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2007年11月 アーカイブ

2007年11月01日

準備万端

11月3日に行う私のLiveの最終リハーサルを行った。
結論から言うと、今回は非常に面白い。
自分で言うのも何だが、色々見えてくるモノが多く
何とも興味深いLiveとなりそうである。
今回は松本央氏に新兵器をお願いしていたり
色々と見所が多いので、是非とも楽しみにして頂きたい。

2007年11月02日

日本対ドミニカ共和国

女子ワールドカップバレーが始まった。
この女子ワールドカップバレーは大きい。
なぜならこの大会で上位3チームに入れば
北京五輪への切符が手に入るのである。
このところ日本は世界クラスの実力を持ちながら
世界トップクラスでの戦いで苦汁を飲まされ続けている。
今回の柳本ジャパンでは多少のメンバーの入れ替えがあり
それがどう試合に影響するのか、大いに楽しみである。

日本のスタメンは竹下、栗原、庄司、木村、高橋、荒木
そしてリベロに佐野が入っている。
残念ながら今回も菅山は不在、杉山もベンチスタートとなり
全日本に復帰した大山も同じくベンチスタートとなっている。

対するドミニカもセンターが怪我で不在ながら
それ以外はベストメンバーで臨んでいる。

第1セット、まずはドミニカのサーブミスで日本のポイントで始まる。
しかしその後、ドミニカのスパイク、2連続ブロックポイントなどで
日本はいきなり1-4とリードを取られる。
高橋、栗原などが流れを切るが最初のテクニカルタイムアウトは
5-8とリードされて迎える。
タイムアウト後、日本が立て直すかと思ったが
ドミニカの攻撃が止まらず、7-12と日本は引き離されて行く。
ドミニカのサーブミスなどが響き、日本は追いすがるが
2回目のテクニカルタイムアウトも14-16と日本がリードされる展開。
このテクニカルタイムアウトの後、栗原の活躍で
ようやく日本が16-16と同点に追いつくが
ここでドミニカも食い下がり、日本がリードを取るには至らない。
しかしセット終盤に来て、高橋の技有りのスパイクが決まり
21-20とついに日本が逆転に成功。
ここから高橋が止まらない。
高橋の連続ポイントで23-21とリードを広げ
そのまま日本は24-22とセットポイントを迎える。
ドミニカに1ポイント返されるが、最後は栗原の強打が
直接日本コートに戻ってきたところを荒木がダイレクトで叩き込み
25-23で日本が第1セットを先取した。

続く第2セット、ドミニカのポイントから始まるが
日本は木村がすぐに取り返し、それに続いて栗原のサーブポイント
そしてドミニカのミス、そこに竹下と佐野のファインレシーブなどで
いきなり日本は5-1と序盤からリードを奪う。
ドミニカが反撃に転じるも日本はそれを防いで
最初のテクニカルタイムアウトは8-4とリードで迎える。
その後、日本に異変が起こり始める。
栗原が足を気にしており、なかなか調子が出ない。
しかもこれに乗じてドミニカが一気に点差を詰め
10-9と日本に後一歩のところまで迫って来る。
しかしここで日本は木村が流れを切り
ドミニカのミスもあって14-9と再びリードを取る。
そのまま日本は波に乗り、2回目のテクニカルタイムアウトも
16-9と日本リードで迎える事となる。
その後、ドミニカはどうにか食い下がるが
日本も栗原、高橋、木村などが踏ん張り、24-18で
ようやく日本のセットポイント。
やはりブロード攻撃が通らず、前後の攻撃だけでは
日本は苦しい展開となっている。
結局最後はドミニカの攻撃がアウトとなり、25-18で
日本が第2セットも連取に成功した。

迎えた第3セット、ここで嬉しい選手交代。
ここまで全く活躍出来ていない庄司に代わり杉山が入る。
ブロード攻撃も通じていない状態で杉山がどう活躍するか注目である。
ドミニカのポイントから始まるが、すぐに日本も木村が取り返し
序盤は一進一退の攻防が続く。
しかし高橋と栗原の活躍で最初のテクニカルタイムアウトは
8-5と日本リードで迎える。
タイムアウト明け、いきなりドミニカはポジションミスでポイントを失うなど
爆発力とは裏腹につまらないミスが目立つ。
日本としてはここで一気に試合を決めたいところ。
この後もドミニカはミスばかりが目立つ試合展開で
2回目のテクニカルタイムアウトは16-10と日本はリードを広げて迎える。
ドミニカは完全にミスが原因で調子を落としているが
爆発力が衰えたわけではない。
その証拠にリードを広げられつつも、途中で4連続ポイントを取る場面もあり
試合終了まで日本は安心出来そうにない状況となっている。
タイムアウト明け、ドミニカにとどめを刺すような
高橋の超強力な強打が決まり17-10とする。
しかしこの直後にドミニカが粘りに粘る。
どうやらタイムアウト中に少々立て直しに成功したようである。
そかしそれも高橋が再び流れを切る。
やはりここぞという時の高橋の存在は大きい。
そのまま日本は20-14でリードしたままセット終盤へ。
日本はドミニカの爆発的な反撃を受けるも
24-19でついにマッチポイントを迎える。
ドミニカに足掻きの1ポイントを喰らうも
最後は栗原がしっかりと決めて25-20で
日本はセットカウント3-0とストレートで初戦を飾った。

杉山の活躍は残念ながらなかったが
今大会では高橋が非常に調子が良く
栗原の一枚看板状態ではなくなった。
ただ、問題が無くなったわけではなく
センターの攻撃が良くない。
ブロード攻撃も通らず、前後だけでなく左右に広がった
攻撃のバリエーションが見られない。
今後この辺りをどう修正するかが今大会の
日本のポイントとなるだろう。
日本の次の試合に期待したい。

2007年11月03日

Live! & 日本対韓国

表参道Lapin Et Halotにて4月から
半年ぶりとなる私のLiveを行った。
今回も新曲や新たなアレンジを加えた曲など
多数の仕掛けを用意してお送りし
好評を頂き、ようやくホッとしている次第である。

SBCでお馴染みにマーベラス田中氏率いる
横浜秘宝館とのLiveも今回で2回目となったのだが
今回は嬉しい事が色々とあった。

まず私のステージの方はメンバーが全員顔見知りで
何度が一緒に演奏していると言う事もあり
リハーサルの時から非常にリラックスした雰囲気で
とにかく安心して私が演奏出来た事が嬉しかった。
他のLiveももちろんそうなのだが
やはり自分のLiveは特にベストの状態で臨みたい。
余計な事を考えずに集中出来る空間。
安心した状態で演奏出来るというのは本当に嬉しいモノである。

そして次は横浜秘宝館に私が一番好きなSaxプレーヤーの
にしやん氏が参戦していた事である。
私も彼も横浜秘宝館の1st Albumに参加しており
今回も素晴らしい演奏を披露していた。
もちろん私は一緒に演奏したいが為に
最後の最後でマーベラス田中氏とにしやん氏を
ステージに引っ張り上げ、久々の共演を楽しませて頂いた。
やはり良い。
また次に共演するのが楽しみで仕方がない。

今年はもう私個人のLiveは無いが
来年もまたパワーアップして開催するので
今回来られなかった方も、来て頂いた方も
是非とも楽しみにして頂きたい。

2007/11/03 伊勢賢治Live@表参道Lapin Et Halot Set List
01.Coribli
02.始まりの灯
03.Together
04.理想の欠片(新曲)
05.視界の真実
06.帰り道
07.Journey
08.Every Breath You Take(K.Ice Sp Arr Ver)
09.Strange Road
10.未来の記憶
En.Isn't She Lovely(feat.マーベラス田中,にしやん)


さて、女子ワールドカップバレーで
日本は韓国と対戦した。
よく宿敵韓国などと言っているが
このところの韓国戦は全て日本が圧倒しており
負ける気配がない。
昨日の勝利の勢いのまま、韓国を撃破して貰いたいところである。

日本のスタメンは竹下、高橋、木村、荒木、栗原、杉山
そしてリベロに佐野が入っている。
昨日のセンターでの失敗を受け、日本はついに杉山を投入した。
是非ともまた神速ブロードを見たいモノである。

対する韓国もベテランから若手まで
十分に吟味したベストメンバーで臨んできている。

第1セットまずは韓国のポイントから始まるが
日本も荒木がすぐにやり返すが
そのまま序盤はシーソーゲームとなるが
日本は荒木に始まり、杉山のブロックポイント・ブロードや
栗原のバックアタックなど、攻撃のバリエーションは
昨日と違い、しっかりしている。
最初のテクニカルタイムアウトは栗原が押し込んで
8-6と日本が少しのリードを取って迎える。
タイムアウトの直後、韓国が2連続ポイントで追いつき
その後、韓国が11-14と日本が引き離される。
日本は溜まらずタイムアウトを取るが点差は広がり
2回目のタイムアウトは12-16で迎える事となる。
このタイムアウトの後、杉山や高橋の活躍で
一気に3連続ポイントを取り、15-16と詰め寄り
ここで今度は韓国が逆にタイムアウトを取る羽目になる。
この後、韓国が一瞬引き離すが、日本は粘り
18-18と同点に追いつき、ここで荒木がブロックポイントを決めて
19-18とようやく逆転に成功する。
ここで韓国が驚異的な粘りを見せるがこれを切ったのが佐野である。
驚異的なレシーブの連続で韓国の追随を許さない。
点差は開かないが、韓国にとっては会心の攻撃が通らず
何とも苦しい状況となった。
そしてここで止めを刺したのが杉山の神速ブロード。
速すぎる。。。
もの凄いスピードの攻撃で24-22で日本はセットポイントを取る。
このスピードが身につかなければ荒木は厳しいだろう。
韓国に1ポイントを返されるが、最後は栗原が強打で打ち抜き
25-23で日本が第1セットを先取した。

続く第2セットまずは木村が打ち込んで日本のポイントで始まる。
第2セットも第1セット同様に序盤はシーソーゲームとなるが
日本は杉山の一人時間差や栗原のバックアタックなど
攻撃のバリエーションや調子は良い。
しかしながら最初のテクニカルタイムアウトは6-8と
韓国に少々リードされて迎える。
このタイムアウトの後、日本は少々乱れてしまい
韓国に徐々に引き離される展開となり
2回目のテクニカルタイムアウトは11-16と大きく引き離されてしまう。
その後も日本は体勢を立て直す事が出来ず19-24でセットポイントを迎え
そのまま19-25で第2セットは韓国に軍配が上がった。

迎えた第3セット、まずは韓国のポイントからスタートする。
このセット、序盤から高橋の技ありのスパイクや
栗原のサーブポイントなど、日本は順調に得点を重ね
杉山のブロックポイントなどもあり最初のテクニカルタイムアウトは
8-3と大きくリードして迎える。
タイムアウト明けも日本の勢いは止まらず
杉山の神速攻撃や栗原や高橋の強打などで得点を重ね
2回目のテクニカルタイムアウトも16-13とリードして迎える。
その後も日本は大事なところで杉山の一人時間差や
神速攻撃、高橋の強打などで韓国のチャンスを潰し
リードを保ったまま24-21で日本のセットポイントを迎える。
韓国が1ポイントを返すが、最後は高橋が決めて
25-22で日本が第3セットを奪取。
これでセットカウント2-1となり、勝利に王手をかけた。

