最終戦を戦った。
この世界バレーでは一次リーグの成績がその後も響くため
既に一次リーグ突破を決めた日本だが、気を引き締め直し
このポーランド戦で勝って次の二次リーグに駒を進めたい。
日本のスタメンは竹下、杉山、高橋、荒木、木村、小山
そしてリベロに菅山と韓国戦と同じオーダー。
ポーランドはヨーロッパの強豪。
前回の試合ではストレートで下したが
この世界バレーは特に何が起きるか全く予想が付かない。
それだけにより気を引き締めて戦って欲しいものである。
第1セット、日本はアウトになりながらもブロックをし
ポーランドのポイントから始まるが、良いリズムを生みそうである。
序盤からポーランドは調子が悪く、点差こそ開かないが
このポーランドの調子が出ない時に一気に叩きたいモノである。
しかしそれでも欧州の強豪。
最初のテクニカルタイムアウトは6-8とリードされて迎える。
ところが、中盤に来て木村が爆発。
杉山をおとりに使った攻撃が面白いように決まり
極めつけは木村のサーブポイント。
これで一気に逆転し13-12とリードする。
それに小山、高橋のスパイクが続き、そして杉山がブロックポイント。
結局2回目のテクニカルタイムアウトは16-13と大逆転で迎える。
ポーランドのブロック陣は完全に翻弄される形となり
このセットは絶対に取っておきたい。
しかしポーランドが徐々に点差を詰めて19-17と
2点差に詰め寄り、ここでタイムアウト。
このタイムアウトの後もポーランドの勢い止まらず19-19と
ここで捕まり、そのまま19-20と逆転されてしまう。
ただ、ここは荒木がポーランドの流れを断ち切り20-20。
その影響のためか、ポーランドのミスで21-20。
そしてそこに高橋のダメ押しのスパイクで22-20と
再度リードに成功する。
その後も高橋が連続で叩き込み23-20。
ポーランドが1つ返すが木村が難しいトスを打ちきって24-21と
ついに日本のセットポイント。
最後は高さのポーランド相手に杉山のブロックポイントで
25-22と大事な最初のセットをモノにした。
続く第2セットもポーランドのポイントで始まる。
ところがこの後、木村がまたも爆発。
相手から返ったボールをダイレクトで打ち込んだかと思えば
今度はブロックポイントと、3-1とリードする。
しかしポーランドも連続ポイントなどで切り返し
最初のテクニカルタイムアウトは6-8と第1セットと同じ展開。
ポーランドリードだったが、中盤になってポーランドが
サーブミス、アンテナ、オーバータイムスとミスを連発。
13-12と日本が一気に逆転する。
その後ポーランドと苦しいラリーが展開されるが
高橋が値千金のスパイクでリードを広げ
その流れに乗って2回目のテクニカルタイムアウトは
16-13と日本が逆転、リードして迎える事となる。
しかしポーランドも引き下がらずセット終盤に向けて盛り返す。
そして終盤になりポーランドが21-23と逆転。
この大事な場面で高橋が大事なポイント。
それに今日大爆発の木村が難しいトスを打ちきって連続ポイント。
23-23と同点に引き戻す。
しかしポーランドが一歩リードし23-24とポーランドのセットポイント。
ところがまたもこの大事な場面で高橋の驚異的なスパイクが決まり
24-24とデュースに持ち込む。
このあたりの粘りはポーランドに取って嫌な展開だろう。
そしてラリーの末、ポーランドのポイントとなり24-25と
またもポーランドのセットポイント。
ここでポーランドがプレッシャーに押されたかドリブルで
25-25とまたも同点に。
しかし高橋のサーブが外れ25-26とポーランドのセットポイント。
ところがここでポーランドも同じくサーブを外し26-26と同点。
その後、またもポーランドのポイントとなり26-27となるが
ここで荒木がこの試合良く決まっているストレート打ちで
27-27で同点に引き戻す。
そしてこの後、荒木がブロックでついに28-27と
日本がセットポイントを取る。
しかしこの流れをポーランドが裁ち切り28-28。
ここまで白熱すると、どうにかこのセットは取りたい。
そしてここで木村が値千金のアタックで29-28と
またも日本のセットポイント。
最後はこの試合異常な安定感を出している高橋が
きっちりと決めて30-28で日本が長い第2セットを取り
セットカウント2-0と連取に成功した。
そして迎えた第3セットは荒木のブロックポイントで
日本のポイントから始まる。
長い第2セットを取った勢いでこの試合一気に決めて欲しい。
日本は序盤から木村のサーブポイントなどでリードを広げ
この試合始めて序盤からリードを奪い8-3で
