大和Hagin's Bφにて、久々にみゃあ氏のLiveを行った。
およそ1ヶ月ぶりとなるのだが
そんなブランクは感じず、良いLiveとなった。
MC中からサッカーの話となり
やはり今夜行われる日本対クロアチア戦の
注目の高さが分かる気がする。
さて、いよいよやってきたワールドカップ注目の
日本対クロアチア戦。
先日のオーストラリアとの初戦に負けてしまった日本に
残された道は、勝つことのみ。
それだけにこの試合で、2点差以上つけて勝ち
そして次のブラジルをも倒して決勝トーナメントに
進出してもらいたい。
前大会で決勝トーナメントで負けてベスト16まで行き
今大会ではその上を目指したい日本代表の
活躍を期待したいところである。
日本はようやくベストメンバーでの布陣。
現在考え得る最強の布陣である。
対するクロアチアもニコ・コバチを中心に
プルソ、クラスニッチの強力な布陣である。
試合開始から、両チーム共に白熱した試合を展開する。
ケガで心配された加地も復活し右サイドにも期待したい。
前半2分、早速中村のドリブル突破からファウルを得て
右サイドからのFKを得る。
なかなか面白いところにボールが出たが
得点には至らなかった。
このプレーから日本は良いリズムを掴み
攻めていきたいところ。
日本がこの試合気をつけなければならないのは
リズムに乗って攻める事はもちろんだが
攻撃に出ている時のディフェンスである。
オーストラリア戦ではそれが元で後半に
悪夢の3連続得点を喰らってしまった。
大いに気をつけて欲しいところである。
また、気温も非常に高いため
スタミナが切れてきたあたりでも
注意が必要と言えるだろう。
前半の立ち上がりは日本が良く攻めているのだが
気になるのは守備である。
どうもオーストラリア戦とイメージが重なる。
前半から良く攻め、守備では川口の好セーブが目立つ。
良く攻めると言う事は、スタミナ配分が心配され
川口の好セーブが目立つと言うことは
日本のゴールに向かってボールが飛んできていると言う事。
つまり、クロアチアにシュートまで
持って行かれていると言う事の証明でもあるのである。
前半中盤に入り、日本に動きが見える。
これまで速攻の多かった攻め方から一転し
スローダウンし、ここから一気にスピードアップし
攻めに転じるという戦術を使っている。
これがなかなか効果的であり
攻撃面でもスタミナ面でも良い状態と言える。
しかし、ディフェンス面ではまだ微妙な状態が続く。
そんな前半21分、ディフェンス面で心配されていたところへ
攻め込まれ、ペナルティーエリアに入ったプルソを
宮本が倒してしまい、なんとPKとなる。
しかし、しかし、この日本の危機を救ったのは
やはり神・川口である。
このPKをなんと奇跡的なセーブで弾き
得点許さなかったのである。
おそらく日本の誰もがAsian Cupの再来を期待しただろう。
それをこのワールドカップという大舞台で
やってのける川口は本当に世界に誇れるGKである。
神・川口の活躍は良かったが
未だ日本のディフェンスが微妙だと言う事に変わりはない。
このプレーの後で川口と宮本が確認しあう場面があったので
ディフェンスの修正をして欲しいところである。
川口のプレーから日本は良く攻めており
三都主や小笠原強力なミドルシュートなど
攻撃のバリエーションが多く出ており
ここでどうにか得点が欲しい。
一方ディフェンスでは左サイドが狙われており
こちらもいつ得点されてもおかしくない状態。
もう観戦している私は胃が痛くなってしまう。
前半も終盤に入ったあたりでは
日本のミドルシュートがますます目立っている。
特に中田英寿の強烈なミドルシュートは
素晴らしいものであった。
しかし後半39分、またもクロアチアに決定的な場面。
ここも神・川口の好セーブで危機を脱したが
クロアチアのスルナの日本側左サイドから攻撃が
面白いように決まっており
三都主のディフェンスの当たり方を修正しないと
本当に危険である。
スルナがフリーになる場面が多く
ニコ・コバチからのキラーパスや
サイドチェンジ時などが危ない。
しかし、どうにか前半は守りきり前半終了。
前半終盤はクロアチアの猛攻を
日本が運だけで切り抜けた感があり