第4セットまずは荒木の活躍で2連続ポイントを取り
さい先の良いスタートを切るが、韓国もここで黙ってはおらず
粘りのバレーで応戦する。
最初のテクニカルタイムアウトは杉山のブロードが決まって
8-7とリードして迎えるが、安心できる試合展開ではない。
このところの韓国とは明らかに違い、非常に強いチームとなっており
北京五輪に向けての意気込みが感じられる。
しかしそれは他のチームも同じ事であり
日本にはこのセットでキッチリと試合を決めて欲しいところである。
その願いが通じたのか、タイムアウト明けに日本が好調に飛ばし
16-8と韓国を完全に突き放す試合展開に。
そのまま日本は韓国に多少粘られるも
大きな点差に精神的に助けられる部分もあり
20-14と試合は終盤に突入する。
時折足踏みする部分もあるが、やはり杉山の神速攻撃や
ブロックポイントなど、とにかく彼女の活躍が目立つ。
もちろん栗原、高橋なども十分に活躍しているが
やはりあの杉山の攻撃は速い。
個人的にはこの驚異的なスピードに乗った攻撃を活かせれば
日本は縦と横に攻撃の範囲が広がり
そしてついに24-16で日本のマッチポイント。
日本はここで高校生の河合を投入する。
そのまま25-16で勝利し、セットカウント3-1で韓国に勝利した。
河合は活躍こそなかったが一瞬でもこの大舞台に立った事は
大きな経験として残るだろう。

これで日本は開幕2連勝で明日のセルビア戦に臨む。
この先にはブラジルやキューバ、イタリアなど
まだまだ強豪が残っており、ここで躓くわけにはいかない。
それだけに明日はもっと素晴らしい試合を期待したい。
今後の女子ワールドカップバレーは目を離せそうにない。

2007年11月04日

日本対セルビア

女子ワールドカップバレー第3戦で
日本はセルビアと対戦した。
以前のセルビア・モンテネグロには
随分と苦労していたが、国が分裂したため
分裂し、新たなチームとなっている。
しかしながら元はセルビア・モンテネグロであり
先日の大会では世界3位になった実力の持ち主。
日本が油断出来る相手ではない事は確かである。

日本のスタメンは竹下、高橋、栗原、杉山、荒木、木村
そしてリベロに佐野が入る。
セルビアの高さを無効化する杉山の神速ブロードに期待したい。

対するセルビアは日本の竹下の背が低い部分を突いて
竹下のローテーションに合わせて190cm台の選手を
横並びにするローテーションに変更して来ている。

第1セット、まずはセルビアのスパイクが決まり
セルビアのポイントからスタートする。
その後も木村が2連続でブロックされ
序盤から0-3とリードされる。
栗原がフェイントで1ポイント返すが
その栗原のバックアタックもすぐにブロックされ
セルビアの攻撃が止まらない。
しかし日本も栗原が意地のバックアタックを決め
そこに杉山の神速クイック、佐野の好レシーブが続き
流れを相手に渡さず、そこに杉山のブロックと
高橋のサーブポイントで対抗し
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
スコアではリードされているが、日本の気迫は素晴らしいモノがあり
この試合、面白くなりそうである。
タイムアウト後も杉山がいきなりの神速ブロードを決める活躍。
そして荒木まで強烈なブロード攻撃を決め、点差は詰まらないが
気迫のこもった素晴らしい試合を展開する。
しかしながらセルビアがミスをしない。
やはり強力なチームで、日本は引き離されつつ11-16で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
この後、日本は杉山と荒木のセンターコンビが奮戦。
そこに栗原が難しいクロスを決めるなどして徐々に点差を詰めていく。
しかしセット終盤に来てセルビアが盛り返し
日本は勇敢に戦うのだが、17-24でセルビアのセットポイントをとなる。
ここから日本は高橋お得意のワンタッチスパイク、杉山のブロックが続き
その流れに押されたセルビアがミスを犯し20-24まで追い上げるが
最後にはセルビアの強打が通って20-25で第1セットは落としてしまう。

続く第2セット日本は第1セットの流れを保ったまま
非常に気迫のこもったプレイでセルビアと白熱した試合を展開し
最初のテクニカルタイムアウトは8-7とリードして迎える。
その後もほぼシーソーゲーム状態となるが
中盤に来て日本は木村のサーブミスからバランスを崩し
徐々にセルビアに押され始め、2回目のテクニカルタイムアウトは
12-16でセルビアに逆転されてしまう。
タイムアウトの後、今度は逆にセルビアが2連続でサーブミスを犯し
足踏みするが、日本はセルビアの攻撃を止めることが出来ない。
しかしここで荒木が強烈なクイックで流れを引き戻し
17-19と追い上げていく。
ところがここに来てまたもセルビアが粘りを見せ
18-24でセルビアのセットポイント。
セルビアのサーブミス、スパイクミスで20-24まで追い上げるが
結局20-25で日本は第2セットも続けて落としてしまう。
ここまで気持ちのこもった戦いを繰り広げているだけに
どうにか日本には勝って欲しいのだが、これで追い詰められてしまった。

迎えた第3セット、まずはセルビアの強打が決まり
セルビアのポイントで始まる。
日本は栗原の強打や佐野の好レシーブで応戦。
そしてセルビアがここに来てタッチネットからバランスを崩し
そこに高橋がキッチリと叩き込み、流れを日本に引き寄せる。
セルビアのアタックはブロックで弱らせ
栗原のフェイントなどでポイントを取り
セルビアのミスや杉山の神速攻撃も決まって
最初のテクニカルタイムアウトは8-7と日本のリードで迎える。
僅か1点差だが、流れが日本に来ているだけに
このセットは一気に決めてしまいたいところである。
タイムアウトの後、日本はついに荒木の強烈なクイックから
木村がバックアタックで、高橋がワンタッチスパイクで続き
そこに荒木が止めのブロックポイント。
これまで苦しいながらも気迫のこもったプレイを続けてきた
日本がここに来て爆発したのである。
流れが完全に日本に来たと思ったこの直後
セルビアがまたも盛り返す展開になる。
ブロックポイントなどで日本の流れを切り
大量リードを奪っていた日本に対し13-11と2点差まで詰め寄る。
そして杉山のクイックまで止められてしまい14-13とついに1点差。
しかし杉山がブロードでやり返し、竹下がツーアタックを決めて
2回目のテクニカルタイムアウトは16-14と日本リードで迎える。
ここから両チーム一歩も譲らない戦いを展開するが
荒木の強打でついに20-17とリードでセット終盤へ。
ここで日本は高橋に代えてついに大山を投入。
正直、以前の戦いぶりを思い出すと大山に良い印象はない。
しかしここで高橋に代えての起用。
大いに期待したいところである。
この交代直後、荒木がブロックポイントを決めて21-17と
セルビアを引き離しにかかる。
そしてそれに大山が応えて強打を決める。
この流れにセルビアはばたつき2連続でスパイクミス。
ついに24-17でセットポイントを迎える。
そして最後はセルビアのサーブミスで25-18となり
日本はついにセットを取った。

第4セット、第3セットから調子を上げている荒木が
クイックを決めて日本のポイントからスタートする。
セルビアは逆に第3セットから一気に調子を落とし
いきなりのスパイクミスで2-0となり
すぐにタイムアウトを取る取り乱しよう。
こうなればこのセット、そしてファイナルセットを
一気に連取し、以前のセルビア戦を再現し
セットカウント0-2の後のない状態から3セット連取で
勝利したいところである。
日本は荒木と杉山のクイック攻撃を中心にセルビアを攻め立て
もう日本の攻撃が止まらない。
クイックの他にも高橋の強打、木村のサーブポイント
そしてセルビアのミスが重なり
最初のテクニカルタイムアウトは8-2と大量リードで迎える。
その後もセルビアは一気に調子を落としサーブミスなどを連発。
しかも大事な場面でのミスが多く、どうにもならない。
日本は粘りに粘る素晴らしい攻撃でセルビアの追随を許さない。
ここまで気持ちのこもった戦いぶりは
滅多に見られるモノではない。
感動に値するプレイの連続である。
そして2回目のテクニカルタイムアウトも16-9と
完全に日本のペースで迎え、その後もその流れは変わらない。
しかもセルビアは日本のこの粘りの前に
心身ともに疲れが来ており、決められるボールさえも
つまらないミスを犯し、失点してしまう。
日本もミスを犯すのだが、このセルビアの不調に助けられ
20-14と多少点差は詰められるが大量リードでセット終盤へ。
しかしここに来てセルビアが盛り返し
日本のミスもあって22-20と2点差に詰め寄られる。
高橋が止められ。流れが一気にセルビアに傾く。
そしてセルビアのサーブポイントで22-21となり
栗原までブロックに捕まり22-22とこの土壇場で
セルビアに同点に追いつかれてしまう。
しかしこの流れを切る値千金のブロックを杉山が決め
23-22と日本は再びリードを取る。
ところがここで高橋が再び止められるなどして
ついに23-24でセルビアのマッチポイント。
この苦しくなったところで日本を救ったのが高橋。
これまで止められた責任を取るかのように
強打で24-24とデュースに持ち込む。
しかしこの直後、セルビアが2連続ポイントを取り
24-26で敗れてしまった。
本当に素晴らしい戦いであった。
結果はついてこなかったが、こんな試合もあって良い。
個人的にはこの試合の黒星が原因で
北京五輪への切符を逃したとしても
それでも良いと言えるほど最高の戦いぶりだったと評価したい。
このセルビア戦で東京ラウンドは終了となり
次は6日から大阪ラウンドが始まる。
この試合の悔しさをバネに短い期間ではあるが成長し
大阪ラウンドで大暴れして欲しい。
日本の次の試合に期待したい。

2007年11月05日

癒しのひととき

諸々の用事があって、HEYSKE氏の家へお邪魔した。
いやはや、癒しである。
いつもHEYSKE邸にお邪魔すると
非常にリラックスした雰囲気に包まれる。
やはり人柄や色々な事が滲み出ている結果なのだろう。
あんな大人になりたいものである。

しかも日曜にHEYSKE氏が沼津で釣り上げた高級魚の数々で
ご馳走になってしまい、本当に癒しのひとときであった。
あの料理の腕、反則としか言いようがない。

12月にまたHEYSKE氏と御一緒する予定でいるので
お暇な方は是非ともそのプレイを堪能して頂きたい。

2007年11月06日

SBC Session & 日本対タイ

渋谷(神泉)LanternにてSBC Sessionを行った。
今回は久々に少々少なめのスタートとなったが
それでも奥田やすひろ氏やMASA小浜氏など
大御所の方々が数多く訪れ、大いに盛り上がるSessionとなった。
次回はSBC B-Side Sessionである。
今月の第3週の月曜日には是非とも四ッ谷Sokehs Rockに
遊びに来てはいかがだろうか。


