Apple社が新たな製品を打ち出した。
今回はPower Bookである。
個人的には賛否両論の部分が多い。
不満としてはG5でないこと。
これはほとんどのユーザの不満と一致すると思われる。
しかしながら、Windows陣営も
この所ノートのCPUクロックが伸び悩んでおり
G5の熱量を考えると、まだもう少し時間が必要なのだろう。
ただ、それでもクロックが伸びていない。
最高のスペックでもG4の1.67GHzなのである。
どうせなら2GHzは超えて欲しい。
もう一つの不満は値段である。
この程度のクロック数でこの値段設定は少々お高い。
この高いという基準はiBookと比べた時である。
つまり現在のiBookのクロック数と数字の上では
そこまで顕著に違いは出てこない。
となればおよそ5万円以上も安いiBookとの格差が見えてこない。
では逆に長所はどうであろうか。
まずバッテリーの持ち時間が延びたことだろう。
そしてBluetoothやWirelessLAN、USB2.0にFireWire800への標準対応。
8倍速のSupreDriveと最大2GBまで搭載出来るメモリ容量。
そして極めつけはPowerBookの弱点であった
落下への対処方法である。
今回のバージョンから落下の際のGの変化を関知して
HDDを自動的に保護してくれる機能が付いたのである。
これはモバイルを考えるユーザだけでなく
家での不意の事故にも対処でき、非常に心強い。
以上の結果を考慮して、今回のPowerBookは買いなのか?
その答えは12インチのみ買いである。
それ以外はもう少し様子を見た方が良いだろう。
急ぎで購入を考えるならばiBookの最高スペックのモノでも
十分に仕様に耐えうると思われる。
今後Windows、Macintoshどちらもノートのスペックの伸びで
売り上げが決定しそうな雰囲気である。