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日本対イラン

ワールドカップアジア地区最終予選最終戦で
日本はイランと激突した。
この最終戦に勝てば予選を1位通過となる。
既に両チーム共に本戦出場を決めてはいるが
この試合はどちらが予選で優れているかを決める試合となり
特に日本は一度アウェーで負けているので
その雪辱を果たす為にも絶対に勝っておきたいところである。
日本は海外組を欠いた状態ではあるが
東アジア選手権での若手の成長もあり大いに期待が出来そうである。
試合開始からイランが必死にボールを取りに動き
この試合に対する意気込みが感じられる。
しかし日本は落ち着いており、良いリズムで攻めている。
イランは一見立ち上がりが良い様に見えたが、どうも落ち着いていない。
しばらく日本の猛攻が続くが試合に動きはなく
どうなるかと思っていた前半28分に左サイドから玉田が突破し
そのセンタリングを大黒が詰めるもキーパーと交錯しスルー状態となり
それを加地がフリーで詰めてゴール。
ついに日本が1-0とリードした。
その後イランに脅かされる場面もあったが何とか守りきり前半は終了した。
このまま一気に後半も駆け抜けて欲しいものである。
後半開始時にイランは選手を替えて攻撃陣を強化してきている。
後半開始から両チーム共に白熱した試合を展開しているが
その中でも目立つのは三都主である。
いつも通り非常に熱のあるプレイだが、この試合では大事な場面で
しっかりとディフェンスをし、何度となくイランの攻撃を防いでいる。
ただ、露骨に熱いプレイをするのでファウルが恐いところである。
後半は高い湿度の試合で両チーム疲れが見え
あまり試合が動かないまま時間が過ぎていく。
そんな後半31分に三都主の突破からのシュートで奪ったコーナーキックを
三都主自らが蹴り、それを大黒が詰めてゴール。
大黒のヘッドは一度は相手ディフェンスに阻まれたかと思ったが
それが跳ね返り相手GKに当たってゴールとなった。
これで2-0と日本はリードを広げる。
しかしその直後にイランにPKを与え、神・川口が反応するも間に合わず
2-1と1点差に戻されてしまう。
そして後半38分、疲れがピークに達した所で
日本は遠藤に替えて今野を投入する。
また後半43分に玉田に替えて東アジア選手権で大活躍した阿部を投入する。
このあたりでイランは非常にラフプレイが目立つようになり
足の裏を見せてのタックルや審判への暴言など、イランのファウルが目立つ。
そしてロスタイムhは3分。
イランはミドルシュートなどで攻めてくるが、そこは神・川口がしっかりとキャッチ。
両チーム共に足が止まり、いよいよ疲れが出ている。
小笠原や大黒も良い場面でのボールがあったが、足が動かない。
そしてそんな苦しい戦いもホイッスルで試合終了。
ついに日本が一位通過でワールドカップ本戦出場を決めた。
長い道のりだったが、これでやっと一段落と言ったところだろう。
しかし今度はキリンチャレンジカップでホンジュラス戦が待っている。
休みなく戦いは続くが、大いに頑張って頂きたい。
お疲れ様、そして有り難うニッポン。