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2006年07月 アーカイブ

2006年07月01日

Live! & イングランド対ポルトガル

二子玉川のCafe Fouquet'sにてAcoustic BandのLiveを行った。
ワールドカップ中と言う事もあり、客足が心配されたが
残念ながら日本が既に負けている事もあり
むしろいつもより多くの方々が訪れていた。
Liveは問題なく終了した。
休憩時間中はやはりミュージシャン。
ワールドカップ以外の話はほとんどなく
昨日や今夜の試合のことばかり。
これはミュージシャンのたしなみと言って良いだろう。

さて、ワールドカップ準々決勝。
イングランド対ポルトガルであるが
イングランドはオーエンが不在だが
中盤はベッカム、ジェラード、ランパードとやはり厚く
クラウチをサブに回してルーニーの1トップ。
対するポルトガルは、フィーゴとクリスティアーノ・ロナウドは
出場しているが、残念ながらデコが累積イエローで欠場。
これが非常に痛い。
また守備の面でもボランチのコスティーニャが同じく累積で欠場。
中盤の厚いイングランドに対して、サイドのミゲルや
フィーゴ、クリスティアーノ・ロナウドで崩しにかかると思われるが
少々厳しいと考えられる。
個人的にはどちらも残って欲しい素晴らしいチームだが
今回はイングランドに肩入れすることにした。

試合開始からイングランドはやはりルーニー
ポルトガルはフィーゴを中心に相手を崩しにかかる。
昨日同様に非常に良い試合展開で興味深い。
中盤はやはりイングランドが強いが
それでもポルトガルが奮戦している。

両チーム共に決定的なチャンスが何度かあったが
得点には至らない。
そんな前半30分、イングランドのセンターバックのテリーが
イエローを貰ってしまい、次の試合は欠場。
守りの要であり、準決勝に進んだ時は苦しくなる。

そして前半終了間際、イングランドはベッカムの得意とする位置で
フリーキックを得るが、残念ながら蹴り損ねてしまう。
その直後にランパードが素晴らしいミドルを放つが
GKにキャッチされ、そのまま前半はロスタイムへ突入し終了。
0-0で後半へと折り返す。

迎えた後半、イングランドが積極的に攻める展開。
しかし後半6分、ベッカムが足を痛め、大事を取って交代。
代わりにはレノンが入る。
この交代の後、非常に悔しい思いでピッチを見つめ
涙を目に浮かべるベッカムの姿が
日本の中田の涙に重なってしまった。

そして試合はますますヒートアップした後半17分
中央でルーニーが孤軍奮闘し、ポルトガルディフェンスを突破し
ポルトガルがファウルを取られ、怒るところではないところで
そのルーニーがポルトガルに対して抗議し
その場にいたクリスティアーノ・ロナウドを軽く突き飛ばした。
これが審判の目の前で一発レッドで退場。
キレながら退場したルーニーとは対照的に
ますます表情に哀愁が漂うベッカムが痛い。

直後にイングランドはルーニーの代わりに
中盤のJ・コールを外し、長身クラウチを投入。
ベッカムのピンポイントパスにヘッドを合わせる戦術があったが
残念ながら既にベッカムはピッチの外。
10人で戦わなければならない上に
ベッカム、ルーニーを欠いたイングランド、大ピンチである。
一方ポルトガルはパウレタを下げてシモンを投入。
攻撃のバリエーションを出してきた。

しかしイングランドはこの試合に勝ったとしても
次の試合、センターバックのテリーとFWの要ルーニーが欠場。
そしてベッカムの足の状態もあり、ただでさえオーエン不在で
苦戦を強いられると言うのに、次の試合はブラジルかフランス。
これは大いに厳しい状況である。
やはり選手層を考えるとブラジルが最強なのだろうか。
個人的には、どうにかブラジルを抑えてイングランドかスペインに
優勝して貰いたかったが、既にスペインは敗退。
となれば残るはイングランドだが、この状況では大いに心配である。

ルーニーの退場劇の後、ポルトガルは猛攻に出て
どうにか延長戦前に試合を片付けたい構え。
イングランドは厳しい状況ながらも、10人とは思えない戦いで
立派にポルトガルとやりあっている。
まさに誇りと誇りのぶつかり合いと言った素晴らしい試合である。

そして後半40分、これまで大活躍だったポルトガルのフィーゴが下がり
代わりにポスティガを投入。
これでイングランドは多少楽になるかと思っていたが
このポスティガがいきなりの大活躍。
立派にフィーゴの代役を務め、しかも体力は十分。
疲れているイングランドにとっては、逆に苦しいかもしれない。

後半もついにロスタイムに入ったところで
これまで完全にポルトガルペースだったのが逆転。
一気にイングランドペースへ。
恐ろしいまでの個人技の連続で突破し
ポルトガルに攻めかかる。
しかしポルトガルもカウンターでやりかえすなどして
素晴らしい試合を展開するが、ここで後半終了。
15分ハーフの延長戦に突入した。

延長戦前半はイングランドがしっかりと守り
ポルトガルが攻めるといった展開。
また、イングランドの攻撃だが
これまでのように中盤でパスを回すというよりも
今まで見せたことのない強力なドリブルでの突破で
ポルトガルのディフェンスに穴を空け
そこから前線のクラウチに入れるという
興味深い戦法となっている。
それでも延長戦前半は何事もなく終了。

延長戦前後半の入れ替え時には
ベッカムがドリンクを持って選手たちのサポートをする姿があり
超一流の風格が漂っている。

延長戦後半開始直後からイングランドのレノンが
ドリブル突破で一気に攻めかかりペナルティーエリアで
倒されるも、タックルはボールに行っており、ノーファウル。
この途中からベッカムの代わりに入ったレノンだが
非常に素晴らしい動きで、十分ベッカムの代役を務めている。
ベッカムのようなピンポイントパスは無いものの
攻撃では素晴らしい動きを見せている。

延長戦後半2分にはポルトガルがゴールしたかと思われる
場面があったが、残念ながらオフサイドの判定。
流れがイングランドに行っている証拠かも知れない。

ここにきてポルトガルはミドルシュートやロングシュートを連発。
疲れからなのか、戦術なのかは分からないが
これが全て枠に行っており、恐ろしいものである。

後半10分、イングランドのセンターバックのテリーが足をつり
しばしピッチの外へ出る。
鉄人と呼ばれるテリーもさすがに疲れがきたのだろう。

その直後の延長戦後半13分にこれまで活躍したレノンを下げて
後衛のキャラガーを投入。
イングランドは守りきってPKに持って行く姿勢である。
テリーは未だ戻れず、まだピッチの外。

延長戦後半終了間際にポルトガルが猛攻を見せるが
イングランドが守りきり、ついに試合終了。
ここから昨日のドイツ対アルゼンチン戦に引き続きPK戦に入る。
しかしイングランドは延長戦後半終了間際は
9人での戦いで良く守りきったものだと感心してしまう。

さて、運命のPK戦。
ゴールはイングランドサポーターの目の前。
先攻はポルトガル、キッカーはシモン。
まずは落ち着いてゴール左下隅にフェイクを入れてゴール。

後攻のイングランドのキッカーはランパード。
しかしこのランパードのシュートを
ポルトガルのGKリカルドが完全に読みセーブ。
今大会あまり調子が良くなく、それがここでも出てしまった。