後半までに修正しないと、この試合を落とす可能性が高い。
後半、日本は福西に代えて稲本を投入。
稲本の攻守に渡る能力は素晴らしく
大いに期待したいところである。
日本のキックオフから始まった後半だが
クロアチアのいきなりのフリーキック。
日本のディフェンスは修正されているか心配である。
このフリーキックは日本の壁に当たり回避した。
後半から入った稲本だが、攻守に渡り
非常に良いプレーで勇気づけてくれる。
特にディフェンスでの活躍は素晴らしい。
元々稲本はボランチの得意な選手であり
こういった使い方が合っているのだろう。
後半6分、日本に決定的な場面が訪れるが
柳沢のシュートが外れ、得点には至らない。
その直後の後半7分、逆にクロアチアに
決定的な場面を作られるが
またも守護神・川口の好セーブ。
しかしこんな奇跡はいつまでも続くものではない。
今までの感じから行くと、神・川口の奇跡は
1試合に5回~6回が限度。
それだけに、これ以上の決定的な場面は要注意である。
川口もそれを知っているかの様に宮本に檄を飛ばす。
個人的にはそろそろクロアチアが疲れると予想したい。
体格に恵まれているクロアチアだが
スタミナは日本の方が勝っていると思われるので
このあたりで日本に追い風となって欲しいところである。
そして後半16分、柳沢に代えて玉田を投入。
特にクロアチアはこの時間帯スピードが落ちており
ドリブルが有効な手段なため、玉田の強力な突破力は
日本の大きな原動力となることだろう。
その証拠に玉田が入った直後に
玉田はファウルを貰っており、クロアチアが
玉田のようなスピードのある選手を嫌がっている事が窺える。
また、玉田はその機動力を生かし
ディフェンスでも効果を発揮する選手であり
稲本同様に、この試合のキーマンとなって欲しい。
後半24分、クロアチアがついにカードを切った。
ボランチのトゥドールに代えてFWのオリッチを投入。
クロアチアも初戦のブラジル戦で負けているだけに
ここは必死に得点を狙ってきている。
後半30分近辺で心配されるのは三都主。
とにかく集中力を欠いており、つまらないミスが多く
何度も日本がピンチにさらされる事になっている。
やはり左サイドで攻撃にも参加しているため
スタミナの消耗が激しく、それに加えて
メンタル面が弱いという弱点もあり
こういった事になっているのだろう。
このあたり、もう見ている方としても
あまりのハラハラした試合展開に
非常に疲労感がある。
もし私が高齢だったら、この試合中に死んでしまうだろう。
後半も残り10分となり、両チームともに
いよいよスタミナが無くなってきている。
そして後半39分、ついに日本は高原に代えて大黒を投入。
何とか得点が欲しいところである。
交代した高原の表情は疲労困憊と言った感じで
この試合の激しさが窺える。
直後にクロアチアも最後の交代選手を入れており
これで両チーム全てのカードを切り終えて
後は選手頼みと言ったところ。
しかし、このクロアチアの交代でキーマンのスルナが
フィールドを去ったため、多少楽になるかも知れない。
後半42分、危険な時間帯にクロアチアのコーナーキックとなるが
相手も集中力を欠いており、日本が守り切った。
その後、すぐに日本も三都主の突破からコーナーキックを得るが
これもゴールとまでは行かず、そのまま試合はロスタイムへ。
ロスタイムは3分の表示であり、サッカーで一番危険な時間帯である。
ロスタイム2分のあたりで良いテンポで攻めている日本の攻めを
断ち切るかのように審判にボールがあたり
攻撃の芽を摘まれてしまう。
見ている限り、明らかに審判がボールから目を離しており
こういった緊迫した試合ではあってはならない事である。
そしてそのまま試合終了。
日本は引き分けながら、勝ち点1を得たが
ますます危険な状態となった。
得失点差で日本は-2であり
このグループでも最下位である。
それだけに、この後のブラジル対オーストラリアの
試合には注目しなければならないだろう。
そしてそのブラジル対オーストラリアの試合は
予想通り2-0でブラジルの勝利。
日本はとにかくブラジルに対して
なるべく差をつけて勝つ事しか
決勝トーナメントに進む道は無い。
厳しい状態ではあるが、WBCの奇跡をもう一度期待しよう。