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« 揉める日本代表。 | メイン | Lantern Session »

日本対中国

ついにU-21代表の遠征試合、対中国戦が行われた。
今回の北京五輪は各国非常に強力なプレーヤーが
上がってきており、注目される。
アルゼンチンのメッシ、ドイツのポドルスキ
スペインのクリスティアーノ・ロナウド、イングランドのルーニーと
先日のワールドカップで大活躍した世界の若手が集まるわけで
U-21でも全く気の抜けない戦いとなるだろう。
日本は私がひいきにしているスピードのあるカレン・ロバートの他
中盤にはしっかりしたスキルとFKを持つ本田圭佑
そして終盤にはU-21の精神的支柱とも言える増島竜也がいる。
まずはこの中国戦でそのポテンシャルを大いに発揮し
快勝して欲しいところである。

試合開始直後からA代表に入っている選手が多い中国が
まずは攻める展開だが、日本もしっかりと守っている。
日本は梶山を中心に中村北斗らと一緒に攻めている。
この試合カレン・ロバートはスタメンには
入っていないのが気になるところである。

カレン・ロバートが不在とはいえ、ホームで調子に乗る中国を
しっかりと枝村、青山の両ボランチが抑え
前線では梶山のキープ力を生かしたプレイで
得点には至らないが、しっかりとした立ち上がりである。

この試合は親善試合の為、交代枠は6人。
それだけに様々な戦術を試すことが出来るので
大いに控え選手にも期待したいところである。

しかし、前半中盤で青山が相手プレーヤーとの交錯で
左足首を負傷、急遽前半19分青山に代わって
今回のU-21代表で唯一大学生の参加となる本田拓也が投入される。
青山は今回ケガをした選手の代わりに追加招集された選手で
この試合がチャンスだっただけに、涙を浮かべての退場となる。
ここまで良いプレーが光っていただけに残念である。

青山がピッチの外に出ていた状態ではディフェンスも危なかったが
オフェンスがどうもつながっていない気がする。
一人一人のスキルは負けていないが
チームとしてオフェンスが機能し切っておらず
そこが機能し始めないと得点は難しいかも知れない。

中国に押されつつも、何とか前半は無失点で切り抜け
試合は後半へ。

迎えた後半、日本は立て直しを図り、テンポ良く攻めていく。
そして後半7分、梶山のキープから右サイドの枝村へ
そこから上がったクロスに本田がヘッドで合わせて完璧なゴール。
しっかりと基本に忠実な素晴らしいゴールであった。

この本田のゴールから日本は一気に盛り返し攻めに攻める。
そしてその流れから、後半16分、またもゴールである。
中盤でボールを奪い、そこから前線の増田へ。
完全にフリーだった増田は落ち着いたフェイクで切り返し
相手GKをあざ笑うかのように、時間をかけて
そこから一気に左インサイドでの綺麗なシュート。
これが決まって2-0と日本がリードを広げた。

ホームの中国側はこのあたりで意気消沈と言った感じで
逆に日本はますます良いリズムで試合を展開する。
後半24分にはカレン・ロバート、そして後半終了間際には豊田を
投入するが、残念ながら得点には至らず
試合はこのまま2-0で日本がまずは快勝した。

個人的にはカレン・ロバートのゴールを見たかったが
それでもアウェイでのこの勝利は大いに喜ばしいことであり
今後のU-21には大いに期待が出来そうである。