今日は久しぶりに何も無い日なのでNYCの中でもギャラリーや
古本、中古CDなどを売っているお店の多いチェルシーに出かけた。
まず、最初にイーサン・ホークが撮影に使ったホテルで有名な
チェルシーホテルに足を運んだ。
外観、内装ともにあの映画そのままである。
非常に素晴らしいホテルである。
特に綺麗とか、そういう事ではなくて、雰囲気が非常によい。
ロビーや廊下、受付のカウンターなど、良い感じである。
こんな所で曲を作ったら、さぞやはかどるのであろう。
次に、いよいよギャラリーのStreetに足を向けた。
10ave.と11ave.の間で22~24st.の周辺は、そういう所が多い。
いろいろ見て回って、Michi氏のお薦めの「303」という
NYで今、キュレーターなどの間で絶賛の場所に到着した。
中に入ってみると、既に幻想的な雰囲気が漂っている。
オブジェの様なもので全て正方形しか使っていないのに
これだけの雰囲気が出せるとは驚きである。
他にも髪の毛に関係するモノだけで制作したオブジェもあった。
これまた、髪の毛に関係するモノだけで色彩、質感など
非常に興味深い雰囲気である。
音楽で言えば、同じコードを使っても
ここまでの雰囲気を出すと言うことは非常に難しい。
この近辺は非常に勉強になった。
その後、リチャード・ギアも良く訪れるという軽い雰囲気の
アルミのバスを改装したような雰囲気のCafeで食事を取った。
店員のお兄さんが非常に格好良い。
まるでバッファロー66の主人公の男優のようである。
しかも私の片言の英語を理解しようと、非常に優しい。
これは女性ならコロッと行ってしまう風である。
そして今度は6aveの方へ向かい、そこから18st.に出た。
そこの通りは初版本ばかり取り扱っている古本屋や
JazzやClassicを中心に素晴らしい在庫を誇る中古CD屋がある。
本屋を回ってみると、古くさい良い雰囲気がもうプンプンする。
日本だと「汚い」と言ってしまうのに、この違いは何なのだろうか。
本棚も汚いと言うよりも年期が入っているという表現が似合う。
解りやすく言えば、ハリーポッターの映画に出てくる本屋の雰囲気である。
そして、ついに世界中のJazz,Classicのコレクターが集まる
中古CD屋「Academy Records&CD」に到着した。
もう棚の上の方までびっしりCDが入っている。
私は三回ほど背の高い人に頼んで取って貰った。
「ていうか、あんな高いとこ届くか!!」と言いたい。
そこでとりあえずCDを15枚くらい購入。
ジョー・サンプルの古いCDやコルトレーンのトリビュートを手に入れた。
他にもCubaやAfriceのCDも購入した。
さすがに疲れ果てて、帰路につくことにした。
もう歩き通しの一日であったが、収穫は大きい。