よく一緒に演奏している宮崎裕介氏から電話がかかってきた。
「Macintoshが起動しなくなった。」との事である。
私たちの様な仕事の場合、コンピュータが無くなると非常に大変である。
メールも見られない、Web Siteも更新できない、勿論コンピュータで曲を作れない。
極めつけは人によっては、周りの連絡先が解らない。
何とも悲惨な状態に陥るのである。
宮崎氏は私ほど電脳人間ではないので、そこまで大きな被害は無かったようで何よりである。
とにかく起動しない上に起動ディスクから起動してもHDDが認識されないという状態。
私の経験上、この状態は結構やばい。
とりあえず考えられる限りの機材と修復用のソフトを用意して宮崎邸に向かった。
彼はちょっと前に引っ越したので新しい家には初めて行く。
2つ前の家には良く機材ごと送ったりしたものだが
その後、車を所有した為に家に行く機会はすっかり無くなっていた。
さすが宮崎裕介、という様な整理された家で雰囲気も何となく暖かい。
この家で彼の音楽が養われているのが良く解る。
さて、肝心のMacintoshであるが何とかHDDを認識させることに成功した。
どうやらカタログツリーやハンドルビットなど、様々な部分でガタが来ていた様である。
それもそのはずで、既に10年近く前のiMacだからである。
完全に今回の事で懲りた様で、新Macの購入を考えているそうだ。
ただ、G5の値段を見て色々悩んでいた。
HDDの中身も修復し、バックアップを取り、システムを修復してようやく元通りになり
彼のオークションの落札時間にも間に合った。
ギリギリで落札に成功したようである。
喜ぶ姿がまた面白い。
とにかく、事なきを得て非常に安心した。
私は何度もHDDクラッシュで悲しい思いをしているので
データが助かってホッとした。
彼とは11月28日のLiveでおそらく一緒に演奏する事になるはずである。
私自身楽しみにしているLiveなので是非ともいらして頂きたい。