今日はJazzの本場、NYのJazzを体験してきた。
場所はリンカーンセンター。
Jazzではなくオペラで有名な所である。
Live Houseというより、コンサートホールという感じで2700人収容できる。
これまた驚くほど優美で、しかも音がすこぶる良い。
本当に真っ直ぐ抜けてゆく。
私の座った席は前から19番目の右から5番目であった。
ちょうどPA席の少し前だったので音は最高に良かった。
出演者はデイブ・ホランド、マイケル・ブレッカー、ジョー・ロバーノ
ウィントン・マルサリス、他である。
最初はブレッカーを見られるということで喜んでいたのだが
実際にステージを見てみると、なんとジョー・ロバーノまでいるではないか。
ジョー・ロバーノはストレートアルトやストレートテナーで
非常に有名なSaxPlayerである。
前から非常に興味のある楽器だったので本当に嬉しかった。
最初はデイブ・ホランドのBANDで最後の曲にだけ
ウィントン・マルサリスとジョー・ロバーノ、マイケル・ブレッカーが
ゲスト出演していた。
ジョー・ロバーノはこの一曲だけの出演であった。
彼は今日はストレートアルトを使用していたのだが
本当にSopranoSaxの様な音がする。
それでいて軽い音ではなく、太く優しい音であった。
なるほど、これは面白い。
これでTenorをストレートにしたモノなら
どんな音がするのか、非常に気になるところであった。
ジョー・ロバーノとマイケル・ブレッカーともう一人
デイブ・ホランドのSaxがいたのだが
三人で順番にソロを回すと、やはりマイケル・ブレッカーが
ずば抜けて良いプレイをしていた。
散々コピーをしておいて、実は彼の演奏を生で聴くのは始めてである。
他の二人には悪いが、明らかに引き立て役になっていた。
音も、彼の音だけドンと前に出ていて良い。
そして、いよいよマイケル・ブレッカーのBANDが登場した。
Drums、A.Bass、Guitar、Saxの構成だった。
少々ブレッカーの一人舞台という感じもあったが
それでも、十分に幅のあるパフォーマンスで観客を魅了していた。
それに、アンサンブルも素晴らしいモノであった。
普通に誰かが何か仕掛けたら他のメンバーが何か返すというだけでなく
まるで示し合わせたように、いきなり何か仕掛けていく。
これが本当のJazzなのかと実感した。
やはりJazzはCDよりもLiveの方が圧倒的に素晴らしい。
CDではやはり迫力に欠けるモノがある。
そんなこんなでLiveは終了した。
感涙するといった種類の感動ではなかったが
非常に良い演奏を聴く事が出来て、凄く勉強になった。
そして、22:30くらいにSubwayに乗った。
夜の地下鉄と言うことで緊張していたが、さほど危険そうな
雰囲気もなく、人も多かったので問題なかった。
帰宅してから、3人でチャイニーズの出前を取ることになり
始めてアメリカのチャイニーズというものを体験した。
日本で言う中華料理というものとは全く別物である。
本当にリーサルウエポンやジャッカルなどの映画でみた
紙の容器に入っていて、素で感動してしまった。
安い根性である。
明日は、まだ本当に本人かは解らないが
Joe's PubにOmer's Soca Trioを見に行く。
本当にオマー・ハキムだと良いのだが。