代々木Boogalooにてムトウ氏主催の
Michael Jackson Tribute Liveを行った。
今回はMichael Jacksonという世界のPops界を
牽引してきた素晴らしいアーティストを
本気でやってみようと言う事で
メンバー全員気合いの入ったステージとなった。
普段はJBのモノマネで有名なムトウ氏も
今夜だけはMichael Jacksonに変身し
会場を大いに沸かせていた。
シリーズではないので次回の予定はないが
何とも面白いイベントであった。
さて、サッカー日本代表は北京五輪最終予選で
絶対に落とせないアウェイでのベトナム戦に臨んだ。
ベトナムはこの予選でホームで負けたことのないチーム。
幾ら格下とは言え、今回のベトナムは何をしでかすか解らない。
それだけに全く油断できない試合となっている。
そしてオシム監督の一件がある。
脳梗塞で予断を許さない状況のオシム監督へ向けての
選手達が出来る唯一の行動は勝利する事。
恐らく選手全員がそう思っているはずであり
そういう意味でも絶対にこの試合落とせない。
日本のスタメンは
GKに西川
DFに伊野波、青山直晃、水本、内田
MFに青山敏弘、水野、柏木、本田圭佑
FWは李と岡崎のツートップである。
そう、神の名を受け継ぐ男が帰ってきた。
守護神の西川である。
そして平山がスタメンに入っていない。
両方とも好材料である。
またサブには梅崎が入っている。
こちらも頼もしい限りである。
ベトナムのキックオフで試合開始。
日本は試合開始直後からボールを奪い
柏木、岡崎、水野といった面々が
ベトナムからゴールを奪うべく攻め上がっていく。
と、思っていたら何と前半8分に試合が動いた。
エリア外で倒された岡崎がFKを得て
そのFKを水野がドンピシャのクロスを入れ
それを李がしっかりとヘッドで叩き込んだ
前半早々日本が良い形でリードを奪った。
その後、焦ったベトナムが日本ゴールに猛攻を仕掛ける。
得点の直後に水本が鼻を負傷し、一時退場するなど
日本は全く油断できない状況に陥るが
この危機を救ったのがFWの岡崎である。
異常な程の運動量で縦横無尽にピッチを駆け回り
日本の危機を救っている。
先ほどのFKも岡崎が取ったモノであり
素晴らしいプレーを見せている。
しばらくベトナムの猛攻が続くが
前半25分、またも試合が動いてしまう。
ベトナムのクリアミスを狙って
本田圭佑がボールを高い位置で奪取。
一気に切れ込んで絶妙なクロスを上げ
このクロスを素早い飛び出しで叩き込んだ選手がいる。
またも李である。
この試合、やはり日本選手の集中度が違う。
これで2-0とベトナムを引き離した。
この北京五輪最終予選で一番楽に勝ち上がるには
得失点差でもアドバンテージを得たいもの。
この試合既に2-0となり、押せ押せムードになっているだけに
大量得点で勝利し、得失点差でも優位に立ちたいところである。
追加点を入れられた事でベトナムの元気が薄れており
水野、岡崎、本田圭佑はもちろんのこと
内田や青山直晃まで上がって攻撃的に試合を展開し
ベトナムに調子付かせない素晴らしい試合運び。
そして時間が経ち前半41分、またも試合が動いた。
PKを得たのだが、このPKを得た立役者は岡崎。
この試合得点には直接絡んでいないが
誰の目から見ても明らかにその得点のお膳立てをしたのは
岡崎と言って待ちがない。
ペナルティーエリアに切れ込んだ岡崎がファウルを得て
そのPKを本田圭佑が落ち着いて蹴りこみゴール。
これで前半終了間際に3-0と言う大差をつけた。
サッカーで安心できるリードは3点差以上。
前半終了間際とは言え、このリードは素晴らしい。
結局そのまま終始日本の流れのまま前半終了。
後半もこの勢いをなくさずに攻め続けて欲しいところである。
日本のキックオフで試合再開。
個人的にはあまりに前半が良かったので
前半の流れのまま行くかと思っていたが
後半に入り戦況は一転し
ベトナムのカウンターに悩まされる展開となった。
前線でボールがつながらず、ベトナムにボールを取られ
そこからベトナムお得意のカウンターに持ち込まれる展開が
幾度となく続いていく。
さすがに3-0とリードしていても
これでは心配になってくる展開となる。
この苦しい展開を救ったのは神の名を受け継ぐ男「西川」である。
横っ飛びのミラクルセーブなどで日本ゴールを守り
DFへの指示もしっかり送っており、素晴らしいプレーを見せる。
ただ、日本が苦しい状況なのは変わらない。
そこで後半25分、日本は伊野波を下げて梅崎を投入。
3点リードしている状況だが、より攻撃的に崩していく作戦である。
梅崎が入ったことで日本は徐々に盛り返し
梅崎自身も強烈なミドルを放つなどして応戦。
日本は続けて青山敏弘に代わって細貝を投入。
リフレッシュして流れを引き寄せにかかる。
しかしながらそれでも日本に完全に流れが来ない。
そこで日本は後半34分に疲れの見える大活躍の岡崎を下げて
興梠を投入し再びリフレッシュを図る。
だが風下と言う事と大きくリードをしている事で
頭が止まってしまったのか完全なベトナムペース。
危険だと思っていた後半42分、試合が動く。
流れからすればベトナムの得点だが
ここで得点したのは日本。
左サイドで切り込んだ梅崎が深い位置で倒されFKを得る
それをまたも水野が絶妙なクロスを上げ
これを細貝がヘッドで叩き込んだ。
素晴らしい弧を描く完璧なクロスであった。
そして直後の後半43分、またも日本にチャンスが訪れる。
ペナルティーエリア内で興梠が倒され再びPKを得る。
このPKを蹴ったのは本田圭佑。
1本目と同じ位置へシュートを放つが
これを相手GKがセーブ。
非常に残念ではあるが、仕方がない。
その後も梅崎や水野、柏木を中心に日本は攻め続け
これまでの苦しい展開がウソのような試合運びで
ロスタイムも攻め切って試合終了の笛。
日本はこの大事な試合で4-0と大量の勝ち点を得て勝利した。
先日のカタール戦で手痛い敗北を喫してしまったが
この試合でその悔しさを払拭し、大暴れした形となった。
しかしながら後半の状態は宜しくない。
次戦はホームでのサウジアラビア戦。
このグループで一番の強敵なだけに
彼らを負かすにはこの試合の後半の様な状態では
絶対に危険である。
是非ともこの辺りを修正し、五輪への切符を勝ち取って欲しい。
次のホームでのサウジアラビア戦、期待したい。