ワールドカップ一次予選で予選突破を決めた日本だが
ジーコ監督は残りの埼玉でのシンガポール戦に
歴代の日本代表選手を復帰させる意向を示した。
その中にはカズやゴンといった名前もあり、興味が注がれる。
少々手荒い人事だとは思うが、今の日本代表には
怪我に苦しんでいるメンバーが多いのも事実であり
残りのシンガポール戦は消化試合と言っても過言ではない。
その試合で試す事と言っても、満身創痍の今の日本代表では
あまり良い結果は得られない。
と言う事から、以前より監督自身が公言している数世代前の
日本代表選手の重要さを示すためという考えもあるようだ。
ジーコ監督の考えでは今の日本代表があるのは
彼らの活躍があったからだと言うのである。
また、彼らはベテランと言って片付けてしまうのを
ジーコ監督は非常に嫌う。
個人的にその考えは大賛成である。
私としては代表に復帰という観点では何とも中立の立場だが
このベテランという言葉はあまり好きではない。
音楽の世界でもベテランというのは「過去の人」という感じがして
個人的には好きではない。
サッカーや、音楽に限らず物事に終わりはない。
一生涯現役であり、勉強し続ける。
マスコミや一般的なベテランという響きは
既に勉強し終わって、やり尽くした人という感じが否めない。
そういう意味では今回の日本代表の招集は
日本人に取っては良い教訓になるのかもしれない。