アテネオリンピック女子ソフトボール並びに
女子バレーの予選リーグの試合が行われた。
まずはソフトボールだが、宿敵アメリカとの試合である。
あまり野球をフルセット観戦することはあまり無いのだが
このソフトボールという競技は野球と違い、スピーディーで
試合展開が速く、延長などはノーアウトランナー2塁からの
得点しやすいチャンスからのルールがあり
非常に見ていて面白い。
試合は最終回の7回まで全く動かず
アメリカは被安打1本、日本は被安打0本と
素晴らしい試合展開でゲームは進んだ。
しかし、延長に入った8回の表のアメリカの攻撃で
10球以上粘られたりと苦労させられ、最後には
ライトのファンブルで得点を許し、3点を奪われてしまった。
その回の裏で日本はランナーを3塁に進めながら得点ならず
ついに宿敵アメリカを下すことが出来なかった。
前回のオリンピックの決勝戦で負けた相手だけに悔しい限りである。
しかしながらまだ予選の段階で、これで決勝リーグに
進出できない理由ではないので次に期待したい。
そしてバレーボールであるが、ブラジル戦で完敗しただけに
このイタリアに対しては勝利を収めておきたい所である。
イタリアは前回の試合で勝っているとは言え、ランク的には
日本より上の相手、油断は許されない。
しかしながら、試合が始まってみると
またもや圧倒的なイタリアペース。
綺麗にストレート負けを喫してしまった。
これまでのワールドグランプリや、オリンピック予選などを考えると
考えられない負け方である。
はっきり言って前回の試合と言い、オリンピックのアウェーの環境に
完全に気持ち負けしている様に見える。
選手には覇気が無く、力強さや迫力が無い。
吉原や、佐々木といった精神的に強い選手が健闘するが
何か物足りない雰囲気である。
ただ、この中で木村や杉山といった安定して強い選手もいて
今後の試合での立て直しは期待できると言えるだろう。
この後の試合は全て日本よりもランクは下のチームのみ。
残り試合を3連勝してオリンピックのメダルへの
大きな足がかりとして欲しいモノである。