女子バレーワールドグランプリで
日本は第2戦、トルコとの対戦に臨んだ。
ヨーロッパのダークホースと呼ばれるだけあり
非常に高さのある強力なチームである。
イタリア、ロシアを破った実績もあり
全く気が抜けない相手である。
日本のスタメンは昨日と同じ。
竹下、高橋、栗原、杉山、木村、多治見
そしてリベロに佐野が入る。
第1セット、立ち上がりから日本は
いきなりの3連続失点でトルコにリードを許す。
日本のミスもあるが、トルコが強い。
明らかに地力がしっかりしているチームである。
日本は相変わらずの木村のレシーブの弱さを狙われ
苦しめられる展開となるが、ここで木村も黙っていない。
連続サーブポイントでやり返し逆転するなど
序盤から非常におもしろい展開となる。
最初のテクニカルタイムアウトは8-6と
日本のリードで迎える。
そのまま日本は徐々にリードを広げ14-9とするが
ここでトルコも粘り、2回目のテクニカルタイムアウトは
15-16でなんと逆転されてしまう。
日本は奮戦するも、パワーと高さのあるトルコを
止めることが出来ず、20-24でトルコのセットポイントとなる。
杉山が一人時間差で反撃するが
最後はトルコの強力なアタックに屈し
21-25で第1セットを落としてしまう。
続く第2セット、トルコのタッチネットで
日本が先制し、そのまま高橋、栗原が決めて
そこに杉山のサーブポイントが決まり
いきなりの4連続ポイント。
第1セットを再現するようにトルコに逆襲する。
トルコが粘ってくるが、最初のテクニカルタイムアウトは
8-5で日本のリードで迎える。
その後も日本はトルコを寄せ付けず
トルコの粘りにも屈する事なく
16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本はそのまま徐々にトルコを引き離しリードを広げ
24-15でセットポイントを迎え、1点を返されるが
最後は多治見の強烈なアタックがブロックアウトとなり
25-16で第2セットを取った。
迎えた第3セット、まずはトルコのブロックポイントで始まる。
多治見が奮戦しているとは言え、荒木がいないため
日本のセンターが少々戦力不足となり
なかなか攻撃が通らない。
第2セットの勢いのまま戦いたかったが
第3セットは序盤からトルコにリードされ
最初のテクニカルタイムアウトは3-8
その後、日本は一時大きく引き離されるが
どうにか逆襲し2回目のテクニカルタイムアウトは
12-16で少し点差を縮めて迎える。
しかし逆襲もここで止まってしまい
ムードメーカーの桜井を投入するが
16-24でトルコのセットポイントとなり
栗原がバックアタックを決めるも
最後は17-25で第3セットを落としてしまう。
第4セット、日本のポイントで始まり
序盤は均衡するセットになるかと思われたが
日本は2度の4連続ポイントで
16-9と大きくリードして2回目のテクニカルタイムアウトを迎え
その後はトルコに1度しか連続ポイントを許さず
25-19で一気に第4セットを連取した。
迎えたファイナルセット、トルコのポイントで始まるが
序盤はシーソーゲームとなる。
しかし10-10としたところで、ようやく日本が3連続ポイントで
リードを取り、そのまま最後は栗原が決めて15-12で試合を決めた。
フルセットでの勝利となったが
この試合での経験値は大きい。
トルコはパワー、高さ、そして若さのある勢いも加わり
非常に手強い相手であったが
このような勢いのある相手に対して
粘って勝利を勝ち取ると言う作業は
大きな経験となることは間違いない。
次の試合も大いに期待したい。