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日本対エジプト

世界バレー2006男子の部の開幕となった。
日本は一次リーグ初戦、エジプトと対戦した。
昨日までの女子は大変盛り上がっていたが
やはり男子は人気が落ちる。
それだけ男子の世界のレベルが高いと言う事もあるが
それでも頑張って欲しいところである。

日本のスタメンはキャプテン荻野を筆頭に
齋藤、山本、石島、山村、阿部、そしてリベロに津曲が入っている。
以前見た日本代表とは大分メンバーが変わっており
加藤や杉山などのメンバーはいなくなっている。
また、控えには以前も日本代表で活躍した越川が入っている。

第1セット、まずはエース山本の強打で日本のポイントで始まる。
その後もセッターの阿部が相手のフェイントをブロックに飛んだまま
はたき落とすなど、日本は序盤からリードを広げる。
しかしながら、硬さが目立つプレーが多く
今のところエジプトも硬いので問題ないが
もし先にエジプトの硬さが無くなったら非常に危険だろう。
最初のテクニカルタイムアウトは8-4と日本リードで迎える。
その後、日本は少しずつ硬さを取りながらリードを広げる。
特にセッター阿部の2つのブロックポイントや
エース山本のスパイクなど、良い材料が揃っている。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトも16-8と
日本は順調に試合を展開する。
そして24-11と圧倒的な強さでセットポイントとし
エジプトに粘られるが、最後は山本のスパイクが
ブロックアウトとなり、25-13で
日本が第1セットを先取した。

続く第2セット、まずは山本のスパイクがブロックされ
エジプトのポイントで始まる。
しかし日本も直後に石島でやり返すなどして
最初のテクニカルタイムアウトは8-6と日本リードで迎える。
ただ、得点でも解るようにエジプトの調子が
少しずつ戻ってきており、日本のミスも目立つ。
ここで流れをエジプトに渡さないよう注意したい。
その後、やはりエジプトが切り返す場面があったが
2回目のテクニカルタイムアウトも16-13と
日本がリードして迎える事となる。
そのまま日本はリードを保って試合を運び
24-20でセットポイントを迎える。
最後は石島の強打で25-21で第2セットも連取する。
このままストレートで初戦は勝っておきたい。

迎えた第3セット、第2セットに引き続き山本のスパイクが
ブロックされ、エジプトのポイントで始まる。
その後もエジプトに連続ポイントを許し
それが影響してか1-4とこのセットはエジプトのペースとなる。
しかし日本はセッター阿部のブロックポイントから
ペースを掴み、石島の強打などで逆転し
最初のテクニカルタイムアウトは8-7とリードして迎える。
ところがこのセット中盤までシーソーゲームが続いた後
エジプトが3連続ポイントを決め
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16と
この逆にリードされて迎える。
このセットで決めておかないと、次のセットでは
現在よりもエジプトが調子付いているかも知れないだけに
危険極まりない状態となる。
しかしそれでも日本は粘り、20-20とセット終盤でついに同点。
そしてここでセッター阿部のこの試合4本目のブロックポイント。
これで21-20と逆転に成功する。
このセッターのブロックというのは、相手にとっては驚異だろう。
そのまま一進一退の攻防が続いた後
24-23で日本はマッチポイントを迎える。
しかしここでエジプトも粘り24-24。
その後、日本がエジプトのブロックに捕まり24-25と
逆にセットポイントを取られる。
最後は荻野のスパイクが外れて24-26で
第3セットはエジプトに取られてしまう。

日本としてはここで決めたい第4セットは山本のスパイクが決まり
日本のポイントでゲームが始まる。
このセット、序盤から白熱した試合展開で
日本が頭1つ抜けだし、最初のテクニカルタイムアウトは
8-7と辛うじてリードを得る事ができた。
そのまま日本はリードを保ち試合を展開し16-15で迎える。
しかしその後エジプトの連続ポイントで18-20となり
エジプトリードでセット終盤を迎える。
このセットを落とすと日本にとっては相当厳しいモノになるだろう。
ところが、18-22とされたところから日本は一気に4連続ポイントで
22-22と同点に持ち込む。
是非ともこのまま畳み掛けたいところである。
その後も途中から入った朝長、直弘らの活躍で
気がつけば5連続ポイントで23-22。
しかしここでエジプトも負けずに連続ポイントで23-24と
エジプトに先にセットポイントを握られる。
ところがエジプトのサーブミスで24-24とデュースに突入。
ただ、ここでエジプトが食い下がり24-25とされ
そのまま最後はエジプトのスパイクが通って24-26で
第4セットもエジプトに連取される。
これでセットカウント2-2となり
勝負はファイナルセットにもつれ込んだ。

迎えたファイナルセット、日本のポイントで始まり
そのまま一進一退の白熱した試合展開。
しかし徐々に日本がリードを広げ
8-6でコートチェンジとなる。
その後も日本はリードを保って試合を進めるが
ファイナルセット終盤にきて12-11と追いつかれそうになる。
しかしここはエジプトのサーブミスに助けられ13-11。
そしてエジプトのポイントを挟んで14-12で
ついに日本のマッチポイント。
最後は齋藤の値千金のブロックポイントで15-12で
ファイナルセットを日本が取り
初戦を白星で飾った。

日本が勝ったとは言え、初戦からセットカウント2-0としながらも
ファイナルセットまでもつれ込む大乱戦。
やはり世界バレーという大舞台では何があるか解らない。
今後も頑張って欲しいものである。