さて、女子ワールドカップバレー大阪ラウンドで
日本はタイと対戦した。
セルビア戦では後一歩と言うところで押し切れなかったが
あの試合をバネにどう修正して来たのか楽しみである。
この後、日本はイタリアを始めとする強豪との対戦が控えている。
それだけにもう負けるわけにはいかない。
ワールドカップバレーで3位以内に入れば北京への切符が手に入る。
ただ、タイは近年非常に力をつけて来ており
アジアでも注目のチームに仕上がっている。
そして韓国戦で解ったように、これまでの対戦成績では
図れない五輪への気持ちが各国にこもっており
この試合、格下とは言え全く油断出来ない。

日本のスタメンは竹下、高橋、栗原、杉山、荒木、木村
そしてリベロに佐野が入るいつものメンバー。
対するタイもベストメンバーで揃えてきている。

第1セット、まずは木村が綺麗に決めて日本のポイントで始まる。
しかしながらセルビア戦を引きずっているのか
少々堅い印象を受ける。
ただ、日本は栗原が好手に渡りチームを引っ張り
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本リードで迎える。
ところがタイムアウト明けに日本が急にばたつき
ミスを連発し1点差まで詰め寄られる展開に。
しかしそれを荒木が強打でのブロードで切り
その後も日本は荒木の活躍で再びリードを広げながら
16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本は順調に試合を進めていくのだが
気になるのは高橋の不調である。
セルビア戦でガンガンにブロックされたのが後を引いており
なかなか良いプレイが生まれてこない。
日本の中心選手なだけにどうにか頑張って欲しいところである。
高橋の不調は払拭出来ないままだが24-18でセットポイントを迎え
最後は杉山のブロックポイントが決まり25-19で
日本は第1セットを先取した。

続く第2セット、まずは栗原のスパイクが決まり
日本のポイントからスタートする。
しかしこれまで沈黙していたタイのエースがが復活し
最初のテクニカルタイムアウトは6-8とタイのリードで迎える。
日本は栗原や荒木の活躍で徐々に点差を詰めつつ
10-10とついに同点とし、12-11で逆転に成功する。
そのまま点差は変わらず16-15で2回目のテクニカルタイムアウト。
その後もつかず離れずの試合展開のまま
23-23とし、ここで杉山の神速攻撃が決まり24-23で
日本のセットポイントを迎える。
しかしここでタイが粘り試合はデュースへ突入。
その後もシーソーゲームが続くが
日本は荒木の強打で26-25とセットポイントを迎え
最後は栗原が打ち抜き27-25で第2セットを連取した。

迎えた第3セット、まずはタイのポイントで始まる。
しかし日本は序盤からリードを奪い8-5で
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も日本は高橋が徐々に復活し
杉山がタイのエースをブロックするなどして
第3セット中盤に来て、ようやく日本らしさが見え
2回目のテクニカルタイムアウトは16-8と
大量リードで迎える事となる。
テクニカルタイムアウト明けも杉山が再三のブロックポイントで
完全にタイをシャットアウトし、日本に流れを引き込む。
その後、高橋が完全に復活し、24-14でマッチポイントを迎え
最後は25-14で終わってみればストレートで勝利した。

このタイとの一戦、日本にとってセルビア戦での
嫌な空気を払拭するのにうってつけの試合となった事は間違いない。
この流れに乗ったまま、明日のイタリア戦でどうにか勝利して欲しい。
明日の日本代表に期待したい。

2007年11月07日

日本対イタリア

女子ワールドカップバレー大阪ラウンド第2戦で
日本は強豪イタリアと対戦した。
現在セルビアに痛い黒星を喫してしまい
五輪へ行くためにはもう負けられない。
それだけに非常に重要な一戦である。

日本のスタメンは竹下、栗原、高橋、杉山、荒木、木村
そしてリベロに佐野が入るいつものメンバー。
対するイタリアもキューバから移籍したアゲロを中心に
完璧なメンバーで臨んできている。

第1セット、まずはイタリアのポイントからスタートする。
序盤は両チーム共にサーブミスなどが目立ち
点差は開かず7-8とイタリアリードで迎える。
イタリアは明らかに立ち上がりが悪く
日本としては今の内に引き離したいのだがそうならない。
日本は雰囲気は良いのだが、それがプレイと直結していない。
イタリアを相手に少々慎重になりすぎているのか解らないが
どうにか早い段階で波に乗りたいところである。
しかしタイムアウトの後、少々イタリアに離され
日本は杉山のクイックなどでやり返すが
2回目のテクニカルタイムアウトは12-16で迎える事になる。
この後、日本は必死に反撃するがイタリアのブロックに捕まるなどして
17-24でイタリアのセットポイントとなり
杉山が1ポイントを返すが、最後は木村のサーブミスで
18-25で第1セットを落としてしまう。

続く第2セットもイタリアのポイントから始まる。
日本は素晴らしいレシーブを見せるが
日本の攻撃が綺麗に通らない。
最初のテクニカルタイムアウトは4-8とそれがスコアに出た結果となった。
タイムアウト明けも、日本は苦しいところで栗原が奮戦し
杉山もブロックポイントなどで応戦するが点差は開き
2回目のテクニカルタイムアウトは9-16で迎える。
しかしこの後、杉山が一人時間差やブロックポイントなど
驚異的な活躍を見せ、それに他のメンバーも続き
極めつけは高橋が目の覚めるような2連続ノータッチエースサーブで
イタリアに1点差に詰め寄る。
これにはさすがに堪らずイタリアがタイムアウトを取るが
それでも日本は止まらない。
栗原がタイムアウト明けに決め、そして杉山の神速ブロードで
18-17と逆転に成功する。
しかし今度はイタリアがメンバーチェンジで守備を固め
そこから反撃に出る。
その後は完全なイタリアのペース。
19-24と一気にセットポイントに持って行かれ
そのまま19-25で第2セットも続けて落としてしまう。
中盤の8連続ポイントがあっただけに大いに残念である。

後のない第3セットもイタリアのポイントで始まる。
この第3セット、第2セットで止められた荒木に代えて
日本は庄司を投入している。
しかしイタリアの攻撃に耐えられず3-8で
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後もことごとく日本の攻撃が止められ
2回目のテクニカルタイムアウト6-16で迎え
徐々に厳しい展開となってきた。
そしてついに13-24でイタリアのマッチポイントとなり
高橋が意地のスパイクを決めるが
最後はイタリアに決められ14-25という屈辱的なスコアで
しかもストレートで敗れてしまった。

これで日本は黒星は2つとなり
日本が北京五輪への切符を手に入れるための条件は
より厳しいモノとなった。
ただ、完全に道が閉ざされたわけではない。
ここからどう成長するかで、まだ可能性は十分に残されている。
次のペルー戦、大いに期待したい。

2007年11月08日

Thank You!

本日、また一つ大人になった。
毎年多くのメッセージを頂くのだが
本当に嬉しモノである。
特に今年はとても大きな出来事が個人的に多く
色々なモノを得た1年であった。
今日からはそれらを真に活かした演奏や
楽曲を作成するべく、頑張って行きたい。
今年はこれまで以上に最高の一年にしたい。
メッセージを送ってくれた多くの方々
本当にありがとう。
頑張ります。

2007年11月09日

日本対ペルー

女子ワールドカップバレー2007も
ついに北海道ラウンドを迎え
日本は既に2敗と負けられない状況に追い込まれた。
北海道ラウンドの初戦は南米選手権2位のペルー。
既にどう勝つかと言うよりも、勝たなければ先がない状況で
どのような試合を見せてくれるか、大いに注目である。

日本のスタメンは竹下、高橋、栗原、杉山、荒木、木村
そしてリベロに佐野が入る不動のメンバー。
対するペルーもベストメンバーで臨んできている。

注目の第1セット、まずはペルーのエースのスパイクがアウトになり
日本のポイントから始まる。
日本は木村が最初からキッチリ決めて2-0とリードするが
その直後にペルーも2連続ポイントで返し
もつれながらも竹下がブロックポイントを決めるなどして
最初のテクニカルタイムアウトは8-6で日本が一歩抜け出した。
その後も荒木の強力なスパイクが炸裂し
ペルーを圧倒し、そこに後輩の木村まで珍しい強打を見せ
11-7と日本はペルーを引き離していく。
結局、荒木がブロックポイントなどで驚異的な活躍を見せ
2回目のテクニカルタイムアウトは16-10で
完全に日本のペースで迎える。
ペルーが意地を見せる場面もあるが、日本は栗原が流れを切り
20-15でセット終盤を迎え24-18とセットポイントを迎え
最後は杉山がこの試合最初の得点を決めて25-18で
日本は非常に良い形で第1セットを先取した。

続く第2セット、序盤からペルーが乱れ
明らかに調子を崩しているのが解る。
逆に日本は粘りに粘った末に荒木が強力なブロックで
ブロックポイントを取り、アタックでも活躍して
いきなりの4連続ポイント。
ペルーはタイムアウトを取らざるを得ない状況に。
タイムアウト後も日本の勢いは納まらず8-2で
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も圧倒的なペースで試合を進め
16-8で2回目のテクニカルタイムアウトを迎え
ペースを崩さず24-13でセットポイント。
最後はペルーが乱れて25-13で
第2セットも連取した。

迎えた第3セット、いきなり荒木のブロックポイントが決まり
日本は幸先の良いスタートを切る。
ところがこのセット、ペルーが調子を取り戻し
6連続ポイントで一気に日本を引き離す。
これまでの流れが一気にペルーに行ったところで
日本は急遽タイムアウトを取る。
しかし流れを変えることが出来ず、最初のテクニカルタイムアウトは
2-8とこれまででは考えられないスコアで迎える事となる。
その後も日本は引き離されつつ7-16で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
このタイムアウトの後、ペルーが3連続でミスを犯し
10-16とし、ペルーの流れが変わり出す。
そしてそれに荒木が続き、ペルーも焦りからかミスを犯し
高橋が止めの一発を決めて
実に7連続ポイントで2点差まで猛追する。
こうなると焦るのはペルー。
急遽タイムアウトを取り、対策を練る。
タイムアウト明けも高橋が決め
8連続ポイントで1点差とし
ここからしばしシーソーゲームとなる。
点差は開かないが杉山が相手ブロックを
完全に置き去りにする神速ブロードを決めるなど
日本の調子は良い。
しかしセット終盤に来て18-21でペルーが抜け出す。
日本はタイムアウトを取るが、ここに来てペルーが復活。
タイムアウト明けにサービスエースを決められ18-22とされる。
日本は杉山と荒木で返すが、点差がなかなか縮まらない。
そして21-24とついにペルーのセットポイントを迎え
日本は栗原が1ポイントを返すが続かず22-25で
第3セットを落としてしまう。

第4セットはペルーのブロックポイントから始まる。
しかし日本も木村が切って行き
それに荒木もダイレクトアタックで続く。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは8-6と
日本は第3セット終盤の勢いを保って
リード出迎えることとなる。
そのまま日本はリードを守り16-14で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も日本は苦しめられながらも
荒木と高橋が日本を引っ張り、そこに栗原も加わり
24-17でついに日本のマッチポイントとなり
木村、高橋が止められるも、最後は杉山の神速ブロードで
25-19で日本がセットカウント3-1で勝利した。

