鈴木達也氏の依頼でBGMのRecordingを行った。
今回は昨日のRecに引き続き
Club系のダンサブルな楽曲2曲のRec。
どちらの楽曲もA.Saxでの参加となったのだが
スピード感のある楽曲という事もあり
私も非常に飛ばしてプレイしている。
おそらく私の音を知っている方なら
デパートやコンビニなどで流れた際に
一発で解る感じに仕上がっている。
しばらくしたらこの楽曲が流れる予定なので
大いに楽しみにして頂きたい。
さて、Recの後はLiveである。
新中野 弁天にて円道一成氏率いる
新ユニット「It's」のLiveに参加した。
今までの円道一成氏のLiveとは打って変わって
静かな雰囲気のAcoustic Live。
急遽私の盟友である田中誠氏にも参戦して頂き
Liveは問題なく終了。
次回はまだ決まっていないが
決まり次第このサイトでお知らせする予定である。
そして最後はWBC世界フライ級王者決定戦。
亀田大毅対内藤大助の一戦である。
個人的にはどっちが勝っても面白いと見ている。
亀田興毅ならば態度が大きくても応援するが
どうも次男の大毅は応援する気になれない。
いわゆるジャイアンリサイタルの件もあるが
実力がまだ伴っていない気がしてならない。
第1ラウンドまずは亀田大毅が低い姿勢で
ガードしながら突っ込んでいく。
しかし、どうも堅い印象を受ける。
対する内藤はガードの上からでもお構いなしに打ち
隙あらばガードの隙間からパンチを打ち込もうと
トリッキーで素早い動きで亀田を攻め立てる。
亀田はただ突っ込むだけで手がでない。
そのまま第1ラウンドは終了。
続く第2ラウンドも戦況に変化はない。
亀田はガードを固めて突っ込み
内藤に密着した状態にして打ち込んでいく。
しかしながら密着した状態での亀田のパンチは
あまりに弱く、内藤には効いていない。
亀田はラウンド終了間際に余裕を見せるが
完全に内藤のペースでラウンド終了。
そして第3ラウンド、開始から内藤がラッシュを仕掛ける。
このラッシュが亀田のガードをこじ開け
ワンツーどころか3発、4発と亀田大毅に打ち込んでいく。
ボクシングの技術、経験、全てにおいて
内藤が亀田を完全に上回っている印象である。
この試合、もしかしたら亀田家初の敗戦となるかもしれない。
このラウンド終了間際、内藤のまぶたが切れるアクシデント。
元々切れやすい場所の様で、今後が心配される。
第4ラウンド、内藤は出血をどうにか止めて試合再開。
亀田はこの傷を弱みに、より前に頭から突っ込んでいく。
汚いように見えるが、これは歴とした戦術であり
反則とは言えない。
このラウンドは内藤は傷が広がるのを気にして
どうも攻めきれない状態。
手数は完全に内藤が出しているが
亀田の頭からの突撃にバッティングなどを考えているのだろう。
距離を取る事に集中しており元気がない。
そのままラウンドは終了。
続く第5ラウンド、ここまでのポイントが発表され
0-3で内藤が優勢という状態。
ここまでの戦況を見れば当然だろう。
第5ラウンドもやはり内藤は大毅の突撃を警戒し
しっかりと距離を取ろうと必死になる。
対する大毅はこれがチャンスとお構いなしに突撃し
手数が出てきている。
このままだと内藤は苦戦する可能性が出てきたと言えるだろう。
結局第5ラウンドは内藤が苦戦したまま終了。
迎えた第6ラウンド、ここでまた少々戦況が変わる。
と言うのも亀田のガードが甘くなってきたのである。
ここまで低い姿勢で突撃していたが
状態が起き、ガードにも力がない。
こうなると楽になるのが内藤である。
亀田に確実にパンチを当てていく。
亀田はどうにか突撃するのだが
疲れからか突進力が弱い。
そのままラウンドは終了する。
第7ラウンド、この辺りからか両者ともに
K.O.を狙ったパンチが見られるようになり
試合は白熱した展開になっていく。
この第7ラウンドの途中、また内藤のまぶたが切れる。
どうやらバッティングのようだが一瞬試合が中断され
内藤が血を拭うなどする状態。
ここまで完全に内藤ペースなだけに
カットでのTKOだけは見たくないものである。
第8ラウンド、内藤は第7ラウンドでの出血を気にしつつ
冷静に試合を運んでいく。
対する亀田はポイントでは完全に負けているため
内藤のまぶたを狙ってのTKO勝ちか
KOを狙うしかない状態。
もうひたすら突っ込むしかないだろう。
第9ラウンド、ここまでのポイントが発表され
ここでも0-3で内藤が完全に優勢。
そのポイント差も広がり、このまま全ラウンドが終了すれば
亀田は確実に負けるだろう。
このラウンドの途中、亀田の執拗なまぶたへの攻撃と
クリンチの時に故意ではないが内藤を投げ飛ばした事に
内藤が怒り、試合が止まった状態で内藤が亀田を
小突いてしまうアクシデント。
これで内藤は1ポイント減点となってしまう。
これは非常にもったいない。
亀田のような生意気な相手に対して熱くなってしまうと
逆にやられてしまうだけに、気を付けて貰いたい。
第10ラウンド、内藤はどうにか落ち着きを取り戻したようで
距離を取って戦っていく。
しかし今度は亀田が熱くなっているのか
クリンチで、突っ込んでいく内藤を倒してしまうなど
どうも試合が喧嘩の様な状態になっていく。
釈然としないままこのラウンドは終了。
続く第11ラウンド、両者疲れからか動きが重たい。
しかしこうなってしまうと有利なのは内藤。
技術と経験が圧倒的に勝っている事から
内藤のパンチが亀田のガードをすり抜けて入っていく。
亀田はこれが初の10ラウンドを超えた戦いであるため
スタミナが完全に切れており、ガードが出来ていない。
内藤に向かって突っ込むが、ガードが下がり
ただの頭突き状態である。
そのままラウンド終了となり、試合はファイナルラウンドへ。
迎えたファイナルラウンド、あり得ない光景がリングに広がる。
完全に負けている大毅が内藤をクリンチして引き倒す。
最初は1ポイントの減点だったが
立て続けに内藤を投げ飛ばし、2点の減点。
これで合計3点の減点となり、亀田の勝利は消えた。
その後も亀田は故意に内藤を投げ飛ばすなど
もうこれはボクシングではない。
内藤はこの亀田の体たらくにあきれ果て
逆に冷静さを取り戻し、確実に亀田にパンチを当てる。
そしてゴングがなり、試合終了。
もう完全に内藤の勝利だろう。
ジャッジの結果、やはり内藤の勝利。
当然である。
途中、内藤も熱くなった部分があり
そこは当然悪い部分ではあるが
その後の亀田の体たらくから見れば小さいモノ。
試合が進むにつれて両者熱くなったが
それ以外を見ればこの試合、完全に内藤が勝っており
反則部分が無くても内藤が勝っていただろう。
個人的には亀田が最後に反則をせず
内藤の減点が1点あった状態でも
内藤が勝利した事は間違いない。
個人的には亀田興毅との試合を見たかったが仕方がない。
これまで大きな態度で問題視されて来たが
この敗戦で大毅は大きなパッシングを受けることだろう。
ただ、個人的には大きな態度はどうでもよい。
それよりも大毅のボクシングに対する思いが軽いことが
何とも残念でならない。
長男の亀田興毅が非常にボクシングに対して熱いだけに
この温度差は痛々しく映る。
次は是非とも弟の汚点を兄が払拭する試合を見せて欲しいものである。