続いてのポルトガルのキッカーはウーゴ・ヴィアナ。
このシュートを今度はイングランドGKのロビンソンが
しっかりと弾いてセーブ。

後攻のイングランドのキッカーはハーグリーブス。
GKリカルドに読まれ、弾かれるも
勢いのあるシュートでそのままゴール。
イングランドに流れが戻ってきた。

振り出しに戻ったところで
ポルトガルの3人目のキッカーはプティ。
しかしこれが枠を捉えられずに外してしまう。

そしてチャンスが訪れたイングランドのキッカーはジェラード。
しかしこの大事なシュートをリカルドが完璧に捉えセーブ。
未だ同点のままである。

続くポルトガルはポスティガ。
これはさすがにゴール左隅にきっちりと決めてゴール。

そしてイングランドのキッカーはキャラガー。
レノンとの交代はこのPKを見越してのものであった。
いきなり打ったシュートが入ったが
これがホイッスル前に打ってしまい、打ち直し。
この打ち直しのシュートがまたもリカルドに読まれセーブ。
イングランドがピンチに立たされた。

迎えたポルトガルのキッカーはクリスティアーノ・ロナウド。
フェイクをしっかりと入れて、強烈なシュートでこれを入れてゴール。
この瞬間、ポルトガルの勝利が決定した。

この時のベッカムの顔が何とも痛い。
日本の中田英寿と重なり、非常に心が痛い。
これで私の予想したチームは両チームとも敗退。
こうなれば、個人的にはドイツかポルトガルに肩入れする事にして
世論でのイタリア、ブラジルの優勝説をどうにか潰して欲しい。

2006年07月02日

SJCリハ

今月17日に行われるSJCのリハを行った。
今回も素晴らしいメンバーで
非常に盛り上がる楽曲を数多く演奏する予定である。
リハも順調に進み、良いステージをお見せ出来る事だろう。
大いに期待して、お待ちいただきたい。

2006年07月03日

やはり、引退・・・。

サッカー日本代表の中田英寿が引退を表明した。
とある話では、今回日本代表が負けてしまった背景には
中田英寿とチームメイトとの確執があり
日本代表の中で、一番世界のサッカーを知っている
中田英寿の話に耳をあまり貸さなかったという話がある。
もちろん、嘘だと信じたいがチームメイトとの不仲説は
幾度となくメディアで取り上げられており
もし本当なら、なんとくだらない話だろうか。
それでショックを受けたわけでないとしても
今回の引退に多少なりとも影響を及ぼしただろう。
数年前からビジネス界にも十分通用する事を証明してきた
彼の実力があるので、生活にはなんの心配もないだろうが
サッカーファンとしては本当に残念なニュースである。
しかし、今後も彼のサッカー界への助言があれば
日本はもっと伸びるはずであり、彼もそうしてくれる事を
切に願うばかりである。

2006年07月04日

リハトラ & Lantern Session & ドイツ対イタリア

大いに忙しい一日であった。
昨日、宮下智氏から宮下氏率いるFusion Band
グルーヴウェザーのリハーサルのリハトラを依頼された。
リハトラとは、いわゆるリハーサルで本来のプレーヤが
何らかの理由で急遽来られなくなった場合の
そのリハーサルだけの代理人のようなものである。
本来のプレーヤは渡辺ファイヤー氏なのだが
ダウンしてしまったらしいのである。
メンバーはそうそうたるもので、Bassの宮下氏を始め
Drumsにはいつもお世話になっている鈴木達也氏。
Guitarには伝説のFusion Band「AB's」の松下誠氏と
強力なメンバーである。
しかしスタジオ入りして、譜面を見て愕然としてしまった。
何も考えていなかったが、Fusion Bandなのだから
楽曲はものすごく難しいのは当然である。
宮下智氏の楽曲は変拍子の嵐。
松下誠氏の楽曲はトーナルセンターという独特の技法を使ったもので
メロディーは綺麗で、聴いている限りは格好良いコードだが
キーという概念がなく、異常な転調の繰り返しと言った感じである。
全くプレイできる自信が無く「これは絶対に大恥をかく・・・」と
思いながらもリハに突入。

が、、、
吹けている。
完璧とまでは行かないが
何とかリハに支障を来す事もなく
この異常な世界観に食らいついて行く事が出来たのである。
自分でもなぜ吹けているのか最初は理解できなかった。
よくよく考えてみると、こんな譜面を見るのは初めてだが
普段から鍛錬をしていなかったわけではなく
それが実を結んでいたのである。
ただ、パッと見た譜面で完全に自信喪失し「出来ない」と
頭で思いこんでしまった為に、このギャップが生まれたのである。
もちろん、これで良いと言う事はなく
まだまだ向上の余地は有り余るほどある。
しかしこの事を起点に、今後の現場で少し冷静に物事を判断し
プレイ出来るようになるのは間違いない。
本当に良い経験をさせて頂いた。
私を推薦して頂いた鈴木達也氏と指名して頂いた宮下智氏には
感謝あるのみである。
貴重な時間を過ごさせて頂いた。

さて、その後は恒例のLantern Sessionである。
先月同様に、最初は客足が悪かったが
少しするとやはり満員御礼で座る場所さえない。
今回も円道一成氏、奥田やすひろ氏などの大御所の方々が
数多くいらしていたが、中でも目立っていたのは
Bassのスティング宮本氏である。
本来は第2週に良くいらっしゃる刀のだが
なんと第1週に登場である。
大いにステージを盛り上げて頂き、嬉しい限りであった。
そのまま大盛況でSessionは終了。
今回も良いSessionであった。

そして、いよいよワールドカップ準決勝戦。
ドイツ対イタリア。
私が肩入れするのはもちろんドイツである。
この試合ではフリンクスが累積のため欠場。
ドイツはシュバインシュタイガーをベンチスタートとし
代わりにケールを投入。
バラック、クローゼを中心にボロウスキがフリンクスの
代わりを務めている。
ディフェンスはいつものメンバーでフリンクスが不在でも
強力な布陣で臨んでいる。
対するイタリアはトッティを中心に累積から復帰した
マテラッツィなどこちらも強力である。
ただ、イタリアは不動のセンターバックであるネスタが
ケガのため、今大会通して非常に難しい状態となり
これがドイツに取って吉と出るか見物である。

試合開始から中盤での激しいボール争いが展開される。
イタリアはトッティを中心にドイツディフェンスの裏を狙っており
ドイツはサイドからの攻撃でイタリアを崩しにかかる。
しかしながら両チームともに得点には至らず前半は終了。

迎えた後半は、ドイツがいきなりの猛攻を仕掛ける。
しかしながらイタリアのカテナチオディフェンスの前に
ゴールを奪うことが出来ない。
そしてゲームが行き詰まった後半中盤には
ボロウスキに代えて本来のレギュラーである
シュバインシュタイガーを投入。
後半終盤にはシュナイダーに代えて、強力なサイドアタッカーである
オドンコールを投入。
これで一気に攻撃力を上げてイタリアをつぶしにかかる。
しかし、それでも試合が動かず
ついに延長戦に突入。

延長戦前半もドイツは大いに攻めるが
やはりゴールを奪うことが出来ない。
しかしそれはイタリアも同じで、延長戦前半終了間際に
ついにイタリアはペロッタに代えてデルピエロを投入。

そして迎えた延長戦後半。
一進一退の攻防が続く中、延長戦後半5分に
ドイツは疲れの見えるクローゼに代えてノイビルを投入。
この交代でもう一度攻撃力を上げたい構えである。

延長戦後半も終了間際となり、このままPK戦に突入と思われた
延長戦後半14分に悪夢が。。。
イタリアのコーナーキックのこぼれ球をピルロがグロッソに送り
グロッソがダイレクトでシュート。
守護神レーマンが反応し触ったのだがサイドネットに突き刺さった。

そしてその直後、またも悪夢が・・・
延長戦後半15分、ボールをカンナヴァーロに奪われ
そのまま速攻に持ち込まれジラルディーノを経由してデルピエロへ。
そのデルピエロをフリーにしてしまい、ゴール右隅へシュートが決まる。
このまま試合は終了。