第3セットで勢いを落としはしたが
どうにか持ち直し、勝利した。
第3セット序盤の減速は大いに残念ではあったが
個人的にはその後立て直せた事を評価したい。
明日は欧州の強豪ポーランドとの対戦。
現在日本の順位は5位であり
負けなければまだ北京への道は残されている。
明日のポーランド戦、期待したい。

2007年11月10日

Live! & 日本対ポーランド

渋谷Live GateにてSolaのLiveに出演した。
相変わらずの大盛況で、観客をSolaの世界に引き込み
素晴らしいLiveであった。
Solaのサポートも随分やって来たが
今回は非常に良かったのではないかと思う。
また、このLive Gateには私が以前所属していたMICAの
スタッフの方がおり、これにも非常に驚いた。
そんな事もあり、心温まるLiveであった。
次回のLiveはまだ決定していないが
決まり次第このサイトでお知らせする予定である。


さて、女子ワールドカップバレー北海道ラウンド第2戦で
日本は欧州の強豪ポーランドと対戦した。
このポーランドとは以前に戦い、勝利している。
しかし、このワールドカップバレーは魔物が住んでいる。
何があるか解らないし、このところの日本が好調にもかかわらず
後一歩のところで勝てない試合もあるだけに
全く油断は出来そうにない。

日本のスタメンはこれまでどおり、竹下、高橋、栗原、杉山、木村、荒木
そしてリベロに佐野が入る布陣となっている。
対するポーランドもエース・グリンカやスコブロニスカなどを中心に
ベストメンバーで臨んでいる。

注目の第1セット、まずはポーランドのポイントで始まるが
日本も栗原がキッチリ返し、直後に自らサーブポイントを取る。
しかしその後はポーランドの高いブロックに悩まされ
最初のテクニカルタイムアウトを5-8とポーランドリードで迎える。
タイムアウト明け、今度は杉山が高速ブロードとサーブポイントで
栗原と同じく、1人で2連続ポイントを取る活躍で景気をつける。
それでもポーランドを攻略するには至らず
2回目のテクニカルタイムアウトも12-16で
ポーランドのリードで迎える事となる。
そのままポーランドのペースのまま
日本は奮戦するも、18-24でポーランドのセットポイント。
高橋が強打で返すが19-25で第1セットを落としてしまう。

続く第2セットは長いラリーの末、日本のポイントから始まる。
そして高橋のブロックポイントや、木村が
ポーランドのエース・グリンカを止めるブロックポイントなどで
ポーランドを叩き、最初のテクニカルタイムアウトは
8-4とリードで迎える。
その後、日本はポーランドの逆襲を受けるが
栗原が苦しいところで流れを切り、荒木がブロックを決めるなどして
何とかリードしたまま16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
タイムアウト明けもポーランドが必死に食らいついて来るが
日本はそれを竹下のブロックポイントや栗原の活躍で
何とか防ぎ、24-22でセットポイントを迎え
グリンカに1点を返されるが、最後は高橋が打ち抜き
25-23で第2セットを取った。

迎えた第3セット、どうやら中継がカットされたようで
最終的にはポーランドが取る展開に。

後のない第4セット、まずは木村が決めて日本のポイントで始まる。
序盤は両者一歩も譲らぬ展開となったが
日本は佐野の好レシーブでチャンスをつなぎ
最初のテクニカルタイムアウトは8-7で
日本が頭1つ抜け出した格好となった。
タイムアウト明けも、両チーム譲らずの展開となったが
日本は木村のバックアタックや杉山の神速攻撃などで
16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後、日本はどうにかポーランドを引き離そうとするが
後一歩というところでポーランドが逆襲するが
終盤にようやくポーランドを引き離し23-19とリードを広げる。
ところがここでまたもポーランドが逆襲。
23-22とされるが、高橋が切り、24-22とセットポイントを迎える。
そして最後はグリンカのスパイクを止め、栗原が打ち切って
25-22で日本が第4セットを取った。

ファイナルラウンド、まずはポーランドのポイントで始まる。
ファイナルラウンドは15ポイント先取であり
一瞬でも気を抜いた方が負ける。
ポーランドはスコブロニスカを使い、攻めており
グリンカは決定率が40%を切り、完全に沈黙。
日本はどうにか全員バレーで乗り切り
両チーム全く点差が開かない。
しかし高橋が長いラリーを制して5-4とし日本がリードを取る。
この辺りでついにポーランドが乱れ始め日本は得点を重ね
杉山が値千金のブロックポイントを決めて
日本が8-6とリードしてコートチェンジとなる。
コートチェンジの後、ポーランドは乱れながらも逆襲に転じる。
しかしこの流れを切るのが荒木の強打である。
そして高橋の活躍などで再び日本はリードを広げ
竹下が難しいボールを上げ、それを杉山が神速ブロードで決めて
14-11でついに日本のマッチポイントを迎える。
ポーランドに1ポイントを返されるが、最後は高橋の技有りスパイクで
15-12で日本がフルセットの末、勝利した。

本当に素晴らしい試合であった。
苦しい展開ではあったが、この試合は今後に
大きく影響する試合となったのは間違いない。
明日のケニア戦、期待したい。

2007年11月11日

日本対ケニア

女子ワールドカップバレー札幌ラウンド第3戦で
日本はケニアと対戦した。
昨日激闘を制し、完全に波に乗っているだけに
格下のケニア相手に完勝して欲しいものである。

日本のスタメンは竹下、高橋、栗原、木村、荒木、大村
そしてリベロに佐野が入っている。
そう、杉山がいない。
これがどういう采配なのか解らない。
杉山が不調なのか、それとも格下相手に消耗戦を避けたか
どちらかだと思われる。

第1セット、まずは日本の連続ポイントで始まり
序盤からケニアを寄せつけない試合を展開し
最初のテクニカルタイムアウトは8-4で迎える。
そして2回目のテクニカルタイムアウトも安定した展開で
16-10で迎え、その流れに乗ったままセット終盤を迎える。
荒木、木村、栗原が爆発し24-13セットポイントを迎え
1ポイントを返されるが、最後は荒木が打ち抜いて25-14で
第1セットを危なげなく先取した。

続く第2セット、日本のポイントから始まるが
そのままいきなりの5連続ポイント。
第1セットの流れをそのままに試合を展開する。
多少ケニアの逆襲に悩まされるも
最初のテクニカルタイムアウトは8-5とリードで迎える。
日本はその後、庄司を入れて攻撃の幅を確認しながら
徐々にリードを広げ、ケニアは完全に沈黙。
2回目のテクニカルタイムアウトは16-8と
ダブルスコアとなり日本リードで迎える。
そして河合や多治見、大山なども投入し、24-10で
セットポイントとなり、ケニアに2ポイント返されるが
最後は大山が決めて25-12で
第2セットも連取した。

迎えた第3セット、ケニアのポイントから始まるが
日本も庄司が返し、先日のペルー戦のように
ケニアを調子に乗らせない。
それに高橋の相手をあざ笑うかのようなスパイクや
多治見のテクニックが光るプレーなどで
序盤から日本はケニアを引き離し
最初のテクニカルタイムアウトは8-2と大量リードで迎え
完全にケニアを寄せつけない。
ケニアもどうして良いか解らない状況で乱れている。
やはりこうしてみると日本の女子バレーのレベルは高い。
世界レベルに十分達していると言って良いだろう。
しかし、それ以上に世界トップレベルの質が高い。
ブラジル、ロシア、中国、イタリアなどの強豪が相手だと
少々厳しいものがある。
あと少しのところが非常に大きいのだろう。
日本はそのまま13連続ポイントで完全にケニアを引き離し
16-4で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も完璧な試合運びで20-6とセット終盤を迎え
庄司のブロックポイントで24-8でマッチポイントとなり
最後は高橋が押し込んで25-8で完璧な内容で勝利した。

格下相手とは言え、油断せずに完璧な試合運びで
ケニアに圧勝することが出来た。
また、収穫としては控えメンバーを起用する事で
モチベーションが上がり、各々の力を再確認する事で
最終ラウンドでの攻撃の幅を広げる事が出来た事だろう。
最終ラウンドの相手はキューバ、アメリカ、ブラジルと
とてつもなく強力な相手が待っている。
最後の名古屋ラウンド、何とか勝って欲しいものである。
次のキューバ戦、期待したい。

2007年11月12日

元気玉

非常に興味深いサービスを見つけた。
ブッコミイレブン(BM11)と言う団体が提供する
「元気玉」と言うサービスである。
幅広い世帯に知られているドラゴンボールの
技の名前が付いたこのサービスだが
アイデアなどに困った際に彼らが有料で
アイデアを提供してくれると言うのである。
数は11個から、つまり1100円。
確かにアイデアなどに困ることは誰にでもある。
そんな時にこのサービス、ちょっと魅力的ではないだろうか。
検索すればすぐに出てくるので
見てみるのも一興だと思われる。

2007年11月13日

Lantern Session & 再共演 村上ポンタ秀一氏

久々に第2週Lantern Sessionに参加した。
実に3ヶ月ぶりとなるのだが
いつもの通りの大賑わいの中、大御所の方々が
自らの思いをぶつける素晴らしいSessionであった。
前半はいつもの感じだったのだが
突然村上ポンタ秀一氏が登場!
いやはや驚いた。
そして数曲御一緒させて頂いたわけである。
なにより嬉しかったのは、私をはっきりと覚えていてくれた事。
何とも嬉しい限りであった。
次回も大いに楽しみである。

2007年11月14日

浦和レッズ対セパハン & 日本対キューバ

サッカーアジアCL決勝戦
ついに浦和レッズ対セパハンの一戦である。
この試合に勝てばアジアのクラブチームで
最強の称号を得られるのである。

気になる浦和のスタメンだが
GKに都築
DFに闘莉王、坪井、堀之内
MFに鈴木、阿部、長谷部、平川、ポンテ
FWに永井とワシントン
となっている。
よくよく見れば、闘莉王、坪井、鈴木、阿部、長谷部
この5人は日本代表、もしくは代表経験のあるメンバーであり
スタメンのうち5人が日本代表とは、何とも心強い布陣だろうか。
しかもサブのメンバーには田中達也まで控えている。

対するセパハンもしっかりとした布陣を組んで来ている。
既にアウェイでの戦いで引き分けに終わっており
ホーム&アウェイでの戦いとなるため
このホームでの戦いに勝てば良い。
やはり「アウェイでの引き分けは勝利と同じ意味を持つ」と言う格言は
こういう時に身にしみる。

浦和のキックオフで試合開始。
浦和は前半1分から長谷部がシュートを放つなど
非常に良い立ち上がりで試合を進めている。
その後も前半7分にワシントンが得たフリーキックを
ポンテが蹴り、闘莉王がヘッドで枠に入るシュートを打ち
ディフェンスでも阿部や坪井がしっかりと機能し
ホームという事もあるが、しっかりと流れをキープしている。

そして前半21分、ついに試合が動いた。
中盤で鈴木が奪ったボールをつなぎ、それをポンテが
永井に絶妙なキラーパスを送り
これを永井が右脚で一閃。
完璧なシュートがセパハンのゴール左隅に突き刺さった。
このホームでの先制点、大きな意味がある。

