女子バレーワールドグランプリで
日本はキューバと対戦した。
アメリカ戦から、イタリア、中国と
世界トップレベルのチームを相手に
敗戦続きとなっているだけに
このキューバ戦は何とか勝利して欲しいものである。
日本のスタメンは大きく変わり
竹下、杉山、木村、荒木、狩野、大村
そしてリベロに佐野が入る布陣。
高橋と栗原を外すとは大胆な作戦に。。。
これも北京五輪に向けての底上げ布陣が
目的といったところだろう。
ベストメンバー以外も強くなければ
メダルはほど遠いと言う気持ちの表れでもあるだろう。
第1セット、立ち上がりはキューバの
強力な高いバレーに苦しむが
狩野が非常に良い。
それに加えてこのところサーブが絶好調の
木村のサーブポイントが飛び出すなどして
第1セットは25-22で勝利する。
続く第2セット、今度は立ち上がりから
日本が連続ポイントでリードを奪うが
その後、ミスが多く自爆。
その間にキューバに詰められ
結局21-25で第2セットを落としてしまう。
良い流れだっただけに非常にもったいない。
第3セット、大きな休憩を挟んだのだが
第2セットの流れが払拭出来ず
立ち上がりからズルズルとキューバに先行され
結局終始キューバにリードを取られたまま
19-25で第3セットも敗れてしまう。
後のない第4セット、日本が奮起する事を願ったが
やはり立ち上がりから完全なキューバペース。
最終的に良いところがないまま
16-25と言う屈辱的なスコアで敗れてしまった。
結果としてまたも敗戦となってしまったが
それよりも気になるのは戦力不足。
ここぞという時のミスなどが目立ち
いわゆる不動のスタメンであった高橋や栗原の
代わりとなる選手が育っていない。
コンスタントに安定した選手としては
個人的に好きな杉山は当てはまらない。
竹下、高橋、栗原、若干危険だが荒木あたりが
安定して実力を出せる選手だろう。
杉山を含め、狩野や大村などその他の選手は
あまりに良い時と悪い時の差が激しく
それはそのまま選手層の薄さにもつながってくる。
まだ杉山のように一芸必殺のスピードなどの
武器があればどうにかなるが
杉山以外のメンバーは悪いとは言えないが
大きな強みを持った目立った選手がいない。
やはり落合、小山、宝来、菅山と言ったあたりの
選手がいないのが個人的に寂しいところである。
果たして次の神戸ラウンドで
日本代表がどのように修正してくるか
大いに期待したいところである。