何とも痛い結果となった。
私が応援しているチームがことごとく負けていく。。。
日本、スペイン、イングランドの3チームを応援していたが敗退。
そのため、ドイツとポルトガルに応援するチームを切り替えたが
そのドイツがまたも敗退。
これでポルトガルが負けた日にはもう立ち直れる気がしない。
この準決勝まで来ると、どのチームが勝っても不思議ではなく
それだけ実力が均衡しているわけで、仕方ないのだが
だからといって私が応援するチームがここまで負けなくてもと
思ってしまうわけである。
明日のポルトガル対フランスの試合に期待を残し
寝ることにする。

2006年07月05日

ポルトガル対フランス

ワールドカップ準決勝戦。
今夜はポルトガル対フランスである。
この試合では何ともポルトガルに勝って頂きたい。
ポルトガルが負けてしまっては
私が応援したチームが何一つ勝ち残らず
イタリア対フランスという決勝戦になってしまう。
それだけは何としても避けたいのである。
ポルトガルはデコとコスティーニャが復帰し
フィーゴ、クリスティアーノ・ロナウド、マニシェ
パウレタ、そしてミゲルと最強の布陣。
対するフランスもアンリを1トップに据えて
後ろにはジダンを筆頭にマケレレとビエラが中盤を支配するという
こちらも最強の布陣で臨んでおり
非常に面白い試合になりそうである。

試合開始からポルトガルは前の試合と打って変わり
デコが復帰した事でいきなりの猛攻を仕掛ける。
フランスも応戦するが、まずはポルトガルが優勢となる。

そのままポルトガルが猛攻を続ける中
フランスに得点のチャンスが訪れる。
しかし前半32分にペナルティーエリア内で
アンリを倒してしまい痛恨のPKとなる。
フランスはこれをジダンが決めて先制。
ポルトガルにとっては立ち上がりが良かっただけに
非常に残念である。

しかし痛恨のPKにもめげず、ポルトガルはここから
またも猛攻を仕掛けていく。
ただ、フランスの守りは堅く、前半はそのまま終了。
後半に期待したい。

後半はポルトガルボールのキックオフ。
とにかく早い時間帯に同点に追いつき、フランスを焦らせたい。
しかし開始直後からフランスに攻め立てられ
危ないところを守護神のリカルドの好セーブに助けられる。

それでも諦めず何とか攻めたいポルトガルだが
後半13分にミゲルが相手との接触で負傷。
そのまま頑張ったが、後半16分にパウロ・フェレイラと交代。
ポルトガルの重要なサイドアタッカーなだけに
後半の早い時間帯で彼を失うのは非常に痛い。

ミゲルを失い、少々攻撃力が落ちたところで
ポルトガルは後半22分、疲れの見えるパウレタを下げて
左サイドにシモンを投入。
これで右にフィーゴ、左にシモン。
クリスティアーノ・ロナウドを前線において
まずは同点に追いつきたい。

フランスも同じ時間帯でマルーラを下げて
ヴィルトールを投入。
こちらもこの交代でチームをリフレッシュし
FWの選手を入れることでリードを広げたい考えである。

その直後、フランスは良く動いていたリベリーを下げて
またもFWのゴブーを投入。
さらに攻撃的な布陣にシフトした形である。
それに続いてポルトガルもコスティーニャを下げって
FWのポスティガを投入。
どちらもますます攻撃的な布陣である。

このあたりからポルトガルがまたも猛攻を仕掛けるが
なかなかゴールを奪うことが出来ない。
そんな中で、後半分、ポルトガルの守備の要である
カルバーリョがファウルでイエローをもらい
次の試合累積で欠場。
つまりもし勝っても決勝戦には出場出来ない。
また、負けての3位決定戦にも出場出来ない事態となった。

この直後にフランスは疲れの見えるアンリを下げて
FWのサアを投入。
これでフランスは全てのカードを切り終えた。

後半45分が過ぎ、ロスタイムは4分の表示。
サッカーではロスタイムはもっとも点の入りやすい時間帯であり
なんとかポルトガルに頑張ってもらいたい。
しかしながら、フランスはボールをゆっくりとキープし
時間を使ってくる。

後半47分、コーナーキックを取ったポルトガルは
キーパーのリカルドも上がり
最後の猛攻を仕掛ける。
このくらい分かり易い攻撃の姿勢は
見ていて本当に気分が良く、日本も見習いたいところである。
しかしこのコーナーキックも得点ならず
そのまま試合終了。

何とも残念な結果であるが
ポルトガルの最後の攻めの姿勢は
本当に素晴らしく、観戦している方にも
大きな感動を与える最高のものであった。
非常に残念ではあるが、この試合は終わった後に
落ち込むような感じではなく、爽快感溢れる
良い試合であった。
評価すべきはフランスのディフェンス。
攻撃力はポルトガルの方に分があると思われるが
フランスのディフェンス力がそれより上手であり
仕方がないと言ったところだろう。
次は3位決定戦、これはポルトガル対ドイツ。
決勝戦はフランス対イタリアというカードになった。
私が応援するのはポルトガルとフランス。
このような素晴らしい試合を見せてもらったこの2チームに
大いに肩入れしたいと思っている次第である。

2006年07月06日

気が抜ける?

ワールドカップもクライマックスを迎え
今週で終わってしまう。
このところ、とにかくワールドカップを中心に
生活が動いていたので
終わってしまうと、気が抜けてしまいそうな感じがするのである。
もちろん、その後もLive、Recordingが控えており
気を抜くわけにはいかないので、抜かないが
非常に残念で仕方がない。
今年はとにかくスポーツ関連が充実しており
ワールドカップの後には、バスケット、バレーが控えており
今度はそれに向けて頭がシフトしていくのだろう。
大いに楽しみである。

2006年07月07日

3位決定戦の主審。

日本が誇るサッカーの主審である川上氏が
なんと3位決定戦で笛を吹く事になった。
日本人としては決勝トーナメントで
笛を吹く事は初であり、素晴らしい事である。
しかもそれが3位決定戦ともなれば
喜びはひとしおだろう。
正確なジャッジで試合を見守って欲しいものである。

2006年07月08日

ポルトガル対ドイツ

ワールドカップも残すところあと2試合となった。
今夜は3位決定戦となるポルトガル対ドイツ。
両チーム共に非常に好きなチームだが
フランス戦の印象が強く、この試合は先日宣言したとおり
ポルトガルに肩入れ右することにする。

両チームスタメンを大きく代えており
ポルトガルはフィーゴがベンチスタートとなり
私が一押しのサイドバックのミゲルもケガで欠場。
また同じくDFのカルバーリョも累積で欠場となっている。

対するドイツはバラックを始めフリードリッヒ、メルテザッカー
そしてGKのレーマンが不在。
バラックはケガの状態が良くないようである。
しかし感動的なのはGKには前大会大活躍したカーンが入っている事である。
今大会では控えに甘んじているものの、無駄な意地を張らずに
チームのために尽くし、しっかりとサポートしている姿は
チームメイトだけでなく、見るものにも大きな感動をあたえ
その彼がこの最終戦で出場し、しかもキャプテンマークをつけているのには
驚きであり、嬉しいことである。

両チーム共に満身創痍の布陣ではあるが
条件は同じであり、この試合大いに楽しませて頂きたい。

試合開始直後は少々ドイツに攻められたが
序盤はポルトガルが良い攻めを見せる。
フィーゴが不在と言ってもやはり中央にデコがいると
ポルトガルの攻撃力が大きく上がるようである。

前半14分、左サイドのシモンからポルトガルは
決定的なチャンスを掴むが
ここで出てきたのがカーンである。
前大会での活躍に勝るとも劣らぬ素晴らしいセーブで
完全に読み切ってチャンスを切って落とした。

このカーンの好セーブから試合は一転し
一気にドイツペースへ。
しかしこのドイツの猛攻を防いだのは
ポルトガルの守護神であるリカルド。
あのPK戦でのスーパーセーブもあり
この試合でもカーン同様に素晴らしいセーブを連続。
この両GKのおかげで試合は一進一退となり
そのまま前半は終了となった。