この先制点で一気にヒートアップしたのがセパハンである。
後の無い状況で、果敢に攻め上がってくる。
しかし浦和のディフェンスが厚く、その攻撃を跳ね返す。
やはり闘莉王、坪井、鈴木、阿部の日本代表が
その中核をなし、セパハンを寄せつけない。
また、攻撃面でも永井やポンテ、ワシントンなどが
ガンガンに攻め上がっているため
これもセパハンが攻め切れずにいる理由となっている。

前半29分、セパハンがカードを切る。
決勝戦第1戦で得点を挙げたカリミを投入する。
後半に取っておきたかったようだが
既に前半で先制されているため、それどころでは無くなったのだろう。

しかしながら、結局前半はしっかりと浦和が守り切って終了。
後半に向けて両チームがどのような戦略を考えてくるのか
大いに興味深い。

迎えた後半、セパハンのキックオフで試合再開。
セパハンはこの後半からMFを一枚変更し
攻撃的な選手を入れ、どうやっても得点に持って行くようである。

後半は序盤からセパハンがとにかく攻める展開。
やはりもう後が無いだけに必死である。
さすがの浦和も、時折危険な場面もありはしたが
取り乱すこともなく、冷静に対処している。
こうなれば後はどちらが強いか、そこにかかっている。
まさに真剣勝負という言葉が相応しい試合である。

この試合、日本代表陣も非常に良い動きをしているが
注目したいのは永井である。
FWの選手ながら、攻守に渡り活躍し
そして得点も挙げるという活躍ぶり。
これはこの試合を見に来ているオシム監督の目に
止まっても決して不思議ではない。
来年の日本代表に永井が呼ばれる可能性は十分にある。

後半17分浦和に非常に危険な出来事が起こる。
DFの堀之内が相手選手とボールの打ち合いになり
その打ち合いで右足首を負傷。
一度ピッチの外に出るが、何とか復帰する。
浦和は既にJリーグなどで満身創痍と言って良い状態。
この試合も気力で戦っている選手もおり
それを考えると、怪我だけは気を付けて貰いたい。

セパハンの攻撃を防ぐ展開だったが
後半25分、試合が動いた。
長谷部からスイッチしたボールを闘莉王が上げ
そのボールをワシントンがしっかりと落とし
それを永井がシュート。
そのシュートを相手GKが弾いたところを
ゴールに叩き込んだのが阿部である。
この値千金のゴールで浦和は2-0とリードを広げ
完全に押せ押せムードに突入する。

浦和はしっかりと攻撃をしながらも時間をかけて相手を焦らし
安定した試合を展開する。
対するセパハンはとにかく前線に選手を残し
必死にカウンターを狙う。
こうなるともう胸の高鳴りが納まらない試合展開である。
汚いプレーもなく、お互いが真っ直ぐに真剣勝負を繰り広げる。
何とも素晴らしい試合であろうか。

そんな試合も後半40分を過ぎると、セパハンがガンガンに攻め上がる。
何度もペナルティーエリア内に入られ、冷や冷やする場面が続く。
後半41分、疲れの見える永井に代えてついに田中達也を投入し
前線のリフレッシュを図る。

後半、3分のロスタイムに入ったところで
浦和はワシントンに代えて元日本代表の野人・岡野を投入。
岡野は入った直後から果敢にプレイするが残り時間は1分。
ただこの岡野の果敢なプレイで再び浦和が盛り返し
その流れの中、ついに試合終了。
この瞬間、AFCチャンピオンリーグで浦和が初優勝を成し遂げた。

この浦和の優勝は非常に大きな意味がある。
日本のアジアCLでの優勝は初であり
この事は日本サッカー界を盛り上げる最高の材料になる。
今後の日本サッカー界をこの試合がきっかけとなって
良い変化をもたらすことは間違いない。
サッカー日本代表に取ってもこの試合で得ることは多く
来年の日本代表の試合にも大いに期待できる事だろう。
来年の日本サッカーに大いに期待したい。


さて、次は女子ワールドカップバレーである。
日本は最終ラウンドとなる名古屋ラウンド初戦で
キューバとの対戦に臨んだ。

既に負けが許されない状況での三連戦は超強豪ばかり。
しかしながら勝たなければどうにもならないだけに
勝って貰うしかない。

日本のスタメンは竹下、高橋、栗原、杉山、荒木、木村
そしてリベロに佐野が入るいつものベストメンバー。
対するキューバもラミレスやカリーヨ、ルイザなど
相変わらずの強力な布陣である。

注目の第1セット、いきなりのノータッチエースで
キューバのポイントで始まる。
序盤、日本は高橋や杉山などの活躍で奮戦し
最初のテクニカルタイムアウトは8-7で
日本リードで迎える。
その後はキューバにリードされながらも逆転し
試合はとにかく白熱した展開で
2回目のテクニカルタイムアウトはもつれ合いの末
16-15で日本がリードを守って迎える。
日本はワンポイントブロッカーの大村が
見事にブロックポイントを決めるなど
まさに全員バレーでキューバに立ち向かい
24-22でセットポイントを迎える。
キューバは慌ててタイムアウトを取るが
日本の流れは変わらず、最後は栗原が強烈なスパイクを放ち
キューバのブロックにかかるも、コート外にボールを弾き飛ばし
25-22で第1セットを先取した。

続く第2セット、またもキューバのポイントからスタートする。
キューバはいきなりの2連続ポイントを取ってくるが
日本も木村が絶妙なスパイクでキューバのブロックの間を狙い
しっかりとポイントをあげていく。
第1セットの流れのままに、キューバにリードされるも
土壇場で逆転して、最初のテクニカルタイムアウトは8-7で
またも日本リードで迎える事になる。
その後も栗原の強力なサーブなどがキューバを苦しめ
日本はリードを保って試合を進める。
しかし今度はキューバが土壇場で逆転に成功し
15-16とキューバのリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本はタイムアウト明けも奮戦するが
キューバの強烈な攻撃の前に苦戦し、徐々に引き離される。
しかし日本も17-22となったところから日本は5連続ポイントで
22-22で同点まで詰め寄る。
ところがここでキューバが再び強力なサーブで引き離し
22-24でキューバのセットポイントとなる。
しかしここでキューバのサーブミス、そして日本が押し込み
24-24とデュースへ持ち込む。
そのまま試合はシーソーゲームとなるが
26-26となったところで、日本が再三のブロックで止めた末
27-26で日本がセットポイントを握る。
しかしこの勢いが続かず、27-28で
またもキューバのセットポイント。
日本はここで再び栗原が決めて28-28とするが
キューバのクイックが決まり28-29。
だがここに来てキューバがサーブミス。
しかしすぐにキューバが取り返し29-30となり
6回目のキューバのセットポイントを迎える。
日本はここで粘るが、最後は29-31で第2セットを落としてしまう。

迎えた第3セット、日本は景気よく3連続ポイントで始まり
第2セットの負けを引きずっていない。
杉山の神速攻撃なども決まり、何とも心強い。
やはりこの試合を見ていても、杉山の攻撃には
キューバと言えど、ついて行けていない。
さすがとしか言いようがないスピードである。
そんな杉山の神速攻撃に加えて
現在ブロックランキング5位に位置している荒木の
ブロックポイントなども決まって
最初のテクニカルタイムアウトは8-5とリードして迎える。
しかしこのタイムアウトの後、キューバが爆発。
一気に逆転し、その流れのまま13-16と逆転されて
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本はその後、必死に応戦し21-22と1点差まで詰め寄るが
22-24でセットポイントを握られ、栗原が1ポイントを返すが
25-23でキューバに逃げ切られ、セットカウント1-2と
後のない状況に追い込まれた。

運命の第4セット、まずは日本のポイントから始まる。
この試合、日本の調子は決して悪くない。
しかしキューバも悪くないのである。
日本は高橋、杉山、栗原などが奮戦するが
キューバも同じく奮戦し、点差が開かない。
最初のテクニカルタイムアウトは8-7と
日本がリードして迎えるが、既にキューバ相手では
3ポイント以上のリードでなければ
リードとは言えない状況となっている。
案の定このタイムアウトの後でまたもキューバが爆発し
2回目のテクニカルタイムアウトは11-16で
大きく引き離されて迎える事となる。
そしてこの後も調子に乗ったキューバを止められず
日本はただ引き離されるばかりの展開となる。
17-24でキューバのマッチポイントとなり
日本は栗原、杉山の活躍で3ポイントを返すが
これまでの点差がどうにもならず
最後は20-25で第4セットを落としてしまう。

最後までもう少しのところで
攻め切れなかった感がある試合となった。
日本は粘りのバレーで素晴らしい守備を展開するが
やはり決定的な攻撃力が不足しており
何ともし難い状況となった。
ワールドカップバレーも残すところ2試合となり
五輪への切符も非常に厳しくはなったが
残り2戦はアメリカとブラジル。
この強豪を相手に戦える事は十分に良い経験となり
今後の日本代表に取って大事な試合となるのは間違いない。
残り2戦、日本代表の戦いに期待したい。

2007年11月15日

日本対アメリカ

女子ワールドカップバレー2007最終ラウンドで
日本はアメリカと対戦した。
昨日の手痛い敗北から一夜明け
その悔しさをバネにどんな試合を見せてくれるのか
大いに注目の一戦である。

日本のスタメンは昨日と同じく、竹下、高橋、栗原、杉山、荒木、木村
そしてリベロに佐野が入る布陣。
対するアメリカも昨日の試合で一敗を喫しており
日本をねじ伏せるべく、ベストメンバーで臨んで来ている。

第1セット、まずは佐野が綺麗にレシーブし
それを竹下が完璧なトスを上げ
それをエース栗原が決める完璧なポイントで始まる。
その後も佐野の素晴らしいフォローや
高橋の強打などで本当にテンポの良い試合を展開。
最初のテクニカルタイムアウトは8-7とリードで迎える。
点差はあまり離れていないが、日本の立ち上がりは良く
この試合負ける気がしない。
是非ともこの予感が当たって欲しいものである。
タイムアウト後も日本は栗原の強打、荒木のブロックなどで
強気のバレーを展開するがミスも目立ち逆転され
2回目のテクニカルタイムアウトは14-16で迎える。
しかしタイムアウト明け、日本が異常なほどの粘りのバレーで
流れを再び引き寄せにかかるが
木村の調子が悪くミスが目立ち、流れが日本に来ない。
逆にアメリカは安定した試合運びで徐々に日本を引き離し
16-24でアメリカのセットポイントとなる。
日本は粘るのだが、この点差ではどうにもならず
奮戦するも17-25で第1セットを落としてしまう。

続く第2セット、まずはアメリカのポイントから始まり
日本はブロックに捕まるなどして
序盤いきなりの3連続ポイントで0-3とリードされる。
日本はこの苦しい状態を打開すべく
杉山を一時下げて多治見を投入。
多治見は直後にポイントをあげるなどしてチームに貢献するが
それでもアメリカの高いブロックに苦しめられ
最初のテクニカルタイムアウトは5-8でアメリカリードで迎える。
そしてタイムアウト明け、今度は多治見までも止められ
日本はいよいよ苦しくなった。
その後もエース栗原の攻撃が通らず
2回目のテクニカルタイムアウトを7-16で
大差をつけられて迎える事となる。
日本はその後も苦しめられながら食らいついていくが
やはりこの点差を縮めることは叶わず
13-24でセットポイントを握られ、1ポイントを返すが
最後は14-25で第2セットを続けて落としてしまう。

