サッカーの五輪日本代表で男女両チームとも壮行試合が
聖地国立競技場で行われた。
女子日本代表は世界ランク4位のカナダと対戦した。
実は私は女子サッカーを見るのは初めてであり
どのようなモノなのか知るよしもなかったのだが
今回の試合をみて非常に驚いた。
面白いのである。
しかも世界ランク4位のカナダ相手に3-0で完勝したのである。
私としては大谷と安藤が非常に良い。
得点に絡んだという事もあるが、男子に負けない
素晴らしいプレーの連続であった。
また、各選手の技術も良く、特にパスワークは素晴らしいモノがあった。
これはメダル圏内に十分いるという実感が沸く試合である。
さて、男子の方であるが、こちらも大勝した。
しかも相手はベネズエラのA代表。
つまり、年齢制限がない。
五輪の日本代表はいわゆるU-23なので
23歳以上の選手はオーバーエイジ枠という特殊な形で
限られた人数しか出場できない。
が、そんな事も忘れさせてくれるような試合で
圧倒的な強さで4-0で完勝である。
今回は前回の試合とは全く違う日本代表であった。
というのも、まずゴールに対してのハングリー精神がある。
特にFW陣のハングリーさが目立ったのではないだろうか。
MF陣のミドルシュートなどが功を奏し大久保や平山などが
楽にプレーしていた様に思える。
また、格段に変わった点として平山の使い方が上手い。
これまで高さはあるが頼りなかった平山だが
クロスの上げ方に向上が見られ、平山もプレーしやすくなったようである。
そして、そんな平山に刺激されるように大久保が芸術的なゴールをあげ
それに引き続き平山が得意のヘッドで、高松はダイビングヘッド。
極めつけに田中の素晴らしいミドルシュートである。
五輪最後の試合としては本当に素晴らしい試合であった。
これに小野が入ってゲームメイクをするのだから
日本はまた強くなる。
特に若い平山を使う周りの選手のセンスに期待が持てる。
平山はそれに応えるように確実なプレーをすれば良いのである。
これこそチーム一丸となった強さである。
スター選手が多ければ強いという事ではなく
チームでの強さを是非とも見せてもらいたい。