韓国で行われている女子バレーボールのワールドグランプリ予選で
日本はアテネの初戦で当たるブラジルと決戦した。
アテネでの前哨戦と考えられるこの試合は非常に大事な試合である。
結果から言えば、負けてしまった。
しかしながら、前回から比べて日本代表の攻撃パターンが
大幅に増えていることに注目したい。
これまでは勢いに乗れば勝てたが、やはりアタッカーへの負担が大きく
試合がもつれて長時間になったり、主要アタッカーの体調により
チームの力が大きく揺れるという弱点があったが
攻撃パターンが増えたことにより、その弱点を克服しつつあるようである。
ただ、またこの進化は実験段階と言わざるを得ないだろう。
攻撃パターンが増えたとは言え、新たな攻撃に切れがない。
有効な攻撃は幾つもあり、将来性を見いだすことが出来たが
まだ世界に通用するモノではない。
おそらく今後、精度をあげてその攻撃のバリエーションを工夫すれば
日本はまだまだ進化しそうである。
特に大山のストレート攻撃は非常に豪快であり
相手に与える精神的影響も大きいだろう。
今後の試合で進化する日本代表が見られることを期待したい。