迎えた後半、ポルトガルはコスティーニャに代えて
プティを投入し、試合再開。
どうにか点を取りたいポルトガルは
クリスティアーノ・ロナウドを中心に攻めるが
得点には至らない。

そんな後半11分についに試合が動いた。
左サイドから切れ込んだドイツのシュバインシュタイガーが
強烈なミドルシュート。
さすがのリカルドもこれを止めることは出来ず
0-1とドイツがまずはリードを奪う。
本当に強力なシュートであったが、特筆すべきは
そのシュートに持って行くまでのプロセスである。
ポルトガルのDF2人を切り返して置き去りにし
それでも前にドイツDFがいるため
角度が限られた場面で、あそこまで強烈なシュートを
放つことが出来るのかと感心してしまった。

ここから前半同様にまたもドイツペース。
そんな後半16分ドイツがFKを得て
それをまたもシュバインシュタイガーが強烈なシュート。
しかしこれを後半からコスティーニャに代えて入ったプティが
何とクリアミス。
これがそのままゴールへ入りオウンゴールとなり
0-2とドイツはリードを広げる。
元々シュートは枠を捉えておらず
それだけにポルトガルにとっては痛いオウンゴールとなってしまった。

その直後、ポルトガルもデコが強烈なシュートを放つが
これをまたもカーンが好セーブで得点を許さない。
この状態のカーンからゴールを奪うのは至難の業だろう。
ポルトガルはどうにか得点を奪おうと奮戦するが
ラフプレイが多くなり、難しい場面になってきた。

後半20分、ドイツはケガを負いながら出場している
クローゼを下げて、ノイビルを投入。
また後半32分にはポルトガルがフィーゴを投入し
両チーム共に動いてきた。

そのまま一進一退の白熱した試合が展開されるが
後半33分、またもこの男がやってくれた。
ドイツのシュバインシュタイガーがカウンターからの
パスを左サイドで受け取り、これをまたも中央に切れ込み
1点目と全く同じような場所で、またも強烈なシュート。
今度は先ほどよりも、素晴らしい角度へシュートを打ち
リカルドは反応したとしても、絶対に届かないような
良いシュートがゴール右隅のサイドネットに突き刺さった。
これでドイツは0-3と大きくリードを広げた。
この試合の3点が全てシュバインシュタイガーが関わっており
今後、強力な選手になることは間違いない。

どうにか1点返したいポルトガルだが
なかなか得点が取れず、諦めかけていた後半43分。
ついにポルトガルにゴールである。
後半から入ったフィーゴが、同じく後半から入ったヌーノ・ゴメスにクロス。
そのクロスをヌーノ・ゴメスが見事にダイビングヘッドで
ついにカーンの厚い守りを破り、1点を獲得した。
しかし何とか1点返したものの、そのまま試合終了となり
1-3とポルトガルが敗れ、開催国ドイツが最後を勝利で終えた形となった。

とにかく素晴らしいのはカーンの好セーブであった。
非常に強力な攻撃力のあるポルトガルの攻撃を
全てそのスーパーセーブで切って落とし
逆にリカルドはドイツの強力な攻撃力の前に
屈してしまった格好となってしまった。
終わってみれば、ここまで私が肩入れしたチームは全て負け。
日本はもちろん、スペイン、イングランド、ドイツ、ポルトガルと
全てが負けており、そのポルトガル対ドイツの試合でも
肩入れしたポルトガルが負けており
これで決勝戦で肩入れしているフランスが負けた時には
何とも悲しいワールドカップとなってしまう。
それだけに、明日のフランス対イタリアでは
何とかイタリアに勝利して欲しいものである。

2006年07月09日

フランス対イタリア

ワールドカップもついに最終戦。
今夜は決勝戦、フランス対イタリアである。
両チーム共にディフェンスに非常に定評のあるチーム。
それだけにこの試合は得点を取ったチームが
大いに有利になると思われる。

フランスはもちろんジダンを中心に
最強の布陣で試合に臨んでおり
イタリアもケガでネスタを欠いてはいるが
それでも考え得る最強の布陣である。
ワールドカップの最後を飾るに相応しい試合を
繰り広げてくれることだろう。

試合開始から両チーム良い攻防を繰り返し
しばらくはゴールがないと見ていたところ
前半6分、フランスのマルーダがペナルティーエリア内で
マテラッツィに倒され、フランスがいきなりPKを獲得。
これをジダンがしっかりと決めて
フランスが前半早々から1-0とリードする。
これは大いに期待できる展開である。

しかしイタリアも負けておらず、ここから大いに攻めに転じる。
そして前半19分、イタリアが逆襲に成功する。
コーナーキックからピルロが芸術的なクロスをあげ
これが先ほど大失態を犯したマテラッツィの頭上に。
それを今度はしっかりとマテラッツィが仕事をして
正確なヘッドでゴール。
これでミスを自ら帳消しにし、1-1とイタリアが同点に追いついた。

このままイタリアペースとなり、イタリアはピルロを中心に
幾度となくフランスゴールを脅かす。
フランスもジダンを中心に攻め上がるが
イタリアのカテナチオを崩せず、前半は完全なイタリアペースで終了。

迎えた後半、フランスも少々息を吹き返し
両チーム共に非常に積極的にゴールを狙う展開となった。
後半序盤はフランスペースかと思われたが
後半11分、フランスのMFのビエイラが負傷により交代。
代わりにディアラが入る。
この直後の後半16分、イタリアもペロッタに代えてイアキンタ。
トッティに代えてデロッシを投入しリフレッシュを図る。
その直後、イタリアがフリーキックからヘディングを決めるが
これがオフサイドの判定となりノーゴール。

そのまま試合は両チーム共に非常に面白くなっていく。
フランスも大いに攻めるが、イタリアもトッティを外したあたりから
中盤が機能し始め、こちらも強力である。

そして後半も終盤になり、イタリアはついにデルピエロを投入。
このデルピエロが入った後のイタリアは強い。
しかし、これでイタリアはカードを全て切り終え
フランスはまだ2枚カードを残している。
それだけにこのまま延長戦に突入すれば
フランスが有利かもしれない。

試合はこのまま同点のまま後半が終了。
決勝戦に相応しい一進一退の攻防を繰り広げつつ
延長戦に突入する。

延長戦前半、序盤からフランスはマルーダの
ドリブル突破で積極的に攻めていく。
さすがのイタリアもそろそろ疲れが見えたのか
延長戦前半はあまり攻められない。
フランスはマルーダの突破だけでなく
アンリ、ジダン、リベリーと多種多様な攻撃を見せる。

延長戦前半9分、疲れの見えるリベリーを下げ
フランスはFWのトレゼゲを投入。
攻撃的に布陣を変更し、得点を狙う。
このあたりからイタリアは防戦一方。
既にカードを切り終え、疲れた選手を下げるすべもなく
動きの鈍い選手も見られる。

しかしこのイタリアの危機を救ったのがGKのブッフォン。
ジダンの強烈な枠を捉えたヘディングを始め
数々の危機を好セーブで防いでいる。

そのまま延長戦前半は終了。
得点は動かず、延長戦後半に突入する。
イタリアは94年の記憶に新しいブラジルとの決勝戦での
悪夢のPK戦があり、またPK戦にもつれ込んで
勝ったことがなく、何とか延長戦で決着をつけたいところ。
しかしながら、フランスのこの勢いを止めるのは難しいだろう。

迎えた延長戦後半、開始早々にフランスはついにアンリを下げた。
こうれは体力的なものではなく、足を気にしての交代である。
代わりに入ったのはヴィルトール。
リヨンで非常に活躍している選手であり
ここは大いに期待したい。

