ラストのLiveに行ってきた。
Souliveというグループで、日本でも既に大分売れているBANDである。
場所はIrving PlazaというClubである。
チケットを買いに来たことはあるが
実際に中に入ったのは初めてである。
中に入ってみると席が何もない。
どうやら今日はスタンディングのLiveのようだ。
19時に並んで20時に中に入り、21時になってやっとLiveが始まった。
メンバーを見ると、Souliveではない。
どうやら女性のシンガーらしい。
しかしどこかで見たような・・・。
するとMCが入り、ミシェル・ンデゲオチェロだというではないか。
ジョン・スコフィールドの様に、どこぞの前座BANDかと思いきや
それだけで十分に満足のいくアーティストが出てきて驚いた。
曲が始まってしばらくはこのBANDのグルーブを掴むことが難しかった。
というのも揺れる揺れる。。。
テンポはあっているが、もの凄いタイムである。
Bassはもとより、Drumsまでトリッキーなフェイントをかけてくる。
しかも、それをBANDは最初から知っているようで一寸の狂いもない。
グルーブが解って来ても、少し気を抜くとロストしてしまうような演奏である。
ふと客側を見ると、、、、誰も乗れてない。
それもそうだろう。私でさえこんなに苦労してるのだから。
客は乗ろうと努力はしているのだが、すぐにロストしてしまう感じだった。
これがまた客を見てると面白い面白い。
初心者のDrumsを見ているような感じで反応が面白い。
一生懸命に何か掴もうとしているのだが、上手くいかない。
そうこうしているうちに、Liveが終わった。
その後ステージ転換の為に20分ほど休憩となった。
しかしながらミシェル・ンデゲオチェロが聞けるとは
なんともラッキーな最終日である。
そしてついにSouliveの登場である。
やはりステージが彼等専用に最初からセットアップされているため
こちらの方が音が俄然良い。
CDとは比べモノにならない迫力でガンガン演奏していく。
メンバーはOrg、Gt、Drの三人である。
元々、三人なのでスペースが使い放題である。
その為、三人が三人とも好きなところで遊びまくっている。
それでも、落とすところは落としているので緩急はしっかりしている。
これまた非常に勉強になる事ばかりである。
有り難い。
彼等もジョン・スコフィールドと同じく曲調が非常に似ている。
それでも飽きさせないのは、彼等のプレイから来るモノだろう。
おそらくCDであれば、こんなに長くは聞けない。
生の迫力に魅了されてしまった。
しかしながらこのLiveは長かった。2時間たっぷりやってくれた。
Live Houseを出たのは1時近かった。
Live Houseと言えば、このLive Houseは音が良くない。
NYでワースト一位である。
というのも低音がモワモワして音像がはっきりしない。
Clubという箱の性質から考えると許容範囲内かもしれないが
DJがレコードを流しているのではなく、生の演奏をしているので
音像がしっかりしていないと、どうしても迫力が出し切れない。
Blue Note NYの様なところで彼等の演奏を聴いたらもっと良いものだと思う。
とにかく最後のLiveが終わった。
帰りは少々遅かったがSubwayで帰った。
それでも2時前くらいならば、最近はSubwayも人が結構乗っている。
昔は本当に危なかったらしいが、有り難いことである。
日本も早く24時間で電車を動かしてもらいたいものである。
明日はいよいよ出発の日である。
出る前にDiaryを書いて行くことにしている。
というのも帰るのが明後日の夜になるからである。
行きと違って、帰りはこちらをNY時間の18日の昼に出ると
日本に着くのは日本時間の19日の夕方だからである。