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クラリネットの歌

歌ネタ第二弾である。
パパからもらったクラーリネット・・・
のクラリネットの歌というのがある。
私は小学生の頃にその歌につっこみを入れていた
ドとレとミとファとソとラとシの音がーでなーい・・・
と歌っている。って「全部やないか!」と思っていたのだが
ふと最近になって気づいてしまったのである。
いわゆる大人のへりくつというモノであろうか。
「Pianoで言う、黒鍵が出るじゃないか!」
つまり、F#のKeyのペンタトニックスケールはOKである。
と言うことはアドリブまで取れるではないか。
しかも、Keyが移動しない限り、絶対にミストーンが出ない。
何と言ってもペンタトニックスケールしか出ないのだから。
まぁ、リードミスという可能性もあるが
音が出ない場合、アンブッシュアが狂わない限り
リードミスは起きにくい。
何ともミュージシャンに取って都合の良い楽器であることか。
素晴らしい。
しかーーーーし。
ここで終わる私ではない。
もう一つ問題点がある事に気づいたのである。
今の私の理論は、確かに歌詞の音が出ないのであれば
Pianoなどであれば可能である。
問題はこの楽器がクラリネットという木管楽器であるという所にある。
木管楽器は基本的に一つの管に色々な穴を空けて
その穴を塞ぐことで音程を調節する楽器である。
しかし、この楽器の構造には問題点が一つある。
穴がちゃんと塞がっていないと、それより下の音は出ない。
一般的に穴を空けることで調節しているのは音程であり
それはい息が入る入り口から最初に空いている穴の距離が
短いほど高い音程の音がでる。
つまり、あの歌詞で一番高い音はシの音である。
これは非常に高い位置にあり、この音が出ないと言うことは
それより下の音は全部出ない。
つまり、黒鍵の音も出すことは不可能となる。
結局、元の結論に戻ってしまった。
ただ、私のガキっぽい心で最後の悪あがきをしてみた。
「じゃ、フラジオなら出るじゃん・・・」
Sax吹きしか解らない終わり方で申し訳ない。