北京五輪女子バレーで日本はキューバと激突した。
ここまで日本は初戦のアメリカ戦の敗戦のみで
ベネズエラ、ポーランドに2連勝。
このキューバ戦に勝利すれば予選リーグ突破が決まるだけに
格上相手とは言え、絶対に勝ちたいところ。
キューバの世界ランクは3位、対する日本は5位。
決して勝てない相手ではない。
キューバとの相性は悪くないだけに期待したいところである。
日本のスタメンはこれまでと同じく
竹下、高橋、栗原、杉山、木村、荒木
そしてリベロに佐野が入る布陣。
対するキューバも不動のエース、カルデロンや
ラミレス、サンチェス、ルイザなどベストメンバーで来ている。
第1セット、まずはキューバの連続ポイントで始まる。
残念ながら序盤からキューバに圧倒され
日本はミスもあり、なかなか調子が出ない。
キューバの連続得点もあって
最初のテクニカルタイムアウトは2-8と
何とも厳しい展開となる。
その後も日本は序盤の点差を詰められず
第1セットを17-25で落としてしまう。
続く第2セット、こちらも日本は調子が出ない。
ここまで好調だった木村も沈黙してしまい
どうにもキューバの勢いについて行けない。
キューバもベストではないようだが
それでも圧倒的な強さがある。
これまで世界バレーやワールドグランプリなど
多くの大会でキューバを見て来たが
この北京五輪でのキューバは強い。
これでベストでないとすると恐ろしいモノがある。
特にレシーブ力が上がっており
日本のスピードのある攻撃にしっかりと対応しており
この粘りが何とも嫌な流れを生んでいる。
このセットも日本はキューバの勢いの前に屈し
22-25で第2セットもキューバに連取されてしまう。
後のない第3セット、ようやく目覚めてきた日本が
序盤からキューバに喰らいつく展開。
これまでのように大きな点差はなく
ほぼシーソーゲームで試合が展開していく。
日本は多治見を投入して奮戦し、キューバに僅かなリードを
許しつつも射程圏内に納めたままセット終盤へ。
そしてついにセット終盤に来て20-19とリードを取る。
終盤に来てのリードはこれがこの試合初めてである。
しかしこの後が続かなかった。
結局第2セットと同じく22-25で第3セットを落とし
終わってみればストレートでキューバに屈してしまった。
次はいよいよ中国戦。
完全なアウェーな環境の中でキューバよりも
世界ランクが上の相手とどう戦えるか
この辺りがポイントとなるだろう。
こうなると他の試合結果任せな部分もあるとは思うが
とにかく中国に勝てば予選リーグ突破出来るだけに
どうにか勝利して欲しいモノである。