オランダのフェイエにいる小野伸二選手のオリンピックならびにW杯に関して
今、クラブチーム側と日本代表側が大きくもめている。
今まで、頑なに両大会への小野の招集を拒否してきたフェイエだが
今回の会議で究極の選択を日本側に突きつけた。
それはオリンピックへの招集はOKする。
しかし、W杯への招集は拒否したいというものである。
これは日本代表にとっては究極の選択だろう。
目先のオリンピックをとるか、その後のW杯をとるか。
しかしながら、FIFAの規定によりW杯は強制的に各国の代表に招集しても
良いことになっている。
ただ、強制的に日本がこの権利を発動すればフェイエのチーム内での
小野の立場が非常に悪くなることは確かである。
これは困った。
ただ、個人的には嬉しい悲鳴ではないかと思う。
日本人選手が、世界のクラブチームで重要な位置を占めている事が
この争いで明らかになっているからである。
それほど日本サッカーのレベルが上がってきている。
とはいえ、まだまだサッカーでは世界に上がいるため
そうそう簡単に世界のチームに対して断固強い態度を取ることは不可能だろう。
世界への第一歩として見ればこの究極の選択は仕方がないかもしれない。