聖なる夜にマニアックな問題提起である。
しかもXmasには全く関係がない。
来年ドイツで行われるサッカーワールドカップだが
その放映権の分配がどうにもおかしい。
とある番組をみてわかったのだが
予選の日本戦3試合の内、NHKが2試合を取り
その残りを日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の
全国ネットの4社がくじ引きで決めると言うのである。
これは明らかにおかしい。
なぜNHKも含めた5社で日本戦3試合のくじ引きをしないのか。
ワールドカップは確実に視聴率が取れる事が保障されているだけに
どのテレビ局も喉から手が出るほど放映権が欲しいはずである。
私がなぜここまでこだわるのかと言えば
NHKの解説が大嫌いなのである。
とにかくわかり辛く、面白みもない。
サッカーとは情熱的なスポーツであり
淡々と解説されてしまうと、こちらの気分が削がれる。
別段NHKが嫌いと公言しているわけではない。
ただ、サッカーの解説においてはNHKよりも他社の解説の方が
上を行っている事は間違いない。
サッカーワールドカップの日本戦と言えば
私としては死活問題であり、最高の楽しみの一つである。
それだけに、このお役所の絡んだ臭いは見逃せない。
これが原因で今問題になっている受信料拒否が
ますます悪化する可能性もある。
他の民放各社は無料で放映しているのにも関わらず
受信料を取りながら面白みのない試合解説となれば
少々NHKには分が悪い。
NHKの長所は、視聴率にこだわった番組でなく
本当に重要情報を中心に他社とは一味違った番組構成が
あるからこそ有料の意味があるのである。
それを他の民放と同じラインで勝負してしまっては
やはり民放に一日の長があるのは明らかだろう。
しかしもう既に決まってしまっている事であり
NHKのサッカー解説のレベル向上を願うばかりである。