そしてその直後、完全に審判の死角で
なんとジダンがマテラッツィに頭突き。
主審が見てはいなかったが、これをイタリアが猛抗議し
認められてジダンが一発レッドで退場。
おそらくこれまで見えないところで
マテラッツィと再三やりあっていたのだと思うが
これは弁解の余地もなく、フランスは一気にピンチに立たされた。
よもや、あのジダンがこんな形でワールドカップを終えるとは
何とも物悲しいものである。

この退場劇からイタリアが復活。
試合が一気にヒートアップし
会場も物凄い歓声で、アナウンスが聞こえないほどである。
選手も今までの疲れが嘘のように燃え上がり
両チームとも強引なラフプレーが多く
紳士的な攻防から、一転してワイルドな何が起きるか分からない
試合に移り変わっていく。

ジダンが不在と言っても、イタリアは守備的な布陣となっており
攻撃に人数をかけられない状態。
そのため、フランスが10人で戦っているとは言え
攻守のバランスは保たれている。
逆に、フランスはジダンが退場させられたことで
FWのトレゼゲとヴィルトールが奮戦し、しっかりジダンの穴を埋めている。

延長戦後半もついにロスタイムへ突入。
両チーム良く戦ったが、ロスタイムも試合は動かず
試合はついにPK戦へ突入する。

イタリアにとってPK戦は縁起の悪いもので
フランスに何とか勝ってもらいたいところ。
しかしながら、ブッフォンは非常に強力なGKであり
全く油断ならない。

PK戦先攻はイタリア。
最初のキッカーはピルロ。
このプレッシャーのかかる場面だが
さすがに落ち着いてゴール中央にきっちりと決めた。

フランスのキッカーはヴィルトール。
これもブッフォンの逆を突き、ゴール右隅へ決める。

2人目のイタリアのキッカーはマテラッツィ。
フランスのGKバルテズが反応するも
ゴール右隅へ突き刺さる。

フランスの2人目はトレゼゲ。
しかし、これがブッフォンの逆を突きながら
ゴールバーにあたり、外れてしまう。

そしてイタリア3番手デロッシは
トレゼゲと同じコースへ蹴り、ゴールを決める。

対するフランスはアビダル。
これも落ち着いてゴール左隅へ決める。

そして4人目、イタリアはデルピエロ。
これもバルテズの逆を突き左上隅へゴール。

フランスの4人目はサニョル。
ブッフォンの逆を綺麗に突いて右隅へゴール。

そしてついに運命の5人目。
イタリアが入れれば勝利である。
キッカーはグロッソ。
これをバルデスの逆を突いて右隅へゴール。
この瞬間、イタリアが24年ぶりにワールドカップで
栄光の優勝を手にした。

もう私としては言葉もない。。。
応援した全てのチームが敗戦を喫し
ただただ、うなだれるばかりである。
しかも私の周りの優勝予想がことごとく当たっているのも
どうにも悔しい限り。
このドイツ大会、素晴らしい試合が多く
大いに楽しませてもらったが
個人的には本当に残念な結果に終わった。
ここまで予想が外れると、言葉もない。
特に決勝トーナメントはボロボロであり
残念で仕方がない。
次のワールドカップに期待しつつ
イタリアの優勝を讃える事にしたい。

2006年07月10日

ワールドカップ後記

ついにワールドカップも終わり
何とも言えない気分である。
やはり終わってしまうと寂しいモノで
今から次回が待ち遠しい。
実はここまでワールドカップに熱心になったのは
今大会からで、前大会では日本にのみ注目し
他国の試合まではあまり追求していなかった。
ところが、日本の試合を熱心に見ている内に
やはり他国のレベルとの差や敵情視察もあり
気になって見るようになったのである。

さて、今大会は非常に盛り上がったものの
実はワールドカップ始まって以来の
ハットトリックなしという異例の事態となった。
この事実が物語るのは今大会でストライカーが不調だったのか
それとも近代サッカーのディフェンスが強固なモノになってきているのか
どちらかが理由に挙げられるが、私は後者ではないかと考える。

日本が負けてしまった理由もここにあるのではないだろうか。
つまり今の日本には近代サッカーを知る監督や選手が少なかった事が
非常に痛い原因となっている気がしてならない。
日本の選手の実力は年々上がってきており
まだ世界トップレベルとは行かないまでも、そこまで劣ってはいない。
なのになぜ勝てないのか。
それは欧州、南米のいわゆるサッカー強豪国の監督のほとんどは
直前まで有名な欧州や南米のサッカーリーグで
クラブチームを指揮していた監督であり
現代サッカーの最先端を身をもって体験している監督なのである。
身近な所では、オーストラリアの監督であるヒディンクがそれにあたる。
いくらジーコ監督がサッカーの神様と言われた人物でも
最前線を退いた後は、御存知の通り日本の鹿島アントラーズでプレイし
その後は世界のサッカーに触れていない。
これは今度の監督のオシム監督にも言える事で
オシム監督に関しては確かに有名なサッカーリーグでの監督経験があり
その実績もあるが、彼も日本に来てから時間が経っており
既に最先端のサッカー事情からは遅れている存在である。
そう考えると、以前のフィリップ・トルシエ監督は良かったのかも知れない。
事実、地元開催とは言え日韓合同のワールドカップでは
日本が決勝トーナメント進出を果たしている。
いくら選手が良くても監督の力量が少なければ
ワールドカップのような大会ではもちろんのこと
日本のように挑戦者の立場からすれば
強豪国とのシビアな戦いでは苦しいのは当然である。

また、選手も同じで海外組と国内組の意識の差が歴然としている。
もしWBCのイチローのように、今回の日本代表が中田英寿を
もっともっとリスペクトし、彼を中心にまとまっていたら
結果は全く違ったモノになっていただろう。
そして、中田自身も今回で現役を引退する事はなかったかも知れない。
確かに海外組と言っても試合出場経験が少なく
試合感が鈍っている選手も多いだろう。
しかし、それでも彼らは世界の最先端のサッカーを身をもって味わっており
その意識の高さは理解しているはずである。
つまり、その意識の高さに国内組の選手がついていった時に
初めてポジション争いなどが可能なのである。
今大会で言えば、FWの高原、柳沢、MFでは中村が明らかに調子が悪かった。
彼らは怪我で既に満身創痍の状態であったり、高熱などで不調だったりと
もしこれが強豪国であれば、確実にベンチか代表から外れている。
それでも日本が彼らを使わなければならなかった理由。
それは彼らの意識の高さに国内組の選手が
ついて行っていなかった為ではないだろうか。
確かに彼ら海外組の技術の高さは素晴らしく、国内組でそうそう勝る選手はいない。
しかし、彼らの今大会の状態を前提とすると別なのではと思うのである。
いくら海外で揉まれた彼らでも、怪我や不調の状態なら
国内組でも十分に勝る選手はいたはずである。
事実、今大会で非常に良い動きをしていたFWの玉田が良い例である。
怪我の高原、柳沢と比べれば彼の方が良かったと思うわけである。
玉田に限っては私が一押しという事もあるが、非常に意識の高い選手であり
少々例外な気もするが、それでも彼のような国内組がいると言う事は
他の選手も十分にその域に達する事が出来た証拠でもある。

選手に限って言えば、少々ネームバリューにもこだわりすぎたのかも知れない。
例えばオシム監督が押しているが、なぜ松井を使わなかったのか。
これは私も非常に考えさせられる点である。
不調の中村よりは、派手さがなくても同じ海外でレギュラーをはっている
松井の方が良かったのではないだろうか。
もちろん、選手にはそれぞれ個性があり、戦術によっては
代わりがいない事も十分にあった。
しかし今回の日本代表監督であるジーコの戦術は非常に自由で
ある意味選手任せとも言える。
となれば、彼をチームに入れてフィットさせるようにすれば
面白い結果が生まれたかも知れない。

