ついに来た。
アメリカで行われているMac World Expoで
Apple社がまたも年始早々から面白い製品を打ち出した。
まずはiPhoneだが、これは全てが液晶のタッチパネルで出来ており
中にiPodが入ったApple社の携帯電話である。
アジアでの展開は2008年、つまり来年となるが
これは非常に面白い。
気になるポイントはどの携帯電話会社がこのiPhoneを出すかである。
携帯電話会社全社が出す可能性もあれば、そうでない事も考えられる。
中身のiPod部分の記憶容量は現在最大で8GBとの事だが
これもアジアでの展開が来年という事を考えると
変更する可能性が高い。
また、他にも200万画素のカメラはもちろんのこと
OSにはMacOSXを使用しており、無線LANやBluetoothも搭載し
音楽だけでなく、動画やアドレス帳、カレンダーと言った
小さなコンピュータとしての利用が可能となる。
そしてこのiPhoneの可能性は大きい。
と言うのもそれはOSがMacOSXであると言う事。
これまでの日本の携帯は、新たな機能を追加する事は不可能で
それには新しい機種への変更が不可欠であったが
このiPhoneは違う。
インターネット上から自在に好きな機能を追加することが可能となり
高額な料金を払って毎年のように機種変更する必要がない。
そして、OSがMacOSとなれば
一般ユーザのプログラムも使用可能となり
世界中のユーザが開発した利便性の高いプログラムを
自由に使用できるのである。
まさに携帯電話業界に激震を走らせるキラーマシンと言ったところだろう。
もう一つの目玉はAppleTVである。
これは言ってしまえば、HDDを搭載したアップ&ダウンスキャンコンバータである。
つまり、Macで録画したモノをテレビで見たり、その逆をしたりと
Windowsマシンでは当然となっているTVとPCの融合が可能なのである。
Macの弱みとして、今までTV関連を取り込んだりするのは
少々面倒な感があったが、これでより普段使いのコンピュータとしての使用を
強く意識した展開が期待されるわけである。
同じApple社が出しているだけに互換性はバッチリな上
動画再生が可能となったiPodへの転送なども簡単に行えるので
まさにApple社の製品だけで快適な生活が送れてしまうのである。
総括すると、今回の発表はより一般使いのコンピュータを意識した
製品を強く打ち出したExpoであった。
私としてはiPodの新製品などの現存のハードウェアの
新製品を待ち望んだのだが、それはもう少し後になるのだろう。
先日IntelのCore2QuadのCPUが発売されたばかりなので
そのうちこのCPUを搭載したマシンが発表になるのではないかと考える。
今後のApple社にますます期待したい。