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« イエメン戦の22人 | メイン | 番号ポータビリティーはいくら? »

日本対イエメン

ついにオシムジャパン最初の公式戦が行われた。
アジアカップ最終予選となり、日本の他に
インド、イエメン、サウジアラビアがいるグループで
既に今年の頭にインドに快勝しており
今後はインド、イエメンのアウェイ戦と
サウジアラビアとのホーム&アウェイの試合が残っている。
サウジアラビアはアジアでは強豪の部類に入り
それだけに、インド及びイエメンには確実に勝っておきたい。
この最終予選突破には、グループで2位以内に入る事が条件。
順当に行けば日本とサウジアラビアだと思われる。
ただ、日本はアジアカップの前大会では覇者であり
このグループリーグでも勝って当然の立場。
またインドとイエメンは強さの上では完全な格下となり
この試合は日本の強さを見せつける試合でなければならない。

日本は海外組を除く、国内組では現在考え得る
最強の布陣でこの一戦に挑む。
トリニダード・トバゴ戦では招集できなかった
ガンバとジェフの両チームからも強力な選手が揃い
この試合こそはオシム監督のイメージ通りの
試合が出来るはずであり、試合結果ではなく
試合内容に大いに期待したいところである。

日本のスタメンには巻、阿部、遠藤、加地などの
機動力のある選手が入っており
この試合での日本の機動力の高さが伺い知れる。
日本のキャプテンは守護神川口。
今までキャプテンでなかったのが不思議な位の
存在感溢れる素晴らしい選手であり
日本の一番後ろで奇跡とも言えるミラクルセーブを連発。
そんな川口がキャプテンに据えられるのだから
選手たちの安心感も大きいだろう。

日本のキックオフで試合開始。
先日の発表では三都主がDFだったようだが
この試合では前の試合同様にMFで入っている。
まずは相手陣地でボールを回し、様子を伺う。
そして田中達也がフワッとしたループパスに
巻がヘッドで合わせるなどしているが
スピーディーと言うよりも、少々堅い気がする。
前の試合では最初から一気に飛ばして
後半までスタミナが持たなかった事もあり
その対策もあるのだろう。

対するイエメンはアウェイでの試合を心得ており
しっかりと引いて守っている。
7人で守る形を取り、引き分けで終わる位の気持ちで
大いに守る構えである。

そして前半7分、田中達也の絶妙なスルーに
相手が反応し、ファウルを犯す。
ゴール正面からのFKを三都主がシュートを放つが
残念ながらゴールバーの上であった。
トリニダード・トバゴ戦を思い出すような
良い位置からのFKだったのだが、残念である。

イエメンは日本を非常に研究しており
守りの面では反則ギリギリの厳しい当たりを見せる。
怪我だけには気を付けて欲しいところである。

ここまで引いて守られると、さすがの日本も
スピードで振り切る動きを頻繁に出す事は出来ない。
まずはパスを回し、そこから緩急をつけた動きで
一気に攻めると言った攻め方が有効だろう。
また、このイエメンは日本に比べて平均身長が
6cmも低く、巻などの高さを利用した攻めを見せないと
こじ開けるのは難しいだろう。
世界レベルで見ると日本は体格に恵まれていない。
しかし、サッカーでは体格差よりも大事なことは
タイミングとポジション取りである。
それだけに、こういった身長差で格下の相手に対しては
高さを利用して大いに攻め、高さを利用した攻め方を
叩き込んでおく事は今後の試合に大きな意味があると思われる。

日本が攻め続けているのには変わりないが
ディフェンス面で、少々気が抜けている。
攻める事だけを考え、守りが薄くなっており
時折見せるミスが、致命的なミスになりがちである。
攻めているだけに日本の最終ラインが
じわじわと上がり気味になり、カウンターなどの
攻撃が来た時には大いに危険である。