他にも気になるのは次世代の選手がいるのかどうかである。
現在の中田英寿や中村といった今大会で中心となった選手は
次のワールドカップではもちろんの事、今度のオリンピックでも
年齢から考えて残っている可能性は微妙である。
となるとその次の世代だが、この世代がいない。
前述した松井はまだ若いが、他には大久保や平山などの選手くらいで
世界で活躍する選手が今の日本代表と比べると皆無となる。
オリンピックで大いに活躍すれば次のワールドカップには
間に合うかも知れないが、非常に心配である。
今大会でも若い選手は少なく、その活躍もあまり見る事が出来なかった。
阿部や田中達也と言った選手も代表落ちし、ワールドカップでの経験値が
若い世代に行き渡らなかった。
このワールドカップの経験値は他の国際Aマッチとは比較にならないほど
大きなものであり、それだけにこの状態は大いに痛い。
個人的には神・川口の代わりとなるGKが
存在するのかどうかも気になるところである。
これにはやはりJリーグを見ないと解らないかも知れないが
それでもJリーグの選手が世界で通用する選手かどうかは別問題である

とにかく色々と問題点は多く、課題は山積みとなっており
前大会で決勝トーナメント進出したとは言え
今大会では決勝トーナメント進出はならず
次の大会ではもしかしたら予選突破も難しい。
なぜなら、今大会で決勝トーナメント進出を果たしたオーストラリアは
次の大会からアジア枠での参加となり
アジアでは日本、韓国、サウジアラビア、イラン、オーストラリア、バーレーンなどの
国々がひしめきあう激戦となるからである。
もし予選リーグで同じ組に韓国、オーストラリア、サウジアラビアがいたらどうだろう。
日本が予選リーグを突破出来る可能性は今までよりも低くなる。
特にオーストラリアは今大会で決勝トーナメント進出を果たしており
1回戦で負けたとは言え、その経験値は多く獲得している。
次の監督もヒディンクではないと思うが、それでも今大会で大きく自信をつけ
今後、非常に伸びるチームだという事は間違いない。
まずは次のAsian Cupに向けて再発進と言ったところだが
もう中田英寿の姿はなく、正直心配である。
とにかく、今は新生日本代表にただただ期待して待つ事にする。

2006年07月11日

Lantern Session

第2週Lantern Sessionに参加した。
いつも通り、最初は少数だったのだが
やはり最後には満員となる大盛況であった。
また大御所の方々も数多く駆けつけていたのだが
今回はいつもに増して素晴らしいプレイの応酬で
本当に勉強になる事ばかりであった。
そしてその中へ挑戦しに行く雰囲気もまた面白い。
Session終了後には大御所の方々と話す機会があり
こちらもいつも聞けない話があり、非常にためになった。
次回までにまたレベルを上げて臨んでいきたい。

2006年07月12日

当然の結果

FIFAランキングで、日本が18位から49位へと
大きく順位を落としてしまった。
今大会一勝もあげられなかった事を考えれば
当然の結果といえるだろう。
ランキングでは格下だったオーストラリアに大敗し
その後の試合も明らかに相手が勝っていた。
私としては、今までのFIFAランキングが
上位にランクインし過ぎていたと考える。
むしろ、このランクあたりが現在の日本の真のランクではないだろうか。
ここから新たに再発進をして、大いに奮戦して欲しいところである。

2006年07月13日

初戦は8月9日

オシム監督率いる新生日本代表の初戦が
8月9日に決定した。
初戦の相手は今回のワールドカップで
新興勢力として評判を集めていた
トリニダード・トバゴである。
非常に調子の良いチームなだけに
新生日本代表の腕試しにはピッタリである。
大いに期待したいところである。

2006年07月14日

ドメイン共存

Vodafoneがソフトバンクに買収された事で
心配されていた携帯電話のアドレスのドメインだが
現状のユーザは今まで通りvodafone.ne.jpを使用し
新規ユーザは新たなドメインであるsoftbank.ne.jpが
適用される事となった。
J-PhoneからVodafoneへの切り替えの時には
メールアドレス変更で被害を被ったユーザが多かったが
今回はその心配もないようである。
番号ポータビリティーもいよいよ間近に迫っており
秋に向けての各社の戦略に注目したい。

2006年07月15日

Live!

大和Hagin's Bφにて、みゃあ氏のLiveを行った。
今回はワンマンLiveと言うこともあり
Liveは大盛況、ゲストにGuitarも登場し
大いに盛り上がった。
今後はアルバム制作の話もあり
非常に楽しみである。
期待してお待ち頂きたい。

2006年07月16日

海&花火

久々に仕事が午前のレッスンで終了となり
午後から予定が空いた。
と言うわけで本日は午後より海へ。
昨年Liveでお邪魔した逗子海岸へSBCでお馴染みの
RICO氏、田中靖氏他、多くの方々と遊びに行ってきた。
1年ぶりに泳いだのでやはり鈍っており
沖のブイまで行って帰ってきた時には疲れてしまった。
その後は田中氏の友人のオフィスにて
横浜の花火を33階の高さから観賞。
冷房の効いたオフィスで、ゆっくりと花火を見る。
何とも贅沢な話である。
久々に羽を伸ばし、良いリフレッシュになった。
明日のLiveも良いコンディションでプレイ出来るだろう。
誘って頂いた彼らに感謝である
明日は三軒茶屋Grapefruit Moonにて
待ちに待ったSJCの2回目となるLiveを行う。
前回が大好評だっただけに大いに力の入れて頑張りたい。

2006年07月17日

Live!

三軒茶屋Grapefruit Moonにて
ひぃとみ氏氏率いるSparkling Jam Cakeの
第2回となるワンマンLiveを行った。
このBAND、実はワンマンしか行った事がないBANDで
これは非常に異例であり、驚きである。
Liveはもちろん大好評で幕を閉じ
Live中には泣いている観客の方も見受けられ
演奏していてこれほど嬉しい瞬間はない。
私がバンマスを務めているのだが、本当に光栄である。
次回もワンマンLiveとなる予定で
決まり次第、またスケジュールのページで発表する事にする。
今回来られなかった方は是非次回遊びに来て頂きたい。

2006年07月18日

ユベントス崩壊

不正行為関与で2部降格が決まったユベントスだが
スター選手が続々と他チームへの移籍する話が出てきている。
まずイタリア代表のキャプテンであるDFのカンナバーロは
レアルへの移籍を決断し、他にもイタリア代表のDFザンブロッタ
ブラジル代表のMFエメルソンなどにレアルへの移籍の話があり
他にもフランス代表のFWトレゲゼ、チェコ代表のFWネドベドなど
スター選手の多くは移籍してしまうのではと言う状態である。
強豪チームであるだけに、この崩壊は多くのファンの心を傷つける事となり
何とも悲しい話である。
しかし、今回のワールドカップで大いに活躍した選手が
これだけ集まるチームが不正をしなければならなかったとは
セリエAのレベルの高さには驚くばかりである。

2006年07月19日

女子は快調、男子はいかに?

サッカー女子日本代表が、2007年の
女子ワールドカップ予選を兼ねるAFCアジアカップで
ベトナム相手に5-0と圧勝した。
試合はエースストライカーの澤がしっかりと2得点をあげ
途中出場のMF阪口も同じく2得点。
男子のような格差のない女子サッカーなだけに
大いに頑張って欲しいところである。

また、男子の日本代表の方は
オシム監督を中心に新旧入り交じったメンバーで
新生日本代表初戦となるトリニダード・トバゴ戦に
臨むようである。
こちらも大いに期待したい。

2006年07月20日

SBC Session

Lanternでお馴染みのSoul Bumpin' Crew
青山編Sessionを南青山にあるMike's Paradiseにて行った。
今回もSBCのホストメンバー全員が揃い
リーダーの里村美和氏を中心に大いに盛り上がった。
前回からシリーズ化され、毎月第3週の月曜日に
このMike's Paradiseにて行うこととなったが
今回は第3週の月曜日が祝日だった為、この日程になった次第である。
奥田やすひろ氏を始め、大御所の方や若手のミュージシャンが入り交じり
大いに盛り上がるSessionとなった。
嬉しい事にバディー・ガイのKeyを務める方も遊びに来ており
もう大変な騒ぎであった。
Lanternとは一味違い、非常に緩い感じながらも
しっかりとSessionが出来るので、是非とも興味のある方はいらして頂きたい。

2006年07月21日

危険。。。

体調が思わしくない。
このまま行くと、非常に危険な予感がする。
明日はJIROKICHIにて初のLiveとなるのだが
大いに心配である。
先程、最終リハーサルを行い、こちらでは何とか声が出たが
明日はさてどうだろうか。。。。

2006年07月22日

Live!

