二子玉川高島屋のCafe Fouquet'sにて
Acoustic BandのLiveを行った。
今回からGuitar、Bass、そしてVocal・Saxの3人での
アンサンブルとなり、これがなかなか良い出だしであった。
連休と言うこともあり客席も満員状態で嬉しい限りである。
既に10月までスケジュールが決まっており
今年は10月が二子玉川では最後のLiveとなりそうである。
それまでに是非とも一度遊びに来ていただきたい。
さて、昨日のブラジル戦に引き続き
女子バレーワールドグランプリ決勝ラウンドで
日本は鳥人軍団キューバと対戦した。
負けはしたが昨日のブラジル戦で大きく成長した姿を
この試合で見せて欲しい。
日本のスタメンは昨日と同様に吉澤がスタメンに入っている。
しかし、事前練習では菅山がスパイク練習をしていたという
情報もあり、この試合は菅山の前衛でのプレイが見られるかも知れない。
第1セットは今大会得点ランキングトップの高橋が決めて
日本が先取点を奪う。
序盤は日本がリードを保ちつつ試合を展開し
大友のバックアタック、宝来のサービスエースなどで
最初のタイムアウトを8-5で日本リードで迎える。
その後も日本優位で試合は進み、特に高橋の活躍が目立つ。
リードは徐々に広がり11-6となり、キューバは堪らずタイムアウト。
このキューバと日本の平均最高到達点の差は22cm以上と
日本は身長差以上に苦戦を強いられると思っていたが
キューバは非常に若いチームであり、調子に乗せずに
崩していけば十分に勝てるチームである。
杉山のブロードが決まり16-13と日本リードで
2回目のタイムアウトを迎える。
タイムアウト明けも吉澤のいきなりのサービスエースなどで
日本は有利に試合を展開し24-20とセットポイントへ。
最後は相手のミスを押し込み第1セットを先取した。
第2セットも高橋の強打で日本が先取点を奪う。
このセットに入り、日本は相手の強打が見えてきており
キューバのスパイクを拾う場面が目立つ。
最初のタイムアウトは6-8でキューバリードで迎えるが
点差ほどの開きは無く、むしろキューバに焦りが見える。
キューバは自分達のミスで波に乗れないが
その強打に日本は逆転するところまでは行けない。
2回目のタイムアウトは11-16でまたもキューバリードで迎える。
日本はキューバを追撃しつつも19-24でキューバのセットポイント。
その後もやり返すが20-25で第2セットはキューバに取られてしまう。
しかし後半の日本の追い上げでキューバは良い心地はしていない。
第3セットは杉山のブロックでまたも日本が先取点。
序盤は一進一退の攻防が続くが最初のタイムアウトは
7-8でわずかにキューバにリードを許して迎えることになる。
この辺りからキューバはドリブルの反則を取られ
それが不服で調子を大きく崩し始める。
タイムアウトを後で日本は一気に攻め、2点のリードを奪い
キューバが堪らずタイムアウト。
そのタイムアウトの後もいきなり杉山がサービスエースを取り
続いて高橋のあざ笑うかの攻撃でまたもポイント。
日本はこの流れで何と6連続ポイントで5点のリードを奪う。
今のうちに一気にこのセットを決めたいところである。
しかしキューバも3連続ポイントを決め、食い下がる。
このキューバの勢いを大友のブロードや
高橋のサービスエースで切って落とす。
2回目のタイムアウトは16-12で日本リードで迎える。
キューバは身体能力に任せて攻撃を決めてくるが
チームとしては全く機能しておらず、怖くも何とも無い。
日本はキューバに決められても気にせず集中している。
22-18とリードしたところで日本は菅山を後衛に投入。
その菅山のサーブで相手を崩し、相手のエースを封じる。
試合は進みついに24-20で日本のセットポイント。
最後は宝来の頭脳的なアタックで25-20と日本が取った。
迎えた第4セットであるがキューバに先制点を許し
4連続ポイントを与えてしまうが、日本も3連続ポイントで
しっかりやり返し、最初のタイムアウトは8-7で日本リードで迎える。
キューバは仲間割れの様な状態で崩れたまま。
怖いのはラミレスくらいだが、他の選手が機能していないので
問題なく対処し、そしてやり返すといった具合で
13-10と日本がリードした時点でキューバは第4セットでの
タイムアウトを使い果たしてしまう。
後は16点に到達した時のテクニカルタイムアウトのみである。
