女子バレー北京五輪最終予選で
日本は第4戦、ドミニカ共和国との試合に臨んだ。
ポーランドと同じく、ドミニカ共和国は
エースのカルデロンを中心とした強力なチーム。
実力は日本と匹敵するモノがあり、気が抜ける相手ではない。
日本はこの試合に勝利すれば北京五輪出場に
王手がかかる試合となっている。
その大事な試合のスタメンは
今までと変わらない不動の最強メンバー。
対するドミニカもカルデロンは健在。
こちらも強力な布陣である。
第1セットどちらも譲らない戦いとなった。
ドミニカは崩れ出すと止まらない弱点と
調子に乗せると止まらないという強みの両方を持っており
この試合は序盤から大崩壊すると言う
一番楽な展開にはなりそうにない。
しかしながら、日本も何とか食い下がり
終盤になり栗原が一気に決めて
最後は相手のミスで25-21で第1セットを先取した。
続く第2セット、今度は序盤から日本が押される展開に。
日本は決して悪くないのだが、パワー負けしており
ドミニカの高さとバネの強さに対応出来ない。
そんな中、木村が攻守に渡り孤軍奮戦するも
最後は判定に泣き第2セットは18-25と
大きく引き離されての敗戦となった。
第3セット、今度は序盤から日本に流れが来た。
ドミニカはミスや判定に悩まされ、なかなかペースが掴めない。
逆に日本は徐々にドミニカを引き離し
そのまま完全にペースを掌握。
最後は高橋がしっかりと決めて25-16と
第2セット以上にドミニカを引き離しての勝利となった。
迎えた第4セット、序盤はシーソーゲームとなったが
中盤に入り、日本は高橋を中心に徐々にドミニカを引き離す。
ドミニカもサーブポイントなどで流れを引き寄せにかかるが
そこは今大会の日本、譲らずに最後は高橋が切って落とし
25-21で第4セットを取り、開幕から4連勝と
ついに北京五輪出場に王手をかけた。
このまま5連勝で一気に五輪出場を決め
その後の試合は準備に当てて貰いたいものである。