高円寺JIROKICHIにて、Liveを行った。
今回はSBCで活躍するミュージシャンを集めてのLiveである。
GuestにRIKO氏を迎え、大いに盛り上がるLiveとなった。
昨日心配していた体調だが、体調自体はどうにかなったが
朝起きてみると、声が全く出ない。
無声音のみで、有声音が出ないのである。
取りあえず出来るだけの事はしたのだが、治らず
とにかく高円寺へ。
と、移動中に段々と喉の調子が良くなり、声が出るようになってきた。
おそらく、ホームで声が出るかどうかチェックしていた私の姿は
周りから見ると大いに不審者だった事だろう。
結局、少々しゃがれた声ではあったが、無事にLiveを迎える事が出来た。
そして最も嬉しい事はSpecial Guestで円道一成氏に来て頂いたのである。
素晴らしいVocalで最後を締めて頂きLive終了。
本当に光栄であり、感謝の一言に尽きる。
そのまま私もお役ご免かと思われたが
昨日は2BAND出演しており、その後のBANDのラストの曲で
急遽ゲスト参加となり、大いに驚いた。
そちらも素晴らしいBANDで、御一緒させて頂き何とも嬉しい限りである。
終了後はメンバー一同、そして円道一成氏と談笑し解散。
良いLiveであった。
次回はまたパワーアップしてSBCメンバーでLiveを行う予定でいるので
是非とも遊びに来て頂きたい。

2006年07月23日

来週は

ついに来週に迫ったサザンBANDのLiveだが
今回は本当に大変な事になりそうである。
既に入場規制をかけると言った状態で
当日は満員御礼どころか、入れない人まで出てくるかも知れない。
それだけに、今からメンバーは来場客の把握に大忙しである。
本日最後のリハーサルを終え、問題点もなく
当日は素晴らしいステージを展開出来るだろう。
今回のLiveはダンサーも3人入り、大いに期待して頂きたい。
お薦めのLiveである。

2006年07月24日

救世主となるか?

ヴェルディーの森本が日本で最年少となるセリエA入りを果たした。
期限付きの移籍とはいえ、これは非常に喜ばしい事である。
怪物と言われる森本の実力だが、それは日本だけでの事。
今回の移籍でそれは世界に通じるモノだという実績を
大いに残してきて欲しいところである。
この森本が決定力不足の日本での救世主となるかは
今後の活躍次第と言ったところだろう。

2006年07月25日

なぜ引退!?

日本代表のDFの要、中澤が日本代表引退の決意を
固めているとの話である。
現役は続行するようだが、日本代表には
今後参加しない意向らしい。
これは何とも痛手である。
攻守にわたってその長身を生かしたプレイは
日本の多くの危機を救い、チャンスを作ってきた。
それだけに、彼が不在となれば中田英寿に続く
大きな戦力ダウンとなる。
日本サッカー協会は現役続行を打診しているが
果たしてどうなるだろうか。

2006年07月26日

U-21日本代表

北京五輪に向けて、U-21の日本代表が
既に指導しているようだ。
前回のオリンピックにも出場した
オランダのヘラクレスに所属する平山が
この若き日本代表の核となるようである。
このU-21日本代表はオシム監督率いる
日本代表を占う大事なチーム。
それだけに大いに頑張ってもらいたい。

2006年07月27日

日本対オーストラリア

サッカー女子日本代表のワールドカップ出場をかけ
アウェイのオーストラリアで、地元オーストラリアと対戦した。
オーストラリアと言えば先日の男子サッカーの日本代表が
決勝リーグで何とも悔しい負け方をした相手。
それだけに、この試合は是非とも勝ちたいところである。
注目は何と言ってもエースストライカーの澤である。
他にも最近メキメキと頭角を現している阪口もベンチに控えており
試合は面白くなりそうである。
女子サッカーはあまり資料がなく
私もオーストラリアの選手の事はあまり詳しくない。
しかし、女子サッカーは男子サッカーほど実力に差が無く
日本は強い部類に入ると思われるだけに
大いに頑張って欲しいところである。

試合開始から両チーム共に白熱した試合が展開される。
宮間がいきなりのシュートを放つなど、立ち上がりは悪くない。
男子チーム同様に、オーストラリアは高さを生かしたサッカーで
日本を攻め立てる。
この身長差は気をつけないと非常に危険である。
サッカーで一番古典的な戦法とは言え
長身の選手にボールを入れてそこからチャンスを作るという
戦い方は、現代サッカーでも十分に有効である。

この試合先日の男子ワールドカップの日本対オーストラリアを
見ているようで非常に心配である。
スピードが男子より遅いため安定して見えるが
オーストラリアの高さに日本が対応し切れていない。

そんな前半9分、いきなりの失点である。
オーストラリアの左サイドからのセンタリングを
競り合い、右に流したところで
右サイドからまたもセンタリングをあげられる。
それを中途半端なクリアをしてしまい
ペナルティーエリア外の選手がシュート。
それをゴール前のオーストラリアの選手が
方向を上手く変えてゴール。
前半の良い時間帯に失点してしまい
日本としては痛いところ。

しかし、落ち込む事もなく日本は大野が
直後に強烈なシュートを放つなど
チームの雰囲気は決して悪くない。
その後も日本は大野、安藤、澤、永里を中心に
決定的なチャンスを数多く作るが
オーストラリアの体格の良さに阻まれ
得点まで持って行くことが出来ない。

そのまま試合は進み前半終盤に突入。
日本は非常に良いリズムで攻めているだけに
この得点の入りやすい時間帯に
何とか同点に追いつきたいところ。

しかし前半ロスタイムに突入したところで
オーストラリアのコーナーキックで
上げられたセンタリングをGKがこぼし
それを詰められて痛恨の失点。
これで0-2と点差を広げられ前半終了。

何とも厳しい試合となってしまったが
どうにか後半に期待したい。

迎えた後半、日本はオーストラリアの攻撃を防ぎつつも
大いに攻め、前半同様にチャンスを掴む。
しかしやはり得点に持って行くことは出来ず
試合は終了。

ワールドカップ出場が決まるというこの試合で
痛恨の敗戦を喫してしまった。
これで日本は30日の3位決定戦で勝たなければ
ワールドカップ出場は不可能となる。
次の試合に期待することにしたい。

2006年07月28日

Live! & 故意のタイトロープ

初っぱなから、くだらないタイトルだが
非常に危険であった。

まずはLiveである。
二子玉川高島屋にあるCafe Fouquet'sにて
Acoustic BandのLiveを行った。
今回のテーマは「Bossa Nova」である。
メンバーの松本央氏が「涼しげにやろう。」と言ったのを
私が思いきり真に受け、涼しげ=Bossaという
あまりに安易な考えから、全面Bossaにアレンジした楽曲を
お届けしたわけである。
これがまた大当たりで、観客の反応が非常に良く
拍手喝采であった。
さすがは松本央氏。
Liveは大好評で幕を閉じ、次回を楽しみにしている方々も
大勢おり、嬉しい限りであった。

