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日本対中国

女子バレーワールドグランプリ香港ラウンド第2戦で
日本は最強の敵、中郷と対戦した。

日本のスタメンはまたも大きく変化が見られ
竹下、杉山、木村、荒木、狩野、大村
そしてリベロに佐野が入る。
昨日の大村の活躍を受け、高橋に代えて
大村を試す事にしたようである。

第1セット、まずは狩野が決め手
日本のポイントから始まる。
序盤は接戦かと思っていたが
徐々に中国が押し始め3-7とリードされるが
日本は3連続ポイントで返し
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
しかしながらその後は続かず中国の
連続サーブポイントを許し
2回目のテクニカルタイムアウトは9-16と
大きく引き離される展開となる。
日本はその後、奮戦するが単調な攻撃が目立ち
14-24で中国のセットポイントとなり
杉山の神速攻撃を皮切りにで2点を返すが
16-25で第1セットを落としてしまう。

続く第2セット、まずは狩野がブロックにかかり
中国のポイントからスタートする。
序盤はサーブが絶好調の木村のサーブポイントなどで
中国に対抗するが、やはり中国が強い。
最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
中国リードで迎える事となる。
しかしタイムアウトの後、大村のサーブポイントなどで
日本が8-8と同点とし、そこに杉山の神速ブロードが決まり
9-8と中国からリードを奪うことに成功。
ここに木村も続き、結局5連続ポイントで10-8とリードする。
ところが、今度は中国が逆襲。
日本のミスもあり11-11と同点に追いつかれてしまう。
しかしそこは日本、またも杉山の神速ブロードで対抗する。
とにかくこの杉山のブロード、、、速い。
杉山を防ごうと思ったら、完全に相手が読んでいない限り
止める事は不可能である。
個人的にひいきして見ている選手だが
客観的に見たとしても、彼女ほど速い攻撃を展開出来る選手は
世界のどこを見渡しても見たことがない。
やはり日本の強みはスピードと言って良いのかも知れない。
杉山の活躍もあり、2回目のテクニカルタイムアウトは
16-13と中国相手にリードして迎える。
その後日本は順調に得点を重ね
中国の猛追をかわしつつ、多治見なども使って
23-19とするが、ここで中国が怒濤の4連続ポイントで
23-23と同点に追いつかれてしまう。
ここは狩野が切って落とし、24-23と
日本のセットポイントとするが、中国も返し
24-24でデュースに持ち込まれる。
しかしここに来て日本が乱れ24-25と
逆に中国のセットポイント。
日本も大村が返して再びデュースへ持ち込むが
中国もここで軟功で再びセットポイント。
しかし日本も返し、ここでついに栗原を投入。
そしてここで大村がブロックポイントを決めて
27-26と日本のセットポイントとなる。
ところがここで中国が逆襲、2連続ポイントで
中国のセットポイントとなり、最後は杉山の
スパイクがアウトとなり27-29で
惜しいところで第2セットも落としてしまう。

後のない第3セット、まずは中国のポイントで始まる。
このセットも序盤は接戦となったが
テクニカルタイムアウト直前に日本に流れが来て
最初のテクニカルタイムアウトは8-6と
若干日本がリードして迎える。
しかしこのタイムアウトの後、中国が猛追。
3連続ポイントで8-9と一気に逆転されてしまう。
だが、日本も負けずに対抗しここから
またも接戦となり、点差がなかなか開かない。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトは
15-16と中国のリードで迎える。
と、ここまでは良かったのだが
ここに来て中国がタイムアウト前から数えて
5連続ポイントで一気に日本を突き放す。
日本はこの後も奮戦するが中国相手に
この点差がついてしまうとどうにも厳しい。
20-24と中国にマッチポイントを握られる。
日本は木村と狩野が1ポイントずつ返すが
最後は中国のブロードが決まり22-25で
第3セットを落とし、昨日のイタリア戦同様に
ストレートで敗れてしまう。

この力の差は何なのだろうか。
決して日本は弱くないのだが
世界トップクラスのチームと戦うと
いつも何かが足りない気がしてならない。
それだけに北京五輪を前に
このワールドグランプリで何かを掴み
北京でのメダル獲得の原動力にして欲しいモノである。
日本代表の次の試合に期待したい。

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