女子バレーワールドグランプリで日本は
韓国ラウンド第2戦、アウェーでの韓国戦を迎えた。
第1セットは最初から竹下のサービスエースから始まり
良いテンポで試合が展開していく。
日本ラウンドではホームだから勝てたなどとは言われないよう
確実に叩き潰しておきたいところである。
序盤からリードを保ちつつ進み5ポイントをリードして
余裕で1回目のタイムアウトを迎える。
韓国はここで流れを変えたいが、変わるはずも無く
日本ペースで試合はガンガン進んでいた。
しかし、後半に入り一気に予想外の韓国ペース。
日本はリズムを完全に崩され、菅山・杉山などのアタックが
上手く機能しなくなってきた。
しかしながら大量にリードを奪っていたため
大きくリードされることはなく20対20となりここからが勝負である。
一進一退かと思いきや、宝来の活躍で抜け出し
最後も宝来がきっちりと決めて第1セットを先取した。
やはりまだ余裕で勝てるほど甘い相手ではないようである。
しかしながら強敵かと言えば、昔ほどの脅威はなく
しっかりと日本のバレーを展開すれば確実に勝てる相手である。
第2セットは大友の強烈なスパイクで日本がリードして始まる。
日本はしっかりと立て直して第2セットも連取したいところ。
しかし韓国も第1セットを落としたとは言え、リズムを掴み
しっかりとついて来ている。
日本はリードを奪いながら試合を進めるが
大きく引き離すことは出来ない。
しかし後半に入りようやくリードを拡げ連続ポイントもあり
ついにセットポイントを迎える。
最後は最速杉山のブロードで25-18で第2セットも連取した。
このまま一気にストレートで韓国を下したいところである。
第3セットは韓国のホールディングでこのセットも
日本の先取点から始まる。
昨日の試合のように後半集中力を切らさぬように
きっちり試合を決めておきたい。
第2セットと同じような展開だが中盤から
日本がリードを取り、一気に日本が波に乗る。
途中韓国の流れになりそうな部分は
次の瞬間にはしっかりと完膚なきまでのアタックで叩き潰す。
ついには10点の大量リードを奪い試合は終盤へ。
杉山のブロード、宝来の高い位置からのアタック
高橋の強打、菅山の絶妙なボディーバランスからのアタック
竹下の巧妙なトスワーク、櫻井の根性のレシーブ
そして柳本監督の戦略、控えの選手や観客の声援
全てが揃い余裕で韓国をストレートで下した。
これで日本は韓国ラウンドも2連勝で勝ち越しを決めた。
また韓国にはアテネでの借りをきっちりと倍返しと
何とも気分の良い試合である。
明日のアメリカ戦は格上の相手なだけに気を引き締めて行きたい。
頑張れニッポン。