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小山氏、Marcus、Dean

昼にハーレムに初めて行った。
小山氏のLiveがハーレムの教会で行われたのである。
黒人のBlues Jazzである。
最近は「ため」とか「待ち」を勉強していたので
非常に良い体験となった。
メンバーはAnnette St.John (vo)、Bernie Thompson (org)
Andrei Carriere(g)、小山太郎(Dr)である。
場所はハーレムの137th st.にある
Randoll Memorial Presbyterian Churchである。
思ったよりも距離があり、最初の曲の途中から聞いた。
やはりBluesが仕事の人たちなだけあって
興味深いTime感で演奏をしている。
しかも、リハなしのぶっつけである。
Orgが頻りにフェイントをかけまくり、小山さんも笑っていた。
スタンダードを織り交ぜた良いLiveであった。
終わってから小山氏にメンバーを紹介して頂き軽く話した。
残念ながらGuitarの方は、用事があるらしく
演奏が終わって間もなく帰ってしまった。
その後、小山さんが私をお茶に誘ってくれた。
素晴らしいチャンスに恵まれ、迷わずついていった。
車に乗る時に、小山さんが面白い話をしてくれた。
NYではDrumsのSetを普通に担いでSubwayで運ぶ人が多いらしい。
あんなでかいモノを良く運ぶなぁと感心していた。
下に、小山さんのセットの写真を掲載するので参考にして欲しい。
また、小山さんが今までで一番驚いたのは、アップライトピアノを
持ち歩いている大馬鹿者がいたらしい。
何ともへんな街である。
他にも、車に乗っている時に面白い話をしていた。
NYで彼の友人が地下鉄でパフォーマンスをしていた時の事。
ホームレスが彼の近くにやって来たらしい。
こちらのホームレスは必ずコップを持って、お金を求めるのである。
小山氏の友人は自分のチップは死守しなければと
演奏しながら身構えていた。
すると、ホームレスが1centを彼にチップとして入れてくれたらしい。
後日、彼はJazz Musicianはホームレスより下か・・・・と
嘆いていたらしい。
他にも、ホームレスがLive Houseの外で寄付を求めて立っている時に
彼が「I'm Jazz Musician」というと、ホームレスが一言。
「I'm Sorry」と言ったらしい。
これにも彼はショックを受けたらしい。
と言うわけで、私は今現在はホームレス以下のK.Ice氏である。
その後、MidTownの当たりまで小山氏の車で出て小山氏ご推薦のCafeに入った。
店内は非常に綺麗で、小山氏はここのジャムを良く購入するらしい。
席に着くと、色々な話を聞くことが出来た。
小山氏が前にインタビューの席でウエイン・ショーターと
マイケル・ブレッカー、ハービー・ハンコックと同席した時の話である。
最初にブレッカーが近年のJazzが行き詰まっているという話をした。
彼は言うには、Jazzは今まで様々な他のジャンルの音楽を吸収して
それを良い形で変形させてJazzとして出力していたと言う。
そして、今後はまだ取り入れていないジャンルの音楽を
吸収して出力しなければならないとの事であった。
その後、ウエイン・ショーターがそれと真っ向から対立する意見を言ったのである。
彼は内気で、相当な変わり者らしく、非常に面白いことを言った。
彼は音楽は自分が出すモノであって、自分の中には
そのFactoryがあるらしい。
彼は他にも体の中に街があって、ホスピタルなどがある。らしい。
そして、彼は宇宙人なのだという。
今現在、地球では宇宙と更新するすべはないが
彼はやっている。。。らしい。
小山氏の話によると、彼はSFオタクなのだという。
なんとも、既にオタクを超えている気もするが。。。
この会談には通訳がいるらしいのだが、このウェインの話が
盛り上がって行くに連れて、通訳が一言。
彼の話は哲学過ぎて、私にはどうにも通訳が上手く出来ません。
伝わらないかもしれませんが・・・・。と言った。
すると、そこにいたピーター・バラカン氏が通訳を買って出た。
彼は音楽番組に出演したりと、音楽の専門用語や
特殊な言い回しにも強いので、綺麗に訳してくれたらしい。
そして、ブレッカーの言った事に関しても
通訳よりも綺麗に訳してしまった。
通訳の面目丸つぶれである。
その後で、そんな重たい雰囲気の中ハービー・ハンコックが登場した。
彼は有名な八方美人で、そんな重たい雰囲気の中
「ハーイ、僕ハービーでーす。」という感じで
一気のその場の雰囲気を滅茶苦茶にしてしまったらしい。
また、そんな内気なウェインと、滅茶苦茶陽気なハービーが
一緒にアルバムを出して、しかも大の仲良しなのだから
面白い話である。
小山氏はハービーに一度逢ったことがあるらしく
ハービーに、前に逢ったことがある話を告げると彼は
「オー、君か、覚えているよ」と言ったらしい。
その時小山氏は心の中で「お前絶対覚えてねーだろ」と思ったらしい。
逆にウェインは僕はもうホテルに帰らないと、手帳を忘れちゃった。
などと、小山氏にわけの解らない事を言って去っていったらしい。
何とも喜劇的なお話であった。
ウェインの話で、もう一つ面白いモノがあり
