新中野にあるLive House弁天にてRIKO氏のLiveを行った。
今回はRIKO+弁天Friendsと題しての素晴らしいメンバーで
お送りするLiveである。
Guitarには松田肇氏、Bassには佐久間明弘氏
PianoにはHeysuke氏、そしてDrumsに石川英一氏と
そうそうたるメンバーをRIKO氏が引っ張るという
強力なBANDとなった。
このメンツの中に私が入る事ができ、何とも嬉しい限りである。
Liveはもう文句なしの素晴らしい出来で、楽しませて頂くと共に
様々な勉強をさせて頂いた。
今後、このLiveの出来事1つ1つに大きな影響を受けるであろう
そんなLiveであった。
また、リハーサルと本番の間にはその体のほとんどがスパイスで
出来ていると噂されるGuitarの松田肇氏オススメのカレー屋で
メンバーの方々と食事をする機会もあり、何とも素晴らしい1日となった。
また御一緒できるよう、日々精進したい。
さて、世界バレー2006で日本は宿敵韓国と対戦した。
このところ、韓国にはストレートで勝つなど
余裕のある試合運びであっただけに
この試合は安定したプレーで韓国を下して貰いたい。
日本のスタメンは竹下、荒木、木村、高橋、小山に加えリベロに菅山。
そしてこの試合は宝来に変えて杉山が入っている。
やはり昨日の流れから行けば杉山の方がまだ一枚上手なのだろう。
第1セット、竹下の素晴らしいトスから木村が決めて
日本のポイントで始まる。
その後も韓国のミスや、高橋・小山のスパイクなどでリードを広げる。
このリードも杉山の効果的なポジション取りで
相手ブロックが揺さぶられた為、ポイントを稼げたと言って良い。
宝来も素早さは良いのだが、ブロードなどの動きのあるプレーは
まだ杉山に及ばないのだろうか。
その流れのまま、最初のテクニカルタイムアウトは8-4で迎える。
日本はこの試合サーブが良く、杉山や小山のサーブで韓国を崩し
韓国に流れが行きかけた時も、小山の強烈なバックアタックで
一気に流れを引き戻し、2回目のテクニカルタイムアウトも
16-11とリードをキープしたままである。
しかしここで韓国が逆襲、2点差まで詰め寄り
そのままじわじわと20-18と試合終盤へ。
とは言え、日本は焦らず木村の安定したスパイク、小山のバックアタック
杉山の神速ブロード、そしてそれらを効果的な配球で操る竹下の活躍で
24-21とようやくセットポイントを迎える。
日本はここで竹下に変えて高橋翠を投入。
しかし高橋はプレイすることなく、韓国のミスで25-21で
日本は第1セットを先取した。
続く第2セット、まずは高橋の強打で先制する。
しかしここに来て韓国のブロックが当たり出し
小山が2連続でブロックに捕まり韓国にリードされるが
その直後、異常に長いラリーを粘りに粘り
最後に小山が叩き込んで得点。
ところがこのプレーの後も韓国の勢いを挫けず
小山がまたもブロックに捕まってしまう。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
韓国にリードされる展開。
完全に韓国のブロックと粘りにやられた形となった。
この展開に対し日本はブロードと小山のバックアタックで応戦。
ただこれでも韓国の勢いが止まらない。
追いつきそうになるとまた引き離され、13-16と
点差は変わらず2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。
しかしここに来てようやく日本に流れが戻り始め
韓国のミスに始まり、小山・竹下のサーブポイントで
18-18とついに同点に追いつく。
ところがここで韓国が連続ポイントで18-20と再度突き放す。
この韓国の流れのまま、20-24とついに韓国のセットポイント。
杉山が一本やり返すが、21-25で第2セットは韓国に取られる。
セットカウント1-1で迎えた第3セット、日本がきっちりと立て直し
竹下によるいきなりのサーブポイント。