後のない第3セット、アメリカのサーブミスで
日本のポイントから始まる。
この第3セット、第2セット途中で入った多治見が
そのまま入っている。
個人的には杉山ではなく、木村を代えても良いと思うが
バックアタックなどの武器を考えると
そうも行かないのかも知れない。
このセット、日本が粘りに粘る素晴らしいバレーを展開。
後の無い状態で吹っ切れたようである。
しかしそれでもアメリカが止まらない。
そしてアメリカに通じない。
こうなるとなぜなのか理解に苦しむが
やはりアメリカが強いと言うべきなのだろう。
結局最初のテクニカルタイムアウトは7-8で
アメリカに一歩及ばずリードされて迎える。
その後も日本はアメリカを射程圏内に収める事が出来ず
12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎え
奮戦するも栗原が完全にシャットアウトされて
19-24でついにアメリカのマッチポイントとなる。
日本は最後に1ポイントを返すが続かず
20-25で第3セットを落とし
セットカウント0-3のストレートでアメリカに敗北してしまった。

決してモチベーションは低くなかったし
最後まで勇敢に攻めていった。
しかしアメリカが強かった。
確かに木村がもう少し調子が良ければと思うところもあったが
それだけが原因とは考えにくい試合であった。
ベテラン多治見を投入し、高橋が難しいところで決めても
アメリカが調子を崩さない。
アメリカの試合運びを誉めるべきなのだろうか?
しかしそれでも勝てない試合ではなかったと感じてしまう。
あえて個人的に考えられる要因と言えば
選手層の薄さではないだろうか。
日本には強力なアタッカーがいるが
控え選手には少ない。
やはり竹下、高橋、栗原、杉山、荒木、木村と言った
この6名と比べればベテラン多治見や
新たな戦力である庄司なども悪くはないが
少々差が大きい気がしてならない。
もし落合、菅山、宝来、小山などが万全の体調で
チームに居てくれたら、この苦しい状況を
打開する事が出来たかもしれない。
それぞれに悪いところはある。
しかしそれぞれの良いところを活用する方向で考えた時に
もっとやりようがあったかも知れない。
この敗戦で日本は今大会での北京五輪への切符は閉ざされたが
来年5月に行われる大会でまだ望みが残っている
そしてその前に明日のブラジル戦も残っており
まだワールドカップバレーが終わったわけではない。
明日のブラジル戦、今後の日本代表の大きな糧となるような
試合を見せて欲しいものである。

2007年11月16日

日本対ブラジル

女子ワールドカップバレー2007最終ラウンド最終戦
日本は最後の大一番、ブラジルとの対戦に臨んだ。
昨日の敗北で今大会での五輪への切符は絶たれたが
来年の5月に向けて再スタートを切るべく
この最後のブラジル戦、南米の王者を相手に
思い切った戦いで勝利して欲しいものである。

日本のスタメンは竹下、高橋、栗原、多治見、荒木、木村
そしてリベロに佐野が入っている。
個人的にはここでなぜ杉山を外したのか納得が行かない。
ブラジルは毎度木村を狙って攻撃を仕掛けており
レシーブの悪い木村を外すのが普通と考えるのだが
試合を見ないと解りそうにない。

対するブラジルは毎度散々苦しめられるエース・シェイラを中心に
フォフォン、ジャケリネなど相変わらずのメンバーで臨んできている。

第1セット、まずはブラジルの2連続得点で始まり
序盤からリードを奪われるが
日本は高橋などがしっかりと機能し
木村のサーブポイント、多治見のブロックなどで応戦し
最初のテクニカルタイムアウトは大きく引き離されず6-8で迎える。
しかしこのタイムアウトの後、栗原を中心に逆襲し逆転に成功。
ところがここでブラジルもやり返し、ブロックポイントなどで
再び逆転される展開に。
それでも日本は大きく引き離されず14-16で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしこの後が続かなかった。
ブラジルの強力な攻撃とブロックの前に耐えきれず
16-24でブラジルのセットポイントとなり
そのまま最後は栗原のアタックがアンテナに当たり
16-25で第1セットを落としてしまう。

続く第2セットもブラジルの2連続得点から始まる。
日本は荒木や多治見が活躍しリードされながらも
大きく引き離されず最初のテクニカルタイムアウトは
6-8で迎える事となる。
しかしこの後、苦しい戦いの末に13-12とついに逆転。
そこに木村のサーブポイントで14-12と引き離し
ここから高橋、栗原の強打が決まり16-13と
ようやく日本がリードして2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
そしてこの後、何とブラジルのジャケリネが徐々に不調に陥り
日本はそこを狙ってしっかりと攻撃を仕掛け
リードを保ったままセット終盤へ持ち込む。
しかしセット終盤に来て22-22と同点に持ち込まれ
試合はもつれるが、土壇場でジャケリネが大きなミスを犯し
24-22で日本は初のセットポイントを迎える。
ブラジルは慌ててタイムアウトを取るが間に合わず
1ポイントを返すが最後は荒木が決めて
第2セットを日本が取る結果となった。

第3セット、まずは栗原がフェイントでポイントを取り
日本のポイントからスタートする。
ブラジルは不調のジャケリネを継続して使うようで
日本としてはそこを突いて崩したいところ。
日本は立ち上がりから順調にブラジルを引き離していたが
ブラジルも引き離されたところでジャケリネを下げ逆襲。
7-8と逆転されて最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も日本は復活したブラジルを止められず
パウラなどにボコボコにやられてしまい
10-16と引き離されて2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかし、この後日本が怒濤の逆襲を仕掛ける。
シェイラ、パウラが少々ばたついた所を
一気に畳み掛け、木村のサーブポイントなどで17-18まで追い上げる。
ところが、この後が続かない。
今度はブラジルが怒濤の攻撃を仕掛け6連続ポイントを取られ
17-24とブラジルのセットポイント。
栗原が1ポイントを返すが最後は多治見のサーブミスで
第3セットは18-25で落としてしまう。

後のない第4セット、またもブラジルの2連続ポイントで始まる。
日本は栗原と木村が2連続ポイントで返し
序盤は白熱した試合展開になるように見えたが
やはり続かず、最初のテクニカルタイムアウトは
5-8とリードされて迎える。
その後も日本はブラジルのミスに助けられるが
やはり点差が縮まらない。
14-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎え
タイムアウト明けもブラジル相手に流れを掴むことが出来ず
ブロックに捕まるなどして18-24でブラジルのマッチポイントとなり
最後は高橋が連続でブロックにかかり18-25で第4セットを落とした。
この瞬間、セットカウント1-3でブラジルに敗北すると共に
日本のワールドカップバレー2007が終了した。

終わってみれば、やはり世界の強豪には勝てないのが
浮き彫りとなってしまった。
ポーランドなどの世界の強豪の1ランク下の相手には
勝利を収めているが、世界トップレベルの相手には
一度も勝てていないのである。
逆に考えるともう少しで世界トップレベルに入れるのだが
その後一歩が遠い事を思い知った大会になってしまった。
何が足りないのかは難しいが、どうやっても体格で劣るだけに
それぞれがしっかりと何か得意分野でミスのない活躍をしないと
世界レベルには入れないのかも知れない。
個人的には今大会ではアメリカの戦いは
日本にとって良い参考材料となるのではないかと思われた。
日本の正念場は来年5月に行われる大会。
そこで良い成績を残せば北京への切符が得られるのである。
このワールドカップバレーからどれだけ成長できるか
大いに期待して来年の5月を待ちたいところである。

2007年11月17日

Live! & 日本対ベトナム

代々木Boogalooにてムトウ氏主催の
Michael Jackson Tribute Liveを行った。
今回はMichael Jacksonという世界のPops界を
牽引してきた素晴らしいアーティストを
本気でやってみようと言う事で
メンバー全員気合いの入ったステージとなった。
普段はJBのモノマネで有名なムトウ氏も
今夜だけはMichael Jacksonに変身し
会場を大いに沸かせていた。
シリーズではないので次回の予定はないが
何とも面白いイベントであった。


さて、サッカー日本代表は北京五輪最終予選で
絶対に落とせないアウェイでのベトナム戦に臨んだ。
ベトナムはこの予選でホームで負けたことのないチーム。
幾ら格下とは言え、今回のベトナムは何をしでかすか解らない。
それだけに全く油断できない試合となっている。
そしてオシム監督の一件がある。
脳梗塞で予断を許さない状況のオシム監督へ向けての
選手達が出来る唯一の行動は勝利する事。
恐らく選手全員がそう思っているはずであり
そういう意味でも絶対にこの試合落とせない。

日本のスタメンは
GKに西川
DFに伊野波、青山直晃、水本、内田
MFに青山敏弘、水野、柏木、本田圭佑
FWは李と岡崎のツートップである。
そう、神の名を受け継ぐ男が帰ってきた。
守護神の西川である。
そして平山がスタメンに入っていない。
両方とも好材料である。
またサブには梅崎が入っている。
こちらも頼もしい限りである。

ベトナムのキックオフで試合開始。
日本は試合開始直後からボールを奪い
柏木、岡崎、水野といった面々が
ベトナムからゴールを奪うべく攻め上がっていく。

と、思っていたら何と前半8分に試合が動いた。
エリア外で倒された岡崎がFKを得て
そのFKを水野がドンピシャのクロスを入れ
それを李がしっかりとヘッドで叩き込んだ
前半早々日本が良い形でリードを奪った。

その後、焦ったベトナムが日本ゴールに猛攻を仕掛ける。
得点の直後に水本が鼻を負傷し、一時退場するなど
日本は全く油断できない状況に陥るが
この危機を救ったのがFWの岡崎である。
異常な程の運動量で縦横無尽にピッチを駆け回り
日本の危機を救っている。
先ほどのFKも岡崎が取ったモノであり
素晴らしいプレーを見せている。

しばらくベトナムの猛攻が続くが
前半25分、またも試合が動いてしまう。
ベトナムのクリアミスを狙って
本田圭佑がボールを高い位置で奪取。
一気に切れ込んで絶妙なクロスを上げ
このクロスを素早い飛び出しで叩き込んだ選手がいる。
またも李である。
この試合、やはり日本選手の集中度が違う。
これで2-0とベトナムを引き離した。

この北京五輪最終予選で一番楽に勝ち上がるには
得失点差でもアドバンテージを得たいもの。
この試合既に2-0となり、押せ押せムードになっているだけに
大量得点で勝利し、得失点差でも優位に立ちたいところである。

追加点を入れられた事でベトナムの元気が薄れており
水野、岡崎、本田圭佑はもちろんのこと
内田や青山直晃まで上がって攻撃的に試合を展開し
ベトナムに調子付かせない素晴らしい試合運び。

そして時間が経ち前半41分、またも試合が動いた。
PKを得たのだが、このPKを得た立役者は岡崎。
この試合得点には直接絡んでいないが
誰の目から見ても明らかにその得点のお膳立てをしたのは
岡崎と言って待ちがない。
ペナルティーエリアに切れ込んだ岡崎がファウルを得て
そのPKを本田圭佑が落ち着いて蹴りこみゴール。
これで前半終了間際に3-0と言う大差をつけた。
サッカーで安心できるリードは3点差以上。
前半終了間際とは言え、このリードは素晴らしい。