最初のテクニカルタイムアウトを迎える事となった。
ポーランドは第2セットの負けを引きずっているのか
乱れており、ミスが続いている。
そこに杉山のダメ押しのサーブポイントで11-4とリードを取る。
ポーランドはキャプテンのミレツが負傷によりスタメンから
外れているのだが、それも原因の1つとなっている。
しかし、ポーランドはここでミレツを戦線に戻し
流れを引き寄せにかかる。
このミレツの加入もあり、11-7とポーランドが3連続ポイント。
ただ、日本も小山が流れを切る強烈なスパイク。
ポーランドの切り返しで日本にミスが続く場面もあったが
2回目のテクニカルタイムアウトも16-11と日本リードで迎える。
このタイムアウトの後、ミレツの加入が原因か
ポーランドが一気に盛り返し連続ポイントで17-16と追い上げる。
そして試合終盤、19-19とついにポーランドに同点とされる。
そのまま20-21とポーランドペースとなり、ついに逆転。
ここで日本はタイムアウトを取り、流れを変えにかかる。
ここまで良いペースで来ただけに、絶対にこのセットで決めておきたい。
しかしこのポーランドの勢いが止まらず20-22。
ここで日本はこの試合活躍している木村を使い21-22。
ポーランドもこれに対しバックアタックで応戦し21-23。
ところが日本はまたも木村で22-23。
日本が木村ならポーランドはミレツで22-24。
ついにポーランドのセットポイントとなる。
しかしそこは強気にもう一度木村の強打で23-24。
そしてそれに影響されるように、ここで杉山のブロックポイント。
これで24-24と一気に日本に流れを引き戻しデュースに持ち込む。
しかしここで日本がタッチネットで24-25とポーランドのセットポイント。
ただ、日本はすぐに杉山で取り戻し25-25とデュースに引き戻す。
となれば、ポーランドは長いラリーを制して26-25と
またもポーランドのセットポイントとする。
ところが、ここでまたも杉山のブロックポイントで26-26とデュースに。
しかしポーランドは引き下がらず26-27とする。
そのまま最後は荒木のスパイクが外れて26-28で
この試合始めてセットを落とす。
続く第4セットは高橋がブロックにつかまり
ポーランドのポイントで始まる。
しかし小山がすぐにやり返して流れを引き戻す。
その後も高橋、小山の強打や木村のサーブポイントなどで
8-2と徹底的にポーランドを叩いて最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしポーランドも連続ポイントで切り返す。
ポーランドはこの連続ポイントからまたも盛り返し9-7と
2点差まで詰め寄ってくる。
この試合本当に気の抜けない白熱した素晴らしい試合である。
ポーランドの流れを小山、杉山が切って連続ポイントで
12-8ともう一度日本に流れを戻す。
ここでポーランドが堪らずタイムアウトを取るが
タイムアウトの後、荒木が一枚でブロックポイント。
13-8としたところで、この雰囲気がポーランドに影響したのか
ポーランドのスパイクがアンテナに当たり14-8。
その後ポーランドのポイントを挟んで、またもポーランドは
キャプテンのミレツを投入し流れを引き戻しにかかる。
第3セットの事もあるので、このミレツ加入の後の
ポーランドの勢いには中止したい。
日本はこのポーランドの勢いを上手く殺して
16-11とリードしたまま2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかし第3セットでは2回目のテクニカルタイムアウトの後で
逆転されたため、このセットは注意しておきたいところである。
その後は一進一退の攻防のまま20-14と日本リードで
いよいよこの試合の終盤を迎える。
そしてポーランドのポイントを挟んで
小山が絶妙なフェイントで21-15、それに荒木が続いて22-16。
そのまま荒木がもう一度強打で打ち込んで23-17。
そしてここで小山が大事な場面でのバックアタックを決めて
日本連続ポイントで24-18とマッチポイントを迎える。
ポーランドのキャプテンミレツの得点を挟んで
最後はこの試合大爆発の木村がきっちりと決めて25-18と
この大事な一戦をモノにした。
初戦のチャイニーズタイペイにやられはしたが
その後、一次リーグが終わってみれば一敗のみの
破竹の勢いで突き進み、チームとしての力を高める結果となった。
成績の上では初戦の黒星は痛かったが
その後のチームの成長を考えれば良い結果に終わったと信じたい。
今度の水曜から始まる二次リーグでの日本の躍進を期待したい。