Microsoftの次期OSである通称「Longhorn」が
様々な問題を引き起こしている。
Microsoftの現在のOSであるWindowsXPは
なんと5年間もメジャーアップデートが行われていない。
これはMicrosoftがWindows98以降に
まともなOSを作れなかった背景から
XPで本当に久々にある程度安定したOSを作る事に成功し
その後はXPをメジャーアップデートして
不安定なOSを市場に出す事より
利用者としては面倒この上ない小さなアップデートを
数百回繰り返す事で何とか帳尻を合わせた事が原因である。
そのMicrosoftがついに躍進するコンピュータ業界の波に
ついに乗り切れなくなり、新たなOSを発表する。
しかしながらこのOSは売れるのだろうか?
これがAppleのMacOSであればイベントも盛大に行われ
飛ぶように売れる事だろう。
しかし、このMicrosoftのWindowsは別である。
Windows2000やmeなど、数々の製品とも呼べない様な
不安定なOSを発表してきたMicrosoftとしては
利用者によほどのメリットがない限り、今回のOSを発売しても
誰も買いたがらないという事実である。
次期OSようにテストマシンを持っている人ならば
購入する可能性もあるが、それは非常に僅かである。
新しいOSなだけに、マシンに要求されるスペックも
ある程度高いモノとなり、その様なスペックのパソコンは
軽々と購入出来るほど安価ではない。
となれば、多くの利用者はある程度安定性が確立されてから
購入へと進む事だろう。
私も同じ考えである。
ついこの間WindowsXPのSP2が発表された時も
最低のマイナーアップデートだと避難の嵐が巻き起こった事は
記憶に新しく、それだけに利用者も余計に慎重になっているのは
火を見るよりも明らかである。
ただ、Windowsを使用する限り、デュアルCPUや
完全な64bitCPUへの対応などの
必ず通らなければならない部分もあり
新たなOSからの対応となれば、是非を問わず
油断出来ない不安定なOSを見切り発車で
購入しなければならない人も多いだろう。
さて、今回のOSはどの様な結果となるか。