さて、ここからが問題である。
いつものように帰ろうと思い、機材車に乗り込み
しばらくして気がついた。
「ガソリンが。。。ない・・・。」
おそらく大分前からEmptyランプがついていたらしく
坂道でも全く消える気配がない。
と言うわけで、ガソリンスタンド探しの旅に出たわけである。
これまでの走行距離から、おおよその残りのガソリンの量を割り出し
取りあえず近場のガソリンスタンドのアテがあったので
そこへ向かい、そのまま帰路につこうと思ったわけである。
しかし、、、閉店。
24時間だったはずなのだが、いつの間にか。
実は会員のカードを持っていたのでJOMOで入れたかったので
ここまで幾つかあったのを無視して来たのである。
そう、まさに故意のタイトロープ。
くだらない。実にくだらない。
運転をしながら、たまたま流れてきたMy Little Loverの
「白いカイト」の歌詞を聞きつつ
こんな自分でも腹が立つダジャレが。。。
人間こういう危険な局面ほど頭が冷静になり
それが全く関係の無い方向へ思考が回ってしまうものである。
結局、予想よりも大分長い距離を走り切り
何とかガソリンスタンドを発見。
しかもコスモ石油。
これだけ走ってJOMOは皆無であった。
無事に帰宅し、今に至るわけである。
いやはや、何とも危険な帰り道であった。

2006年07月29日

いよいよ

ついに明日に迫ったサザンコピーBAND
いとしのエリーズのLiveだが
既に準備万端で明日のLiveを待つばかりである。
前回は180人を越える来場者数で
大いに驚いたが、今回も下手をすると会場に入りきらない可能性もある。
現在も入場者数を把握し、ある程度規制をかけている状態だが
実際にハコを開けてみない事には解らないものである。
明日は大いに奮戦したいところである。

2006年07月30日

Live! & 日本対北朝鮮

三軒茶屋Grapefruit Moonにて
いとしのエリーズのLiveを行った。
今回が2回目となるLiveだが、前回より大きくパワーアップし
ダンサーが3人参戦。
これにより、ステージは今までよりも華やかに
動きのあるモノとなり、大いに盛り上がるモノとなった。
客席も130人近く集まり、会場にギリギリ収まる人数で
場内は熱気に包まれ、その熱気にも負けず
客席は非常に盛り上がっていた。
こちらとしても、この環境は力の入るもので
嬉しい限りであった。
Live中にどうやら私がバンマスになったらしく
MCで私が驚いてしまうハプニングもあったが
Liveは無事に終了。
改めてサザンオールスターズというBANDの素晴らしさが
理解できる良いLiveだったと思われる。
今回はスタッフにひぃとみ氏が助力に来て頂き
こちらも大いに助かり、感謝である。
次回は9月を予定しており、今回来られなかった方は
是非ともいらして頂きたい。
また、Web Siteも立ち上がっており、こちらにも遊びに来て頂きたい。
ちなみに、サイト作成は私が担当している。
いとしのエリーズ Official Web Site

さて、なでしこジャパンがワールドカップ出場をかけて臨んだ
女子サッカーワールドカップアジア最終予選の3位決定戦だが、相手は北朝鮮。
非常に危険である。
なぜなら、北朝鮮は前の試合で審判に対して暴行を働くという
サッカーではあり得ない行動を起こしており
しかも観客にまでペットボトルを投げるなどの最低の行為を働き
サッカーを愛するものとしては許し難いチーム。
日本に対して、何事も無いことを祈ると共に
このようなチームに負けるわけには行かない。

前の試合で最低の行為を働いた主力3選手は
もちろん出場停止となっているが
それでも、ここまで勝ち上がって来たチーム。
気をつけたいところである。

試合開始から両チーム共に良い展開で試合を進める。
日本は澤、永里などの活躍により、良い場面を数多く作り
ディフェンスも良いバランスを保っている。

しかし前半23分、日本の一瞬のディフェンスの隙を突いて
北朝鮮が最初のシュートを放つ。
これが何と綺麗にゴール左隅に決まってしまい
早い時間帯とは言え、0-1と北朝鮮に先制されてしまう。

この失点が日本に大きなプレッシャーとなったのか
日本の動きが少々焦り気味である。
ここまで良い雰囲気でリズムを掴もうと思っていたところでの
失点が原因なのか、中盤から前線へ送るボールも正確度を欠き
エースストライカーである澤へのホットラインがつながらない。

逆に北朝鮮はリードを奪った事により、リズムを掴み
パスのスピードが上がり、ディフェンスの質もしっかりしており
日本にとってはよろしくない。

そんな前半32分、またも北朝鮮に得点を許してしまう。
自陣ペナルティーエリア外で一度は北朝鮮からボールを奪ったモノの
クリアに正確度が無く、クリアしたボールを再度北朝鮮に奪われ
そこから上手くパスを回され、最後はGKとDFの間に綺麗にボールを落とされ
これを飛び出した北朝鮮FWに決められて0-2。
日本にとっては痛いミスである。

その後も日本はリズムを掴む事が出来ず
ますます落ち着きが無くなってゆく。
逆に北朝鮮はスピードに乗って大いに攻めている。
頼みの綱としては、北朝鮮は非常にここまで飛ばしており
スタミナが後半に切れる事を祈るばかりである。

しかしそんな祈りも虚しく、前半39分に
攻めていた日本に対して北朝鮮のカウンター一閃。
一度はゴールを守ったのだが、詰めていた北朝鮮選手に
ゴール右隅に決められてゴール。
これで日本痛恨の0-3と3点のビハインドを背負う事になった。

しかしこの3点目の失点が日本を目覚めさせたのか
ここから怒濤の日本の攻撃が始まる。

そして前半42分、私がひいきにしている選手である安藤が
日本のコーナーキックからゴール前の混戦となったところで
渾身のシュートを放ち、これがゴール。
前半終了前に、何とか1点を返す事が出来た。
そのまま前半は終了、後半へ折り返す。

迎えた後半、日本は大谷と荒川を投入し
攻撃的な布陣で北朝鮮からゴールを奪いにかかる。
ハーフタイムを挟んで日本はディフェンス面でも立ち直り
良い試合を展開していく。
攻撃面でも疲れの見える北朝鮮に対し
豊富な運動量で攻撃を仕掛けていく。

しかしそれでも北朝鮮の守りを崩し切る事が出来ず
時間は刻々と流れていく。
後半36分、非常にこの大会で調子の良い阪口を投入し
最後の巻き返しを狙う。

阪口が投入されたが、それでもゴールを奪えない日本だが
後半の4分のロスタイムに入り、またも攻めに攻める。

そして後半ロスタイムに入った瞬間、ついに日本の永里が
待望の2点目をヘッドで奪い返した。
中盤からの早いクロスに綺麗に合わせた形である。

しかし、あと1点が遠かった。
その後も永里がセンターサークルに自らボールを持ち込み
早いリスタートから、日本は大いに攻め、奮戦するのだが
得点には至らず、試合終了。
これで日本は最後の枠をかけて大陸間プレーオフで
北中米カリブ海地区の3位と戦う事になった。
次の試合に最後の望みをかけ、頑張って貰いたいところである。

2006年07月31日

いきなりの代表選考の苦悩

オシムジャパンの初戦となる9日のトリニダード・トバゴ戦に向けて
明日発表の予定だった代表メンバーだが
4日に先延ばしにされた。
8月16日に予定されているイエメン戦とは違い
海外組、ガンバ・大阪、ジェフユナイテッド・千葉からの招集が出来ず
思うようなメンバーが揃わないのである。
どうやらオシム監督の日本代表の核となるのは
この海外組はもちろん、Jリーグのこの2チームのようで
このままではあまり招集する必要のない選手まで
招集する事になってしまうかも知れない。
それだけに、就任後いきなり代表選考で頭を悩ませているようだ。
個人的には、私一押しのFW玉田は必ず入れて欲しい所である。
さて、新生日本代表メンバーはどうなるだろうか。