羽田Lunaticにて恒例エビバスLiveを行った。
今回は初の土曜日なのでメンバー一同気合いを入れて
新曲を多数引っさげてのLiveである。
観客のウケも良く、Happy Birthdayのハプニングもあり
良いLiveだったと思われる。
さて、サッカーのASIAN Cup準々決勝である。
日本対ヨルダン。
前回の試合から移動無しの日本は良いコンディションで
試合をすることが出来るので非常に期待していた。
ヨルダンという国の印象は、そこまで強い国ではないという
個人的印象なので、何だかんだで勝ってくれると信じていた。
しかしながら試合が始まってみると意外にも強いのである。
とにかくチームワークが良く、ボールキープが巧い。
これは気を引き締めていないと。。。と思っていたら
前半始まって10分過ぎくらいに左サイドから
あっと言う間にゴールを決められてしまったのである。
ただでさえ中国サポーターのブーイングで大変なのに
その上先制されてしまった。
これは日本としては痛いと思っていたら
その数分後に中村のFKを相手GKがはじいたボールを
今度は鈴木が詰めて同点である。
相手に先制された直後のゴールなだけに
これで日本はリズムに乗ることが出来た。
しかしながら、この後試合は動かず、延長戦にもつれ込んだ。
是非ともここで決めて欲しいと、ギャーギャー騒ぎながら
観戦していたのだが、とうとうそのままPKである。
PKという場面は選手の精神状態がそのまま現れるものである。
つまりは、この大ブーイングの中でのPKは
日本にとって今まで最大の苦難と言うわけである。
PKで不利なのは解っていただけに悔やまれるが仕方がない。
こちらには守護神川口能活がいるだけに心強い。
さて、PKが始まって一人目は中村である。
ここは安心だと思っていたら、、、外した。
まるでEuro2004のベッカムそっくりの軌道である。
足場を踏み固めたにもかかわらず中村の軸足の芝生が
浮いて滑ってしまったのである 。
確実な選手なだけにもったいない。
ヨルダンが決めて次は三都主である。
是非ともここは豪快に決めてリズムを戻して欲しいところである。
中村と同じ左利きなので今度はしっかりと足場を踏み固めて
プレーに臨んでいたのだが、、、、外した。
既にPKのキックマークの右側の芝生が完全に浮いてしまっている。
ここで宮本が審判に抗議しにいった。
少々もめた後で、ゴールサイドを変更し
それまでの経過は継続しての続行となった。
最初にゴールサイドを決めたのは日本。
つまり本当は最初のゴールサイドの方が日本としてはやりやすかった。
と言うのも、最初のゴールサイドの方が中国サポーターの数が
正面において少なかったのである。
2人目のヨルダンの選手も決めて、3人目は両チームとも決めた。
これで日本は敗色濃厚となり、私も半泣き状態である。
4人目は日本は中田が決めて、ここで止めなければ負けである。
今大会にかかわらず、川口は神懸かり的なセーブがあるだけに
もう本当の神頼みである。
と、、、、止めた。
素晴らしいセービングである。
川口さん。あんた神だよ。
この大ブーイングの中でのこのプレイは本当に素晴らしい。
最後の日本のPKは鈴木がしっかりと決めて、もう一度正念場である。
このPKも止めなければ日本は負けである。
は、、、、外れた。
いや、もし枠に入っていても川口が飛んだ方向が全く同じで
しかもタイミングもドンピシャだったので止めただろう。
本当に神懸かりなPK戦はいよいよサドンデスに入った。
さて大事な一本目は中澤である。
ゴールの枠には行っていたのだが、、、止められた。
これでまたピンチにたった日本である。
奇跡はそう何度も起こるモノではない。
しかしながら最後の希望を持って見ていると
と、、、、、と、、、、、、止めた。
川口が横っ飛びで素晴らしいセーブである。
もう一生付いていきます。。。。
そして7人目はキャプテン宮本。
ここは安心していたら、やはり決めてくれた。
やはりDFでキャプテン。冷静である。
そしてヨルダンの番であるが、、、、、外した。
この時点で日本の準決勝進出が決まったのである。
ここだけの話、本当に泣きました。
こんな素晴らしい試合は一生に何度も見られる試合ではない。
ドーハの悲劇とは逆の本当に素晴らしい白熱した試合である。
両国に賛美の言葉を贈りたいところだが、言葉にならない。
この試合を見逃した人は本当に損をした。
それほどの凄い試合であった。
本当にサッカーの全てがこの一試合に
凝縮されていると言っても全く過言ではないだろう。
この勢いで是非とも次の準決勝を勝って欲しいモノである。