音楽業界で長年活躍してきたDATだが
どうやら終焉の幕を閉じそうである。
昔はCDよりも音質の高い唯一の録音媒体であり
サンプリングレートはCDが44.1kHzなのに対して48kHzであった。
しかしStudioなどでProToolsなどに取って代わられ
また、屋外の録音などでもHDDの小型レコーダーが現れ
既に活用される場所が少なくなってきた為に
今回の生産終了となったのだろう。
元はカセットやオープンリールなどを使用していた時代では
デジタルでの録音にはDATは必須であった。
MDが現れる前はスタジオなどでCDに焼く事など出来ず
再生するデッキによって音質の変わるカセットか
このDATしかなかったのである。
私もDATのデッキ、及びウォークマンを持っているが
それも最近は全く使用しないままであった。
DATには色々とお世話になっただけに、少々寂しい気もするが
これも時代の常というモノだろう。
今後は修理とテープの販売だけは、もうしばらく続くようである。