横浜の関内Club24Westにて
私のオリジナルBANDのLiveを行った。
今回はGuitarの遠藤愛知氏と
Drumsのタカノハシアキラ氏がお休みの為
Acoustic BandのGuitar瀧澤幸仁氏と
前回の私の企画Liveで御一緒した白川玄大氏を
迎えてのLiveとなった。
今回も非常に多くの方々にお越し頂き
盛り上がった良いステージを送ることが出来た。
是非とも次回も楽しみにして頂きたい。
次回は愛知氏とタカノハシ氏も参加予定である。
さて、女子バレーワールドグランプリ決勝ラウンド
待ちに待ったブラジル戦である。
予選の日本ラウンドでの雪辱を晴らすべく
この試合だけは落としたくない一戦である。
日本はこのブラジル戦を皮切りに明日と明後日の試合で
キューバ、中国と世界最強の3ヶ国との3連戦であり
世界との距離を測り、そして縮めるための大事な時期であるだけに
大いに期待したいところである。
ブラジルは予選で日本を苦しめたレナタとジャケリネを
スタメンにすえて、いつもと布陣を変えて
日本が嫌がる布陣をあからさまに最初から用意している。
一方日本はやはり怪我の状態が良くないのか
菅山を下げて吉澤をスタメンに起用している。
まず第1セットはブラジルのブロックで先制されてしまう。
しかし直後に日本は高橋が早速やり返し
序盤から見応えのある試合が展開される。
やはりブラジルはジャケリネとレナタを中心に攻めており
日本はこの二人を封じる事が勝利への鍵となりそうである。
最初のタイムアウトは5-8でブラジルリードで迎える。
しかし中盤で日本の逆襲が始まり、宝来がブロックを2本決め
リズムが良くなり、12-12と同点に追いつく。
日本が3連続ポイントで同点に追いつくと
今度はブラジルが4連続ポイントで日本を突き放す。
全くもって気が抜けない。
杉山のブロードも止められ、ブラジルは日本の攻撃を
大分研究してきているようである。
19-21となったところで菅山を投入。
どうやらこの試合では守備的な意味で起用するようである。
元々菅山はリベロで桜井と同じポジションなので
この起用方法は非常に有効かもしれない。
またこの試合で光るのは高橋である。
予選のブラジル戦では菅山や杉山、宝来といった選手の
プレイが目立った為、この高橋を使用した攻撃は
今のブラジルには有効かもしれない。
日本は奮戦したが第1セットはブラジルに20-25で先取される。
しかし試合内容は次のセットに期待できるものであった。
この試合で菅山が使えれば控え選手を使用したコンビネーションを
含めて多くの攻めのバリエーションを使用し
もっと有利に試合を進められたかも知れないだけに悔やまれる。
第2セットは今日調子の良い高橋の先取点で幕を開ける。
その後すぐに高橋はサービスエースを決めて3-1と
序盤から日本がリードを奪う。
ただこのセットでブラジルは少々調子が悪い。
どうやらブラジルのレナタという選手はその巨漢の為か
長時間試合に出場するスタミナがないのかもしれない。
レナタは普段ブラジルのスーパーサブであり
試合の途中で流れを切り替える選手で
本来流れの中でのプレイが苦手なようである。
日本はそのレナタを止め、リードを奪ったまま試合は進む。
後はジャケリネを止めることが日本の課題となる。
ブラジルもイタリアほど有名ではないがIDバレーで有名であり
この試合でも大量のデータシートが5ポイントごとに
ブラジルのベンチに入ってきている。
決勝ラウンド初戦でイタリアに散々にやられたこともあり
日本はその意味でもブラジルを破りたいところである。
この場面でブラジルはレナタを一度下げ休ませてから
もう一度投入してきた。
やはり体力がなさそうである。
日本は16-12とリードを広げつつ2回目のタイムアウトを迎える。
そして終盤に入り、またもやレナタが疲れてきたらしく
バックアタックがネットを越えないなどの欠点が顕著に露出し
いよいよ面白くなってくる。
この苦しい場面でもジャケリネだけは決めて来ており
一筋縄では行かないようである。
その流れでついにブラジルに23-23と同点にされてしまう。
しかし日本も食い下がり日本のセットポイントとなったところで
菅山を後衛に投入する。
試合は24-24でデュースに突入し25-25と試合は一進一退である。
この試合を決めたのが、サーブで自信をなくしていた大友のサーブが
ブラジルを崩し、最後は宝来が決めて第2セットは日本が取った。
第3セットはブラジルの強打で先取点はブラジル。
日本はその直後にまたも高橋でやり返し、このセットも楽しめそうである。
ただ菅山に変えて入っている吉澤もどうやら怪我をしているらしく
菅山よりも状態は良いが、本調子ではなく
この試合でもどうやら力強さがない。
それでも吉澤はこのセットで決めるところで決めており
大いに頑張って欲しいものである。
第3セットはブラジルが立て直して来たようで
最初のタイムアウトは4-8とブラジルリードで迎える。
しかしこの場面で頼りになるのが高橋。
相手をあざ笑うかのようなプレイで強打以外の攻め方で
見ているこちらもスカッとする。
しかし徐々に点差が広がりつつ試合は終盤に入る。
6点差という劣勢から奮戦したが20-25と
第1セットと同じ点差でブラジルに取られてしまう。
後のない日本、第4セットは高橋の強打から先取点を奪う。
その流れから日本はいきなりの3連続ポイントで3-0。
しかしブラジルに日本のサインが読まれているらしく
4-4と一気にブラジルに追いつかれてしまう。
最初のタイムアウトは7-8とわずかながら
ブラジルリードで迎える。
そしてそのまま点差はほとんど動かず2回目のタイムアウトも
14-16とブラジルリードである。
その直後に主審が勘違いしてノーカウントになるなど
波乱の中、試合は終盤へ。
このセット連続ポイントが止まっていたが
ここでブラジルが連続ポイントを決めて17-20とリードが広がる。
しかし日本も連続ポイントを奪い20-21とブラジルを追い詰める。
そんな場面で大友の痛恨のサーブミスもあり
ついにブラジルのマッチポイントを迎えてしまう。
最後はやはりジャケリネの強打にやられ
第4セットを落とし、セットカウント1-3で落としてしまう。
どうもこの試合の日本はミスが多く、もったいない印象が強い。
しかし良い点もあるので波に乗れれば面白くなるだろう。
良く考えてみればこの強力なチームと互角に近い戦いを
展開できるということは、日本は確実に強いという事である。
後はこの大会で世界に対しての恐怖感や畏縮などの
負の感情を払拭し、自分達の強さを認識し
その長所を生かすプレイを実践するだけである。
それだけに明日のキューバ戦では波に乗った日本を
大いに見せつけて欲しいものである。