女子ワールドカップバレー札幌ラウンド第3戦で
日本はケニアと対戦した。
昨日激闘を制し、完全に波に乗っているだけに
格下のケニア相手に完勝して欲しいものである。
日本のスタメンは竹下、高橋、栗原、木村、荒木、大村
そしてリベロに佐野が入っている。
そう、杉山がいない。
これがどういう采配なのか解らない。
杉山が不調なのか、それとも格下相手に消耗戦を避けたか
どちらかだと思われる。
第1セット、まずは日本の連続ポイントで始まり
序盤からケニアを寄せつけない試合を展開し
最初のテクニカルタイムアウトは8-4で迎える。
そして2回目のテクニカルタイムアウトも安定した展開で
16-10で迎え、その流れに乗ったままセット終盤を迎える。
荒木、木村、栗原が爆発し24-13セットポイントを迎え
1ポイントを返されるが、最後は荒木が打ち抜いて25-14で
第1セットを危なげなく先取した。
続く第2セット、日本のポイントから始まるが
そのままいきなりの5連続ポイント。
第1セットの流れをそのままに試合を展開する。
多少ケニアの逆襲に悩まされるも
最初のテクニカルタイムアウトは8-5とリードで迎える。
日本はその後、庄司を入れて攻撃の幅を確認しながら
徐々にリードを広げ、ケニアは完全に沈黙。
2回目のテクニカルタイムアウトは16-8と
ダブルスコアとなり日本リードで迎える。
そして河合や多治見、大山なども投入し、24-10で
セットポイントとなり、ケニアに2ポイント返されるが
最後は大山が決めて25-12で
第2セットも連取した。
迎えた第3セット、ケニアのポイントから始まるが
日本も庄司が返し、先日のペルー戦のように
ケニアを調子に乗らせない。
それに高橋の相手をあざ笑うかのようなスパイクや
多治見のテクニックが光るプレーなどで
序盤から日本はケニアを引き離し
最初のテクニカルタイムアウトは8-2と大量リードで迎え
完全にケニアを寄せつけない。
ケニアもどうして良いか解らない状況で乱れている。
やはりこうしてみると日本の女子バレーのレベルは高い。
世界レベルに十分達していると言って良いだろう。
しかし、それ以上に世界トップレベルの質が高い。
ブラジル、ロシア、中国、イタリアなどの強豪が相手だと
少々厳しいものがある。
あと少しのところが非常に大きいのだろう。
日本はそのまま13連続ポイントで完全にケニアを引き離し
16-4で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も完璧な試合運びで20-6とセット終盤を迎え
庄司のブロックポイントで24-8でマッチポイントとなり
最後は高橋が押し込んで25-8で完璧な内容で勝利した。
格下相手とは言え、油断せずに完璧な試合運びで
ケニアに圧勝することが出来た。
また、収穫としては控えメンバーを起用する事で
モチベーションが上がり、各々の力を再確認する事で
最終ラウンドでの攻撃の幅を広げる事が出来た事だろう。
最終ラウンドの相手はキューバ、アメリカ、ブラジルと
とてつもなく強力な相手が待っている。
最後の名古屋ラウンド、何とか勝って欲しいものである。
次のキューバ戦、期待したい。