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日本対ドミニカ共和国

女子バレーワールドグランプリマカオラウンド最終戦で
日本はドミニカ共和国と対戦した。
最近の戦いで日本はドミニカ共和国には勝利しており
それだけに今回のラウンドでの成果が試される。

日本のスタメンは
河合、栗原、杉山、木村、多治見、狩野
そしてリベロに佐野が入る布陣。

第1セット、まずはドミニカの2連続ポイントで始まる。
立ち上がりからドミニカに先行されるが
日本は木村のサーブポイントなどで
最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
どうにか射程圏内に入れて迎える。
その後、日本は2点差まで詰め寄るが
大事なところで踏ん張り切れず
2回目のテクニカルタイムアウトは11-16で迎える。
ところがこのタイムアウトの後
杉山のブロックポイントなどが決まり
ドミニカが一気に崩れ、日本が1点差に詰め寄る。
そしてここから杉山、栗原のブロックポイントなどで
日本がようやく粘りに粘る展開に。
しかし大事なところでのサーブミスで
22-24とドミニカのセットポイント。
ここで多治見が1点を返し、それにピンチサーバーの
桜井のサーブポイントが加わり、24-24のデュース。
だがこの後が続かず、ドミニカに2連続ポイントを浴びて
第1セットは24-26で落としてしまう。

続く第2セットも狩野のスパイクがブロックされ
ドミニカのポイントで始まる。
そのまま続けてドミニカの連続ポイントとなり
このセットも立ち上がりから先攻される展開となる。
結局ドミニカは立ち上がりから怒濤の6連続ポイント。
最初のテクニカルタイムアウトは2-8というスコアで迎える。
アナウンスでは日本がこのメンバーで
勝てる実力があると言っているが
個人的に現在のメンバーで勝てるわけがないと考える。
それほど世界レベルは甘くない。
実際に河合も成長が見え、面白いのだが
杉山などのスピーディーな攻撃に間に合うトスもなく
その精度もまだまだである。
メンバーが栗原や木村、杉山と言った優秀な
アタッカーだからどうにかなっているが
攻撃の基点となるセッターの実力としては
世界に通じるレベルではない。
となればこのチーム構成で勝てるわけがなく
それほど世界は甘くないと言う結論に至るわけである。
ただ、それでも勝って欲しい気持ちはあるのだが・・・。
試合は不利な判定などもあり、ドミニカのペースで展開。
2回目のテクニカルタイムアウトも8-16と
大きく引き離されて迎える。
結局12-24でドミニカのセットポイントとなり
ドミニカのサーブミスを挟んで
13-25で第2セットも続けて落としてしまう。

後のない第3セット、またもドミニカの連続ポイントで始まる。
しかしこのセット、ようやく日本が目覚め始めた。
立ち上がりはドミニカペースかと思われたが
2-3から5連続ポイントで7-3とリードし
第3セットになって若干の可能性が見えてきた。
と思ったのだが、直後にドミニカの5連続ポイントとなり
最初のテクニカルタイムアウトは7-8と言う
何とも勿体ないスコアで迎える。
タイムアウト後はこれまでとは一転して
付かず離れずのシーソーゲームとなる。
日本は離される事なく得点を重ね
2回目のテクニカルタイムアウトも14-16と
射程圏内で迎える。
しかしながらこの後が続かなかった。
徐々にドミニカに引き離され
18-24とドミニカのマッチポイント。
最後はドミニカのデラクルスに叩き込まれ
またもストレートで敗れてしまった。

これでついに7連敗と成績としては散々な結果だが
これも全てはチーム力向上のため。
予測として最後の日本での決勝ラウンドは
ベストメンバーに戻してくると考えられ
その時に、これまでのチーム力向上作戦が
功を奏し、素晴らしいチームに仕上がっている事を信じたい。
日本代表の次の試合は注目だろう。

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