相手がイエメンで、しかも引き分け目当ての様な
戦い方をしているから、得点には至っていないが
これがサウジアラビアなどのワールドカップ本戦に
出てくるようなチームであれば、大いに危険である。
また、攻撃に関しても引いて守るチームに対しては
あまり効果的に動けておらず
ここに来て欠点が浮き彫りとなった。

しかも攻撃が上手く行かない事で足が止まりがちになり
それがディフェンス面にも影響を及ぼし
全体的に運動量が落ちている。
このあたりが欠点が欠点を呼ぶ事態にもなっている。

前半32分、またも田中達也の突破から得たファウルで
FKを相手のペナルティーエリア付近で獲得。
これを遠藤がスピードのある素晴らしいシュートで
狙うが、枠を外して残念ながらゴールならず。
どうもトリニダード・トバゴ戦の様に
そう上手くは行かない様である。

その直後、遠藤が素晴らしい飛び出しで
ゴールを揺らしたかと思ったが
残念ながらオフサイドの判定。

日本は攻めているが中央に固まる傾向があり
これまでは右サイドを多用していたが
この時点で両サイドを上手く使用出来ておらず
サイドチェンジなどを使用して
ピッチを広く使った攻めを見せて欲しいところ。

前半39分、相手選手が倒れている時間を利用し
オシム監督がピッチ近くへ指示に出る。
その姿からは明らかな苛立ちが見え
選手に指示を送っていた。
この指示でどうにか良い形にして
前半を終わりたい。

そして3分のロスタイムへ突入。
三都主のコーナーキックから巻のヘッドで
面白い場面があったが、流れの中では
良い展開にはならず、前半は終了。

まさかの無得点での前半には少々意気消沈してしまうが
おそらくハーフタイムでオシム監督の檄が飛び
立て直してくれる事を信じたい。
ボール支配率でも、シュート数でも
圧倒的に優位に立ちながら、この結果はオシム監督だけでなく
選手も恐らく相当なストレスを感じているだろう。
TVでは怒濤の攻撃とアナウンスされているが
この結果は納得の行くものではない。
相手が世界の強豪ならば、逆に相手のカウンターなどで
0-3のビハインドで折り返しても不思議ではない。
それだけチームが噛み合っていないのである。
先日のトリニダード・トバゴ戦の様に
多少なりとも攻めて来てくれれば、多少動きもあるが
このイエメンでは動きのない試合につられて
日本の特徴である機動力も著しく落ち込んでいる。
とにかく後半に期待したい。

日本は後半、駒野に代えて羽生を入れて
リフレッシュを狙っている。
羽生はジェフの選手であり、オシム監督の意志も
しっかり浸透していると思われ
それだけに期待したいところである。
イエメンのキックオフで始まった後半だが
前半とは違い、イエメンが攻めの姿勢を見せており
未だ守りは堅いが、前半の日本の守備を見て
カウンターなど、攻撃をしなければ損だと考えたのだろう。

しかし日本も前半とは少し違い、動きが出てきており
こちらにも期待が出来そうである。
特に後半から入った羽生の動きが良く
チームを活性化させていると言って良いだろう。

後半8分の時点で、裏で行われているインド対サウジアラビアの
試合結果が入っており、サウジアラビアが3点差で勝利。
サウジアラビアはこれでアウェーで2勝をあげており
日本はこのグループをトップで勝ち上がる為にも
このホームの試合で引き分けは許されない。
しかも前大会の覇者ともなれば、理想はこのグループは
全勝で勝ち上がりたいところである。

後半に入り、日本は多少動きが良くなってはいるが
はやりトリニダード・トバゴ戦の様な素晴らしい動きは
未だ見られないままである。
まずは1点を取り、そこから糸口を掴みたい。

そんな中、加地が相手ゴール正面の
ペナルティーエリアのすぐ外でファウルをもらい
良い位置でのFKを得る。
三都主の蹴ったシュートは、またも枠を外し
ゴールには至らない。