ここで一押しすればキューバはもう立ち直ることが出来ない。
キューバの監督はひたすら「落ち着け」というゼスチャーを送るが
選手を落ち着かせる事が出来ない。
運に任せて時折キューバの攻撃が続けて決まることはあるが
やはり続かずに日本に切られてしまう。
そして16-13とまたも日本リードで最後のテクニカルタイムアウト。
これより後は日本のタイミングでのタイムアウト以外ない。
このタイムアウト明けも杉山のサーブが相手のミスを誘い
その次は相手のキャプテンのルイザのミスで18-13と
日本のリードが広がる。
気になるのは大友のサーブミスである。
未だサーブに自信が無いらしく、このサーブミスから
相手が調子に乗りそうになる場面がある。
このあたりはしっかり修正して欲しいものである。
日本のミスなどでキューバも調子に乗れないまでも
21-21とついに同点に追いついて来てしまう。
ここからは気力・集中力の勝負になる。
キューバはこの場面でもドリブルの反則を取られ
またも抗議し、どうにか食いつこうと必死である。
その執念か23-24とついにキューバのセットポイント。
ここで日本はタイムアウトを取り、立て直す。
このタイムアウトで見事に立て直し
エース高橋の強打で24-24とデュースに持ち込む。
その直後にキューバに取られるも高橋がすぐにやり返す。
宝来のミスで再びセットポイントとされるが、大友が決める。
しかしこの場面で大友のサーブ。
案の定このサーブを外す大失態。
その直後今度はキューバにサービスエースを取られて
第4セットをキューバに取られてしまう。
迎えた最終セット、やはり高橋のアタックで先制点。
そして日本は2連続ポイントでいきなりのリード。
しかしキューバも2連続ポイントで同点とする。
最終セットは15点先取なので全く気が抜けない。
そして宝来が第4セットのミスを帳消しにするアタック。
その直後に今度は宝来一人でのブロックで
宝来だけで2連続ポイントを奪いまたもリードを奪う。
キューバが1点返すも大友が決めて5-3。
その後もラリーの中での吉澤の貴重な得点で
6-4と序盤は日本ペースである。
ここでタイムアウトをはさむが、今度はキューバ相手に
何と竹下のブロックで7-4とキューバを突き放す。
これにはさすがのキューバもショックだろう。
直後にキューバが強打で決めるが、すぐに杉山の
センターからのクイックでやり返し8-5でコートチェンジ。
コートチェンジの直後に日本はタッチネットで気を削がれるが
キューバのサーブミスに救われる。
高橋が決めて10-7と試合はいよいよ終盤へ。
11-7と日本がリードを広げたところで
キューバは最後のタイムアウトを取る。
柳本監督も既に声が完全に枯れており、見ている方も
非常に力が入ってしまう。
タイムアウトの後、キューバが2連続ポイントで11-9とされ
今度は日本がタイムアウトを取り、体勢を立て直す。
この試合は予選ラウンドのブラジル以上の試合と言える。
そして高橋のナイスジャッジで12-9
その直後に相手キャプテンのルイザを宝来がブロックし
13-9と日本が優位に立つ。
しかしキューバも食い下がり2連続ポイントで13-11とし
ここで日本は最後のタイムアウトを取る。
しかしタイムアウトの後、キューバに得点され
ついに13-13と同点に追いつかれてしまう。
しかしながら吉澤が切って落とし、14-13と
ついに日本のマッチポイント。
ここで大友のサーブだったが、ここは菅山を投入し
菅山のサーブ。
この菅山が素晴らしいサーブで相手を崩し
チャンスを得たのだが、上手くいかず得点される。
そして今度は14-15でキューバのマッチポイント。
しかしここは吉澤がまたも切って落とし15-15。
すぐにキューバもやり返し、またも日本がピンチへ。
最後はキューバの強打にやられて15-17。
何とも言えない幕切れである。
はっきり言って近年の成績から言えば大健闘だろう。
しかし、今の日本の実力を考えれば第4セットで
勝利を掴めた試合であった。
やはり大友のサーブミスは大きく、第4セット以外でも
非常に多くの要所でサーブをミスしている。
アテネを経験している事もあり、この程度の事で
精神的に大崩れするのは宜しくない。
真の全日本のプレーヤーとして鍛えなおして欲しい。
この悔しさをバネに明日の中国戦で
最強の中国を負かして有終の美を飾り
北京メダルを獲得して欲しいものである。