結局そのまま終始日本の流れのまま前半終了。
後半もこの勢いをなくさずに攻め続けて欲しいところである。

日本のキックオフで試合再開。
個人的にはあまりに前半が良かったので
前半の流れのまま行くかと思っていたが
後半に入り戦況は一転し
ベトナムのカウンターに悩まされる展開となった。
前線でボールがつながらず、ベトナムにボールを取られ
そこからベトナムお得意のカウンターに持ち込まれる展開が
幾度となく続いていく。
さすがに3-0とリードしていても
これでは心配になってくる展開となる。

この苦しい展開を救ったのは神の名を受け継ぐ男「西川」である。
横っ飛びのミラクルセーブなどで日本ゴールを守り
DFへの指示もしっかり送っており、素晴らしいプレーを見せる。

ただ、日本が苦しい状況なのは変わらない。
そこで後半25分、日本は伊野波を下げて梅崎を投入。
3点リードしている状況だが、より攻撃的に崩していく作戦である。
梅崎が入ったことで日本は徐々に盛り返し
梅崎自身も強烈なミドルを放つなどして応戦。
日本は続けて青山敏弘に代わって細貝を投入。
リフレッシュして流れを引き寄せにかかる。

しかしながらそれでも日本に完全に流れが来ない。
そこで日本は後半34分に疲れの見える大活躍の岡崎を下げて
興梠を投入し再びリフレッシュを図る。
だが風下と言う事と大きくリードをしている事で
頭が止まってしまったのか完全なベトナムペース。

危険だと思っていた後半42分、試合が動く。
流れからすればベトナムの得点だが
ここで得点したのは日本。
左サイドで切り込んだ梅崎が深い位置で倒されFKを得る
それをまたも水野が絶妙なクロスを上げ
これを細貝がヘッドで叩き込んだ。
素晴らしい弧を描く完璧なクロスであった。

そして直後の後半43分、またも日本にチャンスが訪れる。
ペナルティーエリア内で興梠が倒され再びPKを得る。
このPKを蹴ったのは本田圭佑。
1本目と同じ位置へシュートを放つが
これを相手GKがセーブ。
非常に残念ではあるが、仕方がない。

その後も梅崎や水野、柏木を中心に日本は攻め続け
これまでの苦しい展開がウソのような試合運びで
ロスタイムも攻め切って試合終了の笛。
日本はこの大事な試合で4-0と大量の勝ち点を得て勝利した。

先日のカタール戦で手痛い敗北を喫してしまったが
この試合でその悔しさを払拭し、大暴れした形となった。
しかしながら後半の状態は宜しくない。
次戦はホームでのサウジアラビア戦。
このグループで一番の強敵なだけに
彼らを負かすにはこの試合の後半の様な状態では
絶対に危険である。
是非ともこの辺りを修正し、五輪への切符を勝ち取って欲しい。
次のホームでのサウジアラビア戦、期待したい。

2007年11月18日

SJCリハーサル

来月16日に行うSparkling Jam Cakeの
6回目となるLiveのリハーサルを行った。
今回・・・面白い。
リハーサルも異常なほど良い雰囲気で進み
何とも楽しみな限りである。
立ち上げ当初からやらせて貰っているが
本当に良いBANDだと実感してしまった。
今回もLiveの場所は三軒茶屋Grapefruit Moon。
私も全てを込めて演奏させて頂くので
是非とも期待して遊びに来て頂きたい。

2007年11月19日

SBC Session

四ッ谷Sokehs RockにてSBCの
B-Side Sessionを行った。
今回が今年最後のB-Side Sessionとなることもあり
ホストメンバーを始め、大いに盛り上がってしまった。
次回は来年1月の第3週の月曜日。
本当に1つ1つの音の密度が濃いSessionなので
聞きに来るだけでも損はしないと思われる。
SBCの今年最後のSessionは
来月の第1週の火曜日、渋谷(神泉)Lanternにて行うので
今回逃してしまった方はこちらへ遊びに来て頂きたい。

2007年11月20日

寒冷化?

このところ一気に気温が下がっているが
風邪を引いている方はいないだろうか?
ここまで一気に下がるとさすがに対応に困る。
昼の気温で考えて外に出たら
夕方以降はとてつもなく寒かったりするわけである。
温暖化の次は寒冷化かと思ってしまうが
結局の所、異常気象という枠に入るのだろう。
このまま進むと、四季が美しい日本も
夏と冬しかなくなってしまう気がしてならない。
果たして春は来るのだろうか?

2007年11月21日

日本対サウジアラビア

北京五輪最終予選でサッカー日本代表は
ついに大一番、ホームでのサウジ戦に臨んだ。

現在日本はグループ1位だが、サウジも2位につけており
この直接対決で日本は引き分け以上で
北京への切符を得る事が出来る。
しかしながら、負ければそこで北京への道が絶たれてしまうと言う
本当に天と地ほどの差がある試合となってしまった。

日本のスタメンは
GKに西川
DFに伊野波、水物、青山直晃
MFに水野、本田圭佑、柏木、青山敏弘、細貝
FWは李と岡崎のツートップとなっている。
サブには森島と梅崎が入っており
完全ではないが、現在のベストメンバーが揃っている。

サウジアラビアのキックオフで試合開始。
立ち上がりから中盤での激しいボール争いとなり
両チーム全く油断のない感じがにじみ出ている試合展開。
そんな展開の中、細貝がディフェンス時に倒され
サウジにイエローカードが出る。
最終予選最終戦と言う事もあり
カードが2枚でなければ意味がない。
ラフプレイの多いサウジが相手だとこの展開は危険であり
怪我は避けたいところである。

前半5分、相手ペナルティーエリア付近で柏木が倒され
FKを得るなど、徐々に日本がしっかりしたディフェンスで
良い流れを掴み出す。
逆にサウジは勝利しか許されない状態からか
ラフプレイでファウルを取られ、流れを掴めていない状態となった。

しかしながら前半8分、カウンターを仕掛けた水野が
ボールを奪われ、そこからサウジがカウンターを返し
あわやゴールと言う場面で、西川がミラクルセーブで弾く。
そのこぼれたボールを再び押し込まれたのを
今度は青山直晃がブロックするなど
サウジに攻められながらも日本に運があるようである。

前半10分を越えた辺りから、流れは完全にサウジペース。
日本は何度も危険な場面を迎えるが
神の名を受け継ぐ男・西川が何とか防ぎ
ディフェンス陣も良い対処で得点には至らない。
しかしながらいつ得点されても可笑しくない状態に変わりはない。

非常に長いサウジの流れの後、前半17分を越えた辺りで
ようやく日本に流れが戻り始める。
水野が驚異的なボールさばきで相手DFを抜き去り、クロスを上げたり
李が抜群の飛び出しで相手GKとルーズボールの争奪戦になるなど
素晴らしいプレーが続く。

前半25分、左サイドから一気に前線へボールが入り
それを李が強烈なロングシュートに持って行くが
僅かに左に外れる。
残念ながら得点には至らなかったが、魂のこもった良いシュートであった。

そして前半28分を越えると、再び流れはサウジへ。
やはり西川や細貝、柏木、青山直晃らがしっかりと守り
得点には至らない。
この試合、本当に両国のガチンコ勝負と言った感じで
非常に見応えがある試合展開となっている。
もしこれが自分の国では無くても、面白い試合と言えるだろう。

その後、流れはどちらとも言えない状況で
白熱した試合展開となるが、これが見応え十分。
残り10分を過ぎた辺りの試合は本当に面白い。
もちろん勝って欲しいが、サッカーファンとして
この試合を見る事が出来た事実が嬉しい試合である。

前半41分くらいから、流れは再び日本に来ており
決定的な場面が続くが、得点には至らない。
これは日本の問題というよりも、サウジアラビアの
プレーを誉めるべきだろう。

試合は1分のロスタイムに突入し
日本はギリギリまで攻め続けるが、得点はなく前半終了。
後半もこのモチベーションのまま、最高の試合を見せて欲しい。

日本のキックオフで試合再開。
試合開始直後、李が芝生に足を取られて痛がる場面があり
その映像から、大事に至ったのかと心配したが
問題なく走り出し、事なきを得た。
その後も立ち上がりから前半終了間際と変わらぬ白熱ぶりで
本当に見ていて気持ちの良い試合である。
試合はやや日本が押しているように見えるが、安心は出来ない。
ただ、日本の方が決定的な所まで持って行く場面が多く
李や水野、柏木、本田圭佑、青山敏弘などが果敢に攻め上がる。

後半5分、後半8分と日本は何度も決定的なチャンスを得るが
驚異的なのはサウジのGKのワイード。
もの凄いミラクルセーブの連発で日本の得点チャンスを
ことごとく潰してくる。
やはり北京への気持ちが全面に出ているのだろう。

後半14分、サウジが先にカードを切る。
激しい中盤の激戦で消耗した選手を代えて
同じような攻撃的な選手を投入してきた。

日本は柏木の精度の高いコーナーキックなどで
チャンスを狙うが、やはりサウジのディフェンスが厚い。
この試合、1点が勝敗を分ける試合になる事は間違いなさそうである。

こういった試合展開の時は、時間が経つのが速く
試合はあっと言う間に残り20分を切る。
日本は立ち上がりから、驚異的な集中力で
非常に白熱した試合ながら流れを掴んだまま
サウジアラビアを攻め続け、いつ得点しても
全く不思議ではないのだが、なかなか決まらない。

後半28分、サウジは2枚目のカードを切り
再び中盤の選手を代えてくるが、この選手がいきなりのミス。
入った直後にファウルでイエローを貰うという
日本にとっては助かるアクシデント。

そして試合もついに後半30分を過ぎ、時間が少なくなってきた。
日本としてはこの辺りで得点しておけば
引き分け以上で最終予選突破が決定するだけに
リスクを考えながらも、得点が欲しいところ。
確かに引き分けでも良いのだが、北京でメダルを狙うなら
ここは勝利で終わりたい。

両チーム集中力を切らさず、最高の試合を展開する中
試合はいよいよ後半40分を過ぎ、時間が無くなってきた。
これまで攻め続けた日本にも、さすがに疲れが見え
流れはどちらのものとも言えない状況となるが
日本は選手交代の気配はない。
恐らく選手交代出来ないのだろう。
現状、ピッチに出ている選手があまりに高いモチベーションで
戦っているため、交代させづらいのだろう。

そして後半42分、サウジはMFを下げてFWを投入し
最後のカードを切り終えた。
後がない状況で、是が非でも得点する姿勢である。

そんな中、ついに試合は2分のロスタイムに突入。
サッカーで一番ゴールの多い時間帯となった。
そしてロスタイムに入ったところでサウジが再び猛攻を仕掛ける。
日本は時間稼ぎに交代を用意するが、なかなか時計が止まらない。

しかし、そこで試合終了の笛が響く。

0-0で引き分け、日本が北京五輪出場を決めた。

正直勝利して終わるのがベストだと、試合終了間際まで思っていたが
そんな事はどうでもよくなるほどの選手達の表情。
観戦している方には解らない達成感があったのだろう。
それはこのサウジ戦が、本当に両チーム力を出し切って戦った事を意味する。
試合開始から90分間、選手交代なく最高のモチベーションを出し続けた。
これは勝利して終わるよりも、大きな収穫だったと言える。
本当に努力し続けたからこその喜びが画面を通して伝わり
何とも言えない感情に襲われる。
この試合が日本中にもたらした影響は本当に大きい。
サッカーという枠を越えて強力なメッセージを打ち出したと言えるだろう。
今後の日本サッカー界に大きな光が差した瞬間であった。
来年の日本代表にも大きく期待したい。

2007年11月22日

Live!