とある記者が「アコースティックを演奏する時と
エレクトリックを演奏する時の違いは?」と聞いた時の話である。
彼は頻りに「エレクトリック・・・アコースティック・・・・
エレクトリック・・・アコースティック・・・・」
と言いながらトイレに行ってしまった。
そのまま30分以上待っても帰ってこない為
記者が店内をうろついていたところ、店員が一言
「お連れのお客様はお帰りになりましたよ。」
そう、本当はウェインの中では、特に違いは無かったらしいのだが
聞かれてしまったため、真面目に答えようとして考え込み
そのまま悩みながら、ホテルに帰ってしまったのである。
何という天然ボケだろう。
他にも、彼のソロが短い時は、自分の音に感動して
それ以上吹けない時なのだそうだ。
また、自分の楽器の調子がおかしいと、ジッと楽器を見つめて
握りこぶしで、コツンと楽器を叱るのである。
当然、そんな事で治るはずもないのだが、彼はそれで楽器と
会話をしているそうである。
他にも、普段はMCをほとんどしないウェインだが
日本公演の時に、誰かに喋れと言われたらしく
ます最初に「こんにちわ。」と言った。
その後で、1分間の間が空いた後に、客席を指さしてにやけがら一言。
「ニッポンジン。エヘヘヘヘ」
これにはさすがに会場は引いてしまった。
彼はこの言葉を言って、次の瞬間にはプレイに入っていたらしい。
これはウェインの動作を見るためだけでも彼のLiveに行く価値はありそうである。
なんとも面白い話を聞かせて頂いた。
その後で、今度は小山氏の行きつけの46st.にある
PercussionやDrumsの行きつけのお店に行った。
とあるビルの中にあり、看板などは全くない。
しかも、下で入る時にガードマンの所で名前と行き先を書かなければならない。
これは、本当に知らないと入れない。
と言うよりも存在自体が解らない。
なんとも不思議な店である。
店内に入ってみるともの凄い量のPercussionの数々である。
Drumsのアクセサリーなども豊富である。
そこで、私は日本にいる時から探していた優しい音のするシェイカーを見つけた。
2つで$12である。即買いして、日本に持って帰ることにした。
とかくシェイカーを使うと五月蠅くなりがちだが
このシェイカーならいくら振っても優しくBANDに馴染むはずである。
その後で、小山氏に楽器屋を幾つか案内して頂いた。
非常に興味深いものばかりで、面白い横笛を見つけた。
これは使えると思い、家で確認して、Liveでの用途を決めてから
購入する予定である。何種類もあるので決めがたかったのである。
他にも、譜面やマイクを沢山売っているお店もあり
近いうちに必ずこなければならないと思った。
楽器屋を見て、しばらくして小山氏と別れた。
次回は金曜日のレコーディングにお邪魔してお会いする予定である。
小山氏と別れて、Blue Note NYに移動する。
Blue Noteに着くと、一人の青年が既に並んでいた。
私はその次。前回と同じく二番目であった。
暇つぶしに彼と話していると、彼はバークリーに行っていて
マーカスが大好きな為、ボストンからバスでわざわざ来たらしい。
Bassを持っていたので、見せて貰うと、見事にフェンダーの
JazzBassのマーカス・ミラーモデルである。
彼と話している間に、開場時間となり中に入る。
今回は、前回一番前で首が疲れた為、ちょっとだけ後ろに座る。
それでも演奏者との距離は目の前である。
そしていよいよLiveが始まった。
Liveが始まってみると、今までのマーカス・ミラーのイメージが崩された。
とかく前に出て、パワフルなプレイをする人だと思っていたが
全然そんな事はないのである。
確かにソロは多いし、前には出てくる。
しかし力強さの中に、非常に静かな面があり
全く五月蠅くないのである。
日本でマーカス・ミラーが大好きなベーシストの演奏を聴くと
パワフルだが少々五月蠅い気がする。
しかし、本物は決して五月蠅くなく、Bass本来の仕事もきっちりこなしていた。
これには本当に驚いた。
こんなプレイがあるのかと感嘆してしまった。
また、ディーンも非常にセンスが良く
特に彼のボトルネックのプレイは本当に素晴らしいものだった。
と、ここまでなら私は感動して泣くことはまずない。
しかし、このLiveではNYに来てから二度目の感動におそわれた。
理由は、マーカス・ミラーのステージングの上手さである。
本当に素晴らしい選曲とアレンジメントである。
一つのLiveを大きな目で見て、人々がどうやったら感動するのか
その術を知り尽くしているかのようであった。
まるで彼の思うがままに心が動かされていった。
最後の曲がまた最高だった。
その時は彼は最初バスクラリネットをプレイしていた。
普通、メインの楽器じゃないものをプレイしてもあまり感動しないのだが
彼の場合はその前後のつなぎや、選曲の上手さで
見事に自分の弱点を補い、かつメインの楽器以上の面白さを出していた。
本当に感動したと共に勉強になるLiveであった。
そして、Liveが終わって上の階で、彼等を待つ。
するとマーカス・ミラーが上がってきた。
チャンスと思い、一番乗りで話をして、写真を撮った。
その後でディーンも楽屋から出てきたので一番乗りで話して写真を撮った。
とにかく素晴らしい一日だった。
今日は何も言うことは無い。
Bestな一日である。