しかし、そんな長く苦しい時間帯もついに終わりを告げた。
羽生の素晴らしい動きから得たコーナーキックで
後半25分、そのコーナーキックを三都主が蹴り
それを今までディフェンスで後ろの方にいた
阿部が一気に上がり、豪快なヘディング。
これが綺麗に決まって、ついに1-0とリードを奪う。
ここまで23本のシュートを放っている日本だが
ようやくこれが報われた。

その直後、日本は遠藤に代えて佐藤勇人を投入。
双子の佐藤兄弟の兄である。

佐藤を投入した直後、相手ゴール正面の
ペナルティーエリアのすぐ外でファウルをもらい
三都主が囮になり、阿部が蹴り入れると言う
トリッキーなFKを得るが失敗。
そのすぐ後に同じ場所でまたもファウルをもらい
もう一度同じ位置からのFK。
今度は三都主、阿部、闘莉王が並び
その闘莉王が何と蹴って面白い場面となるが
残念ながら枠から外れ、ゴールならず。
1点リードしたところで、日本の選手も
ようやく生き生きして来た感じである。

イエメン側もリードされた事によって
攻めざるを得なくなり、これも日本に取っては
動きのある試合となり、良い材料になりそうである。

そしてイエメンの巧みな工作により
時間は刻々と使われる中、後半43分に
日本は最後のカードを切った。
田中達也に代えて佐藤寿人を投入。
これで双子の兄弟が同じピッチに立った事になる。

そして代わったばかりの佐藤寿人は
コーナーキックからのボールをいきなり
押し込もうとするなど、積極的なプレイで
何とか追加点を狙う。

ロスタイムは6分の表示となり
イエメンの無駄な時間を使ってきたが
しっかりとこのロスタイムに反映されている形となった。

そんなロスタイムに入った直後のフリーキックで
三都主からのボールを一度は届かなかったのだが
相手GKが弾いたところを、自ら詰めてゴール。
後半終了間際に入ってのこのゴールは
大きな意味があり、素晴らしいプレイである。
これで日本は2-0とリードを広げ
逆にイエメンはここまで時間を使い守って来ただけに
損失は大きいものとなってしまった。

イエメンはその後攻めようとするが
日本が盛り返してきたこの時間帯に
どうにかなるわけはなく、日本の攻撃が続く。
日本は最後まで攻め続けるが
これ以上の追加点はなく、試合終了となる。

終わってみればトリニダード・トバゴ戦と同じく
2-0と同じ得点なのだが、その試合内容は大きく違う。
トリニダード・トバゴ戦では今回のオシムジャパンの
良い部分が数多く見え、欠点も単純なものだったが
この試合では、悪い部分だけが多く見え
良い部分は非常に少ない。
特にこの様に引いて守る相手に対しての
戦い方はもっともっと研究し、連携や意識を
高めていかないと、この先厳しい事になるのは必然である。
イタリアの様な守りのチームが相手に回った時
このような試合内容では確実に勝てないだろう。

「よく考え、よく走る」を特徴とするならば
日本はこの試合、よく考える事が出来なかった為に
よく走る事が出来ず、残念な試合内容となった。
確かにこの機動力の中で考えると言う事は
試合を見ている側からすれば、簡単そうだが
非常に難しい事であり、オシム監督の考えるサッカーは
もっともっと遙かな高みを目指している。
もし日本の選手たちがオシム監督の考えるサッカーを
真に理解し、体得した時、1つのサッカーの形として
完成された状態で世界に挑む事が出来るのだろう。
それが近代サッカーの最先端を行っていなかったとしても
今の日本に取っては大きな意味を持ち
それが大きな経験と次の世代への大きな財産となるだろう。
それだけに今後の練習と試合で、更なる向上を目指し
頑張ってもらいたいものである。
とにかく、試合に勝った事には変わりはないわけで
お疲れ様と言ったところだろう。
次の試合にも大きく期待しつつ、首を長くして待つ事にしたい。