待ちに待った日がやってきた。
サッカーとバレーのダブルヘッダーである。
まずはサッカーであるが、怪我で小笠原などの欠場はあるが
選手層の厚い今の日本にはそれほど恐ろしい状況ではない。
試合開始から日本は大いに攻めて
再三アンゴラのゴールを脅かすが
決定的な場面で決めることが出来ず
そのまま試合が展開し、途中アンゴラに攻められる場面も
多少なりともあったが、アンゴラがリズムに乗っていない
という事もあり、日本優位で試合は進む。
しかしながらあと一歩のところで決まらず、前半は終了した。しかし
迎えた後半だが開始早々からアンゴラが攻めに出るが
神・川口のスーパーセーブでアンゴラを押さえる。
後半に入って、アンゴラは攻撃だけでなく
前半で隙だらけだった中盤やサイドの守備もしっかりしており
前半のような日本の決定的な場面は少なくなってきている。
そして流れを変えたい日本は後半20分に田中誠を外し
松井を投入し、この膠着状態を崩しにかかる。
しかしそれでも動かない後半32分に高原に変えて大黒を投入。
そして後半35分には稲本に変えて阿部を投入する。
しかしそんな膠着がついに動いたのは後半44分である。
この時間帯まで動かなかったが、後半に入った松井が
スローインを受けた中村からのクロスを綺麗にヘッドで決めて
ついに1-0と日本がリードする。
そしてロスタイムを逃げ切り、日本が勝利を手にした。
ようやく勝てたこの試合を基点に、来年のワールドカップに向けて
大いに飛躍して欲しいところである。
さて、一方のバレーボールだが韓国との対戦である。
前の試合でフルセットで惜しくも負けているだけに
この対戦は負けるわけには行かない。
第1セットは序盤から少々圧され気味に試合を進められたが
木村や杉山を中心に後半で盛り返し、先にセットポイントを取り
そのまま第1セットは勝利した。
第2セットも第1セットに引き続き韓国にリードされるも
大山、菅山、杉山の活躍で相手がセットポイントとなったところで
ついに同点に追いつき、デュースに持ち込む。
そして竹下の絶妙なサーブでセットポイントに持ち込み
最後は大友のブロックで27-25と大逆転で連取する。
このセットの流れは非常に大きく、第3セットで一気に勝負を
決めたいところである。
第2セットの流れか、第3セットは序盤から日本のリードで
試合が展開する。
しかし今度は中盤に韓国に逆転されるという
第1セットと逆の状態に陥ってしまう。
ただ、そこは日本もきっちりと返して再度逆転に成功する。
途中追いつかれる場面もあったが、日本は落ち着いて対処し
ついにセットポイントを迎える。
最後は菅山の強力なアタックで終わってみれば
ストレートでの勝利である。
ライバルと言われた韓国だが、今ではすっかり日本が格上と言えるだろう。
両スポーツ共に気持ちの良い試合であった。
サッカーは日本代表の試合はしばらく無いが
バレーのグランドチャンピオンズカップはまだ続く。
大いに頑張っていただきたい。