MicrosoftがタイでWindowsXPの簡易バージョンを36ドルで発売するという。
何ともバカバカしい話である。
別のこの値段で発売することがバカバカしいのではない。
Microsoftの態度である。
普通、このWindowsXPを購入すると400ドル弱かかる。
それに引き替えMacintoshのOSはせいぜい150ドル程度である。
ここで経済の法則を無視したMicrosoftの横暴が明らかになる。
世界的なシェアはWindowsの方が上なのは仕方のない事実。
であるとすれば、これだけ大量生産しているのだから普通はMacintoshの
OSより安価であってしかるべきである。
それなのに2倍以上の価格とは消費者を馬鹿にしすぎている。
しかもWindowsXPは非常に古いOSなのである。
多少の修正プログラムは出ているとはいえ、そんなものはウェブ経由で
無料でダウンロードすることができる。
それを未だにこんな値段で売りつけているとはお笑いである。
しかもセキュリティーは最悪で、毎月ごとに
次々とセキュリティーホールが見つかり
その度に細かい修正プログラムをユーザはダウンロードしなければならない。
これは非常に負担である。
それを、機能的にはそこまで大きな変化のない廉価版のOSを
今後コンピュータが発展して、自社の利益になりそうな国には
1/10の値段でほぼ配布している形を取っている。
何ともバカバカしい話である。
しかしながら普及してしまっているため、それ無しにコンピュータ関連の
仕事をすることは不可能である。
これも何とも口惜しい。
とにかく改善を待つばかりである。