そして竹下は2本連続のサーブポイントを取り
その後もポイントを重ね、日本は3連続ポイントで
序盤から韓国を引き離しにかかる。
ただ韓国も黙っているわけはなく、5-5と同点に持ち込まれる。
そのまま韓国に逆転を許し7-8と僅差ながら韓国リードで
最初のテクニカルタイムアウトとなる。
しかしタイムアウトの後、小山のバックアタック、高橋のブロックなど
日本がようやく爆発し始め12-10とまた日本がリードする。
この試合、韓国は本当に日本のスパイクを良く拾う。
今までの対戦相手なら確実に決まっていたプレーも
異常な粘り方で拾ってしまう。
こういった相手は本当に戦っていて嫌なものだろう。
日本がリードした後、今度は高橋が飛ばしに飛ばし
16-12とリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
高橋の安定したプレイはこういった時に本当に頼りになる。
しかしこの流れに韓国が挫けない。
3連続ポイントで16-15と一気に1点差に詰め寄る。
日本はこれに対して杉山・荒木のブロードなどで応戦し
20-18とリードを保ち試合終盤へ。
その後も高橋がワンタッチを狙った技ありのスパイクや
異常に長い距離の平行トスを叩き込む大技など
高橋を中心に24-19とついに日本のセットポイントを迎える。
ここで韓国がまたも驚異的な粘りを見せるが
最後も高橋の超人的なテクニックによるスパイクが決まり
25-21で日本が第3セットを取った。
セットカウント2-1で迎えた第4セット。
このセットは高橋のスパイクがブロックされ
韓国のポイントで始まる。
しかし直後に木村がやり返し、それが流れを呼び込み
韓国がミス、そして荒木のサーブポイントで3連続ポイント。
このセットで韓国を負かしたいものである。
その後もセッターの勉強を続けてきた木村の素晴らしいトスを
高橋がキッチリ決めるなど良い流れが日本に来る。
ところがまたも韓国が粘りを見せて流れを変え
最初のテクニカルタイムアウトは6-8と逆転されてしまう。
日本もその嫌な流れに負けずに粘るのだが
韓国の勢いに負けて2回目のテクニカルタイムアウトは
11-16とリードを広げられてしまう。
しかし高橋の強気なプレー、韓国のミスで弱ったところに
杉山が一枚ブロックでブロックポイントと14-17と3点差に詰め寄る。
その後も小山の柔らかいスパイク、杉山のブロックなどで
もう一度流れを呼び込み、18-18とついに韓国を捉えることに成功する。
ところが韓国もここで負けじと連続ポイントで18-20と突き放す。
この試合、見ていられない程に怖い展開ばかりで
韓国の粘りには本当に嫌気がさすほどである。
それだけにファイナルセットに持ち込まれる前に
このセットで倒しておきたい。
その願いが通じたかの様に、韓国がサーブミス。
ここで日本は竹下に変えて高橋翠を投入。
ブロックを期待したメンバーチェンジが功を奏し
この大事な場面でブロックポイント。
これで20-20とまたも同点に持ち込む。
その後韓国が1ポイント返したところで日本は竹下を戻す。
そして戻ったばかりの竹下が絶妙なトスを上げ
それを荒木がキッチリと決めて21-21とまたも同点。
ところが、この直後小山がサーブを外し21-22。
しかしそのミスを荒木が強打で帳消しにし
それに高橋が続き、ネット際の押し合いで押し勝ち23-22と
ついに韓国からリードを奪う。
そしてこのプレッシャーが韓国に影響したのか
この大事な場面で韓国がサーブミス。
これで24-22としたところで、最後は竹下のサーブポイント。
本当に厳しい試合ではあったが、勝利に手中に収め
この勝利で一次リーグ突破を決めた。
日本にとってこの試合は本当に苦しい戦いになったが
次のポーランド戦で大きな力になるだろう。
この世界バレーでは一次リーグの成績がそのまま二次リーグに
持ち越されるため、明日のポーランド戦も勝利しておきたい。
明日も粘り強く、そしてスピードに溢れた試合を見せて欲しい。