横浜Green Sheepにて私のAcoustic Liveを行った。
明日が祝日と言う事もあり、満員御礼状態。
Liveは勿論成功したのだが
実は今回は個人的に色々と目標を立てており
それがある程度見えてきた事が非常に大きかった。
次回は年末、12月27日に出演予定なので
お暇な方は是非とも美味しいビールと
音楽を楽しみに遊びにきてはいかがだろうか。

Set List
1st Set
1ウキウキWhatching (K.Ice SP Arr.)
2Someday My Prince Will Come
3Every Breath You Take (K.Ice SP Arr.)
4Desperado (SP Arr.)
5Fly Me To The Moon

2nd Set
1September (Bossa Arr.)
2All Of Me
3Feel Like Makin' Love
4Let It Be (K.Ice SP Arr.)
5Spain

3rd Set
1Isn't She Lovely (Jazz Arr.)
2This Masquerade
3Englishman In New York
4Sweet Memories
5I Need To Be In Love

2007年11月23日

恐るべし地デジ

テレビを買い換えた。
今までは17インチのブラウン管テレビデオだったのだが
地デジに対応したテレビに乗り換えようと
数年前から考えており、ようやく踏み切ったのである。
購入したのはSHARPのAQUOSの32インチDモデル。
このサイズがコストパフォーマンス的に一番良く
これ以上の値崩れはなかなか望めないところで
とある家電量販店で大セールをやっており
これは逃す手は無いと言う事で踏み切ったわけである。

既に私の家には地デジの電波は通っており
後は地デジチューナーの入ったテレビを使用するだけだった。
と言うわけで、まずは電源を入れてみる。
・・・・汚い?・・・そして粗い?
と思っていたら、どうやらアナログで受信したようで
気を取り直して地デジに切り替えてみると
・・・・綺麗すぎる?・・・毛穴まで?
そう、私もここまで地デジの画質が良いとは思っていなかった。
これはもう革命の域に達していると言って良いだろう。
画質に関しては相当なレベルである。
驚いたのは地デジの画質の良さもあるが
このAQUOSで見るアナログテレビの画質の悪さである。
とにかく粗く、17インチのテレビの時には
全く気付きもしなかった画質の悪さである。
こればかりは体感してみないと解らないだろう。

と言うわけで、すこぶる画質が良くなり
画面も大幅に大きくなったので
とにかく気分が良い。
今テレビを買い換えるなら32インチ型がお薦めである。

2007年11月24日

オシム監督の跡を継ぐ男

現在脳梗塞で入院中のオシム監督が
監督業に復帰できない場合に
次の後継者の発表が12月6日に行われる事になった。
個人的にこれは本当に心配である。
オシム監督の考えを継ぐことの出来る人材が
現在の日本サッカー協会のコネクションの中に
果たしているのかという事である。
先日アジアCLで優勝した浦和レッズのオジェック監督を始め
噂は色々と絶えないが、果たしてどうなるだろうか。
もちろんオシム監督が復帰してくれるのが一番だが
現在も意識は戻らず、現状では難しいと考えられる。
どちらにせよ、全てにおいて良い方向に向かうことを
心から願うばかりである。

2007年11月25日

ワールドカップ3次予選、そして。。。

2010年に南アフリカで行われるワールドカップの
3次予選のグループ分けが決まった。
日本はバーレーン、オマーン、タイと同じ組である。
この中では日本は圧倒的に格上であり
一般的に考えれば3次予選は楽勝と言えるだろう。
もちろん油断は禁物だが、このくらいの相手で
苦戦するようならワールドカップ本戦に行けるはずもない。

逆に3次予選が楽な事で良い事はあまりなく
日本の成長を考えれば、もう少し実力のあるチームが
いた方が今後の為になるとも言えるだろう。

今回の対戦チームの中では個人的にはバーレーンが
実力が近いと思われる。
前々回のアジアカップでラフプレイなどに悩まされた事もあり
FIFAランキング以上の実力を持っているだろう。

日本の不安材料としては現状は監督である。
オシム監督の容態だが、ようやく意識を取り戻す治療に入ったようで
この結果によって今後の監督人事が変わる。
もちろんオシム監督が今後も続投する事が
現在の日本サッカー界に取って一番望ましい事だと思う。
しかしながら脳梗塞とは後遺症やその後の事も考えると
あまりに大きすぎる病気である。
監督と言えど練習中はボールを蹴ったり大声を出したり
その上、プレッシャーなどからストレスや疲労も大いに溜まる。
それを考慮して、総合的に考えると
今回の報道を聞いている限りでは
間違いなく復帰は奇跡に近い出来事となるだろう。
個人的には監督を辞めても、相談相手などになり
日本代表を引っ張って欲しい。
それだけ彼のビジョンは現在の日本サッカーにおいて
重要な事だと思うわけである。
オシム監督の健康と、日本サッカーの躍進を祈りたい。

2007年11月26日

声ちぇき

携帯電話で人気の「顔ちぇき」の別バージョンで
「声ちぇき」と言うのが出たようである。
これは非常に興味深い。
ガイダンスに従って携帯電話で喋れば
自分と似た声の人をメールで送信してくれるという。

よく自分の声を客観的に聞くとショックを受けると言うが
自分が誰の声に似ているかを知っていれば
多少そのショックも和らぐかもしれない。
それにもし似ている声の主がVocalistだったりすれば
その声の特徴の活かし方の参考になる可能性もある。
Vocalistになろうとしている人やカラオケ好きの人は
このサービスを使って模索するのも良いかも知れない。

2007年11月27日

予測不可能。

サッカー日本代表の監督人事で
後任に選ばれたのはフランスワールドカップの時の
日本代表監督である岡田氏になったようである。
まだオシム監督が続投不可能と決定したわけではなく
また、岡田監督が後任に正式決定したわけではない。
現状、日本サッカー協会が正式に岡田氏に
オシム監督の後任として要請を出した状態である。

また、オシム監督だが、現在意識回復の治療に入り
徐々に意識が戻りつつあるようで、こちらも気になるところである。

個人的にこの後任人事、何ともコメントしづらい。
彼の手腕がオシム監督の後任として適任かどうかが
何とも難しいところである。
私としてはオシム監督の後任として必要な条件は
今の欧州サッカーを真に知っている人だと思っていた。
岡田監督の手腕どうこうよりも、日本にいる彼が
欧州サッカーを知っているわけもない。

なぜ欧州サッカーを知っている必要があるか?
それは日本が目指すべきサッカーは欧州のサッカーだからである。
日本人にはアフリカや南米のような身体能力を活かした戦術を
基軸に考えることは到底難しい。
現在の日本人の身体能力は決して高くない。
身体能力が高くない日本人がサッカーをするなら
技術やチーム力などで世界に太刀打ちするのが一番である。

オシム監督がファンタジスタは必要ないと言ったのは
ここにも一因がある。
例えば、ファンタジスタと呼ばれる人間が1人いたとして
その選手がいる間は強いだろう。
ただ、その選手を基軸として考えてしまっては
その選手がいなくなった時に、そのチームの成長はない。
しかし逆にチームを基軸とし、その選手がチームの事を考えて
ファンタジスタの才能を活かした時
それはその選手がいなくなってもチームに取って
その後も財産となるのは間違いない。

つまり身体能力が高くない日本人が世界で太刀打ちするには
技術力や、チーム力を磨く必要がある。
日本が見習うべき欧州サッカーにはそれがある。
欧州サッカーで活躍する選手は決して身体能力が高いわけではない。
実際にフランス、ドイツ、イタリア、イングランドと言った
世界的な強豪チームを見ても身体能力が圧倒的に高いとは言えない。
ジダン、デルピエロ、ベッカム、ルーニー
バラック、シュバインシュタイガー、インザーギ、カンナバーロ
彼らは異常なほどの身体能力はない。
しかし圧倒的な技術と周りを感じ取る感覚で
チームに貢献し、世界的なチームへと誘っている。
彼らに限定した事ではなく、欧州の強豪チームのほとんどは
そのチーム全員が高い技術を持ち
チームで動く事の大事さを知った上でのプレイを展開している。

身体能力が無くても技術は習得出来るし
チームで動くことを考える事は出来る。

これこそが今の日本サッカーに必要な事だと考えるのである。
そうなった時に一番必要なのは欧州サッカーをどれだけ知っているか。
欧州サッカーの基準を正確に知る為には
そこにいた事がなければならない。
オシム監督でさえ、少し前の欧州サッカーを知っているだけで
それだけでも不十分なのだが
現在の日本にはそれでも大きな財産だった。
しかし、もし岡田監督となった時に、その知識があるだろうか。
それはあまりに酷な要求だろう。
ずっと日本にいた彼に欧州サッカーの本当の姿を知る術はない。
幾らメディアが発達したとは言え、実際にその場にいるのとでは
あまりに大きな開きがある。
やはりオシム監督が復帰してくれるのが何よりだが
現在の日本サッカー協会の力では欧州から監督を呼び寄せる事は
急な事とは言え、難しかったのだろう。

果たしてこの予測不可能な状態で、日本サッカーはどうなっていくのか。
とにかく今は見守るしかなさそうである。

2007年11月28日

意識回復!

脳梗塞で意識不明が続いていたが
ついにサッカー日本代表の監督であるオシム監督が
意識を回復したとの事である。
まだ会話は難しいものの、徐々に戻りつつあるらしい。
今後の指揮を執れるかは、全く持って不明だが
まずは意識が回復したことを祝いたいところである。
後遺症などが無い事を祈りたい。

2007年11月29日

どうなる日本代表。

すっかり忘れていたが、元日本代表監督で
現在オシム監督の後を継ぐ予定になっている岡田氏だが
彼の方針は守備重視でオシム監督とは
全く逆のサッカーを目指しているのだった。
これは非常に宜しくない。
と言うのも1年半もの長い間かけて培ってきた
オシム監督の方針が崩れ去り
もう一度新たにチームを作り直す事に他ならない。
最初、日本サッカー協会はオシム監督の方針を
継げる人材をと言っていたが、これでは真逆である。
かといって岡田氏に逆の事をやれと言っても
それは無理な話であり、上手く行くはずもない。
さて、今までオシム監督について行った日本代表。
果たしてどう変化してしまうのか。
大いに心配である。

2007年11月30日

Live!

初台DoorsにてMCMの第6回公演の
初日のLiveを行った。
今回も芝居、ダンス、歌と三拍子揃った
エンターテインメントを所狭しと繰り広げている次第である。
初日は夜のステージのみだが
明日は昼と夜の2回公演となる。
お暇な方は遊びに来てみてはいかがだろうか。