サッカーキリンカップで日本代表はエクアドルと対戦した。
この試合ではFWに久保と玉田のドラゴンボールコンビが
初お目見えとなる重要な試合であり
エクアドルはワールドカップ予選でブラジルとアルゼンチンに
勝利した実績を持つ強豪。
これは本戦でのブラジル戦を見据えた良い一戦となる事は間違いない。
中田や中村などの海外組は不在だが
このメンバーで良い試合が出来れば本戦も期待できるだろう。
試合開始から三都主のサイドからの攻撃で、いきなり福西がシュートを放つ。
対するエクアドルも個人技を生かし、大いに攻めてくる。
両チーム一進一退の攻防を続けるが、前半は試合が動かず
両チーム無得点のまま試合は後半へ。
そしてメンバーチェンジもなく、後半戦に入る。
この試合、サイドの三都主の切れ込みや
久々に復帰した玉田のプレイが非常に光っており
得点のチャンスが多いだけに、そろそろ点が欲しいところである。
玉田の攻撃だけでなく、中盤とのくさびとなるプレイや
こぼれたボールのフォローなど、後半半ばになるにつれて
益々動きが良くなっており、それにつられて小野を筆頭に
他の選手も大いに攻め、そしてシュートを放つ。
エクアドルも攻めては来るが、前半よりも日本の攻撃が目立っている。
しかしそれでも試合に動きはなく
後半30分に久保と玉田を下げ、巻と佐藤を投入する。
そしてメンバー交代からしばらくした後半40分についに試合が動いた。
この試合調子の良かった左サイドで小笠原からのパスを三都主が受け
その三都主からのセンタリングを佐藤がついにゴール。
ようやく1-0と待望の先取点を得た。
後半のロスタイムで中沢が相手選手との衝突で
一度ピッチから出るアクシデントはあったが、すぐに復帰し
そのまま試合終了。
これでジーコジャパンの南米国との試合、一度も白星がなかった戦績に
ついに1勝が記録された。
この勝利はブラジル戦に向けて、非常に心強いモノであり
本戦に向けて、海外組を欠くメンバーでのパフォーマンスとしても
非常に良い結果が得られたのではないだろうか。
今後の日本代表には益々期待が出来そうである。