2006世界バレー、日本は昨日の手痛い黒星発進の後
第2戦目、コスタリカと対戦した。
昨日同様に格下ながら、ジャンプ力が異常に高い。
その上、昨日の試合で韓国を下しているだけに
甘い考えで勝てる相手ではない事は証明済みである。
今回の世界バレー、イタリアや中国と言った強豪国も
厳しいスタートを切っており、厳しいのは日本だけではない。
それだけに、この試合できっちりと悪い流れを断ち切って
次につなげて欲しいものである。
日本のスタメンは竹下、高橋、小山、木村、宝来、荒木
そしてリベロに菅山と、昨日の最初のスタメンと同じ布陣である。
第1セット、まずはラリーで粘った末、日本のポイントで始まる。
その後も連続ポイントで序盤からリードを奪い
最初のテクニカルタイムアウトは8-3と日本が圧倒する展開。
セット中盤も小山のバックアタックなどが決まり
昨日の敗戦の影響もなく、しっかりと持ち直している印象を受ける。
そのまま日本はリードを広げ16-7と大量リードで
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本としてはこのあたりでブロックポイントが欲しいところだが
さすがにそう上手くは行かない。
しかしながら、試合は日本ペースで進み
24-9とセットポイントを取り、そのまま最後は宝来が決めて
なんと25-9とコスタリカを一桁得点に抑えての勝利。
このままストレートで畳み掛けて欲しいものである。
続く第2セットも荒木の強打で日本のポイントからスタートする。
その後も荒木の2連続サーブポイントでいきなりの3連続ポイント。
このセットも良い滑り出しである。
それに続くように高橋も強力な2連続サーブポイントで
最初のテクニカルタイムアウトは8-2とまたも大量リードで迎える。
テクニカルタイムアウト後、一本挟んで高橋の再びの2連続サーブポイント。
これでこの試合5本のサーブポイントを叩き出しており
恐ろしい程の安定感である。
さすがにこの試合は負ける気がしない。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトも16-5と
安定した試合運びで展開していく。
しかしやはり日本にブロックポイントがないのが厳しい。
試合自体は圧倒的なペースで勝っているが
このまま勝ち上がった時にはブロックポイントがなくては厳しくなるだろう。
とは言え、試合は24-10とまたも日本のセットポイント。
最後は竹下の2アタックで25-11で第2セットも連取する。
おそらくこの試合には勝つと思われるが
どうにかブロックポイントなど、日本の課題となっている部分を
クリアして欲しいところである。
迎えた第3セット、コスタリカのスパイクが外れて
このセットも日本のポイントで始まる。
そのまま日本の連続ポイント、そしてついに荒木のブロックが決まり
いきなりの3連続ポイント、その後荒木のスパイクも決まり
序盤から4連続ポイントで4-0とコスタリカを引き離す。
このままブロックがしっかり決まるようになれば
この試合は満足のいくものとなるだろう。
4-0となったところでコスタリカがタイムアウトを取るが
その後も竹下のサーブポイント、菅山のレシーブからの荒木の強打
そしてそれに高橋が続き、何と7連続ポイントで
一気にコスタリカを潰しにかかる。
その後、コスタリカの連続ポイントがあったが
最初のテクニカルタイムアウトは8-2で迎える。
テクニカルタイムアウト後、またもコスタリカの連続ポイントとなるが
高橋がフェイントで肩透かしを喰らわせ
小山がそれに続きブロックポイント。
それに宝来が強打で、木村がサーブポイントで続き13-4と
コスタリカに傾きかけた流れを一気に日本のペースに引き戻す。
その後も小山のストレート打ちでのバックアタック
高橋のサーブポイントなどもあり
16-7で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
そして試合は20-10と日本リードのまま終盤へ。
そして23-12となったところで、竹下、高橋のかわりに
高橋翠、井野亜希子を投入。
その井野のサーブは残念ながら外れてしまうが
素晴らしいレシーブを見せた。
コスタリカのサーブが外れ、いよいよ日本のマッチポイント。
最後は荒木のブロックポイントで締めくくり
コスタリカをストレートで下した。
最後のポイントがブロックポイントであるというは
これまた興味深いものである。
これで調子を取り戻し、新しいスタートを切って欲しい。
今後の日本代表の試合にも期待したい。